JPH02104896A - 石油二・三次回収用増粘剤 - Google Patents

石油二・三次回収用増粘剤

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JPH02104896A
JPH02104896A JP25528388A JP25528388A JPH02104896A JP H02104896 A JPH02104896 A JP H02104896A JP 25528388 A JP25528388 A JP 25528388A JP 25528388 A JP25528388 A JP 25528388A JP H02104896 A JPH02104896 A JP H02104896A
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JP
Japan
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gum
ramson
thickener
aqueous solution
concentration
Prior art date
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Pending
Application number
JP25528388A
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English (en)
Inventor
Mineo Sahi
峯雄 佐飛
Hiroshi Nishiguchi
宏 西口
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DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、石油二・三次回収に用いられる増粘剤及びそ
の水溶液に関する。
【従来の技術】
石油二〇三次回収とは、油層からの石油の採油には、自
噴エネルギーのみを利用した自噴採油(−次回酸という
)、自噴エネルギーの減退した後には、ボンピングある
いは減退した自噴エネルギーを回復する目的で水あるい
はガス圧入が行なわれる(二次回収という)、この二次
回収の方法では、油層層の孔隙に油滴として存在する油
や、圧入した水やガスとは全く接触しない領域に存在す
る油は回収できないでいる。これら残存する石油の量は
埋蔵量の1/3〜2/3に達するといわれており、この
残存石油の回収に関する種々の努力が払われている。 水やガスを圧入する方法で石油の回収率があまりあがら
ない原因としては、主に以下の問題点があるからとされ
ている。 (a)、圧入流体が低浸透率層、低浸透率領域を回避し
てしまう。 (b)、フィンガリングをおこす。 (C)、フラクチャーを通してチャネリングする。 (d)、比較的粘性の高い石油の層を圧入流体がおい越
してしまう。 これらの問題点を解決する目的で、圧入流体の粘性を増
したり、金属イオンとφ高分子溶液でゲルを形成し、そ
のゲルを用いて油層岩の浸透率を調整したり、フラクチ
ャ一部分を封止したりして、掃攻効率を高める技術があ
る。 以上のように二次回収後に残存する油を回収する技術を
三次回収と呼んでおり、この中で水溶性高分子溶液を用
いる方法をポリマー攻法と呼び、実施されている。また
、場合によっては、二次回収の時点でポリマー攻法を行
なうこともあり、広義には、二次回収時も含めて二・三
次回収ということがある。 通常ポリマー攻法に用いる水溶性高分子としては1合成
系がポリアクリルアミド、天然系がキサンタンガムが良
く知られている0通常コスト的な面から、その多くは合
成系が用いられ、キサンタンガムが用いられる場合は、
油層水の塩水濃度(Ca、Mgなどの2価金属イオン)
が非常に高い場合などに限られている。ところがキサン
タンガムにおいては■低濃度で多孔体内を流れる圧入流
体の抵抗係数が低い■塩類による粘性の低下が大きい■
剪断安定性に劣る、等の問題点があり、これらについて
改善されたものが望まれていた。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の実情に鑑み、圧入流体の圧入性、抵抗係
数及び耐塩性を向上させた石油二・三次回収用の増粘剤
及びその水溶液を提供することを目的としてなされたも
のである。
【問題点を解決するための手段】
木発明者は、このような問題点を克服する方法について
鋭意検討した結果、ラムザンガムが良好な増粘剤であり
、その水溶液は塩濃度の増加とともに増粘する傾向を示
し、かつキサンタンガムに比較し圧入特性が良好である
という点に着目し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち本発明はラムインガムを必須成分とする石油二・三次
回収用増粘剤及びその水溶液とこれに塩水を配合した増
粘剤水溶液である。ラムザンガムの添加量は0001〜
0.2gLi%が特に有効である。また本発明に用いる
塩水については、少なくともCa、Mgなどの多価カチ
オンが含まれたものが好適であり、塩分濃度が0.1〜
20重量%、好ましくは5〜15重量%の時特に有効で
ある。 A:発明において、使用するラムザンガムは醗酵多糖類
であり、微生物Alcaligenesspecfes
、ATcc  31961 (American  T
ype  Cu1ture  Ca1factionに
登録されたNo、)がグルコースを醗酵させてその菌体
外に蓄積した多糖類を精製し粉末にした天然ガム質であ
る。その化学構造は、下記に示すように、主鎖は、2個
のグルコースと、グルクロン醜とラムノースが各1個、
側鎖は、2個のグルコースより構成されている。 (以下余白) (M+はナトリウム、カルシウム、カリウム等)
【作用】
ラムザンガムにはシェアシンニング効果及びシュードプ
ラスチック流動特性(外方の小さいときは極めて流動し
がたく、大きな見掛は粘1バを示し、外力が増大すると
粘度が急激に減少する)を示すために、また構造上の特
徴により耐111性及び圧入流体の圧入性等が向上する
ものと考えられる。
【実施例】
以下、実施例により発明実施の態様を説明するが、例示
が直接発明思想の内包・外延を限るものではないことは
当然である。 〔測定液の調整〕 0.45pのメンブランフィルタ−で濾過した蒸留水に
ラムザンガム(DKラムザン(第−工業製薬製)を使用
〕及びキサンタンガム(FLOCON4800 (ファ
イザー社製)を使用〕をそれぞれ濃度5.000ppm
となるように溶解する。この母液を330メツシユのス
テンレススクリーンで濾過し、各測定液の母液とする。 次にこの母液を各塩水濃度の塩水(塩水を構成する塩分
はNaCJ1/CaCuz =9/l (重量比)であ
り、以下特にことわりのない限り、この組成の用水とな
る)で希釈し、一定時間攪拌均一溶解し、約30分間2
5℃の恒温槽に侵漬し、この後各試験に供する。 ll   l  び      1 上記測定液のうち、塩水濃度0.1〜20%、ポリマー
濃度500ppmの各サンプルを用い、東京計器製B8
Lビスコメーターにて、BLアダプターを用い、6rp
m、25℃という条件にて粘度を測定した。その結果を
図−1に示す。 この結果より、石油二φ三次回収で実際的に用いられる
濃度において、ラムザンガムは著しい増粘効果がみられ
、キサンタンガムに比較し、耐塩性が向上しているのが
認められる。 m   び      2 塩分濃度0.5%、ポリマー濃度11000ppの測定
液を用い、各回転数における粘度測定(B8Lビスコメ
ーター使用、25℃)を行った。 その結果を図−2に示す。 なお回転数におけるせん断速度は次式を用いて計算した
。 R・1 Rt (ここでVはせん断速度、ωは角速度(rad/5ec
)R+ はローターの直径(cm)、RLは円筒の直径
(c m )を表す) この結果より、ラムザンガムは、キサンタンガムに比較
し低シェアでは粘度が高く高シェアでは低くなる傾向が
大きい、このことは、石油二・三次回収時の圧入流体の
圧入性が、キサンタンガムより良好であることを示唆し
ている。 −i  3  び     3 調製した母液を濃度11%の塩水を用いてポリマー濃度
250.500.11000ppに調整する。 調整したポリマーサンプルについて油層岩モデルとして
浸透率500〜1.000ミリダルシーのサンドバック
を用いて圧入テストを行なった。 各ポリマーサンプル毎に新しいサンドバックに以下の順
序で流体を圧入し、流量Qとサンドバック前後の圧力差
ΔPを求め、次式により抵抗係数(R,F)を求めた。 得られた結果を表−1に示す、なお、液温は30℃±1
℃に保持した。 ここで QW:塩水圧入時の流量 ΔPW二流量Qwで塩水圧入時の差圧 Qp:ボリマー溶液圧入時の流量 ΔPp:流量Qpでポリマー溶液圧入時の差圧 (以下余白) 結果かられかるように、ラムザンガムはキサンタンガム
に比較し、同一濃度で約3倍の抵抗係数を示し、このこ
とは石油と圧入流体の易動度比を、ラムザンガムを用い
ることによりより少量の添加量で改善できることを示唆
している。
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る増粘剤水溶液は、耐塩
性のみならず、圧入流体の圧入性及び抵抗係数において
、公知のキサンタンガムに優越するので、石油二φ三次
回収技術の発展に大きく寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
図−1は、塩水濃度を増加したときの増粘効果について
、対比したグラフである。 図−2は、ポリマー粘度とせん断速度の関係について対
比したグラフである。なお1図1及び2中A (−0−
)で示される線は、本発明のラムザンガム使用の場合を
、またB(−争一)で示される線は、対照品であるキサ
ンタンガムを使用した場合を夫々示す。 xL >k 3aLI (vt9’) 1i−11区4り3紐ルと 木゛す7一オW度台制(。 IB−,2’n”)?−kl’i  Tr ”L’JM
。 手続補正口〇史 平成 1年 2月 20

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ラムザンガムを必須成分として含有することを特徴
    とする石油二・三次回収用増粘 剤。 2、請求項1記載の増粘剤を水に溶解した水溶液に塩水
    が配合されていることを特徴とする石油二・三次回収用
    増粘剤水溶液。 3、ラムザンガム濃度が0.01〜0.2重量%である
    請求項2記載の増粘剤水溶液。 4、塩水濃度が0.1〜20重量%である請求項2又は
    3記載の増粘剤水溶液。 5、請求項2〜4記載の水溶液を使用する石油二、三次
    回収方法。
JP25528388A 1988-10-11 1988-10-11 石油二・三次回収用増粘剤 Pending JPH02104896A (ja)

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JP25528388A JPH02104896A (ja) 1988-10-11 1988-10-11 石油二・三次回収用増粘剤

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ID=17276606

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JP25528388A Pending JPH02104896A (ja) 1988-10-11 1988-10-11 石油二・三次回収用増粘剤

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JP (1) JPH02104896A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253134A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Suido Kiko Kaisha Ltd 沈殿槽
US10562984B2 (en) 2013-08-30 2020-02-18 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Crude oil recovery additive

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253134A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Suido Kiko Kaisha Ltd 沈殿槽
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