JPH02115092A - 防錆剤濃度調整方法並びに装置 - Google Patents

防錆剤濃度調整方法並びに装置

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JPH02115092A
JPH02115092A JP26716488A JP26716488A JPH02115092A JP H02115092 A JPH02115092 A JP H02115092A JP 26716488 A JP26716488 A JP 26716488A JP 26716488 A JP26716488 A JP 26716488A JP H02115092 A JPH02115092 A JP H02115092A
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preventive agent
concentration
tank
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JP26716488A
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Shigemitsu Minagawa
皆川 重光
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KOUDA SANGYO KK
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KOUDA SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は上水道回路における防錆剤濃度調整方法並び
に装置に係り、特に高層ビルや船舶等建造物の上水道回
路において外的水道管から一時的に貯水する受貯水槽に
、防錆剤供給器を介設した循環水路を形成して、受貯水
槽における防錆剤の濃度を一定範囲に保持させる方法並
びに装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、高層ビルの上水道回路は第6図に一例を示すよう
に、屋上に高置水槽30.地上もしくは地下に受貯水槽
31があり、水道局等がら配水される市水なと外的水道
管32がら受貯水槽31に一時的に貯水し、高置水槽3
0と受貯水槽間に設けた給水回路33に介在させた揚水
ポンプ34によって受貯水槽31の水を高置水槽30に
汲みあげるのが一般である。
しかして防錆剤供給器35は前記給水口l¥333に配
設されており、一般的な防錆剤供給器35は筒状体の中
に粒状の防錆剤が詰装されており、これを通過する水道
水によって溶解した防錆剤が高置水槽30に流入する。
厚生省通達による防錆剤の濃度基皐は定常時濃度5pp
n以下、注入初期濃度15ppn+以下とされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来のように給水回路33に防錆剤供給器35を配
設した場合には前記厚生省通達の基準濃度が保持しにく
いという問題がある。
すなわち、高置水槽30の水が一定量減少すると自動的
に揚水ポンプ34が作動して受貯水槽31の水を高置水
槽30へ汲みあげる。この時における防錆剤供給器35
を通過する水道水の流速は早いため、防錆剤がよく溶解
せず防錆剤濃度の極めて低い水が高置水槽に供給される
ことになる。ところが夜間においては殆んど水道の使用
がなくなるために防錆剤供給器35中の水の流れがなく
、その結果、防錆剤供給器35内に滞留している水に防
錆剤が長時間浸漬されて溶解されるため、防錆剤供給器
35内の水の防錆剤濃度は極めて高濃度となり、朝の水
道使用に件なって、その高濃度に防錆剤を含んだ水が高
置水槽30へ流入し、各家庭へと供給されるという問題
があった。
また事務所や学校等において、長期間水道を使わない時
には防錆剤供給器35の水を抜き取っておけばよいが、
一般ビル等においては、夜間だけ防錆剤供給器35から
水を抜くには種々の支障があり、また前述したように流
水による防錆剤の溶解には限度があって充分な防錆剤濃
度の維持が困難という問題があった。
他方、高置水槽を設けないビルにおいては、防錆剤供給
器から供給される防錆剤を含んだ水が高置水槽において
混合稀釈されることがないなめ、防錆剤濃度の平均化が
望めない。また揚水ポンプの吐出側に設置している防錆
剤供給器に高圧ががかり、ケースの破損、耐久性等の問
題から、耐圧防錆剤供給器を製造するにはコストアップ
となる問題がある。
この発明はそれら問題に盟みて防錆剤濃度の安定した水
道水を簡単に供給することのできる防錆剤濃度調整方法
並びに装置を提供することを目的として開発されたもの
である。
C課題を解決するための手段〕 この発明は前記課題を解決するなめに外的水道管から受
貯水槽に一時貯水し、受貯水槽から揚水ポンプを介して
建造物上部に給水する揚水回路を有する上水道回路にお
いて、前記受貯水槽に循環水路を形成して該循環水路に
防錆剤供給器を介在させると共に、循環水路に介設した
循環ポンプを稼動して受貯水槽の水を防錆剤供給器に循
環させて受貯水槽内の防錆剤濃度を所定濃度範囲に調節
する防錆剤濃度調整方法並びに装置、という技術的な手
段を講じた。
〔作用〕
上記のように構成されたこの発明においては、循環ポン
プを作動させることによって受貯水槽の水が循環水路と
防錆剤供給器を経て常時循環することにより、受貯水槽
内の水の防錆剤濃度が所定範囲の濃度に達する。すなわ
ち水道水の使用に伴なって受貯水槽の水が所定量減少す
ると外的水道管からフロートバルブの作動で新しい水が
受貯水槽に給水され、基準レベルまで給水されるとフロ
ートバルブが作動して給水が停止され、受貯水槽の水は
常時はぼ定量に保たれる。
この場合、1日の使用水量を30m3と仮定し、受貯水
槽の大きさを10m3とした場合、一般的な平均値から
みると、夜間を除いて約2時間おきに1日8回に別けて
受貯水槽の水が建造物上部へと供給される。従って30
m3の8分の1に当る3、75m3の水が、1回に受貯
水槽から流出し、また新しい水3.75m’が受貯水槽
に供給される。
従って受貯水槽10m3の水の防錆剤濃度が5ppnだ
と仮定すると1回の給水で3.13pDlにまで濃度が
下る。
そこで防錆剤の流水に対する溶解度が0.25g/m3
の防錆剤を使用し、吐出量15m’/Hの循環ポンプを
使用すると、2時間に受貯水槽内の10m3の水は防錆
剤供給器を3回循環することになり、それによって溶出
された防錆剤は0.75gであり、すなわち3.13p
pn+の濃度の水は2時間で3.87pprmにまで回
復する。そこで再び3.75m ’の水が受貯水槽から
流出して新しく給水があると、防錆剤の濃度は2.32
ppnになる。これが反復継続されて24時には最高濃
度2.0Oppn+ 、最低濃度1.25ppm、その
平均値1.63ppnとなり、水道の使用が停止して翌
朝8時まで防錆剤供給器内に水か循環されていると、そ
の8時間に3ppnの濃度の防錆剤が追加されて、受貯
水槽内の防錆剤濃度は約5ppIIlになっている。
これによって、受貯水槽の水が定量的に新旧人れ替わっ
ても防錆剤濃度は所定の範囲内(前記5pp11〜1.
25ppn )に保持される。
〔実施例〕
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は防錆剤濃度調整装置の第1実施例を示す概略正
面図である。この装置を使用して調整方法の第1実施例
を説明する。防錆剤濃度調整装置1における受貯水槽2
は地上式に円筒形に形成されており容量は例えば10m
3である。受貯水槽2の上部には、建造物(ビル又は船
舶)外部から引数された市水等外的水道管3の吐出口3
Aが一隅に配設されている。該吐出口3Aの近傍におい
て外的水道管3には一般的なフロートバルブ4が介設さ
れ、フロートバルブ杆4^の先端部には吊体4Bを介し
てフロート4Cが固定吊下されて、該フロート4Cの上
限位置は受貯水槽2の貯水上限水準P1に合わせ、かつ
フロートバルブ4は閉止状態に設定されている。またフ
ロート4Cの下限位HP 2はフロートバルブ4の全開
状態に設定されている。
また受貯水槽2の他方側部には揚水回路5が配設されて
おり、符号5Aは揚水ポンプである。
前記受貯水槽2には循環水路6が形成されている。該循
環水路6は一端を受貯水槽2底部に近い位置に設定して
吸水口6Aとし、また他端は受貯水槽2上部に開口して
排水口6Bとしてあり、排水口6Bに近い位置に防錆剤
供給器7を介設すると共に該防錆剤供給器7より吸水口
6八寄りに循環ポンプ8が介設されている。符号8^は
モータ、6Cはバイパス回路、60.6E、6Fはバル
ブである。
該循環ポンプ8のモータ8Aには制御器9が接続されて
おり、該制御器9によって電気的な制御が行なわれる。
前記防錆剤供給器7は断面図を第2図に1例を示すよう
に、筒体7Aの内下部に有孔区画板7Bを水平に設けて
、その上部を防錆剤室7C1下部を貯水室7Dとし、該
貯水室7Dには注水ロアFと排水ロアFとが形成されて
いる。
前記注水ロア[の内側に接続された送水管7Gは前記有
孔区画板7Bを貫通して筒体7A上内部に設けたr退部
7Hへ接続されている。しかして注水ロアEの外部は循
環ポンプ8まで水路6が接続されている。
一方排水口7Fの外部は受貯水槽2上部まで水路6が接
続されいる。
以上の構成において、筒体7^上部の蓋体7Jを外して
防錆剤室7Cに粒状防錆剤7Kを詰装するものであり、
受貯水槽2の容量に応じて筒体7^の大きさを変化させ
られる。
しかして、注水ロアEから注水すると、水道水は送水管
7G、 濾過室7Hを経て防錆剤室7Cに入り、防錆剤
7Kを溶かしながら貯水室7Dへと降下して排水ロアF
を経て水#I6の排水口6Bから受貯水槽2へ注入され
る。
前記循環ポンプ8は例えばラインポンプ等一般的なポン
プを使用し、駆動モータ8^は自動制御しゃすいモータ
を使用する。
以上の構成において、実施上の1例を次に示す。
建造物における1日の水使用量を例えば30m3とし、
受貯水槽2は水準上限P1において容量10m3とし、
揚水ポンプ5Aによる揚水供給量が所定量になるとフロ
ートバルブ4の作動によって新しい水が受貯水槽2に供
給される。
前記建造物における1日の使用水量は時間帯によって差
があるものの平均的に約2時間おきに1日8回の揚水ポ
ンプの稼動があり、1回の揚水量は3.75m ’  
(30m ’÷8回)となる。
防錆剤の主成分はP2O,又はS i O2或いは双方
の混合物であり、30に2を防錆剤供給器7に詰装して
あり、平均的に3分の1量の減少があったときは追加補
充する(2ケ月に1回程度)。
そこで循環ポンプの1回の稼動時の吐水量をQL(m’
 /ll) 、時間をTI)、循環水路における通水時
の防錆剤の溶出濃度をP 1(ppH)、受貯水槽の水
量をQt(m’ )とすると、受貯水槽内の防錆剤の濃
度P t(ppn+)は p t(ppi)=P L(nl X  L(m ’ 
/HX T HQt(m’ ) の一般式で表わすことができる。
また一般市水の水温24°Cで流水1m’中に防錆剤が
1時間で溶出する濃度は0.25ppnであった。
従って真水1013の防錆剤濃度を5pplにするには
13時間20分間循環ボポンプ吐出量15m’/f()
を稼動させればよい。1日24時間稼動なら9ppnと
なり、8時間稼動なら3pplである。
そこで朝8時に受貯水槽(10m’)の防錆剤濃度が5
ppnであったとする。この水を揚水ポンプ5Aで1回
汲出すと3.75m’が受貯水槽から減少して新しい水
が3.75m 3注入される。これによって防錆剤濃度
は3.125ppnに降下するが、2時間循環ポンプが
稼動することによって防錆剤濃度も増加するので10時
には防錆剤濃度は3.875ppIlに回復する。
朝10時すぎに受貯水槽2の水が3.75m’新旧入れ
代わると、防錆剤濃度は2.32ppmまで降下して2
時間後に3.17ppnまで回復する。
12時すぎに受貯水槽2の水が3.75m’新旧入れ代
わると防錆剤濃度は19.81)pIまで降下し2時間
後に2.73ppnまで回復する。
14時すぎに受貯水槽2の水が3.75m’新旧入れ代
わると防錆剤濃度は1.71ppnまで降下し、2時間
後に2.45pplに回復する。
16時すぎに受理水W12の水が3.75m ’新旧入
れ代わると防錆剤濃度は1.54ppI11に降下し、
2時間後に2.28pplに回復する。
18時すぎには1.43ppn+に降下し、2時間後に
218ppnに回復する。
20時すぎには1.36ppHに降下し、2時間後に2
゜01ppiに回復する。
22時すぎには1.25ppn+に降下し、2時間後に
2゜00ρpHに回復する。
すなわち、夜12時には受貯水槽の防錆剤濃度は2.0
Oppnとなっており、そのまま揚水ポンプか停止した
とすれば、その後8時間で防錆剤濃度は3ppl増加す
るので、翌朝8時における受貯水槽2内の防錆剤濃度は
約5. OOppmになっている。この推移を図表にす
ると第3図に示すとおりである。
毎日第3図に示すような濃度の継続推移かある場合には
、受貯水槽2内の防錆剤濃度は5.0Opptnないし
1.25ppnの範囲(多少の誤差がある)にあり、高
置水槽の容量が仮に5n3だとすれば、24時には少な
くとも3n’以上の水があり(3m3以下になれば揚水
する)その時の防錆剤の濃度は18時以降3回揚水した
平均濃度的2.06ppn+程度であるから、翌朝8時
に5ppnの水が高置水槽に2.00m’供給されたと
しても、高置水槽全量としては防錆剤濃度が3.3Ph
を超えることがない。
以上詳述したように、この方法においては、受貯水槽に
循環水路を設けて該循環水路に防錆剤供給器を介設して
、常時受貯水槽内の水を循環させておくものであるなめ
、24時から朝8時までの夜間における揚水ポンプが作
動しない時間には、およそ3ppn/10m’の防錆剤
濃度が上昇するが、朝8時に5ppmの防錆剤濃度の水
が24時までに8回定量揚水されて新水が注入されると
平均的に5ppn〜1゜25pplの範囲の防錆剤規定
濃度を保持させることが可能である。
これを基準値として、大小建造物における1日の使用水
量に応じた定量の防錆剤容量をもつ防錆剤供給器と、循
環ポンプの吐出量を選定すればよい。
また、冬より夏期が防錆剤の溶解度が高いのでその差は
防錆剤の溶解度の早遅の差で調節することができる。
次に方法に関する第2実施例を説明する。
前記した循環水路に対する連続通水方式においては、防
錆剤濃度の調整は揚水ポンプもしくは循環ポンプの稼動
状況によって若干の変化が出るが、大きな変化はない。
従って注入初期濃度は定常時に比して3倍程度多くした
い場合にも、こ九に対応させることが困難であるし、揚
水ポンプの稼動が短時間である場合は(特例であるが)
その間は濃度が高くなりすぎることもある。
このため実情に応じ、−時循環ポンプを停止させ、いわ
ゆる防錆剤を滞留水中に浸漬状態にしておき防錆剤濃度
を上げるため循環水路の間欠通水をすることとした。
循環ポンプ7の停止再稼動については、その時刻、時間
をプログラミングし、予めセットするコントローラを装
置することは可能である。
固形防錆剤の特性として、浸漬した時間が長くなると急
激に溶解濃度が増加する性質がある。
前記設定条件において比較のため受貯水槽内の濃度を算
出してみる。
(1)連続通水時の溶出防錆剤量 0.25 (g /113) X 15(I!’ /H
) X 4(旧=15g(2)間欠通水として4時間中
2時間を浸漬し2時間を連続通水した場合、 (浸漬時17g ) + (通水時7.5 g ) =
24.5gとなった。これを表で示せば第4図に示すと
おりである。このように滞留水と流水とによる防錆剤の
溶出濃度の差は、流水では防錆剤を充分に溶解しないう
ちに流出してしまうためである。
このことから、循環ポンプを間欠的に運転、停止させる
ことによって、受貯水槽の防錆剤濃度をコントロールす
ることが可能であり、例えば第1図における循環ポンプ
8のモータ8Aを2時間おきに5分だけ駆動させるとか
、モータ8Aは止めずに、バイパス回路6Cの電磁弁6
0.を開いたままで、防錆剤供給器7の前後の電磁弁6
E、6Fを2時間おきに5分間だけ開く(この時はバイ
パス回路6Cは閉止する)ことにより目的を達成するこ
とができる。
この場合のモータ8A並びに電磁弁6D、6E、6Fの
切替え作動はタイマを利用したスイッチ切替えにより行
なうことができる。
又、休日、休暇等長時間水の使用がないか極めて少ない
場合には、使用期間にバイパス回路6Cの弁6Dを開き
、防錆剤供給器7内の通水量を減らずことによって防錆
剤の溶出量を制限させることかでき、また温度が高くな
って防錆剤が溶解しやすい時期にもその方法は利用する
ことができる。特にマイクロコンピュータの使用によっ
て、温度センサによる水温検知とあらかじめ設定された
制御数値に基づいて防錆剤供給器7内への通水流量を制
御することも可能である。
第5図は防錆剤濃度調整装置の第2実施例を示す断面図
である。第1実施例と全体の構成は変らないので同一部
材には同じ符号を付しである。
この第2実施例においては、防錆剤供給器7を受貯水槽
2の水面より上位置に配置したことに特徴がある。
すなわち、第1図に示す態様では、防錆剤供給器7が受
貯水槽2の水面より下にあるために常に防錆剤が流水も
しくは滞留水に浸漬されることになり、防錆剤を溶出さ
せたくない時でも防錆剤が溶出するという問題点がある
これに対してこの第2実施例においては、受貯水槽2の
水面よりも高位置に防錆剤供給器7が配設されているた
め、防錆剤供給器7に通水しないで水抜きをすることが
可能となった。
すなわち、バイパス回路6Cの弁60を閉し、両弁BE
 6Fを開き、循環ポンプ8を連続稼動させると、第1
実施例の方法に示す防錆剤濃度(第3図参照)を求める
ことができる。
しかして、夜間(例えば2時から6時まで)防錆剤供給
器7への送水を止める弁6Fを閉し、他の弁6E、60
を開き、ポンプ8を稼動もしくは停止させれば、防錆剤
供給器7の中の水は排出されるため、防錆剤の溶出は停
止される。朝6時すぎに、バイパス回路6Cの弁6Dを
閉じ、防錆剤供給器7に通水をすれば、一定の濃度の防
錆剤(例えば2時間に0.75ppi)を受理水WJ2
に供給することができる。
更に、バイパス回路6Cの弁60を開き、弁6Eを一定
時間(例えば2時間)閉して一定時間(例えば5分間)
解放すれば、前記第2実施例方法に述べた断続通水によ
る高濃度防錆剤の供給をさせることができる。
これらのポンプ8並びに弁60.6E、6Fの制御は制
御器9に対する手動制御のほかマイクロコンピュータ利
用による制御をすることができる。なお防錆剤供給器7
の構造は図示するものに限定されるものではない。また
弁60.6E、6Fはモーター駆動方式でもよい。
〔発明の効果〕
上記のように構成されたこの発明は次のようなすぐれた
効果を有している。
(イ)従来方式と比較して、著しく高濃度の防錆剤が混
入した水道水が一時的に供給されるおそれがない。
(ロ)受貯水槽に循環水路を設けたことによって受貯水
槽に新しい水が供給されても短時間で防錆剤の補給がな
され、トータル的に防錆剤濃度が一定の範囲内で平均化
される。
(ハ)従来方式では防錆剤供給器の中の水を夜間だけ、
或いは長期休暇中等に抜き取ることは回路構成上で困難
であったため、防錆剤供給器に長時間水を滞留させると
防錆剤の溶解が進み防錆剤濃度が著しく高濃度となる難
点があったが、この発明においては循環水路に防錆剤供
給器を配設したことによって防錆剤供給器に連続通水し
てトータル的な一定範囲内の濃度維持が可能となり、間
欠通水によって防錆剤濃度を一時的に高くすることら可
能となり、更に防錆剤供給器を受水槽の水面より高くす
ることによって、防錆剤供給器から一時的に水抜きをし
て、長期間水使用がない場合でも不必要な防錆剤溶出が
ないように制御することが可能となった。
(噌高圧揚水ポンプを配設している場合でも、防錆剤供
給器は循環水路に配設しであるため耐高圧性にしなくて
も使用することができるので設置コストを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の1実施例に係り、第1図は第1実施例
を示す装置の概略を示す正面図、第2図は防錆剤供給器
の1例を示す断面図、第3図は連続稼動方法による防錆
剤濃度変化を示すグラフ。 第4図は間欠稼動方法による防錆剤濃度変化を示すグラ
フ、第5図は第2実施例を示す装置の概略を示す断面図
、第6図は従来例を示す概略図である。 1・・・防錆剤濃度調整装置、2・・・受貯水槽、3・
・・外的水道管、  4フロートバルブ、5・・・揚水
回路、   録・・・揚水ポンプ、6・・・循環水路、
   6八・・・吸水口、6B・・・排水口、    
6C・・・バイパス回路60、6E、 6F・・・バル
ブ  7・・・防錆剤供給器、7^・・・筒体、   
  7B・・・有孔区画板、7C・・・防錆剤室、  
 7D・・・貯水室、7E・・・注水口、    7F
・・・排水口、7G・・・送水管、    7]1・・
・濾過室、7K・・・防錆剤、 ・・循環ポンプ、 8八・・・モータ、 ・・・制御器。 特 許

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外的水道管から受貯水槽に一時貯水し、受貯水槽
    から揚水ポンプを介して建造物上部に給水する上水道回
    路において、前記受貯水槽には循環水路を形成して該循
    環水路に防錆剤供給器と循環ポンプを介在させて、受貯
    水槽内の水の増減に関りなく循環水路に受貯水槽の水を
    循環させて防錆剤供給器から受貯水槽に流入する防錆剤
    の濃度を所定の濃度範囲内に調整することを特徴とする
    防錆剤濃度調整方法。
  2. (2)外的水道管から受貯水槽に一時貯水し、受貯水槽
    から揚水ポンプを介して建造物上部に給水する上水道回
    路において、前記受貯水槽には循環水路を形成して該循
    環水路に防錆剤供給器と循環ポンプを介在させ、該循環
    ポンプを間欠的に断続稼動させて、防錆剤供給器内に滞
    留した水で防錆剤を高濃度に溶出させ、また防錆剤供給
    器内を流通する水で防錆剤を低濃度に溶出させてこの断
    続により受貯水槽に流入した防錆剤の濃度をトータル的
    に所定の濃度範囲内に調整することを特徴とする防錆剤
    濃度調整方法。
  3. (3)外的水道管から受貯水槽に一時貯水し、受貯水槽
    から揚水ポンプを介して建造物上部に給水する上水道回
    路において、前記受貯水槽には防錆剤供給器と循環ポン
    プを介在させた循環水路を形成し、かつ防錆剤供給器を
    受貯水槽の水面より高位置に配して循環ポンプを稼動さ
    せて受貯水槽内の水を防錆剤供給器内に循環させると共
    に、一時的に防錆剤供給器内の水を抜いて防錆剤供給器
    から受貯水槽に流入した防錆剤の濃度をトータル的に所
    定の濃度範囲内に調整することを特徴とする防錆剤濃度
    調整方法。
  4. (4)外的水道管から受貯水槽に一時貯水し、受貯水槽
    から揚水ポンプを介して建造物上部へ給水する上水道回
    路において、前記受貯水槽には防錆剤供給器と循環ポン
    プとを介在させた循環水路を形成し、循環ポンプを稼動
    して受貯水槽の水を常時防錆剤供給器内へ循環させ得る
    よう構成したことを特徴とする防錆剤濃度調整装置。
  5. (5)前記循環水路の循環ポンプは、制御手段を介して
    間欠的に駆動と停止が制御され得ることを特徴とする第
    4項記載の防錆剤濃度調整装置。
  6. (6)前記循環水路の排出口は受貯水槽の上水面より高
    くし、かつ防錆剤供給器を受貯水槽の水面より高い位置
    に配して、循環ポンプの停止時には防錆剤供給器内の水
    が自然に排出されるよう構成したことを特徴とする第4
    項、第5項の何れかに記載する防錆剤濃度調整装置。
JP26716488A 1988-10-25 1988-10-25 防錆剤濃度調整方法並びに装置 Pending JPH02115092A (ja)

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