JPH0210973B2 - - Google Patents

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JPH0210973B2
JPH0210973B2 JP59156496A JP15649684A JPH0210973B2 JP H0210973 B2 JPH0210973 B2 JP H0210973B2 JP 59156496 A JP59156496 A JP 59156496A JP 15649684 A JP15649684 A JP 15649684A JP H0210973 B2 JPH0210973 B2 JP H0210973B2
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Japan
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coil
magnetostrictive
transmission media
magnetostrictive transmission
transmission medium
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Yoshinori Taguchi
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Wakomu KK
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は定常的な磁場を発生する位置指定用磁
気発生器で指定された位置を検出する位置検出装
置において、特に位置指定用磁気発生器の操作性
を良くした装置に関するものである。
(従来の技術) 第8図は従来のこの種の位置検出装置の一例を
示すもので、長尺の磁歪伝達媒体1と、磁歪伝達
媒体1の一端の周囲に配設された第1コイル2
と、磁歪伝達媒体1の前記一端を除くほぼ全長の
周囲に配設された第2コイル3と、パルス電流発
生器4と、処理装置5と、定常的な磁場を発生す
る位置指定用磁気発生器、例えば棒磁石6と、バ
イアス用磁性体7とからなつている。
このような構成において、パルス電流発生器4
より第1コイル2にパルス電流を加えると、該第
1コイル2で瞬時的磁場変動が発生し、これによ
り磁歪伝達媒体1の該第1コイル2の巻回部位に
磁歪振動波が生起する。この磁歪振動波は磁歪伝
達媒体1固有の伝搬速度で長手方向に沿つて伝搬
するが、この伝搬中において、磁歪振動波が存在
する磁歪伝達媒体1の部位でその部位の電気機械
結合係数の大きさに応じて機械的エネルギーから
磁気的エネルギーへの変換が行われ、第2コイル
3に誘導起電力が発生する。
ここで、前記位置指定用磁気発生器6により磁
歪伝達媒体1のある部位が指定され、その部位に
電気機械結合係数が大きくなる程度の磁気が加え
られていると、前記磁歪振動波がその部位に到達
した時、第2コイル3に大きな誘導起電力が発生
する。
従つて、パルス電流を容器コイル2に加えた時
点からこの大きな誘導起電力が発生する時点まで
の時間は、磁歪振動波が磁歪伝達媒体1の第1コ
イル2を設けた位置から位置指定用磁気発生器6
により指定した位置に到達するのに必要とする時
間と等しくなる。従つて、この時間を処理装置5
によつて検出し、これを磁歪振動波の速度に乗ず
ることにより位置指定用磁気発生器6と第1コイ
ル2との間の距離l、即ち位置指定用磁気発生器
6の座標値を検出することが出来る。
前述したような磁歪伝達媒体1と第1コイル2
と第2コイル3とからなる位置検出素子を複数本
並列に並べ、これをXおよびY方向に組合せた位
置検出装置も既に実用化されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記位置検出装置の場合、所定のタイミング信
号を与えた時のみ第1コイル2にパルス電流を加
えて、この時検出される座標値を取出すようにす
ることもでき、また、あらかじめ一定の周期で第
1コイル2にパルス電流を加えるようにしてお
き、位置指定用磁気発生器6を入力すべき座標位
置に置いた時に所定のタイミング信号を与えてそ
の時に検出される座標値のみを取出すようにする
こともできるが、いずれの場合でもタイミング信
号が必要となる。このタイミング信号発生用のス
イツチ手段は位置指定用磁気発生器6に設けるこ
とが多かつたが、該スイツチ手段のみを位置指定
用磁気発生器6に設ける場合は処理装置との間に
コードを必要とし、またコードレスとするため超
音波や赤外線を用いて処理装置に伝達する場合は
送信機や信号発生回路、電池等を位置指定用磁気
発生器6に持たせなければならず、大型でしかも
重くなる欠点があり、いずれの場合にも位置指定
の操作性の悪化を避けることは困難であつた。
本発明はこのような従来の欠点を解決し、位置
指定用磁気発生器の操作性の良い位置検出装置を
実現することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 第1図は本発明の要部を示すもので、10は感
圧式のパツド、20は該パッツド1に磁気発生器
が接触したタイミングを検出するタイミング検出
回路である。
パツド10は、フレキシブルな基板11aに薄
い銅箔11bを張付けた上部電極11と、圧力が
加わると抵抗値が減少する感圧ゴムシート12
と、絶縁性基板13aに薄い銅箔13bを張付け
た下部電極13とからなつており、上部電極11
と下部電極13との間に感圧ゴムシート12を挾
み込んで構成されている。タイミング検出回路2
0は、+5ボルト(ハイレベル)の直流電源Eと
ワンシヨツトマルチバイブレータ21とからなつ
ており、該ワンシヨツトマルチバイブレータ21
は入力電圧がハイレベル(+5ボルト)からロー
レベル(0ボルト)に変化した時、所定のワンシ
ヨツトパルスを出力する。直流電源Eは前記上部
電極11及びワンシヨツトマルチバイブレータ2
1の入力端子と接続し、また下部電極13は接地
されている。
(作用) 前記感圧ゴムシート12の抵抗は圧力が加わつ
ていない時は数百kΩ/mm2であるが、圧力が加わ
ると数十Ω/mm2となる。従つて、パツド10にお
いて、上部電極11に位置指定用磁気発生器によ
る圧力が加わつていないと、該上部電極11と下
部電極13との間にはほとんど電流が流れず、マ
ルチバイブレータ21の入力端子には直流電源E
の電圧がそのまま現われ、該マルチバイブレータ
21は動作しない。一方、上部電極11上のいず
れかの箇所に位置指定用磁気発生器を軽く押付け
ると、その部分で上部電極11と下部電極13と
の間に電流が流れ、マルチバイブレータ21の入
力端子の電圧が接地電位、即ち0ボルト(ローレ
ベル)になり、マルチバイブレータ21は所定の
ワンシヨツトパルスを出力する。
従つて、パツド10を位置検出装置の位置検出
面上に載置し、タイミング検出回路20の出力を
処理装置に送出するようにすれば、位置指定用磁
気発生器にコードを取付けたり、超音波や赤外線
の送信機や信号発生回路、電池等を設けることな
く、タイミング信号を取出すことができ、操作性
の良い入力動作が可能となる。
(実施例) 第2図乃至第7図は本発明の一実施例を示すも
ので、ここでは磁歪振動波を利用した位置検出装
置に適用した例を示す。図中、30はタブレツ
ト、40は位置検出回路、50は位置指定用磁気
発生器である。前記パツド10はタブレツト30
の座標入力範囲とほぼ同一面積の入力範囲を有
し、その位置検出面上に載置される。タイミング
検出回路20は位置検出回路40にタイミング信
号を送出する。而して、パツド10上にて位置指
定用磁気発生器50を操作し、入力すべき位置で
該磁気発生器50をパツド10に押付ければ、座
標入力が可能となる。
次に図面について各部の構成及び作用を詳細に
説明する。
第3図はタブレツト30の構造を示す平面図、
第4図は第3図A−A′線に沿う断面図である。
同図において、31はX方向の磁歪伝達媒体、3
2はY方向の磁歪伝達媒体であり、それぞれ複数
本互いにほぼ平行に配置される。磁歪伝達媒体3
1,32は強磁性体であれば使用できるが、強い
磁歪振動波を発生させる為に磁歪効果の大きな材
料たとえば鉄を多量に含むアモルフアス合金が特
に望ましい。又、磁石を接近させても磁化され難
い保持力の小さな材料が好ましい。アモルフアス
合金としては、例えばFe67CO18B14Si1(原子%)、
Fe81B13.5Si3.5C2(原子%)等が使用できる。磁歪
伝達媒体31,32は細長い形状をしており、そ
の断面は長方形の薄帯状か円形の線状が望まし
く、薄帯状の場合幅は数mm程度、厚さは数μm〜
数10μm程度が製造も容易で且つ特性も良好であ
る。アモルフアス合金は製造上、厚さが20〜50μ
mの薄いものが作れるので、これを薄板状或は線
状に切断すれば良い。本実施例ではFe81B13.5Si3.5
C2(原子%)から成る幅2mm、厚さ0.02mmの磁歪
伝達媒体を使用している。
33,34は、合成樹脂等から成る細長円筒状
の補強材で、前記磁歪伝達媒体、31,32をそ
れぞれその内部に収容している。
35は磁歪伝達媒体31の一端の補強材33上
に配設されたX方向第1コイルである。このX方
向第1コイル35は、隣接する補強材33間でひ
ねられ、互いに隣接する磁歪伝達媒体31毎に逆
方向に巻回されており、コイル35に電流を流し
た時に各磁歪伝達媒体31に対応した部分より生
起される磁束、又はコイル35に一方向の磁束が
加わつた時に前記各部分に生起する電圧が逆方向
となる如くしてある。このため、コイル35にパ
ルス電流を流した時に発生するパルス雑音や外部
からの誘導がコイル35の隣接する各部分の間で
互いに打ち消し合つて弱められる。なお、巻回数
は図示例では1回であるが、2回以上にしても良
い。このX方向第1コイル35は瞬時的磁場変動
を発生して磁歪伝達媒体31の各々の巻回部位に
磁歪振動波を生起させる為のものであり、コイル
35の一端は、後述する位置検出回路40のパル
ス電流発生器に接続され、その他端は接地され
る。
また、36は磁歪伝達媒体32の一端の補強材
34上に配設されたY方向第1コイルであり、隣
接する補強材34間でひねられ、互いに隣接する
磁歪伝達媒体32毎に逆方向に巻回されている。
このY方向第1コイル36の一端は、コイル35
と同様に、パルス電流発生器に接続され、他端は
接地される。なお、作用についてはコイル35と
同様である。
37,38は基準位置指定用磁気発生器、例え
ば角磁石であり、磁歪伝達媒体31のX方向第1
コイル35の巻回部分、及び磁歪伝達媒体32の
Y方向第1コイル36の巻回部分に長手方向に平
行なバイアス磁界をそれぞれ加える為のものであ
る。このようにバイアス磁界を印加するのは、少
ない電流で大きな磁歪振動波の発生を可能にする
と共に、この磁歪振動波の発生位置を指定する為
である。即ち、磁歪伝達媒体31,32の電気機
械結合係数(機械的エネルギーから電気的エネル
ギー、又は電気的エネルギーから機械的エネルギ
ーへの変換効率を示す係数)は例えば第5図に示
すようにあるバイアス磁界のとき最大となるか
ら、このような磁気バイアスを、X方向第1コイ
ル35、Y方向第1コイル36の巻回部分に印加
しておくことにより効率良く磁歪振動波を発生す
ることができる。
39は磁歪伝達媒体31の前記一端を除くほぼ
全長にわたつて補強材33上に配設されたX方向
第2コイルである。該コイル39は各磁歪伝達媒
体31上に全て同一方向(この実施例では左巻
き)に巻回され、且つ隣接するコイル同士で接続
の極性が逆になる如く直列に接続されている。従
つて、全てのコイル39に一方向の磁束が加わつ
た時に各コイル39に生起する電圧、電流の方
向、又はコイル39全体に電流を流した時に各コ
イル39に生起される磁束の方向が隣接するコイ
ル同士で逆方向となり、外部からの誘導や雑音が
隣接するコイル間で互いに打ち消し合つて弱めら
れる。
前記コイル39の巻きピツチはX方向第1コイ
ル35に近接している側の一端より反対側の他端
に向つて徐々に密に巻回されており、磁歪振動波
の減衰により誘導電圧が小さくなるのを補なつて
いる。一般的に誘導起電力を高める為には巻きピ
ツチは大きい方が好ましい。このX方向第2コイ
ル39は磁歪伝達媒体31を伝搬する磁歪振動波
による誘導電圧を検出する為のものであり、一端
は位置検出回路40のパルス検出器に接続され、
又他端は接地され、巻回された領域が位置検出領
域となる。
また、310は磁歪伝達媒体32の前記一端を
除くほぼ全長にわたつて補強材34上に配設され
たY方向第2コイルであり、該コイル310は各
磁歪伝達媒体32上に全て同一方向(この実施例
では左巻き)に巻回され、且つ隣接するコイル同
士で接続の極性が逆になる如く直列に接続されて
いる。また、このコイル310の巻きピツチはY
方向第1コイル34に近接している側の一端より
反対側の他端に向つて徐々に密に巻回されてお
り、その一端は、コイル39と同様に、パルス検
出器に接続され、他端は接地されている。なお、
作用についてはコイル39と同様である。
前述したX方向の磁歪伝達媒体31と補強材3
3とX方向第1コイル35とX方向第2コイル3
9とから成るX方向の位置検出部は、非磁性の金
属ケース311の内部底面に設けた窪みに挿入さ
れ、又、磁歪伝達媒体32と補強材34とY方向
第1コイル36とY方向第2コイル310とから
成るY方向の位置検出部は前記X方向の位置検出
部の上に直交するよう重ね合わされ、必要に応じ
て接着剤等で固定される。また、基準位置指定用
角磁石37,38は磁歪伝達媒体31,32の端
部に対向するように金属ケース311の内部底面
に固定されるが、磁歪伝達媒体31,32の上
方、下方、側方に並列に配置しても良い。金属ケ
ース311の上部には非磁性の金属より成る蓋3
12が被せられる。
位置指定用磁気発生器(以下、位置指示器と称
す。)50は、例えばペン状の容器の先端に小さ
な棒磁石をN極を下にして植え込んだものであつ
て、パツド10を傷付けないための先端部にキヤ
ツプを付けたものが望ましい。
第6図は位置検出回路40の構成を示す回路ブ
ロツク図である。以下、タブレツト30、位置検
出回路40及び位置指示器50による座標入力動
作について詳述する。
今、位置指示器50がパツド10を介してタブ
レツト30のX方向第1コイル35のコイル面中
心からX軸方向の距離l1の磁歪伝達媒体31上、
またY方向第1コイル36のコイル面中心からY
軸方向の距離l2の磁歪伝達媒体32上にあり、電
気機械結合係数が大きくなる程度の磁気を磁歪伝
達媒体31,32に加えているものとする。(但
し、パツド10を導通させる程に押付けられては
いないものとする。) 位置検出回路40の電源スイツチ(図示せず)
をオンすると、制御回路41は出力バツフア42
を介してカウンタ43をリセツトすると共にX方
向用パルス電流発生器44を動作させる。カウン
タ43はクロツク発生器45のクロツクパルス
(パルス繰り返し周波数は、例えば100MHz)のカ
ウントを開始する。
X方向用パルス電流発生器44が動作しパルス
電流がX方向第1コイル35に印加されると、X
方向第1コイル35で瞬時的磁場変動が発生し、
これが原因で磁歪伝達媒体31のX方向第1コイ
ル35の巻回部分で磁歪振動波が生起する。この
磁歪振動波は磁歪伝達媒体31固有の伝搬速度
(約5000m/秒)で磁歪伝達媒体31を長手方向
に沿つて伝搬する。そして、この伝搬中におい
て、磁歪振動波が存在する磁歪伝達媒体31の部
位でその部位の電気機械結合係数の大きさに応じ
て機械的エネルギーから磁気的エネルギーへの変
換が行なわれ、その為X方向第2コイル39に誘
導起電力が発生する。
第7図はX方向第2コイル39に発生する誘導
起電力の時間的変化の一例をX方向第1コイル3
5にパルス電流を印加した時刻をt=0として図
示したものである。同図に示すように、誘導起電
力の振幅は時刻t=0直後と時刻t0からt1〜t2
経過したあたりで大きくなり、他の時刻では小さ
くなる。時刻t=0直後で誘導起電力の振幅が大
きくなるのは、X方向第1コイル35とX方向第
2コイル39間の電磁誘導作用によるものであ
り、時刻t=t1〜t2において1サイクルの誘導起
電力(磁歪振動波による誘導電圧)の振幅が大き
くなるのは、X方向第1コイル35の巻回部分で
発生した磁歪振動波が、磁歪伝達媒体31を伝搬
して位置指示器50の直下付近に到達し、その部
分で電気機械結合係数が大きくなつた為である。
位置指示器50を磁歪伝達媒体の長手方向X方向
に沿つて移動させると磁歪振動波による誘導電圧
もそれに応じて時間軸上を移動する。従つて、時
刻t0からt1〜t2までの時間を測定することにより
位置指示器50で指定されたX方向の位置、即ち
距離l1を算出することができる。位置を算出する
為の伝搬時間としては、たとえば、第7図に示す
ように磁歪振動による誘導電圧の振幅が閾値−
E1より小さくなつた時点t3、閾値E1より大きくな
つた時点t4を使用しても良く、又、ゼロクロス点
t5を使用しても良い。
前述したX方向第2コイル39で発生する誘導
起電力はX方向用パルス検出器46に入力され
る。X方向用パルス検出器46は増幅器、比較器
等からなつており、誘導起電力が例えば前述した
閾値E1より大きい間、即ち磁歪振動波による誘
導電圧の正極性部分を検出したときにその出力を
ハイレベルとする。制御回路41は入力バツフア
47を介してこのハイレベルの信号を読み込む
と、出力バツフア42を介してカウンタ43にス
トツプ信号を出力しカウントを停止する。この時
カウンタ43には、X方向第1コイル35にパル
ス電流が加えられた時刻からX方向第2コイル3
9に磁歪振動波による誘導電圧が現われるまでの
時間に相当するデイジタル値が得られる。また、
この値は、磁歪振動波が毎秒約5000mの速さで進
むことにより、X方向第1コイル35から位置指
示器50までのX方向の距離l1に対応したものと
なる。このようにしてデイジタル値としてカウン
タ43に得られたX方向位置データは入力バツフ
ア47を介して制御回路41に読み込まれる。
ついで制御回路41は再度カウンタ43をリセ
ツトしY方向用パルス電流発生器48を動作し、
Y方向用パルス検出器49の出力を監視し、前記
同様にして位置指示器50のY方向位置データを
得る。以下、これを所定の周期で繰り返す。位置
指示器50を動かせば、次々に指示される位置デ
ータを得ることができる。
このような状態において、位置指示器50をパ
ツド10に軽く押付けると、タイミング検出回路
20よりタイミング信号が位置検出回路40に送
出される。該タイミング信号は入力バツフア47
を介して制御回路41に読込まれ、該制御回路4
1は座標入力を認識し、その時点におけるX、Y
方向位置データを入力座標値としてコンピユータ
等に送出する。
前記構成によれば、タブレツト上のパツド10
に位置指示器50を置いたのみでは座標入力され
ず、軽く押付けた時のみ座標入力ができるので、
通常の筆記具を使うように自然な感じで入力操作
が可能となる。また、制御回路41に得られるデ
ータをすべてCRTのような表示装置に送り表示
させれば、位置指示器50の指示位置をより正確
に知ることができ、より正確な座標入力が可能と
なる。
前記実施例ではX方向第1コイル35、Y方向
第1コイル36を磁歪振動波の発生用に使用し、
X方向第2コイル39、Y方向第2コイル310
を磁歪振動波の検知用として使用したが逆として
も良く、その場合には位置指示器50の直下で磁
歪振動波が発生し、第2コイル39,310で誘
導電圧が発生することになる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、互いにほ
ぼ平行に配列された複数のX方向の磁歪伝達媒体
と、互いにほぼ平行に配列された複数のY方向の
磁歪伝達媒体とが互いにほぼ垂直に交叉するよう
に重ね合わされた構成を有し、且つ、前記複数の
X方向の磁歪伝達媒体の一端に巻回されたX方向
第1コイルと前記複数のY方向の磁歪伝達媒体の
一端に巻回されたY方向第1コイルとからなる第
1のコイルと、前記複数のX方向の磁歪伝達媒体
の前記一端を除くほぼ全長にわたつて巻回された
X方向第2コイルと前記複数のY方向の磁歪伝達
媒体の前記一端を除くほぼ全長にわたつて巻回さ
れたY方向第2コイルとからなる第2のコイルと
を有するタブレツトと、前記磁歪伝達媒体の局部
的な電気機械結合係数を大きくする程度の定常的
な磁気を発生し且つどこにも接続されない位置指
定用磁気発生器と、前記第1のコイル又は第2の
コイルの一方にパルス電流を印加して前記各磁歪
伝達媒体に磁歪振動波を生起させてから前記第1
のコイル又は第2のコイルの他方に該磁歪振動波
による誘導電圧が発生するまでの時間を検知する
ことにより、前記位置指定用磁気発生器による指
定位置のX方向及びY方向の位置データを求める
位置検出回路とを具備してなる位置検出装置を備
えたので、位置指定用磁気発生器で指定されたタ
ブレツト上の任意の位置の座標値を検出できるこ
とはもとより、位置指定用磁気発生器は位置検出
のためのタイミング信号等を装置側へ送る必要が
なく、装置との間をコードレスとすることがで
き、コードがその疲労により断線したり、からみ
ついたり、じやましたりすることがなく、従つ
て、操作性が良く、位置指定用磁気発生器を任意
の位置に容易に移動させることができ、また、磁
歪伝達媒体の電気機械結合係数をある部分のみ数
Oe程度変化させることにより位置指示できるの
で、位置指定用磁気発生器をタブレツトに必ずし
も近接させる必要はなく、数cm以上の間隔をあけ
ても良く、また、磁性体以外の物体、ここでは感
圧式のパツドを介在させても良く、これらの場合
でも高い分解能で位置検出できる。
前記タブレツト上に感圧式のパツドを重ね合わ
せるとともに、 また、前記タブレツト上に感圧式のパツドを重
ね合わせるとともに、該パツドに前記位置指定用
磁気発生器が接触したタイミングを検出するタイ
ミンダ検出回路を設けたため、位置指定用磁気発
生器にコードを接続したり、超音波や赤外線の送
信機、信号発生回路、電池等を設けることなく、
即ちその操作性を全く落とすことなく、該位置指
定用磁気発生器がタブレツト上で入力すべき位置
を指定したタイミングで取出すことができ、位置
指定用磁気発生器を構成簡単且つ小型、軽量にで
き、通常の筆記具を使うように自然な感じで操作
性の良い入力動作が可能となる。また、タイミン
グ信号はパツドに位置指示器を置いたのみでは発
生されず、軽く押付けた時のみ発生するので、検
出装置に得られるデータをすべてCRTのような
表示装置に送り表示させれば、位置指定用磁気発
生器の指示位置をより正確に知ることができ、よ
り正確な座標入力が可能となる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の説明に供するもので、第1図は
本発明の要部の構成を示す説明図、第2図乃至第
7図は本発明の一実施例を示し、第2図はその概
要を示す説明図、第3図はタブレツトの構造を示
す平面図、第4図は第3図A−A′線に沿う断面
図、第5図は磁気バイアス対電気機械結合係数の
特性図、第6図は位置検出回路のブロツク図、第
7図はX方向第2コイルに発生する誘導起電力の
時間的変化の一例を示す線図、第8図は従来の位
置検出装置の一例を示す説明図である。 10……感圧式のパツド、11……上部電極、
12……感圧ゴムシート、13……下部電極、2
0……タイミング検出回路、21……ワンシヨツ
トマルチバイブレータ、E……直流電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いにほぼ平行に配列された複数のX方向の
    磁歪伝達媒体と、互いにほぼ平行に配列された複
    数のY方向の磁歪伝達媒体とが互いにほぼ垂直に
    交叉するように重ね合わされた構成を有し、且
    つ、前記複数のX方向の磁歪伝達媒体の一端に巻
    回されたX方向第1コイルと前記複数のY方向の
    磁歪伝達媒体の一端に巻回されたY方向第1コイ
    ルとからなる第1のコイルと、前記複数のX方向
    の磁歪伝達媒体の前記一端を除くほぼ全長にわた
    つて巻回されたX方向第2コイルと前記複数のY
    方向の磁歪伝達媒体の前記一端を除くほぼ全長に
    わたつて巻回されたY方向第2コイルとからなる
    第2のコイルとを有するタブレツトと、 前記磁歪伝達媒体の局部的な電気機械結合係数
    を大きくする程度の定常的な磁気を発生し且つど
    こにも接続されない位置指定用磁気発生器と、 前記第1のコイル又は第2のコイルの一方にパ
    ルス電流を印加して前記各磁歪伝達媒体に磁歪振
    動波を生起させてから前記第1のコイル又は第2
    のコイルの他方に該磁歪振動波による誘導電圧が
    発生するまでの時間を検知することにより、前記
    位置指定用磁気発生器による指定位置のX方向及
    びY方向の位置データを求める位置検出回路とを
    具備してなる位置検出装置を備え、 前記タブレツト上に感圧式のパツドを重ね合わ
    せるとともに、 該パツドに前記位置指定用磁気発生器が接触し
    たタイミングを検出するタイミング検出回路を設
    けた ことを特徴とする位置検出装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52130522A (en) * 1976-04-26 1977-11-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Electromagnetic couplig type data input unit
JPS53125726A (en) * 1977-04-11 1978-11-02 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd Code generator
JPS5474333A (en) * 1977-11-25 1979-06-14 Mishima Kosan Co Ltd Coordinates reader

Patent Citations (3)

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