JPH02130472A - 血液分析装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は血液の分析装置に係わり、特に波長の、異なる
複数の電源にて血液で反射した反射光をセンサで受けて
その反射光を分析してその結果で種々の判定を行う同装
置に関する。

（ロ）従来の技術 一般に血液を分析して、その検査結果を種々の診療に利
用する場合、光分析の方法が多く用いられている。

その−例として特開昭６２−１９４４４２号には血液が
滴下されて反応した試験紙を発光器と受光器を含む検出
部に装着し、検出部より出力される受光出力により血液
中の所定物質を定量し、定量値を表示器に表示する血液
分析装置が提案されている。

又社団法人日本電子機械工業会編集電子計測出版社発行
”８６ＭＥ機器技術総覧ＪＰ、２０３の第８図に示され
ているように、広帯域光源とフィルタ群を用いる構成が
提案されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 前述の従来例で、前者は単に発光器と受光器より成る光
検出手段を含み、ＣＰＵより成る電子回路で血液滴下準
備時間を表示部に表示させるものであり、−劣後者は検
体検査装置に広帯域光源とフィルタ群を用いたもので、
鋭いスペクトルの特性を得るのに約４０回もの蒸着を行
った高価なフィルタを要し、装置全体が非常にコストア
ップとなる欠点があった。

そこで本発明の血液分析装置は、上記発光、受光部の光
学的手段の構成上、安価な構成で行うことを目的とする
。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の血液分析装置は、被検査用の血液を含む検査ス
ライドが載置される検査台と、前記検査スライドを照射
する螢光ランプとフィルタより成る第１の光源及びＬＥ
Ｄアレイより成る第２の光源と、前記第１の光源及び第
２の光源からの光の前記検査スライドによる反射光を検
出する光センサとで構成される。

（ホ）作用 本発明の血液分析装置では、一般的な螢光灯を光源に用
いて、検査スライドを照射しその反射光を分析する構成
から、鋭いスペクトルを作るのに高価な光学的フィルタ
を用いた従来例に比し、極めて安価な構成となる。

（へ）実施例 図面に従って本発明を説明すると、第１図は本発明の血
液分析装置の正面図、第２図及び第３図は同装置の要部
構成図で、図面において（１〉は採取された血清（２）
が注入された検査スライド、（３）は前記検査スライド
が複数枚載置されたターンテーブル、（４）は回転軸、
（５）（６）は光検出用の第１及び第２ユニツト、（７
）は螢光管を含む第１の光源、（８）は紫外線用の第１
の集光レンズ、（９）は光束を絞るための第１の光学ス
リット、（１０）はフィルタ、（１１）は基準光センサ
、（１２）は第１の反射光センサ、（１３）（１４）は
第１の光源に対するセンサ用のアンプ、（１５）は補正
回路、（１６）はＬＥＤアレイを含む第２の光源、（１
７）は第２の光学スリット、（１８）は第２の集光レン
ズ、（１９）は第２の反射光センサ、（２０）は第２の
光源に対するセンサ用のアンプを示す。

次に本発明の動作について説明すると、診療等のために
採取された血清を所定の検査スライド（１）（１）に注
入し、該検査スライド（１）（１）をターンテーブル（
３）に載置する。

該検査スライド（１）（１’）に第１のユニット（５）
及び第２のユニット（６）により光照射後反射光を分析
してその結果を手作業又は自動的にコンピュータ等によ
って記録する。

この場合、第１のユニット（５）は螢光管からの光をフ
ィルタ（１０）を介して検査スライド（１）に照射し、
その反射光、を光学スリット（９）を通して集光用で紫
外線を通す集光用のレンズに加え、第１の反射光センサ
（１２）にて前記反射光を受ける。該反射光センサ（１
２）による検出出力は、センサ用のアンプ（１４）に加
えられる。

一方前記螢光管からの光は前記フィルタ（１０）を通し
て基準光センサ（１１）に加わり、該基準光センサ（１
１）の検出出力はセンサ用のアンプ（１３）に加えられ
る。前記センサ用のアンプ（１３）及び基準光に対する
センサ用のアンプ（１３）の各アンプ出力は補正回路（
１５）に加わり、検査時間内に螢光管の光出力が変動す
ると、補正回路（１５）によって補正する。従って端子
（２１）からは補正された検出信号が出力される。

次に第２のユニット（６）はＬＥＤ（発光ダイオード）
アレイ（１６）を有し、ＬＥＤの発光は短時間内では安
定した発光特性を有しているので、補正は必要としない
、又その発光は単色光に近いのでフィルタ等も不要とな
り、集光レンズ（８）及び光学スリット（９）によって
光束を所定の光束に絞り込んで反射光センサ（１２）に
検査スライド（１）による反射光を当てるのみで検査ス
ライド（１）上の血清（２）に対する分析が行え、端子
（２２）から前記ＬＥＤアレイによる結果の出力が得ら
れる。

第４図はスペクトル図でＡ、Ｂは螢光灯による照射時の
スペクトルで、Ａは３４０　（ｎｍ）、Ｂは４００　（
ｎｍ）の例、ＣＮＦはＩ、ＥＤアレイによる各々５６５
．５８５，６５０及び６８０　（ｎｍ）の例で、各々Ａ
ＬＴ等、ＡＬＫ、コレステロール、ＢＵＮ％　ＣＫ、カ
ルシウムの検査を行う。

前述の検出ユニットとして、螢光管は紫外線光であり、
フィルタ（１０）を通して不要のスペクトルを除去した
のちに検査スライド（１）に照射する構成で、前記螢光
管の光量は短時間内でも多少変動するので、前述のよう
に該変動は補正回路（１５）にて補正される。

この場合螢光管はその螢光塗料により、限定されたスペ
クトル特性を有し、前記紫外線（ＵＶ）域にて所定のス
ペクトルで発光する。

一方ＬＥＤはその材料により、螢光灯とは異なり波長の
長いスペクトル特性で発光し、従って前記螢光灯と組合
せて、数種のスペクトル特性で発光させて、各波長にお
ける反射率によって、検査対象の各項目が測定され、そ
の結果は自動的にコンピュータ処理によって記録すれば
手作業が省略できる。

クト）発明の効果 従来の血液分析装置では、広帯域光源とフィルタ群を用
いていたので、鋭いスペクトルを作るために約４０回も
の蒸着によって作られるフィルタを要していたのに対し
、本発明の同装置では螢光管によって鋭いスペクトルを
得ることができるので、フィルタを従来に比べて蒸着回
数が少い工程即ち１０数回（本出願人の例では１６回）
で事足り、安価なフィルタで構成できる利点が得られ、
血液分析装置としてコストダウンが図れ、又光源として
キセノン（Ｘｅ）ランプを用いた場合約１００時間の寿
命に比して、本発明では螢光管では２０００時間以上に
なって長寿命化も図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の血液分析装置の正面図、第２図及び第
３図は同装置に用いる検出ユニットの要部構成図、第４
図は同装置に用いる光源の特性図を示す。 （１）・・・検査スライド、　（２〉・・・血清、　（
３）・・・ターンチー−ｊ　ノｂ　、　　（５）・・・
第１ユニツト、（６）・・・第２ユニツト、（７）・・
・第１の光源、　（１０）・・・フィルタ、　　（１２
）・・・第１の反射光センサ、　（１６）・・・第２の
光源、　（１９）・・・第２の反射光センサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被検査用の血液を含む検査スライドが載置される
   検査台と、前記検査スライドを照射する螢光管とフィル
   タより成る第１の光源及びＬＥＤアレイより成る第２の
   光源と、前記第１の光源及び第２の光源からの光の前記
   検査スライドによる反射光を検出する光センサとで構成
   される血液分析装置。