JPH0197477A - 消火栓用自動送水遅延方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ホース延出後ホース内に充水されるようにし
た消火栓の遅延システムに関する。

［従来の技術］ 消火栓用自動送水型ホースリールにおいては、２ｍ位ホ
ースを延出するとホース内は充水されているために、ホ
ースの口径が４０Ａ以上になるとホース延出時に多大な
引張力が必要となり、このため−人でホースを延出する
ことができなかった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は、消火栓の元弁に遅延設定作動部材を組込み、
火災発生時においては、遅延設定作動部材により遅延設
定時間内にホースを延出させるまでは、元弁は閉止して
おり、遅延設定時間解除後に元弁が開き送水を開始させ
ることを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は消火栓用自動送水型ホースリールよりホースを
引き出してホースノズルより自動的に放水するに際して
、遅延設定時間内にホースを延出させるまでは元弁は閉
止しており、遅延設定時間解除後は遅延設定作動部材が
自動的に作動して元弁を開き送水を開始させるようにし
たことを特徴とする消火栓用自動送水遅延方式である。

［作　　　用］ 本発明は遅延設定時間解除後に自動的にホースに送水さ
れるため、ホース延出時のホース内は空である。従って
ホースを延出する引張力は非常に小さな力で済み、遅延
設定時間解除後に自動的に送水されるので、−人の操作
で消火作業を容易に出来る。

［実施例　１］ 本発明の実施例を図面について説明する。

第１図は元弁に加圧型開放弁を使用し遅延時間設定方法
として、ボリュームタンク、ニードル弁（オリフィス）
、圧力設定用スプリングを使用した場合の自動送水遅延
システムを示す。△は消火栓の一次側流路、Ｂは二次側
流路であってこの二次側流路には消火用ホースが接続さ
れる。ｌは、−次側流路Δと二次側流路Ｂとの間に設け
た元弁である加圧型開放弁、２はジスク、３はジスク２
と加圧型開放弁１の隔壁Ｉａとの間に設けたＯリング、
４は開放弁ｌのシリンダ１ｂのピストン往復動室１ｃと
ピストン５との間に設けたＯリング、６は調整ボルト７
のスプリング受７ａとピストン５との間に抑圧弾持させ
たスプリング、Ｉｄは一次側流路とピストン５の下部室
とを接続した遅延回路である。この遅延回路１ｄにボリ
ュームタンク８、ニードル弁９、三方切換ボール弁１０
及びＹ型ストレーナ−１１を直列に接続しである。

動作の説明 あらかじめ調整ボルト７にて弁ｌが開になる圧力を設定
しておく。

次にピストン５の下部室圧力が設定圧力になるまでの所
要時間が希望遅延時間になるように、ニードル弁９の開
度を調節してセットしておく。

三方切換ボール弁１０は常時人口側を閉にして置く。

（１）三方切換ボール弁１０を切換える。。

（２）ピストン５の下部室の圧力が設定時間解除後に、
設定圧力になると、ピストン５にてスプリング６を押し
」二げてピストン５に連結されたジスク２を上方に引き
上げて弁ｌは開となり、−次側Δと二次側Ｂを連通させ
る。

（３）加圧型開放弁ｌを閉止させるには、三方切換ボー
ル弁１０の人口を閉の状態にすれば、ピストン５の下部
室内の圧力は、弁開口設定圧力以下となり、ピストン５
はスプリング６にて押し下げられ弁１はジスク２にて閉
じられる。

［実施例　２コ 第２図は元弁に遅延設定作動部材として減圧型開放弁を
使用した場合の他の実施例の遅延システムを示す。

１は減圧型開放弁であって、消火用水の流路の一次側Δ
と二次側流路Ｂとの間に設けである。２はジスク、３は
ジスク２と減圧型開放弁１の隔壁１ａとの間に設けた０
リング、４は開放弁１のシリンダ１ｂの下部室１ｃとピ
ストン５との間に設けた０リング、６は調整ボルト７の
スプリング受７ａとピストン５との間に抑圧弾持させた
スプリング、１ｄは一次側流路Ａとピストン５の下部室
１ｃとを接続した遅延回路である。この遅延回路Ｉｄに
ボリュームタンク８、ニードル弁９、三方切換ボール弁
ｌＯ及びＹ型ストレーナ−１１が直列に接続しである。

動作の説明 あらかじめ調整ボルト７にて開放弁１が開になる圧力を
設定しておく。

ピストン５の下部室Ｉｃが設定圧力になるまでに所要時
間が弁開口希望遅延時間になるように、ニードル弁９の
開度をセットしておく。

三方切換ボール弁１０は常時入口側を開にしておく。

（１）三方切換ボール弁１０を切換える。

（２）ピストン５の下部室の圧力が希望設定時間後に、
設定圧力になると、ピストン５がスプリング６にて押し
下げられ、ピストン５に連結されたジスク２を下方に引
きおろして弁ｌは開の状態となり、−次側Ａと二次側Ｂ
を連通させる。

［実施例　３］ 第３図は遅延装置にフロートを使用した場合の他の実施
例の遅延システムを示す。

Ａは消火栓水の一次側流路、Ｂは二次側流路であって、
この二次側流路に消火用ホースが接続される。１は一次
側流路Ａと二次側流路Ｂとの間に設けた元弁である減圧
型開放弁、２はジスク、４は隔壁１ａの上方においてシ
リンダＩｂのピストン往復動室１ｃ内に設けたピストン
であってジスク２と連結される１、４ａはピストン４に
設けた小穴であり、後記小穴１ｆの径より小径に形成さ
れる。１２はシリンダｌｂの天井壁にあけた小穴１［を
開閉する弁であって、フロート＋３の胃降動作により積
杆１４にて弁１２を上下動して小穴１ｆを開閉する。１
ｄは一次側流路Ａとフロートタンク１５とを接続した遅
延回路であって、ニードル弁９、Ｙ型ストレーナ−１１
及び三方切換ボール弁ＩＯが直列に接続しである。三方
切換ボール弁１０は常時入口側を閉にしておく。以上が
本実施例の遅延設定作動部材である。

動作の説明 （１）ホースをリールより引き出す際先ず、三方切換ボ
ール弁１０の入口側を開く。

（２）消火ノズルを持ってホースを引き出して火災現場
に駆けつける。フロート】３は浮上し積杆１４の弁１２
が小穴Ｉｆを開くまでの所要時間が希望遅延時間になる
ように、ニードル弁９の開度をセットしであるために、
所要時間経過後はフロート１３が浮上すると小穴Ｉｆが
開口しピストン４の上部室の水圧が下降し、小穴Ｉｆの
径はピストン４の小穴４ａの径よりも大きいためにピス
トン４の上部室と下部室との間に差圧を生じ、ピストン
４が上昇しジスク２が仕切壁ＩＡの弁を開き一次側Ａと
二次側Ｂとを連通して消火ノズルより高い圧力の消火用
水を放出する。フロート１３が降下し積杆１４が復帰し
て弁Ｉ２が小穴１ｆを塞ぐ迄ジスク２は仕切壁ＩＡの穴
を開放した状態を継続する。火災現場が消火した時、三
方切換ボール弁ＩＯを閉じ、フロートタンク１５の水を
放出する。従ってフロート１３は下降し弁１２がシリン
ダ１ｂの小穴１ｆを閉じる。小穴１ｆが閉じられるとピ
ストン４の上部室と下部室が等圧となるからピストン４
は自重にて（必要あればスプリングを用いてピストン４
を強制的に押し下げる）下降しジスク２が仕切壁ＩＡの
弁座を塞ぎ、弁１の一次側Ａから二次側Ｂへ流れる水を
遮断する。

［実施例　４］ 第４図は元弁に減圧型開放弁を使用し遅延装置に電磁弁
とタイマーを使用した他の実施例の遅延システムを示す
。

Ａは消火栓の一次側流路、Ｂは二次側流路であって、こ
の二次側流路に消火ホース、消火ノズルが接続されるこ
とは前記各実施例と同じである。

ｌは−・次側流路Ａと二次側流路Ｂとの間に設けた減圧
型開放弁、２はジスクであって、弁ｌの仕切壁ＩＡの二
次側より仕切壁ｌΔの弁穴を開閉する。ｌａは弁１のシ
リンダーｂに設けた隔壁であって一次側流路Ａと通ずる
小穴１ｅをあける。

ジスク２はピストン５に連結されており、ピストン５と
シリンダーｂの天井壁に設けた調整ボルト７のスプリン
グ受７ａとの間にスプリング６を押圧弾持させる。シリ
ンダーｂの下部室１ｃに三方電磁弁１６に設けた遅延回
路１ｇを接続する。

１７は三方電磁弁１６に設けた電磁弁用遅延タイマー、
１８は電磁弁用遅延タイマー駆動用手押型ボタンスイッ
チを示す。三方電磁弁１６とタイマー１７の電気接続回
路は省略しである。以上が本実施例の遅延設定作動部材
である。

動作の説明 あらかじめ調整ボルト７にて弁ｌが開になる圧力を設定
しておく。

ピストン５の下部室１ｃが弁開放設定圧力になるまでの
所要時間が希望遅延時間になるように、タイマー１７を
セットしておく。

三方電磁弁１６は常時入口側を閉にしておく。

（１１手押型ボタンスイッチＩＯを切換タイマー１７の
作動を始める。切換えタイマー１７が所定時間経過後三
方電磁弁１６の電磁回路を閉じてバルブを開く。すると
ピストン５の下部室１ｃが減圧されるから、ピストン５
はスプリング６にて押し出され、ジスク２を下降して仕
切壁ＩＡの弁穴を開き一次側流路Ａと二次側流路Ｂとを
連通してホースのノズルより火災現場に放水するもので
ある。消火後ジスク２を元位置に戻すには、三方電磁弁
１６の電磁回路を開いてバルブを閉じる。すると−次側
流路Ａの水は小穴１ｅを通ってシリンダー１ｂの下部室
に流入しピストン５をスプリング６の弾力に抗して押し
上げて、ジスク２にて仕切壁ＩＡの弁穴を塞ぎ、−次側
流路Ａと二次側流路Ｂとの連通を遮断する。

［実施例　５］ 第５図は元弁に加圧型開放弁を使用し、遅延設定作動部
材に圧力スイッチ、電磁弁を使用した他に実施例の遅延
システムを示す。

Ａは消火用水の流路の一次側、Ｂは同じく二次側を示す
。１はこの流路に設けた元弁としての加圧型開放弁、２
は加圧型開放弁１の仕切壁ＩＡの弁穴を開閉するジスク
、３はジスク２と加圧型開放弁１の隔壁１ａとの間に設
けた０リング、４は開放弁ｌのシリンダ１ｂとピストン
５との間に設けたＯリング、１ｄはピストン５の下部室
と一次側流路へとを接続した遅延回路である。こと遅延
回路１ｄに三方電磁弁１９、圧力スイッチ２０、Ｙ型ス
トレーナ−２１，手動弁２２を直列に接続する。スプリ
ング６、調整ボルト、Ｙ型ストレーナ−２１、手動弁２
２等は第１図につき説明したと同じである。

動作の説明 あらかじめ調整ボルト７にて開放弁１が開になる圧力を
設定しておく。

ピストン５の下部室１ｃが弁開放設定圧力になるまでの
所要時間が遅延時間になるように、圧力スイッチ２０を
セットしておく。

三方電磁弁１９は常時入口側を閏の状態にしておく。

（り手動弁２２を開とし、圧力スイッチ１９にて三方電
磁弁１９を切り換える。

（２）ピストン５の下部室の圧力設定時間後に、弁開放
設定圧力になると、ピストン５がスプリング６の押圧力
に抗して押し上げられジスク２も共に上界して一次側流
路と二次側流路を連通し、加圧された水が、既に消火作
業員によってリールより巻戻され約１００ｍに引き延ば
されたホースのノズルより放水される。火災消滅後ジス
ク２を元に戻すには、手動弁２２を閉じ、圧力スイッチ
２０にて三方電磁弁１９の入口側を閉の状態としピスト
ン５の下部室の水を三方電磁弁１９の吐出側より吐出し
てスプリング６の弾力によりピストン６を下降しジスク
２にて加圧型開放弁ｌの仕切壁ＩＡの弁穴を閉じる。

［発明の効果］ 本発明は前記した如く元弁の遅延設定作動部材として加
圧型開放弁、加圧型減圧弁、減圧型開放弁、減圧型減圧
弁或いはフロート等による遅延装置を使用して元弁の一
次側より二次側に流れる加圧流水を制御させ、所定時間
経過後元弁を作動して一次側流路より二次側流路に消火
用加圧水を流通させホース先端部のノズルより放水する
ことができ、ホースを２ｍ位延出するとホース内が充水
される従来消火ホースに比して、口径が４０Δ以旧にな
った場合、ホース延出時に多大の引張力が必要であった
のを、−人の人間でも充分に消火作業を容易に行なうこ
とができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第】図ないし第５図は本発明消火栓用自動送水遅延方式
の系統図であって、第１図は元弁に加圧型開放弁を使用
した実施例の遅延方式の系統図、第２図は元弁に減圧型
開放弁を使用した実施例の遅延方式の系統図、第３図は
元弁にフロートを使用した実施例の遅延方式の系統図、
第４図は元弁に減圧型開放弁を使用した実施例の遅延方
式の系統図、第５図は元弁に加圧型開放弁を使用した実
施例の遅延方式の系統図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）消火栓用自動送水型ホースリールよりホースを引
   き出してホースノズルより自動的に放水するに際して、
   遅延設定時間内にホースを延出させるまでは元弁は閉止
   しており、遅延設定時間解除後は遅延設定作動部材が自
   動的に作動して元弁を開き送水を開始させるようにした
   ことを特徴とする消火栓用自動送水遅延方式。