JPH02111789A - 合成ペプチド、その抗体およびその抗体の製法 - Google Patents

合成ペプチド、その抗体およびその抗体の製法

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JPH02111789A
JPH02111789A JP26397288A JP26397288A JPH02111789A JP H02111789 A JPH02111789 A JP H02111789A JP 26397288 A JP26397288 A JP 26397288A JP 26397288 A JP26397288 A JP 26397288A JP H02111789 A JPH02111789 A JP H02111789A
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synthetic peptide
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antibody
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Taizo Uda
泰三 宇田
Akira Takeyasu
武安 明
Tetsuo Kawaguchi
哲男 川口
Yukio Nakajima
中島 由紀生
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヒトMnスーパーオキシドジスムターゼ(以
下、ヒトMn−5ODと略記する。)および特定の合成
ペプチドと反応性を有する抗体、並びに、前記特定の合
成ペプチドを動物に用いる前記抗体の製造法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
ヒトMn−3ODは、ミトコンドリアのマトリックス部
分に存在する酵素(1ドメインの分子量が約25,00
0であり、そのダイマーまたはテトラマーからなると考
えられている。)であり、次に示すように、毒性酸素の
主要な分子種であるスーパーオキシドアニオンラジカル
(0□−)を不均化する反応を触媒する。
20z  + 2 H−〉Hz  Ot  + 02と
ころで、肝疾患における血清中のヒトMn−3OD濃度
の測定には、ポリクローナル抗体を用いた検討によって
、高い診断的意義が存在すると考えられている(医薬ジ
ャーナル;稲垣、訳本、1度、1.1984年。第5回
腫瘍マーカー研究会;飯塚、新井ら、1985年)。ま
た、呑口らも、ヤギに免疫して作製したポリクローナル
抗体を用いた免疫学的な方法で、ヒトMn−3OD濃度
が肺癌で高いことを示しており〔ジャーナル・オプ・ナ
ショナル・カンサー・インスチチュート(Journa
l of National Cancer In5t
itute) 、7叉、5.1984年〕、血清中のヒ
トMn−3゜D濃度の測定の重要性が指摘されている。
従来、ヒトMn−3ODに対するポリクローナル抗体を
作製するためには、ヤギなどの動物に免疫原として用い
るヒトMn−3ODを、ヒトの胎盤、肝臓、肺などのヒ
ト臓器から分離精製して用いる必要があった。しかし、
それらの臓器からヒトM n −S ODを分離精製す
るのは容易でなく、また、たとえそれらの臓器を得るこ
とができても人道的には好ましくないという問題があっ
た。
〔発明が解決すべき問題点〕
本発明の目的は、ヒトMn−3ODと反応性を有する抗
体を生産する時に使用される抗原であるヒトMn−3O
Dのかわりに使用することができるヒトMn−3ODの
アミノ末端側のアミノ酸配列の一部分に対応した合成ペ
プチドを動物に免疫することによってヒトMn−3OD
と反応性を有する抗体を生産する方法を提供することで
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、本発明の合成ペプチドを動物に免疫すること
によって、ヒトMn−8ODと抗原抗体反応する抗体を
生産できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、 (1)次式; %式% で示されるL体のアミノ酸配列を有する合成ペプチド (2)前記(1)の合成ペプチドを動物に免疫すること
によって生産された抗体 (3)前記(1)の合成ペプチドを動物に免疫すること
を特徴とする抗体の製造法 に関するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の合成ペプチドは、ヒトMn−3ODのN末端側
(アミノ末端側)のアミノ酸配列に対応したL体のアミ
ノ酸からなるペプチドのLys−His−3er−Le
u−Pro−Asp−f、eu−Pro−Tyr−As
p−Tyr−Gly  Ala−Leu−Glu−Pr
o(カルボキシル末端側) である。
本発明における合成ペプチドの作製は、液相法または固
相法などの通常の方法によって行うことができるが、好
ましくは、固相法によってポリマー性の固相支持体へ前
記ペプチドのC末端側(カルボキシル末端側)からその
アミノ酸残基に対応したL体のアミノ酸を順次ペプチド
結合によって結合して行くのが良い。
そして、そのようにして得られた合成ペプチドは、トリ
フルオロメタンスルホン酸(以下、TFMSAと略記す
る。)、フッ化水素などを用いてポリマー性の固相支持
体から切断した後、アミノ酸側鎖の保護基を除去し、逆
相系のカラムを用いた高速液体クロマトグラフィー(H
PLC)などを用いた通常の方法で精製することができ
る。そして、その合成ペプチドのアミノ酸配列は、アミ
ノ酸分析によって確認することができる。
本発明のヒhMn−3ODと抗原抗体反応することがで
きる抗体は、本発明の合成ペプチドを動物に免疫するこ
とによって、その免疫動物から抗血清あるいは精製抗体
として得ることができる。
本発明の合成ペプチドの免疫方法は、本発明の目的を達
成することができる限り特に限定されないが、例えば、
本発明の合成ペプチドを水、中性の緩衝液(例えば、ト
リス−塩酸緩衝液、リン酸緩衝液など。)などの溶媒に
適当量溶解したもの(例えば、数μg / m 1〜数
m g / m lで、被免疫動物あたり数μg〜数m
g、)を数週間〜数カ月間隔で数回投与することで行う
ことができる(なお、この方法だけで該合成ペプチドに
対して十分量の抗体を得ることができない場合には、ミ
ヨウパン、結核死菌体および/または核酸などを含むア
ジュバントを混合して得られたエマルジョンを用いるこ
ともできる。)。
本発明の合成ペプチドを免疫するために用いる動物とし
ては、マウス、ラット、ウサギ、ヤギ、イヌ、ネコなど
の動物を挙げることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
なお、これらの実施例は、本発明を例示するためのもの
であって、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1 〔合成ペプチドの作製〕 N−t−ブトキシカルボニル−3−p−メトキシベンジ
ルシスティン樹脂686mg(システィン含量; O−
73m m OIl Z g sスチレン−1%−ジビ
ニルベンゼン共重合体)を出発原料とし、ペプチド自動
合成装置(アプライド・バイオシステムズ社製)を用い
た固相法によってヒトMn−50DのN末端側のアミノ
酸配列に相当する16個のアミノ酸残基からなる合成ペ
プチド Lys−Hi 5−3er−Leu−Pr−o−Asp
−Leu−Pro−Tyr−Asp−Tyr−C;1y
−Al a−Leu−Glu−Pro(C末端側) を作製した。
まず、前記の16個のアミノ酸配列からなるペプチドを
、常法通り、そのC末端側のPro側からアミノ酸を順
次1個づつ前記の出発原料と反応させることによって、
1.5gの保護したペプチド結合樹脂を得た(なお、こ
のとき用いたアミノ酸の側鎖官能基は、Hisではトシ
ル基で、AspまたはGluではベンジルエステルで、
Lysでは2−クロロベンジルオキシカルボニル基で、
Tyrは2−ブロモベンジルオキシカルボニル基で保護
した。)。
この保護したペプチド結合樹脂1gを、500μlのエ
タンジチオールと1mfのエタンジオールからなる混合
液に懸濁して、室温で10分間攪拌後、水冷下で10m
lのトリフルオロ酢酸(以下、TFAと略記する。)を
加え、さらに10分間攪拌した。
この混合物にTFMSA ()リフルオロメタンスルホ
ン酸)を1m1滴下し、室温で30分間攪拌した後、3
0mfの無水エーテルを加えてその生成物を沈澱させて
分離し、その沈澱物を無水エーテルで数回洗浄した後、
減圧下で乾燥した。
このようにして得られた粗生成の合成ペプチド100m
gを2mj2の蒸留水に溶解した後、濾過して得られた
濾液をAQUAPORE  RP−300(10X10
0mm)(アプライド・バイオシステムズ社製)にのせ
、(A)0.1%TFA含有蒸留水および(B)0.1
%TFAを含有した70%CH3CNからなる溶媒を用
いて、60分間で(A)が95#0%のリニアグラデイ
エンドモードで溶出した。
3つの大きなピークを示した溶出画分のうちの最初の溶
出画分を分取し、濃縮後凍結乾燥することによって目的
とする合成ペプチドを30mg得た。
この合成ペプチドは、HPLCによる分析では99%以
上の純度であり、そのアミノ酸配列は前記に示したヒト
Mn−3ODのN末端側のアミノ酸配列に相当する16
個のアミノ酸残基からなるペプチドであることを確認で
きた。
実施例2 〔合成ペプチドに対する抗体の作製〕 実施例1で作製した免疫原である1mgの合成ペプチド
を溶解した1mlのPBS (リン酸緩衝液、p H7
,4)と1mfのフロイントの完全アジュバントとを十
分に混合して得られたエマルジョンをウサギ(日本白色
種糸、生後4力月)の背部皮下に投与した。
さらに、1力月後に、あらたに前記と同様にして調製し
たエマルジョンを同ウサギの背部皮下に投与した。
さらに、1力月後に、最終免疫として、フロイントの完
全アジュバントのかわりにフロイントの不完全アジュバ
ントを用いて前記と同様にして調製したエマルジョンを
同ウサギの背部皮下に投与した。
最終免疫から1週間後に、このようにして免疫されたウ
サギの心臓から注射器を用いて採血し、50mj2の抗
血清(−次元平板免疫拡散法によって測定した抗体量は
、500mgであった。)を得た。
この血清中に含有された抗体とヒ)Mn−3゜Dとの抗
原抗体の反応性を、次のようなELISA(エンザイム
・リンクド・イムノソーベント・アッセイ)で検討した
まず、96ウエル平底ELISAプレート(以下、EL
ISAプレートと略す。)の各ウェルにヒトMn−3O
D溶液(10u g/ml、 p H9゜6の0.05
 M炭酸ナトリウム緩衝液に溶解)を50μ!づつ分注
し、4°Cで1晩静置した(このような処置によって、
ヒトMn−3ODが各ウェルの接触面に非特異的に吸着
する。)。
次に、それらの各ウェルを洗浄液(0,05%のTwe
en20を含むPBS、)で洗浄した後、0.5%の卯
白アルブミン溶液(0,1%NaN、を含有する。)を
各ウェルに100μlづつ分注して室温で30分間静置
した。これらの各ウェルを同洗浄液で洗浄し、前記のウ
サギ血清をPBSで200.500.1000.200
0.5000倍に希釈した溶液をそれらの各ウェルに5
0μ2づつ分注して1時間静置した(陰性対照試料には
、非免疫ウサギの血清を同様に希釈して用いた。)。
次に、前記の各ウェルを同洗浄液で洗浄し、ウサギ免疫
グロブリンに対する西洋ワサビペルオキシダーゼ標識抗
体溶液を、各ウェルに50μpづつ分注し、室温で1時
間静置した。そして、これらの各ウェルを同洗浄液で洗
浄後、0−フェニレンジアミン溶液(20mgの0−フ
ェニレンジアミン、10μ!35%H,O□をP H5
,0の0.1Mクエン酸緩衝液50m1に溶解)を10
0μεづつ分注し、室温で30分間反応後、2NのH2
SO4を50μβづつ分注して西洋ワサビペルオキシダ
ーゼの反応を停止し、このELATSAプレート用の吸
光度測定装置を用いて各ウェルの492nmにおける吸
光度を測定した結果、本発明の合成ペプチドを免疫原に
用いて作製された抗体は、ヒトMn−3ODと抗原抗体
反応することがわかった。その結果を第1図に示す。
〔発明の効果〕
本発明の合成ペプチドは、ヒト疾患の診断に有効と考え
られているヒトMn−3OD濃度の測定時に用いるポリ
クローナル抗体の作製において、免疫原として従来用い
られていた貴重なヒトMn−3ODのかわりとして使用
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の合成ペプチドを免疫原に用いて作製
された抗体とヒトMn−3ODとの反応性を示す(・)
〔非免疫ウサギの血清を用いた時の陰性対照も同時に示
した(○)。〕。 第1図 特許出願人  宇部興産株式会社 血清の希釈倍率

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式; 【遺伝子配列があります】 で示されるL体のアミノ酸配列を有する合成ペプチド。
  2. (2)請求項1の合成ペプチドを動物に免疫することに
    よって生産された抗体。
  3. (3)請求項1の合成ペプチドを動物に免疫することを
    特徴とする抗体の製造法。
JP26397288A 1988-10-21 1988-10-21 合成ペプチド、その抗体およびその抗体の製法 Pending JPH02111789A (ja)

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