JPH02140526A - エアフィルタ部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は空気調和機等の送風装置に組み込まれるエアフ
ィルタ部材に関する。

（ロ）従来の技術 枠に網を固着した第１のエアフィルタと、電荷を帯びた
帯電網及び活性炭網を一体化した第２のエアフィルタと
からなるエアフィルタを重ねて空気調和機に組み込むこ
とが実開昭６０−７４７１９号公報に示されている。こ
のような構成とすることにより、第１のエアフィルタで
わたぼこり（室内の比較的大きなほこり）を、第２のエ
アフィルタで粒状のほこり（室内の小さなほこり）や臭
いを夫々取り除いて、空気清浄能力を向上させるように
している。

（ハ）発明が解決しようとする課題 この第２のエアフィルタには第１のエアフィルタを通過
した室内の小さなほこりが確実に付着する。

このため、第２のエアフィルタは目詰りを起こし婆すか
った。従って、通常は１年に数回この第２のエアフィル
タを取り替えなければならず、空気調和機のランニング
コストが高くなるおそれがあった。

本発明は上述の課題を解決することを目的としたもので
ある。

（ニ）課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明は、繊維の太い帯電
フィルタが一次側に繊維の細い帯電フィルタが二次側に
なるように、これら帯電フィルタを重ね合せるようにし
たものである。

（＊）作用 フィルタ部材を通過する空気中のほこりのうち、大きな
ものは電荷密度が大きい一次側のフィルタに、小さなも
のは電荷密度が小さい二次側に夫々付着され、このフィ
ルタ部材の目詰りが起こりにくいようにしている。

（へ）実施例 図面は本発明の実施例を示し、第１図、第２図において
、１は分離型空気調和機の室内ユニットの筐体で、室内
の壁面に取り付けられるものである。この筐体１は機体
２と、この機体２の前面に取り付けられる外装カバー３
と、このカバー３に取り付けられ前面に吸込口４のある
化粧板５とから構成されている。６は機体２に収納され
るクロスフローファン、７は室内熱交換器、８はこの熱
交換器の下方に配置されたドレンパンである。

外装カバー３の正面には縦方向に２個、横方向に６個づ
つ合計１２個の通風口９が形成されている。

１０はプレフィルタで、枠１１に網１２を固着したもの
でその下部には把手１３が設けられている。このプレフ
ィルタ１０では吸込口４から吸込まれたわたぼこり（室
内の比較的大きな繊維状のほこり）を受は止めるように
している。１４は集塵フィルタで、この集塵フィルタは
主枠１５と、この主枠１５の上半分に取り付けられる補
助枠１６と、この両枠にはさまれるエアフィルタ部材１
７とから構成されている。

このエアフィルタ部材１７は、第３図に示すように帯電
フィルタ１８と、脱臭フィルタ１９とが重ね合せられ包
装部材２０でつつまれている。このように包装部材２０
でつつんだのは、両フィルタ１８．１９を剥れに＜＜シ
て（エアフィルタ部材１７を一体化して）取り扱いやす
くしている。

帯電フィルタ１８はポリプロピレン製不織布に電荷を付
与したものである。

脱臭フィルタ１９は、網状ウレタンフオームに粒状活性
炭を固着したものである。

包装部材２０はポリプロピレン製不織布で構成されてい
る。

ここで、帯電フィルタ１８は、その繊維２５の太きが異
なる４種類のもの（同一重量）から構成されている。す
なわち、その繊維の断面形状は第４図で示すよう長方形
で、その短片の長さをａ１長片の長さをｂとすると、下
表のような寸法に設定されている。

（単位はミクロン） このように第１フイルタ２１の繊維の断面積（太さ）が
一番大きく第２フイルタ２２、第３フイルタ２３、第４
フイルタ２４の順で断面積（太さ）が順次小さく（細く
）なっている。これによって第１フイルタ２１の目が一
番粗く、以下順次フィルタの目が細かくなっている。そ
して空気は実線矢印で示すよう流れる。従って第１フイ
ルタ２１が一次（風上）側に、第４フイルタ２４が二次
（風下）側となる。

そして、エアフィルタ部材１７を主枠１５と補助枠１６
とではさんで集塵フィルタ１４を構成し、プレフィルタ
１０と共に、外装カバー３の正面と化粧板４の裏面との
間のスペース２３に収納する（第１図、第２図参照）。

そして、クロスフローファン６の回転によって室内空気
は化粧板５の吸込口４及び外装カバー３の上面の吸込口
２６から吸込まれる。そしてまずプレフィルタ１０でわ
たぼこりを捕集する。次にわたぼこりが除去された室内
空気は、集塵フィルタ１４へ導びかれ、その後、この空
気は熱交換器７で冷却もしくは加熱されて吐出口２７よ
り吹き出きれる。

ここで集塵フィルタ１４では、第１フイルタ（フィルタ
の繊維の太さが一番大きく電荷密度が大きくなっており
、且つ目が粗い）２１で径の大きな粒状のほこりが捕集
され、径の小さな粒状のほこりは順次電荷密度が小さく
なっている第２フィルタ２２、第３フイルタ２３、第４
フイルタ２４で捕集される。このように、各フィルタ２
１．２２，２３，２４で径の異なる粒状のほこりを個々
に捕集するようにしてエアフィルタ部材１７の目詰りが
早く起こらないようにしている。

尚、第３フイルタ２３のみに空気を送り込んだ場合と、
この第３フイルタ２３に第１フイルタ２１を重ね合せて
第１フイルタ２１側から空気を送り込んだ場合とを比較
したところ（いずれも同一の厚さ）、後者の方が前者よ
りも約２割程度寿命が延びた。

そして、エアフィルタ部材１７に目詰りが生じた場合は
、集塵フィルタ１４の補助枠１６を主枠１５から外して
新しい別のエアフィルタ部材をこの集塵フィルタ１４に
組み込む。尚、このエアフィルタ部材１７において、脱
臭フィルタ１９は除いても良い。

（ト）発明の効果 以上述べたように、本発明は繊維の太い帯電フィルタが
一次側に、繊維の細い帯電フィルタが二次側になるよう
これら両帯電フィルタを重ね合せて一体化したので、こ
のフィルタ部材の目詰りが起こりに＜＜、このフィルタ
部材の寿命が長くなり、ランニングコストを低く抑える
ことができる。しかも帯電フィルタを用いたことにより
エアフィルタ部材の厚きを薄くできる。又、帯電フィル
タを一体化したことにより、目詰りが起きた場合には簡
単にこれら帯電フィルタをまとめて取り出すことができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は分離型空気調和
機の室内ユニットの断面図、第２図はこの室内ユニット
の要部分解斜視図、第３図はこのユニットに組み込まれ
るエアフィルタ部材の断面図、第４図はこのエアフィル
タ部材の帯電フィルタの繊維の断面図である。 １７・・・エアフィルタ部材、　　１８・・・帯電フィ
ルタ、　　２１，２２，２３，２４・・・フィルタ、　
　２５・・・繊維。 第１図 第２図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　１）複数個の帯電フィルタを重ね合せて一体化し、空
   気がこれら帯電フィルタを順に通過するエアフィルタ部
   材において、一次側の帯電フィルタの繊維の太さを、二
   次側の帯電フイルタの繊維の太さよりも大きくしたこと
   を特徴とするエアフィルタ部材。