JPH02154801A - 流体圧パイロット弁 - Google Patents

流体圧パイロット弁

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JPH02154801A
JPH02154801A JP30882488A JP30882488A JPH02154801A JP H02154801 A JPH02154801 A JP H02154801A JP 30882488 A JP30882488 A JP 30882488A JP 30882488 A JP30882488 A JP 30882488A JP H02154801 A JPH02154801 A JP H02154801A
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pressure chamber
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pilot
push rod
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Kazunori Yoshino
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、制御弁等をパイロット圧によって作動制御す
るための流体圧パイロット弁に関する。
〔従来技術〕
従来から、制御弁を遠隔制御するために、油圧の如き流
体圧を利用する流体圧パイロット弁が広く用いられてい
る。
しかしながら、従来の流体圧パイロット弁では、後に詳
述する如く、制御出力圧力、即ち二次圧力の特性を実質
上変えることができず、制御弁の制御にフレキシビリテ
ィを持たせることができない。
〔発明の目的〕
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主
目的は、制御出力圧力の特性を変えることができる、優
れた流体圧パイロット弁を提供することである。
〔発明の概要〕
本発明の流体圧パイロット弁では、パイロット流体圧源
に接続された第1の流体圧室と制御弁のパイロットポー
トに接続された第2の流体圧室との連通状態を変えるス
プールの受圧面積を変化させることができるようになっ
ている。
かかるパイロット弁において、スプールの受圧面積が変
化すると、スプールに作用する流体圧力の力関係が変わ
り、これによって偏倚手段の偏倚作用も変化し、その結
果、第2の流体圧室におけるの流体圧力の特性が変化す
る。
また、本発明のパイロット弁では、パイロット流体圧源
に接続された第1の流体圧室と制御弁のパイロットポー
トに接続された第2の流体圧室との連通状態を変えるス
プールに作用する偏倚手段の設定圧力を変化させること
ができるようになっている。
かかるパイロット弁においては、スプールに作用する偏
倚手段の設定圧力を直接変えることができ、その結果、
第2の流体圧室における流体圧力の特性が変化する。
〔具体例〕
以下、添付図面を参照して更に詳述する。
の°  パイロ  1 まず、第4図を参照して、従来の流体圧パイロット弁の
一例を説明する。
第4図において、流体圧パイロット弁は全体を番号2で
示す弁ハウジングを具備している。弁ハウジング2は本
体部材4とこの本体部材4の下端に装着されたプレート
部材6を備えており、本体部材4の中央部には、ジヨイ
ント部材8が螺着されている。ジヨイント部材8の上端
部には、更に、連結部材lOを介して操作レバー12の
下端部が連結されている。操作レバー12の下端部には
作用プレート13が装着されており、また操作レバー1
2とジヨイント部材8の連結部位を覆うようにして保護
ブーツ19が配設され、保護ブーツ19の下端部が円形
状プレート17によって本体部材4の上端に取り付けら
れている。この操作レバー12は、ピン14を中心とし
て第4図において左右方向、即ち矢印16及び18で示
す方向に旋回自在であると共にピン14と直交するピン
15を中心として紙面に垂直な方向に旋回自在である。
操作レバー12が第4図において左右方向及び紙面に垂
直な方向に旋回自在であることに関連して、弁ハウジン
グ2内には4個のパイロット圧制御機構が配設され、第
4図においては操作レバー12を左右方向に旋回せしめ
たときに作用プレー)13を介して作動される2個のパ
イロット圧制御機構20a及び20bのみを示す、4個
のパイロット圧制御機構は実質上同一の構成であり、以
下主としてそれらの一つであるパイロット圧制御機構2
0aについて説明する。パイロット圧制御機構203(
20b)は、プッシュロッド22及びスプール24を備
えている。図示の例では、弁ハウジング2に短円筒状の
部材26が装着され、この円筒状部材26にプッシュロ
ッド22が上下方向に移動自在に装着されている。また
、弁ハウジング2内には第1の流体圧室28及び第2の
流体圧室30が規定され、スプール24はこれら第1の
流体圧室28及び第2の流体圧室30を貫通して配設さ
れている。スプール24の一端には頭部32が設けられ
、一方プッシュロッド22の下端には受凹部35が規定
され、かかる受凹部35内に上記頭部32が相対的に移
動自在に受入れられている。
このスプール24の頭部32にはプレート34を介して
受部材36が配設され、この受部材36と本体部材4の
間には第1のコイルばね38が介在されていると共に、
受部材36とスプール24の大径部40の間には第2の
コイルばね42(偏倚手段を構成する)が介在されてい
る。第1のコイルばね38は本体部材4に対して受部材
36を上方に偏倚せしめ、受部材36をプレート34を
介してプッシュロッド22の下面に当接せしめる。また
、第2のコイルばね42は受部材36に対してスプール
24を下方に偏倚せしめ、スプール24の頭部32をプ
レート34を介して受部材36の上面に当接せしめる。
第1の流体圧室28は、流路44を介して油圧ポンプの
如きパイロット流体圧源46に接続されている。流路4
4には油圧タンクの如き流体溜50に連通された流路4
8が接続され、この流路48にはリリーフ弁52が配設
されている。リリーフ弁52は、流路44内の流体圧力
が所定圧力になると開になって流路44内の圧油の如き
流体を流体溜50に戻し、流路44内の流体圧力を所定
圧力に維持する。また、第2の流体圧室30は、流路5
4を介して制御弁56の片方のパイロットポートに接続
されている。更に、流体圧室58は流路60を介して流
体溜50に接続され、また流体圧室61は流路63を介
して流体溜50に接続されている。
尚、パイロット圧制御機構20bにおいては、第1の流
体圧室62はパイロット圧制御機構20aにおける第1
の流体圧室28に連通され、また第2の流体圧室64は
、上記第2の流体圧室30から独立し、流路66を介し
て制御弁56の他方のパイロットポートに接続されてい
る。
かくの通りの流体圧パイロット弁において、操作レバー
12を矢印16(又は18)で示す方向に操作すると、
制御弁56は次の通りにして所要の通り切換られる。
即ち、操作レバー12の矢印16(又は1B)で示す方
向の旋回開始時には、操作レバー12の旋回に伴って作
用プレート13を介してブノユロッド22が下方に移動
され、このブンユロッド22を介してスプール24及び
受部材36も同様に移動される。このとき、スプール2
4の頭部32は第2のコイルばね42の作用によってプ
レート34に当接・しており、従ってプッシュロッド2
2と一体にスプール24及び受部材36も移動されるよ
うになる。
プッシュロッド22が距離LL上下降ると、スプール2
4の部位68に形成された略半円状の切欠き70が、本
体部材4における、第1の流体圧室28(又は62)を
規定する部位に形成された環状凹部72を通して第1の
流体圧室28(又は62)に連通される。プッシュロッ
ド22が距離り、下降するまでは、その部位68によっ
て第1の流体圧室28(又は62)と第2の流体圧室3
0(又は64)の連通が遮断され、従って第2の流体圧
室30(又は64)の流体圧力、即ち二次圧力は流体圧
室58の流体圧力、即ちドレン圧に実質上等しく、第3
図に実線!で示す通り実質上零(ゼロ)である、プッシ
ュロッド22が距離り。
下降すると切欠き70を介して第1の流体圧室28(又
は62)と第2の流体圧室30(又は64)が連通され
る故に、第1の流体圧室28(又は62)から第2の流
体圧室30(又は64)にパイロット流体圧源46から
の圧力流体が送給され、第2の流体圧室30の流体圧力
が上昇する。そして、プッシュロッド22が距ML!下
降した時点では、第2の流体圧室30(又は64)の流
体圧力Pは、第2のコイルばね42のプリセット荷重F
1をスプール24における第2の流体圧室30(又は6
4)の流体圧力が作用する面積A+(面積A+ は、大
径部40の断面積と部位68の断面積の差である)で除
した値、即ちP=Pl =F。
/AI となる。
プッシュロッド22が距離Llを越えて移動すると、ス
プール24は上述した状態を実質上維持され続け(即ち
、第1の流体圧室28(又は62)と第2の流体圧室3
0(又は64)の切欠き70を介しての連通開始状態が
維持される)、このスプール24に対してプッシュロッ
ド22が相対的に下方に移動され、スプール24の頭部
36がプッシュロッド22の受凹部35に受は入れられ
るようになる。このとき、プッシュロッド22の下降に
よって第2のコイルばね42が圧縮され続け、第2の流
体圧室30(又は64)の流体圧力Pは、第2のコイル
ばね42の連続的に変化する荷重を上記面積AIで除し
た値になる。即ち、第2の流体圧室30(又は64)の
流体圧力が上記圧力Pを越えると、第2のコイルばね4
2の偏倚作用に抗してスプール24が本体部材24に対
して幾分上方に移動され、これによって第1の流体圧室
28(又は62)と第2の流体圧室30(又は64)の
切欠き70を介しての連通が遮断され、一方第2の流体
圧室30(又は64)の流体圧圧力が上記圧力Pより小
さいと、第2のコイルばね42の偏倚作用によってスプ
ール24が本体部材4に対して幾分下方に移動され、こ
れによって第1の流体圧室28(又は62)と第2の流
体圧室30(又は64)が切欠き70を介して連通され
、かくして、第2の流体圧室30(又は64)の流体圧
力は第3図に実線■で示す通りプッシュロッド22のス
トロークに実質上比例して直線状に増大する。
かくの通りにしてプッシュロッド22を距離(L++L
z)まで下降せしめると、スプール24の頭部36の上
面がプッシュロッド22の受凹部35の底面の当接し、
それ以降プッシュロッド22の移動に伴ってこれと一体
にスプール24が移動される。そして、プッシュロッド
22が距離L3まで下降すると、受部材36の下面が本
体部材4の一部に当接し、プッシュロッド22の下降が
阻止される。プッシュロッド22が距離(L+ +Lg
)から距HLzまで移動する間は、スプール24の小径
部70を介して第1の流体圧室28(又は62)と第2
の流体圧室30(又は64)が連通される。
従って、第1の流体圧室28(又は62)の流体圧力、
即ち一次圧力が第2の流体圧室30(又は64)に作用
し、第2の流体圧室30(又は64)の流体圧力は、第
3図に実線■で示す通り一次圧力P3に実質上等しくな
る。
かくの通りにしてパイロット圧制御機構20a(又は2
0b)の第2の流体圧室30(又は64)の流体圧力が
上昇すると、かかる流体圧力が流路54(又は66)を
介して制御弁56の片方(又は他方)のパイロットポー
トに作用し、かくして制御弁56は中立位置から右(又
は左)に移動した第1の作用位置(又は第2の作用位置
)に切換られる。
かくの通りの流体圧パイロット弁においては、容易に理
解される如く、種々の構成要素を所要の通り組み付けた
後スプール24、第2のコイルばね42等を容易に交換
することができず、それ故に二次圧力、即ち制御出力圧
力の特性を実質上変えることができず、制御弁56の制
御にフレキシビリティを持たせることができない。
パイロ  ト の 1の 第1図は、本発明に従う流体圧パイロット弁の第1の具
体例を示している。この第1の具体例では、二次圧力の
特性を変えるために、スプールの受圧面積が可変になっ
ている。尚、理解を容易にするために、第4図に示す部
材と同一の部材は同一の番号を付して説明する。
第1図において、第1の具体例の流体圧パイロット弁の
パイロット圧制御機構20a及び20bは、第1の流体
圧室28(又は62)及び第2の流体圧室30(又は6
4)に加えて第3の流体圧室102(又は104)を備
えている。第3の流体圧室102(又は104)には伝
達スプール106(又は108)が配設され、この伝達
スプール106(又は108)の一端部はプレート部材
6の一部を貫通し、流体圧室61を通ってスプール24
の下端面に作用するようになっている。
また、第3の流体圧室102(又は104)は流路11
0(又は112)を介して切換弁114(又は116)
に接続され、この切換弁114(又は116)は流路1
18(又は120)を介して流路54(又は66)に接
続されている。また、この切換弁114(又は116)
は、流路122(又は124)を介して流体溜50に接
続されている。切換弁114(又は116)は、ソレノ
イド114a(又は116a)が除勢されているときに
は図示する第1の位置に位置して流路110(又は11
4)と流路122(又は124)を連通し、ソレノイド
114a(又は116a)が付勢されると第2の位置に
切り換わって流路118(又は120)と流路110(
又は112)を連通ずる。
第1の具体例の流体圧パイロット弁のその他の構成は、
第4図に示すものと実質上同一であり、それ故に、その
詳細な説明は省略する。
かかる第1の具体例において、切換弁114及び116
が第1の位置にあるときには、第3の流体圧室102及
び104が流路110及び122並びに流路112及び
124を介して流体溜50に接続され、かくして、これ
ら第3の流体圧室102及び104に流体圧力が実質上
作用することはない、従って、このときには、伝達スブ
ール106及び108がスプール24の下端面に実質上
作用せず、第1の具体例の流体圧パイロット弁は第4図
に示す従来のものと同様に作用し、その二次圧力も第3
図に実線1.If及び■で示す通りに変化する。
これに対して、ソレノイド114a及び116aを付勢
して切換弁114及び116を第2の位置にせしめると
、第3の流体圧室102及び104が流路110及び1
1B並びに流路112及び120を介して第2の流体圧
室30及び64に連通され、これら第2の流体圧室30
及び64の流体圧力、即ち二次圧力が第3の流体圧室1
02及び104に作用するようになる。従って、このと
きの二次圧力は、次の通りに変化するようになる。
操作レバー12を矢印16(又は18)で示す方向に旋
回せしめると、その旋回開始時には、操作レバー12の
旋回に伴って作用プレート13を介してブッユロッド2
2が下方に移動され、このブッユロッド22と一体にス
プール24及び受部材36も移動されるようになる。
プッシュロッド22が距離L1下降すると、スプール2
4の部位68に形成された略半円状の切欠き70が、本
体部材4の環状凹部72を通して第1の流体圧室28(
又は62)に連通される。
プッシュロッド22が距離り、下降するまでは、その部
位68によって第1の流体圧室28(又は62)と第2
の流体圧室30(又は64)の連通が遮断され、従って
第2の流体圧室30(又は64)の流体圧力、即ち二次
圧力は流体圧室58の流体圧力、即ちドレン圧に実質上
等しく、第3図に実線■で示す通り実質上零(ゼロ)で
ある。
プッシュロッド22が距離L1下降すると切欠き70を
介して第1の流体圧室28(又は62)と第2の流体圧
室30(又は64)が連通される故に、第1の流体圧室
28(又は62)から第2の流体圧室30(又は64)
に流体圧源46からの圧力流体が送給され、かく送給さ
れた流体が更に第3の流体圧室102(又は104)に
送給され、第2の流体圧室30(又は64)及び第3の
流体圧室102(又は104)の流体圧力が上昇する。
そして、第3の流体圧室102(又は104)に作用す
る流体圧力は伝達スプール106(又は108)を介し
てスプール24の下端面に伝達される。プッシュロッド
22が距離り、下降した時点では、第2の流体圧室30
(又は64)の流体圧力Pは、第2のコイルばね42の
プリセット荷重F1をスプール24における第2の流体
圧室30(又は64)の流体圧力が作用する面積AI 
 (面積AIは、大径部40の断面積と部位6Bの断面
積の差)と伝達スプール106(又は108)の断面積
Azの和(AI +Az )で除した値、即ちP  −
Pa =F+ / (At +Az )となり、上記圧
力PLより小さくなる。
プッシュロッド22が距離り、を越えて移動すると、ス
プール24は上述した状態を実質上維持され続け(即ち
、第1の流体圧室28(又は62)と第2の流体圧室3
0(又は64)の切欠き70を介しての連通開始状態が
維持される)、このスプール24に対してプッシュロッ
ド22が相対的に下方 移動され、スプール24の頭部
36がプッシュロッド22の受凹部35に受は入れられ
るようになる。このとき、プッシュロッド22の下降に
よって第2のコイルばね42が圧縮され続け、第2の流
体圧室30(又は64)の流体圧力Pは、第3の流体圧
室102(又は104)に作用する二次圧力が伝達スプ
ール106(又は108)を介してスプール24に作用
する故に、第2のコイルばね42の連続的に変化する荷
重を上記面積A1と伝達スプール106(又は108)
の断面積A2の和(A+ +Az )で除した値になり
、スプール24の受圧面積が実質上大きくなったと同様
になる。従って、第2の流体圧室30(又は64)の流
体圧力は、第3図に破線■で示す通り、プッシュロッド
220ストロークに実質上比例して圧力P4から直線状
に増大し、受圧面積が(A I+ A 2 )に増大す
ることに起因して破線■の傾斜、即ちソレノイド114
a(又は116a)を付勢したときの二次圧力の増加率
は、実線■の傾斜、即ちソレノイド114a(又は11
6a)を除勢したときの二次圧力の増加率よりも小さく
なる。
かくの通りにしてプッシュロッド22を距離(Ll +
L2 )まで下降せしめると、スプール24の頭部36
の上面がプッシュロッド22の受凹部35の底面の当接
し、それ以降プッシュロッド22の移動に伴ってこれと
一体にスプール24が移動される。そして、プッシュロ
ッド22が距ML3まで下降すると、受部材36の下面
が本体部材4の一部に当接し、プッシュロッド22の下
降が阻止される。プッシュロッド22が距離(Ll +
Lz )から距#L2まで移動する間は、スプール24
の小径部70を介して第1の流体圧室28(又は62)
と第2の流体圧室30(又は64)が連通される。従っ
て、第1の流体圧室28(又は62)の流体圧力、即ち
一次圧力が第2の流体圧室30(又は64)に作用し、
第2の流体圧室30(又は64)の流体圧力は、第3図
に実線■で示す通りになる。
以上の通り、第1の具体例の流体圧パイロット弁では、
切換弁114(又は116)を切り換えることによって
、パイロット圧制御機構20a(又は20b)における
スプール24の受圧面積が実質上変化し、これによって
、第3図に示す通り、二次圧力、即ち制御n出力圧力の
特性を所要の通り変えることができる。そして、かく二
次圧力の特性を変化させることによって、操作レバー1
2の操作上次の通りの特徴が生じる。即ち、例えば、制
御弁56の微小流量調整範囲のパイロット圧が第3図に
おける圧力Pl乃至P、であるとすると、ソレノイド1
14a(又は116a)の除勢時にはプッシュロッド2
2のストロークの微小流量調整範囲はΔL1であるが、
ソレノイドL14a(又は116a)を付勢すると、プ
ッシュロッド22のストロークの微小流量調整範囲はΔ
L2に変化する。このとき、実線■の勾配が破線■の勾
配より大きい故に、微小流量調整範囲ΔL2は微小流量
調整範囲ΔL、より大きく、従ってソレノイド114a
(又は116a)を付勢したときの方がプッシュロッド
22を大きく下降するまで微小流量調整範囲のパイロッ
ト圧力を得ることができ、か(して操作レバー12の微
操作範囲が実質上拡大され、微操作性は改善される。尚
、かく切り換えるようにすると、微小流!調整範囲のプ
ッシュロッド22のストローク上での開始点は、ソレノ
イド114a(又は116a)の除勢時にはストローク
L1であるが、ソレノイド114a(又は116a)を
付勢するとストロークL4に変化する。このとき、特性
スタート圧力P、が特性スタート圧力P4より大きい故
に、ストロークL4がストロークL1より大きく、従っ
てソレノイド114a(又は116a)を付勢したとき
の方がプッシュロッド22の操作量が大きく、操作上労
力を多く必要とする。
パイロ  ト の 2の貝 第2図は、本発明に従う流体圧パイロット弁の第2の具
体例を示している。この第2の具体例では、二次圧力の
特性を変えるために、スプールの受圧面積を変えること
に加え偏倚手段の設定圧力をも変えるようになっている
。尚、理解を容易にするために、第1図に示す部材2同
−の部材は同一の番号を付して説明する。
第2図において、第2の具体例の流体圧パイロット弁の
パイロット圧制御機構20a(第2の具体例では、第1
図と第2図を比較することによって容易に理解される如
く、パイロット圧制御機構20aのみに改良が施され、
パイロット圧制御機構20bについては第1図の第1の
具体例と実質同一である)は、第1の流体圧室28、第
2の流体圧室30及び第3の流体圧室102に加えて補
助流体圧室202を備えている。この補助流体圧室20
2は流路204を介して切換弁206に接続されている
。この切換弁206には、流路110を介して第3の流
体圧室102が接続されていると共に、流路210及び
54を介して第2の流体圧室30が接続されている。更
に、切換弁206には、流路208及び44を介してパ
イロット流体圧源46が接続されていると共に、流路1
12を介して流体溜50が接続されている。この切換弁
206は、図示する第1の位置にあるときに流路204
及び110を流路112に連通し、また第2の位置にあ
るときに流路20Bと流路204を連通ずると共に流路
210と流路110を連通する。
また、第2の具体例では、スプール24には軸線方向に
延びる細長い孔212が形成され、この孔212の下端
部が開口214を介して補助流体圧室202に連通され
ている。スプール24の中間部には、更に、軸線方向に
細長いスリット216が形成され、かかるスリット21
6にピン218が上下方向に移動自在に装着されている
。このピン21Bには可動受部材220が連結され、可
動受部材220は第2のコイルばね42の下端を支持し
ている。一方、細長い孔212は上記孔216に開口し
、この孔212の上端部には伝達スプール222が配設
され、伝動スプール222の上端がスリット216内に
突出してピン21Bに作用するようになっている。
第2の具体例の流体圧パイロット弁のその他の構成は、
第1図に示すものと実質上同一であり、それ故に、その
詳細な説明は省略する。
かかる第2の具体例において、切換弁206が第1の位
置にあるときには、第3の流体圧室102及び補助流体
圧室202が流路110.204及び112を介して流
体溜50に接続され、かくして、これら第3の流体圧室
102及び補助流体圧室202に流体圧力が実質上作用
することはない。
従って、このときには、伝達スプール106がスプール
24の下端面に実質上作用せず、また伝動スプール22
2がピン218に実買上作用せず、第1の具体例の流体
圧パイロット弁は第4図に示す従来のものと同様に作用
し、その二次圧力も第3図に実’IAI、■及びmで示
す通りに変化する。
これに対して、ソレノイド206aを付勢して切換弁2
06を第2の位置にせしめると、第3の流体圧室102
が流路110及び210を介して第2の流体圧室30に
連通され、これら第2の流体圧室30′の流体圧力、即
ち二次圧力が第3の流体圧室102及び104に作用す
るようになると共に、補助流体圧室202が流路204
.20B及び44を介してパイロット流体圧源46に連
通され、−次圧力が補助流体圧室202に作用するよう
になる。−次圧力が補助流体圧室202に作用すると、
かかる流体圧力が細長い孔214を通して伝達スプール
222に作用し、伝達スプール222がスリット216
の下端から上方にその上端まで移動する。かくすると、
第2のコイルばね42が幾分圧縮され、第2のコイルば
ね42の設定圧力が上昇する。このときの二次圧力は、
次の通りに変化するようになる。
操作レバー12を矢印16で示す方向に旋回せしめると
、その旋回開始時には、操作レバー12の旋回に伴って
作用プレート13を介してブッユロッド22が下方に移
動され、このブッユロッド22と一体にスプール24及
び受部材36も移動されるようになる。
プッシュロッド22が距離LL上下降ると、スプール2
4の部位68に形成された略半円状の切欠き70が、本
体部材4の環状凹部72を通して第1の流体圧室28に
連通される。プッシュロッド22が距離り、下降するま
では、その部位68によって第1の流体圧室28と第2
の流体圧室30の連通が遮断され、従って第2の流体圧
室30の流体圧力、即ち二次圧力は流体圧室58の流体
圧力、即ちドレン圧に実質上等しく、第3図に実線Iで
示す通り実質1零(ゼロ)である。プッシュロッド22
が距離り、下降すると切欠き70を介して第1の流体圧
室28と第2の流体圧室3oが連通される故に、第1の
流体圧室28から第2の流体圧室30に流体圧源46か
らの圧力流体が送給され、かく送給された流体が更に第
3の流体圧室102に送給され、第2の流体圧室30及
び第3の流体圧室102の流体圧力が上昇する。そして
、プッシュロッド22が距離L1下降した時点では、第
2の流体圧室30(又は64)の流体圧力Pは、第2の
コイルばね42の偏倚荷重(この偏倚荷重は、プリセン
ト荷重F、と伝達スプール222による補正荷重F2と
の和(Fl 十F2 )である)をスプール24におけ
る第2の流体圧室30の流体圧力が作用する面積AI 
と伝達スプール106(又は108)の断面積A2の和
(AI十A2)で除した値、即ちP−(F、+F2)/
(A++A4)となり、上記補正荷重F2を所要の通り
設定することによって上記圧力P、と実質上等しくなる
ように設定することができる。
プッシュロッド22が距離L1を越えて移動すると、ス
プール24は上述した状態を実質上維持され続け(即ち
、第1の流体圧室28と第2の流体圧室30の切欠き7
0を介しての連通開始状態が維持される)、このスプー
ル24に対してプッシュロッド22が相対的に下方に移
動され、スプール24の頭部36がプッシュロッド22
の受凹部35に受は入れられるようになる。このとき、
プッシュロッド22の下降によって第2のコイルばね4
2が圧縮され続け、第2の流体圧室30の流体圧力Pは
、第2の流体圧室30と第3の流体圧室102に二次圧
力が作用する故に、第2のコイルばね42の連続的に変
化する荷重を」二記面積A1と伝達スプール106の断
面積A2の和(AI十A2)で除した値になる。従って
、第2の流体圧室30(又は64)の流体圧力は、第3
図に一点鎖線■で示す通り、プッシュロッド22のスト
ロークに実質上比例して圧力P、から直線状に増大し、
受圧面積が(AI +A2 )であることに起因して破
線■と実質上平行延びるようになる。
かくの通りにしてプッシュロッド22を距離(LI +
L2)まで下降せしめると、スプール24の頭部36の
上面がプッシュロッド22の受凹部35の底面の当接し
、それ以降プッシュロッド22の移動に伴ってこれと一
体にスプール24が移動される。そして、プッシュロッ
ド22が距’1m L 3まで下降すると、受部材36
の下面が本体部材4の一部に当接し、プッシュロッド2
2の下降が阻止される。プッシュロッド22が距離(L
l +L2 )から距離L3まで移動する間は、スプー
ル24の小径部70を介して第1の流体圧室28と第2
の流体圧室30が連通される。従って、第1の流体圧室
28の流体圧力、即ち一次圧力が第2の流体圧室30に
作用し、第2の流体圧室30の流体圧力は、第3図に実
線■で示す通りになる。
以上の通り、第2の具体例の流体圧パイロット弁では、
切換弁206を切り換えることによって、パイロット圧
制御機構20aにおけるスプール24の受圧面積が実質
上変化すると共に第2のコイルばね42の設定荷重も変
化し、これによって、第3図に示す通り、二次圧力、即
ち制御出力圧力の特性を所要の通り変えることができる
。そして、かく二次圧力の特性を変化させることによっ
て、操作レバー12の湿作上次の通りの特徴が生じる。
即ち、例えば、制?n弁56の微小流量調整範囲のバイ
ロンド圧が第3図における圧力P+乃至P5であるとす
ると、ソレノイド206aの除勢時にはプッシュロッド
22のストロークの微小流量調整範囲はΔL1であるが
、ソレノイド206aを付勢すると、プッシュロッド2
2のストロークの微小流量調整範囲はΔL3に変化する
。このとき、実線■の勾配が一点鎖線■の勾配より大き
い故に、微小流量調整範囲ΔL3は微小流を調整範囲Δ
L1より大きく、従ってソレノイド206aを付勢した
ときの方がプッシュロッド22を大きく下降するまで微
小流量調整範囲のパイロット圧力を得ることができ、か
くして操作レバー12の微操作範囲が実質上拡大される
。また、補正荷重を所要の通り設定することにより微小
流量調整範囲のプッシュロッド22のストローク上での
開始点を例えば圧力PI にすることができ、かく設定
することによって操作上での労力軽減をも図ることがで
きる。
蔗」1舛 以上、本発明に従う流体圧パイロット弁の第1の具体例
及び第2の具体例について説明したが、本発明はこれら
具体例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱
することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、第2の具体例では、パイロット圧制御機構20
aに適用して説明したが、更に、バイロフト圧制御機構
20bにも適用するようにしてもよい。
また、例えば、第2の具体例では、スプール24の受圧
面積を変えると共に偏倚手段の設定荷重の変えているが
、単に、偏倚手段の設定荷重を変えるようにしてもよい
。この場合、二次圧力は第3図に二点鎖線■で示すよう
に変化するようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う流体圧パイロ7ト弁の第1の具
体例を示す断面図。 第2図は、本発明に従う流体圧パイロット弁の第2の具
体例を示す断面図。 第3図は、第1の具体例、第2の具体例及び従来の流体
圧パイロット弁の二次圧力の変化を示す図。 第4図は、従来の流体圧パイロット弁を示す断面図。 2・・・弁ハウジング 20a及び20b・・・パイロット圧制御機構 2・・・プッシュロッド 4・・・スプール 8及び62・・・第1の流体圧室 0及び64・・・第2の流体圧室 2・・・第2のコイルばね 6・・・制御弁 102及び104・・・第3の流体圧室106及び10
B・・・伝達スワブ一)し202・・・補助流体圧室 222・・・伝達スプール 予3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、弁ハウジングと、該弁ハウジング内に規定され且つ
    パイロット流体圧源に連通された第1の流体圧室と、該
    弁ハウジング内に規定され且つ制御弁のパイロットポー
    トに連通された第2の流体圧室と、手動操作される操作
    レバーと、該操作レバーの動きによって移動されるプッ
    シュロッドと、該プッシュロッドを介して移動され且つ
    該第1の流体圧室と該第2の流体圧室の連通状態を変え
    るスプールと、該スプールに設定荷重を付与する偏倚手
    段と、を具備する流体圧パイロット弁において、 該スプールの受圧面積を変えることによって該第2の流
    体圧室の流体圧特性を変化させることを特徴とする流体
    圧パイロット弁。 2、該弁ハウジング内には第3の流体圧室が規定され、
    該第3の流体圧室に作用する流体圧を該スプールに伝達
    する伝達スプールが設けられ、該第3の流体圧室に流体
    圧を作用せしめることによって該スプールの受圧面積を
    変える請求項1記載の流体圧パイロット弁。 3、弁ハウジングと、該弁ハウジング内に規定され且つ
    パイロット流体圧源に連通された第1の流体圧室と、該
    弁ハウジング内に規定され且つ制御弁のパイロットポー
    トに連通された第2の流体圧室と、手動操作される操作
    レバーと、該操作レバーの動きによって移動されるプッ
    シュロッドと、該プッシュロッドを介して移動され且つ
    該第1の流体圧室と該第2の流体圧室の連通状態を変え
    るスプールと、該スプールに設定荷重を付与する偏倚手
    段と、を具備する流体圧パイロット弁において、 該偏倚手段による設定圧力を変えることによって該第2
    の流体圧室の流体圧特性を変化させることを特徴とする
    流体圧パイロット弁。 4、該スプールには該偏倚手段の一端を受ける受部材が
    所定範囲に渡って移動自在に装着され、また該弁ハウジ
    ング内には補助流体圧室が規定され、該補助流体圧室に
    作用する流体圧を該受部材に伝達する伝達スプールが設
    けられ、該第3の流体圧室に流体圧を作用せしめること
    によって該伝達スプールを介して該偏倚手段に伝達せし
    め、これによって該偏倚手段の設定荷重を変える請求項
    3記載の流体圧パイロット弁。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107339275A (zh) * 2017-08-22 2017-11-10 谭振达 一种高速数字开关先导阀

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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