JPH0214170Y2 - - Google Patents

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JPH0214170Y2
JPH0214170Y2 JP1981060870U JP6087081U JPH0214170Y2 JP H0214170 Y2 JPH0214170 Y2 JP H0214170Y2 JP 1981060870 U JP1981060870 U JP 1981060870U JP 6087081 U JP6087081 U JP 6087081U JP H0214170 Y2 JPH0214170 Y2 JP H0214170Y2
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JP
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plunger
core
coil
suction
resistor
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JP1981060870U
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JPS57173312U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は洗濯機の排水弁等に用いられる電磁石
装置に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば洗濯機の排水弁に用いられる
電磁石装置に於いては、コアにコイルが施され、
このコイルによつて、コア内にプランジヤが吸引
されるようになつている。
(考案が解決しようとする課題) 上述のものの場合、プランジヤの吸引時には、
コアにプランジヤが激しく衝突することによつ
て、大きな衝撃音が発生するという問題点を有し
ていた。
本考案は上述の事情に鑑みてなされたものであ
り、従つてその目的は、主としてプランジヤ吸引
時の衝撃音の低減を図り得る電磁石装置を提供す
るにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の電磁石装置は、コアとこれに施された
コイル並びにこのコイルによつてコア内に吸引さ
れその吸引時にコアに接触して衝止される部分を
有するプランジヤとを具備したものにあつて、そ
のコア内の側部に、常時はプランジヤから離間
し、吸引時のプランジヤの移動に対してその途中
から抵抗力を及ぼして該プランジヤを傾かせる抵
抗体を配設したところに特徴を有するものであ
る。
(作用) 従来の電磁石装置に於いて、プランジヤ吸引時
に大きな衝撃音が発生する原因を探つたところ、
それは、プランジヤが吸引時に先端部や腕部等で
コアに夫々面で接触して衝止せられることに基づ
くことが判明した。
そこで、その面での接触を避け、点又は線での
接触でプランジヤがコアに衝止せられるようにす
れば良いと考え、それが実行されるべく、コア内
の側部に、抵抗体を配設した。この様にすると、
プランジヤは、吸引時、抵抗体によつて、吸引方
向に対し直角の方向に圧せられ、傾かされるもの
で、この傾きにより、コアにプランジヤが点又は
線で接触して衝止せられる様になり、従来のよう
な大きな衝撃音の発生はなくなつた。
そして、それと共に、上記抵抗体を、常時はプ
ランジヤから離間し、吸引時のプランジヤの移動
に対してはその途中から抵抗力を及ぼすように設
けた。この様にすると、抵抗体の抵抗力が吸引時
のプランジヤに最初から及ぶことがない。そのた
め、プランジヤ吸引時の吸引力も普通で良い。
(実施例) 以下、本考案の一実施例につき、図面を参照し
て説明する。
先ず第1図に於いて、1はコアであり、これに
はスプール2に巻いたコイル3を収めている。4
はコア1の内部でもあるスプール2内に一端部を
嵌入させて設けたプランジヤで、これの他端部に
は、弾性連結手段としてのコイルスプリング5を
介して、負荷としての例えば洗濯機の排水弁に於
ける弁棒(図示せず)を連結している。而して6
は前記スプール2内従つてコア1内の側部(図中
下側の面)に配設した抵抗体たるスプリング例え
ば板ばねで、一方、7はコア1とプランジヤ4と
の衝突面であるコア1の内奥面部及びプランジヤ
4の先端面部並びにコア2の前面部及びプランジ
ヤ4の両腕部後面部に夫々例えば110[℃]程度で
も垂れることのない粘度のグリスを塗布して設け
た緩衝層である。
さて、以上の様な構成とした本実施例の場合、
先ずコイル3に通電する前、プランジヤ4は第1
図に示す如く排水弁(負荷)に於ける復帰スプリ
ングの力によつてコア1から引出され、板ばね6
から離間した状態に保持されている。そこでこの
状態から、今、コイル3に通電すると、プランジ
ヤ4は上記排水弁を開放すべくコア1内に吸引さ
れ、而してその途中、該プランジヤ4の先端部が
板ばね6に接してからは、プランジヤ4はその板
ばね6により図中下側の面が吸引方向に対し直角
の方向(図中上方)に圧せられ、該吸引時の移動
に対し抵抗力が与えられて、全体に傾かされ、よ
つて第2図に示す如くプランジヤ4はその先端部
の一方(図中上方)の端がスプール2の内面に点
又は線接触すると共に、腕部の他方(図中下方)
の端がコア1の前面に点又は線接触して衝止せら
れた後、第3図に示す如く僅かに動いて完全な吸
着状態となる。
この様に本実施例の電磁石装置に於けるプラン
ジヤ4は、先端部及び腕部のいずれに於いても、
コア1に、従来のもののように面接触することは
なく、点又は線接触して衝止せられるもので、そ
れにより、その衝止時に発せられる衝撃音を従来
に比して小さくできるものであり、実験では3〜
5[dB]低減させ得ることが確認されている。
尚、斯様に衝撃音の低減に効果のある板ばね6の
配設に加えてコア1とプランジヤ4との各衝突面
に緩衝層7を設けた特に上記実施例のものによれ
ば、その緩衝作用によつて衝撃音の発生を一段と
小さく抑え得る利点があり、又、防錆にも効果が
あつて常に充分な吸着を行なわしめ得、振動音の
発生を防止することができる。一方、前記板ばね
6は、斯様に緩衝層7を設けること等でコア1に
密着し勝ちとなるプランジヤ4を断電時に傾かせ
てコア1から剥がし、以てその離脱性を良くする
のにも効果があり、更に本実施例の場合、この板
ばね6はプランジヤ4の吸引時該プランジヤ4か
ら離間していて、プランジヤ4の吸引が充分に進
んでから作用する位置にあるため、コイル3の吸
引力を増す必要も殊更なく、従つてそのコイル3
には従来と同様のものを使用することができる。
但し、本考案は上記し且つ図面に示した実施例
にのみ限定されるものではなく、従つて緩衝層7
等も必ずしも設ける必要はなく、又、それを設け
るにしても前述のグリス以外、例えば通常の油や
ゴム張りによるもの等であつても良いし、更に全
体を油中に浸漬させることにて形成するものであ
つても良いものであり、その他要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施し得る。
[考案の効果] 以上、要するに本考案の電磁石装置は、コアと
これに施されたコイル並びにこのコイルによつて
コア内に吸引されその吸引時にコアに接触して衝
止される部分を有するプランジヤとを具備したも
のにあつて、そのコア内の側部に、常時はプラン
ジヤから離間し、吸引時のプランジヤの移動に対
しその途中から抵抗力を及ぼして該プランジヤを
傾かせる抵抗体を配設したことを特徴とするもの
であり、それによつて、その吸引時に発生する衝
撃音の低減を達成し得、よつて快適に使用し得、
又、断電時でのコアからのプランジヤの離脱性も
良くし得て、更にプランジヤの吸引をコイルの吸
引力を増すことなく行なうことができる等、種々
の優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものにて、第
1図はプランジヤ離脱状態の縦断側面図、第2図
はプランジヤ吸引直後の状態の縦断側面図、第3
図はプランジヤ吸引完了状態の縦断側面図であ
る。 図中、1はコア、3はコイル、4はプランジ
ヤ、6は板ばね(抵抗体)、7は緩衝層である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 コアとこれに施されたコイル並びにこのコイ
    ルによつてコア内に吸引されその吸引時にコア
    に接触して衝止される部分を有するプランジヤ
    とを具備したものであつて、そのコア内の側部
    に、常時はプランジヤから離間し、吸引時のプ
    ランジヤの移動に対してその途中から抵抗力を
    及ぼして該プランジヤを傾かせる抵抗体を配設
    したことを特徴とする電磁石装置。 2 コア及びプランジヤの衝突面に緩衝層を設け
    て成ることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の電磁石装置。
JP1981060870U 1981-04-27 1981-04-27 Expired JPH0214170Y2 (ja)

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JP1981060870U JPH0214170Y2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27

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JPS57173312U JPS57173312U (ja) 1982-11-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562873U (ja) * 1979-06-18 1981-01-12

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