JPH0215040Y2 - - Google Patents

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JPH0215040Y2
JPH0215040Y2 JP1984182056U JP18205684U JPH0215040Y2 JP H0215040 Y2 JPH0215040 Y2 JP H0215040Y2 JP 1984182056 U JP1984182056 U JP 1984182056U JP 18205684 U JP18205684 U JP 18205684U JP H0215040 Y2 JPH0215040 Y2 JP H0215040Y2
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JP
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fresh water
flow rate
icing liquid
pipe system
icing
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、航空機の機体及び翼の除雪及び防氷
に使用される航空機除雪車に関するものである。
(従来の技術) 昭和57年1月米国ワシントンの空港にて発生し
た航空機の降雪時墜落事故以来、日本でも航空機
の除雪、防氷の重要性が見なおされてきた。従来
航空機の除雪、防氷作業を行うには自走式車両上
に清水タンク、防氷液タンク、放水放液装置、及
び高所作業台装置を架装した第1図の様な航空機
除雪車が使用されている。すなわち、図中1は自
走式車両、2は車台フレーム、3は車台フレーム
2上に載置したサブフレーム、4は清水タンク、
5は防氷液タンクである。また6は除雪装置格納
室であつて、その内部には装置用補助エンジン
(図示せず)、および第2図に示すような清水加熱
用ヒータ7、ヒータ給水ポンプ8、清水高圧ポン
プ9、清水流量計10、防氷液ポンプ11、防氷
液流量計12等が設けられていた。
また第1図に示すように、除雪装置格納室6の
上部にはターンテーブル13を介して高所作業用
のブーム14が起伏および伸縮自在に設けられて
いる。15はそのブーム14の先端部に設けた高
所作業台で、16は高所作業台15に設けた可変
ノズルである。
即ち、この従来の装置では、清水タンク4、ヒ
ータ給水ポンプ8、清水加熱用ヒータ7、清水高
圧ポンプ9、及び清水流量計10を通つて可変ノ
ズル16へ送られ、又防氷液は防氷液タンク5か
ら防氷液ポンプ11、防氷液流量計12を通つて
可変ノズル16へ送られ、その途中において清水
と防氷液は混合され、その混合液は高所作業台1
5上のノズル16から航空機の翼、及び機体に吹
きつけて航空機の除雪、防氷作業を行つていた。
この航空機の除雪、防氷作業はまず大流量の混
合液にて除雪を行つた後、同じ割合か、又は防氷
液の割合の多い小流量の混合液にて防氷を行つて
いる。又混合液の清水と、防氷液との混合比は気
温の低い場合には清水に対する防氷液の割合を増
すのがよく、すなわちこの混合比は気温によつて
も変化させる必要がある。
このため従来は清水用と防氷液用の2つのポン
プを使用し、それぞれの吐出回路に流量計と流量
制御弁を設け、流量計の指示針を見ながら開度を
調整することによつて、清水と防氷液の混合比及
び流量を調整していた。そしてこの清水と防氷液
は作業台15の可変噴霧ノズル16から航空機に
向つて放射されるが、まず可変ノズル16を開い
て、大流量の混合液を放射して除雪を行い、次に
可変ノズル16を絞つて小流量の混合液を噴霧状
態で噴射して防氷を行つていた。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように航空機の除雪および防氷作業にお
いては、外気温の変化に応じて清水と防氷液との
混合比を変える必要があり、また除雪と防氷の必
要度の違いによつても前記した混合比を変化する
必要があつた。又可変ノズル16を開閉すると、
混合比が変化してしまうので、これを修正するた
めに再度各流量制御弁を開閉して混合比を調整し
なければならないが、この調整作業は非常に煩し
く、これが短時間内に除雪、防氷作業を行うとい
う要請に対する大きな障害となつていた。
(課題を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案において
は、自走式車両上に清水タンクと、防水液タンク
と、清水高圧ポンプと、防氷液ポンプと、高所作
業台装置とを備えた航空機除雪車において、清水
管系と防氷液管系とを途中で連結し、この連結点
の上流側の清水管系にオリフイスを設けると共
に、連結点の上流側の防氷液管系に可変流量設定
弁を設け、この可変流量設定弁の上流側にダイヤ
フラムに連動する防氷液の流量制御弁を設け、こ
のダイヤフラム室の一方を前記清水管系のオリフ
イスの上流側に接続し、ダイヤフラム室の他方を
前記可変流量設定弁と流量制御弁との間に連通し
た自動混合弁を備えた清水と防氷液との混合装置
を有する航空機除雪車を構成する。
(作用) 上述のように構成した自動混合弁を備えた清水
と防氷液との混合装置によれば、清水流量と防氷
液の流量の割合は可変ノズルより放射する混合液
の圧力、流量に関係なく、常に清水管系に設けた
オリフイスの通過面積と、防氷液管系に設けた可
変流量設定弁の通路面積によつて決定されたもの
となる。即ち本考案によれば、可変流量設定弁の
開度だけで混合比を設定することが出来、可変ノ
ズルを開閉しても混合比は変化しない。したがつ
て混合比の設定が容易で、航空機の除雪、防氷作
業を能率よく行うことができる。
(実施例) 以下、図面について本考案の一実施例を説明す
る。
本考案の航空機除雪車の外観は第1図に示すも
のと同様で変りはない。第3図は本考案航空機除
雪車の配管系統の一例を示す配管系統図であり、
第4図は本考案航空機除雪車の自動混合弁の内部
構造を示す断面図である。図中前記符号と同一の
符号は同等のものを示す。
本実施例においては、第1図に示すような、自
走式車両1上に清水タンク4と、防氷液タンク5
と、第3図に示す清水高圧ポンプ9と、防氷液ポ
ンプ11と、ターンテーブル13およびブーム1
4を介して設けた高所作業台15とを備えた航空
機除雪車において、第3図および第4図に示すよ
うに、清水管系17と防氷液管系18とを途中で
連結し、この連結点19の上流側の清水管系17
にオリフイス20を設けると共に、連結点19の
上流側の防氷液管系18に可変流量設定弁21を
設け、この可変流量設定弁21の上流側に制御室
22を設け、この制御室22内にダイヤフラム2
3にロツド24を介して連動する防氷液の流量制
御弁(ポペツト弁)25を設け、このダイヤフラ
ム室の一方の上部室26aを連通管27を介して
前記清水管系17のオリフイス20の上流側17
aに接続し、ダイヤフラム室の他方の下部室26
bを前記可変流量設定弁21と流量制御弁25と
の間の制御室22に連通して自動混合弁AVを構
成し、この自動混合弁AVで混合した混合液を配
管28を介して可変ノズル16に送るようにす
る。
つぎに上述のように構成した装置の作用を説明
する。
清水は清水管系17を介して、清水タンク4、
ヒータ給水ポンプ8、清水加熱用ヒータ7、清水
高圧ポンプ9、及び清水流量計10を通つて自動
混合弁AVへ送られ、又防氷液は防氷液管系18
を介して、防氷液タンク5から防氷液ポンプ1
1、防氷液流量計12を通つて自動混合弁AVへ
送られ、自動混合弁AVにて清水と防氷液は混合
され、混合液は配管28を通つて、高所作業台1
5に設けられた可変ノズル16から航空機に向つ
て放液される。
次に自動混合弁AVの機能は次の通りである。
清水がオリフイス20の上流17aから下流1
7bへ流れると、上流17aの圧力P1と下流1
7bの圧力P2との間に差圧(P1−P2)が発生す
る。この時上流17aは連通管27により、ダイ
ヤフラム23の上部室26aに接続されているか
ら、ダイヤフラム23の上部室26aの内部圧力
はP1と同圧となり、ダイヤフラム23には上部
からP1の圧力が作用している。また防氷液は防
氷液管系18から流量制御弁のポペツト弁25を
通り、制御室22、可変流量設定弁21及び注入
管18を通り、オリフイス20の下流17bへ流
れていき、その連結点19で清水と混合され、自
動混合弁AVの出口から配管28を介して混合液
は出ていく。制御室22は、ダイヤフラム23の
下部室26bと接続されているから、ダイヤフラ
ム23の下側には制御室22の圧力P3と同圧が
作用している。ダイヤフラム23の上部と下部に
差圧(P1−P3)が発生すると、ダイヤフラム2
3は下方へ移動し、ロツド24により、ポペツト
弁25を押し下げて防氷液の流量制御弁25の通
過面積を増大させて防氷液の流量を増加させ、制
御室22内の圧力P3を高める。そしてダイヤフ
ラム23の上部室26aの圧力P1と下部室26
bの圧力P3が釣り合つたところでダイヤフラム
23はバランスする。即ち常にダイヤフラム23
の上部の圧力P1と下部の圧力P3は等しくなつて
いる。したがつて可変流量選定弁21の圧力差
(P3−P2)とオリフイス20の圧力差(P1−P2
とは常に等しくなる。このため清水流量と防氷液
の流量の割合は、圧力及び流量に関係なく、常に
オリフイス20の通過面積と、可変流量設定弁2
1の通路面積によつて定まつた値になる。即ち可
変流量設定弁21の開度だけで混合比を設定出来
る。したがつて可変ノズル16を開閉しても混合
比は変化しないから、混合比の設定が容易で、航
空機の除雪、防氷を能率よく行うことができる。
なお本実施例では確認の為、清水流量計10と、
防氷液流量計12を設けたが、あらかじめ自動混
合弁AVの可変流量設定弁21に混合比の目盛を
設ければ、必ずしも前記した流量計10,12を
設ける必要はない。
(考案の効果) 上述のように構成した自動混合弁AVを備えた
清水と防氷液との混合装置によれば、清水流量と
防氷液の流量の割合は可変ノズル16より放射す
る混合液の圧力、流量に関係なく、常に清水管系
17に設けたオリフイス20の通過面積と、防氷
液管系18に設けた可変流量設定弁21の通路面
積によつて決定されたものとなる。即ち本考案に
よれば、可変流量設定弁21の開度だけで混合比
を設定することが出来、可変ノズル16を開閉し
ても混合比は変化しない。したがつて本考案装置
によれば、混合比の設定が容易で、航空機の除
雪、防氷作業を能率よく行うことができるという
すぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は航空機除雪車の一例を示す側面図、第
2図は従来の航空機除雪車の配管系統図、第3図
は本考案航空機除雪車の配管系統の一例を示す配
管系統図、第4図は本考案航空機除雪車の自動混
合弁の内部構造を示す断面図である。 1……自走式車両、2……車台フレーム、3…
…サブフレーム、4……清水タンク、5……防氷
液タンク、6……除雪装置格納室、7……清水加
熱用ヒータ、8……ヒータ給水用ポンプ、9……
清水高圧ポンプ、10……清水流量計、11……
防氷液ポンプ、12……防氷液流量計、13……
ターンテーブル、14……ブーム、15……高所
作業台、16……可変ノズル、17……清水管
系、18……防氷液管系、19……連結点、20
……オリフイス、21……可変流量設定弁、22
……制御室、23……ダイヤフラム、24……ロ
ツド、25……防氷液の流量制御弁(ポペツト
弁)、26a……ダイヤフラムの上部室、26b
……ダイヤフラムの下部室、27……連通管、2
8……配管、AV……自動混合弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自走式車両上に清水タンクと、防氷液タンク
    と、清水高圧ポンプと、防氷液ポンプと、高所作
    業台装置とを備えた航空機除雪車において、清水
    管系と防氷液管系とを途中で連結し、この連結点
    の上流側の清水管系にオリフイスを設けると共
    に、連結点の上流側の防氷液管系に可変流量設定
    弁を設け、この可変流量設定弁の上流側にダイヤ
    フラムに連動する防氷液の流量制御弁を設け、こ
    のダイヤフラム室の一方を前記清水管系のオリフ
    イスの上流側に接続し、ダイヤフラム室の他方を
    前記可変流量設定弁と流量制御弁との間に連通し
    た自動混合弁を備えた清水と防氷液との混合装置
    を有することを特徴とする航空機除雪車。
JP1984182056U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH0215040Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984182056U JPH0215040Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JP1984182056U JPH0215040Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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Publication Number Publication Date
JPS6195700U JPS6195700U (ja) 1986-06-19
JPH0215040Y2 true JPH0215040Y2 (ja) 1990-04-23

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ID=30739592

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984182056U Expired JPH0215040Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49123972A (ja) * 1972-08-28 1974-11-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49123972A (ja) * 1972-08-28 1974-11-27

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JPS6195700U (ja) 1986-06-19

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