JPH02154961A

JPH02154961A - 製氷機用製氷室およびその製造方法

Info

Publication number: JPH02154961A
Application number: JP30780988A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Kawasumi; 政明川隅
Original assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Current assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date: 1988-12-07
Filing date: 1988-12-07
Publication date: 1990-06-14
Also published as: JPH0543950B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ、産業上の利用分野本発明は、製氷機用製氷室およびその製造方法に関する
ものである。

ｂ、従来の技術従来の製氷機用製氷室は、例えば第４図（＾）に分解し
て示されるように、蒸発管７が固着される基板である底
板２と側板３とを、熱伝導性のよい銅の薄板で箱形に深
絞り加工して同時に形成するか、または、４角形の銅板
の４隅を方形に除去して、通常の箱のように、側板３を
底板２から直角に折り曲げて形成し、この箱形内に縦仕
切板４と横仕切板５とを組み入れて製氷小室を構成して
いる。各仕切板４と５にはそれぞれ切り込み６，６が設
けられ、格子組岑が構成されるようになっている。

蒸発管７と底板２、底板２および側板３と各仕切板４，
５．および各仕切板４，５相互１ｍはろう付や溶接によ
って固着されており、さらに、スズディッピングやスズ
メツキなどの表面処理によって、防錆と良好な熱伝導と
がはかられている。

図からもわかるように、この例は噴射式自動製氷機に使
用されるものであり、その作用を簡単に説明すると、下
向きに開口する多数の製氷小室に対して、下方に設けら
れた水皿に穿設した噴射孔から製氷水を噴射供給して氷
結させ、氷結に至らなかった水を再循環させながら製氷
し、製氷終了後に、蒸発管７にホットガスを流して製氷
室１を加温し、できた水の表面を融解して除水するもの
である。

第４図（Ｂ）に示されるように、この製氷室１で製造さ
れる氷にの形状は全て立方体であり、横仕切板５，５・
・・の間隔！１、縦仕切板４，４・・・の間隔１□、お
よび側板３と各仕切板４，５の高さ１．の寸法によって
角氷にの大きさは定められる。

したがって、ある寸法を変えることによって４角柱状と
することができる。

また、基板と側板とにより！ｌ！成される箱形内に、板
状体を加工して形成した所望形状、例えば十字状、ハー
ト状、桜花状などの断面の製氷小室を固着した製氷室（
実開昭５９−２９６７１号公報参照。）や、ＰＪＳ図に
示されるように、冷媒通路２　ａ、　２　ｇ・・・を形
成した基板２に、所望する断面形状の管材を輪切状に切
断した仕切板４゛をろう付により固着した製氷小室１ａ
″ｃｈ構成される製氷室１（特開昭８２−２９３０７０
号公報参照。）によって、各種の異形氷を製造すること
も既に知られている。

Ｃ９発明が解決しようとする課題従来の製氷室にあっては、基板（底板）および側板と仕
切板、あるいは仕切板相互のろう付や溶接箇所が多く、
特に、異形水用の製氷室にあっては、その接着箇所が狭
隘でかつ複雑であり、ろう付や溶接作業はきわめて困難
な作業であるという問題点があった。なお、このような
ろう付等の作業を避けるために、金属塊に異形水用の製
氷小室を刻設する企ても試みられたが、簡単な形状の場
合はとも角、複雑な形状の場合には、極めて長時間を要
し、高いコストを要していた。さらに、いずれにしても
、得られる氷の大きさを変える場合には、製氷室を取替
えなければならないという問題点があった。

本発明は、これらの問題、αを解消するためになされた
もので、きわめて複雑な形状の異形水用の製氷小室であ
っても、きわめて簡単なろう付や溶接作業によって容易
に形成できるとともに、簡単な補充加工によって製氷小
室を大きくして大きな氷の得られる製氷室を提供すると
ともに、このような製氷室の最も容易な製造方法を提供
することを目的としている。

６９課題を解決するための手段上記目的を達成するために、本発明の製氷機用製氷室は
、製氷小室を構成するだめの多数の型穴が形成された金
属板をろう付または溶接してｌｒｔ層した積層部材と、
この積層部材の表面にろう付または溶接された熱伝導性
のよい材料からなる基板とから構成したものである６そして、このような製氷機用製氷室の製造に適した本発
明の方法は、ｖｉ数枚の金属板と複数枚のろう金属箔に
ほぼ同一形状の型穴を形成し、熱伝導性のよい材料から
なる基板にろう金属箔と金属板とを順次交圧に配置して
積層体となし、この積層体をその積層面方向に押圧しな
がら加熱し、ろう金！Ｉｈ箔を溶融することによって基
板と金属板とを一体にろう付することである。

Ｃ０作　　用本発明の製氷機用製氷室にあっては、多数の型穴が形成
された金属板をろう付または溶接して積層した積層部材
と、この積層部材の一方の表面にろう付または溶接され
た熱伝導性のよい材料製の基板とからなっているので、
ろう付または溶接が簡ｔ…な繰り返し作業となり、その
作業の自動化が容易であるとともに、基板をろう付また
は溶接していない他方の表面に新しい金属板をろう付ま
たは溶接することによって容易に製氷小室を拡大するこ
とができ、大きさの異なる異形氷の提供も容易である。

そして、複数枚の金属板とｖｊ、数枚のろう金属箔にほ
ぼ同一形状の型穴を形成し、熱伝導性のよい材料からな
る基板にろう金机箔と金属板とを順次交ｒｙに配置して
積層体となし、この積層体をその積層面ノｊ向に押圧し
、なから加熱し、ろう金Ｒ箔を溶融することによ・）で
基板と金属板とを一体にろう付する製造方法によれば、
積層部材を構成する各金属板間および積層部材と基板と
のろう付を一工程で行うことがでさる。

ｆ、実施例以Ｆ１本発明の実施例を図に示された噴射式自動製氷機
用の製氷室について説明する。

第１図（＾）は本発明による製氷室１の分解図であり、
同図（Ｂ）はこの製氷室１によって得られる水の斜視図
である。

図において、２は銅の薄板からなる基板で、製氷室１を
製氷機（図示しない）に取付けるためのボルト用の穴で
ある取付穴１１と製氷完了後に各製氷小室からの除氷を
容易にするための多数の空気穴２ａとが設けられている
。

多数のハート形の型穴９　ａ、　９　ａ　・・・を有す
る銀−銅からなるろう金属ｒ６９１、同じハート形の型
穴８　ａ、　８　ａ　・・・を有する胴よりなる金属板
８１、さらに型穴９　ａ、　９　ａ　　・・・を有する
ろう金属’Ｆｊ　９２、そして型穴８ａ、８ａ　・・・
を有する金属板８２を積層して積層体１０が構成され、
前記基板２の下側に配置される。

基板２の上面には、冷却装置（図示しない）につながる
蛇行形状に曲げられた蒸発管７が、同じ蛇行形状に型抜
きされたろう４ｒ属箔９０を介して配置される。

そして、各金属板８１，８２の型穴８ａ、８ａ、および
各ろう金属Ｍ９１．９２の型穴９ａ、９ａが全部一致す
るように各金属板８１．８２とろう金属Ｍ９１．９２と
が整合され、蒸発管７、基板２とともに押圧を加えなが
ら加熱炉で高温に加熱されると、各ろう金属［９０，９
１，９２が溶かされて、蒸発管７と、基板２と、金属板
８１゜８２からなる積層部材とが接Ｎされる。最後に、
全体が防錆、熱伝導を良くする目的でスズディッピング
またはスズメツキ等で表面処理される。

この製氷小室でつくられる氷には、第１図（Ｂ）に示さ
れるようにハート形で、その高さり、が２枚の金属板８
１．８２の厚さに相当し、少し薄い。

ハート形の氷の大きさを大きくするには、積層体１０の
厚さを大きくすればよく、ろう金属箔と金属板の積層枚
数を増やすこととなる。

ｆＪＳ２図（＾）には、ＰＩＳ１図（＾）に示される積
層体１０にろう金属ｉ９３と金属板８３を加えた積層体
１０゛が示されており、ｆｐＪ１図（＾）１ご示された
例と同様に全体を押圧しながら、加熱炉で高温に加熱さ
れると、蒸発管７と、基板２と、金属板８１．８２．８
３からなる積層部材とが接着され、製氷室１が得られる
。この製氷小室でつくられる氷には、第２図（Ｂ）に示
されるように、！ｓ１図（Ｂ）に示される氷に比して、
金属板８３の厚さだけ、その高さｈ２が大きい。

第３図（＾）には、第２図（＾）に示される積層体１（
）”にろう金属Ｍ９４と金属板８４を加えた積層体１０
”が示されており、この製氷室１の製氷小室で得られる
水には、第３図（Ｂ）に示されるように、第２図（Ｂ）
に示される水に比して、金属板８４の厚さだけ、その高
さ１１．が大きい。

しデこがって、もし必要ならば、適宜枚数のろう金属箔
と金属板とを第１図（Ａ）に示される積層体１０に加え
ることによって、すなわち、ｙｌ氷室１が完成している
場合には、適宜枚数の金属板を第１図の例の製氷室にろ
う付することによって、必要な大きさの製氷小室が得ら
れ、必要な大きさの氷をつくることができる。

なお、上述の各側における金属板とろう金ｍ箔に設ける
ハート形の型穴８ａ、８ａ　・・・は、抜き金型で打ち
抜いたものであるが、型穴８ａの加工は、切削加工によ
ってもよく、また超音波、レーザビーム等によってもよ
い。

さらに、型穴の形が、星形、トレードマーク等の複雑な
形の場合には、コンピュータで制御される加工機械を利
用する。

Ｒ３発明の効果本発明によれば、製氷機用製氷室を、多数の型穴が形成
された金属板をろう付または溶接して・積層した積層部
材と、この積層部材の表面にろう付または溶接された熱
伝導性の良い材料製の基板とからなるので、ろう付また
は溶接作業がきわめて簡単な作業となり、また製氷室の
基板をろう付または溶接し一ζない面に新しい同じ型穴
の金属板をろう付まｒ・、溶接することによ、）で、簡
単に製氷小室を拡大することができ、大きさの異なる異
形氷の提供も容易である。

そして、本発明の製造方法によれば、積層部材を構成す
る各金属板間および積層部材と基板とのろう付を一工程
で行うことができる。

【図面の簡単な説明】

１１図（＾）、第２図（＾）及び第３図（＾）は、それ
ぞれ本発明による製氷機用製氷室の分解斜視図、第１図
（Ｂ）、第２図（Ｂ）および第３図（Ｂ）はそれぞれの
（＾）図に示される製氷機用製氷室でつくられる氷の斜
視図、第４図（＾）は従来の製氷機用製氷室の分解斜視
図、第４図（Ｂ）は同図（八）の製氷機用製氷室でつく
られる氷の斜視図、第５図は従来の他の製氷機用製氷室
の分解斜視図である。１・・製氷室、１ａ・・製氷小室、２・・基板、３・・
側板、４，５・・仕切板、７・・蒸発管、８ａ、９ａ　
・・　型穴、１１・・取付孔、８１゜８２．８３．８４
・・奉→金属板、９０，９１゜９２．９３．９４・・ろ
う金属箔。軍３図＋８１第４図（Ａ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）製氷小室を構成するための多数の型穴が形成され
た金属板をろう付または溶接して積層した積層部材と、
この積層部材の表面にろう付または溶接された熱伝導性
のよい材料製の基板とからなることを特徴とする製氷機
用製氷室。
（２）複数枚の金属板と複数枚のろう金属箔にほぼ同一
形状の型穴を形成し、熱伝導性のよい材料からなる基板
に前記ろう金属箔と前記金属板とを順次交互に配置して
積層体となし、この積層体をその積層面方向に押圧しな
がら加熱し、前記ろう金属箔を溶融することによって前
記基板と各金属板とを一体にろう付することを特徴とす
る製氷機用製氷室の製造方法。