JPH02109798A - 水面離着飛行船と離着水方法 - Google Patents

水面離着飛行船と離着水方法

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JPH02109798A
JPH02109798A JP26433988A JP26433988A JPH02109798A JP H02109798 A JPH02109798 A JP H02109798A JP 26433988 A JP26433988 A JP 26433988A JP 26433988 A JP26433988 A JP 26433988A JP H02109798 A JPH02109798 A JP H02109798A
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water
airship
landing
filled
mooring
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JP26433988A
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English (en)
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Hitomi Shimada
島田 眸
Yoshitaka Nitta
新田 義孝
Masahiko Inagaki
雅彦 稲垣
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Central Research Institute of Electric Power Industry
Fujita Corp
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、広くは飛行船に関するものであり、特に湖沼
や海とかダム湖・河川等の水面に離着する飛行船とその
飛行船の離着水方法に関するものである。
特に、飛行船の離着水に、陸地に離着する通常の飛行船
のグランドクルーにあたる離着水補助者を必要としない
水面離着飛行船とその離着水方法に関するものである。
就中、その第1の発明は着水保水手段を用いて離着水補
助者なしで飛行船の離着水を為す飛行船に間する基本的
なものであり、その第2の発明は第1の発明に飛行船の
左右の傾きを防止する1対以上のバラスト水保持手段を
プラスしたものである。
そして、その第3の発明は、第2の発明の上記の2手段
すなわち着水保水手段とバラスト水保持手段を一体化し
たもので、その着水保水手段を左右に開閉可能にするこ
とにより兼用したものである。
さらにその第4の発明は、上記の第2の発明のバラスト
水保持手段の代わりにアンカーを用いたものである。
そしてその第6の発明は、第1の発明を方法化したもの
であり、第6の発明は第2の発明を方法化したものであ
る。
[従来の技術] 従来の方式では、飛行船の着陸は、第2図のごとく飛行
船本体1の先端から伸びているローブすなわち係留索2
を第3図のごとくに大勢のグランドクルー3が、人手で
あるいは自動車等に搭載されたブーム等により、そのロ
ー12の他端を第4図に示すごとくに地上の係留場4か
または第5図のごとく自動車5等に搭載された係留場4
に結んでいた。
また、この飛行船が浮上しないようにこの飛行船本体1
のゴンドラ(船室)6等に、鉛入り袋等のバラストを投
げ入れるなどしていた。
離陸の場合は、その飛行船本体lから伸びている係留索
2をつかんだ人手あるいは自動車5によってその飛行船
を離陸場所まで曳航し、そのゴンドラ6等内のバラスト
を投下すると同時にその係留索2を離し、M陸させてい
た。
[発明が解決しようとする課題] 飛行船の運行においては、地上係留が最も難しく事故も
多い。また飛行船の運行においては、離着陸および係留
のために多数(通常10数名)のグランドクルーを使用
しなければならず、運行事業費用の3分の1前後の費用
がグランドクルーの人件費によフて占められている。
このため、陸上でなく、水上の船舶上に離着させること
が考えられた。すなわち、風上に船首を向けて航行また
は停泊している母船に、対風(気)速力と向きをピッタ
リと合わせてその母船上に着船(艦)や離船するシステ
ムなど飛行船の発明以来さまざまなシステムが試行錯誤
されてきたが、どの方法もうまくいかず飛行船が一時期
衰退した理由になった。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかる水面離着飛行船と離着水方法は、以上の
問題点に鑑みて、この飛行船を直接水上に離着水するよ
うにし、その水の抵抗と重量を利用してその飛行船の着
水と係留と離水を図ったものである。
以下に、本発明にかかる水面離着飛行船と離着水方法の
具体的な構成を詳細に説明する。
第1の発明の構成を述べる。この発明は、まず、飛行船
本体がある。つぎに、着水保水手段がある。
この着水保水手段は、上記の飛行船本体に設けられたも
のであってそれが水で満たされた時にその飛行船の浮上
を充分に防止する容積を有するものである。
最後に、係留手段がある。この係留手段は、上記の着水
保水手段または上記の飛行船本体に設けられたものであ
る。
つぎに、第2の発明の構成を述べる。この発明は、まず
、飛行船本体がある。つぎに、着水保水手段がある。こ
の着水保水手段は、上記の飛行船本体に設けられたもの
であってそれが水で満たされた時にその飛行船の浮上を
防止する容積を有するものである。さらに、係留手段が
ある。この係留手段は、上記の着水保水手段または上記
の飛行船本体に設けられたものである。
最後に、バラスト水保持手段が1対以上ある。
このバラスト水保持手段は、上記の飛行船本体の左右に
設けられたものであって、それが水で満たされた時にそ
の飛行船の左右の傾きを防止するものである。
そして、第3の発明の構成を述べる。この発明は、まず
、飛行船本体がある。つぎに、着水バランス保持保水手
段が1対以上ある。この着水バランス保持保水手段は、
上記の飛行船本体に設けられたものであって、且つそれ
が水で満たされた時にその飛行船の浮上を防止する容積
を有するものである。
さらに、この着水バランス保持保水手段は、左右に開閉
可能のものであって、且つそれが水で満杯となり左右に
開いた時にその飛行船の左右の傾きを防止するものであ
る。最後に、係留手段がある。この係留手段は、上記の
着水バランス保持保水手段または上記の飛行船本体に設
けられたものである。
さらに、第4の発明の構成を述べる。この発明は、まず
、飛行船本体がある。つぎに、着水保水手段がある。こ
の着水保水手段は、上記の飛行船本体に設けられたもの
であって、且つそれが水で満たされた時にその飛行船の
浮上を防止する容積を有するものである。そして、アン
カーが1対以上ある。このアンカーは、上記の着水保水
手段の左右または上記の飛行船本体の左右に設けられた
ものである。
そして、第5の発明の構成を述べる。この発明は、離水
の時は以下のごとくにする。まず、その飛行船またはそ
の着水保水手段に設けられた係留手段をとく。つぎに、
着水保水手段の水を捨て離水浮上する。この着水保水手
段は、その飛行船本体に設けられたものであって且つそ
れが水で満たされた時にその飛行船の浮上を充分に防止
する容積を有するものである。
そして、着水の時は以下のごとくにする。まず、上記の
着水保水手段を水面に傾けておろし水の抵抗でその飛行
船の進行を止める。つぎに、この着水保水手段を水平に
しこれに水を満杯にした後、この着水保水手段を巻き上
げる。これにより、飛行船を着水させる。そして、この
着水保水手段の水を満杯にしたまま保水することにより
、その飛行船の離水を防止する。
最後に、上記の係留手段でその飛行船を一定の箇所に係
留する。
以上の手順で飛行船が離着水する。
最後に、第6の発明の構成を述べる。この発明は、以下
の点を除いて上記の第5の発明と同じである。したがっ
て、以下の意思外は上記の第5の発明の詳細な説明の全
文をここに引用する。
まず、離水の時は、上記の着水保水手段の水と共にバラ
スト水保持手段の水を捨てる。
そして、着水の時は、その飛行船の離水を防止した後、
上記のバラスト水保持手段に水を満杯にし、その飛行船
の左右のバランスをとると同時に気圧の急変等による飛
行船の異常離水の防止を図る。
なお、このバラスト水保持手段は、その飛行船の左右ま
たは上記の着水保水手段の左右に1対以上設けられたも
のであって、且つそれが水で満たされた時にその飛行船
の左右の傾きを防止するものである。
[作 用] 以上のごとき構成になしたゆえに、本発明にかかる水面
M着飛行船と離着水方法は以下のごとき作用が生じた。
最初に、その第1の発明の作用を述べる。この発明は、
まず着水保水手段が、上記の飛行船本体に設けられてお
り、それが水で満たされた時にその飛行船の浮上を充分
に防止する容積を有するものであるゆえに、この時その
水の重量でその飛行船を着水させる。
つぎに、係留手段が、上記の着水保水手段または上記の
飛行船本体に設けられており、これがその飛行船を所定
の水面に係留させる。
つぎに、その第2の発明の作用を述べる。この発明は、
まず着水保水手段が、上記の飛行船本体に設けられてお
り、それが水で満たされた時にその飛行船の浮上を充分
に防止する容積を有するものであるゆえに、この時その
水の重量でその飛行船を着水させる。
つぎに、バラスト水保持手段が1対以上あって、これが
上記の飛行船本体の左右に設けられおり、それが水で満
たされた時にその飛行船の左右の傾きを防止するもので
あるゆえに、この時その水の重量でその飛行船の左右の
傾きを防止する。最後に、係留手段が、上記の着水保水
手段または上記の飛行船本体に設けられており、これが
その飛行船を所定の水面に係留させる。
そして、第3の発明の作用を述べる。この発明は、まず
、着水バランス保持保水手段が、上記の飛行船本体に設
けられており、それが水で満たされた時にその飛行船の
浮上を充分に防止する容積を有するものであるゆえに、
この時その水の重量でその飛行船を着水させる。
さらに、この着水バランス保持保水手段は、左右に開閉
可能のものであって、且つそれが水で満たされ左右に開
いた時にその飛行船の左右の傾きを防止するものである
ゆえに、この時その水の重量で野次部ベーのごとくにそ
の飛行船の左右の傾きを防止する。
最後に、係留手段が、上記の着水保水手段または上記の
飛行船本体に設けられており、これがその飛行船を所定
の水面に係留させる。
さらに、第4の発明の作用を述べる。この発明は、まず
、着水保水手段が、上記の飛行船本体に設けられており
、それが水で満たされた時にその飛行船の浮上を充分に
防止する容積を有するものであるゆえに、この時その水
の重量で飛行船を着水させる。
つぎに、アンカーが、上記の着水保水手段または上記の
飛行船本体に設けられており、これがその飛行船を所定
の水面に係留させる。しかして、このアンカーは1対以
上あって上記の着水保水手段の左右または上記の飛行船
本体の左右に設けられたものであるゆえに、これがその
飛行船の左右の傾きを防止する。
そして、第5の発明の作用を述べる。この発明は、離水
の時は以下のごとくになる。まず、その飛行船またはそ
の着水保水手段に設けられた係留手段をとき、着水保水
手段の水が捨てられると、この飛行船は離水浮上する。
そして、着水の時は以下のごとくになる。まず、上記の
着水保水手段を水面に傾けておろすと、水の抵抗でその
飛行船の進行が止まる。つぎに、この着水保水手段を水
平にすると、これに水が満杯となり、その後この着水保
水手段を巻き上げることによりその水の重量でこの飛行
船は着水する。
そして、この着水保水手段の水を満杯にしたまま保水す
ることにより、その飛行船の離水が防止される。最後に
、上記の係留手段がその飛行船を一定の箇所に係留させ
る。
以上の手順で飛行船を離着水させる。
最後に、第6の発明の作用を述べる。この発明は、以下
の点を除いて上記の第5の発明と同じである。したがっ
て、以下の意思外は上記の第5の発明の詳細な説明の全
文をここに引用する。
まず、上記の着水保水手段の水と共にバラスト水保持手
段の水を捨てることにより、その飛行船は離水する。
そして、着水の時は、その飛行船の離水を防止した後、
上記のバラスト水保持手段に水を満杯にすると、その水
の重量でその飛行船の左右のバランスがとられ、同時に
これが重りとなって気圧の急変等による飛行船の異常離
水の防止が図られる。
なお、このバラスト水保持手段は、その飛行船の左右ま
たは上記の着水保水手段の左右にl対以上設けられたも
のであって、且つそれが水で満たされた時にその飛行船
の左右の傾きを防止するものであるゆえに、この時にそ
の水の重量でそのバランスがとられる。
[実施例] 以下に、本発明にかかる水面離着飛行船と離着水方法を
その一実施例を用いて添付の図面と共に詳細に説明する
第1図は、本発明にかかる水面離着飛行船の一実施例の
側面図を示したものである。
まず、飛行船本体lがある。つぎに、着水保水手段があ
る。この着水保水手段は、この飛行船が搭載する巻き上
げ機械のドラム(図示なし)から伸びるローブ等の離着
水素7(第7図参照)の先端に固定された布製あるいは
軽量樹脂製、軽量金属性の舟型バケツあるいは袋やパラ
シュート等によって水面に容易に離着水するものである
。本実施例では、舟形バケツ8を離着水策7を用いて上
記の飛行船本体lの一部であるゴンドラ6の底に離着可
能に設けた。
この着水保水手段は、上記の飛行船本体lのどこに設け
てもよいが、本実施例のごとくこれを舟形バケツとした
場合はこの箇所がよいであろう。
なお、この舟形バケツ8は、それが水で満たされた時に
その水の重量でその飛行船の浮上を充分に防止する容積
を有するものである。
そして、係留手段9(第10図参照)がある。
この係留手段9は、本実施例では上記の舟形バケツ7に
設けられている。
本実施例の水面離着飛行船は、基本的には以上の構成で
充分であるが、さらに安全性確保のために、バラスト水
保持手段の一つである一連のパラシュート10をl対設
けである。このパラシュー)10の先端にはその着水を
容易にするために重リ11が設けである。なお、図では
この一連のパラシュート10はこちら側のもののみ記載
したが同じものがこの飛行船のむこう側にもある。すな
わち、この一連のパラシュート10は、上記の飛行船本
体lの左右に一対設けられたものである。
しかして、・この一連のバラシュー)10が水で満たさ
れた時に、その水の重量で野次部ベーのごとくにその飛
行船の左右の傾きを防止するものである。
なお、このバラスト水保持手段は、この飛行船が搭載す
る巻き上げ機械のドラム(図示なし)から伸びるバラス
ト索12に固定された布製あるいは軽量樹脂製、軽量金
属性の縦2分の舟型等のバケツあるいは袋やパラシュー
ト等によって水面に容易に離着水するものである。
また、上記のバラスト水保持手段と上記の係留手段9を
アンカーとしてこれを兼用することも可能である。すな
わち、このバラスト水保持手段の代わりに左右一対のア
ンカーを用いれば、その飛行船の左右の傾きの防止と同
時にこの飛行船を所定の箇所に係留することが可能とな
る。
しかして、このバラスト水保持手段と上記の着水保水手
段は、着水バランス保持保水手段として一体化すること
も可能である。すなわち、このバラスト水保持手段を中
心から左右開閉自在のものとし、その飛行船の着水時に
は着水保水手段としてこれを中心に閉じて使用し、着水
後はこれを左右に開きその飛行船の左右のバランスを安
定させるようにするものである。
さらに、本実施例では、このパラシュート10は、第1
図に示すごとくに飛行船側から順に小さくなっているパ
ラシュートがついている。これは、この飛行船の着水時
の強い水抵抗からのショックを回避する目的で構成され
たものであって、最初に先端の一番小さいパラシュート
で小さな水の抵抗を受け、順に大きなものにとそのショ
ックを分散するようにしている。すなわち、第1図のよ
うに、このパラシュートやバラストバケツを下げると着
水ブレーキの作用をして着水速度を段階的に制御できて
よい。
なお、各パラシュートの元にそれぞれ重りを設けて各パ
ラシュートが落ち易く着水し易いようにしてもよい。ま
た、このパラシュートは、その各々に浮きlOaが設け
られ、このパラシュートが深く水面下に潜り込み水面下
の異物にひっかかることのないようにしである。
以上にして、その着水と係留と離水を以下の凹面と共に
順を追って説明する。
まず、着水について述べる。第6図に示すごとくに飛行
船が航行している。そして、その着水に掛かると、第7
図のごとくに離着水素7を伸ばして上記の飛行船本体l
の一部であるゴンドラ6の底に設けられた船形バケツ8
をおろす。この時、その離着水素7の一方を他方より長
く伸ばしその船形バケツ8を傾ける。そして、第8図に
示すごとくに水面13にその船形バケツ8を傾けて投入
するとその飛行船の進行にブレーキが掛かり、−方その
船形バケツ8が水に沈む。つぎに、第9図に示すごとく
上記の離着水素7をその船形バケツ8が水平になるよう
にして巻き上げる。すると、二の飛行船は、その船形バ
ケツ8内の水の重みで水面13上に降りてくる。
つぎに、係留について述べる。上記のごとくにして着水
した飛行船は、所定の位置に航行後に、第1θ図に示す
ごとくに上記の係留手段9が投入されそこに係留される
。なお、第10図ではこの係留手段9はアンカーとなっ
ているが、通常は所定の位置に一端が結ばれたローブで
あってその先端に嵌合手段の一方が設けられ、その付近
にブイが設けられたものに、この嵌合手段に嵌合する嵌
合手段の他方をその飛行船から伸びるローブの先端に設
けたものより成る。そして、これらの嵌合により係留す
る。
そしてその後、安全性を高めるため上記のバラスト索1
2が伸ばされ第11図のごとくに1対のパラシュート1
0がおろされ、水面13内に投入され、上記のバラスト
索12を操作してそのパラシュート10を逆さにし第1
2に示すごとくに水をその中に汲んで引き上げられる。
これで、この飛行船は充分な重量が与えられると同時に
、バランスが保たれ安定する。
最後に、離水について述べる。まず係留手段9をその飛
行船の収納室にしまい、第13図に示すように上記のバ
ラスト索12を操作してそのバラシュー)10内の水を
捨て第14図のごとくにこれをたたむ、そして、上記の
離着水素7を伸ばして浮上する。つぎに、第16図に示
すごとくに、その片方を引き込んでその船形バケツ8内
の水を捨て、他方の離着水素7も引き込み浮上する。
これに代えて、第17図のようにその船形バケツ8の底
に水抜き手段14を設けてもよい。さらには、この船形
バケツ8の離着水素7の一方のみをゆるめてその中の水
を捨てながらその飛行船を上昇させてもよい。
以上のごとくにして、この飛行船の離着水と係留ができ
る。
なお、上記の着水保水手段およびバラスト水保持手段は
本実施例では舟形バケツ8やパラシュー)10等を用い
たが、これらは容器状のものに限るものではない。すな
わち、綿状等の吸水性の合成樹脂等もその保水ができる
ゆえに、これらを持ってそれらに代えることも可能であ
る。
[発明の効果] 本発明にかかる水面離着飛行船と離着水方法は、以上の
ごとき構成になしたゆえに、従来の飛行船のごとくグラ
ンドクルーなしで、さらには水上の離着水補助員なしで
も自刃離着水と係留が可能である。
本実による各装置の重量は、ローブ等索の重さ十巻き上
げ装置+バケツ等の着水保水手段であり通常の大きさの
飛行船において合計で数lOキログラムであり、従来の
飛行船のごとくに推進プロペラを上下方向に変えて離昇
、下降させる複雑で重い機械類、およびグランドクルー
の安全のために装着されるプロペラダクトや金網等の重
い装置を省略できるものとなった。そして、グランドク
ルーに頼らざるをえない船首部分の係留索も省略できた
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる水面離着飛行船とその離着水
方法に用いる飛行船の一実施例の側面図を示したもので
ある。 第2図〜第5図は、従来の飛行船の一実施例の側面図を
示したものであって、第2図はその飛行時を示し、第3
図はその着陸時であり、第4図はその係留時を示し、第
5図は自動車に係留された時のものを示している。 第6図は、本発明にかかる水面離着飛行船とその離着水
方法に用いる飛行船の他の実施例の側面図を示したもの
である。 第7図〜第9図は、第6図の飛行船の★施例の着水時の
側面図を示したもので、その着水の順を追ったものであ
る。 第10図〜第12図は、第6図の飛行船の実施例の着水
時の側面図を示したもので、その係留の順を追ったもの
である。 第13図〜第16図は、第6図の飛行船の実施例の着水
時の側面図を示したもので、その離水の順を追ったもの
である。 第17図は、別の実施例の一部断面側面図を示したもの
である。 l・・・飛行船本体 8・・・舟形バケツ 10・・・パラシュート 7・・・離着水素 9・・・アンカ 12・・・索

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)飛行船本体、該飛行船本体に設けられたものであ
    ってそれが水で満された時にその 飛行船の浮上を充分に防止する容積を有す る着水保水手段、および該着水保水手段ま たは上記の飛行船本体に設けられた係留手 段より構成されることを特徴とした水面離 着飛行船。
  2. (2)飛行船本体、該飛行船本体に設けられたものであ
    ってそれが水で満された時にその 飛行船の浮上を防止する容積を有する着水 保水手段、該着水保水手段または上記の飛 行船本体に設けられた係留手段、および上 記の飛行船本体の左右に設けられたもので あってそれが水で満たされた時にその飛行 船の左右の傾きを防止する1対以上のバラ スト水保持手段、より構成されることを特 徴とした水面離着飛行船。
  3. (3)飛行船本体、該飛行船本体に設けられたものであ
    ってそれが水で満たされた時にそ の飛行船の浮上を防止する容積を有するも のであり且つ左右に開閉可能のものであっ てそれが水で満杯となり左右に開いた時に その飛行船の左右の傾きを防止する1対以 上の着水バランス保持保水手段、該着水バ ランス保持保水手段または上記の飛行船本 体に設けられた係留手段、より構成される ことを特徴とした水面離着飛行船。
  4. (4)飛行船本体、該飛行船本体に設けられたものであ
    ってそれが水で満たされた時にそ の飛行船の浮上を充分に防止する容積を有 する着水保水手段、該着水保水手段の左右 または上記の飛行船本体の左右に設けられ た1対以上のアンカー、より構成されるこ とを特徴とした水面離着飛行船。
  5. (5)離水の時は;まず、その飛行船またはその着水保
    水手段に設けられた係留手段をと く。つぎに、その飛行船本体に設けられた ものであって、且つそれが水で満たされた 時にその飛行船の浮上を充分に防止する容 積を有する着水保水手段の水を捨て離水浮 上する。 そして、着水の時は;まず、上記の着水 保水手段を水面に傾けておろし、水の抵抗 でその飛行船の進行を止める。つぎに、こ の着水保水手段を水平にし、これに水を満 した後、この着水保水手段を巻き上げる。 これにより、飛行船を着水させる。そして、この着水保
    水手段の水を満たしたまま保水 することにより、その飛行船の離水を防止 する。最後に、上記の係留手段でその飛行 船を一定の箇所に係留する。 以上の手順で、飛行船を離着水させるこ とを特長とした水面離着飛行船の離着水方 法。
  6. (6)離水の時は;まず、その飛行船またはその着水保
    水手段に設けられた係留手段をと く。つぎに、その飛行船本体に設けられた ものであって、且つそれが水で満たされた 時にその飛行船の浮上を防止する容積を有 する着水保水手段の水と、その飛行船の左 右または上記の着水保水手段の左右に設け られたものであってそれが水で満たされた 時にその飛行船の左右の傾きを防止する1 対以上のバラスト水保持手段の水を捨て離 水浮上する。 そして、着水の時は;まず、上記の着水 保水手段を水面に傾けておろし、水の抵抗 でその飛行船の進行を止める。つぎに、こ の着水保水手段を水平にし、これに水を満 杯にした後、この着水保水手段を巻き上げ る。これにより、飛行船を着水させる。そ して、この着水保水手段の水を満杯にした まま保水することにより、その飛行船の離 水を防止する。さらに、上記のバラスト水 保持手段に水を満杯にし、その飛行船の左 右のバランスをとると同時に気圧の急変等 による飛行船の異常離水の防止を図る。最 後に、上記の係留手段でその飛行船を一定 の箇所に係留する。 以上の手順で、飛行船を離着水させるこ とを特長とした水面離着飛行船の離着水方 法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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