JPH018128Y2 - - Google Patents

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JPH018128Y2
JPH018128Y2 JP9913385U JP9913385U JPH018128Y2 JP H018128 Y2 JPH018128 Y2 JP H018128Y2 JP 9913385 U JP9913385 U JP 9913385U JP 9913385 U JP9913385 U JP 9913385U JP H018128 Y2 JPH018128 Y2 JP H018128Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は動物捕獲器に係り、特に野犬等を捕獲
対象として使用するものに適した動物捕獲器に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来の動物捕獲器Mは第3図に示すように直方
形をなしており、底板M1を除く五面はいずれも
檻状に形成している。捕獲器Mの出入口M2付近
には、ガイドM3を配設してあり、該ガイドM3
は一連の仕掛装置に連動して落下する落し扉M4
を嵌装している。
該捕獲器Mは主として鉄、アルミ、ステンレス
等の金属製の部材を用い、組立てに際して各部材
を相互に固定する固定式のものであり、解体や折
畳み等の便宜性については特に考慮していなかつ
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記従来の捕獲器の場合、次のような問題点が
あつた。
1 底板を除く五面がいずれも檻状に形成してあ
り、捕獲された動物が外部からよく見えるの
で、野犬が吠えたり暴れている様子が人目に触
れてよく目立ち、特に幼児に対する愛護教育上
好ましくなく、加えて動物に対する残酷感を強
め、動物愛護者や関係団体等から抗議を受け、
ときには捕獲した動物を逃がしてしまう者が出
現して真に必要な野犬等の捕獲に支障が生じ
た。
2 主として金属性の部材を使用しているので、
捕獲器は30Kg前後の重量となるばかりか、折畳
み自在でない固定式のものであるので、野原や
公園等の目的地への運搬や配置に際し、積込み
積下しが容易でなく、かつ嵩張り、小型トラツ
クでは数個程度しか積載することができず、ま
たストツクを格納する際も広い場所を専有する
ので、取扱上非常に不便であり、多くの労力と
費用を要した。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決し、組立て解体が容
易にでき、取扱いが能率良く行え、しかも外部か
ら内部が見えない動物捕獲器を考案したもので、
具体的な手段として次のように構成した。
直方形箱体の底板の前後両端部に前面枠と背面
板を夫々底板長側部の内側方向に起倒自在に取付
け、前記前面枠には仕掛装置により連動する落し
扉を嵌装し、前面枠と背面板との上端部には上面
枠を着脱自在に取付け、該上面枠はシート状の天
井体を張設すると共に、上面枠両長側部には直方
形箱体の左右両側面を形成するシート状の側体を
吊下し、該側体の下端及び両側端は、底板及び前
面枠、背面板と夫々着脱自在にして組立式箱体に
構成したことを特徴とする動物捕獲器として構成
した。
〔作用〕
上記構成によりなる本考案の動物捕獲器は、外
部から捕獲器の内部が見えず、かつ底板上に前面
枠と背面板とが折畳み自在となり、動物捕獲器を
組立式とした。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は本考案に係る動物捕獲器の全体斜視図、第
2図は第1図の分解斜視図である。
動物捕獲器Aは第1図に示すように、直方形箱
体をなしていて、各面は底板1、落し扉7を嵌装
する前面枠5、背面板9、上面枠12及び上面枠
12に連接した天井体15並びに側体16,1
6′で形成している。
第2図において具体的に説明する。
底板1には底枠2を形成しており、長手方向の
奥には踏み板3を形成している。該踏み板3はそ
の基端部を底枠2の短側部に回動自在に連結して
あり、通常時は底板1と同レベルの水平状態をス
プリング等のバネ体で保持している。また底板1
の四隅下方には支脚4を配設している。
前記底板1の前後両端部には、前記前面枠5と
背面板9を対向状に取付けている。前面枠5は捕
獲器Aにおける野犬等の出入口となる部位で、底
板1の前端縁部の底枠2と、前面枠5下端とを丁
番(図示せず)で連結している。これにより前面
枠5は矢印Bで示す如く、直立状態から底板1の
長側部の内側方向に傾倒又は傾倒した状態から直
立の状態へと起倒自在にしてある。また前面枠5
の前面には、断面コ字形のガイド6を、前面枠5
に添うように正面U字状に取着し、その両端部は
前面枠5の上方へ突出させている。
前記ガイド6には、前記落し扉7を嵌装する。
該落し扉7は捕獲器Aの通気性を確保し、軽量化
を図るために多孔アルミ製のものを用いている。
扉面には多数の通気孔8を形成している。該落し
扉7の作動については後述する仕掛装置において
説明する。
前記背面板9は、前面枠5同様に底板1の後端
縁部の底枠2と背面板9下端とを丁番10,10
で連結してあり、矢印C方向に起倒自在にしてい
る。該背面板9は、前記落し扉7と同様に多孔ア
ルミ製の材質のもを用いており、板面には多数の
通気孔11を形成している。
前記上面枠12には両短側部間にシヤフトカバ
ー13を配設し、仕掛装置のシヤフトを該シヤフ
トカバー13内に貫通させて、前側短側部におい
てスプリングを介してストツパー14を突出させ
ている。該ストツパー14は、落し扉7の下部と
係合させる。
上面枠12の内側にはシート状の天井体15を
張設すると共に、該上面枠12の両長側部にも同
様のシート状の側体16,16′を夫々吊下固定
している。該天井体15及び側体16,16′を
形成するシートにはポリエステルをシート状に
し、塩ビコーテイングしたプラスチツクシート状
のものを用いているが、これに限らずアルミ薄板
等軽量金属シートを用いても良い。該シート状天
井体15および側体16,16′により、捕獲器
組立時に直方形箱体の夫々天井面及び左右両側面
を形成するようにしている。
次に上面枠12、側体16,16′と前面枠5、
底枠2、背面板9との取付構造を説明する。
前面枠5及び背面板9の上面隅部には、夫々嵌
合凹部17,17′,18,18′を形成し、上面
枠12の四隅下部には前記嵌合凹部17,17′,
18,18′に嵌合する凸部19,19′,20,
20′を突出形成している。該嵌合部X(第1図)
により上面枠12の位置決めをするようにしてい
る。また上面枠12の両長側部の四隅外側にはラ
ツク等引掛体Y(第1図)の引掛片21,21′,
22,22′を取付け、前面枠5及び背面板9の
夫々両側面上部には前記引掛片21,21′,2
2,22′を掛け止めるための止具23,23′,
24,24′を取着している。該引掛体Yにより
上面枠12を前面枠5及び背面板9に着脱自在に
取付けるようにしている。更に側体16,16′
の下端及び両側端には夫々角ラツチ等係止体Z
(第1図)の係止片25,25′,26,26′、
27,27′を取付け、底枠2、前面枠5及び背
面板9の両側面には、前記係止片25,25′,
26,26′,27,27′を係止するための係止
具28,28′,29,29′,30,30′を
夫々取着している。該係止体Zにより側体16,
16′を底枠2、前面枠5及び背面板9に着脱自
在に取付けるようにしている。
以上のように構成した捕獲器Aには公知の仕掛
装置を具備させている。一例として仕掛装置を説
明すれば、次のように構成している。落し扉7の
下部に孔を穿設し、前記シヤフトカバー13内を
貫通するシヤフトの先端にスプリングを介してス
トツパー14を取着し、該ストツパー14を前記
孔に嵌入し、落し扉7を上げた状態で支持する。
前記シヤフトの後端にはロープ等を継合し、上面
枠後端に設けた滑車に該ロープを掛け、ロープを
捕獲器A奥に垂下し、ロープ先端にエサを吊す。
野犬等がエサに食い付き引つ張ると、前記ストツ
パー14が落し扉の孔から脱抜し、扉がガイド6
に添つて落下するようにしている。
次に捕獲器Aを分解・折畳む場合について説明
する。まず第1図のように組立ててある捕獲器A
の係止体Zを外し、前面枠5、底枠2及び背面板
9から側体16,16′を外す。次に引掛体Yを
外し、上面枠12と前面枠5、背面枠9との固定
状態を解除し、上面枠12を持上げて嵌合部Xか
ら外す。更に前面枠5及び背面板9を直立状態か
ら対向する内側方向へ傾倒させて折畳む。最後に
側体16,16′を上面枠12上に折畳み、その
上面枠12を、前面枠5及び背面板9を折畳んだ
底板上に積み重ねる。以上により捕獲器Aの分
解・折畳み作業が終了する。なお捕獲器Aの組立
てに際しては、前記作業を逆に行えばよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成したので、次のよう
な幾多の効果が得られた。
1 捕獲器の天井及び両側体をシート材で形成し
たので、捕獲器の内部から外部がみえず、捕獲
された動物は落着き易く、吠えたり暴れたりす
ることがなくなると共に、外部からみても内部
が目立たず、動物に対する残酷感がなくなり動
物を逃がしてしまう者もなくなつた。
2 上面枠を着脱自在に、かつ前面枠及び背面板
を折畳み自在の分解・組立可能にした。
3 捕獲器を枠材、シート材、及び多孔アルミ材
で形成したので、従来の捕獲器の約1/3に重量
が軽減した。
4 上記2及び3により捕獲器は嵩張らず、トラ
ツクへの積込み、積下しや運搬、配置及び収納
が能率よく行えた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る動物捕獲器の全体斜視
図、第2図は第1図の分解斜視図、第3図は従来
の動物捕獲器の全体斜視図である。 A……動物捕獲器、M……従来の動物捕獲器、
X……嵌合部、Y……引掛体、Z……係止体、1
……底板、2……底枠、5……前面枠、7……落
し扉、9……背面板、10,10……丁番、12
……上面枠、15……天井体、16,16′……
側体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直方形箱体の底板の前後両端部に前面枠と背面
    板を夫々底板長側部の内側方向に起倒自在に取付
    け、前記前面枠には仕掛装置により連動する落し
    扉を嵌装し、前面枠と背面板との上端部には上面
    枠を着脱自在に取付け、該上面枠にはシート状の
    天井体を張設すると共に、上面枠両長側部には直
    方形箱体の左右両側面を形成するシート状の側体
    を吊下し、該側体の下端及び両側端は、底板及び
    前面枠、背面板と夫々着脱自在にして組立式箱体
    に構成したことを特徴とする動物捕獲器。
JP9913385U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH018128Y2 (ja)

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JP9913385U JPH018128Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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JPS627879U JPS627879U (ja) 1987-01-17
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ID=30967737

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JP9913385U Expired JPH018128Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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JP4585715B2 (ja) * 2001-06-28 2010-11-24 有限会社協和リクレイム 動物捕獲器における逃走防止構造
JP4519673B2 (ja) * 2005-02-16 2010-08-04 三生 和田 動物用箱罠
JP6471384B2 (ja) * 2014-08-28 2019-02-20 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 野生動物捕獲装置
JP7355417B1 (ja) * 2022-06-16 2023-10-03 房総プラント株式会社 動物捕獲罠、動物輸送檻及び動物捕獲輸送セット

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JPS627879U (ja) 1987-01-17

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