JPH0210327Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210327Y2 JPH0210327Y2 JP19505086U JP19505086U JPH0210327Y2 JP H0210327 Y2 JPH0210327 Y2 JP H0210327Y2 JP 19505086 U JP19505086 U JP 19505086U JP 19505086 U JP19505086 U JP 19505086U JP H0210327 Y2 JPH0210327 Y2 JP H0210327Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- bolt
- fitting groove
- nut
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 10
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 10
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は主としてコンテナーのドアをロツクす
るのに用いるロツク用ネジに関する。
るのに用いるロツク用ネジに関する。
(従来の技術)
従来、コンテナーのドアのロツクは、周知の如
くロツキングバーの部分はロツキングハンドルを
保持具内に挿入後、保持具にボルト、或はスクリ
ユー型のロツクピンを入れてロツクしているが、
長距離輸送の途中で壊されたり、或は故意に施錠
を解脱してコンテナー内の収容物が盗まれる等の
問題が多発化し、その対応に苦慮している。
くロツキングバーの部分はロツキングハンドルを
保持具内に挿入後、保持具にボルト、或はスクリ
ユー型のロツクピンを入れてロツクしているが、
長距離輸送の途中で壊されたり、或は故意に施錠
を解脱してコンテナー内の収容物が盗まれる等の
問題が多発化し、その対応に苦慮している。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は上記の解脱しやすい、ボルト、或はス
クリユー型のロツクピンの問題点を除去し、正当
な荷受人にまでコンテナーが到達するまでは絶対
に解脱することが不可能であり、しかも施錠時は
簡単に施錠することの出来るコンテナーのドア、
ロツク用のネジを提供する目的で考案されたもの
である。
クリユー型のロツクピンの問題点を除去し、正当
な荷受人にまでコンテナーが到達するまでは絶対
に解脱することが不可能であり、しかも施錠時は
簡単に施錠することの出来るコンテナーのドア、
ロツク用のネジを提供する目的で考案されたもの
である。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記の問題点を解決すべく研究の結
果、先端部に雄ネジを刻設し、雄ネジと一定寸法
を有する位置に軸部の円周に沿つてリング状のス
プリングを嵌入したボルトと、前記雄ネジが螺入
する雌ネジを内部に刻設し、且つ、雌ネジと一定
寸法を有する位置に、前記スプリングが嵌入する
スプリング嵌入溝を窪設し、スプリング嵌入溝の
外側にはスプリング縮小テーパーを斜設し、雌ネ
ジの外側には遊嵌孔を穿設したナツトとの組合わ
せにより問題点を解決したものである。
果、先端部に雄ネジを刻設し、雄ネジと一定寸法
を有する位置に軸部の円周に沿つてリング状のス
プリングを嵌入したボルトと、前記雄ネジが螺入
する雌ネジを内部に刻設し、且つ、雌ネジと一定
寸法を有する位置に、前記スプリングが嵌入する
スプリング嵌入溝を窪設し、スプリング嵌入溝の
外側にはスプリング縮小テーパーを斜設し、雌ネ
ジの外側には遊嵌孔を穿設したナツトとの組合わ
せにより問題点を解決したものである。
以下本考案を図面に基づいて説明すると、1は
先端部(第1図において右端)に雄ネジ2を刻設
したボルトである。3は雄ネジ2の螺子切りした
内側位置の螺子切り端部4より内側に向かつて一
定寸法Lの位置に、ボルト1の軸部の外周面の円
周に沿つて窪設したスプリング嵌入溝である。5
はスプリング嵌入溝3中に嵌入したバネ鋼線材で
一部に切欠き部を設けてリング状に形成したスプ
リングである。6は中央に、ボルト挿入孔7を穿
設したナツトである。8はボルト挿入孔7の先端
側(第2図において右端)に前記雄ネジ2の山径
より大径に穿設した遊嵌孔である。9はボルト挿
入孔7の内側に刻設した雌ネジで、前記雄ネジ2
が螺合するリード及び径に形成する。10は雌ネ
ジ9の螺子切りした外側位置の螺子切り端部11
より内側に向かつて前記一定寸法Lと略同一寸法
L′の位置にボルト挿入孔7の内周面に沿つて前記
スプリング5が嵌入する大きさに窪設したスプリ
ング嵌入溝である。12はナツト6の内側の端面
13側を拡大径側とし、前記スプリング嵌入溝1
0の内径部を縮小径側として円錐テーパー形にナ
ツト6の内面に形成したスプリング縮小テーパー
である。
先端部(第1図において右端)に雄ネジ2を刻設
したボルトである。3は雄ネジ2の螺子切りした
内側位置の螺子切り端部4より内側に向かつて一
定寸法Lの位置に、ボルト1の軸部の外周面の円
周に沿つて窪設したスプリング嵌入溝である。5
はスプリング嵌入溝3中に嵌入したバネ鋼線材で
一部に切欠き部を設けてリング状に形成したスプ
リングである。6は中央に、ボルト挿入孔7を穿
設したナツトである。8はボルト挿入孔7の先端
側(第2図において右端)に前記雄ネジ2の山径
より大径に穿設した遊嵌孔である。9はボルト挿
入孔7の内側に刻設した雌ネジで、前記雄ネジ2
が螺合するリード及び径に形成する。10は雌ネ
ジ9の螺子切りした外側位置の螺子切り端部11
より内側に向かつて前記一定寸法Lと略同一寸法
L′の位置にボルト挿入孔7の内周面に沿つて前記
スプリング5が嵌入する大きさに窪設したスプリ
ング嵌入溝である。12はナツト6の内側の端面
13側を拡大径側とし、前記スプリング嵌入溝1
0の内径部を縮小径側として円錐テーパー形にナ
ツト6の内面に形成したスプリング縮小テーパー
である。
(作用)
本考案は上記構成なる故に、コンテナーのドア
の施錠用として用いる場合は、コンテナーのド
ア、ロツキングハンドルAを保持具(HANDLE
RETAINER)B内に従来の方法で挿入した後、
保持具Bの孔内にボルト1を挿入し、ナツト6を
螺入せしめると、螺入初期は第5図に示す如く、
スプリング5はスプリング縮小テーパー12より
外側に位置するが、雄ネジ2が雌ネジ9に深く進
入するにしたがつて第6図に示す如くスプリング
5はスプリング縮小テーパー12内に進入し、テ
ーパーに沿つて縮小しながらスプリング縮小テー
パー12内を進行し、更に雄ネジ2が雌ネジ9に
深く進入し、雄ネジ2の螺子切り端部4が雌ネジ
9の螺子切り端部11の位置に到達するとスプリ
ング嵌入溝3とスプリング嵌入溝10が合致する
ため、テーパーによつて縮小されながら進行して
きたスプリング5はスプリング嵌入溝10内に向
かつてその径を拡大し、同時に雄ネジ2はボルト
挿入孔7内に完全に進入し、第7図に示す如く雌
ネジ9との螺合も解脱する故にボルト1とナツト
6は空回りして抜けなくなる。
の施錠用として用いる場合は、コンテナーのド
ア、ロツキングハンドルAを保持具(HANDLE
RETAINER)B内に従来の方法で挿入した後、
保持具Bの孔内にボルト1を挿入し、ナツト6を
螺入せしめると、螺入初期は第5図に示す如く、
スプリング5はスプリング縮小テーパー12より
外側に位置するが、雄ネジ2が雌ネジ9に深く進
入するにしたがつて第6図に示す如くスプリング
5はスプリング縮小テーパー12内に進入し、テ
ーパーに沿つて縮小しながらスプリング縮小テー
パー12内を進行し、更に雄ネジ2が雌ネジ9に
深く進入し、雄ネジ2の螺子切り端部4が雌ネジ
9の螺子切り端部11の位置に到達するとスプリ
ング嵌入溝3とスプリング嵌入溝10が合致する
ため、テーパーによつて縮小されながら進行して
きたスプリング5はスプリング嵌入溝10内に向
かつてその径を拡大し、同時に雄ネジ2はボルト
挿入孔7内に完全に進入し、第7図に示す如く雌
ネジ9との螺合も解脱する故にボルト1とナツト
6は空回りして抜けなくなる。
(考案の効果)
本考案を実施すると、ボルト1とナツト6の螺
入のみで簡単にロツクが出来、しかもナツトの内
部でテーパーにより縮小されたスプリング5が拡
大しボルト1の抜き出し方向への移動を阻止し、
更に雄ネジ2は雌ネジ9を通過後両者は離脱状態
で空回りしているため両者のボルト抜き出し方向
へのネジの喰い付きは不可能であり、此の状態の
ロツク後にボルト1を強引に抜こうとして、衝撃
を加えれば加える程、螺子切り端部4及び11が
潰れて変形し、抜き出しは一層困難となる。故
に、本考案を実施し、ロツクした後は、スプリン
グと螺子山とで二重にロツクされているため盗難
の目的等で短時間で強引に解脱しようとしても到
底不可能であり、目的地において正当な荷受人
が、切断器具等を用いてボルト1を完全に切断し
ないかぎり、ロツクを解脱することは不可能で、
治安上問題がある地域などの長距離輸送でも安全
が充分に確保出来る考案である。
入のみで簡単にロツクが出来、しかもナツトの内
部でテーパーにより縮小されたスプリング5が拡
大しボルト1の抜き出し方向への移動を阻止し、
更に雄ネジ2は雌ネジ9を通過後両者は離脱状態
で空回りしているため両者のボルト抜き出し方向
へのネジの喰い付きは不可能であり、此の状態の
ロツク後にボルト1を強引に抜こうとして、衝撃
を加えれば加える程、螺子切り端部4及び11が
潰れて変形し、抜き出しは一層困難となる。故
に、本考案を実施し、ロツクした後は、スプリン
グと螺子山とで二重にロツクされているため盗難
の目的等で短時間で強引に解脱しようとしても到
底不可能であり、目的地において正当な荷受人
が、切断器具等を用いてボルト1を完全に切断し
ないかぎり、ロツクを解脱することは不可能で、
治安上問題がある地域などの長距離輸送でも安全
が充分に確保出来る考案である。
第1図は本考案のボルトを示す正面図である。
第2図は本考案のナツトの縦断面図である。第3
図は本考案のボルトを示す右側面図、第4図はナ
ツトを示す右側面図である。第5図、第6図、第
7図は本考案の嵌合状態を示す一部縦断した正面
図である。第8図はコンテナーに使用した場合を
示す正面図である。 1……ボルト、2……雄ネジ、3……スプリン
グ嵌入溝、4……螺子切り端部、5……スプリン
グ、6……ナツト、7……ボルト挿入孔、8……
遊嵌孔、9……雌ネジ、10……スプリング嵌入
溝、11……螺子切り端部、12……スプリング
縮小テーパー、13……端面。
第2図は本考案のナツトの縦断面図である。第3
図は本考案のボルトを示す右側面図、第4図はナ
ツトを示す右側面図である。第5図、第6図、第
7図は本考案の嵌合状態を示す一部縦断した正面
図である。第8図はコンテナーに使用した場合を
示す正面図である。 1……ボルト、2……雄ネジ、3……スプリン
グ嵌入溝、4……螺子切り端部、5……スプリン
グ、6……ナツト、7……ボルト挿入孔、8……
遊嵌孔、9……雌ネジ、10……スプリング嵌入
溝、11……螺子切り端部、12……スプリング
縮小テーパー、13……端面。
Claims (1)
- ボルト1の先端部に雄ネジ2を刻設し、その内
側位置の螺子切り端部4より一定寸法Lの位置
に、軸部の外周面の円周に沿つてスプリング嵌入
溝3を窪設し、該スプリング嵌入溝3にスプリン
グ5を嵌入し、ナツト6のボルト挿入孔7の先端
部に、遊嵌孔8を穿設し、遊嵌孔8の内側に、前
記雄ネジ2が螺合する雌ネジ9を刻設し、その外
側位置の螺子切り端部11より内側に向かつて前
記一定寸法Lと略同一寸法L′の位置にボルト挿入
孔7の内周面に沿つて前記スプリング5が嵌入す
る大きさのスプリング嵌入溝10を穿設し、ナツ
ト6の内側の端面13より前記スプリング嵌入溝
10に向かつて円錐形のスプリング縮小テーパー
12を形成せしめたことを特徴とするコンテナー
のドア、ロツク用ネジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19505086U JPH0210327Y2 (ja) | 1986-12-17 | 1986-12-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19505086U JPH0210327Y2 (ja) | 1986-12-17 | 1986-12-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6399018U JPS6399018U (ja) | 1988-06-27 |
JPH0210327Y2 true JPH0210327Y2 (ja) | 1990-03-14 |
Family
ID=31152580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19505086U Expired JPH0210327Y2 (ja) | 1986-12-17 | 1986-12-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0210327Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022001001A (ja) * | 2020-06-19 | 2022-01-04 | 古河電工パワーシステムズ株式会社 | 楔型引留クランプ、および電線に固定装着された状態にある楔型引留クランプの連結板を交換する方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2002360045A1 (en) * | 2002-12-26 | 2004-07-29 | Satoshi Miyazaki | Tightened part disconnection preventing device |
JP2010522311A (ja) * | 2007-03-22 | 2010-07-01 | マクルアー,トラビス | キャプティブスタッドを備えた長さ調整可能なコレットアンカーシステム |
-
1986
- 1986-12-17 JP JP19505086U patent/JPH0210327Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022001001A (ja) * | 2020-06-19 | 2022-01-04 | 古河電工パワーシステムズ株式会社 | 楔型引留クランプ、および電線に固定装着された状態にある楔型引留クランプの連結板を交換する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6399018U (ja) | 1988-06-27 |
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