JPH02149715A - エンジン排気ガス異臭発生防止装置 - Google Patents

エンジン排気ガス異臭発生防止装置

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JPH02149715A
JPH02149715A JP30264688A JP30264688A JPH02149715A JP H02149715 A JPH02149715 A JP H02149715A JP 30264688 A JP30264688 A JP 30264688A JP 30264688 A JP30264688 A JP 30264688A JP H02149715 A JPH02149715 A JP H02149715A
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Hiroshi Murakami
浩 村上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジン排気ガス異臭発生防止装置に関する。
(従来の技術) エンジンに供給された混合気の空燃比が理論空燃比より
もリッチ状態のときには、燃焼後、排気ガス中のSとC
Oとが反応してCO9(硫化カルボニル)が生成され、
このCO8はイオウのような強い異臭を発生する。また
、このCO8が排気ガス中のH2と反応し、次式のよう
にしてH2S(硫化水素)が生成され、このH2Sは卵
が腐ったような異臭を発生する。すなわち、 CO5+H2→CO+H25 CO3+H2+1/202→CO2+H2Sそこで、従
来、前記のような異臭に対処するため実開昭62−31
715号公報に示されるように、エンジンの排気通路に
臭い成分を吸着させるための吸着物質を配置し、且つ、
アイドル時にこの排気通路に二次空気を導入することに
より吸着物質の吸着能力を増大させるようにした排気ガ
ス異臭発生防止装置が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、この装置は排気通路に空気を導入するための
装置が必要となり構造が複雑であるうえに、異臭を効果
的に除去できるのはアイドル時に限られる。
前記に鑑みて、本発明は、簡単な構造で、異臭の原因と
なるCO8及びH2Sの排出を防ぎ、これにより常時異
臭の発生を防止することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明は、混合気の空燃比
がリーン状態のときCO8を02と反応させてそれによ
り生成されたSO2を吸着しておき、リッチ状態のとき
にこの吸着したSO2を放出させるものである。
具体的に本発明の講じた解決手段は、エンジンの排気ガ
ス通路に設けられる排気ガス浄化用キャタリストの上流
側に、混合気の空燃比のリーン状態ではSO2を吸着す
ると共に空燃比のリッチ状態では吸着したSO2を放出
するSO2吸着剤を配設する構成とするものである。
(作用) 8前記の構成により、混合気の空燃比がリーン状態のと
きには、cos十o2→SO2の反応が起こり、このS
O2がSO2吸着剤に吸着されるので、前記反応が促進
されてCO8の排出が抑制される。
また、混合気の空燃比がリッチ状態になると、SO2吸
着剤に吸着されたSO2が放出されるので、H2S+S
O2→3S+2H20の反応が促進されてH2Sの排出
が抑制される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る排気ガス異臭発生防止装置の断面
構造を示し、1はエンジンの排気通路に設けられる三元
触媒方式の触媒コンバーターであって、排気ガス浄化用
キャタリスト2と、この排気ガス浄化用キャタリスト2
の上流側に配設された混合気の空燃比のリーン状態でS
O2を吸着すると共に空燃比のリッチ状態で吸着したS
O2を放出するSO2吸着体3とを備えている。
排気ガス浄化用キャタリスト2は、3.0g/9のPt
:Ph−7:3からなる貴金属が、アルミナと共に担体
にウォッシュコートされたものであって、担体に対する
ウォッシュコ−1・量は21重量%である。
この排気ガス浄化用キャタリスト2は次のようにして製
造する。
すなわち、まず、γアルミナ160gとベーマイト40
gとに、水240c、c、と硝酸1. 6c、c。
とを加えた後、ラボスターラで5〜6時間撹拌してアル
ミナスラリー液を得る。
次に、担体を前記アルミナスラリー液に浸漬した後、引
上げ、その後、余分なスラリー液をエアブロ−で除去し
、アルミナを担持した担体を得て、このアルミナを担持
した担体を130℃で1時間乾燥した後、550℃で1
.5時間焼成する。
次に、アルミナの焼成された担体を、塩化白金及び塩化
ロジウムの所定量が溶解された水溶液に浸漬した後、引
上げ、その後、150℃で30分間乾燥した後、500
℃で2時間焼成して排気ガス浄化用キャタリスト2を得
る。
SO2吸着体3は、SO2吸着剤とアルミナとの混合物
が担体にウォッシュコートされたものであって、担体に
対するウォッシュコート量は30重量%、ウォッシュコ
ート量に対するSO2吸着剤の配合割合は80重量%で
ある。
SO2吸着剤としては、例えば合成ゼオライトを使用で
き、具体的には、モレキュラシーブ4A(商品名)或い
は5i02を主成分とするシリカライト(商品名)等が
知られている。
このSO2吸菅体3は次のようにして製造する。
すなわち、ボールミルで粉末化した合成ゼオライト16
0gとベーマイト40gとに、所定量の硝酸と水とを混
合した後、撹拌してゼオライトスラリー液を得る。
次に、担体を前記ゼオライトスラリー液に浸漬した後、
引上げ、その後、余分なスラリー液をエアブロ−で除去
してゼオライトを担持した担体を得る。次に、このゼオ
ライトを担持した担体を130℃で1時間乾燥した後、
550℃で1.5時間焼成してSO2吸着体3を得る。
第2図は、この発明を評価するために行なったH2 S
生成量測定テストであって、このテストは、空燃比13
.5及び16.0に設定した合成ガスにSO2を50 
p、p、m、混合した排気ガス24.9/hを、下記A
−Dの各モード条件で触媒コンパーターを通過させるこ
とによって行なった。
Aモード:空燃比]3.5に設定した排気ガスを100
℃から200℃に昇温しながら5分間通過させた。
Bモード:空燃比16に設定した排気ガスを200℃に
維持しながら5分間通過させた。
Cモード:空燃比13.5に設定した排気ガスを200
℃から500℃に昇温しながら5分間通過させた。
Cモード:空燃比13,5に設定した排気ガスを500
℃に維持しながら1分間通過させた。
また、AモードとBモードとの間に1回目、Cモードと
Cモードとの間に2回目、Cモードの終了直後に3回目
の排気ガスのサンプリングを行ない、これらの排気ガス
中のH2Sの量を、’1111定した。
その71p+定結果は第2図の上段に示すとおりである
同図において、sIは1回目のサンプリング、52〜s
4は2回目のサンプリング、s5は3回目のサンプリン
グにおけるH2 Sの量であって、S2は排気ガスの異
臭防止対策を講じなかった場合、S3は前記従来技術に
示すように触媒コンバーターの下流側に0. 51)/
m4nの2次エアを供給した場合、s4とs5は12c
、e、のSO2吸着体3と12c、c、の排気ガス浄化
用キャタリスト2とを備えた触媒コンバーター1中を通
過させた場合を各々示している。s2と54との差であ
る約200 p、p、ra、が本発明によるH2Sの減
少分と考えられ、従来技術によるH2Sの減少分である
s2と83との差(約1.50 p、p、+n、)より
も大きいことが理解できる。
このように本発明によって11.3が減少する理由は次
のとおりである。
すなわち、Bモード、つまり混合気の空燃比がリーン状
態でCO3+02=SO2の反応が起こり、このように
して生成されたSO2がSO′2吸着体3に吸着される
結果、CO8の排出が抑制される。
次に、Cモード、つまり、混合気の空燃比がリッチ状態
では、Bモードっまりリーン状態においてSOz@M体
3に吸着されたSO2が放出される。その結果、 H2S+SO2→3S+2H20及び co+so、→S+2CO2 の反応が起こりH2Sの放出が抑制される。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る排気ガス異臭発生防
止装置によると、エンジンの排気ガス浄化用キャタリス
トの上流側に、混合気のリーン状態でSO2を吸着する
と共にリッチ状態でSO2を放出するSO2吸着剤が配
設されているので、混合気がリーン状態のときには、c
os+o2−802の反応が促進されてCO8の排出が
抑制され、また、混合気がリッチ状態のときには、H2
S+SO2=38+2H20の反応が促進されてH2S
の排出が抑制される。このように、本発明の装置は、簡
単な装置でCO8及びH2Sの排出を減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である排気ガス異臭発生防
止装置の断面図、第2図はH2Sの生成量を示す図であ
る。 1・・・触媒コンバーター、2・・・排気ガス浄化用キ
ャタリスト、3・・・SO2吸着体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンの排気通路に設けられる排気ガス浄化用
    キャタリストの上流側に、混合気の空燃比のリーン状態
    ではSO_2を吸着すると共に空燃比のリッチ状態では
    吸着したSO_2を放出するSO_2吸着剤を配設した
    ことを特徴とするエンジン排気ガス異臭発生防止装置。
JP30264688A 1988-11-30 1988-11-30 エンジン排気ガス異臭発生防止装置 Pending JPH02149715A (ja)

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