JPH02135409A - ジェット推進装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は例えば工業用内視鏡の挿入部等の可撓管本体
をジェット噴射によって浮上させるジェット推進装置に
関する。

［従来の技術］ 従来から例えば特開昭６２−２５１６３９号公報には可
撓性ボアスコープのケーブルの先端部に流体噴射ノズル
を設け、この流体噴射ノズルからの流体噴射圧力によっ
てボアスコープのケーブルを推進させる構成のものが開
示されている。

この場合、流体噴射ノズルはボアスコープケーブルの先
端部に固定状態で取付けられているとともに、ボアスコ
ープのケーブルには流体噴射ノズルに加圧空気を供給す
る送気チューブが一体的に装着されており、エアポンプ
等の加圧空気供給源から吐出される加圧空気はこの送気
チューブを介して流体噴射ノズルに供給されるようにな
っている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来構成のものにあっては流体噴射ノズルはボアスコー
プケーブルの先端部に固定状態で取付けられているとと
もに、ボアスコープのケーブルには流体噴射ノズルに加
圧空気を供給する送気チューブが一体的に装着されてい
るので、これらの流体噴射ノズルや送気チューブが装着
されていない内視鏡では挿入部等の可撓管をジェット推
進させることができず゛、内視鏡の挿入部の挿入性の向
上を図るうえで問題があった。

ま−た、流体噴射ノズルはボアスコープケーブルの先端
部に固定状態で取付けられているので、例えばこの流体
噴射ノズルからのジェット噴射によって内視鏡の挿入部
等の可撓管全体を湾曲させる場合には可撓管全体の湾曲
状態を任意に調整することが困難なものとなる問題もあ
った。

この発明は上記事情に着目してなされたもので、流体噴
射ノズルや送気チューブが一体的に装着されていない可
撓管であってもジェット推進させることができ、内視鏡
の挿入部等の可撓管の挿入性の向上を図ることができる
とともに、可撓管全体の湾曲状態を任意に調整すること
ができるジェット推進装置を提供することを目的とする
ものである。

［課題を解決するための手段］ この発明はジェット推進用の噴射ノズル１０を保持する
ノズルホルダ１１を設け、このノズルホルダ１１を取付
は部材１８によって可撓管本体３に着脱可能に取付ける
とともに、先端部が噴射ノズル１０に連結された流体供
給管２１の基端部に連結された流体供給源２３を設けた
ものである。

［作用］ ジェット推進用の噴射ノズル１０のノズルホルダ１１を
取付は部材１８によって可撓管本体３に着脱可能に取付
けることにより、流体噴射ノズル１０や送気チューブ２
１が一体的に装着されていない可撓管３であってもジェ
ット推進を可能にして可撓管３の挿入性の向上を図ると
ともに、噴射ノズル１０のノズルホルダ１１の取付は位
置を可撓管３の軸方向に沿って変化させることにより、
可撓管３全体の湾曲状態を任意に調整できるようにした
ものである。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は第２図に示すような工業用の内視鏡装置の要部
の概略構成を示すもので、１は内視鏡である。この内視
鏡１の操作部２には挿入部（可撓管本体）３とユニバー
サルコード４とが連結されている。゛この場合、挿入部
３は可撓管５の先端に湾曲部を介して先端部６を連結し
て形成されている。さらに、操作部２には上、下方向お
よび左、右方向の湾曲操作ノブ７ａ、７ｂがそれぞれ設
けられている。そして、これらの湾曲操作ノブ７ａ、７
ｂの操作にともない挿入部３の湾曲部が上、下方向およ
び左、右方向にそれぞれ遠隔的に湾曲されるようになっ
ている。また、内視鏡１の操作部２から延出するユニバ
ーサルコード４の先端にはコネクタ４ａが取着されてい
る。このコネクタ４ａは照明用光源装置８に対して着脱
自在に接続されるようになっている。

一方、９はこの内視鏡１に着脱可能に装着されたジェッ
ト推進装置である。このジェット推進装置９にはジェッ
ト推進用の噴射ノズル１０およびこの噴射ノズル１０を
保持するノズルホルダ１１がそれぞれ設けられている。

この場合、ノズルホルダ１１には内視鏡１の挿入部３の
挿通孔１２および噴射ノズル１０の取付は孔１３が形成
されている。さらに、このノズルホルダ１１の取付は孔
１３の後部には孔径が大きい大径部１４が形成されてい
る。また、このノズルホルダ１１の先端部側にはリング
状の突出部１５が形成されている。

この突出部１５の先端部外周面には先細状のテーパ面１
６が形成されている。さらに、この突出部１５の後端部
外周面には雄ねじ部１７が形成されている。

また、１８はこのノズルホルダ１１を内視鏡１の挿入部
３に着脱可能に取付けるリング状の取付は部材である。

この取付は部材１８の内周面にはノズルホルダ１１のテ
ーパ面１６に接合されるテーパ面１９と雄ねじ部１７に
噛合する雌ねじ部２０とがそれぞれ形成されている。そ
して、この取付は部材１８をノズルホルダ１１の先端部
側の突出部１５に挿入して取付は部材１８の雌ねじ部２
０をノズルホルダ１１の雄ねじ部１７に螺挿させること
により、ノズルホルダ１１のテーパ面１６に取付は部材
１８のテーパ面１９を強く圧接させ、ノズルホルダ１１
のテーパ面１６の内周面側を内部側（内視鏡１の挿入部
３側）に強く圧接させてノズルホルダ１１を内視鏡１の
挿入部３側に固定するようになっている。なお、ノズル
ホルダ１１のテーパ面１６内に切欠溝を設け、このテ−
バ面１６の内周面側を内視鏡１の挿入部３側に変形し易
くしてもよい。

また、噴射ノズル１０は略し字状に屈曲形成されている
。そして、この噴射ノズル１０の噴射口１０ａは内視鏡
１の挿入部３の軸方向に対して略垂直方向に向けて開口
されており、これより高圧の流体、たとえば空気を挿入
部３の径方向（成分である場合を含む。）へ向けてジェ
ット噴射することにより生じる推力で挿入部３を浮上す
るようこのチューブ連結管部￥ずりは送気チューブ（流
体供給管）２１の先端部が連結されている。この場合、
噴射ノズル１０のチューブ連結管部゛ンと送気チューブ
２１との間の連結部はノズルホルダ１１の取付は孔１３
の大径部１４内に配置されている。

さらに、この送気チューブ２１の基端部は流量コントロ
ーラ２２を介してニアコンプレッサ等の流体供給源２３
に連結されている。また、送気チューブ２１の途中部分
には例えばゴム等の材料によって形成された複数の送気
チューブ固定具２４・・・が装着されている。これらの
送気チューブ固定具２４・・・には内視鏡１の挿入部３
の挿通孔２５および送気チューブ２１の取付は孔２６が
それぞれ形成されている。そして、各送気チューブ固定
具２４の挿通孔２５内に内視鏡１の挿入部３が挿通され
ており、これらの送気チューブ固定具２４・・・を介し
て送気チューブ２１の途中部分が内視鏡１の挿入部３側
に固定されるようになっている。

さらに、流量コントローラ２２にはコントロールケーブ
ル２７の一端部が接続されている。このコントロールケ
ーブル２７の他端部は内視鏡１の操作部２に着脱可能に
取付けられるジェット推進用の操作スイッチ２８に接続
されている。この場合、操作スイッチ２８は略リング状
のスイッチホルダ２９に保持されており、このスイッチ
ホルダ２９に内視鏡１の操作部２への着脱機構が装着さ
れている。なお、ジェット推進用の操作スイッチ２８は
第２図中に点線で示すコントロールケーブル２７′を介
して流量コントローラ２２に接続されるペダルスイッチ
３０によって形成されたものであってもよい。

次に、上記構成の作用について説明する。

まず、ジェット推進装置９の使用時にはジェット推進機
構が内蔵されていない内視鏡１の挿入部３に複数の送気
チューブ固定具２４・・・およびノズルホルダ１１を装
着させるとともに、この内視鏡１の操作部２に操作スイ
ッチ２８のスイッチホルダ２９を装着させる。この場合
、ノズルホルダ１１の取付は作業時には先にノズルホル
ダ１１に内視鏡１の挿入部３を挿通させ、このノズルホ
ルダ１１を所定の取付は位置に位置決めさせた状態で取
付は部材１８をノズルホルダ１１の先端部側の突出部１
５に挿入する。そして、この取付は部材１８の雌ねじ部
２０をノズルホルダ１１の雄ねじ部１７に螺挿させると
、この取付は部材１８の螺進動作にともない取付は部材
１８のテーパ面１９がノズルホルダ１１のテーパ面１６
に強く圧接され、ノズルホルダ１１のテーパ面１６の内
周面側が内部側（内視鏡１の挿入部３側）に強く圧接さ
れるので、ノズルホルダ１１を内視鏡１の挿入部３側に
固定することができる。

次に、このセット状態で内視鏡１の挿入部３を検査対象
物の内部空間に挿入する。そして、検査対象物の内部空
間に挿入部３を挿入したのち、例えば挿入部３を浮上さ
せなければ、目的とする部位を観察できない場合には操
作部２の操作スイッチ２８を操作する。この操作スイッ
チ２８の操作時にはニアコンプレッサ等の流体供給源２
３からの吐出空気は流量コントローラ２２から送気チュ
ーブ２１を介して噴射ノズル１０に導かれ、この噴射ノ
ズル１０からジェット噴射されるので、内視鏡１の挿入
部３を望む状態に浮上させることができる。

そこで、上記構成のものにあってはジェット推進用の噴
射ノズル１０を保持するノズルホルダ１１を取付は部材
１８によって内視鏡１の挿入部３に着脱可能に取付けた
ので、流体噴射ノズル１０や送気チューブ２１が一体的
に装着されていない内視鏡１の挿入部３であってもジェ
ット推進させることができ、内視鏡１の挿入部３等の可
撓管の挿入性の向上を図ることができる。また、噴射ノ
ズル１０のノズルホルダ１１の取付は位置を内視鏡１の
挿入部３等の可撓管の軸方向に沿って変化させることが
できるので、噴射ノズル１０の取付は位置の変化にとも
ない内視鏡１の挿入部３等の可撓管全体の湾曲状態を任
意に調整することができる。さらに、ジェット推進装置
９の噴射ノズル１０からのジェット噴射による内視鏡１
の挿入部３のジェット推進動作と内視鏡１の操作部２の
上、下方向および左、右方向の各湾曲操作ノブ７ａ、７
ｂによる内視鏡１の湾曲部の湾曲操作とを組合わせるこ
とにより、内視鏡１の挿入部３の挿入性のさらに一層の
向上を図ることができる。

また、送気チューブ２１の途中部分に複数の送気チュー
ブ固定具２４・・・を装着し、これらの送気チューブ固
定具２４・・・を介して送気チューブ２１の途中部分を
内視鏡１の挿入部３側に固定させるようにしたので、使
用中の送気チューブ２１が自由に動き回ることを防止す
ることができる。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではない
。例えば、噴射ノズル９を複数設けてもよい。さらに、
その他この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
できることは勿論である。

［発明の効果］ この発明によればジェット推進用の噴射ノズルを保持す
るノズルホルダを設け、このノズルホルダを取付は部材
によって可撓管本体に着脱可能に取付けるとともに、先
端部が噴射ノズルに連結された流体供給管の基端部に連
結された流体供給源を設けたので、流体噴射ノズルや送
気チューブが一体的に装着されていない可撓管であって
もジェット推進させることができ、内視鏡の挿入部等の
可撓管の挿入性の向上を図ることができるとともに、可
撓管全体の湾曲状態を任意に調整することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は要部
を示す半断面図、第２図は全体の概略構成を示す側面図
である。 ３・・・挿入部（可撓管本体）、１０・・・噴射ノズル
、１１・・・ノズルホルダ、１８・・・取付は部材、２
１・・・送気チューブ（流体供給管）、２３・・・ニア
コンプレッサ（流体供給源）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ジェット推進用の噴射ノズルを保持するノズルホルダ
   と、このノズルホルダを可撓管本体に着脱可能に取付け
   る取付け部材と、先端部が前記噴射ノズルに連結された
   流体供給管の基端部に連結された流体供給源とを具備し
   たことを特徴とするジェット推進装置。