JPH0213149Y2 - - Google Patents

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JPH0213149Y2
JPH0213149Y2 JP873185U JP873185U JPH0213149Y2 JP H0213149 Y2 JPH0213149 Y2 JP H0213149Y2 JP 873185 U JP873185 U JP 873185U JP 873185 U JP873185 U JP 873185U JP H0213149 Y2 JPH0213149 Y2 JP H0213149Y2
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auxiliary member
mold
flat substrate
protrusions
protrusion
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JP873185U
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JPS61125418U (ja
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、特に鋳造用中子の如き脆弱な部品を
収納するトレイの成形型に関する。
背景技術 機械部品等の搬送便宜を図り且つ保管スペース
の無駄を省くために、近時PP(ポリプロピレン)
及びPVC(ポリ塩化ビニール)等の合成樹脂材に
よつて成形された軽量の部品収納トレイ(以下、
ワークトレイと称する)が多用されている。
第1図及び第2図は、例えば第5図に示される
形状の鋳造用中子3(以下ワークと称する)を収
納して保管及び搬送用のワークトレイ1とこれを
成形する成形型2の一例である。
図示せぬ真空成形機に据付けられた成形型2は
平坦状の基板2aとこの上面から突出した複数の
突起部2bを有している。突起部2bはワークト
レイ1に凸状保持部1aを成形する雄型となる部
分であつて、得られた凸状保持部1aにワーク3
側の孔を係合させることでワーク3が保持される
のである。又、基板2aには板厚方向に真空成形
のための多数の空気抜き孔2cが設けられてい
る。この型構造によつて、加熱されて軟化した状
態の例えばPP材シートを成形型2上に覆い、内
部の空気を空気抜き孔2cから抜き取りつつ真空
成形を施こして、時間を経て冷却せしめることで
ワークトレイ1が得られる。
ところが、かゝる真空成形時にあつて、軟化状
態のPP材シートを突起部2bの立上り根元端ま
で完全に吸引し切れないで、その結果第1図及び
第2図の如き皺状のリブ1bやヒダ1cを残した
ままのワークトレイ1が成形されてしまう。この
ようなリブ1bやヒダ1cによつて、ワーク3が
鋳造用中子の如く脆弱な物品の場合は特にその係
合孔部周辺が収納時に削り取られると云つた不具
合がある。
考案の概要 本考案は、上記した従来の成形型の不具合を解
消すべくなたれたものであり、鋳造用中子等の収
納保持に好適なワークトレイが得られる成形型の
提供を目的としている。
この目的達成のために、本考案の成形型におい
ては、平坦基板と、この平坦基板の上面から突出
し複数の突起部と、これら突起部の周りに遊嵌す
るが如く上記平坦基板上に設けられた環状の成形
補助部材とを含み、突起部と成形補助部材との間
の谷部に、該突起部及び成形補助部材に比して熱
伝導度が小さい部材が設けられた構成となつてい
る。
実施例 以下、本考案の実施例である部品収納トレイ成
形型について第3図乃至第5図を参照しつつ述べ
る。なお、従来例の説明で用いられた符号に共通
するものは同一又は同種の部材を指すものとす
る。
木製板等の平坦基板2上において、上方に向か
つて先細テーパ状の複数の突起部2bが突設さ
れ、これによつてワークトレイ1に得られた先細
テーパ状の突起状保持部1aに第5図の如きワー
ク3がその孔を介して楔的に尚一層密着状態で係
合保持さるべく工夫がなされている。又、突起部
2bを先細テーパ状とした理由に、冷却硬化後の
ワークトレイ1が成形型2から容易に型離れ出来
る抜き勾配を得ると云うこともある。
又、かゝる突起部2bにはその円周面に沿つて
好ましくは根元端から上方へ向かつて次第に細く
なる切り込み凹溝2dが穿たれている。実施例の
場合、突起部2bに穿たれた切り込み凹溝2dと
しては、隣り合う突起部2b同士の各対向面にお
いて向かい合う箇所数、つまり放射方向に円周面
を略四等分した位置の4箇所に設けられている。
一方、突起部2bの周りにおいては、平坦基板
2上に環状の成形補助部材4が突起部2bの根元
端から好ましくは一定の間隔を置いて同軸芯上に
設けられている。又、この成形補助部材4の内周
端は上方に向かつて拡開する傾斜を有し、型離れ
を良くするための抜き勾配が設けられている。
なお、成形補助部材4は木材若しくは樹脂など
から成る。
こうして、突起部2bと成形補助部材4との間
隙には谷部が形成されて、この谷部の平坦基板2
上にはウレタンゴム等の合成樹脂材による表層部
5が数m/mの厚さで充填され、この表層部5に
も下方の平坦基板2の貫通孔2cと同じものが設
けられることが好まし。そして、表層部5の熱伝
導度は、突起部2bを含む平坦基板2及び成形補
助部材4の熱伝導度よりも小となつている。空気
抜き孔2cは基板全域に亘つて多数穿孔された構
成となつている。なお、成形型2としては、得ら
れるワークトレイ1に内方に所要の空間部を有し
てワーク3の収納状態で縦積みできる都合を考慮
に入れた側面部1dが設けられるため、これを形
成する側板2eが取り付けられている。
次に、上記した実施例の成形型によるワークト
レイ成形態様について述べる。
第3図及び第4図において、所要の展開面積を
有して加熱されて軟化状態の例えばPP材シート
を成形型2の上方から覆うようにしてセツトす
る。この後、図示せぬ真空成形機の作動によつて
基板2の空気抜き孔2cからPP材シートで覆わ
れた内部空気を吸引せしめる。
吸引が進展すると、成形型2の各突起部2bに
設けられた切り込み凹溝2dによつて、この附近
の吸引空気の流速が増し且つ負圧が増加するなど
して、PP材シートの吸引が促進されて突起部2
bの円周表面に馴染むように密着する。更に、突
起部2bと成形補助部材4との間の谷部において
も同様な作用が生じてPP材シートの吸引効果が
高められる。
こうして、切り込み凹溝2dと谷部とにおける
PP材シートの吸引作用が相乗し合つて、突起部
2bの円周表面及び周辺にPP材シートが密着し、
原型に近い凸状係合部1aが得られるのである。
又、谷部における表層部5は、この周辺の木材
質基板2a、突起部2b及び成形補助部材4との
熱伝導度等の差異などによつて、空気抜き孔2c
を流通する空気の冷却速度を遅らせて、PP材シ
ートの急激な冷却による硬化を遅らせることによ
り、PP材シートの成形型2への十分な吸着を行
なわせることが出来て好ましいのである。
考案の効果 上記したことから理解されるように、本考案の
部品収納トレイ成形型によれば、突起部とこれに
遊嵌した環状成形補助部材との間の谷部に、該突
起部及び成形補助部材に比して熱伝導度の小なる
部材を設けることによつて、これらの方向にリブ
やヒダの如き皺の発生を防止して、脆弱な部品の
収納に好適なワークトレイを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の成形型とこれによつ
て得られるワークトレイの成形態様を示す平面図
とX1−X1線による縦断面図、第3図及び第4図
は本考案の実施例の成形型とこれによつて得られ
るワークトレイの成形態様を示す平面図とX2
X2線による縦断面図、第5図は得られたワーク
トレイに例えば鋳造用中子の如きワークを収納保
持した状態の斜視図である。 主要部分の符号の説明、1……ワークトレイ、
1a……凸状係合部、2……成形型、2a……平
坦状基板、2b……突起部、2c……空気抜き
孔、2d……切り込み凹溝、4……成形補助部
材、5……ウレタンゴム等による表層部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平坦基板と、前記平坦基板の上面から突出した
    複数の突起部と、前記突起部の周りに遊嵌するが
    如く前記平坦基板上に設けられた環状の成形補助
    部材とを含み、前記突起部と前記成形補助部材と
    の間の谷部に、前記突起部及び前記成形補助部材
    に比して熱伝導度が小なる部材を設けたことを特
    徴とする部品収納トレイ成形型。
JP873185U 1985-01-24 1985-01-24 Expired JPH0213149Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP873185U JPH0213149Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JP873185U JPH0213149Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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Publication Number Publication Date
JPS61125418U JPS61125418U (ja) 1986-08-07
JPH0213149Y2 true JPH0213149Y2 (ja) 1990-04-12

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JPS61125418U (ja) 1986-08-07

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