JPH0214437Y2 - - Google Patents

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JPH0214437Y2
JPH0214437Y2 JP19423483U JP19423483U JPH0214437Y2 JP H0214437 Y2 JPH0214437 Y2 JP H0214437Y2 JP 19423483 U JP19423483 U JP 19423483U JP 19423483 U JP19423483 U JP 19423483U JP H0214437 Y2 JPH0214437 Y2 JP H0214437Y2
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shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタイプライターに用いられる印字修正
用リボンを巻出しまたは巻取るためのスプール構
造に関する。
この種の印字修正用リボンは、タイプライター
による誤印字を消去する目的で使用され、誤印字
箇所にこれを重ねて再度タイプすると容易に誤印
字を消去できるという利点を有している。しかし
高価なものであるからランニングコストが高くな
り過ぎ、これを解消するために再使用するように
したいとの要望が強い。この要望を充分満たすた
めには第1にリボンが再度使用できるものである
こと、第2に再使用のために簡単な巻きもどしが
できるものであることが必要である。
第1の問題については実用上リボンの再使用が
可能であることがわかつたが、第2の問題につい
ては一旦巻取側に巻回されたリボンを再び手で巻
出側に巻取らなければならないという次点があ
る。
実開昭58−110462号公報には、巻出し側のコア
にはフランジがなく、巻取り側のコアにはフラン
ジが存在する訂正リボン巻取り構造が示されてい
るが、この従来例によつても前記問題点は解消さ
れていない。
本考案はこのような欠点を解消し、極く容易な
操作で印字修正用リボンの再使用を可能にするこ
とを目的とする。
そして、この目的を達成しうるものとして本考
案の印字修正用リボンスプール構造は、印字修正
リボンの巻出し側支軸と同巻取り側支軸が設けら
れているプリンターに適合して使用される印字修
正用リボンスプール構造において、前記巻出し側
支軸に挿抜自在に保持されるスプール部材と、当
該スプール部材のスプール軸と前記巻取り側支軸
とに挿抜自在に保持加能な一対のコアと当該コア
に両端が固定されている印字修正用リボンとによ
り構成されていて、前記スプール部材には、前記
スプール軸に軸支されたコアの抜出しを阻止する
ロツク構造が設けられていて、当該ロツク構造が
前記スプール軸に軸支されているコアの抜出し方
向下手側にて当接する別部材と前記スプール部材
とを着脱自在に結合する係合部材と、前記スプー
ル部材に挿入されている前記巻出し側支軸に当接
される配置となされた前記係合部材の係合解除方
向側端部とにより構成されたものである。
このように構成することにより、リボンを巻取
用コアに巻取つたのち、これを再度使用するとき
は巻取用コアと巻出用コアとを入れ替えるだけで
よく、またこの入れ替えは巻取用スプール軸に対
するコアの挿抜という作業と、前記挿抜方向とは
異なる方向での相対変位によつて係止爪と係合部
との係合を解除する作業との両者の極めて簡単な
操作によつて完了しうる。また、本考案では、ス
プール軸に軸支されたコアの抜出しを阻止するロ
ツク構造が設けられているので、巻取用コアが巻
取用スプール軸から容易に抜出すという事態が生
じない。
次に本考案の実施例を説明するがもとより本考
案はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
なお、第1図は本考案の一実施例を示す斜視
図、第2図は第1図で示される巻取側の縦断面
図、第3図は第2図の−線断面図、第4図は
別の実施例における巻取側の分解斜視図、第5図
は第4図で示される巻取側の縦断面図、第6図〜
第9図はそれぞれさらにまた別の実施例における
巻取側の縦断面図である。
実施例 1(第1図、第2図および第3図参照) 図中1はタイプライターのキヤリヤに設けられ
たリフト台(図示されていない)に軸支された支
軸であつて、該支軸1に巻取用スプール軸2が回
転自在に外嵌軸支されている。該スプール軸2の
下部(フランジ3より下の部分)には前記リフト
台に取付けられたストツパーアーム(図示されて
いない)が嵌入する環状凹溝4が設けられてい
る。一方、スプール軸2の上部(フランジ3より
上の部分)は巻取用コア5が外嵌されるコア取付
部6となつている。
コア取付部6は次の通りに形成されている。
中央の支軸挿入孔7の内面には後に述べるバネ
体8の挿入溝9が形成され、この挿入溝9の下端
には、径方向に貫通した貫通孔10が設けられて
係合部11が形成されている。12はキヤツプで
あつて、中央に支軸用凹所13が形成され、この
凹所13の縁から下方に向つて2つの板状のバネ
体8がキヤツプ12と一体に延設されており、こ
のバネ体8の遊端側外面に前記係合部11と係合
する係止爪14が設けられている。15は巻取用
コア5のヘリカル状突条16を嵌入する環状溝、
17は上部フランジであつてそれらは前記キヤツ
プ12と一体に設けられている。
前記巻取用コア5はリフトオフテープAが巻回
された巻出用コア18と同型同大に形成されてお
り、巻出用コア18が巻出用スプール軸に軸支さ
れたとき、これにバツクテツシヨンを与えるため
のヘリカル突条16を有する円筒体に形成されて
いる。
このような構成においては、支軸1によるバネ
体8の中心方向に向う変位が規制されるため係合
部11に対する係止爪14の係合は使用中確実に
維持されることとなり、したがつて、前記リフト
台の上下動が激しくなつて巻取用コア5が巻取用
スプール軸2から抜出す方向に衝激的な力がコア
5に作用してもキヤツプ12が緩むようなことは
回避される。
また各コア5および18を交換するにあたつて
は、巻取用スプール軸2を支軸1から抜き出すこ
とにより、バネ体8の容易に弾性変形しうるよう
になるから、キヤツプ12を上方に持ち上げるだ
けで2つのバネ体8が変形して係止爪14が中央
に接近し、係合部11との係合が解除されて巻取
用コア5のスプール軸2からの抜き出しが行なえ
るようになる。
なお、前記コア取付部6の外面には回転阻止用
突起19が形成されているとともに、両コア5お
よび18の内面には前記突起19が係入する凹溝
20が形成されている。
実施例 2(第4図および第5図参照) 本実施例はキヤツプ12を使用しない例を示す。
第4図に示すように前記コア取付部6の一部を
下端部だけ残す以外は他の部分を取付部6から分
離して薄肉のリード状に形成し、該リード状部分
をバネ体8とする。そして、このバネ体8の上部
に、先端がコア5のヘリカル突条16間に嵌入し
うる係止爪14が一体に設けられている。
このような構成においては、前記ヘリカル突条
16の底部を係合部11とし、係止爪14を有す
るバネ体8の係合が解除される方向への変位を支
軸1にて阻止できるようになる。
両コア5および18にはヘリカル突条16とリ
ボン巻取部21との間にフランジ17が一体に設
けられている。その他の構成は前記実施例1と同
様である。
実施例 3(第6図および第7図参照) 本実施例はバネ体8が巻取用スプール軸2と一
体に延出して設けられている例を示す。
第6図に示すように巻取用スプール軸2の上端
面より上方に向つてバネ体8を一体に延出して設
け、このバネ体8を挿入しうるバネ体挿入溝9を
前記キヤツプ12の支軸用孔22の内面に形成す
る。そして、このバネ体8のキヤツプ12より上
に突出する部分に係止爪14を一体に設け、キヤ
ツプ12の上面を係合部11としている。
その他の構成は前記実施例1と同様である。
本実施例から明らかな通り、支軸1によりバネ
体8の弾性変形阻止作用は該バネ体8の全長にわ
たつて及ぼされる必要はなく、バネ体8の半分程
度の長さにわたつて弾性変形が阻止されれば、手
紙などによつてバネ体8を変形させようとしても
係止爪14を係合から解除するほどには変形され
なくなる。
なお第7図に示すようにキヤツプ12の内部に
環状に並んで設けられたヘリカル突条16全体を
内嵌するだけの径を有する円筒状の空間を設け、
キヤツプ12の中空円筒状に形成し、その頂部に
バネ体8を挿入しうる大きさのバネ体挿入溝9を
設けてもよい。
なお、バネ体8に内面は必ずしも支軸1に当接
して該支軸1に支えられる構成である必要はな
く、支軸1と多少の間隔をあけて設けられてもよ
い。
そのようなばないは、バネ体8の遊みを考慮し
てバネ体8の係止爪14と係合部11との係合を
実現させる。たとえば、バネ体8の弾性反発力を
強化したり、係止爪14の係合部面を平坦に、あ
るいは大きく形成することにより、容易に係合が
解除されえないように構成するとよい。
実施例 4(第8図参照) 本実施例はバネ体8を使用しない例を示す。
巻取用スプール軸2のコア取付部6に径方向の
貫通孔23を形成し、該孔23に棒状体24を摺
動自在に嵌入する。この棒状体24の外面には係
止爪14が形成され、巻取用コア5の内面には溝
状の係合部11が形成されている。
棒状体24の長さは、その内端が支軸1によつ
て外方向に押されることで係止爪14が係合部1
1と係合しうるように調節されている。その他の
構成は前記実施例2と同様である。
なお、前記貫通孔23と棒状体24とに外方向
に開いたテーパーを設けることにより棒状体24
が支軸挿入孔7内に落込むことを防止することが
できる。
実施例 5(第9図参照) 支軸1によりバネ体8の背面を支える構成にお
いて、バネ体8のかわりに硬い非弾性体なアーム
25を用い、該アーム25の根元部を薄肉に形成
してヒンジ部26とし、該アーム25をスプール
軸2の径方向に変位しうるようにしてもよい。
第9図はかかる構成を実施例1に適用したばあ
いを示すが実施例2、実施例3に適用してもよ
い。
ヒンジ部26は必ずしもアーム25の根元部に
設けられる必要はなく、該ヒンジ部26よりも係
止爪14側に近いアーム25の背面が支軸1に当
接して係止爪14の係合解除方向への変位を阻止
するものである限り、前記アーム25の他の部分
あるいは係止爪14の近くであつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図で示される巻取側の縦断面図、第3図
は、第2図の−線断面図、第4図は別の実施
例における巻取側の分解斜視図、第5図は第4図
で示される巻取側の縦断面図、第6図〜第9図は
それぞれさらにまた別の実施例における巻取側の
縦断面図である。 (図面の主要符号) 1:支軸、2:巻取用スプール軸、3,17:
フランジ、5:巻取用コア、6:コア取付部、
7:支軸挿入孔、8:バネ体、10,23:貫通
孔、11:係合部、12:キヤツプ、14:係止
爪、18:巻出用コア、19:回転阻止用突起、
20:凹溝、21:リボン巻取部、22:支軸用
孔、24:棒状体、25:非弾性的アーム、2
6:ヒンジ部、A:リフトオフテープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 印字修正リボン巻出し側支軸と同巻取り側支
    軸が設けられているプリンターに適合して使用
    される印字修正用リボンスプール構造におい
    て、前記巻出し側支軸に挿抜自在に保持される
    スプール部材と、当該スプール部材のスプール
    軸と前記巻取り側支軸とに挿抜自在に保持可能
    な一対のコアと当該コアに両端が固定されてい
    る印字修正用リボンとにより構成されていて、
    前記スプール部材には、前記スプール軸に軸支
    されたコアの抜出しを阻止するロツク構造が設
    けられていて、当該ロツク構造が前記スプール
    軸に軸支されているコアの抜出し方向下手側に
    て当接する別部材と前記スプール部材とを着脱
    自在に結合する係合部材と、前記スプール部材
    に挿入されている前記巻出し側支軸に当接され
    る配置となされた前記係合部材の係合解除方向
    側端部とにより構成されてなる印字修正用リボ
    ンスプール構造。 2 前記係合部材は、基端がスプール部材に一体
    化されてなるバネ部材の遊端部に一側面に係合
    爪が形成され、そのバネ部材の背面が前記巻出
    し側支軸に当接される配置とされている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の印字修正用リボ
    ンスプール構造。 3 前記係合部材は、前記スプール部材のスプー
    ル軸を半径方向に貫通された軸状体であつて、
    その一端部は、当該スプール軸を挿入したコア
    内面の凹入部に挿入されることで係合し、その
    他端部が前記巻取り側支軸に当接される配置と
    なつている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の印字修正用リボンスプール構造。 4 前記係合部材は、前記スプール軸が挿入され
    たコアの上端部に当接するキヤツプ部材から延
    出されたバネ部材であつて、前記スプール軸内
    面に形成した巻取り側支軸挿入孔には、その側
    部に軸線方向に沿つた凹入溝が形成され、当該
    凹入溝の下端部には、前記バネ部材の遊端部外
    側面に突出した爪部が嵌合する係合穴が形成さ
    れ、前記バネ部材の込さは前記凹入溝の深さよ
    りも薄く、かつ、前記爪部の突出高さよりも厚
    くされてなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の印字修正用リボンスプール構造。 5 前記係合部材は、前記スプール軸より上方に
    延出されたバネ部材の遊端部外側面に爪部が突
    出形成されてなるもので、前記巻取り側支軸の
    先端が、前記バネ部材の内面に接して前記爪部
    材の高さ以上のバネ部材の変形を阻止する位置
    に配置され、前記爪部材は、前記スプール軸が
    挿入されたコアの上部に接するキヤツプに係合
    されるものである実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の印字修正用リボンスプール構造。
JP19423483U 1983-12-17 1983-12-17 印字修正用リボンスプ−ル構造 Granted JPS60101168U (ja)

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JPS60101168U JPS60101168U (ja) 1985-07-10
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