JPH0153736B2 - - Google Patents
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- JPH0153736B2 JPH0153736B2 JP57212391A JP21239182A JPH0153736B2 JP H0153736 B2 JPH0153736 B2 JP H0153736B2 JP 57212391 A JP57212391 A JP 57212391A JP 21239182 A JP21239182 A JP 21239182A JP H0153736 B2 JPH0153736 B2 JP H0153736B2
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- activated carbon
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- carbon adsorption
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高速増殖炉における破損燃料の位置
を、当該燃料要素から放出された特定のガスをカ
バーガスから分離濃縮し、測定することによつて
検出する方法及びそれに用いる装置に関するもの
である。
を、当該燃料要素から放出された特定のガスをカ
バーガスから分離濃縮し、測定することによつて
検出する方法及びそれに用いる装置に関するもの
である。
高速増殖炉において、破損燃料位置検出系
(FFDL)は、原子炉の安全運転および運転の効
率化の面から重要である。このための一方法とし
て、炉内に装荷する前の各燃料要素に各々同位体
組成の異なる希ガス(通常クリプトンおよびキセ
ノンが使用される。これをタグガスと称す)を予
め封入しておき、燃料破損によつて冷却材ナトリ
ウムを経てカバーガス中へ放出されたタグガスの
同位体組成を測定する方法(タギング法)があ
る。
(FFDL)は、原子炉の安全運転および運転の効
率化の面から重要である。このための一方法とし
て、炉内に装荷する前の各燃料要素に各々同位体
組成の異なる希ガス(通常クリプトンおよびキセ
ノンが使用される。これをタグガスと称す)を予
め封入しておき、燃料破損によつて冷却材ナトリ
ウムを経てカバーガス中へ放出されたタグガスの
同位体組成を測定する方法(タギング法)があ
る。
タギング法を実施するに際しては、カバーガス
中からタグガスを濃縮捕集するための濃縮装置と
濃縮したタグガスの同位体組成を測定するための
質量分析計が必要とされる。これらは各々独立し
た装置であり、その機能および設置条件等の制約
から原子炉建屋における設置場所について制限が
あり、両装置を同一室内には設置できないものと
考えられている。このため、濃縮装置にてカバー
ガスから濃縮捕集したタグガスを効率よくサンプ
ラーに回収し、質量分析計へ移送することが必要
である。濃縮装置は活性炭深冷吸着法を用いて、
破損した燃料要素からカバーガス中へ移行拡散し
た微量のタグガスを濃縮捕集するためのものであ
る。第1図に示すように、この濃縮装置1は、大
型活性炭吸着筒2、予冷管3、およびこれらを内
蔵する恒温槽4で構成されるタグガス濃縮捕集部
5と、小型活性炭吸着筒6、予冷管7、およびこ
れらを内蔵する恒温槽8で構成される共吸着アル
ゴン除去部9とからなる。濃縮方法は、濃縮捕集
部5の大型吸着筒2を極低温に保ち、ここにカバ
ーガスを流通させることによつてタグガスを深冷
吸着させ、前記大型吸着筒5を昇温してヘリウム
キヤリヤーガスでアルゴン除去部9の小型活性炭
吸着筒6に導き、該小型活性炭吸着筒6に再び深
冷吸着させ、前記小型活性炭吸着筒6を−80℃に
保つてヘリウムフラツシングすることによつて共
吸着アルゴンを選択的に分離除去するのである。
このようにして最終的に小型活性炭吸着筒6に保
持された濃縮タグガスは、ガスサンプラー10に
採取される。この採取方法としては、従来、小型
活性炭吸着筒6の一端にガスサンプラー10を取
付け、真空ポンプ11でその内部を真空排気し、
その後、小型活性炭吸着筒6を加熱し、脱離した
タグガスを採取する方法が考えられる。しかしこ
の方法では小型吸着筒系の配管死容積が多いた
め、脱離したタグガスの一部しか採取できない。
さらに、タグガスとして用いられるクリプトンと
キセノンの活性炭に対する吸着能の相違からクリ
プトンの方が先にサンプラー内に採取されるた
め、クリプトンとキセノンを同率に回収すること
は困難である。この方法の改善策として、小型活
性炭吸着筒6とサンプラー10との温度勾配を大
きくして回収効率を高める方法、例えばサンプラ
ー10をジユワーびん12中の液化窒素13に浸
漬してサンプリングする方法や、真空排気したサ
ンプラーを数本設置して上述のサンプリング操作
で複数回行なう方法等が考えられるが、いずれの
方法でもタグガス全量を回収することは不可能で
あり、また、複数回サンプリング法はその後の分
析時間を著しく増大させてしまう。
中からタグガスを濃縮捕集するための濃縮装置と
濃縮したタグガスの同位体組成を測定するための
質量分析計が必要とされる。これらは各々独立し
た装置であり、その機能および設置条件等の制約
から原子炉建屋における設置場所について制限が
あり、両装置を同一室内には設置できないものと
考えられている。このため、濃縮装置にてカバー
ガスから濃縮捕集したタグガスを効率よくサンプ
ラーに回収し、質量分析計へ移送することが必要
である。濃縮装置は活性炭深冷吸着法を用いて、
破損した燃料要素からカバーガス中へ移行拡散し
た微量のタグガスを濃縮捕集するためのものであ
る。第1図に示すように、この濃縮装置1は、大
型活性炭吸着筒2、予冷管3、およびこれらを内
蔵する恒温槽4で構成されるタグガス濃縮捕集部
5と、小型活性炭吸着筒6、予冷管7、およびこ
れらを内蔵する恒温槽8で構成される共吸着アル
ゴン除去部9とからなる。濃縮方法は、濃縮捕集
部5の大型吸着筒2を極低温に保ち、ここにカバ
ーガスを流通させることによつてタグガスを深冷
吸着させ、前記大型吸着筒5を昇温してヘリウム
キヤリヤーガスでアルゴン除去部9の小型活性炭
吸着筒6に導き、該小型活性炭吸着筒6に再び深
冷吸着させ、前記小型活性炭吸着筒6を−80℃に
保つてヘリウムフラツシングすることによつて共
吸着アルゴンを選択的に分離除去するのである。
このようにして最終的に小型活性炭吸着筒6に保
持された濃縮タグガスは、ガスサンプラー10に
採取される。この採取方法としては、従来、小型
活性炭吸着筒6の一端にガスサンプラー10を取
付け、真空ポンプ11でその内部を真空排気し、
その後、小型活性炭吸着筒6を加熱し、脱離した
タグガスを採取する方法が考えられる。しかしこ
の方法では小型吸着筒系の配管死容積が多いた
め、脱離したタグガスの一部しか採取できない。
さらに、タグガスとして用いられるクリプトンと
キセノンの活性炭に対する吸着能の相違からクリ
プトンの方が先にサンプラー内に採取されるた
め、クリプトンとキセノンを同率に回収すること
は困難である。この方法の改善策として、小型活
性炭吸着筒6とサンプラー10との温度勾配を大
きくして回収効率を高める方法、例えばサンプラ
ー10をジユワーびん12中の液化窒素13に浸
漬してサンプリングする方法や、真空排気したサ
ンプラーを数本設置して上述のサンプリング操作
で複数回行なう方法等が考えられるが、いずれの
方法でもタグガス全量を回収することは不可能で
あり、また、複数回サンプリング法はその後の分
析時間を著しく増大させてしまう。
本発明は上記の問題を解決するためになされた
もので、濃縮装置によつてカバーガス中から濃縮
捕集されたタグガスの全量を質量分析用のサンプ
ラーに回収し得る方法及びそれに用いる装置を提
供することを目的としている。
もので、濃縮装置によつてカバーガス中から濃縮
捕集されたタグガスの全量を質量分析用のサンプ
ラーに回収し得る方法及びそれに用いる装置を提
供することを目的としている。
そこで本発明では、濃縮装置の小型活性炭吸着
筒に濃縮されたタグガスを直接ガスサンプラーで
捕集するのではなく、一旦、小型可搬式活性炭吸
着筒へキヤリヤガスを用いて強制的に送り込み吸
着させ、それをガスサンプリング装置に移してセ
ツトし、再びキヤリヤガスを用いてタグガスをサ
ンプラーで採取するよう構成されている。
筒に濃縮されたタグガスを直接ガスサンプラーで
捕集するのではなく、一旦、小型可搬式活性炭吸
着筒へキヤリヤガスを用いて強制的に送り込み吸
着させ、それをガスサンプリング装置に移してセ
ツトし、再びキヤリヤガスを用いてタグガスをサ
ンプラーで採取するよう構成されている。
以下、本発明について更に詳しく説明する。本
発明の第1番目の発明は、原子炉に装荷されてい
る燃料要素から放出された特定のタグガスをカバ
ーガスから分離濃縮し、採取したタグガスの成分
を質量分析計により測定することによつて破損燃
料位置を検出する方法において、分離濃縮したタ
グガスをキヤリヤガスで小型可搬式活性炭吸着筒
に強制的に送り込んで一旦そこで深冷吸着させた
後、該小型可搬式活性炭吸着筒とガスサンプラー
とを連結し、該小型可搬式活性炭吸着筒を加熱し
てタグガスを離脱させるとともに、キヤリヤガス
で強制的にガスサンプラー内に送り込み採取し、
次いで該ガスサンプラーと質量分析計とを連結し
て、該ガスサンプラー内に採取されたタグガスを
該質量分析計へ移送することを特徴とする破損燃
料位置検出方法である。
発明の第1番目の発明は、原子炉に装荷されてい
る燃料要素から放出された特定のタグガスをカバ
ーガスから分離濃縮し、採取したタグガスの成分
を質量分析計により測定することによつて破損燃
料位置を検出する方法において、分離濃縮したタ
グガスをキヤリヤガスで小型可搬式活性炭吸着筒
に強制的に送り込んで一旦そこで深冷吸着させた
後、該小型可搬式活性炭吸着筒とガスサンプラー
とを連結し、該小型可搬式活性炭吸着筒を加熱し
てタグガスを離脱させるとともに、キヤリヤガス
で強制的にガスサンプラー内に送り込み採取し、
次いで該ガスサンプラーと質量分析計とを連結し
て、該ガスサンプラー内に採取されたタグガスを
該質量分析計へ移送することを特徴とする破損燃
料位置検出方法である。
本発明の第2番目の発明は、前記方法を実施す
るのに用いる装置であつて、原子炉の一次カバー
ガス系に設置したタグガス濃縮装置; 内部に活性炭が充填されている吸着筒と、その
入口管及び出口管にそれぞれ弁を介して取付けら
れている着脱自在の継手部を有し、前記タグガス
濃縮装置の出口流路に設けられた取付部に対して
着脱自在に取付く小型可搬式活性炭吸着筒装置; 前記小型可搬式活性炭吸着筒装置が着脱自在に
取付く取付部を有し、前記活性炭吸着筒の入口管
を真空排気系またはガスビユーレツトのいずれか
に連結するコツク付配管と、前記活性炭吸着筒の
出口管を前記真空排気系またはガスサンプラー取
付部のいずれかに連結するコツク付配管と、前記
ガスビユーレツトをヘリウムガスボンベまたは前
記活性炭吸着筒入口管と連結するコツク付配管と
を備えたサンプリング装置; 前記サンプリング装置のガスサンプラー取付け
部に着脱自在に取付くガスサンプラー;及び前記
ガスサンプラーが着脱自在に取付く質量分析計; とから構成される破損燃料位置検出装置である。
るのに用いる装置であつて、原子炉の一次カバー
ガス系に設置したタグガス濃縮装置; 内部に活性炭が充填されている吸着筒と、その
入口管及び出口管にそれぞれ弁を介して取付けら
れている着脱自在の継手部を有し、前記タグガス
濃縮装置の出口流路に設けられた取付部に対して
着脱自在に取付く小型可搬式活性炭吸着筒装置; 前記小型可搬式活性炭吸着筒装置が着脱自在に
取付く取付部を有し、前記活性炭吸着筒の入口管
を真空排気系またはガスビユーレツトのいずれか
に連結するコツク付配管と、前記活性炭吸着筒の
出口管を前記真空排気系またはガスサンプラー取
付部のいずれかに連結するコツク付配管と、前記
ガスビユーレツトをヘリウムガスボンベまたは前
記活性炭吸着筒入口管と連結するコツク付配管と
を備えたサンプリング装置; 前記サンプリング装置のガスサンプラー取付け
部に着脱自在に取付くガスサンプラー;及び前記
ガスサンプラーが着脱自在に取付く質量分析計; とから構成される破損燃料位置検出装置である。
第2図に示すように、タグガス濃縮装置1は、
第1図に示した従来のものと同じであつてよい。
その構成、作用とも前述した通りであるので対応
する部分には同一符号を付し、それらについての
記載は省略する。第1図の場合には、タグガス濃
縮装置1の出口流路に直接ガスサンプラー10が
設けられていたが、本発明では、小型の可搬式活
性炭吸着筒装置20が設けられている点で顕著な
相違がある。即ち、本発明では、タグガス濃縮装
置1の出口流路に可搬式活性炭吸着筒装置20の
取付部21を設け、それに着脱自在に取付く小型
可搬式活性炭吸着筒装置20は、第3図に詳細に
示されているように、内部に活性炭が充填されて
いる小型可搬式活性炭吸着筒22(以下、単に
「吸着筒22」という)と、その入口管23及び
出口管24にそれぞれ弁25,26を介して取付
けられている着脱自在の継手部27と、吸着筒2
2の外周に巻付けられている電熱ヒータ28とか
らなる。この小型可搬式活性炭吸着筒装置20の
容積は、例えば10c.c.程度であり、後述するガスサ
ンプラーの容積に比し充分小さな(例えば1/10
程度)のものとなつている。
第1図に示した従来のものと同じであつてよい。
その構成、作用とも前述した通りであるので対応
する部分には同一符号を付し、それらについての
記載は省略する。第1図の場合には、タグガス濃
縮装置1の出口流路に直接ガスサンプラー10が
設けられていたが、本発明では、小型の可搬式活
性炭吸着筒装置20が設けられている点で顕著な
相違がある。即ち、本発明では、タグガス濃縮装
置1の出口流路に可搬式活性炭吸着筒装置20の
取付部21を設け、それに着脱自在に取付く小型
可搬式活性炭吸着筒装置20は、第3図に詳細に
示されているように、内部に活性炭が充填されて
いる小型可搬式活性炭吸着筒22(以下、単に
「吸着筒22」という)と、その入口管23及び
出口管24にそれぞれ弁25,26を介して取付
けられている着脱自在の継手部27と、吸着筒2
2の外周に巻付けられている電熱ヒータ28とか
らなる。この小型可搬式活性炭吸着筒装置20の
容積は、例えば10c.c.程度であり、後述するガスサ
ンプラーの容積に比し充分小さな(例えば1/10
程度)のものとなつている。
さて、小型可搬式活性炭吸着筒装置20は、タ
グガスの濃縮捕集操作開始前あるいは操作中に濃
縮装置1の出口流路に設けられた取付部21に取
付け、弁30および31を開として取付時に流入
した空気を真空ポンプ11で排気しておく。濃縮
装置1によつてカバーガス中から濃縮捕集された
タグガスは、共吸着アルゴンを分離後、小型活性
炭吸着筒6に−80℃で保持された状態となる。こ
こで先に取付けてあつた吸着筒22を、液体窒素
13を満たしたジユワーびん12中に設置して冷
却する。続いて弁32,33および25を開とし
て、ヘリウムを小型活性炭吸着筒6を通して吸着
筒22へ流入させる。流路内のヘリウム圧が平衡
となつたら弁26および34を開としてヘリウム
の流通を開始する。同時に小型活性炭吸着筒6を
加熱し、保持されていたタグガスを脱離させる。
脱離したタグガスはヘリウムによつて吸着筒22
へ運ばれ、ここに深冷吸着する。この時の最適操
作条件について調べた結果を第5図および第6図
に示す。すなわちタグガス回収率は、小型活性炭
吸着筒6におけるヘリウムの空筒線速度を4cm/
secとした場合には小型活性炭吸着筒6の加熱温
度および時間を各々50〜360℃および10〜30分間
の間に設定すれば、常にほぼ100%の回収率が得
られることがわかる。
グガスの濃縮捕集操作開始前あるいは操作中に濃
縮装置1の出口流路に設けられた取付部21に取
付け、弁30および31を開として取付時に流入
した空気を真空ポンプ11で排気しておく。濃縮
装置1によつてカバーガス中から濃縮捕集された
タグガスは、共吸着アルゴンを分離後、小型活性
炭吸着筒6に−80℃で保持された状態となる。こ
こで先に取付けてあつた吸着筒22を、液体窒素
13を満たしたジユワーびん12中に設置して冷
却する。続いて弁32,33および25を開とし
て、ヘリウムを小型活性炭吸着筒6を通して吸着
筒22へ流入させる。流路内のヘリウム圧が平衡
となつたら弁26および34を開としてヘリウム
の流通を開始する。同時に小型活性炭吸着筒6を
加熱し、保持されていたタグガスを脱離させる。
脱離したタグガスはヘリウムによつて吸着筒22
へ運ばれ、ここに深冷吸着する。この時の最適操
作条件について調べた結果を第5図および第6図
に示す。すなわちタグガス回収率は、小型活性炭
吸着筒6におけるヘリウムの空筒線速度を4cm/
secとした場合には小型活性炭吸着筒6の加熱温
度および時間を各々50〜360℃および10〜30分間
の間に設定すれば、常にほぼ100%の回収率が得
られることがわかる。
上記の最適条件にてタグガスの全量を吸着筒2
2へ移し換えたなら、弁26および25を閉じ、
小型可搬式活性炭吸着筒装置20を取付部21か
らはずす。これを第4図に示したサンプリング装
置へ運搬する。
2へ移し換えたなら、弁26および25を閉じ、
小型可搬式活性炭吸着筒装置20を取付部21か
らはずす。これを第4図に示したサンプリング装
置へ運搬する。
そして、取外した小型可搬式活性炭吸着筒装置
20をサンプリング装置の取付部40に取付け
る。同時に容量100c.c.程度のガスサンプラー10
をサンプラー取付部41に取付ける。コツク42
および43ならびにサンプラー10のコツク44
を操作して配管内およびサンプラー10内の空気
を真空排気した後、コツク43をサンプラー10
と吸着筒22が導通できる位置とする。次に吸着
筒22の弁26およびサンプラー10のコツク4
4を開の状態にし、吸着筒22に巻付けたヒータ
28に通電して吸着筒内の活性炭を加熱する。加
熱中にコツク45を通してヘリウムガスボンベ
(図示せず)からガスビユーレツト46にヘリウ
ムを導入する。活性炭に保持されていたタクガス
の全量が脱離したならコツク42および45をガ
スビユーレツト46と吸着筒22が導通できる位
置とする。続いて吸着筒22の弁25を徐々に開
きながらガスビユーレツト46の水銀溜47を押
し上げて、ヘリウムを吸着筒22を通してサンプ
ラー10へ導入する。この時、脱離した状態のタ
グガスもヘリウムと共にサンプラー10中へ導か
れる。サンプラー10内の圧力が大気圧となつた
らコツク44を閉とし、水銀溜47を元の位置へ戻
す。以上のタグガスサンプリング操作を行なう際
の最適加熱条件をしらべた結果を第7図に示す。
すなわち、吸着筒22を加熱温度150〜200℃、加
熱時間10分間の条件で加熱した場合、タグガスを
ほぼ100%回収できることがわかる。
20をサンプリング装置の取付部40に取付け
る。同時に容量100c.c.程度のガスサンプラー10
をサンプラー取付部41に取付ける。コツク42
および43ならびにサンプラー10のコツク44
を操作して配管内およびサンプラー10内の空気
を真空排気した後、コツク43をサンプラー10
と吸着筒22が導通できる位置とする。次に吸着
筒22の弁26およびサンプラー10のコツク4
4を開の状態にし、吸着筒22に巻付けたヒータ
28に通電して吸着筒内の活性炭を加熱する。加
熱中にコツク45を通してヘリウムガスボンベ
(図示せず)からガスビユーレツト46にヘリウ
ムを導入する。活性炭に保持されていたタクガス
の全量が脱離したならコツク42および45をガ
スビユーレツト46と吸着筒22が導通できる位
置とする。続いて吸着筒22の弁25を徐々に開
きながらガスビユーレツト46の水銀溜47を押
し上げて、ヘリウムを吸着筒22を通してサンプ
ラー10へ導入する。この時、脱離した状態のタ
グガスもヘリウムと共にサンプラー10中へ導か
れる。サンプラー10内の圧力が大気圧となつた
らコツク44を閉とし、水銀溜47を元の位置へ戻
す。以上のタグガスサンプリング操作を行なう際
の最適加熱条件をしらべた結果を第7図に示す。
すなわち、吸着筒22を加熱温度150〜200℃、加
熱時間10分間の条件で加熱した場合、タグガスを
ほぼ100%回収できることがわかる。
上記の最適条件にてタグガスを採取したサンプ
ラーを質量分析計へ取付け、タグガスの同位体比
を測定することによつて破損燃料の炉内位置を知
ることができる。
ラーを質量分析計へ取付け、タグガスの同位体比
を測定することによつて破損燃料の炉内位置を知
ることができる。
なお、ガスサンプリング装置において、必ずし
もガスビユーレツトを用いなくてもよく、代りに
ヘリウムボンベから徐々にヘリウムを可搬式活性
炭吸着筒装置に送り込んでもよいが、このときに
は別の圧力計を設ける必要があり、デツドスペー
スが増えることになる。上記実施例のように、ガ
スビユーレツトを用いると、常に一定の圧力条件
でサンプリングすることができるので、特に好ま
しい。
もガスビユーレツトを用いなくてもよく、代りに
ヘリウムボンベから徐々にヘリウムを可搬式活性
炭吸着筒装置に送り込んでもよいが、このときに
は別の圧力計を設ける必要があり、デツドスペー
スが増えることになる。上記実施例のように、ガ
スビユーレツトを用いると、常に一定の圧力条件
でサンプリングすることができるので、特に好ま
しい。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、原子炉中における燃料破損の位置検出をタギ
ング法にて実施する場合、小型の可搬式活性炭吸
着筒装置を設け、キヤリヤガスを用いて濃縮装置
のタグガスを強制的に移送し吸着させるととも
に、小型可搬式活性炭吸着筒装置から真空したガ
スサンプラーへの移送も、ヘリウムを用いて強制
的に行なうので損失が少なく、結局、これによつ
て濃縮装置によつて濃縮されたタグガスをほぼ全
量質量分析計に導入することができる。つまり、
これらによつて、タグガス同位体比測定精度の向
上が可能となり、破損燃料位置の正確な同定が期
待できるし、また最終回収率が向上することか
ら、タグガス濃縮時間の短縮を計ることもできる
など、すぐれた効果を奏しうるものである。
ば、原子炉中における燃料破損の位置検出をタギ
ング法にて実施する場合、小型の可搬式活性炭吸
着筒装置を設け、キヤリヤガスを用いて濃縮装置
のタグガスを強制的に移送し吸着させるととも
に、小型可搬式活性炭吸着筒装置から真空したガ
スサンプラーへの移送も、ヘリウムを用いて強制
的に行なうので損失が少なく、結局、これによつ
て濃縮装置によつて濃縮されたタグガスをほぼ全
量質量分析計に導入することができる。つまり、
これらによつて、タグガス同位体比測定精度の向
上が可能となり、破損燃料位置の正確な同定が期
待できるし、また最終回収率が向上することか
ら、タグガス濃縮時間の短縮を計ることもできる
など、すぐれた効果を奏しうるものである。
第1図は従来技術の説明図、第2図は本発明の
一実施例におけるタグガス濃縮装置と小型可搬式
活性炭吸着筒装置の関連部分の説明図、第3図は
小型可搬式活性炭吸着筒装置の詳細図、第4図は
サンプリング装置の説明図、第5図および第6図
は各々タグガスを濃縮装置から小型可搬式活性炭
吸着筒へ移し換える際の濃縮装置内小型活性炭吸
着筒の加熱温度および加熱時間とタグガス回収率
との関係を示すグラフ、第7図はタグガスを小型
可搬式活性炭吸着筒装置からサンプラーへ採取す
る際吸着筒の加熱温度とタグガス回収率との関係
を示すグラフである。 1……濃縮装置、10……ガスサンプラー、2
0……小型可搬式吸着筒装置、46……ガスビユ
ーレツト。
一実施例におけるタグガス濃縮装置と小型可搬式
活性炭吸着筒装置の関連部分の説明図、第3図は
小型可搬式活性炭吸着筒装置の詳細図、第4図は
サンプリング装置の説明図、第5図および第6図
は各々タグガスを濃縮装置から小型可搬式活性炭
吸着筒へ移し換える際の濃縮装置内小型活性炭吸
着筒の加熱温度および加熱時間とタグガス回収率
との関係を示すグラフ、第7図はタグガスを小型
可搬式活性炭吸着筒装置からサンプラーへ採取す
る際吸着筒の加熱温度とタグガス回収率との関係
を示すグラフである。 1……濃縮装置、10……ガスサンプラー、2
0……小型可搬式吸着筒装置、46……ガスビユ
ーレツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原子炉に装荷されている燃料要素から放出さ
れた特定のタグガスをカバーガスから分離濃縮
し、採取したタグガスの成分を質量分析計により
測定することによつて破損燃料位置を検出する方
法において、分離濃縮したタグガスをキヤリヤガ
スで小型可搬式活性炭吸着筒に強制的に送り込ん
で一旦そこで深冷吸着させた後、該小型可搬式活
性炭吸着筒とガスサンプラーとを連結し、該小型
可搬式活性炭吸着筒を加熱してタグガスを離脱さ
せるとともにキヤリヤガスで強制的にガスサンプ
ラー内に送り込み採取し、次いで該ガスサンプラ
ーと質量分析計とを連結して、該ガスサンプラー
内に採取されたタグガスを該質量分析計へ移送す
ることを特徴とする破損燃料位置検出方法。 2 原子炉の一次カバーガス系に設置したタグガ
ス濃縮装置; 内部に活性炭が充填されている吸着筒と、その
入口管及び出口管にそれぞれ弁を介して取付けら
れている着脱自在の継手部とを有し、前記タグガ
ス濃縮装置の出口流路に設けられた取付部に対し
て着脱自在に取付く小型可搬式活性炭吸着筒装
置; 前記小型可搬式活性炭吸着筒装置が着脱自在に
取付く取付部を有し、前記活性炭吸着筒の入口管
を真空排気系またはガスビユーレツトのいずれか
に連結するコツク付配管と、前記活性炭吸着筒の
出口管を前記真空排気系またはガスサンプラー取
付部のいずれかに連結するコツク付配管と、前記
ガスビユーレツトをヘリウムガスボンベまたは前
記活性炭吸着筒入口管と連結するコツク付配管と
を備えたサンプリング装置; 前記サンプリング装置のガスサンプラー取付け
部に着脱自在に取付くガスサンプラー;及び 前記ガスサンプラーが着脱自在に取付く質量分
析計; とから構成される破損燃料位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57212391A JPS59102192A (ja) | 1982-12-03 | 1982-12-03 | 破損燃料位置検出方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57212391A JPS59102192A (ja) | 1982-12-03 | 1982-12-03 | 破損燃料位置検出方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59102192A JPS59102192A (ja) | 1984-06-13 |
JPH0153736B2 true JPH0153736B2 (ja) | 1989-11-15 |
Family
ID=16621802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57212391A Granted JPS59102192A (ja) | 1982-12-03 | 1982-12-03 | 破損燃料位置検出方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59102192A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01112195A (ja) * | 1987-10-27 | 1989-04-28 | Toshiba Corp | 破損燃料検出装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3728845A (en) * | 1970-05-30 | 1973-04-24 | Shimadzu Corp | Method and apparatus for stripping the components of a mixed sample from a trap |
JPS5238199A (en) * | 1975-08-28 | 1977-03-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetizing method for magnet |
JPS5341022U (ja) * | 1976-09-13 | 1978-04-10 | ||
JPS55141697A (en) * | 1979-04-23 | 1980-11-05 | Tokyo Shibaura Electric Co | Failed fuel position detecting device |
-
1982
- 1982-12-03 JP JP57212391A patent/JPS59102192A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3728845A (en) * | 1970-05-30 | 1973-04-24 | Shimadzu Corp | Method and apparatus for stripping the components of a mixed sample from a trap |
JPS5238199A (en) * | 1975-08-28 | 1977-03-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetizing method for magnet |
JPS5341022U (ja) * | 1976-09-13 | 1978-04-10 | ||
JPS55141697A (en) * | 1979-04-23 | 1980-11-05 | Tokyo Shibaura Electric Co | Failed fuel position detecting device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59102192A (ja) | 1984-06-13 |
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