JPH02150579A - 高差圧調節弁 - Google Patents
高差圧調節弁Info
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- JPH02150579A JPH02150579A JP30105388A JP30105388A JPH02150579A JP H02150579 A JPH02150579 A JP H02150579A JP 30105388 A JP30105388 A JP 30105388A JP 30105388 A JP30105388 A JP 30105388A JP H02150579 A JPH02150579 A JP H02150579A
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract 2
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- 101100313164 Caenorhabditis elegans sea-1 gene Proteins 0.000 description 2
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Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、事業用ボイラの起動バイパス系統等に用いて
好適な高差圧調節弁に関する。
好適な高差圧調節弁に関する。
[従来の技術]
事業用ボイラの起動バイパス系統等には高差圧調節弁が
用いられている。この高差圧調節弁は、特に加熱器バイ
パス弁に代表されるように、■ボイラの起動時には、高
圧冷水から昇温昇圧過程を経て亜臨界圧若しくは超臨界
圧の蒸気までの広範な超高温高圧流体の流量、圧力を制
御し、更に、■ボイラの通常運転時には、ボイラ高圧側
の主蒸気管系統と低圧側のフラッシュタンク又はコンデ
ンサー側とを遮断する止め弁としての機能も同時に要求
され、従って、非常に過酷な使用条件にさらされるもの
である。
用いられている。この高差圧調節弁は、特に加熱器バイ
パス弁に代表されるように、■ボイラの起動時には、高
圧冷水から昇温昇圧過程を経て亜臨界圧若しくは超臨界
圧の蒸気までの広範な超高温高圧流体の流量、圧力を制
御し、更に、■ボイラの通常運転時には、ボイラ高圧側
の主蒸気管系統と低圧側のフラッシュタンク又はコンデ
ンサー側とを遮断する止め弁としての機能も同時に要求
され、従って、非常に過酷な使用条件にさらされるもの
である。
旧来の高差圧調節弁は、入口流路及び出口流路並びに弁
室な備えるケーシングと、ケーシングの弁室内に形成さ
れる弁座と、ケーシングに支持され、ケーシングの弁室
内を弁座に対して接離する方向に移動可能とされる弁体
とを有してなり、弁体に設けたシート面を弁座に設けた
シート面に対して切離するように構成されている。
室な備えるケーシングと、ケーシングの弁室内に形成さ
れる弁座と、ケーシングに支持され、ケーシングの弁室
内を弁座に対して接離する方向に移動可能とされる弁体
とを有してなり、弁体に設けたシート面を弁座に設けた
シート面に対して切離するように構成されている。
所で、近年の起動バイパス弁におけるような高差圧調節
弁による高圧冷水制御時には、弁体のシート面が弁座の
シート面との間に形成する絞り部の直下において水の気
化現象を生じ、局部的にかなり成長した非常に不安定な
空洞か瞬間的に発生、消滅するため、激しいキャビデー
ジョン振動を伴う。
弁による高圧冷水制御時には、弁体のシート面が弁座の
シート面との間に形成する絞り部の直下において水の気
化現象を生じ、局部的にかなり成長した非常に不安定な
空洞か瞬間的に発生、消滅するため、激しいキャビデー
ジョン振動を伴う。
そこて従来、上記キャビテーション振動低減のため、(
a)弁体まわりに流入する流体経路中に、特公昭4B−
25333号公報に記載される如くの曲がりくねった細
い迷路を備えたケ〜シを設け、このケージの迷路によっ
て流体に高い抵抗を与えたり、(b)弁体まわりに流入
する流体経路中に、流体流線を制御する小孔を備えたケ
ージを設け、このケージの小孔によって流体流線がスム
ースに弁出口流路側に指向するようにした装置が提案さ
れている。
a)弁体まわりに流入する流体経路中に、特公昭4B−
25333号公報に記載される如くの曲がりくねった細
い迷路を備えたケ〜シを設け、このケージの迷路によっ
て流体に高い抵抗を与えたり、(b)弁体まわりに流入
する流体経路中に、流体流線を制御する小孔を備えたケ
ージを設け、このケージの小孔によって流体流線がスム
ースに弁出口流路側に指向するようにした装置が提案さ
れている。
[発明が解決しようとする課題]
然しなから、上記従来の装置は、それぞれキャビテーシ
ョン振動を軽減することは可能であるものの、ケージの
迷路或いは小孔からケージ内面側に噴出する高圧流体を
弁体のシート面或いはシート面近傍で受けることになる
。従って、制御流体か高差圧の水、又は2相流の場合、
上記シート面或いはシート面近傍が浸食される可能性が
ある。
ョン振動を軽減することは可能であるものの、ケージの
迷路或いは小孔からケージ内面側に噴出する高圧流体を
弁体のシート面或いはシート面近傍で受けることになる
。従って、制御流体か高差圧の水、又は2相流の場合、
上記シート面或いはシート面近傍が浸食される可能性が
ある。
この為、長期使用により上記シート面にエロージョンを
生じ、弁全閉時に多量のリークを生ずる恐れがある。
生じ、弁全閉時に多量のリークを生ずる恐れがある。
本発明は、弁体まわりに流入する流体流線を制御する小
孔を備えたケージを用いてキャビテーション振動を低減
するに際し、その流体制御中には上記小孔から流出する
流体から弁体のシート面及び弁座のシート面を完全に保
護し、弁全閉時には漏れのない確実な締切り状態を得る
ことを目的とする。
孔を備えたケージを用いてキャビテーション振動を低減
するに際し、その流体制御中には上記小孔から流出する
流体から弁体のシート面及び弁座のシート面を完全に保
護し、弁全閉時には漏れのない確実な締切り状態を得る
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段]
請求項1に記載の本発明は、入口流路及び出口流路並び
に弁室な備えるケーシングと、ケーシングの弁室内に形
成される弁座と、ケーシングに支持され、ケーシングの
弁室内を弁座に対して接離する方向に移動可能とされる
弁体と、ケーシングに支持される状態て弁体の周囲に同
軸的に設けられ、弁体まわりに流入する流体流線を制御
する小孔が穿設されたケージとを有してなり、弁体に設
けたシート面を弁座に設けたシート面に対して接離する
ようにした高差圧調節弁において、ケージに囲まれる状
態で弁体の外周部に同軸的に設けられ、弁体のシート面
周囲よりケージの内面+11!Iに張り出る状態で、ケ
ージの小孔から流出する流体噴流を下向きに案内する噴
流案内面が形成されたカラーを備えてなるようにしたも
のである。
に弁室な備えるケーシングと、ケーシングの弁室内に形
成される弁座と、ケーシングに支持され、ケーシングの
弁室内を弁座に対して接離する方向に移動可能とされる
弁体と、ケーシングに支持される状態て弁体の周囲に同
軸的に設けられ、弁体まわりに流入する流体流線を制御
する小孔が穿設されたケージとを有してなり、弁体に設
けたシート面を弁座に設けたシート面に対して接離する
ようにした高差圧調節弁において、ケージに囲まれる状
態で弁体の外周部に同軸的に設けられ、弁体のシート面
周囲よりケージの内面+11!Iに張り出る状態で、ケ
ージの小孔から流出する流体噴流を下向きに案内する噴
流案内面が形成されたカラーを備えてなるようにしたも
のである。
請求項2に記載の本発明は、弁締切時に、前記カラーの
噴流案内面が前記弁座に衝合した後に、弁体のシート面
が弁座のシート面の側にくり出されるように、前記カラ
ーがばね材を介して前記弁体の外周部に背面支持されて
なるようにしたものである。
噴流案内面が前記弁座に衝合した後に、弁体のシート面
が弁座のシート面の側にくり出されるように、前記カラ
ーがばね材を介して前記弁体の外周部に背面支持されて
なるようにしたものである。
[作用コ
本発明によれば、弁ケーシンク内に流入する流体はカラ
ーにより閉塞されていないケージの小孔において流量を
制御されるとともに、カラーに設けた噴流案内面の作用
によって小孔からの噴出方向を下向方向に導かれ、カラ
ーの内側に位置する弁体のシート面に当たることなく、
出口流路の側に向かう円滑な流れを形成されて排出され
る。即ち、本発明にあっては、ケージの小孔直下にて水
の気化現象を生じても、小孔により拡散されている上、
小孔の傾斜角度とカラーの噴流案内面により円滑に下方
に排出されるため、激しいキャビテーション振動の原因
であるごく短周期の空洞成長現象を生しることがない。
ーにより閉塞されていないケージの小孔において流量を
制御されるとともに、カラーに設けた噴流案内面の作用
によって小孔からの噴出方向を下向方向に導かれ、カラ
ーの内側に位置する弁体のシート面に当たることなく、
出口流路の側に向かう円滑な流れを形成されて排出され
る。即ち、本発明にあっては、ケージの小孔直下にて水
の気化現象を生じても、小孔により拡散されている上、
小孔の傾斜角度とカラーの噴流案内面により円滑に下方
に排出されるため、激しいキャビテーション振動の原因
であるごく短周期の空洞成長現象を生しることがない。
これにより、制御時における激しい振動を大幅に低減で
きる。
きる。
更に、カラーに設けられている噴流案内面の作用により
、噴流が直接弁体のシー1〜面に当たらないから、弁体
のシー1〜面が損傷されにくい。
、噴流が直接弁体のシー1〜面に当たらないから、弁体
のシー1〜面が損傷されにくい。
尚、上記カラーによる噴流案内面の作用がない場合には
、ケージの小孔から流出する高圧流体が弁体のシート面
に衝突しないように、小孔の傾斜角度を大きく下向きに
設定する必要があり、この下向きに設定された小孔から
の噴出流体が弁座のシート面を損なう恐れがある。所が
、本発明によれば、上述のカラーによる噴流案内面の作
用がある為、小孔の傾斜角度を大きく下向きに設定する
必要がなく、結果として、弁座のシート面を損傷する恐
れもない。
、ケージの小孔から流出する高圧流体が弁体のシート面
に衝突しないように、小孔の傾斜角度を大きく下向きに
設定する必要があり、この下向きに設定された小孔から
の噴出流体が弁座のシート面を損なう恐れがある。所が
、本発明によれば、上述のカラーによる噴流案内面の作
用がある為、小孔の傾斜角度を大きく下向きに設定する
必要がなく、結果として、弁座のシート面を損傷する恐
れもない。
従って、本発明によれば、弁体まわりに流入する流体流
線を制御する小孔を備えたケージを用いてキャビテーシ
ョン振動を低減するに際し、その流体制御中には上記小
孔から流出する流体から弁体のシート面及び弁座のシー
ト面を完全に保護し、弁全閉時には漏れのない確実な締
切り状態を得ることができる。
線を制御する小孔を備えたケージを用いてキャビテーシ
ョン振動を低減するに際し、その流体制御中には上記小
孔から流出する流体から弁体のシート面及び弁座のシー
ト面を完全に保護し、弁全閉時には漏れのない確実な締
切り状態を得ることができる。
[実施例]
第1図は本発明の一実施例に係る高差圧調節弁を示す断
面図、第2図は弁の全閉状態における要部を示す断面図
、第3図は弁の開き状態における要部を示す断面図であ
る。
面図、第2図は弁の全閉状態における要部を示す断面図
、第3図は弁の開き状態における要部を示す断面図であ
る。
高差圧調節弁10は、入口流路11及び出口流路12並
びに弁室13を備えるケーシング14を有している。ケ
ーシング14には、止弁体ガイド15と子弁体ガイド1
6が固定配置されている。
びに弁室13を備えるケーシング14を有している。ケ
ーシング14には、止弁体ガイド15と子弁体ガイド1
6が固定配置されている。
子弁体ガイド16は、入口流路11と出口流路12を連
絡する弁座17を備えている。
絡する弁座17を備えている。
止弁体ガイド15と子弁体ガイド16は、弁棒18に一
体の弁体19及びカラー28を摺動可能に支持している
。
体の弁体19及びカラー28を摺動可能に支持している
。
弁体19は、弁座17に対設するように設けられ、弁座
17を起点として上方に移動し、該弁体19に設けたシ
ート面20を弁座17に設けたシート面17Aに対して
切離するようになっている。
17を起点として上方に移動し、該弁体19に設けたシ
ート面20を弁座17に設けたシート面17Aに対して
切離するようになっている。
カラー28は、弁体19の外周部に同軸的に配置されて
おり、後に詳述する如く、弁体19に固定されたばね押
え30に保持されるばね材29により背面支持されてい
る。31はリデーニングリングである。
おり、後に詳述する如く、弁体19に固定されたばね押
え30に保持されるばね材29により背面支持されてい
る。31はリデーニングリングである。
子弁体ガイド16における弁体19を摺動可能に支持し
ている部分は、筒状の内ケージ21とされている。又、
止弁体ガイド15における弁体19を摺動可能に支持し
ている部分の下方に連なる部分は、内ケージ21の周囲
に環状流路22を介して同軸配置される筒状の外ケージ
23とされている。
ている部分は、筒状の内ケージ21とされている。又、
止弁体ガイド15における弁体19を摺動可能に支持し
ている部分の下方に連なる部分は、内ケージ21の周囲
に環状流路22を介して同軸配置される筒状の外ケージ
23とされている。
外ケージ23には、入口流路11から弁室13に流入し
た流体を環状流路22に導く多数の小孔24か設けられ
ている。小孔24は、流体の噴出方向を水平方向とする
状態で、内ケージ21に向かう流体の流れを整流可能と
している。
た流体を環状流路22に導く多数の小孔24か設けられ
ている。小孔24は、流体の噴出方向を水平方向とする
状態で、内ケージ21に向かう流体の流れを整流可能と
している。
内ケージ21にも多数の小孔25が設けられている。こ
の小孔25は、カラー28によって開閉され、その開状
態下て、環状流路22に流入した流体を出口流路12に
導くことを可能としている。小afL25は、流体の流
線が弁中心軸に対して下向き勾配の流出角をもって噴出
するような傾斜角度状態を付与されている。
の小孔25は、カラー28によって開閉され、その開状
態下て、環状流路22に流入した流体を出口流路12に
導くことを可能としている。小afL25は、流体の流
線が弁中心軸に対して下向き勾配の流出角をもって噴出
するような傾斜角度状態を付与されている。
又、カラー28の下端部には、弁体19に設けたシート
面20の周囲より内ケージ21の内面側に張り出る状態
で、内ケージ21の小孔25から流出する流体噴流を下
向きに案内する噴流案内面26が形成されている。この
カラー28は、前述の如くばね材29を介して弁体19
の外周部に背面支持されており、弁締切り時に、カラー
28の噴流案内面26が弁座17のカラー受け32に衝
合した後に、ばね材29を圧縮して、弁体19のシート
面20が弁座17のシート面17Aの側にくり出され、
両シート面20.17Aが密着てきるようにしている。
面20の周囲より内ケージ21の内面側に張り出る状態
で、内ケージ21の小孔25から流出する流体噴流を下
向きに案内する噴流案内面26が形成されている。この
カラー28は、前述の如くばね材29を介して弁体19
の外周部に背面支持されており、弁締切り時に、カラー
28の噴流案内面26が弁座17のカラー受け32に衝
合した後に、ばね材29を圧縮して、弁体19のシート
面20が弁座17のシート面17Aの側にくり出され、
両シート面20.17Aが密着てきるようにしている。
又、弁体19におけるシート面20の下部には、該シー
ト面20より弁中心軸側に凹面状をなして縮径され、下
方に突出する状態て、小孔25から流出してカラー28
に設けられた噴流案内面26に案内された流体を、出口
流路12の出側に句けて円滑に案内するだめの整流面2
7か形成さhている。
ト面20より弁中心軸側に凹面状をなして縮径され、下
方に突出する状態て、小孔25から流出してカラー28
に設けられた噴流案内面26に案内された流体を、出口
流路12の出側に句けて円滑に案内するだめの整流面2
7か形成さhている。
尚、カラー28の表面は、全体的に、スプライト等の硬
化盛金材で強化されている。
化盛金材で強化されている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、ケーシング14の内部にに流入し
て外ケージ23の多数の小孔24によって整流された流
体は、カラー28によって閉塞されていない内ケージ2
1の小孔25において流量を制御されるとともに、カラ
ー28に設けた噴流案内面26の作用によって小孔25
からの噴出方向を下向きの出口流路方向に導かれ、カラ
ー28の内側に位置する弁体19のシート面20に当た
ることがない。この流体は、更に、弁体19におけるシ
ート面20の下部に設けられている凹面状の整流面27
に沿って円滑な流れを形成され、出口流路12の出側に
向けて排出される。
て外ケージ23の多数の小孔24によって整流された流
体は、カラー28によって閉塞されていない内ケージ2
1の小孔25において流量を制御されるとともに、カラ
ー28に設けた噴流案内面26の作用によって小孔25
からの噴出方向を下向きの出口流路方向に導かれ、カラ
ー28の内側に位置する弁体19のシート面20に当た
ることがない。この流体は、更に、弁体19におけるシ
ート面20の下部に設けられている凹面状の整流面27
に沿って円滑な流れを形成され、出口流路12の出側に
向けて排出される。
即ち、上記実施例にあっては、内ケージ21に設けられ
ている小孔25の直下にて水の気化現象を生じても、小
孔25によって拡散されている上、小孔25に設けられ
ている傾斜角度とカラー28の噴流案内面26により、
円滑に下方に排出される為、激しいキャビテーション振
動の原因であるこく短周期の空洞成長現象を生しること
がない。これにより、制御時における厳しい振動を大幅
に低減することが可能である。
ている小孔25の直下にて水の気化現象を生じても、小
孔25によって拡散されている上、小孔25に設けられ
ている傾斜角度とカラー28の噴流案内面26により、
円滑に下方に排出される為、激しいキャビテーション振
動の原因であるこく短周期の空洞成長現象を生しること
がない。これにより、制御時における厳しい振動を大幅
に低減することが可能である。
更に、カラー28に設けられている噴流案内面26の作
用により、噴流か直接弁体19のシート面20に当たら
ないようにされているから、弁体19のシート面20か
損傷されにくい。
用により、噴流か直接弁体19のシート面20に当たら
ないようにされているから、弁体19のシート面20か
損傷されにくい。
尚、上記カラー28による噴流案内面26の作用がない
場合には、内ケージ21の小孔25から流出する高圧流
体が弁体19のシート面20に衝突しないように、小孔
25の傾斜角度を大きく下向きに設定する必要かあり、
この下向きに設、定された小孔25からの噴出流体が弁
座17のシート面17Aを損なう恐れがある。所が、上
記実施例によれば、上述のカラー28による噴流案内面
26の作用がある為、小孔25の傾斜角度を大きく下向
きに設定する必要がなく、結果として、弁座17のシー
ト面17Aを損傷する恐れもない。
場合には、内ケージ21の小孔25から流出する高圧流
体が弁体19のシート面20に衝突しないように、小孔
25の傾斜角度を大きく下向きに設定する必要かあり、
この下向きに設、定された小孔25からの噴出流体が弁
座17のシート面17Aを損なう恐れがある。所が、上
記実施例によれば、上述のカラー28による噴流案内面
26の作用がある為、小孔25の傾斜角度を大きく下向
きに設定する必要がなく、結果として、弁座17のシー
ト面17Aを損傷する恐れもない。
従って、上記実施例によれば、弁体まわりに流入する流
体流線を制御する小孔25を備えた内ケージ21を用い
てキャビテーション振動を低減するに際し、その流体制
御中には上記小孔25から流出する流体から弁体19の
シート面20及び弁座17のシート面17Aを完全に保
護し、弁全閉時には漏れのない確実な締切り状態を得る
ことがてきる。
体流線を制御する小孔25を備えた内ケージ21を用い
てキャビテーション振動を低減するに際し、その流体制
御中には上記小孔25から流出する流体から弁体19の
シート面20及び弁座17のシート面17Aを完全に保
護し、弁全閉時には漏れのない確実な締切り状態を得る
ことがてきる。
尚、本発明の実施において、カラーは弁体の外周部にば
ね材を介して相対移動できるように配設されるものでな
く、弁体の外周部に固定されるものであっても良い。こ
の時、弁座のシー1ル面周間には、上記カラーの下端に
設けた噴流案内面を弁締切り時に収容できるリング状凹
部な設け、カラーの噴流案内面が上記凹部に収容される
状態下で、弁体と弁座の両シート面を相互に密着できる
ようにする等の必要を伴う。
ね材を介して相対移動できるように配設されるものでな
く、弁体の外周部に固定されるものであっても良い。こ
の時、弁座のシー1ル面周間には、上記カラーの下端に
設けた噴流案内面を弁締切り時に収容できるリング状凹
部な設け、カラーの噴流案内面が上記凹部に収容される
状態下で、弁体と弁座の両シート面を相互に密着できる
ようにする等の必要を伴う。
[発明の効果コ
以上のように本発明によれば、弁体まわりに流入する流
体流線を制御する小孔を備えたケージを用いてキャビテ
ーション振動を低減するに際し、その流体制御中には上
記小孔から流出する流体から弁体のシート面及び弁座の
シート面を完全に保護し、弁全閉時には漏れのない確実
な締切り状態を得ることができる。
体流線を制御する小孔を備えたケージを用いてキャビテ
ーション振動を低減するに際し、その流体制御中には上
記小孔から流出する流体から弁体のシート面及び弁座の
シート面を完全に保護し、弁全閉時には漏れのない確実
な締切り状態を得ることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る高差圧調節弁を示す断
面図、第2図は弁の全閉状態における要部を示す断面図
、第3図は弁の開き状態における要部を示す断面図であ
る。 10・・・高差圧調節弁、 14・・・ケーシング、 17・・・弁座、 17A・・・シート面、 19・・・弁体、 20・・・シート面、 21・・・内ケージ、 25・・・小孔、 26・・・噴流案内面、 28・・・カラー 29・・・ばね材。
面図、第2図は弁の全閉状態における要部を示す断面図
、第3図は弁の開き状態における要部を示す断面図であ
る。 10・・・高差圧調節弁、 14・・・ケーシング、 17・・・弁座、 17A・・・シート面、 19・・・弁体、 20・・・シート面、 21・・・内ケージ、 25・・・小孔、 26・・・噴流案内面、 28・・・カラー 29・・・ばね材。
Claims (2)
- (1)入口流路及び出口流路並びに弁室を備えるケーシ
ングと、ケーシングの弁室内に形成される弁座と、ケー
シングに支持され、ケーシングの弁室内を弁座に対して
接離する方向に移動可能とされる弁体と、ケーシングに
支持される状態で弁体の周囲に同軸的に設けられ、弁体
まわりに流入する流体流線を制御する小孔が穿設された
ケージとを有してなり、弁体に設けたシート面を弁座に
設けたシート面に対して接離するようにした高差圧調節
弁において、ケージに囲まれる状態で弁体の外周部に同
軸的に設けられ、弁体のシート面周囲よりケージの内面
側に張り出る状態で、ケージの小孔から流出する流体噴
流を下向きに案内する噴流案内面が形成されたカラーを
備えてなることを特徴とする高差圧調節弁。 - (2)弁締切時に、前記カラーの噴流案内面が前記弁座
に衝合した後に、弁体のシート面が弁座のシート面の側
にくり出されるように、前記カラーがばね材を介して前
記弁体の外周部に背面支持されてなる請求項1記載の高
差圧調節弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63301053A JP2743273B2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 高差圧調節弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63301053A JP2743273B2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 高差圧調節弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02150579A true JPH02150579A (ja) | 1990-06-08 |
JP2743273B2 JP2743273B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=17892292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63301053A Expired - Fee Related JP2743273B2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 高差圧調節弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2743273B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004085897A1 (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-07 | Techno Takatsuki Co., Ltd. | 電磁バルブ |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP63301053A patent/JP2743273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004085897A1 (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-07 | Techno Takatsuki Co., Ltd. | 電磁バルブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2743273B2 (ja) | 1998-04-22 |
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