JPH0210583A - ディスク記憶装置のヘッドの停止位置制御方式 - Google Patents

ディスク記憶装置のヘッドの停止位置制御方式

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JPH0210583A
JPH0210583A JP16039588A JP16039588A JPH0210583A JP H0210583 A JPH0210583 A JP H0210583A JP 16039588 A JP16039588 A JP 16039588A JP 16039588 A JP16039588 A JP 16039588A JP H0210583 A JPH0210583 A JP H0210583A
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JP
Japan
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phase signal
head
phase
servo information
encoder
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JP16039588A
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Hiromi Ozawa
小沢 博美
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固定ディスク装置等のディスク記憶装置におい
て、ディスク上のデータを読み書きするヘッドを操作す
る手段に機械結合された2相エンコーダから発せられる
位相信号に基づいてヘッドの停止位置を制御する方式に
関する。
〔従来の技術〕
ディスク記憶装置におけるヘッドの停止位置制御は、そ
の読み書き動作の信頼性とアクセスタイムを左右する重
要な因子であって、例えばこの制御精度を上げるために
ディスク面にサーボ情報ヲあらかじめ書き込んで置くな
どの工夫がなされるが、実際の制御方式はヘッドを操作
する手段によってかなり異なって来る。
すなわち、ヘッド操作手段がステフビングモータ等の2
相モータである場合は、モータ自体がそれに与えられる
2個の相電流の組み合わせによって決まる特定の位置に
停止する機能を備えているので、この相電流の組み合わ
せを所定ステップ数切り換えることによって所望の距離
だけヘッドを移動操作することができる。しかし、ボイ
スコイルモータ等の直流サーボモータでヘッドを操作す
る場合、モータは移動操作機能を備えるだけでそれ所定
位置に停止する機能を持たないので、ヘッド操作手段に
機械的に結合されたエンコーダを設け、このエンコーダ
の出力からヘッドが実際に移動した距離を確かめながら
、ヘッドを所望距離だけ移動操作する。
このようにヘッドを所定の位置付近に移動操作した後は
、サーボ情報をヘッドを介して読み取ることによりヘッ
ドの所定位置からのずれを検出しながら、このずれをな
くすように閉ループ制御によりヘッドを所定の位置の前
後のごく狭い範囲内に拘束して実質上その位置に停止さ
せる0本発明はかかるエンコーダを利用する場合におけ
るヘッドの停止位置制御方式に関するものである。
第4図は、本発明方式との対比の都合上、従来方式にお
いてエンコーダを利用してヘッドを移動操作した後、所
定位置付近に停止させるための回路構成部分を抜き出し
て示すものである0図中のヘッド操作手段10はボイス
コイルモータ等の直流サーボモータであって、その可動
部が図では二重の実線で示されたようにヘッド3のアー
ム3aおよびエンコーダ20と機械結合されている。エ
ンコーダ20は先代ないしは磁気式の・リニア形やロー
タリ形のエンコーダであって、第5図に示すようにヘッ
ド3の移動操作方向Xに対してほぼ正弦波状の位相信号
Sを発生してAD変換器40に与える。
ディスク記憶装置に組み込まれたマイクロプロセッサ6
0は、このAD変換器40から位相信号Sの正負の符号
付きディジタル値5d−t−読み込む、マイクロプロセ
ッサ60内のソフトウェアである制御手段61は、この
ディジタル値Sdを0にするように例えばPID動作す
る手段であって、駆動指令Ddを正負の符号付きディジ
タル値で発してDA変換器11に与える。このDA変換
器11からのアナログの駆動指令りは電力増幅回路であ
る駆動回路12に与えられ、駆動回路12は駆動指令り
に応じてヘッド操作手段10を駆動する。
これかられかるように、ヘッド3の位置はエンコーダ2
0の位相信号Sがゼロになる点の前後に振動することに
なるが、上述の閉ループ系内の制御手段61と駆動回路
12とを併せた制御上のゲインが非常に高く取られてい
るので、第5図に示すその振動範囲±δはごく狭く、従
ってヘッドは位相信号Sがゼロになる点に停止している
のと実質的に同じになる0本発明では、このエンコーダ
の位相信号が0になる点を、便宜上位相信号のゼロクロ
ス点ということとする。
以上では簡単化のためエンコーダ20からの1個の位相
信号についてのみ説明したが、よく知られているように
エンコーダはふつう2相エンコーダであって、互いに9
0度位相がずれた2個の位相信号がそれから出力される
。そこで、従来からこれらの内の一方の位相信号の各ゼ
ロクロス点がディスク面上にサーボ情報を書き込む位置
として用いられ、他方位相信号の各ゼロクロス点がデー
タトラックの設定位置として用いられている。
ところが、これら両位相信号間の位相差は必ずしも常に
正確に90度とは限らず、実際のエンコーダでは最大±
30度もの誤差が生じ得るので、トラックのデータへの
アクセスに際して、ヘッドを単に他方の位相信号のゼロ
クロス点に位置決めしただけの状態で読み書きをすると
、エラーがかなり高頻度で発生することになる。従って
従来方式では、まずヘッドをエンコーダの他方の位相信
号に基づいて移動操作してそのゼロクロス点に一旦は停
止させるのではあるが、以後は一方の位相信号のゼロク
ロス点にあらかじめ書き込まれたサーボ情報を専ら読み
取りながら、それに基づいてデータの読み書き時のヘッ
ド位置を補正制御することにより、ヘッドを常にトラッ
ク上の正しい位置に保持していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように従来方式では、トラック上のデータの読み
書き時に、サーボ情報の読み取りとその結果に基づくヘ
ッド位置の補正制御が操り返えされるのであるが、サー
ボ情報の読み取りによるヘッドのトラックの正規位置か
らのずれの検出に比較的時間を要するので、ヘッドの位
置制御の周期を短縮して制御精度を向上する上での制約
になる問題がある。すなわち、サーボ情報を読み取るに
は原理上ディスクがある程度回転することが必要で、こ
の回転に要する最低時間よりもヘッドの位置制御の周期
を短縮するわけには行かない。
また、サーボ情報を必要な時にいつでも読み取れるよう
にするには、それをディスクの全周に亘って書き込んで
お(要があるので、ディスク記憶装置内のディスクの1
面をサーボ情報の書き込み専用に使ってしまういわゆる
専用サーボ面サーボ情報書込方式とする要があり、それ
だけ記憶容量上貴重なディスクの面積が食われてしまう
ことになる。
本発明は従来方式のもつかかる問題点を解決して、サー
ボ情報を一々読み取らなくてもヘッドをトラックの正規
位置である停止位置に制御できるディスク記憶装置のヘ
ッドの停止位置制御方式を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は本発明によれば、ディスク上のデータを読み
書きするヘッドを操作する手段に2相エンコーダが機械
結合されるディスク記憶装置に対して、ヘッドをエンコ
ーダの一方の位相信号のゼロクロス点に対応する各位置
に停止させた状態でサーボ情報をディスクにあらかじめ
書き込んで置き、ヘッドをエンコーダの他方の位相信号
のゼロクロス点に対応する位置に停止させた状態でサー
ボ情報を読み取ってヘッドの正規の停止位置からのずれ
を検出し、この検出されたずれの方向および大きさに応
じて他方の位相信号を補正して置いた上で、トラックの
データの読み書き時にこの補正された他方の位相信号の
ゼロクロス点に対応する位置にヘッドの停止位置を制御
する方式によって達成される。
なお、エンコーダからの位相信号はヘッドないしはその
操作手段の可動部の位置に応じた値をとるようになって
いるから、前述のゼロクロス点はふつうの時間的に変化
する信号波形のゼロクロス点とは意味が異なるが、本発
明では位置に応じて変化する波形の信号値がOになる点
を便宜上ゼロクロス点というものとする。
上記の構成中、サーボ情報の読取信号から検出されたヘ
ッドの正規の停止位置からのずれに応じて他方の位相信
号を補正する具体的な11様としては、他方の位相信号
に一方の位相信号を検出されたずれの方向と大きさに応
じて加算するのが制御性能を高める上で最も望ましい、
他の望ましい態様としては、他方の位相信号に検出され
たずれの方向にかつその大きさに応じた値を単純に加算
するようにし、あるいは他方の位相信号のゼロクロス点
の評価基準レベルを同様に単純にずらせるようにするの
が、補正用の回路を簡単化する上で有利である。いずれ
の場合にも、上の加算量ないしレベルシフト量はずれの
大きさの正弦関数とするのが最も正確であるが、実用上
はずれの大きさに比例させることでふつうは充分である
〔作用〕
上述の構成かられかるように、本発明方式ではデータの
読み書き動作中に従来のようにヘッドの停止位置の制御
のつどサーボ情報を−々読み取らなくても、サーボ情報
に基づいて2相エンコーダの他方の位相信号を補正した
後は、補正された位相信号に基づいてヘッドの停止位置
を制御できるようにして、前述の課題の解決に成功した
ものである。
ヘッドの現在の位置を示す2個の位相信号は2相エンコ
ーダから常に出力されているから、本発明方式ではその
内の他方の位相信号に基づいてヘッドの停止位置を従来
より格段に短い周期でそのゼロクロス点に制御すること
によって、制御誤差を減少させてヘッドの停止位置の精
度を向上することができる。エンコーダからのこの他方
の位相信号がサーボ情報の書き込みの基準とされた一方
の位相信号に対してもつ位相差が正規の90度からずれ
ていても、このずれはサーボ情報の読取信号に基づいて
他方の位相信号を補正する時に補償されるから、ヘッド
は一方の位相信号と正確に90度の位相差をもつ位相信
号に補正された他方の位相信号のゼロクロス点、つまり
データトラックの正規の位置に常に正確に停止制御され
る。
サーボ情報を読み出して他方の位相信号を補正するタイ
ミングは、ヘッドを移動操作して所望のデータトラック
上の他方の位相信号のゼロクロス点に置いた直後、およ
びその後の適当な時期を選択することができる。従って
、本発明方式ではサーボ情報をディスクの全周に亘って
書き込んで置く要は必ずしもなく、例えばサーボ情報を
データトランクが設定されるディスク面内の周方向の特
定個所に書き込むいわゆるデータ面サーボ情報方式とし
て、ディスク記憶装置の記憶容量を従来より増加させる
ことができる。この場合には、他方の位相信号の補正が
ディスクの回転に同期して1回転に゛ついて1回ずつ、
ないしはサーボ情報をディスクの周方向の複数個所に分
布して書き込んでおけば、1回転について所定の回数ず
つされるよ。
うにすることができる。
〔実施例〕
以下、図を参照しながら本発明の詳細な説明する。第1
図は本発明によるヘッドの停止位置制御方式を適用した
ディスク記憶装置の構成回路例を示すもので、この実施
例ではデータ面の一部に割り込んでサーボ情報が書き込
まれる。なお、ディスク記憶装置の本発明方式に直接関
係しない部分は、図から一切省略されていることを了承
されたい。
ディスク1はスピンドルモータ2によって定速駆動され
ており、データの読み書き用へラド3はそのアーム3a
を介してヘッド操作手段10である例えば直流のサーボ
モータの可動部と機械的に密に結合されて、図の矢印X
で示されたデータの径方向に移動操作される。2相エン
コーダ20は数μ程度以下の高分解能をもつ例えば光学
的なロータリエンコーダであって、ヘッド操作手段10
の可動部と機械的に結合され、この可動部ないしヘッド
の位置Xに応じて正弦波的に変化する2個の位相信号S
1およびS2を発生する。これらの位相信号は通例のよ
うに互いに90度の位相差を有する。
これらの内の一方の位相信号S1の各ゼロクロス点に対
応するディスク1の径方向位置にサーボ情報S■が書き
込まれる0図にはこのサーボ情報Slの書き込まれる範
囲がディスク1上に扇形で示されており、これかられか
るようにこの実施例ではサーボ情報S!はディスク1の
周方向の一部にのみ書かれ、残部にはトラックTが設定
される。もちろんこのサーボ情報SIは、ディスク1の
内径側から外径側に亘って多数回書き込まれるが、図で
は細い破線により1個のサーボ情報が書き込まれる径方
向位置が簡略に示されている。トラックTはエンコーダ
20から出力される他方の位相信号S2の各ゼロクロス
点に対応する図では細い実線で示したディスク1の径方
向位置に設定される。従って、これらのトラックTから
半トラック間ピッチだけ径方向にずれた位置にサーボ情
報Slが書き込まれることになる。
エンコーダ20の図の右側には本発明における位相信号
補正手段30が示されており、これは他方の位相信号S
2を補正するためのものであるが、この実施例では両位
相信号siおよびS2をエンコーダ20から受け、補正
済みの位相信号Sをその右側に示された切換回路41に
出力する。この補正手段30の内容は後に第3図を参照
して説明する。切換回路41は補正済み位相信号Sまた
は一方の位相信号S1を切換指令CSに応じて選択して
AD変換器40に与えるものである。AD変換器40は
これらの位相信号のディジタル値Sdをその右側に示さ
れたマイクロプロセッサ60に出力する。マイクロプロ
セッサ60はディスク記憶装置内の全体制御用に組み込
まれているもので、そのソフトウェアとして従来と同様
に制御手段70が組み込まれており、ヘッド操作手段1
0に対する駆動指令りをディジタル値Ddの形でDA変
換器11に与える。DA変換器11は従来と同様にアナ
ログの駆動指令りをヘッド操作手段10の駆動回路12
に与える。
本発明方式では、位相信号補正手段30にサーボ情報S
lを読み取った結果に応じて補正動作させるので、サー
ボ情報SIからヘッドのトラックの正規位置からのずれ
ないしオフトラック量を検出するオフトラック検出回路
50が設けられる。このオフトラック検出回路50は従
来から用いられているものであってよ(、この実施例で
はサーボ情報Srがディスク1の周方向の一個所に書き
込まれているので、スピンドルモータ2のパルス発生器
2aからディスク1の1回転に一度発せられるインデッ
クスパルスtpに同期して、その時のヘッドのずれを示
すオフトラックOTを検出した上で、ディジタル値でマ
イクロプロセッサ60に出力する。なお、インデックス
パルスIPはマイクロプロセッサ60にも与えられてい
る。
以上のように構成されたディスク記憶装置においてサー
ボ情報SIを書き込む際には、まずマイクロプロセッサ
60から切換指令CSを切換回路41に送ってその切換
位置を図示とは反対側にすることにより、一方の位相信
号S1の値をAD変換器40を介してディジタル値Sd
で読み込んで制御手段70に与え、一方の位相信号S1
のゼロクロス点にヘッド3を置かせた上で、インデック
スパルスIPに同期してサーボ情報Slを書き込む、こ
の際に制御手段70が例えばPIG動作でヘッド3の位
置を制御するのは従来と同じである。
ディスク1のトラックTへのデータの読み書きに当たっ
ては、マイクロプロセッサ60は切換指令CSにより切
換回路41の切換位置を図示の状態とした上で、エンコ
ーダ20からの他方の位相信号S2の値をAD変換器4
0を介してディジタル値Sdの形で読み込み、上と同様
にそれを・制御手段70に与えてヘッド3を他方の位相
信号S2のゼロクロス点である所望のトラックの正規位
置付近に置かせる。ついでマイクロプロセッサ60内の
制御手段70は、インデックスパルスIPに同期してオ
フトランク検出回路50からその時のヘッド3のトラッ
クの正規位置からのずれであるオフトラックOTを正負
の符号付きで読み取り、それに基づいて符号付き補正指
令AJを位相信号補正手段30に送って他方の位相信号
S2に対する補正動作をさせる。
第2図はこの際の位相信号補正手段30の補正動作を位
相信号の波形で示すものである。この実施例における位
相信号補正手段30は、エンコーダ20から前位相信号
S1およびS2を受けるが、第2図にはこれらの位相信
号間の位相差がちょうど90度のときの一方の位相信号
S1が破線で、他方の位相信号S2が実線でそれぞれ示
されており、この例では一方の位相信号S1の方が図示
のように他方の位相信号S2よりも遅れているものとす
る。
しかし、前述のように両位相信号間の位相差は90度と
は限らず最大±30度程小麦動することがあり、図では
一方の位相信号S1を基準にして位相差が90度よりも
30度大きいときの他方の位相信号の波形が便宜上S2
pで、30度小さい時の波形がS2nでそれぞれ細線に
よって示されている0位相信号補正手段30はこれらの
ずれた波形S2pまたはS2nを正規の波形S2と同様
な波形に補正するもので、このため波形S2pには一方
の位相信号S1をそのまま縮小した補正波形Sipを、
波形S2nには一方の位相信号S1を反転しかつ縮小し
た補正波形Sinをそれぞれ加える0図ではかかる補正
波形を加えることにより補正された波形がSで示されて
おり、図かられかるようにこの波形Sの高さは元の波形
よりもやや下がるが、そのゼロクロス点は正規の他方の
位相信号S2のゼロクロス点と完全に一致している。
つまり、この波形Sは位相に関する限り正規の位相信号
S2と一致するわけで、これが補正済みの他方の位相信
号Sとして位相信号補正手段30から出力される。もち
ろん、他方の位相信号S2の元の波形が一方の位相信号
Slとちょうど90度の位相差をもつときは、元の波形
S2がそのまま補正済みの他方の位相信号Sとして出力
される。このように補正済みの他方の位相信号Sを位相
に関して正規の他方の位相信号S2と完全に一致させる
には、元の他方の位相信号S2pまたは32nの位相の
90度からのずれの位相角をθとすると、前述の補正波
形SipまたはSinの元の一方の位相信号S1からの
縮小率kをsinθとすればよく、容易にわかるように
θとしても実用上は大差がない。
第3図はかかる動作をする位相信号補正手段30の具体
回路構成を例示するものである0図示の回路はエンコー
ダ20から2個の位相信号S1およびS2を、マイクロ
プロセッサ60内の制御手段70から補正指令AJをそ
れぞれ受け、補正済みの他方の位相信号Sを出力する。
補正指令AJは例えば4ビットないし8ビツトのディジ
タルデータとし、その最上位ビットを符号ビットとする
のがよく、図の例ではこの補正、指令AJはAJO〜A
J3からなる4ビツトデータで、最上位のAJ3が正負
を示す符号ビットである。
図示のようにこの最上位ビットAJ3は、一方の位相信
号S1を入力する極性切換増幅器31に対する切換指令
として用いられる。補正指令の残りの3ビン) AJO
〜AJ2は前述の縮小率kを指定するためのもので、可
変ゲイン増幅器33に増幅率を指定するDA変換器32
に与えられる。可変ゲイン増幅器33は極性切換増幅器
31の切換出力を受け、それを上述の指定縮小率にで縮
小した前述の補正波形SipまたはSinを加算増幅器
34の一方の入力に与える。この加算増幅器34の他方
の入力には他方の位相信号S2が与えられているので、
それに補正波形を加算した前述の補正済みの他方の位相
信号Sがこの加算増幅器34から出力される。
第1図に帰って、このようにして作られた補正済みの他
方の位相信号Sは、切換回路41およびAD変換器40
を介してマイクロプロセッサ60内の制御手段70に与
えられるので、それによってヘッド3がこの位相信号S
のゼロクロス点つまり所望のトラック上の正規位置に停
止制御される。もちろん、以上のようにサーボ情報SI
の読み取り結果に基づいて他方の位相信号S2を補正し
た後は、ただちにこのトラックに対するデータの読み書
き動作に入ることができ、この動作はふつうディスク1
の1回転中に終了するが、なんらかの都合で必要な場合
には、サーボ情報SIが再びヘッド3の下側に来た時、
インデックスパルスIPに同期してそれを読み取って、
再度他方の位相信号S2を補正することもできる。
なお以上の説明かられかるように、制御手段70はオフ
トラックOTを受けたとき、それを他方の位相信号S2
がもつ位相差の90度からの前述のずれの角度θに換算
し、この角度θないしはsinθを符号付き補正指令A
Jとして位相信号補正手段30に与えればよいことにな
る。
以上説明した実施例に限らず、本発明は種々の態様で実
施をすることができる0例えば、実施例では他方の位相
信号S2をその波形に一方の位相信号S1を縮小した波
形を加算することによって補正するようにしたが、前述
の角度θないしはsinθを単純に位相信号S2に加算
ないしは減算することによって補正することも可能であ
る。ただしこの場合は位相信号S2の値が増大中か減少
中かによって上の加減算を切り換えることが必要である
。また、実施例では位相信号補正手段をハードウェアの
形で説明したが、容易にわかるようにこれをマイクロプ
ロセッサ内にソフトウェアの形で組み込んでしまうこと
も可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明方式では、ディスク上のデータ
を読み書きするヘッドを操作する手段に機械結合された
2相エンコーダから発せられる位相信号に基づいてヘッ
ドの停止位置を制御するに当たり、ヘッドをエンコーダ
の一方の位相信号のゼロクロス点に対応する各位置に停
止させた状態でサーボ情報をディスクにあらかじめ書き
込んで置き、ヘッドをエンコーダの他方の位相信号のゼ
ロクロス点に対応する位置に停止させた状態でサーボ情
報を読み取ってヘッドの正規の停止位置からのずれを検
出し、この検出されたずれの方向および大きさに応じて
他方の位相信号を補正するようにしたので、2相エンコ
ーダからの一方の位相信号に対する他方の位相信号の位
相差角が90度からずれていても、サーボ情報を読み取
った結果により他方の位相信号をそのゼロクロス点がト
ラックの正規位置に正確に対応するように補正すること
ができる。
従って本発明方式では、データの読み書き時にヘッドを
この補正された他方の位相信号のゼロクロス点に対応す
る位置に停止させるだけでよいので、従来の一々サーボ
情報を読み取りながら停止位置を制御する方式と較べて
ずっと短い周期で位置制御することができ、これにより
ヘッドの位置制御上の制御誤差を減少させてその停止位
置の精度を大幅に向上することができる。
このデータの読み書き時のヘッドの停止位置の精度向上
により、読み書き上のエラー発生が有効に防止されるこ
とはもちろん、TPTと称されている1インチ当たりの
トラック密度を上げて、ディスク記憶装置の記憶容量を
増加させることが可能になる。また、本発明方式ではサ
ーボ情報を頻繁に読み取る要がないので、従来のように
サーボ情報をディスクの全周に亘って書き込んでおく必
要がなくなり、いわゆるデータ面サーボ情報書込方式を
採用することにより、ディスク記憶装置の記憶容量を一
層増加させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までが本発明に関し、第1図は本発明
によるヘッドの停止位置制御方式を適用したディスク記
憶装置の構成を例示するブロック構成回路図、第2図は
エンコーダの位相信号を補・正する要領を説明するため
の位相信号の波形図、第3図は位相信号補正手段の回路
構成を例示するブロック回路図である。第4図以降は従
来技術に関し、第4図は従来のヘッドの停止位置制御方
式の要部を示すブロック回路図、第5図はその動作を説
明するためのエンコーダの位相信号の波形図である0図
において、 1:ディスク、2ニスピンドルモータ、2a:パルス発
生器、3:ヘッド、3a:ヘッドのアーム、10:ヘッ
ド操作手段ないしは直流サーボモータ、11:DA変換
器、12:ヘッド操作手段駆動回路、20:エンコーダ
、30:位相信号補正手段、31:極性切換増幅器、3
2:DA変換器、33:可変ゲイン増幅器、34:加算
増幅器、40:AD変換器、41:切換回路、50:オ
フトラック検出回路、60:マイクロプロセッサ、61
:制御手段、70:制御手段、AJ:補正指令、AJO
〜AJ3  :補正指令のビット、C1切換指令、D:
駆動指令、Dd:駆動指令用ディジタルデータ、lP:
インデックスパルス、oT:オフトラック量、S:補正
済み位相信号ないし位相信号、Sd:位相信号のディジ
タル値、s■:サーボ情報、S1ニ一方の位相信号、5
ll)、S2n :補正用の縮小された一方の位相信号
、S2:他方の位相信号、329.S2n :補正前の
他方の位相信号、X:へ第3図 第1図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ディスク上のデータを読み書きするヘッドを操作する手
    段に機械結合された2相エンコーダから発せられる位相
    信号に基づいてヘッドの停止位置を制御する方式であっ
    て、ヘッドをエンコーダの一方の位相信号のゼロクロス
    点に対応する各位置に停止させた状態でサーボ情報をデ
    ィスクにあらかじめ書き込んで置き、ヘッドをエンコー
    ダの他方の位相信号のゼロクロス点に対応する位置に停
    止させた状態でサーボ情報を読み取ってヘッドの正規の
    停止位置からのずれを検出し、この検出されたずれの方
    向および大きさに応じて他方の位相信号を補正し、この
    補正された他方の位相信号のゼロクロス点に対応する位
    置にヘッドを停止させるようにしたことを特徴とするデ
    ィスク記憶装置のヘッドの停止位置制御方式。
JP16039588A 1988-06-28 1988-06-28 ディスク記憶装置のヘッドの停止位置制御方式 Pending JPH0210583A (ja)

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JP16039588A Pending JPH0210583A (ja) 1988-06-28 1988-06-28 ディスク記憶装置のヘッドの停止位置制御方式

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