JPH02115637A - 冷暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、冷暖房装置に係るもので、主としてガスエン
ジンを用いた冷暖房装置の改良に関するものである。

［発明の概要］ 本発明は、冷暖房サイクルにて冷水と温水とを作り出し
、その冷水および温水を利用して冷暖房を行うようにし
たものである。

［従来の技術］ 従来、ガスエンジンを用いた冷暖房装置はＧＨＰの略称
で普及されている。この装置は、従来の電動コンプレッ
サのかわりに、ガスエンジンとそれによって駆動される
コンプレッサから成るものであり、エンジンの廃熱の一
部を回収して暖房能力を増加できるため、暖房時エネル
ギー効率は電動ヒートポンプに比較して良好となるが、
その他は電動ヒートポンプと何らかわるところはない。

［発明が解決しようとする７１Ａ題］ 上記ガスエンジンを用いた冷暖房装置でも、電動ヒート
ポンプ方式と同様に、室内側の熱交換器において直列に
冷媒を膨張させ、その際熱交換器に空気を送り込んで熱
交換させる方式であるため、室内の温度ムラを生じさせ
る欠点があると共に送風機による騒音も問題となってい
る。

また、前記ＧＨＰの特性として、冷房時は、エンジンの
廃熱の全てを外部に捨てることになるため、エネルギー
効率はむしろ電動ヒートポンプ方式に比較して低下し、
必ずしもその方式が省エネルギーに向いているとは言い
難い。

［発明の目的〕 本発明は、上記欠点を解消するためになされたものであ
って、冷暖房時の室内の温度ムラを低減すると同時に室
内騒音を皆無とし、年間を通して省エネルギーに貢献で
きる冷暖房装置を提供することを主たる目的としている
ものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記目的を達成するため、コンプレッサによ
って圧縮された冷媒を熱交換器に送って冷水と温水とを
作り出し、その冷水と温水を冷暖房に使用する手段を備
えた構成により、上述した問題点の解決を図ったもので
ある。

［作用］ 上記構成の冷暖房装置においては、冷媒との熱交換によ
って作り出された冷水と温水とが冷暖房の熱源に使用さ
れるので、室内の温度ムラは低減し、室内騒音は無くな
る。

［実施例コ 図面は１本発明の一実施例を示したものである。

同図において、１はコンプレッサ、２はそれを駆動する
ガスエンジン、３は四方弁、４は二方弁、５は冷温水槽
、５ａは温水室、５ｂは冷水室、６゜７．８は温水室内
に設置された熱交換器、９は冷水室内に設置された熱交
換器、１０は室外熱交換器、１２．１３は膨張弁、１４
は制御弁、１５は逆止弁、１６は二方弁、１７は温水ポ
ンプ、１８は原型暖房放射パネル、１９は給湯栓、２０
は冷水ポンプ、２１は天井型冷房用放射パネル、２２は
エンジン冷却水ポンプ、２３は二方弁、２４はエンジン
排ガス熱交換器、２５はラジェータである。

上記構成の冷暖房装置では、冷房および暖房は下記の如
く行われる。なお、図面中、実線矢印は冷房時の冷媒の
流れを、破線矢印は暖房時の冷媒の流れを、また−点鎖
線矢印はエンジン冷却水の流れをそれぞれ示しているも
のである。

まず、冷房時は、コンプレッサ１から送り出された高温
高圧の冷媒は四方弁３から二方弁４に至り、この二方弁
４の切り替わり（温水室の温度で作動する）により、室
外熱交換器１０．あるいは給湯時には冷温水槽５の温水
室５ａ内の熱交換器６へ送られて凝縮する。したがって
冷房時も凝縮熱により、また不足の際はエンジン冷却水
による熱量を熱交換器８で採取すれば、給湯栓１９への
給湯は可能となる。

前記二方弁４から室外熱交換器１０を経て膨張弁１２を
通過した冷媒は低温低圧となり、冷水室５ｂ内の熱交換
器９で熱交換して冷水を作り出す。

冷房は、この冷水をポンプ２０にて室内の天井型放射パ
ネル２１へ送り込まれ、室内の熱を奪うことで行われる
。熱交換器９を出た冷媒は二方弁１６および四方弁３を
経てコンプレッサ１に戻る。

一方、暖房時は、コンプレッサ１から送り出された高温
高圧の冷媒は四方弁３から二方弁１６を通り、冷温水槽
５の温水室５ａ内の熱交換器７で熱交換し、温水を作り
出す、この時、熱交換器８により、エンジン冷却水によ
る熱量を採取する。

そしてこの温水を温水ポンプ１７にて室内の球型放射パ
ネル１８へ送りこみ、暖房が行われる。また、給湯も可
能となる。前記熱交換器７を経て凝縮された冷媒は膨張
弁１３を通過して低温低圧となり、熱交換器９で熱交換
され、冷水を作り出す。

この時、冷水が所定温度以下となったとき、制御弁１４
にてバイパスを形成し、冷水を必要以上に冷やさないよ
うになっている。前記熱交換器９を出た冷媒は膨張弁１
２を通過し、室外熱交換器１０で外部の熱を奪い、二方
弁４および四方弁３を経てコンプレッサ１に戻る。なお
、膨張弁１３に直列に逆止弁１５を設けであるのは、冷
房時に冷媒が逆流しないようにするためである。また、
ガスエンジン側の冷却水用二方弁２３は、冷却水が所定
温度になるまでは熱交換器８へは送らないようにし、所
定温度になったあと前記熱交換器８に送るように作動す
るものが使用されている。

上記実施例の冷暖房装置の構成によれば、下記の効果が
得られる。

（１）室内の冷房・暖房は、従来のシステムの如く、直
接に冷媒を熱交換させるのではなく。

冷温水槽にて冷水および温水を作り、それをポンプで室
内側に設けた放射パネルに送り込んで熱交換を行うシス
テムであるから、室の空気対流による温度ムラが生じ難
く、室内温度は上下方向にほぼ一定となる特徴があり、
快適性の増大が図れる。

また、室内器具は、送風機を有しないので、騒音は皆無
となる。

（２）冷温水槽の設置により、給湯システムの付加が容
易であり、熱エネルギーを年間を通して有効に使用でき
る。

（３）暖房時においても冷水を作り出すことができ５頭
寒足熱となるような冷・暖間時運転も可能となり、更に
快適性を増すことができる。

［発明の効果］ 以上に述べたように１本発明によれば、コンプレッサに
よって圧縮された冷媒を熱交換器にて冷水と温水を作り
出し、この冷水および温水を冷暖房に使用する構成とし
たので、室内温度ムラを低減すると共に室内騒音を皆無
とする快適な冷暖房ができ、しかも熱エネルギー効率の
大幅な向上が図れる冷暖房装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す冷暖房装置の回路構成図
である。 １・・・・・・・・・コンプレッサ、２・・・・・・用
ガスエンジン、３・・・・・・・・・四方弁、４・・・
・・・・・・二方弁、５・・・・・・・・・冷温水槽、
５ａ・・・・・・・・・温水室、５ｂ・・・・・・・・
・冷水室、６゜７．８，９・・・・・・・・・熱交換器
、１０・・・・・・・・・室外熱交換器、１２．１３・
・・・・・・・・膨張弁、１４・・・・・・・・・制御
弁、１５・・・・・・・・・逆止弁、１６・・・・・・
・・・二方弁、１７・・・・・・・・・温水ポンプ、１
８・・・・・・・・・暖房用放射パネル、１９・・・・
・・・・・給湯栓、２０・・・・・・・・・冷水ポンプ
、２１・・・・・・・・・冷房用放射パネル、２２・・
・・・・・・・ガスエンジン冷却水ポンプ、２３・・・
・・・・・・二方弁、２４・・・・・団・排ガス熱交換
器、２５・・・・・・・・・ラジェータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンプレッサによって圧縮された冷媒を熱交換器に送っ
   て冷水と温水とを作り出し、この冷水および温水を冷暖
   房に使用する手段を含むことを特徴とする冷暖房装置。