JPH0211259B2 - - Google Patents

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JPH0211259B2
JPH0211259B2 JP9530385A JP9530385A JPH0211259B2 JP H0211259 B2 JPH0211259 B2 JP H0211259B2 JP 9530385 A JP9530385 A JP 9530385A JP 9530385 A JP9530385 A JP 9530385A JP H0211259 B2 JPH0211259 B2 JP H0211259B2
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JP
Japan
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chamber
suction
control chamber
valve
pressure
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JP9530385A
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Dee Kurutsu Reonaado
Emu Rikooji Josefu
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Bioresearch Inc
Original Assignee
Bioresearch Inc
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Publication date
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Publication of JPH0211259B2 publication Critical patent/JPH0211259B2/ja
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    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/60Containers for suction drainage, adapted to be used with an external suction source
    • A61M1/61Two- or three-bottle systems for underwater drainage, e.g. for chest cavity drainage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、胸腔から液体を排出するために使用
される外科用胸腔ドレン装置に関する。
従来の技術及びその問題点 正常な呼吸を維持するためには、肺を囲む胸腔
内のスペースが内部に液体を有さず、且つ負圧下
に置かれるべきであつて、これにより適当な吸気
が行なわれるよう肺を外方に拡張せしめ該胸腔を
充たすことが必須である。肺手順、胸部
(ribcage)を貫通した異物又は肋膜炎のような胸
腔の損傷があると、胸腔中に液体が生じ、正常な
呼吸を阻害する。従つて、斯かる液体を胸腔から
取除き、同時に胸腔内の負圧を適度なものに維持
するための装置の開発が要望されている。
従来この目的に使用されてきた基本的タイプの
装置としては米国特許第3363626号及び同3363627
号に記載されている如き装置がある。この装置は
アンダーウオータドレン装置(underwater
drainage apparatus)として知られており、3
つの室部を備えている。すなわち、開胸管
(thoracotomy tube)により胸腔から抜き出され
た液体を集めるためのコレクシヨンチヤンバであ
る第1のコントロールチヤンバ、アンダーウオー
タシールシールチヤンバとして知られており胸腔
が大気圧に服さないよう保護する第2のチラン
バ、及び圧力マノメータチヤンバとして知られて
おり胸腔内の負圧を調整する役目を果たす第3の
チヤンバである。この種装置は胸腔から液体を取
除くこと及び胸腔内の負圧を維持することの双方
について優れた効果を奏するものであつた。
しかしながら、この種の装置はチヤンバ内に負
圧を形成するためにサクシヨン源に接続される
が、変動により過大なサクシヨンが作用すると、
装置内に過大な負圧が形成される。この場合、ア
ンダーウオーターシールチヤンバのシール液や、
マノメーターチヤンバの負圧調整液の一部又は全
部が、収容箇所から吸い出され、開胸管とコレク
シヨンチヤンバとの間のシールが破壊されること
があり、破壊後はコレクシヨンチヤンバから胸腔
内への気体の逆流が生じ胸腔内が細菌などで汚染
される虞れがあつた。またコレクシヨンチヤンバ
内の過大な負圧は、開胸管先端での過大な吸引力
の発生を招き、該先端に胸膜等の吸着を生じてそ
の組織を傷付ける虞れがあつた。したがつて、外
科用胸腔ドレン装置においては、サクシヨン源の
サクシヨンの変動があつてもコレクシヨンチヤン
バ内に過大な負圧が生じないようにすることが極
めて重要な課題であつた。
本発明は、このような従来のドレン装置の問題
点を解決し、ドレン装置に接続されるサクシヨン
源のサクシヨンの変動が生じても、過大な負圧が
ドレン装置内に生じるのを防止し、ドレン装置の
コレクシヨンチヤンバ内の負圧をほぼ一定に保ち
得る外科用胸腔ドレン装置を提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 本発明の前記目的は、コンテナと、該コンテナ
内に形成され患者の体から取出された流体を通す
第1の通路を有した該流体のコレクシヨンチヤン
バと、前記コレクシヨンチヤンバをサクシヨン源
に接続するための第2の通路を有した接続部と、
前記コレクシヨンチヤンバの負圧をほぼ一定に保
つサクシヨンコントロール装置とを備えた外科用
胸腔ドレン装置であつて、 前記サクシヨンコントロール装置は、前記コレ
クシヨンチヤンバ内の圧力を精密に調節するため
の精密圧力調節部と、前記コレクシヨンチヤンバ
内の圧力を大まかに且つ急速に調節するための粗
大圧力調節部とを備え、 前記精密圧力調節部は、第1のコントロールチ
ヤンバと、該第1のコントロールチヤンバに設け
られて該第1のコントロールチヤンバを大気に通
じる通気サイド及び前記コントロールチヤンバに
連通するサクシヨンサイドに分割するバネ付勢さ
れた精密逆止め弁とを備え、該精密逆止め弁は前
記コレクシヨンチヤンバ内の負圧が所定値より僅
かに強くなると前記通気サイドから前記サクシヨ
ンサイドへのみ流体を流すようにされており、 前記粗大圧力調節部は、第2のコントロールチ
ヤンバと、該第2のコントロールチヤンバに設け
られ該第2のコントロールチヤンバを、大気に通
じる通気サイドと前記接続部の前記第2の通路に
通じ前記第1のコントロールチヤンバのサクシヨ
ンサイドの下流に第3の通路により接続されたサ
クシヨンサイドとに分割する逆止め弁とを備え、
前記粗大逆止め弁は、前記第2のコントロールチ
ヤンバにおける通気サイドからサクシヨンサイド
へ充分な多量の空気を調節可能に流すことによ
り、適用されるサクシヨンが極めて過大となつた
場合にも、前記第2のコントロールチヤンバのサ
クシヨンサイドにおける負圧を前記コレクシヨン
チヤンバの所定圧力値より若干大きい値に維持
し、前記第2のコントロールチヤンバのサクシヨ
ンサイドにおける負圧が前記第1のコントロール
チヤンバのサクシヨンサイドに作用し、該第1の
コントロールチヤンバのサクシヨンサイドにおけ
る負圧が所定値より僅かに減じられた値とされて
前記コレクシヨンチヤンバに作用するようにされ
ていることを特徴とする外科用胸腔ドレン装置に
より達成される。
発明の効果 本発明によれば、次の効果を奏する外科用胸腔
ドレン装置を提供することができる。
該外科用胸腔ドレン装置におけるサクシヨンコ
ントロール装置は精密圧力調節部と粗大圧力調節
部とを備え、それぞれの調節部は、サクシヨンの
作用するサクシヨンサイドと、大気に通じる通気
サイドとを有する第1及び第2のコントロールチ
ヤンバと、各コントロールチヤンバをこれら両サ
イドに分割する精密逆止め弁及び粗大逆止め弁と
を備えている。そして精密逆止め弁はコレクシヨ
ンチヤンバ内の負圧が所定値より僅かに強くなる
と開いて大気をサクシヨン側へ供給して負圧の増
大を防止し、作用する負圧が更に又は急激に大き
くなると粗大逆止め弁が開いて大気を急速にサク
シヨン側へ導入して負圧の増大を迅速に防止す
る。その結果、ドレン装置は、接続したサクシヨ
ン源のサクシヨンの変動があつても該ドレン装置
内に過大な負圧が発生するのを防止され、ドレン
装置のコレクシヨンチヤンバ内の負圧はほぼ一定
に保たれる。
また前記第1のコントロールチヤンバ及びその
上流の第2のコントロールチヤンバの各サクシヨ
ンサイドを連通する第3の通路が、該通路を通過
する気体に対し流路抵抗を付与するための制限部
を備えている場合は、粗大圧力調節部における急
峻な調節用の影響が第2のコントロールチヤンバ
に対して緩和され、コレクシヨンチヤンバ内の負
圧の一定化がより確実となる。前記第2の通路に
同様の制限部を設けることもでき、その場合は、
該制限部におけるサクシヨンの変動が第2の通路
に緩和された形で伝えられる。
前記精密逆止め弁及び前記粗大逆止め弁は、前
記第1のコントロールチヤンバ及び前記第2のコ
ントロールチヤンバの各々を分割する隔壁の開口
部を開放可能に閉じるバネ付勢されたボールを
各々備えたものとして構成することができる。
前記精密逆止め弁は、該精密逆止め弁が前記第
1のコントロールチヤンバの通気サイドからサク
シヨンサイドへ流体流れを生じさせるのに要する
圧力値を調節するための調節部を備えることがで
き、これにより、コレクシヨンチヤンバ内に作用
するサクシヨンを調整することができる。
該調整によつては、30mmHgから500mmHgに変
化する壁内サクシヨンの変動にも拘らずコレクシ
ヨンチヤンバに作用する圧力をほぼ一定に保つこ
とができる。
実施例 以下、本発明の実施例につき添付図面を参照し
つつ説明する。図における同一の番号は以下の実
施例において同一のまたは同様の部材若しくは部
分を示すものとする。
本発明に係る外科用胸腔ドレン装置10が第1
図及び第2図に示されている。ドレン装置10は
コレクシヨンチヤンバ14を有したコンテナ12
を備えている。図に示すように、コレクシヨンチ
ヤンバ14は、相互に接続された3つのコンパー
トメントに分割されており、収集された液体はコ
ンテナ12の前面に設けられた適宜の表示部17
8により容易に計測されるようになつている。第
1のコンパートメントのすぐ上方にはコレクシヨ
ンチヤンバ14からコンテナ12の上部に延びる
流体用インレツト16(第1の通路)が設けられ
ている。流体用インレツト16は、開胸管その他
の器具により適宜患者に接続されて、患者から排
出された液体をコレクシヨンチヤンバ14に導く
ようにされている。
コンテナ12はサクシヨンアウトレツト18
(第2の通路)を備えており、サクシヨンアウト
レツト18は吸引又は負圧源に適宜接続されてい
る。図に示すように、サクシヨンアウトレツト1
8の下部には一定範囲に延びる孔20が設けられ
ている。サクシヨンアウトレツト18は、通路2
2によりコレクシヨンチヤンバ14に連通してい
る。通路22は、逆止め弁24、エアリーク表示
部26及びコントロール部28を備えている。
第2図に最もよく表われているように、コンテ
ナ12はコレクシヨンチヤンバ14及びアツパー
チヤンバ30に内壁32により区切られている。
通路22は、サクシヨンアウトレツト18が設け
られている内壁32の部分から始まつている。サ
クシヨンアウトレツト18には、表示(tell―
tale)チヤンバ38に達している短い通路36が
接続されている。液体が不注意により或いは不意
にサクシヨンアウトレツト18を通して吸引され
た場合は、該液体は表示チヤンバ38の底に集め
られ、これによりドレン装置10の作動における
異常が可視的に表示されることなる。
表示チランバ38は、孔42によりバルブチラ
ンバ40に図示の如く連通せしめられている。バ
ルブチヤンバ40は壁48よりインレツトサイド
44とアウトレツトサイド46に区切られてい
る。逆止め弁24はインレツトサイド44をアウ
トレツトサイド46に連通させている。逆止め弁
24は、傘状バルブ52及び54が直列に設けら
れているバルブシート50を備えている。尤も逆
止め弁24はこれに代えてボール及びスプリング
を備えた逆止め弁とすることもできる。逆止め弁
24の役割は、通路22におけるサクシヨンイン
レツト34からサクシヨンアウトレツト18への
流体流れのみを許し、通路22における逆方向の
流れを阻止することにある。
短い通路56は、バルブチヤンバ40のアウト
レツトサイド46をエアリーク表示部26に接続
するために使用される。図示の如く短い通路56
は、ボトムアウトレツト62を有した垂直方向に
延びるチユーブ60に達して終わつている。チユ
ーブ60は、アウトレツト62近傍の円錐状底部
66を有したエアリークチヤンバ64内に配設さ
れている。グリセリンのような少量の適宜の液体
68が、チユーブ60内のアウトレツト62より
僅かに上方となる迄エアリークチヤンバ64に収
容されている。液体68は容易に蒸発しないよう
に高い蒸気圧を有するものであることが望まし
い。
エアリークチヤンバ64は、短い通路56によ
り中継チヤンバに連通せしめられている。図示の
如く、短い通路72は、チユーブ60の近傍に配
置され、チユーブ60に取付けられたカラー74
に囲まれている。カラー74は、液体が流入しう
る間隙を形成するように短い通路72の端部から
少し離れた位置に設けられている。ドレン装置1
0がどのように傾いても、液体68は短い通路7
2に侵入したり該通路72を通過したりすること
はない。また、ドレン装置10がどのように傾斜
しても、液体68はチユーブ60に達している短
い通路56の端部に侵入することはない。
シール60の上部とコンテナ12の外壁との間
に、シールされたチユーブ76が設けられてい
る。チユーブ76は、液体が通過しないようにゴ
ム製隔壁(図示せず)によりシールされている。
しかしながら、エアリークチヤンバ64に液体6
8を付加したい場合は、皮下注射針を一時的にチ
ユーブ76内に延ばして必要量の液体68を供給
することができる。
中継チヤンバ70は、コンテナ12の上壁に沿
う細長い通路82に開いている出口孔80を備え
ている。細長い通路82は中継チヤンバ70をサ
クシヨンコントロール装置28に連通させてい
る。
サクシヨンコントロール装置28は、精密圧力
調節部と粗大圧力調節部とを備えており、精密圧
力調節部は、傘状バルブ90によりサクシヨンサ
イド86と通気サイド88とに区切られた精密な
又は第1のコントロールチヤンバ84を備えてい
る。図示の如くサクシヨンサイド86はドレン装
置の短い通路92により細長い通路82に接続さ
れている。通気サイド88はドレン装置の細長い
通路96により通気チヤンバ94に接続されてい
る。通気チヤンバ94は、コンテナ12の後壁に
設けられたスロツト98を備えており、該スロツ
トにより通気チヤンバ94は実質上大気圧に維持
される。
サクシヨンコントロール装置28の粗大圧力調
節部は、第1コントロールチヤンバ84の近傍に
大まかなコントロールのための第2のコントロー
ルチヤンバ112をさらに備えている。第2コン
トロールチヤンバ112は、調節可能な傘状バル
ブ118によりサクシヨンサイド114と通気サ
イド116とに区切られている。図示するように
通気サイド116は3つの開孔120を備えてお
り、これにより通気サイド116はドレン装置の
通気チヤンバ94、従つて大気へ通気せしめられ
ている。一定範囲に延びる開孔122(第3の通
路)は、サクシヨンサイド114を第1コントロ
ールチヤンバ84のサクシヨンサイド86に連通
させている。サクシヨンサイド114は又、開口
124によりサクシヨンアウトレツト18及び一
定範囲の孔20に接続されている。調節可能な傘
状バルブ118を第2コントロールチヤンバ11
2の隔壁に結合しているネジ126は回転せしめ
られることにより傘状バルブ118の開放に必要
な圧力差を変化させることができる。このような
調節可能な特徴の利用については以下に説明す
る。
ドレン装置の細長い通路96の垂直方向に延び
る部分には圧力測定部100が設けられている。
圧力測定部100は、内部に細長い孔104が形
成された部材102を備えている。孔104の底
部には、該孔104より小さい径を有し、一定範
囲に延びる開口106が設けられている。孔10
4の上部には、該孔104の上部における径とほ
ぼ同じ径を有する開孔108が設けられている。
第2図に示すように孔104は、該孔104に沿
つて且つ該孔104に開いて延びるテーパ付きス
ロツト105を相反する側面に一対備えている。
孔104内にはボール110が配置されている。
ボール110は孔104を通つて流出する空気の
量に応じて孔104内で上昇する。
ドレン装置10は、過負圧リリーフ部130を
備えており、該リリーフ部130は第6図、第7
図及び第8図に詳細が示されている。過負圧リリ
ーフ部130は、コレクシヨンチヤンバ14に生
じうる過大な過負圧を緩和するために使用され
る。過負圧リリーフ部130はプツシユボタン1
34により作動せしめられるようにされているの
が望ましい。過負圧リリーフ部130は、図示の
如く通路136によりコレクシヨンチヤンバ14
に接続されている。過負圧リリーフ部130の詳
細を以下に説明する。プツシユボタン134の作
動により、大気がコレクシヨンチヤンバ14内に
流入し、過負圧を緩和する。
ドレン装置10は更に過加圧リリーフ部140
を備えている。過加圧リリーフ部140は、コレ
クシヨンチヤンバ14内において不注意により又
は不意に発生し、通路82を広げるように作用す
る過大な圧力を緩和させるために使用される。第
2図に示すように、過加圧リリーフ部140は、
細長い通路82から通気チヤンバ84へ延びる通
路142を備え、内部に傘状バルブ144が配設
されている。傘状バルブ144は、細長い通路8
2に所定の正圧が作用したときにのみ開き、その
望ましくない正圧が通気チヤンバ84を通して大
気に放出されるように構成されている。これに対
し、傘状バルブ144は細長い通路82への逆方
向の空気流を阻止する。
患者の呼吸に伴うコレクシヨンチヤンバ14内
の圧力の変化を測定するために、ドレン装置10
は変動圧測定部150を備えている。変動圧測定
部150は、ベローズチヤンバ154に設けられ
たベローズ152を備えている。ベローズチヤン
バ154は通路156により細長い通路82に連
通せしめられている。第2図に示す如くベローズ
152は、開口160を有した水平壁158から
吊下げられている。ベローズ152の底部には小
さなウエイト162が取付けられており、該ウエ
イト162は、ドレン装置10が作動する前の通
気チヤンバ94の状態においてストツプ164上
に支持されている。
第1図に示すように、ベローズ152は、イン
ジケータ166と、コンテナ12の前面170の
インジケータ166近傍に設けられた表示部16
8とを備えている。コレクシヨンチヤンバ14に
おける瞬間的な圧力は、表示チヤンバ174の開
口172を通してベローズ152内部に伝達され
る。液体が表示チヤンバ174に侵入するように
コンテナ12が傾斜したときは液体の一部が表示
チヤンバ174に残留し、ドレン装置10の作動
上の異常が表示される。ベローズ152の内部
は、コレクシヨンチヤンバ14に連通しており、
患者の呼吸に伴う瞬間的な圧力変化を受入れるよ
うにされているベローズ152の外部もコレクシ
ヨンチヤンバ14に連通しているが、この連通に
流れ表示部26及び逆止め弁24を含む曲折した
通路により形成される。従つて、通路158及び
ベローズ152外部に生じる圧力変化は瞬間的に
は生じず、患者の呼吸に応じてコレクシヨンチヤ
ンバ14の圧力増減に応じたベローズ152の拡
張及び収縮が可能となるように充分な後れを持つ
て作用する。表示目盛168に対するインジケー
タ166の動きにより、患者の呼吸に伴うコレク
シヨンチヤンバ14の圧力変化を容易に読取るこ
とができる。ベローズ152はまた、器具の外れ
や患者の呼吸停止によつて生じる過大な負圧を表
示する。
第1図に示すようにドレン装置10の前面17
0は、ドレン装置10の作動が見えるようにいく
つかの透明な部分を備えている。透視部分176
はコレクシヨンチヤンバ14に3つの柱状部分を
形成するように設けられており、これによりコレ
クシヨンチヤンバ14が液体で満たされるのを見
ることができる。集められた液体の量を測定する
ことが出来るように、コレクシヨンチヤンバ14
の柱状部分の近傍には表示目盛178が設けられ
ている。同様にしてベローズ152上のインゲー
タ166を覆う部分にも透視部分180が設けら
れており、インゲータ166の動きが見えるよう
になつている。前述の如く透視部分180の近傍
には表示目盛168が設けられている。
前面170における流れ表示部26の前方にも
透視部分182が設けられている。また、圧力測
定部100の前方にも透視部分184が設けら
れ、孔104内のボール110の動きが見えるよ
うになつている。透視部分184の近傍には表示
目盛186が設けられ、コレクシヨンチヤンバ1
4内の圧力がボール110の動きにより読取れる
ようになつている。表示目盛186にはバンド1
88が設けられ、ボール110の望ましい位置が
表示されコレクシヨンチヤンバ14内の適切なサ
クシヨン圧力又は負圧が表示されるようになつて
いるのが望ましい。
本発明外科用胸腔ドレン装置10の作動を以下
に説明する。
まず、ドレン装置10は殺菌されたパツケージ
に収容される。望ましくは該パツケージは、吸引
源及び開胸管(図示せず)に接続されたサクシヨ
ンアウトレツト18に結合されるホース(図示せ
ず)を備える。開胸管は、患者における吸引され
るべき複数の体腔に連通する液体インレツト16
に結合される。コンテナ12は予めシールチヤン
バ64に液体68を収容する。前述の如く、シー
ルチヤンバ64は、コンテナ12が運搬又は保管
中にどのように傾けられても液体68がこぼれ出
ないように構成されている。ネジ126により準
備中に付勢力の調節可能な傘状バルブ118が調
節され、傘状バルブ118が大気からサクシヨン
サイド114への流れを許容するように開くのに
必要な、サクシヨンサイド114における負圧が
予め決定される。
サクシヨンアウトレツト18がサクシヨン源又
は負圧源に接続された後、流体インレツト16が
患者の複数の体腔に接続され、コレクシヨンチヤ
ンバ14内に負圧が形成される。第2図に示す如
く、患者からの液体及び気体はインレツト16を
経てコレクシヨンチヤンバ14に導かれる、コレ
クシヨンチヤンバ14内の負圧は、サクシヨンサ
イド114から通路22を経てサクシヨンアウト
レツト18に至るガスの吸引に伴う流れによつて
形成される。このガスの流れは矢印190により
示されている。即ち、ガスはコレクシヨンチヤン
バ14から短い通路36を経て表示チヤンバ38
へ流れる。液体が短い通路36に侵入するように
コンテナ12が傾けられた場合は、通路36を越
えて侵入した液体は表示チヤンバ38の底に集め
られることにより表示される。
吸引されたガスは次に逆止め弁24を通過す
る。逆止め弁24は流体の逆方向への流れを阻止
し、これによりコレクシヨンチヤンバ14内の負
圧が不注意の又は不意の負圧破壊によつて急速に
失われるのが防止される。吸引されたガスは次に
短い通路56を経て表示部26に流れる。ガスが
チユーブ60に入るときに短い通路72を通過す
る前に該ガスは液体68にバブリングを生じつつ
吸引されて通過する。第1図に示すように、液体
68を通過するガスのバブリング状態はドレン装
置10の前面における透視部分182を通して容
易に見ることができる。液体68通過のバブリン
グが生じないことは、ドレン装置10の適正な作
動を示している。しかしながら、液体68通過の
バブリングが継続する時は患者の複数の体腔にお
けるエアリーク表示部26又はコンテナ12接続
部におけるエアリーク表示部26の何れかが生じ
ていることが示されている。何れの場合にもバブ
リングの継続は何らかの作動異常及び適正化の必
要を表示する。何らかの理由でエアリークチヤン
バ64内の液体68が充分な高さでない場合は、
液体をシールチユーブ76を通して注入すること
が出来る。
ここでサクシヨンコントロール装置の作用につ
き説明する。吸引されたガスは、短い通路72か
ら細長い通路82を経て精密な又は第1のコント
ロールチヤンバ84のサクシヨンサイド86に達
する。第1コントロールチヤンバ84はサクシヨ
ンコントロール装置28の一部を形成している。
サクシヨンサイド86に生じるサクシヨン又は負
圧は、該サクシヨンが所定の値を越えた時に傘状
バルブ90を開かしめる。例えば傘状バルブ90
は、サクシヨンサイド86におけるサクシヨンが
約−20cmH2Oを越えた時に開くようにされる。
サクシヨンが−20cmH2Oを越てた時は、空気が
大気からスロツト98を経て通気チヤンバ94に
矢印192で示したように導かれる。この例で
は、この空気は更に、ドレン装置の孔104及び
圧力測定部100を経て細長い通路96、通気サ
イド88、傘状バルブ90を通りサクシヨンサイ
ド86に導かれる。空気が孔104を通過するよ
うに吸引される時は、ボール110は、孔104
を通過する空気量に比例した距離だけ孔104内
で上昇する。ボール110のこの上昇は、孔10
4内のスロツト105の大きさの漸増に起因す
る。ボール110の位置は、コンテナ12の前面
170における透視部分184を通して見ること
ができる。表示目盛186を使用することによ
り、サクシヨンサイド86及びコレクシヨンチヤ
ンバ14内のサクシヨン又は負圧がボール110
の位置を通して測定される。サクシヨンアウトレ
ツト18に作用するサクシヨンの値が可変である
場合は、サクシヨン源はボール110がバンド1
88近傍に位置するように調節され、コレクシヨ
ンチヤンバ14における適切なサクシヨンが表示
されることとなる。
サクシヨンコントロール装置においては、吸引
されたガスは、第1コントロールチヤンバ84の
サクシヨンサイド86から開口122を通つて第
2コントロールチヤンバ112のサクシヨンサイ
ド114に達する。ガスは、サクシヨンサイド1
14から孔20を経てサクシヨンアウトレツト1
8に至りそこから負圧源に導かれる。負圧源によ
り発生するサクシヨン又は負圧は第2コントロー
ルチヤンバ112のサクシヨンサイド114に直
接作用する。この負圧が過大である場合は、調節
可能な傘状バルブ118が開いて大気を通気チヤ
ンバ94から第2コントロールチヤンバ112の
通気サイド116に導き該バルブ118を経てサ
クシヨンサイド114に至らしめる。
調節可能なバルブ118を開くのに必要な圧力
差の値はネジ126を該ネジ支持壁に対し前進さ
せ又は後退させることにより調節することができ
る。前述の如く、ネジ126の調節は傘状バルブ
118が所定の圧力で開くように準備段階に於て
成されるのが望ましい。例えば、傘状バルブ11
8はサクシヨンサイド114に発生するサクシヨ
ンが−20cmH2O、−40cmH2O又は−60cmH2Oより
強い場合に開くように調節されることができる。
何れにしても、傘状バルブ118が開いた時は、
矢印194で示すサクシヨンサイド114への大
気の流れが、孔20及び開口124における抑止
の他はあまり制限されることなく、継続する。サ
クシヨンサイド114への大気流れは、サクシヨ
ン又は負圧が、コレンシヨンチヤンバ14内に所
望される値より僅かに低くなるように低下すべく
充分な量をもつて行なわれる。これにより過大な
サクシヨンが作用するのが防止されたサクシヨン
サイド114は、第1コントロールチヤンバ84
のサクシヨンサイド86を同様の安定な負圧に維
持する。この負圧は、好ましくは、大気が通気チ
ヤンバ94から圧力測定部100を経て導かれる
ように傘状バルブ90が開くのに充分な圧力とさ
れる。前述の如く、傘状バルブ90は、開放され
ることにより、第1のコントロールチヤンバ84
内の負圧を所望の値に保つように構成される。傘
状バルブ90を経た付加的な大気流れは、第2コ
ントロールチヤンバ112のサクシヨンサイド1
14に作用する負圧を、コレクシヨンチヤンバ1
4における所望の負圧に安定的に低下せしめ、コ
レクシヨンチヤンバ内の負圧をほぼ一定に保つ。
さらに、第1図及び第2図に示すドレン装置の
他の部分の作用につき説明すると、作動開始後
は、コレクシヨンチヤンバ14及び細長い通路8
2内に比較的一定の負圧が形成される。前述の如
く、ベローズ152の内部はコレクシヨンチヤン
バ14に直接接続されており、ベローズ152の
外部は直接細長い通路82に接続されている。患
者が呼吸をする時コレクシヨンチヤンバ14に僅
かな圧力変化が生じる。この圧力変化が生じた時
にベローズ152及びインジケータ166は移動
して患者の呼吸を表示する。表示目盛168及び
インジゲータ166により患者の呼吸サイクルに
おける圧力が判断される。
開胸管が絞られたり又は他の外部操作が加えら
れることによりコレクシヨンチヤンバ14内の負
圧が過度になつた場合は該過度の負圧はベローズ
152により表示され、過負圧リリーフ部130
により緩和される。大気が矢印196で示される
ように通路136を経てコレクシヨンチヤンバ1
4に流れるように、プツシユボタン134が押し
下げられる。プツシユボタン134はコレクシヨ
ンチヤンバ14内の負圧が適切な値に戻るまで押
され続け、適切な値に戻つた時に過負圧リリーフ
部130は後に述べるように自動的に機能を停止
する。
コレクシヨンチヤンバ14及び細長い通路82
に不注意により又は不意に望ましくない正圧が生
じた場合には、該正圧は、過加圧リリーフ部14
0により自動的に緩和される。コレクシヨンチヤ
ンバ14及び細長い通路82内の正圧は傘状バル
ブ144を開き、これによりコレクシヨンチヤン
バ14内のガスは破線198で示すようにスロツ
ト98を経て大気へ放出される。
第3図にはサクシヨンコントロール装置の第2
コントロールチヤンバの他の例が示されている。
この第2コントロールチヤンバ200は前述の例
における第2コントロールチヤンバ112に代え
て使用され得る。この例においては第2コントロ
ールチヤンバ200は、第2コントロールチヤン
バ112のサクシヨンサイド114に対応するサ
クシヨンサイド202を備え、サクシヨンアウト
レツト114に接続された開口124′及び第1
コントロールチヤンバのサクシヨンサイド86に
接続された一定範囲に延びる開口122′を有し
ている。第2コントロールチヤンバ112の傘状
バルブ118に代えて第2コントロールチヤンバ
200はバルブセレクタ204を備えている。バ
ルブセレクタ204は、第4図に詳細を示すサー
キユラーバルブ206を備えている。バルブ20
6は、貫通して設けられたアーチ状スロツト20
8を備えている。バルブ206の中央部には、ス
テム210が設けられており、ステム210は第
2コントロールチヤンバ200及びコンテナ12
の上壁を横切つて延びハンドル212に達してい
る。
バルブセレクタ202の下方には、バルブ群2
14が設けられている。該バルブ群は、前述の例
における傘状バルブ118に相当するものであ
る。バルブ群214は3つのチヤンバ216,2
18及び220を備えている。各チヤンバ21
6,218及び220には、弾性的付勢力を伴つ
た傘状バルブ222,224及び226が各々取
付けられている。各チヤンバ216,218及び
220は、各々バルブ206の一方の面に達する
通路228,230及び232を備えている。第
4図に最も良く表れているように、通路228,
230及び232は、アーチ状スロツトバルブ2
06の中心との距離に等しい距離だけ、バルブ2
06の中心から離れて且つバルブ206の中心部
を囲むように配置されている。バルブ206は、
通路228,230及び232のひとつがアーチ
状スロツト208上に位置するようにハンドル2
12により回転されることができる。アーチ状ス
ロツト208は、通路228,230又は232
の少くとも一つが該アーチ状スロツト208の下
方に位置するような長さとされている。
バルブ群214は、インレツトエンド234を
備えている。インレツトエンド234は、前述の
例における通気サイドに相当するものであり、例
えばコンテナ12の通気チヤンバ84に通気状態
とされることにより、適宜大気に対し通じせしめ
られる。好ましくは、傘状バルブ222,224
及び226は実質上同一とされ、各バルブ両側に
おいて所定の圧力差が生じた時に、開くようにさ
れる。この所定の圧力差は、例えば−20cmH2O
というような適宜の値とされる。従つてチヤンバ
216内の圧力が−20cmH2Oよりも低い時には、
傘状バルブ222のみが開く。傘状バルブ22
2,224及び226は直列に設けられているの
で、チヤンバ218内の圧力がチヤンバ216内
の圧力に対し−20cmH2Oより低い場合にバルブ
224のみが開くこととなる。従つて傘状バルブ
224は、傘状バルブ222が開き、且つチヤン
バ218内の圧力が−40cmH2O以下となつた場
合に開くこととなる。同様にして、傘状バルブ2
26はチヤンバ210内の圧力が−60cmH2O以
下となつた場合に開くこととなる。
作動の際、第2コントロールチヤンバ200は
前述の例における第2コントロールチヤンバ11
2に置換えて使用された場合に次のように機能す
る。まず、コントロールチヤンバ14内の所望の
負圧が決定される。これが決定されると、ハンド
ル212が使用者により回されて、バルブ206
のアーチ状スロツト208が通路228,230
又は232のひとつの上に位置するように回転す
る。望ましくは、コンテナ12の上面に表示目盛
が設けられ、ハンドル212が特定の位置にある
ときに通路228,230又は232のうちのい
ずれの通路がサクシヨンサイド202に接続され
ているかを表示するようにされる。
通路228がバルブ206の移動によりサクシ
ヨンサイド202に接続された場合は、サクシヨ
ンサイド202に生じる負圧は、サクシヨン源が
−20cmH2Oより強いサクシヨンをなしている場
合に於て、−20cmH2Oに等しくなる。この負圧の
値は、第1コントロールチヤンバ84を経た空気
の流出によりコントロールチヤンバ14内におい
ては若干緩和されることとなる。コントロールチ
ヤンバ14における負圧を増加させたい場合は、
ハンドル212がチヤンバ218をサクシヨンサ
イド202に接続するように回転せしめられる。
これにより、サクシヨンサイド202における圧
力は−40cmH2Oに増加し、コントロールチヤン
バ14における負圧はこれに相応して増加する。
通路232を選択することによりサクシヨンサイ
ド202における負圧は−60cmH2Oに増加し、
コントロールチヤンバ14における負圧はこれに
相応して増加する。
アーチ状スロツト208を適切に構成すること
により、通路228,230又は232のいずれ
もがサクシヨンサイド202に接続されないとい
うバルブセレクタ203の回転位置が生じないよ
うにされる。アーチ状スロツト208のこのよう
な構成により、サクシヨンサイド202に大気が
導入されなくなるようなバルブセレクタ回転位置
が回避され、従つて負圧源の力全体が第1コント
ロールチヤンバ84及びコレクシヨンチヤンバ1
4に作用せしめられる。
第5図は、ドレン装置10に似た他の例のドレ
ン装置300を示している。ドレン装置300
は、以下に示す第9図のサクシヨンコントロール
装置を置換えて使用し得るもので、本発明の他の
実施例に至る前段階のものである。ドレン装置3
00は、コレクシヨンチヤンバ304が設けられ
たコンテナ302を備えている。チヤンバ304
には流体用インレツト306が設けられ、サクシ
ヨンアウトレツト308は、通路310によりコ
レクシヨンチヤンバ304に接続されており、通
路310は流体流れを阻止しうる逆止め弁、エア
リーク表示部314及びサクシヨンコントロール
部316を備えている。
ドレン装置300は、内壁320によりコレク
シヨンチヤンバ304から分離されたアツパーチ
ヤンバ328を更に備えている。サクシヨンイン
レツト322は、短い通路324により表示チヤ
ンバ326に接続された、内壁322に設けられ
ている。
表示チヤンバ326は、バルブチヤンバ328
に設けられた逆止め弁312に連通している。逆
止め弁312は、前述のドレン装置10における
逆止め弁24と実質上同一のものであり、該バル
ブ312を通過した上方への流れのみを可能とし
ている。短い通路330がバルブチヤンバ328
をエアリーク表示部314に接続している。
エアリーク表示部314は、ドレン装置10に
おける流れ表示部26と実質上同様に機能する。
しかしながら、エアリーク表示部314は若干異
なつた構成を有している。第5図に示すように、
エアリーク表示部314はチヤンバ332を備え
ている。チヤンバ332は、該チヤンバ332を
インレツトサイド336及びアウトレツトサイド
338に分割するように該チヤンバ332の中央
部を横切つて垂直方向に延びる中央壁334を備
えている。中央壁334の底部には、開孔340
が設けられ、該開孔340はインレツトサイド3
36及びアウトレツトサイド338を連通させて
いる。通常、チヤンバ332の底部には開孔34
0を覆うように液体342が収容される。
図示の如く短い通路330はバルブチヤンバ3
28からインレツトサイド336の中央部に延び
ている。同様に短い通路330はアウトレツトサ
イド338の中央部から細長い通路346に延び
ている。インレツトサイド336及びアウトレツ
トサイド338の各々中央部から延びることによ
り、各短い通路330及び344は、ドレン装置
300がどのように傾けられても液体340を侵
入させることがない。即ち、エアリーク表示部3
14内部の短い通路330及び344の端部は、
各々インレツトサイド336及びアウトレツトサ
イド338内に達し、ドレン装置300が運搬時
等においてどのような方向(横方向、縦方向等)
に傾いても液面を越えた位置に存するようにされ
ている。アウトレツトサイド338はバツフルプ
レート348及び350を備えており、液体34
2内のバブリングを伴つて開孔340を通過する
ガスが該液体を短い通路330に運ばないように
されている。ドレン装置10におけるエアリーク
表示部26と同様にエアリーク表示部314がド
レン装置300の外側から見えるように設けられ
ており、開孔340を通過する空気のバブリング
が該表示部314を通過する流れを表示するよう
になつている。
細長い通路346は変動圧測定部352に連通
している。変動圧測定部352は、ドレン装置1
0の変動圧測定部150と実質上同様であるので
説明は省略する。細長い通路346は、コントロ
ール部316及び圧力測定部354と協動して作
用するサクシヨンアウトレツト308に連動して
いる。圧力測定部354は、ドレン装置10の圧
力測定部100と実質上同じであるので説明は省
略する。
コントロール部316は、開孔358により大
気に通じコントロールチヤンバ356内に設けら
れている。コントロール部316は図示の如く付
勢力を伴つたバルブ360を備えている。付勢力
を伴つたバルブ360はバルブボデイ362を備
えているバルブボデイ362はバルブアウトレツ
ト366近傍に設けられたスプリング364を有
している。バルブボデイ362における他端に
は、貫通孔370を有したバルブシート368が
螺入されている。図示の如く、スプリング364
はボール372をバルブシート368に対して押
圧している。
コントロール部316は次のように作動する。
所定の一定状態で作動負圧源に接続されたサクシ
ヨンアウトレツト308により、負圧はバルブア
ウトレツト366を通してバルブ360に作用す
る。これによりボール372はスプリング364
の付勢力に抗してバルブシート368から遠ざけ
られる。この位置において、大気は開孔358か
ら付勢力を伴つたバルブ360を経て直接サクシ
ヨンアウトレツト308に導入される。バルブ3
60を通過する流れは一定の抵抗を受けるため、
サクシヨンアウトレツト308に作用するサクシ
ヨンはバルブ360を通過する大気の流れによつ
ては完全には補填されない。残存したサクシヨン
即ち吸引力は通路310を経てコントロールチヤ
ンバ304に作用する。スプリング364の弾性
及びスプリング364に対するバルブシート36
8の位置を適切に決めることにより、コントロー
ルチヤンバ304に作用する前記残存したサクシ
ヨンは、ほぼ一定に維持されうる。好ましくは、
スプリング364に対するバルブシート368の
位置の調節は、バルブボデイ362に対するバル
ブシート364の調節ネジに基づく前進又は後退
により、準備の際になされ、容易に完了せしめら
れる。必要に応じて、直列に配置された付勢力を
伴つた2つのバルブ、及びコントロール部28同
様の一定範囲に延びる開孔を備えたコントロール
部が使用され得る。
ドレン装置300は更に、過加圧リリーフ部3
74を備えている。過加圧リリーフ部374は、
ドレン装置10の過加圧リリーフ部140と同様
の構成となつている。過加圧リリーフ部374は
通路310を経てコレクシヨンチヤンバ304に
接続されている。過加圧リリーフバルブ374は
コントロールチヤンバ356近傍のチヤンバ37
6に配設されている。チヤンバ376は開孔37
8及び開孔358を通して大気に連通している。
コントロールチヤンバ304内に正圧(例えば
0.5cmH2Oより高い圧力)が生じた場合は、この
圧力は通路310及び自動的に作動する過加圧リ
リーフバルブ374を経て大気に解放される。し
かしながら、過加圧リリーフバルブ374の誤動
作によつては、ドレン装置の作動は損われない。
これは過加圧リリーフバルブ374におけるエア
リーク表示部314は逆止め弁312によりコレ
クシヨンチヤンバ304に達しないようにされて
いるからである。過加圧リリーフバルブ374か
ら漏れたエアーはサクシヨンアウトレツトを通し
て吸引され、コントロール部316の作動により
該リークエアはコレクシヨンチヤンバ304に作
用するサクシヨンには影響しない。
ドレン装置300は更に過負圧リリーフ部38
0を備えている。過負圧リリーフ部380はドレ
ン装置10の過負圧リリーフ部130と同様に構
成されている。この例においては過負圧リリーフ
部380は表示チヤンバ326に配設されてお
り、該過負圧リリーフ部380が短い通路330
を経てコレクシヨンチヤンバ304の負圧を受け
るようにされている。
過負圧リリーフ部380の詳細な構成は、第6
図、第7図及び第8図に示されている。これらの
図に示すように、過負圧リリーフ部380は、シ
ート面384を有したバルブボデイ382を備え
ている。シート面384近傍にはプランジヤ38
6が配置されており、プランジヤ386は該プラ
ンジヤ386におけるシート面384近傍の面に
沿つて設けられたOリング388を備えている。
プランジヤ386は更に、シート面384の開孔
392を通つて延びるステム390を備えてい
る。ステム390にはプツシユボタン394が結
合されている。
図に示すように、プランジヤ386は、Oリン
グ388がスプリング396によりシート面38
4に接触せしめられるようにバネ付勢されてい
る。スプリング396はバルブボデイ382の下
端に結合された部材398を押圧する。図示の如
く部材398は開孔400を備えている。この構
成により、プツシユボタン394はスプリング3
96により、Oリング388がシート面384に
接する位置にバネ付勢され、バルブボデイ382
を経た流れは阻止される。
バルブボデイ382の底部には更に、逆止め弁
402が取付けられている。逆止め弁402は、
中央開孔406及び4つの開孔408を有したバ
ルブボデイ404を備えている。バルブボデイ4
04の上面は、部材398の底部から離れてお
り、開孔408と開孔400との間の空気流が可
能となつている。
逆止め弁402は更に、傘状バルブ410を備
え、該傘状バルブ410のステム412は第6図
に示すように中央開孔406に受入れられてい
る。
傘状バルブ410における傘状部分は開孔40
8を覆うように外方へ延びている。傘状バルブ4
10の下方には、フイルタカバー416フイルタ
418及びフイルタボトム420を有したフイル
タアツセンプリ414が設けられている。第8図
に示すように、フイルタカバー416は、該フイ
ルタ418を通して最大量の空気流れを許すよう
に螺旋状部分及びスポークにより形成されるのが
望ましい。フイルタボトム420は更に開孔42
2を備えている。
過負圧リリーフ部380は次のように作動す
る。まずスプリング396はコレクシヨンチヤン
バ304に正常な負圧が生じてもOリング388
がシート面384に接し続けるのを確実にするよ
うな充分な力を持つてプランジヤ386を押圧す
る。しかしながら、コレクシヨンチヤンバ304
内に過度の負圧が生じた場合は、医師又はドレン
装置300のオペレーターはプツシユボタン39
4を押すことにより該過度の負圧を緩和する操作
をなす。プツシユボタンが押されると直ぐにプラ
ンジヤ386が下降しOリング388はシート面
384から離反する。これにより大気がプツシユ
ボタン394及びステム390のまわりを通過し
開孔392を通る。大気はその後傘状バルブに圧
力を及ぼす。傘状バルブ410は、開放動作をす
るに該傘状バルブ410の両側において所定の圧
力差が必要とされるように調節されている。従つ
て、傘状バルブ410におけるコレクシヨンチヤ
ンバ側の過度の負圧が充分に大きくなると、バル
ブボデイ362に達した大気圧が傘状バルブ41
0を開くのに充分な大きさとなり、大気は開孔4
08を通過し、コレクシヨンールチヤンバ304
内の過度の負圧を緩和することとなる。
過負圧リリーフ部380はコレクシヨンチヤン
バ304内の過度の負圧を緩和するように作用す
るが、他の負圧を損うものではない。コレクシヨ
ンチヤンバ304内の負圧を−20cmH2Oとした
い場合は、傘状バルブ410は、大気とコレクシ
ヨンチヤンバ304内圧力との差が−20cmH2O
である時に閉じるように調節される。従つて、プ
ツシユボタン394の押圧によりコレクシヨンチ
ヤンバ304内の過度の負圧が緩和され、コレク
シヨンチヤンバ304に充分な空気が導入され過
度の負圧がサクシヨン作用下に−20cmH2Oまで
緩和された時に、傘状バルブ410は自動的に閉
じる。サクシヨンが作用しない場合は、過度の負
圧の設定値は−10cmH2Oまで弱められる。
第9図は、ドレン装置300のコントロール部
316に代えて使用される本発明に係るサクシヨ
ンコントロール装置430を示している。この置
換えにより本発明ドレン装置が実現される。この
例では、コントロール装置430は、大きな
(gross)バネ付勢力を伴つた粗大逆止め弁432
を有した粗大(gross)圧力調節部431と、小
さな(fine)バネ付勢力を伴つた精密逆止め弁4
34を有した精密((fine)圧力調節部433と
を備えている。図示の如く、小さなバネ付勢力を
伴つた精密逆止め弁434は、前述のバネ付勢力
を伴つたバルブ360と実質上同じである。精密
逆止め弁434は、バルブインレツト438に対
してバネ付勢されたボール436を備えている。
精密逆止め弁434は、他端に、通路となるイン
レツト440を備え、インレツト440は、ドレ
ン装置300の通路310及びコレクシヨンチヤ
ンバ304に連通している。バルブインレツト4
38とインレツト440との間にはバルブアウト
レツト442が設けられている。バルブアウトレ
ツト442は、ガス流れを制限するための一定の
限られた大きさの孔444(第3の通路)を備え
ている。精密逆止め弁434におけるボール43
6の下流側(図で上側)はサクシヨンサイドをな
し、ボール436の上流側(バルブインレツト4
38)は通気サイドをなす。
孔444は大きなバネ付勢力を伴つた粗大逆止
め弁432に通じている。粗大逆止め弁432
は、バルブインレツト448に対してバネ付勢さ
れたボール446を備えている。粗大逆止め弁4
32の他端にはドレン装置300のコレクシヨン
アウトレツト308に直接接続されたバルブアウ
トレツト450が備えられている。バルブインレ
ツト438及び448は共にドレン装置300の
開孔358を通して大気に連通している。バルブ
アウトレツト450は比較的小さな径を有してお
り、該バルブアウトレツト450を通過する流体
流れは制限されるようになつている。粗大逆止め
弁432におけるボール446の下流側(図で上
側)はサクシヨンサイドをなし、その上流側(図
で下側)は通気サイドをなす。
コントロール部430は次のように作動する。
コレクシヨンアウトレツト308が適宜のサクシ
ヨン源に接続されると該サクシヨンによりボール
446はバルブインレツト448から直ぐに上昇
せしめられる。ボール446に対するバネ付勢力
は、粗大逆止め弁432において−20cmH2Oよ
り僅かに大きい負圧を生じるのに充分な大きさと
されている。この−20cmH2Oより僅かに大きい
負圧は、孔444を経て精密逆止め弁434に作
用する。ボール436に対するバネ付勢力及びバ
ルブインレツト438の調節は、精密逆止め弁4
34における圧力が約−20cmH2Oの負圧が安定
した状態となるように決められる。この負圧は更
に通路へのインレツト440を経てコレクシヨン
チヤンバ304に作用する。2つの付勢力を伴つ
たバルブを使用することにより、コレクシヨンチ
ヤンバ内の負圧の非常に正確な制御が可能とな
る。更に、孔444及びバルブアウトレツト45
0における制限が、サクシヨンアウトレツト30
8におけるサクシヨンの変動如何に拘らず、コレ
クシヨンチヤンバ304に過大な負圧が生じない
ことを確実にする。
前述の如きバネ付勢力を伴つたバルブ制御装置
においては、サクシヨンアウトレツト308にお
ける20mmHgから200mmHgのサクシヨンを作用さ
せることによりコレクシヨンチヤンバには−20mm
H2Oから+1cmH2Oの負圧が得られることが経
験上見出されている。
第10図及び第11図にはドレン装置の更に他
の例のエアリーク表示部460が示されている。
該エアリーク表示部460は、ドレン装置300
におけるエアリーク表示部314又はドレン装置
10におけるエアリーク表示部26に代えて使用
されうるものである。エアリーク表示部460
は、リーク流れの量のみを表示するものではな
い。エアリーク表示部460は、米国特許第
3782497号(ビドウエルその他)における流れ表
示装置に類似したものである。エアリーク表示部
460は、壁468によりインレツトサイド46
4及びアウトレツトサイド466に分割されたエ
アリークチヤンバ462を備えている。エアリー
クチヤンバ462の底壁470は、図示の如く約
6゜傾斜している。インレツトサイド464は、短
い通路330に連通し、アウトレツトサイド46
6は、短い通路344に連通している。
インレツトサイド464は、底壁470に対し
て上方に離反し且つ平行に設けられたデバイダ4
72と、壁468とによりアウトレツトサイド4
66から分離されている。図示の如く、デバイダ
472は、軸線間に互いに距離を於て設けられた
複数の垂直方向孔474を備えている。デバイダ
472の上方にして隣り合う孔474の間には、
複数の羽板476が設けられている。羽板476
と短い通路344との間にはバツフル478が設
けられている。エアリークチヤンバ462には液
体480が収容されている。
エアリーク表示部460は次のように作動す
る。ドレン装置300の作動によりガスが短い通
路330を経て短い通路344に達すると、該ガ
スは液体480に対してバブリングを生じる。最
初にガスは、開孔474のうちデバイダ472の
最上部にある該開孔を通つて流れる。しかしなが
らガスの流量が増加すると、デバイダ472のよ
り下方の開孔474を通つて流れることとなる。
従つて、前記米国特許において説明されている如
く、ガスバブリングを生じる開孔474の数、又
はガバブリングを生じる最も下方の開孔474
が、エアリーク部460を通過するガス量を表示
することとなる。適宜の表示目盛(図示せず)が
ドレン装置300の外面に設けられ、該ガス量を
表示するようにできる。バツフル478は液体4
80及び開孔474を通過するガスにより生じる
バブリングが、短い通路344に吸引されるのを
防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る外科用胸腔ドレン装置の
1例の正面図、第2図は第1図の例の上部を示す
縦断正面図、第3図はドレン装置における第2図
に示したものと異なる圧力コントロール部の例の
縦断正面図、第4図は第3図の圧力コントロール
部の一部の平面図、第5図は本発明の他の実施例
に至る前のドレン装置の例の上部の縦断正面図、
第6図は第1図の例に示した過加圧リリーフバル
ブの縦断正面図、第7図は第6図のバルブを分解
して示す縦断正面図、第8図は第7図に示したフ
イルターカバーの斜面図、第9図は本発明に係る
ドレン装置の一部を形成するサクシヨンコントロ
ール装置の他の例の縦断正面図、第10図は第5
図の例に置換えて使用しうるドレン装置のエアリ
ーク表示部の縦断正面図、第11図は第10図に
おける11−11線に沿う断面図である。 10…ドレン装置、12…コンテナ、14…コ
レクシヨンチヤンバ、16…流体用インレツト、
18…サクシヨンアウトレツト、24…逆止め
弁、28…サクシヨンコントロール装置、34…
サクシヨンインレツト、38…表示チヤンバ、4
0…バルブチヤンバ、44…インレツトサイド、
34…アウトレツトサイド、50…バルブシー
ト、52…傘状バルブ、54…傘状バルブ、60
…チユーブ、64…エアリークチヤンバ、70…
中継チヤンバ、82…細長い通路、84…第1コ
ントロールチヤンバ、86…サクシヨンアウトレ
ツト、88…通気サイド、90…傘状バルブ、9
4…通気チヤンバ、100…圧力測定部、110
…ボール、112…第2コントロールチヤンバ、
114…サクシヨンサイド、116…通気サイ
ド、118…傘状バルブ、130過負圧リリーフ
部、140…過加圧リリーフ部、144…傘状バ
ルブ、150…変動圧測定部、174…表示チヤ
ンバ、200…第2コントロールチヤンバ、20
2…サクシヨンサイド、204…バルブセレク
タ、206…サーキユラバルブ、208…アーチ
状スロツト、210…ステム、214…バルブ
群、222…傘状バルブ、224…傘状バルブ、
226…傘状バルブ、304…コレクシヨンチヤ
ンバ、306…流体用インレツト、308…サク
シヨンアウトレツト、314…エアリーク表示
部、326…表示チヤンバ、328…バルブチヤ
ンバ、336…インレツトサイド、338…アウ
トレツトサイド、346…細長い通路、368…
バルブシート、372…ボール、374…過加圧
リリーフバルブ、380…過負圧リリーフ部、4
12…ステム、414…フイルタアツセンブリ、
431…粗大圧力調節部、432…粗大逆止め
弁、433…精密圧力調節部、434…精密逆止
め弁、436…ボール、460…エアリーク表示
部、462…エアリークチヤンバ、464…イン
レツトサイド、466…アウトレツトサイド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンテナと、該コンテナ内に形成され患者の
    体から取出された流体を通す第1の通路を有した
    該流体のためのコレクシヨンチヤンバと、前記コ
    レクシヨンチヤンバをサクシヨン源に接続するた
    めの第2の通路を有した接続部と、前記コレクシ
    ヨンチヤンバの負圧をほぼ一定に保つサクシヨン
    コントロール装置とを備えた外科用胸腔ドレン装
    置であつて、 前記サクシヨンコントロール装置は、前記コレ
    クシヨンチヤンバ内の圧力を精密に調節するため
    の精密圧力調節部と、前記コレクシヨンチヤンバ
    内の圧力を大まかに且つ急速に調節するための粗
    大圧力調節部とを備え、 前記精密圧力調節部は、第1のコントロールチ
    ヤンバと、該第1のコントロールチヤンバに設け
    られて該第1のコントロールチヤンバを大気に通
    じる通気サイド及び前記コレクシヨンチヤンバに
    連通するサクシヨンサイドに分割するバネ付勢さ
    れた精密逆止め弁とを備え、該精密逆止め弁は前
    記コレクシヨンチヤンバ内の負圧が所定値より僅
    かに強くなると前記通気サイドから前記サクシヨ
    ンサイドへのみ流体を流すようにされており、 前記粗大圧力調節部は、第2のコントロールチ
    ヤンバと、該第2のコントロールチヤンバに設け
    られ該第2のコントロールチヤンバを、大気に通
    じる通気サイドと前記接続部の前記第2の通路に
    通じ前記第1のコントロールチヤンバのサクシヨ
    ンサイドの下流に第3の通路により接続されたサ
    クシヨンサイドとに分割する粗大逆止め弁とを備
    え、前記粗大逆止め弁は、前記第2のコントロー
    ルチヤンバにおける通気サイドからサクシヨンサ
    イドへ充分な多量の空気を調節可能に流すことに
    より、適用されるサクシヨンが過大となつた場合
    にも、前記第2のコントロールチヤンバのサクシ
    ヨンサイドにおける負圧を前記コレクシヨンチヤ
    ンバの所定圧力値より若干大きい値に維持し、前
    記第2のコントロールチヤンバのサクシヨンサイ
    ドにおける負圧が前記第1のコントロールチヤン
    バのサクシヨンサイドに作用し、該第1のコント
    ロールチヤンバのサクシヨンサイドにおける負圧
    が所定値より僅かに減じられた値とされて前記コ
    レクシヨンチヤンバに作用するようにされている
    ことを特徴とする外科用胸腔ドレン装置。 2 前記第3の通路が、該通路を通過する気体に
    対し流路抵抗を付与するための制限部を備えてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の外科用胸腔ドレン装置。 3 前記第2のコントロールチヤンバのサクシヨ
    ンサイドが、前記第2の通路によりサクシヨン源
    に直接接続されており、前記第2の通路には該通
    路を通過する気体に対し流路抵抗を付与するため
    の制限部が設けられていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の外科用胸腔
    ドレン装置。 4 前記精密逆止め弁及び前記粗大逆止め弁が、
    前記第1のコントロールチヤンバ及び前記第2の
    コントロールチヤンバの各々を分割する隔壁の開
    口部を開放可能に閉じるバネ付勢されたボールを
    各々備えていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項から第3項のいずれかに記載の外科用胸腔
    ドレン装置。 5 前記精密逆止め弁は、該精密逆止め弁が前記
    第1のコントロールチヤンバの通気サイドからサ
    クシヨンサイドへ流体流れを生じさせるのに要す
    る圧力値を調節するための調節部を備えているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項
    のいずれかに記載の外科用胸腔ドレン装置。
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