JPH02116729A - 車両走行タイヤ力計測装置 - Google Patents
車両走行タイヤ力計測装置Info
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- JPH02116729A JPH02116729A JP63271455A JP27145588A JPH02116729A JP H02116729 A JPH02116729 A JP H02116729A JP 63271455 A JP63271455 A JP 63271455A JP 27145588 A JP27145588 A JP 27145588A JP H02116729 A JPH02116729 A JP H02116729A
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- tire
- suspension
- displacement
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Links
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Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、車両の走行状態で、タイヤと路面との間に
作用する力を計測する車両走行タイヤ力計測装置に関す
る。
作用する力を計測する車両走行タイヤ力計測装置に関す
る。
従来のタイヤ力計測装置としては、「タイヤニ学」 (
昭和62年1月12日株式会社グランプリ出版発行)の
第247頁〜第253頁に記載されているように、回転
ドラムにタイヤを転接させてタイヤ力を計測するドラム
式タイヤ試験機、フラットベルトにタイヤを転接させて
タイヤ力を計測するフラットベルト式タイヤ試験機等の
室内タイヤ試験機や、バス式タイヤ試験機、トレーラ−
式タイヤ試験機等の実路上タイヤ試験機が知られている
。
昭和62年1月12日株式会社グランプリ出版発行)の
第247頁〜第253頁に記載されているように、回転
ドラムにタイヤを転接させてタイヤ力を計測するドラム
式タイヤ試験機、フラットベルトにタイヤを転接させて
タイヤ力を計測するフラットベルト式タイヤ試験機等の
室内タイヤ試験機や、バス式タイヤ試験機、トレーラ−
式タイヤ試験機等の実路上タイヤ試験機が知られている
。
しかしながら、このような従来の室内タイヤ力試験機に
あっては、タイヤ力は試験機にタイヤを装着した状態で
しか計測できない。すなわち、例えばドラム式の試験機
では試験中のタイヤの着ドラム面はドラムに沿って円形
になり、実路上での形状と異なるため、またフラットベ
ルト式では、フラットベルトの表面と実路面との摩擦に
関する性質の違いのために、実路上でのタイヤの性能は
試験機上での性能と大幅に異なるという未解決の課題が
あった。
あっては、タイヤ力は試験機にタイヤを装着した状態で
しか計測できない。すなわち、例えばドラム式の試験機
では試験中のタイヤの着ドラム面はドラムに沿って円形
になり、実路上での形状と異なるため、またフラットベ
ルト式では、フラットベルトの表面と実路面との摩擦に
関する性質の違いのために、実路上でのタイヤの性能は
試験機上での性能と大幅に異なるという未解決の課題が
あった。
また、ハス式やトレーラ式タイヤ試験機では、構成上、
高車速でのデータ採取が困難であったり、タイヤの懸架
方式が、実際そのタイヤを使用する車両の懸架方式と同
じでないので、懸架方式の相違でタイヤ性能がどう変化
するか不明となる等の未解決の課題があった。
高車速でのデータ採取が困難であったり、タイヤの懸架
方式が、実際そのタイヤを使用する車両の懸架方式と同
じでないので、懸架方式の相違でタイヤ性能がどう変化
するか不明となる等の未解決の課題があった。
そこで、この発明は、上記従来例の未解決の課題に着目
してなされたものであり、実車両のサスペンションと車
体の間の力を計測することにより、タイヤと路面との間
の力を演算処理により導くことにより上記従来例の課題
を解決することができる車両走行タイヤ力計測装置を提
供すること金目的としている。
してなされたものであり、実車両のサスペンションと車
体の間の力を計測することにより、タイヤと路面との間
の力を演算処理により導くことにより上記従来例の課題
を解決することができる車両走行タイヤ力計測装置を提
供すること金目的としている。
[課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、請求項(1)に係る車両走
行タイヤ力計測装置は、車両のサスペンションリンクが
車体に及ぼす力を検出するリンク反力計測手段と、サス
ペンションの車体に対する変位を検出するリンク変位検
出手段と、前記リンク変位検出手段の信号を入力し、あ
らかじめ設定されたサスペンションのジオメトリを基に
、サスペンションの各ジヨイント位置座標を演算するジ
ヨイント位置演算部と、前記リンク反力計測手段の信号
と、演算されたジヨイント位置の座標をもとに、力のつ
り合いと、モーメントのつり合いの力学的法則に基づき
、タイヤと路面の間に働く力とその着力点を演算する反
力演算部とを備えたことを特徴としている。
行タイヤ力計測装置は、車両のサスペンションリンクが
車体に及ぼす力を検出するリンク反力計測手段と、サス
ペンションの車体に対する変位を検出するリンク変位検
出手段と、前記リンク変位検出手段の信号を入力し、あ
らかじめ設定されたサスペンションのジオメトリを基に
、サスペンションの各ジヨイント位置座標を演算するジ
ヨイント位置演算部と、前記リンク反力計測手段の信号
と、演算されたジヨイント位置の座標をもとに、力のつ
り合いと、モーメントのつり合いの力学的法則に基づき
、タイヤと路面の間に働く力とその着力点を演算する反
力演算部とを備えたことを特徴としている。
また、請求項(2)に係る車両走行タイヤ力計測装置は
、車両のサスペンションリンクが車体に及ぼす力を検出
するリンク反力計測手段と、サスペンションの車体に対
する変位を検出するリンク変位検出手段と、路面からタ
イヤ中心までの高さ、もしくはその相当量を検出するタ
イヤ中心高検出手段と、前記リンク変位検出手段の信号
を入力し、あらかじめ設定されたサスペンションのジオ
メトリを基に、サスペンションの各ジヨイント位置座標
を演算するジヨイント位置演算部と、前記リンク反力計
測手段の信号と、演算されたジヨイント位置の座標とを
もとに、力のつり合いと、モーメントのつり合いの力学
的法則に基づき、タイヤと路面の間に働く力を演算する
タイヤカ演算部と、該タイヤ力演算部の演算結果と前記
タイヤ中心高検出手段の検出値とに基づいて着力点を演
算する着力点演算部とを備えたことを特徴としている。
、車両のサスペンションリンクが車体に及ぼす力を検出
するリンク反力計測手段と、サスペンションの車体に対
する変位を検出するリンク変位検出手段と、路面からタ
イヤ中心までの高さ、もしくはその相当量を検出するタ
イヤ中心高検出手段と、前記リンク変位検出手段の信号
を入力し、あらかじめ設定されたサスペンションのジオ
メトリを基に、サスペンションの各ジヨイント位置座標
を演算するジヨイント位置演算部と、前記リンク反力計
測手段の信号と、演算されたジヨイント位置の座標とを
もとに、力のつり合いと、モーメントのつり合いの力学
的法則に基づき、タイヤと路面の間に働く力を演算する
タイヤカ演算部と、該タイヤ力演算部の演算結果と前記
タイヤ中心高検出手段の検出値とに基づいて着力点を演
算する着力点演算部とを備えたことを特徴としている。
請求項(1)の車両走行タイヤ力計測装置においては、
車体及びタイヤ間に配設されたサスペンションリンクに
生じるリンク反力をリンク反力計測手段で計測すると共
に、サスペンションの車体に対する変位をリンク変位検
出手段で検出し、このリンク変位検出手段の検出値に基
づいてジヨイント位置演算部でサスペンションの各ジヨ
イント位置座標を演算し、反力演算部で、ジヨイント位
置座標と、リンク反力計測手段のリンク反力とをもとに
、力の釣り合いとモーメントの釣り合いの力学的法則に
基づいてタイヤと路面の間に働く力を演算すると共に、
その演算結果とジヨイント位置座標とから着力点を演算
する。ここで、着力点を演算するには、タイヤと路面と
の間に働く力のX。
車体及びタイヤ間に配設されたサスペンションリンクに
生じるリンク反力をリンク反力計測手段で計測すると共
に、サスペンションの車体に対する変位をリンク変位検
出手段で検出し、このリンク変位検出手段の検出値に基
づいてジヨイント位置演算部でサスペンションの各ジヨ
イント位置座標を演算し、反力演算部で、ジヨイント位
置座標と、リンク反力計測手段のリンク反力とをもとに
、力の釣り合いとモーメントの釣り合いの力学的法則に
基づいてタイヤと路面の間に働く力を演算すると共に、
その演算結果とジヨイント位置座標とから着力点を演算
する。ここで、着力点を演算するには、タイヤと路面と
の間に働く力のX。
y、z軸方向成分と、各ジヨイントの位置座標及びその
反力のx、y、z方向成分の2つの時刻における時系列
データに基づいて演算するか、又は前記タイヤと路面と
の間に働く力のx、y、z軸方向成分と、各ジヨイント
の位置座標及びその反力のx、y、z方向成分との逐次
データに基づいて逐次形最小二乗法による演算によって
推定する。
反力のx、y、z方向成分の2つの時刻における時系列
データに基づいて演算するか、又は前記タイヤと路面と
の間に働く力のx、y、z軸方向成分と、各ジヨイント
の位置座標及びその反力のx、y、z方向成分との逐次
データに基づいて逐次形最小二乗法による演算によって
推定する。
請求項(2)の車両走行タイヤ力計測装置においては、
着力点を演算するに当たり路面からタイヤ中心までの高
さ、もしくはその相当量をタイヤ中心高検出手段で検出
することにより、着力点の2軸方向座標を計測し、この
計測結果とタイヤと路面との間に働く力のx、y軸方向
成分と、各ジヨイントの位置座標及びその反力のx、z
方向成分とに基づいて残りのx、y軸方向座標を演算す
る。
着力点を演算するに当たり路面からタイヤ中心までの高
さ、もしくはその相当量をタイヤ中心高検出手段で検出
することにより、着力点の2軸方向座標を計測し、この
計測結果とタイヤと路面との間に働く力のx、y軸方向
成分と、各ジヨイントの位置座標及びその反力のx、z
方向成分とに基づいて残りのx、y軸方向座標を演算す
る。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の第1実施例を示すダブルウィツシュ
ボーン式フロントサスペンションの概略構成図である。
ボーン式フロントサスペンションの概略構成図である。
図中、1はタイヤ、2はナックルである。ナックル2は
、タイヤ1を回転自在に支持していて、そのナックル2
の上部2aは、ボールジヨイントB、を介してアッパリ
ンク4に結合され、このアッパリンク4の内端は前後に
二股状に分岐され、これら分岐部4f、4rが取付部5
f、5rを介して車体側部材6に揺動自在に連結されて
いる。
、タイヤ1を回転自在に支持していて、そのナックル2
の上部2aは、ボールジヨイントB、を介してアッパリ
ンク4に結合され、このアッパリンク4の内端は前後に
二股状に分岐され、これら分岐部4f、4rが取付部5
f、5rを介して車体側部材6に揺動自在に連結されて
いる。
また、下部2bはボールジヨイントB2を介してロアリ
ンク8に結合され、このロアリンク8の内端は前後に二
股状に分岐され、これら分岐部8f、8rが取付部9f
、9rによって車体側部材6に揺動自在に連結されてい
る。
ンク8に結合され、このロアリンク8の内端は前後に二
股状に分岐され、これら分岐部8f、8rが取付部9f
、9rによって車体側部材6に揺動自在に連結されてい
る。
さらに、ナックル2の後部には、ナックルアーム2cが
一体に形成され、このナックルアーム2Cにボールジヨ
イントB3を介してサイドロッド12が連結され、この
サイドロッド12にボールジヨイント13を介してステ
アリングギヤ機構14が連結されている。
一体に形成され、このナックルアーム2Cにボールジヨ
イントB3を介してサイドロッド12が連結され、この
サイドロッド12にボールジヨイント13を介してステ
アリングギヤ機構14が連結されている。
またさらに、アッパリンク4のナックル2側端部と車体
側部材6との間にそれぞれ取付部15及び16を介して
ショックアブソーバ及びハネ17が介挿されている。
側部材6との間にそれぞれ取付部15及び16を介して
ショックアブソーバ及びハネ17が介挿されている。
一方、アッパリンク4の分岐部4f、4r、ロアリンク
8の分岐部8f、8r、サイドロッド12及びショック
アブソーバ17のアッパリンク4側端部の途中にそれぞ
れ各サスペンションリンクが車体に及ぼす力を検出する
リンク反力検出手段としてのロードセルし、〜L6が介
挿されている。
8の分岐部8f、8r、サイドロッド12及びショック
アブソーバ17のアッパリンク4側端部の途中にそれぞ
れ各サスペンションリンクが車体に及ぼす力を検出する
リンク反力検出手段としてのロードセルし、〜L6が介
挿されている。
また、ステアリングギヤ機構14には、その車体6に対
する軸方向変位を検出するリンク変位検出手段としての
ポテンショメータ18が取付けられている。同様に、シ
ョックアブソーバ17にも、そのシリンダチューブ及び
ピストンロッド間に両者の相対変位を検出するリンク変
位検出手段としてのポテンショメータ19が取付けられ
ている。
する軸方向変位を検出するリンク変位検出手段としての
ポテンショメータ18が取付けられている。同様に、シ
ョックアブソーバ17にも、そのシリンダチューブ及び
ピストンロッド間に両者の相対変位を検出するリンク変
位検出手段としてのポテンショメータ19が取付けられ
ている。
そして、各ロードセルし、〜L6の変位検出値D1□〜
DL6が、第2図に示すように、ストレーンアンプSA
、〜SA6で増幅されてA/D変換器20に入力される
と共に、各ポテンショメータ18及び19の変位検出値
DPI及びDP2が直接A/D変換器20に入力される
。このA/D変換器20でディジタル信号に変換された
変位検出値[)1.+〜DL6及びDPI+ DF□
は、演算装置21に入力される。
DL6が、第2図に示すように、ストレーンアンプSA
、〜SA6で増幅されてA/D変換器20に入力される
と共に、各ポテンショメータ18及び19の変位検出値
DPI及びDP2が直接A/D変換器20に入力される
。このA/D変換器20でディジタル信号に変換された
変位検出値[)1.+〜DL6及びDPI+ DF□
は、演算装置21に入力される。
この演算装置21は、各ポテンショメータ18゜19の
変位検出値り、、、D、□と予め設定されたサスペンシ
ョンのジオメトリとに基づいてサスペンションの各ジヨ
イントB、〜B3の位置座標を演算するジヨイント位置
演算部22と、各ロードセルL+”””L6の変位検出
値DLI〜DL6と前記ジヨイント位置演算部22で演
算された位置座標とに基づいてリンク反力を演算するリ
ンク反力演算部23と、このリンク反力演算部23のリ
ンク反力と前記ジヨイント位置演算部22で演算された
位置座標とに基づいて、タイヤの着力点X及びタイヤの
接地点反力Fとを演算する反力演算部24とから構成さ
れている。
変位検出値り、、、D、□と予め設定されたサスペンシ
ョンのジオメトリとに基づいてサスペンションの各ジヨ
イントB、〜B3の位置座標を演算するジヨイント位置
演算部22と、各ロードセルL+”””L6の変位検出
値DLI〜DL6と前記ジヨイント位置演算部22で演
算された位置座標とに基づいてリンク反力を演算するリ
ンク反力演算部23と、このリンク反力演算部23のリ
ンク反力と前記ジヨイント位置演算部22で演算された
位置座標とに基づいて、タイヤの着力点X及びタイヤの
接地点反力Fとを演算する反力演算部24とから構成さ
れている。
次に、上記実施例の動作を説明する。
先ず、タイヤ1に作用する力を第3図及び第4図につい
て説明する。
て説明する。
タイヤ1が路面に接地して車両の進行方向に対して横す
べり角β分傾斜しながら転勤している走行状態では、タ
イヤlの中心軸をy軸、これと水平面内で直交する軸を
y軸、垂直軸を2軸とすると、タイヤlの路面との接地
面G内の着力点Rに路面反力Fが作用する。この路面反
力Fは、xy2座標系でみると、y軸方向のサイドフォ
ースS。
べり角β分傾斜しながら転勤している走行状態では、タ
イヤlの中心軸をy軸、これと水平面内で直交する軸を
y軸、垂直軸を2軸とすると、タイヤlの路面との接地
面G内の着力点Rに路面反力Fが作用する。この路面反
力Fは、xy2座標系でみると、y軸方向のサイドフォ
ースS。
と、y軸方向のドラッグと称する抗力(ころがり抵抗と
駆動力及び制動力との和)DFと、z軸方向の垂直荷重
WFとの各分力に分けられると共に、車両の進行方向で
みたときに、水平面内で進行方向となるY軸と直交する
方向のコーナリングフォースCFと、y軸方向のコーナ
リング抵抗Reとの2つの分力に分けられる。そして、
接地面G内における着力点Rとy軸との間の距離をニュ
ーマチックトレールη7と、y軸とキングピン軸と路面
との交点までの距離をキャスタトレールη。と、着力点
Rとy軸との距離をスクラブ半径η1とそれぞれ称して
いる。
駆動力及び制動力との和)DFと、z軸方向の垂直荷重
WFとの各分力に分けられると共に、車両の進行方向で
みたときに、水平面内で進行方向となるY軸と直交する
方向のコーナリングフォースCFと、y軸方向のコーナ
リング抵抗Reとの2つの分力に分けられる。そして、
接地面G内における着力点Rとy軸との間の距離をニュ
ーマチックトレールη7と、y軸とキングピン軸と路面
との交点までの距離をキャスタトレールη。と、着力点
Rとy軸との距離をスクラブ半径η1とそれぞれ称して
いる。
次に、上記路面反力F及び着力点Rの座標を求めるため
のこの発明の測定原理について説明する。
のこの発明の測定原理について説明する。
今、第1図に示すように、タイヤの路面に対する路面反
力をF、着力点をRとすると、これら路面反力F及び着
力点R(x、y、z)は以下のようにして求めることが
できる。
力をF、着力点をRとすると、これら路面反力F及び着
力点R(x、y、z)は以下のようにして求めることが
できる。
すなわち、路面反力Fは、各ジヨイントBl、B2゜B
1位置における反力F+ 、Fz 、F3を用いて次式
のように表すことができる。
1位置における反力F+ 、Fz 、F3を用いて次式
のように表すことができる。
F −F I+ F z + F 3
・・・・・・(1)ボールジヨイントB3の反力F3
は、このジヨイントB3にステアリングギヤ機構14に
ボールジヨイントI3で連結されたサイドロッド12が
連結されていることから、サイドロット川2の軸力をt
6、サイドロッド12の方位単位ヘクl−ルをv6とす
ると、下記(2)式で表すことができる。
・・・・・・(1)ボールジヨイントB3の反力F3
は、このジヨイントB3にステアリングギヤ機構14に
ボールジヨイントI3で連結されたサイドロッド12が
連結されていることから、サイドロット川2の軸力をt
6、サイドロッド12の方位単位ヘクl−ルをv6とす
ると、下記(2)式で表すことができる。
F、=t、Vh ・・・・・・(
2)ここで、方位単位ベクトルv4は、ボールジヨイン
トB3の位置座標を(X3. yz、 zs ) 、ボ
ールジヨイント13の位置座標を(x4、’la、Za
)とすると、下記(3)式で表すことができる。
2)ここで、方位単位ベクトルv4は、ボールジヨイン
トB3の位置座標を(X3. yz、 zs ) 、ボ
ールジヨイント13の位置座標を(x4、’la、Za
)とすると、下記(3)式で表すことができる。
これをナックル座標系に直すと、
F2丁=
・・・・・・・・・;・・(3)
また、ジヨイントB2の反力F2は、ロアリンク8の分
岐部’8f、8rが取付部9f、9rによって揺動自在
に車体側部材6に連結されていることから、分岐部8f
、8rの張る面内の力となる。
岐部’8f、8rが取付部9f、9rによって揺動自在
に車体側部材6に連結されていることから、分岐部8f
、8rの張る面内の力となる。
よって、この面内に第5図に示すように座標系をとる。
そして、取付部9f及び9rを結ぶ直線tへ向かって分
岐部8f、8rの分岐点Aから下ろした垂線の足をOL
(原点)とし、取付部9fから9rへ向かってyL軸、
原点OLから分岐点Aに向かってyL軸をとり、l O
tA 4 f =θ3 、 l OtA4r=θ4とし
、分岐部8f及び8rの軸力をt、及びt4すると、反
力F2は下記(4)式で表すことができる。
岐部8f、8rの分岐点Aから下ろした垂線の足をOL
(原点)とし、取付部9fから9rへ向かってyL軸、
原点OLから分岐点Aに向かってyL軸をとり、l O
tA 4 f =θ3 、 l OtA4r=θ4とし
、分岐部8f及び8rの軸力をt、及びt4すると、反
力F2は下記(4)式で表すことができる。
Fz”= (tscosθ3+t4CO3θ4 t3
sinθ、、−t4sinθ、 C1)・・・・・・
・・・・・・(4) ・・・・・・・・・・・・(5) 但し、 cosαLl、CO5βL1.CO5γL2.
COSα2.°・。
sinθ、、−t4sinθ、 C1)・・・・・・
・・・・・・(4) ・・・・・・・・・・・・(5) 但し、 cosαLl、CO5βL1.CO5γL2.
COSα2.°・。
CO37L、は、XL、VL、XL軸のナックル座標系
に対する方向余弦である。
に対する方向余弦である。
ここで、ロアリンク8を剛体と考えれば、θ3θ4は既
知の角、取付部9f、9rの位置座標は既知、分岐点A
の位置は、サスペンションストロークを知ることにより
算出することができる。
知の角、取付部9f、9rの位置座標は既知、分岐点A
の位置は、サスペンションストロークを知ることにより
算出することができる。
なお、方向余弦を算出するには、第6図に示すように、
各点P+、Pz、Pxの座標をそれぞれP+ (XL
Y+ Z+ ) Pz (Xz Yt Zz ) P:l (xt Vz Z:l ) とし、y軸、Y軸、Y軸の方位ベクトルを求める。
各点P+、Pz、Pxの座標をそれぞれP+ (XL
Y+ Z+ ) Pz (Xz Yt Zz ) P:l (xt Vz Z:l ) とし、y軸、Y軸、Y軸の方位ベクトルを求める。
i線P、P2のベクトル方程式は、
P−(PI −p2)t+PI ・・・
・・・(6)となり、0点では、 0= (P+ Pz )t0+P+ ・
・・・・・(7)とすると、X軸方向のベクトルは、 OP、=pa −。
・・・(6)となり、0点では、 0= (P+ Pz )t0+P+ ・
・・・・・(7)とすると、X軸方向のベクトルは、 OP、=pa −。
= P 3 ((PI Fg) t、+h )
・・・・・・(8)で表され、 oP、土oP、より OP、・0P1= [P3 ((P+−Pz) t0+P+ )]・(P
+−Pz) = 0・・・・・・(9) この(9)式を解いて、 よって、ベクトル0P3(X軸方向)ベクトルは、・・
・・・・01) となり、これを単位ベクトルに直すと、OX = OP
3 / l OP 3・・・・・・02) 、X軸方向余弦は、第7図に示すように、ベクトルOX
とX軸、y軸及びZ軸の正方向とのなす角をそれぞれα
1.β2及びT1とすると、cosα+ =OX・(1
00) ・5in7’+cosβr =OX・(01
0) ・5inr+cosr+ =OX・ (001
) (0≦T+<π) ・・・・・・03) となる。
・・・・・・(8)で表され、 oP、土oP、より OP、・0P1= [P3 ((P+−Pz) t0+P+ )]・(P
+−Pz) = 0・・・・・・(9) この(9)式を解いて、 よって、ベクトル0P3(X軸方向)ベクトルは、・・
・・・・01) となり、これを単位ベクトルに直すと、OX = OP
3 / l OP 3・・・・・・02) 、X軸方向余弦は、第7図に示すように、ベクトルOX
とX軸、y軸及びZ軸の正方向とのなす角をそれぞれα
1.β2及びT1とすると、cosα+ =OX・(1
00) ・5in7’+cosβr =OX・(01
0) ・5inr+cosr+ =OX・ (001
) (0≦T+<π) ・・・・・・03) となる。
また、y軸方向の単位ベク
OY= (P+ Pz )I P+となり、y軸方
向余弦は、 cosαz =oy ・(10 cosβ2=OY・ (01 CO57z =oy−(OO トルは、 −P21 ・・・・・・04) 0) ・ sinγ2 0) ・ sinγ2 (0≦γ2 〈π) ・・・・・・05) となる。
向余弦は、 cosαz =oy ・(10 cosβ2=OY・ (01 CO57z =oy−(OO トルは、 −P21 ・・・・・・04) 0) ・ sinγ2 0) ・ sinγ2 (0≦γ2 〈π) ・・・・・・05) となる。
さらに、X軸方向の方向余弦cosα3. cosβ2
. CO5γ、は、 ベクトルT1及びT2の和T I+ T zは、T+
+ Tz = ・・・・・・06) となり、これを展開して、 cosα3 ”’ cosβ+CO3T z CO
3βzcO37。
. CO5γ、は、 ベクトルT1及びT2の和T I+ T zは、T+
+ Tz = ・・・・・・06) となり、これを展開して、 cosα3 ”’ cosβ+CO3T z CO
3βzcO37。
cosβ3″cosγ、 cosα2− cosγzc
osαICO37:l = CO3αIcesβz −
cosα2c、O3β菫・・・・・・07) を得ることができる。
osαICO37:l = CO3αIcesβz −
cosα2c、O3β菫・・・・・・07) を得ることができる。
さらに、ボールジヨイントB1位置の反力F1は、第8
図に示すように、ジョインl−B、及び取付部5f、5
rが揺動自在であることから、アッパリンク4の分岐部
4f、4rの軸力ベクトルをT、、T、とじ、ショック
アブソーバ17の軸力ベクトルをT6とすると、下記0
0式で表すことができる。
図に示すように、ジョインl−B、及び取付部5f、5
rが揺動自在であることから、アッパリンク4の分岐部
4f、4rの軸力ベクトルをT、、T、とじ、ショック
アブソーバ17の軸力ベクトルをT6とすると、下記0
0式で表すことができる。
F + = T + + T 2 + T b
・・・・・・(1B)そして、前記反力
F2と同様に、アッパリンク4の分岐部4f、4rの軸
力をj+、jzとすると、軸力・・・・・・O9) 但し、CO3Q’ u I + ”’ ”・CO3Tu
3ば、分岐部4f。
・・・・・・(1B)そして、前記反力
F2と同様に、アッパリンク4の分岐部4f、4rの軸
力をj+、jzとすると、軸力・・・・・・O9) 但し、CO3Q’ u I + ”’ ”・CO3Tu
3ば、分岐部4f。
4rの張る面に設定した座標軸Xu、)’u、Zuの方
向余弦である。
向余弦である。
また、軸力ベクトルT、ば、前記反力F3と同様に、シ
ョックアブソーバ17の軸力をT6とすると、 Tb= t 6V6 ・・
−・ateで表すことができる。
ョックアブソーバ17の軸力をT6とすると、 Tb= t 6V6 ・・
−・ateで表すことができる。
ここで、■6はショックアブソーバ17の方位単位ベク
トルであり、取付部15の座標を(xs、yS、ZS)
、取付部16の座標を(Xb、 Yb、 Zb )とす
ると、下記(21)式で表すことができる。
トルであり、取付部15の座標を(xs、yS、ZS)
、取付部16の座標を(Xb、 Yb、 Zb )とす
ると、下記(21)式で表すことができる。
・・・・・・(21)
以上のようにして、ナックル座標系により、各ボールジ
ョイント81,82,83位置での反力F1゜Fz、F
iを求めることができる。
ョイント81,82,83位置での反力F1゜Fz、F
iを求めることができる。
以上の結果をまとめると、
F I X = CO5Of u I(t Icosθ
、+t、cos 132)+ cosβul (t、s
inθ、−t2sinθ2)((XS−Xb )”+(
ys−yi、 )”+(25−26)”)””F 、、
= cosαuz(t+cO5θl+tzcosθ2
)+ cosβuz(t+sxnθ、−t、sinθ2
)((Xs−Xb ) ”+ <F5−Vb ) ”+
(Zs−Zb ) ” )””F 1 z ”’
CO5(X u3 (t+cosθ、+t2cosθ2
)十cosβu3(t、sinθ、−t、sinθ2)
F Zx:COSαL+(t3cOsθi+t4cO8
θ4)+cosβL+(t:+sinθ3−t、sin
θ4)Fz、= cos αtz(t3cos θ
、+ t、cos θ 4)+cosβtz(t:+s
inθ3−t4sinθ4)Fzz=cosαt3(t
:、cosθ3+t、cosθ4)+cosβt3(t
zsinθ3−t、sinθ4)tb(X3 x4
) ・・・・・・(22) となる。
、+t、cos 132)+ cosβul (t、s
inθ、−t2sinθ2)((XS−Xb )”+(
ys−yi、 )”+(25−26)”)””F 、、
= cosαuz(t+cO5θl+tzcosθ2
)+ cosβuz(t+sxnθ、−t、sinθ2
)((Xs−Xb ) ”+ <F5−Vb ) ”+
(Zs−Zb ) ” )””F 1 z ”’
CO5(X u3 (t+cosθ、+t2cosθ2
)十cosβu3(t、sinθ、−t、sinθ2)
F Zx:COSαL+(t3cOsθi+t4cO8
θ4)+cosβL+(t:+sinθ3−t、sin
θ4)Fz、= cos αtz(t3cos θ
、+ t、cos θ 4)+cosβtz(t:+s
inθ3−t4sinθ4)Fzz=cosαt3(t
:、cosθ3+t、cosθ4)+cosβt3(t
zsinθ3−t、sinθ4)tb(X3 x4
) ・・・・・・(22) となる。
この(22)弐を演算するために必要な各ジヨイントの
座標は、ステアリングランク軸ス]・ローフL1と、シ
ョックアブソーバストロークL、から、各リンクを剛体
として機構学的に演算するか、もしくは、LLとり、を
変化させ、実物から測定しておいて、LLとり、とのマ
ツプとしておくことができる。
座標は、ステアリングランク軸ス]・ローフL1と、シ
ョックアブソーバストロークL、から、各リンクを剛体
として機構学的に演算するか、もしくは、LLとり、を
変化させ、実物から測定しておいて、LLとり、とのマ
ツプとしておくことができる。
一方、着力点Rを求めるには、まず各サスペンションリ
ンクを剛体とみなし、且つ慣性を無視したモーメントの
つり合いは次式で表すことができる。
ンクを剛体とみなし、且つ慣性を無視したモーメントの
つり合いは次式で表すことができる。
FXP=F、XP、+F2XPZ+F3XP。
・・・・・・(23)
ここで、P、はジヨイントB、の位置ベクトルであり、
×はベクトル外積を表す。
×はベクトル外積を表す。
この(23)式を展開すると下記(24)弐となる。
i、j、にはx、y、z軸方向の単位ベクトルXi、y
i、Z、はジヨイントBiの座標成分F iX+ F
iy+ F LzはジヨイントBiの反力の各方向成分 そして、前記(24)弐を変形すると、・・・・・・(
25) ここで、ジヨイントB+、Bzの位置座標(Xy++
Zl )+ CXZr yz+ zz )は、サスペ
ンションのストロークにより決まり、ジヨイントB3の
位置座標(Xt、 y:+、Z3 )は、サスペンショ
ンのストロークと、ジヨイントB、(ステアリングラッ
ク軸端)の変位とを測定すれば、ジオメトリツクに算出
することができる。
i、Z、はジヨイントBiの座標成分F iX+ F
iy+ F LzはジヨイントBiの反力の各方向成分 そして、前記(24)弐を変形すると、・・・・・・(
25) ここで、ジヨイントB+、Bzの位置座標(Xy++
Zl )+ CXZr yz+ zz )は、サスペ
ンションのストロークにより決まり、ジヨイントB3の
位置座標(Xt、 y:+、Z3 )は、サスペンショ
ンのストロークと、ジヨイントB、(ステアリングラッ
ク軸端)の変位とを測定すれば、ジオメトリツクに算出
することができる。
そして、着力点Rにおける路面反力Fのサイドフォース
S4.抗力り、及び垂直荷重WFに対応するx、 y
及びZ軸方向成分FX、Fy及びF2と各ジヨイントB
、−B3位置の反力F1〜F3のx、 y、 z軸
方向成分FI X””” F 3X+ F 1 y−
F 3y。
S4.抗力り、及び垂直荷重WFに対応するx、 y
及びZ軸方向成分FX、Fy及びF2と各ジヨイントB
、−B3位置の反力F1〜F3のx、 y、 z軸
方向成分FI X””” F 3X+ F 1 y−
F 3y。
F 、 z−F 3zとは、
F、=F1.+F2X+F:lX
F y = F +y + F zy + F 3yF
、=F、□十F Zz + F 32
・・・・・・(26)の関係があるので、この(26)
式の右辺におけるFIX+ Fzx+ F3X+ F
ly+ FZ1’+ F 3V+ F lz+ F 2
Z+ F 3Zは、前記(22)弐で演算することがで
きるので、前記(26)式は、 となる。
、=F、□十F Zz + F 32
・・・・・・(26)の関係があるので、この(26)
式の右辺におけるFIX+ Fzx+ F3X+ F
ly+ FZ1’+ F 3V+ F lz+ F 2
Z+ F 3Zは、前記(22)弐で演算することがで
きるので、前記(26)式は、 となる。
と表すことができ、この(27)式における左辺の第1
項をみると、 であるので、路面反力Fの各分力FX、F、、F。
項をみると、 であるので、路面反力Fの各分力FX、F、、F。
が算出することができても、(6)式から直ちに(X。
y、z)”を知ることはできない。
すなわち、一般に、モーメンI−Mと、着力点Rの位置
ベクトルP及び力ベクトルFとの関係は、第9図に示す
ように、M=FXPで表される。
ベクトルP及び力ベクトルFとの関係は、第9図に示す
ように、M=FXPで表される。
モーメントMは、着力点位置ベクトルPと路面反力Fの
張る面に垂直であり、その大きさIMは、着力点位置ベ
クトルP及び力ヘクトルF間の角度をθとしたとき、 Ml”IpHFlsin θ ・−・・(29)と
表すことができる。
張る面に垂直であり、その大きさIMは、着力点位置ベ
クトルP及び力ヘクトルF間の角度をθとしたとき、 Ml”IpHFlsin θ ・−・・(29)と
表すことができる。
よって、モーメントMと着力点Rの力ベクトルFとが得
られたとき、モーメントM及び力ベクトルFの方向から
位置ベクトルの存在すべき平面PFが求まり、力ベクト
ルF及びモーメンl−Mの大きさからl P l si
n θが求まる。
られたとき、モーメントM及び力ベクトルFの方向から
位置ベクトルの存在すべき平面PFが求まり、力ベクト
ルF及びモーメンl−Mの大きさからl P l si
n θが求まる。
言い換えれば、平面PF内にあり、位置ベクトルPに対
する方向θ′と自身の大きさIXIの関係が、l X
1sinθ’=IPlsinθの関係を満たすベクトル
Xは一意に決まらないので、モーメントMと、力ベクト
ルFだけを算出して、着力点の位置ベクトルPを求める
ことはできない。
する方向θ′と自身の大きさIXIの関係が、l X
1sinθ’=IPlsinθの関係を満たすベクトル
Xは一意に決まらないので、モーメントMと、力ベクト
ルFだけを算出して、着力点の位置ベクトルPを求める
ことはできない。
したがって、着力点Rの座標(x、y、z)”を求める
には、更に次のような工夫が必要となる。
には、更に次のような工夫が必要となる。
すなわち、異なる2つの時刻における時系列データを使
用して(χ、y、z)”を算出することができる。
用して(χ、y、z)”を算出することができる。
今、着力点R(x、 y、 z)が、ナックル部に
固定した座標系で、不動であるとする。時間変化を考え
て、Fx(t)、 Fy(t)、 Fz(t)、m、(
t)、m、(t)m、(t)のように表す。(27)式
の第1行から、F z(t1) y−F 、(t1)
z = mx(11)Fz(tz)y−Fy(tz)z
=mX(tz) ・−・・−<30)第2行から、 Fz(t1) x −Fx(t1) z =my(t1
)F z(tz)x −F x(tz)z = m
、(む2) ・・・・・・(31)すなわち、時
刻1..12における、FX、F、、F。
固定した座標系で、不動であるとする。時間変化を考え
て、Fx(t)、 Fy(t)、 Fz(t)、m、(
t)、m、(t)m、(t)のように表す。(27)式
の第1行から、F z(t1) y−F 、(t1)
z = mx(11)Fz(tz)y−Fy(tz)z
=mX(tz) ・−・・−<30)第2行から、 Fz(t1) x −Fx(t1) z =my(t1
)F z(tz)x −F x(tz)z = m
、(む2) ・・・・・・(31)すなわち、時
刻1..12における、FX、F、、F。
が独立であれば、
・・・・・・(33)
を求めることができ、これらから着力点Rの座標に対応
する行列(x、y、z)”を求めることができる。ここ
での座標系はもちろん、ナックル部に固定された座標系
を用いる。
する行列(x、y、z)”を求めることができる。ここ
での座標系はもちろん、ナックル部に固定された座標系
を用いる。
したがって、各サスペンションリンクの軸力む1〜t6
をロードセルL、−L6で検出し、ステアリングギヤ機
構14の変位及びショックアブソーバ17の変位をそれ
ぞれポテンショメータ18及び19で検出し、これらの
検出値を演算装置21に入力することにより、この演算
装置21で第10図に示すフローチャートに従った演算
処理が実行されてタイヤ及び路面間の路面反力F及び着
力点Rの座標を算出することができる。
をロードセルL、−L6で検出し、ステアリングギヤ機
構14の変位及びショックアブソーバ17の変位をそれ
ぞれポテンショメータ18及び19で検出し、これらの
検出値を演算装置21に入力することにより、この演算
装置21で第10図に示すフローチャートに従った演算
処理が実行されてタイヤ及び路面間の路面反力F及び着
力点Rの座標を算出することができる。
すなわち、第10図において、ステップ■で各ポテンシ
ョメータ18.19の変位検出値DP I +D、□を
読込み、次いでステップ■に移行して変位検出値DPI
及びDP2に基づいて前記(22)式の演算に必要な各
ジヨイント位置の座標を算出する。
ョメータ18.19の変位検出値DP I +D、□を
読込み、次いでステップ■に移行して変位検出値DPI
及びDP2に基づいて前記(22)式の演算に必要な各
ジヨイント位置の座標を算出する。
このジヨイント位置座標のうち、各リンクと車体6との
取付部の位置座標は既知であるので、予めメモリに格納
しておき、他のジヨイントB、〜B3の位置座標及びア
ッパリンク4及びロアリンク8の分岐点A及びBの位置
座標は、ステアリングギャ機構14の変位検出値DPI
及びショックアブソーバ17の変位検出値DP2に基づ
いて各リンクを剛体として機構学的に演算するか、又は
予め実際にステアリングギヤ機構14及びショックアブ
ソーバ17を種々変位させたときの、各ジヨイントB+
〜B3及び分岐点A、Bの位置座標を計測して、各変位
検出値り、及びDPZの値と各ジヨイントB +〜B3
及び分岐点A、Bの座標とをマツプ化してメモリに記憶
させておき、各変位検出値DPI及びDPZをもとにマ
ツプを参照して各ジヨイントB +〜B3及び分岐点A
、Bの座標を算出する。
取付部の位置座標は既知であるので、予めメモリに格納
しておき、他のジヨイントB、〜B3の位置座標及びア
ッパリンク4及びロアリンク8の分岐点A及びBの位置
座標は、ステアリングギャ機構14の変位検出値DPI
及びショックアブソーバ17の変位検出値DP2に基づ
いて各リンクを剛体として機構学的に演算するか、又は
予め実際にステアリングギヤ機構14及びショックアブ
ソーバ17を種々変位させたときの、各ジヨイントB+
〜B3及び分岐点A、Bの位置座標を計測して、各変位
検出値り、及びDPZの値と各ジヨイントB +〜B3
及び分岐点A、Bの座標とをマツプ化してメモリに記憶
させておき、各変位検出値DPI及びDPZをもとにマ
ツプを参照して各ジヨイントB +〜B3及び分岐点A
、Bの座標を算出する。
次いで、ステップ■に移行して、ロードセルL。
〜L6から出力される軸力検出値D L l〜DL&を
読込み、次いでステップ■に移行して、これら軸力検出
値LL1%DL6と、予め設定されたアッパリンク4及
びロアリンク8の角θ1.θ2及びθ3.θ4と、前記
ステップ■で算出した各B、〜B3及び分岐点A、Bの
座標とに基づいて前記(22)式の演算を行って、各ジ
ョイン)Bl”’B:1位置での反力F1〜F3のx、
y及びZ方向成分I” L X + F i y
及びF i2を算出し、これをメモリの所定記憶領域に
一時記憶する。ここで、メモリの所定記憶領域には、現
在値を記憶する現在値記憶領域と前回値を記憶する前回
値記憶領域の2組の記憶領域が形成され、現在値記憶領
域に現在値を格納することにより、この現在値記憶領域
に格納されていた前回における現在値が前回値記憶領域
にシフトされる。
読込み、次いでステップ■に移行して、これら軸力検出
値LL1%DL6と、予め設定されたアッパリンク4及
びロアリンク8の角θ1.θ2及びθ3.θ4と、前記
ステップ■で算出した各B、〜B3及び分岐点A、Bの
座標とに基づいて前記(22)式の演算を行って、各ジ
ョイン)Bl”’B:1位置での反力F1〜F3のx、
y及びZ方向成分I” L X + F i y
及びF i2を算出し、これをメモリの所定記憶領域に
一時記憶する。ここで、メモリの所定記憶領域には、現
在値を記憶する現在値記憶領域と前回値を記憶する前回
値記憶領域の2組の記憶領域が形成され、現在値記憶領
域に現在値を格納することにより、この現在値記憶領域
に格納されていた前回における現在値が前回値記憶領域
にシフトされる。
次いで、ステップ■に移行して、前記(26)式の演算
を行って、着力点Rにおける路面反力FのXy及び2方
向酸分F、、F、及びF2を算出し、これをメモリの所
定の現在値及び前回値記憶領域に一時記憶する。
を行って、着力点Rにおける路面反力FのXy及び2方
向酸分F、、F、及びF2を算出し、これをメモリの所
定の現在値及び前回値記憶領域に一時記憶する。
次いで、ステップ■に移行して、上記ステップ■で算出
したx、 y及び2方向酸分FX、F、及びF2に基
づいて路面反力Fを算出し、これをメモリの所定記憶領
域に記憶しζからステップ■に移行する。
したx、 y及び2方向酸分FX、F、及びF2に基
づいて路面反力Fを算出し、これをメモリの所定記憶領
域に記憶しζからステップ■に移行する。
このステップ■では、メモリに記憶されている反力F、
〜F、のx、 y及び2方向酸分F、X、 F、
y及びF isと、路面反力Fのx、y及び2方向酸分
FX、Fy及びF2との現在値及び前回値に基づいて前
記(32)及び(33)式の演算を行って、着力点Rの
座標(x、y、z)”を算出し、次いでステップ■に移
行して、路面反力F及び着力点Rの座標をタイヤ力計測
値としてCRTデイスプレィ等の表示装置又はプリンタ
等の印字装置に出力する。
〜F、のx、 y及び2方向酸分F、X、 F、
y及びF isと、路面反力Fのx、y及び2方向酸分
FX、Fy及びF2との現在値及び前回値に基づいて前
記(32)及び(33)式の演算を行って、着力点Rの
座標(x、y、z)”を算出し、次いでステップ■に移
行して、路面反力F及び着力点Rの座標をタイヤ力計測
値としてCRTデイスプレィ等の表示装置又はプリンタ
等の印字装置に出力する。
次いで、ステップ■に移行して、所定時刻が経過したか
否かを判定し、所定時刻が経過していないときには、こ
れが経過するまで待機し、所定時刻が経過したときには
、前記ステップ■に戻って上記と同様の路面反力F及び
着力点Rの座標の演算処理を繰り返す。
否かを判定し、所定時刻が経過していないときには、こ
れが経過するまで待機し、所定時刻が経過したときには
、前記ステップ■に戻って上記と同様の路面反力F及び
着力点Rの座標の演算処理を繰り返す。
なお、第1O図の処理において、ステップ■及び■の処
理がジヨイント位置演算部22に対応し、ステップ■及
び■の処理がリンク反力演算部23に対応し、ステップ
■〜■の処理が反力演算部24に対応している。
理がジヨイント位置演算部22に対応し、ステップ■及
び■の処理がリンク反力演算部23に対応し、ステップ
■〜■の処理が反力演算部24に対応している。
次に、この発明の第2実施例を説明する。
この第2実施例は、着力点Rの座標を算出するに当たり
、前記第1実施例のように時系列データを使用する方法
では、時刻t、及びF2の2つの時刻のデータがあれば
、着力点の導出には一応必要充分であるが、各時刻のデ
ータにノイズ等が含まれている場合には、誤差を生じる
原因となるので、ノイズ等の影響を減少させるようにし
たものである。
、前記第1実施例のように時系列データを使用する方法
では、時刻t、及びF2の2つの時刻のデータがあれば
、着力点の導出には一応必要充分であるが、各時刻のデ
ータにノイズ等が含まれている場合には、誤差を生じる
原因となるので、ノイズ等の影響を減少させるようにし
たものである。
すなわち、第10図のステップ■の処理において、複数
n個の時刻1..12・・・・・・t、。の冗長なデー
タを用い、着力点を計算する上で、データに含まれるノ
イズ等の影響が小さくなるよう、繰り返し最小二乗推定
処理を適用する。
n個の時刻1..12・・・・・・t、。の冗長なデー
タを用い、着力点を計算する上で、データに含まれるノ
イズ等の影響が小さくなるよう、繰り返し最小二乗推定
処理を適用する。
このためには、前記(25)弐を次のように書き直す。
・・・・・・・・・・・・(34)
但し、mX−Σ(F iyZ i F ;zy、)
m、=、Σ (F i t X r F fx Z
s )二の(34)弐両辺に、ローパスフィルタ(
ノイズカット)L+;)’をかけて、 ・・・・・・(35) S:微分演算子、ω:カットオフ周波数m g + m
y + m 2 、F X I F y +
F zは測定できるので、(35)弐に、例えば次のよ
うな最小二乗法の調整則を適用し、時系列データからx
、y。
m、=、Σ (F i t X r F fx Z
s )二の(34)弐両辺に、ローパスフィルタ(
ノイズカット)L+;)’をかけて、 ・・・・・・(35) S:微分演算子、ω:カットオフ周波数m g + m
y + m 2 、F X I F y +
F zは測定できるので、(35)弐に、例えば次のよ
うな最小二乗法の調整則を適用し、時系列データからx
、y。
2を導出することができる。
とおくと、(35)式は、
η(t)=θξ(L) ・・・
・・・(37)と表すことができる。ここで、Lは各時
刻を示す。
・・・(37)と表すことができる。ここで、Lは各時
刻を示す。
以後、サンプリング周期をΔTとし、
を−ΔT−K ・・・・・・(
38)を用い、 η(K)=θξ(に) ・・・・・
・(39)と表す。離散値系の調整則は、 θ(、。Il=θ(に) 十「(に)ξ(に)ε(K) / (1+ξ(KlTF
Lに)ξ(X))「く、。1l=rfに) 「(X)ξ(に)ξ(にT「〈に)/(1+ξ(K+’
「tに)ξ(に))ε(に) =η(に) −θ(に)
ξ(に)・・・・・・(40) となる。
38)を用い、 η(K)=θξ(に) ・・・・・
・(39)と表す。離散値系の調整則は、 θ(、。Il=θ(に) 十「(に)ξ(に)ε(K) / (1+ξ(KlTF
Lに)ξ(X))「く、。1l=rfに) 「(X)ξ(に)ξ(にT「〈に)/(1+ξ(K+’
「tに)ξ(に))ε(に) =η(に) −θ(に)
ξ(に)・・・・・・(40) となる。
ここで、θは真値θに対し、θの導出値であり、K−+
ωでθ→θが証明されている。
ωでθ→θが証明されている。
したがって、K時点でのθ(K、、η。1.ξfK)
と、(K+1)時点でのξ。。1.、η(Kil+
とを求めることにより、(K+ 1 )時点での最小
2乗推定値θ。。1.を求めることができ、このθ(に
。寵)を前記(36)式に代入することにより、着力点
Rの座標(χ、y、z)”を求めることができる。
と、(K+1)時点でのξ。。1.、η(Kil+
とを求めることにより、(K+ 1 )時点での最小
2乗推定値θ。。1.を求めることができ、このθ(に
。寵)を前記(36)式に代入することにより、着力点
Rの座標(χ、y、z)”を求めることができる。
以上のようにして、測定データに含まれるノイズ等の影
響を受けることなく、正確な着力点Rの座標(x、y、
z)Tを算出することができる。
響を受けることなく、正確な着力点Rの座標(x、y、
z)Tを算出することができる。
次に、この発明の第3実施例を説明する。この第3実施
例は、着力点Pの座標(x、 y、 z)の内の一
つ例えば2を計測し、これに基づいて残りのx、yを算
出するようにしたものである。
例は、着力点Pの座標(x、 y、 z)の内の一
つ例えば2を計測し、これに基づいて残りのx、yを算
出するようにしたものである。
すなわち、第11図に示すように、例えば、ナックル2
に、地面を向けてタイヤの回転面と平衡な方向に、タイ
ヤ中心高検出手段としての超音波センサ30を取付け、
この超音波センサ30によって、ナックル2に固定した
座標系でZ座標を計測する。
に、地面を向けてタイヤの回転面と平衡な方向に、タイ
ヤ中心高検出手段としての超音波センサ30を取付け、
この超音波センサ30によって、ナックル2に固定した
座標系でZ座標を計測する。
そして、超音波センサ30から出力されるZ座標検出値
を第12図に示すように、A/D変換器20を介して演
算装置21に入力し、この演算装置21で、Z座標検出
値を前記(27)式に代入して下記(41)式の演算を
行うことにより、着力点RのX座標及びX座標を求める
ことができる。但し、座標系は、ナックルに固定した座
標系とする。
を第12図に示すように、A/D変換器20を介して演
算装置21に入力し、この演算装置21で、Z座標検出
値を前記(27)式に代入して下記(41)式の演算を
行うことにより、着力点RのX座標及びX座標を求める
ことができる。但し、座標系は、ナックルに固定した座
標系とする。
y= (mx−F、z)/−FZ
x=(my−Fxz)/ FZ
・・・・・・・・・・・・(41)
なお、上記実施例においては、各サスペンションリンク
の軸力(反力)を検出するリンク反力計測手段としてロ
ードセルし1〜L6を適用した場合について説明したが
、これに限定されるものではなく、ストレインゲージ等
の他の圧力センサを適用し得る。
の軸力(反力)を検出するリンク反力計測手段としてロ
ードセルし1〜L6を適用した場合について説明したが
、これに限定されるものではなく、ストレインゲージ等
の他の圧力センサを適用し得る。
同様に、ステアリングギヤ機構14及びショックアブソ
ーバ17の変位を検出するリンク変位検出手段も、ポテ
ンショメータに限定されるものではなく、高周波が供給
された検出コイルのインダクタンス変化を検出して変位
を検出する高周波発振型位置センサ、電極板の静電容量
変化を検出して変位を検出する静電容量型位置センサ、
磁気を利用した変位センサ等の任意の位置センサを適用
することができる。
ーバ17の変位を検出するリンク変位検出手段も、ポテ
ンショメータに限定されるものではなく、高周波が供給
された検出コイルのインダクタンス変化を検出して変位
を検出する高周波発振型位置センサ、電極板の静電容量
変化を検出して変位を検出する静電容量型位置センサ、
磁気を利用した変位センサ等の任意の位置センサを適用
することができる。
また、上記実施例においては、この発明をダブルウィツ
シュボーン弐フロントサスペンションに適用した場合に
ついて説明したが、他の形式のサスペンションにもこの
発明を適用し得ることは言うまでもない。
シュボーン弐フロントサスペンションに適用した場合に
ついて説明したが、他の形式のサスペンションにもこの
発明を適用し得ることは言うまでもない。
以上説明したように、請求項(1)に係るタイヤ力計測
装置によれば、サスペンションリンクと車体との間に働
く力を、サスペンションリンクに取付けたリンク反力計
測手段で検出し、且つサスペンションの車体に対する変
位をリンク変位検出手段で検出することにより、これら
に基づいてタイヤと路面との間に働く力とその着力点を
演算によって算出する構成としたので、実際にタイヤが
車両に装着されて走行するときのタイヤ力を直接計測す
ることができる効果が得られる。したがって、着力点と
キングピン軸と路面の交点との位置関係を明確に把握す
ることが可能となり、サスペンションのコンプライアン
スステア等の量を決定する際に極めて有効なものとなる
。
装置によれば、サスペンションリンクと車体との間に働
く力を、サスペンションリンクに取付けたリンク反力計
測手段で検出し、且つサスペンションの車体に対する変
位をリンク変位検出手段で検出することにより、これら
に基づいてタイヤと路面との間に働く力とその着力点を
演算によって算出する構成としたので、実際にタイヤが
車両に装着されて走行するときのタイヤ力を直接計測す
ることができる効果が得られる。したがって、着力点と
キングピン軸と路面の交点との位置関係を明確に把握す
ることが可能となり、サスペンションのコンプライアン
スステア等の量を決定する際に極めて有効なものとなる
。
また、請求項(2)に係るタイヤ力計測装置によれば、
サスペンションリンクと、車体との間に働く力を、サス
ペンションリンクに取付けたリンク反力計測手段で検出
し、且つサスペンションの車体に対する変位をリンク変
位検出手段で検出すると共に、路面とタイヤ中心との間
の高さ又はこれに相当する量をタイヤ中心高検出手段で
検出し、このタイヤ中心高検出手段の検出値と、リンク
反力計測手段の検出値とに基づいてタイヤと路面との間
に働く力の着力点を演算するようにした構成としたので
、上記請求項(1)と同様の効果を得ることができ、し
かも着力点を少ない演算処理で正確に算出することがで
きる。
サスペンションリンクと、車体との間に働く力を、サス
ペンションリンクに取付けたリンク反力計測手段で検出
し、且つサスペンションの車体に対する変位をリンク変
位検出手段で検出すると共に、路面とタイヤ中心との間
の高さ又はこれに相当する量をタイヤ中心高検出手段で
検出し、このタイヤ中心高検出手段の検出値と、リンク
反力計測手段の検出値とに基づいてタイヤと路面との間
に働く力の着力点を演算するようにした構成としたので
、上記請求項(1)と同様の効果を得ることができ、し
かも着力点を少ない演算処理で正確に算出することがで
きる。
第1図はこの発明の第1実施例を示す概略構成図、第2
図は演算装置の一例を示すブロック図、第3図及び第4
図はそれぞれタイヤに作用する力の説明に供する模式図
、第5図はロアリンクのボールジヨイント位置における
反力を演算する場合の説明図、第6図及び第7図はそれ
ぞれロアリンクの方向余弦を演算する場合の説明図、第
8図はアッパリンクのボールジヨイント位置に於ける反
力を演算する場合の説明図、第9図は位置ヘクトル、力
ヘクトル及びモーメントの関係を示す説明図、第10図
は演算装置21の演算処理の一例を示すフローチャート
、第11図はこの発明の第3実施例を示す概略構成図、
第12図は第3実施例の演算装置を示すブロック図であ
る。 図中、1はタイヤ、2はナックル、B1〜B3はボール
ジヨイント、4はアッパリンク、4f。 4rは分岐部、5f、5rは取付部、6は車体側部材、
8はロアリンク、8f、8rは分岐部、9f、9rは取
付部、12はサイドロッド、13はボールジヨイント、
14はステアリングギヤ機構、15.16は取付部、1
7はショックアブソーバ、t、、−16はロードセル(
リンク反力計測手段)、18.19はポテンシヨメータ
(リンク変位検出手段)、21は演算装置、22はジヨ
イント位置演算部、23はリンク反力演算部、24は反
力演算部、30は超音波センサ(タイヤ中心高検出手段
)である。
図は演算装置の一例を示すブロック図、第3図及び第4
図はそれぞれタイヤに作用する力の説明に供する模式図
、第5図はロアリンクのボールジヨイント位置における
反力を演算する場合の説明図、第6図及び第7図はそれ
ぞれロアリンクの方向余弦を演算する場合の説明図、第
8図はアッパリンクのボールジヨイント位置に於ける反
力を演算する場合の説明図、第9図は位置ヘクトル、力
ヘクトル及びモーメントの関係を示す説明図、第10図
は演算装置21の演算処理の一例を示すフローチャート
、第11図はこの発明の第3実施例を示す概略構成図、
第12図は第3実施例の演算装置を示すブロック図であ
る。 図中、1はタイヤ、2はナックル、B1〜B3はボール
ジヨイント、4はアッパリンク、4f。 4rは分岐部、5f、5rは取付部、6は車体側部材、
8はロアリンク、8f、8rは分岐部、9f、9rは取
付部、12はサイドロッド、13はボールジヨイント、
14はステアリングギヤ機構、15.16は取付部、1
7はショックアブソーバ、t、、−16はロードセル(
リンク反力計測手段)、18.19はポテンシヨメータ
(リンク変位検出手段)、21は演算装置、22はジヨ
イント位置演算部、23はリンク反力演算部、24は反
力演算部、30は超音波センサ(タイヤ中心高検出手段
)である。
Claims (2)
- (1)車両のサスペンションリンクが車体に及ぼす力を
検出するリンク反力計測手段と、サスペンションの車体
に対する変位を検出するリンク変位検出手段と、前記リ
ンク変位検出手段の信号を入力し、あらかじめ設定され
たサスペンションのジオメトリを基に、サスペンション
の各ジョイント位置座標を演算するジョイント位置演算
部と、前記リンク反力計測手段の信号と、演算されたジ
ョイント位置の座標とをもとに、力のつり合いと、モー
メントのつり合いの力学的法則に基づき、タイヤと路面
の間に働く力とその着力点を演算する反力演算部とを備
えたことを特徴とする車両走行タイヤ力計測装置。 - (2)車両のサスペンションリンクが車体に及ぼす力を
検出するリンク反力計測手段と、サスペンションの車体
に対する変位を検出するリンク変位検出手段と、路面か
らタイヤ中心までの高さ、もしくはその相当量を検出す
るタイヤ中心高検出手段と、前記リンク変位検出手段の
信号を入力し、あらかじめ設定されたサスペンションの
ジオメトリを基に、サスペンションの各ジョイント位置
座標を演算するジョイント位置演算部と、前記リンク反
力計測手段の信号と、演算されたジョイント位置の座標
とをもとに、力のつり合いと、モーメントのつり合いの
力学的法則に基づき、タイヤと路面の間に働く力を演算
するタイヤ力演算部と、該タイヤ力演算部の演算結果と
前記タイヤ中心高検出手段の検出値とに基づいて着力点
を演算する着力点演算部とを備えたことを特徴とする車
両走行タイヤ力計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63271455A JPH02116729A (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 車両走行タイヤ力計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63271455A JPH02116729A (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 車両走行タイヤ力計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02116729A true JPH02116729A (ja) | 1990-05-01 |
Family
ID=17500271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63271455A Pending JPH02116729A (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 車両走行タイヤ力計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02116729A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020527472A (ja) * | 2017-07-18 | 2020-09-10 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ロボットのための全方向性牽引モジュール |
-
1988
- 1988-10-27 JP JP63271455A patent/JPH02116729A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020527472A (ja) * | 2017-07-18 | 2020-09-10 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ロボットのための全方向性牽引モジュール |
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