JPH0212897B2 - - Google Patents

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JPH0212897B2
JPH0212897B2 JP9382586A JP9382586A JPH0212897B2 JP H0212897 B2 JPH0212897 B2 JP H0212897B2 JP 9382586 A JP9382586 A JP 9382586A JP 9382586 A JP9382586 A JP 9382586A JP H0212897 B2 JPH0212897 B2 JP H0212897B2
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JP
Japan
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zirconia fiber
zirconia
molded article
binder
fiber molded
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JP9382586A
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Masahiro Hayase
Hajime Asami
Hiroyuki Asakura
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Shinagawa Refractories Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

(産業上の利用分野) この発明はジルコニアフアイバー成形体に関
し、より詳細には、例えば高温炉の断熱材、触媒
用担体、セツター(焼き台)などに使用される耐
火性ジルコニアフアイバー成形体に関する。 (従来の技術) 従来、耐火性ジルコニアフアイバー成形体は、
ジルコニアフアイバーと、コロイダルシリカ水溶
液の結合剤(バイダー)とからなるものである。
このコロイダルシリカを用いる場合、乾燥時に生
乾きの成形体からコロイダルシリカ成分が表面層
に偏在するようになるというマイグレーシヨン現
象が生じ、乾燥後、表面層のみが硬化し、内部は
柔かいままであるという問題がある。 このマイグレーシヨン現象を防止するために、
種々の提案がなされている。例えば、無機フアイ
バーおよびコロイダルシリカを分散媒中に分散し
てなるスラリー液に、凝結剤を加え、かつすみや
かにスラリー液のPHを4.5以下としてコロイダル
シリカ凝結剤を生成させ、次いでこのスラリー液
に、高分子凝集剤を添加して上記コロイダルシリ
カ凝結物を無機フアイバーに定着させ、そのスラ
リー液からの成形体を焼成してなるフアイバー成
形体が提案されている(特開昭60−33244号公
報)。 また、無機フアイバーとコロイダルシリカとを
分散媒中で分散させたスラリーに凝結剤を添加
し、次いでポリエチレンオキサイドを添加してこ
のコロイダルシリカをそのフアイバーに定着さ
せ、得られたスラリー状組成物からの成形体を焼
成してなるフアイバー成形体も提案されている
(特開昭58−104059号公報)。 これらの従来技術によつてコロイダルシリカの
マイグレーシヨンを防止することができる。 (発明が解決しようとする問題点) 従来技術では、しかしながら、バインダーとし
てコロイダルシリカを用いているために、ジルコ
ニアフアイバー成形体に適用する場合、ジルコニ
アの融点が2600℃であるのに対しシリカの融点が
1650℃大幅に低いので、高耐火性のジルコニアフ
アイバー成形体とならないという問題点がある。 この発明は、上述の事情を背景にしてなされた
ものであり、その目的とするところは、バインダ
ーのマイグレーシヨン現象がなく、かつ高耐火性
を有するジルコニアフアイバー成形体を提供する
ことである。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、ジルコニアフアイバー成形体に
ついて種々の検討を行なつた結果、従来、結合剤
として望ましいと考えられていたシリカゾルに代
わつて、ジルコニアの単斜晶より正方晶に安定化
させる、いわゆる結晶安定化剤を結合剤として用
いれば、この発明の目的達成に有効であることを
見出し、この発明を完成するに到つた。 すなわち、この発明のジルコニアフアイバー成
形体は、ジルコニアフアイバーと、ジルコニアに
対する結晶安定化剤または加熱により該結晶安定
化剤に変化する前駆体である結合剤、例えば、マ
グネシウム、イツトリウム、カルシウム、サマリ
ウム、カドミウム、ランタン、およびネオジムの
酸化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩、酢酸塩、シユウ
酸塩、硝酸塩、塩化物、および硫酸塩から選ばれ
た少なくとも1種の結晶安定化剤またはその前駆
体である結合剤と、からなることを特徴とするも
のである。 この発明の好ましい態様として、結合剤が0.1μ
m〜0.3mmの粘度を持つものとすることができる。 この発明の好ましい他の態様としては、結合剤
の添加量を、ジルコニアフアイバー100重量部に
対して酸化物換算で1〜20重量部とすることがで
きる。 この発明の一の態様として、ジルコニアフアイ
バー成形体を抄造成形されたものとすることがで
き、この際その抄造に用いる媒液を、結合剤を実
質的に溶解しないものとすることが望ましい。 さらに、別の態様として、この発明に用いるジ
ルコニアフアイバーを、純ジルコニアフアイバ
ー、ライム安定化ジルコニアフアイバー、マグネ
シア添加ジルコニアフアイバー、およびイツトリ
ア安定化ジルコニアフアイバーから選ばれた少な
くとも1種のフアイバーとすることができる。 以下、この発明をより詳細に説明する。 この発明において使用される結合剤は、ジルコ
ニアに対する結晶安定化剤または加熱により該結
晶安定化剤に変化する前駆体である。すなわち、
その結合剤は、ジルコニアの結晶安定化作用を示
す金属酸化物および/または加熱により金属酸化
物を形成する金属塩である。その結合剤の例とし
ては、マグネシウム、イツトリウム、カルシウ
ム、サマリウム、カドミウム、ランタン、ネオジ
ムなどの酸化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩、酢酸
塩、シユウ酸塩、硝酸塩、塩化物、硫酸塩などが
あり、マグネシウム、カルシウム、イツトリウム
の酸化物、塩化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩の粉末
が経済的観点から好ましい。 金属酸化物および金属塩の結合剤の粒度は、
0.01μm〜1mm、好ましくは0.1μm〜0.3mmである。
この最小限度未満では乾燥時にマイグレーシヨン
現象が起こる恐れがあり、最大限度を超えると結
合剤としての働きが低下し、強度が劣化するから
である。 結合剤の添加量は、ジルコニアフアイバー100
重量部に対して酸化物換算で0.5〜30重量部、好
ましくは1〜20重量部である。これは、最小限度
度より少ないとジルコニアフアイバー成形体の強
度が発現せず、逆に最大限度を超えると金属やガ
ラスに濡れなく、化学的に安定でありかつ耐食性
に優れているというジルコニアフアイバー成形体
の特性が損なわれるからである。 この発明に使用されるジルコニアフアイバーと
しては、ライム安定化ジルコニアフアイバー、イ
ツトリア安定化ジルコニアフアイバー、マグネシ
ア添加ジルコニアフアイバーなどの結晶安定化剤
が添加されたジルコニアフアイバーの他に、結晶
安定化剤が添加されていない純ジルコニアフアイ
バーなどがある。ジルコニアフアイバーの種類、
形状、寸法は目的、用途に応じて適宜変更するこ
とができる。 この発明によるジルコニアフアイバー成形体に
は、ジルコニアフアイバーおよび結合剤以外に、
必要に応じて種々の添加剤を含めることができ
る。例えば、アルミナ、ジルコニア、シリカなど
の通常の耐火物粉末を添加して複合材とすること
ができるとともに、最終製品の成形体に各種の性
能を付与するために種々の補助材を添加しうる。 この発明のジルコニアフアイバー成形体への成
形は、目的とする最終製品の形態に応じて種々の
手法によつて実施することができる。例えば、板
状成形体の場合、抄造成形によつて実施すること
ができる。すなわち、所定量のジルコニアフアイ
バーに前述の結晶安定化剤である結合剤を添加
し、分散媒中で分散してスラリーを形成する。こ
のスラリーから抄造して板状成形物を得る。この
抄造に際して、分散媒に結合剤が実質的に溶解し
ないことが望ましい。これは、溶解する場合、マ
イグレーシヨン現象の防止効果が得られないから
である。従つて、非水溶液金属塩や酸化物の場合
には媒液として水を用いることができるが、水溶
液金属塩の場合、媒液として、灯油、重油、アル
コール類などを用いることが望ましい。この媒液
に、媒液の粘性付与、および乾燥後の強度付与を
目的としてポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポ
リエチレンオキシドなどの糊剤を添加してもよ
い。 抄造成形以外の成形法として、ジルコニアフア
イバーと結合剤粉末とより成る一定形状の集合体
に糊剤を含む媒体を噴霧し、またはその集合体を
糊剤含有媒液に浸漬などして成形することもでき
る。 成形体は、通常、その乾燥処理に付される。こ
の乾燥は、自然乾燥、送風による乾燥、熱風乾
燥、熱線乾燥、など種々の方法で行なうことがで
きる。 この発明によるジルコニアフアイバー成形体
は、乾燥後、使用に供することができるが、成形
体を焼成したのみその用途に供してもよい。この
焼成によつて、結晶安定剤である結合剤は、ジル
コニアフアイバー間の結合、およびジルコニアフ
アイバーの結晶安定化に寄与する。焼成温度は、
添加する結合剤の金属塩や金属酸化物の種類によ
つて適宜変更することが望ましい。例えば、その
温度は1300〜2000℃である。焼成温度に加熱し、
所定時間維持して、ジルコニアフアイバー成形体
を得る。 この発明のジルコニアフアイバー成形体は、各
種高温炉の断熱材、触媒用担体、特殊フイルタ
ー、高温発熱体、セツター、離型材などに使用す
ることができる。 (実施例) 以下、この発明を、具体的な例によつて説明す
る。 実施例 1 平均径5μm、平均長20〜30mmのジルコニア100
%フアイバー(品川白煉瓦社製)100重量部に対
し、平均粒度1〜5μmの炭酸マグネシウム粉末
10重量部を媒液である水に添加して抄造用懸濁液
を調製した。 この懸濁液から抄造成形して板状成形体を形成
した。成形後100℃で24時間乾燥し、次いで1600
℃で焼成してジルコニアフアイバー成形体を製造
した。得られた成形体の特性を第1表に示す。 実施例 2 平均径5μm、平均長20〜30mmのライム安定化
ジルコニアフアイバー(品川白煉瓦社製)100重
量部に対し、平均粒度5〜10μmの炭酸カルシウ
ム粉末15重量部を媒液の水に添加して抄造用懸濁
液を調製した。以後、実施例1と同様にフアイバ
ー成形体を調製した。得られた成形体の特性を第
1表に示す。 実施例 3 平均径5μm、平均長20〜30mmのイツトリア安
定化ジルコニアフアイバー50重量部および平均径
5μm、平均長2030mmのマグネシア添加ジルコニ
アフアイバー50重量部と、平均粒度10〜50μmの
イツトリア粉末5重量部を媒液のアルコールに添
加して抄造用懸濁液を調製した。以後、実施例1
と同様にフアイバー成形体を調製した。得られた
成形体の特性を第1表に示す。
(Industrial Field of Application) The present invention relates to a zirconia fiber molded body, and more particularly to a refractory zirconia fiber molded body used, for example, as a heat insulating material for a high temperature furnace, a catalyst carrier, a setter, and the like. (Conventional technology) Conventionally, fire-resistant zirconia fiber molded bodies were
It consists of zirconia fibers and a binder of colloidal silica aqueous solution.
When this colloidal silica is used, a migration phenomenon occurs in which the colloidal silica component becomes unevenly distributed in the surface layer from the half-dried molded product during drying, and after drying, only the surface layer hardens while the inside remains soft. There's a problem. To prevent this migration phenomenon,
Various proposals have been made. For example, a coagulant is added to a slurry liquid made by dispersing inorganic fibers and colloidal silica in a dispersion medium, and the pH of the slurry liquid is immediately adjusted to 4.5 or less to produce a colloidal silica coagulant, and then to this slurry liquid, A fiber molded article has been proposed in which a polymer flocculant is added to fix the colloidal silica coagulate on an inorganic fiber, and a molded article made from the slurry liquid is fired (Japanese Patent Application Laid-open No. 33244/1983). . In addition, a coagulant is added to a slurry in which inorganic fibers and colloidal silica are dispersed in a dispersion medium, and then polyethylene oxide is added to fix the colloidal silica to the fibers, and from the resulting slurry composition, A fiber molded body made by firing a molded body has also been proposed (Japanese Patent Application Laid-Open No. 104059/1983). These conventional techniques can prevent migration of colloidal silica. (Problems to be Solved by the Invention) However, in the prior art, since colloidal silica is used as a binder, when applied to a zirconia fiber molded article, the melting point of zirconia is 2600°C, whereas the melting point of silica is 2600°C. but
Since the temperature is significantly lower than 1650°C, there is a problem that a highly fire-resistant zirconia fiber molded article cannot be obtained. This invention was made against the background of the above-mentioned circumstances, and its purpose is to provide a zirconia fiber molded article that is free from the binder migration phenomenon and has high fire resistance. (Means for Solving the Problems) As a result of various studies on zirconia fiber molded bodies, the present inventors have determined that zirconia monoclinic sol can be used instead of silica sol, which was conventionally considered to be desirable as a binder. The present inventors have found that the use of a so-called crystal stabilizer, which stabilizes crystals to tetragonal crystals, as a binder is effective in achieving the object of the present invention, and has completed the present invention. That is, the zirconia fiber molded article of the present invention comprises a zirconia fiber and a binder that is a crystal stabilizer for zirconia or a precursor that converts into the crystal stabilizer by heating, such as magnesium, yttrium, calcium, samarium, and cadmium. , lanthanum, and at least one crystal stabilizer selected from neodymium oxides, carbonates, basic carbonates, acetates, oxalates, nitrates, chlorides, and sulfates, or a precursor thereof. It is characterized by consisting of a binder. In a preferred embodiment of this invention, the binder is 0.1μ
It can have a viscosity of 0.3 mm to 0.3 mm. In another preferred embodiment of the present invention, the amount of the binder added can be 1 to 20 parts by weight in terms of oxide based on 100 parts by weight of zirconia fiber. As one aspect of the present invention, the zirconia fiber molded body can be formed by paper-making, and in this case, it is desirable that the medium used for paper-making is one that does not substantially dissolve the binder. Furthermore, as another embodiment, the zirconia fiber used in the present invention can be at least one type of fiber selected from pure zirconia fiber, lime-stabilized zirconia fiber, magnesia-added zirconia fiber, and ittria-stabilized zirconia fiber. . This invention will be explained in more detail below. The binder used in this invention is a crystal stabilizer for zirconia or a precursor that converts into the crystal stabilizer upon heating. That is,
The binder is a metal oxide that exhibits a crystal stabilizing effect on zirconia and/or a metal salt that forms a metal oxide upon heating. Examples of such binders include oxides, carbonates, basic carbonates, acetates, oxalates, nitrates, chlorides, and sulfates of magnesium, yttrium, calcium, samarium, cadmium, lanthanum, neodymium, etc. From an economic point of view, powders of oxides, chlorides, carbonates, and basic carbonates of magnesium, calcium, and yttrium are preferred. The particle size of the metal oxide and metal salt binders is
It is 0.01 μm to 1 mm, preferably 0.1 μm to 0.3 mm.
If it is less than this minimum limit, a migration phenomenon may occur during drying, and if it exceeds the maximum limit, its function as a binder will decrease and the strength will deteriorate. The amount of binder added is zirconia fiber 100
The amount is 0.5 to 30 parts by weight, preferably 1 to 20 parts by weight in terms of oxide. This is because if the strength is less than the minimum limit, the strength of the zirconia fiber molded object will not be expressed, and on the other hand, if it exceeds the maximum limit, the zirconia fiber molding will not wet metal or glass, will be chemically stable, and has excellent corrosion resistance. This is because the characteristics of the body are impaired. The zirconia fibers used in this invention include zirconia fibers to which a crystal stabilizer is added, such as lime-stabilized zirconia fibers, yttria-stabilized zirconia fibers, and magnesia-added zirconia fibers. There are some that are not pure zirconia fibers. Types of zirconia fibers,
The shape and dimensions can be changed as appropriate depending on the purpose and use. In addition to the zirconia fiber and the binder, the zirconia fiber molded article according to the present invention includes:
Various additives can be included as necessary. For example, conventional refractory powders such as alumina, zirconia, and silica can be added to form a composite material, and various auxiliary materials can be added to impart various performances to the final molded product. Molding into the zirconia fiber molded article of the present invention can be carried out by various methods depending on the form of the intended final product. For example, in the case of a plate-shaped molded body, it can be carried out by paper forming. That is, the above-mentioned binder, which is a crystal stabilizer, is added to a predetermined amount of zirconia fibers and dispersed in a dispersion medium to form a slurry. A plate-shaped molded product is obtained by paper-making from this slurry. During this papermaking, it is desirable that the binder is not substantially dissolved in the dispersion medium. This is because if it dissolves, the migration phenomenon cannot be prevented. Therefore, in the case of non-aqueous metal salts and oxides, water can be used as the medium, but in the case of aqueous metal salts, it is desirable to use kerosene, heavy oil, alcohols, etc. as the medium. A sizing agent such as polyvinyl acetate, carboxymethylcellulose polyacrylate, methylcellulose, or polyethylene oxide may be added to this medium for the purpose of imparting viscosity to the medium and imparting strength after drying. As a forming method other than paper molding, molding is performed by spraying a medium containing a sizing agent onto a fixed-shaped aggregate made of zirconia fibers and binder powder, or by immersing the aggregate in a sizing agent-containing medium solution. You can also do it. The molded body is usually subjected to a drying process. This drying can be carried out by various methods such as natural drying, drying by blowing air, hot air drying, and hot ray drying. The zirconia fiber molded body according to the present invention can be used after drying, but the molded body may be used only after being fired. Through this firing, the binder, which is a crystal stabilizer, contributes to bonding between the zirconia fibers and to stabilizing the crystals of the zirconia fibers. The firing temperature is
It is desirable to change the amount appropriately depending on the type of metal salt or metal oxide of the binder to be added. For example, its temperature is 1300-2000°C. Heat to firing temperature,
This is maintained for a predetermined period of time to obtain a zirconia fiber molded body. The zirconia fiber molded article of the present invention can be used as heat insulating materials for various high-temperature furnaces, catalyst carriers, special filters, high-temperature heating elements, setters, mold release materials, and the like. (Example) Hereinafter, the present invention will be explained using specific examples. Example 1 Zirconia 100 with an average diameter of 5 μm and an average length of 20 to 30 mm
Magnesium carbonate powder with an average particle size of 1 to 5 μm per 100 parts by weight of % fiber (manufactured by Shinagawa Shirorenga Co., Ltd.)
A suspension for papermaking was prepared by adding 10 parts by weight to water as a medium. A plate-shaped molded body was formed from this suspension by paper forming. After molding, dry at 100℃ for 24 hours, then 1600℃
A zirconia fiber molded body was produced by firing at ℃. Table 1 shows the properties of the molded product obtained. Example 2 To 100 parts by weight of lime-stabilized zirconia fibers (manufactured by Shinagawa Shiroenga Co., Ltd.) with an average diameter of 5 μm and an average length of 20 to 30 mm, 15 parts by weight of calcium carbonate powder with an average particle size of 5 to 10 μm was added to water as a medium. A suspension for papermaking was prepared. Thereafter, a fiber molded body was prepared in the same manner as in Example 1. Table 1 shows the properties of the molded product obtained. Example 3 50 parts by weight of ittria-stabilized zirconia fibers with an average diameter of 5 μm and an average length of 20 to 30 mm and an average diameter of
A suspension for papermaking was prepared by adding 50 parts by weight of magnesia-added zirconia fibers having a diameter of 5 μm and an average length of 2030 mm and 5 parts by weight of ittria powder having an average particle size of 10 to 50 μm to alcohol as a medium. Hereinafter, Example 1
A fiber molded body was prepared in the same manner. Table 1 shows the properties of the molded product obtained.

【表】 第1表からわかるように、この発明によるジル
コニアフアイバーはマイグレーシヨン現象が無く
かつ2000〜2300℃という高耐火性を有している。 (発明の効果および作用) この発明によるジルコニアフアイバー成形体
は、ジルコニアフアイバーの結合剤として、ジル
コニアに対する結晶安定化剤である金属酸化物お
よびそのの前駆体を使用し、この結合剤がジルコ
ニアフアイバー表面に強く付着するので、乾燥時
および/または焼成時に成形体表面に移動するこ
とがない。従つて、コロイダルシリカ使用に見ら
れるマイグレーシヨン現象が起らず、成形体全体
が均一な組成および強度を有するものとすること
ができる。 ジルコニアに対する結晶安定剤である金属酸化
物は2500〜2800℃の高融点であり、従つて、融点
2600℃のジルコニアフアイバーと相俟つて高耐火
性を有するジルコニアフアイバー成形体を得るこ
とができる。 この発明において用いられる結合剤は、ジルコ
ニアに対して結晶安定化剤作用をも有しているの
で、ジルコニアフアイバー中に結晶安定化剤を添
加しないジルコニア単味のフアイバーをも使用で
きる。
[Table] As can be seen from Table 1, the zirconia fiber according to the present invention has no migration phenomenon and has a high fire resistance of 2000 to 2300°C. (Effects and Operations of the Invention) The zirconia fiber molded article according to the present invention uses a metal oxide, which is a crystal stabilizer for zirconia, and its precursor as a binder for the zirconia fiber, and this binder is applied to the surface of the zirconia fiber. Since it strongly adheres to the surface, it does not move to the surface of the molded product during drying and/or firing. Therefore, the migration phenomenon seen when using colloidal silica does not occur, and the entire molded article can have a uniform composition and strength. Metal oxides, which are crystal stabilizers for zirconia, have a high melting point of 2500 to 2800°C;
In combination with the 2600°C zirconia fiber, a zirconia fiber molded article having high fire resistance can be obtained. Since the binder used in this invention also has a crystal stabilizer effect on zirconia, it is also possible to use a zirconia fiber without adding a crystal stabilizer to the zirconia fiber.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 ジルコニアフアイバーと、ジルコニアに対す
る結晶安定化剤または加熱により該結晶安定化剤
に変化する前駆体である結合剤と、からなること
を特徴するジルコニアフアイバー成形体。 2 結合剤がマグネシウム、イツトリウム、カル
シウム、サマリウム、カドミウム、ランタン、お
よびネオジムの酸化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩、
酢酸塩、シユウ酸塩、硝酸塩、塩化物、および硫
酸塩から選ばれた少なくとも1種の結晶安定化剤
またはその前駆体である、特許請求の範囲第1項
記載のジルコニアフアイバー成形体。 3 結合剤が0.1μm〜0.3mmの粒度を持つ、特許
請求の範囲第2項記載のジルコニアフアイバー成
形体。 4 結合剤の添加量がジルコニアフアイバー100
重量部に対して酸化物換算で1〜20重量部であ
る、特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
か1項記載のジルコニアフアイバー成形体。 5 ジルコニアフアイバー成形体が抄造成形され
たものである、特許請求の範囲第1項ないし第4
項のいずれか1項記載のジルコニアフアイバー成
形体。 6 抄造に用いられる媒液が、結合剤を実質的に
溶解しないものである、特許請求の範囲第5項記
載のジルコニアフアイバー成形体。 7 ジルコニアフアイバーが純ジルコニアフアイ
バー、ライム安定化ジルコニアフアイバー、マグ
ネシア添加ジルコニアフアイバー、およびイツト
リア安定化ジルコニアフアイバーから選ばれた少
なくとも1種のフアイバーである、特許請求の範
囲第1項ないし第6項のいずれか1項記載のジル
コニアフアイバー成形体。 8 焼成処理されたものである、特許請求の範囲
第1項ないし第7項のいずれか1項記載のジルコ
ニアフアイバー成形体。
[Scope of Claims] 1. A zirconia fiber molded article comprising a zirconia fiber and a binder that is a crystal stabilizer for zirconia or a precursor that converts into the crystal stabilizer by heating. 2 Binders are oxides, carbonates, basic carbonates of magnesium, yttrium, calcium, samarium, cadmium, lanthanum, and neodymium,
The zirconia fiber molded article according to claim 1, which is at least one crystal stabilizer selected from acetate, oxalate, nitrate, chloride, and sulfate or a precursor thereof. 3. The zirconia fiber molded article according to claim 2, wherein the binder has a particle size of 0.1 μm to 0.3 mm. 4 The amount of binder added is zirconia fiber 100
The zirconia fiber molded article according to any one of claims 1 to 3, which contains 1 to 20 parts by weight in terms of oxide based on parts by weight. 5 Claims 1 to 4, in which the zirconia fiber molded body is formed by paper forming.
The zirconia fiber molded article according to any one of the above items. 6. The zirconia fiber molded article according to claim 5, wherein the medium used for papermaking does not substantially dissolve the binder. 7. Any one of claims 1 to 6, wherein the zirconia fiber is at least one type of fiber selected from pure zirconia fiber, lime-stabilized zirconia fiber, magnesia-added zirconia fiber, and yttoria-stabilized zirconia fiber. The zirconia fiber molded article according to item 1. 8. The zirconia fiber molded article according to any one of claims 1 to 7, which has been subjected to a firing treatment.
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