JPH0150706B2 - - Google Patents

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JPH0150706B2
JPH0150706B2 JP56212980A JP21298081A JPH0150706B2 JP H0150706 B2 JPH0150706 B2 JP H0150706B2 JP 56212980 A JP56212980 A JP 56212980A JP 21298081 A JP21298081 A JP 21298081A JP H0150706 B2 JPH0150706 B2 JP H0150706B2
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JP
Japan
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compound
acid
plasmin
formula
reaction
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JP56212980A
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Japanese (ja)
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JPS58118591A (en
Inventor
Yoshasu Fukuyama
Yorihide Kaneshiro
Iwao Miura
Yasuo Nakayama
Masayuki Takahashi
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPH0150706B2 publication Critical patent/JPH0150706B2/ja
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は新規なジベンゾ−P−ジオキシン誘導
体に関する。 本発明のジベンゾ−P−ジオキシン誘導体は文
献未載の新規化合物であつて、下記一般式(1)で表
わされる。 〔式中Rは水素原子又は低級アルカノイル基を示
す。〕 本発明者等は海藻クロメ(Ecklonia kurome)
の抽出物について鋭意研究を重ねてきた。そして
抽出物の中にプラスミンインヒビター(plasmin
inhibiter)の阻害作用を有する化合物の存在を認
め、該化合物を抽出単離することに成功し、ここ
に本発明を完成するに至つた。 本明細書において低級アルカノイル基として
は、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、
ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリ
ル、ヘキサノイル基等を挙げることができる。 上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物は、
血中の主なプラスミンインヒビターであるアルフ
ア−2・プラスミンインヒビター(α2−plasmin
inhibitor)及びアルフア−2・マクログロブリ
ン(α2−macroglobulin)の活性を強く阻害する
生理活性を有している。 血液凝固、線維素溶解現象(線溶)等の種々の
生体反応は、各種蛋白分解酵素により介在されて
いるが、これらの蛋白分解酵素の働きは生体内に
存在する阻害因子蛋白により制御されている。こ
れらの阻害因子蛋白において上記のプラスミンイ
ンヒビターは、線溶系に係るプラスミンの強い阻
害作用を有し、線溶系の阻害因子として働くこと
が知られている。また現在血栓溶解剤として使用
されているウロキナーゼ又はストレプトキナーゼ
投与によるプラスミンの活性化(生成)による線
溶亢進の目論みにおいても上記のプラスミンイン
ヒビターが生成したプラスミンを強く阻害してい
ることが知られている。従つてこれら血中のプラ
スミンインヒビターの作用を阻害することにより
線溶亢進を生じさせ得る薬剤の開発が斯界で強く
望まれている〔青木延雄他:生体内蛋白分解酵素
阻害物質;代謝、第14巻第6号第1099〜1111頁
(1977)、松田保:血液凝固性亢進状態;低分子デ
キストランウロキナーゼ文献集第1〜15頁、編
集・発行 大塚製薬株式会社、昭和54年1月10日
発行 参照〕。 上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物は、
後記薬理試験結果から明らかな通り、強力な抗プ
ラスミンインヒビター活性を有しており、それ故
線溶亢進による血栓症の予防及び治療剤として有
用であり、さらに従来の血栓症治療剤の補助剤と
しても有用である。 本発明の化合物は、例えば下記に示す方法に従
い製造される。 本発明化合物のうち下記式(1a)で表わされ
る化合物は、例えば海藻クロメから次のようにし
て抽出、単離される。即ちまず海藻クロメをメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、これら
の含水アルコール、酢酸エチル等の通常の極性溶
媒を用いて抽出し、この抽出液を減圧下に濃縮し
て第一次抽出物とする。該第一次抽出物から一般
式(1a)の化合物を採取する方法としては、特
に限定されず理化学的性状を利用した公知の各種
方法をいずれも採用できる。例えば不純物との溶
解度の差、通常の吸着剤、例えば活性炭、XAD
−2、シリカゲル、イオン交換樹脂、セフアデツ
クス等に対する吸着親和力の差、二液相間の分配
率の差等を利用する方法等やこれらの方法を組み
合わせることにより実施できる。より具体的には
上記第一次抽出物から溶媒間分配法により酢酸エ
チル、クロロホルム、エーテル等の溶媒を用いて
抽出し、次いでこの抽出液を減圧濃縮した後、セ
ライトカラムクロマト、セフアデツクスLH−20
カラムクロマト等に付し、適当な溶媒例えばエチ
ルエーテル、アセトン、メタノール等の溶媒にて
溶出することにより式(1a)の化合物を得るこ
とができる。 また本発明化合物のうち上記式(1a)で表わ
される化合物以外のもの〔即ち下記式(1b)の
化合物〕は、式(1a)の化合物から反応行程式
−1に示す方法に従い製造される。 反応行程式−1 〔式中R′は低級アルカノイル基を示す。〕 式(1a)の化合物のアシル化には通常のアシ
ル化反応の反応条件を広く採用できる。アシル化
剤としては従来公知のものを広く使用でき、例え
ば酢酸、プロピオン酸等の低級アルカン酸、無水
酢酸等の低級アルカン酸無水物、アセチルクロラ
イド、プロピオニルブロマイド等の低級アルカン
酸ハロゲン化物等を挙げることができる。斯かる
アシル化剤の使用量としては特に限定されず広い
範囲内より適宜選択できるが、通常式(1a)の
化合物の水酸基1個当り少くとも等モル量程度、
好ましくは等モル〜10倍モル量用いるのがよい。
アシル化剤として酸無水物又はハロゲン化物を使
用する場合、アシル化反応を塩基性化合物の存在
下に行なうのがよい。塩基性化合物としては具体
的には金属ナトリウム、金属カリウム等のアルカ
リ金属やこれらのアルカリ金属の水酸化物、炭酸
塩もしくは重炭酸塩、又はピリジン、ピペリジン
等の芳香族アミン化合物等を例示できる。またア
シル化剤としては低級アルカン酸を使用する場
合、アシル化反応を脱水剤の存在下に行なうのが
よい。脱水剤としては具体的には硫酸、塩酸等の
鉱酸、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、エタンスルホン酸等のスルホン酸等を挙げ
ることができる。該アシル化反応は無溶媒又は溶
媒中のいずれでも行なわれる。溶媒としては例え
ばアセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
エーテル、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
水、ピリジン等を挙げることができる。該反応は
冷却下、室温下及び加温下のいずれでも進行する
が、通常0〜150℃にて反応を行なうのがよい。
特にアシル化剤としては酸無水物又はハロゲン化
物を用いる場合には0〜80℃で反応を行なうのが
好ましく、またアシル化剤としては低級アルカン
酸を用いる場合には50〜120℃で反応を行なうの
が好ましい。上記反応は一般には0.5〜24時間程
度で完了し、斯くして式(1b)の化合物が製造
される。 斯くして得られる一般式(1)の化合物のうち酸性
基を有する化合物は、例えば水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の強塩基性
化合物と反応して容易に塩を形成し得、本発明は
斯かるジベンゾ−P−ジオキシン誘導体の塩をも
包含する。 斯くして製造される本発明の目的化合物は、通
常公知の分離手段により容易に単離精製できる。
該分離手段としては例えば、溶媒留去、溶媒抽
出、沈殿、再結晶、カラムクロマトグラフイー、
プレパラテイブ薄層クロマトグラフイー等を挙げ
ることができる。 一般式(1)の化合物及びその塩は通常、一般的な
医薬製剤の形態で用いられる。製剤は通常使用さ
れる充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、
表面活性剤、滑沢剤などの稀釈剤あるいは賦形剤
を用いて調製される。この医薬製剤としては各種
の形態が治療目的に応じて選択でき、その代表的
なものとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、
乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液
剤、懸濁剤等)などが挙げられる。錠剤の形態に
成形するに際しては、担体としてこの分野で従来
公知のものを広く使用でき、例えば乳糖、白糖、
塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭
酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、ケガ
イ酸などの賦形剤、水、エタノール、プロパノー
ル、単シロツプ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラ
チン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラツ
ク、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビ
ニルピロリドンなどの結合剤、乾燥デンプン、ア
ルギン酸ナトリウム、カンテン末、ラミナラン
末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセ
ド、デンプン、乳糖などの崩壊剤、白糖、ステア
リン、カカオバター、水素添加油などの崩壊抑制
剤、第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナト
リウムなどの吸収促進剤、グリセリン、デンプン
などの保湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、ベン
トナイト、コロイド状ケイ酸などの吸着剤、精製
タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレ
ングリコールなどの滑沢剤などが例示される。さ
らに錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、
例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フイ
ルムコーテイング錠あるいは二重錠、多層錠とす
ることができる。丸剤の形態に成形するに際して
は、担体としてこの分野で従来公知のものを広く
使用でき、例えば、ブドウ糖、乳糖、デンプン、
カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルクなどの
賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチ
ン、エタノールなどの結合剤、ラミナランカンテ
ンなどの崩壊剤などが例示できる。坐剤の形態に
成形するに際しては担体として従来公知のものを
広く使用でき、例えばポリエチレングリコール、
カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエ
ステル類、ゼラチン、半合成グリセライドなどを
挙げることができる。注射剤として調製される場
合には、液剤および懸濁剤は殺菌され、かつ血液
と等張であるのが好ましく、これら液剤、乳剤お
よび懸濁剤の形態に成形するのに際しては、稀釈
剤としてこの分野において慣用されているものを
すべて使用でき、例えば水、エチルアルコール、
プロピレングリコール、エトキシ化イソステアリ
ルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアル
コール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル類などを挙げることができる。なお、この
場合等張性の溶液を調製するに充分な量の食塩、
ブドウ糖あるいはグリセリンを薬剤中に含有せし
めてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無
痛化剤などを添加してもよい。更に必要に応じて
着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤などや他
の医薬品を該薬剤中に含有せしめてもよい。 本発明の薬剤中に含有されるべき一般式(1)の化
合物の塩はとくに限定されず広範囲に選択される
が、通常全組成物中0.1〜70重量%、好ましくは
0.5〜30重量%である。 本発明の薬剤の投与方法はとくに制限はなく、
各種製剤形態、患者の年令、性別その他の条件、
疾患の程度などに応じた方法で投与される。例え
ば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤およ
びカプセル剤の場合には経口投与される。また注
射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、アミノ
酸などの通常の補液と混合して静脈内投与され、
さらには必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下
もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸
内投与される。 本発明の薬剤の投与量は用法、患者の年令、性
別その他の条件、疾患の程度などにより適宜選択
されるが、通常有効成分である一般式(1)の化合物
の量は1日当り体重1Kg当り約0.05〜100mgとす
るのがよい。 以下に薬理試験結果を示す。 〔薬理試験−1〕 プラスミンインヒビターとして人血漿よりリン
デルネヒト(H.Rinderknecht)らの方法
〔Biochem.Med.、14、162(1975)〕により調製し
たアルフア−2・マクログロブリンを使用した。 アルフア−2・マクログロブリン17μgを0.1M
塩化ナトリウム含有0.05Mトリス・塩酸緩衝液
(PH=7.4)0.3ml中で各種濃度の供試化合物の10
%メタノール水溶液0.1mlと混合し、37℃下で20
分間保持した。次いで10μg/mlのトリプシン
(シグマ化学社製、Type)0.1mlを上記混合物
に加え、これを37℃下で2分間保持した。2%硫
酸プロタミン(シグマ化学社製、Grade X)の
上記緩衝液0.5mlを加え、更に30分間放置した。
18%トリクロル酢酸水溶液3mlを加えて反応を停
止させ、1時間放置後遠心分離し、上清50μgを
試験管に取り、これに0.01%8−ヒドロキシキノ
リンの1.5N−水酸化ナトリウム水溶液4ml、0.1
%ブロムコハク酸イミド水溶液1mlを加えて撹拌
し呈色させ、500nmに於ける吸光度を測定した。
プラスミンインヒビター活性阻害率(%)を下記
式により算出した。 阻害率(%)=C−B/A−B×100 A:アルフア−2・マクログロブリン及び供試化
合物を含まない場合の吸光度 B:供試化合物を含まず、アルフア−2・マクロ
グロブリンを含む場合の吸光度 C:アルフア−2・マクログロブリン及び供試化
合物を含む場合の吸光度 上記により求めた阻害率が50%となる供試化合
物の濃度(50%阻害濃度)を求めた結果を第1表
に示す。 供試化合物 No.1 後記実施例1で得られる化合物
The present invention relates to novel dibenzo-P-dioxin derivatives. The dibenzo-P-dioxin derivative of the present invention is a novel compound that has not been described in any literature and is represented by the following general formula (1). [In the formula, R represents a hydrogen atom or a lower alkanoyl group. ] The present inventors have discovered the seaweed Ecklonia kurome.
We have been conducting intensive research on the extracts of The extract contains plasmin inhibitor (plasmin
The present inventors have recognized the existence of a compound that has an inhibitory effect on the phenotypic inhibitor, and have succeeded in extracting and isolating the compound, thereby completing the present invention. In this specification, examples of lower alkanoyl groups include formyl, acetyl, propionyl,
Examples include butyryl, isobutyryl, valeryl, isovaleryl, hexanoyl, and the like. The compound of the present invention represented by the above general formula (1) is:
Alpha-2 plasmin inhibitor (α 2 -plasmin inhibitor) is the main plasmin inhibitor in the blood.
It has the physiological activity of strongly inhibiting the activity of α 2 -macroglobulin (α 2 -macroglobulin) and α 2 -macroglobulin. Various biological reactions such as blood coagulation and fibrinolytic phenomena (fibrinolysis) are mediated by various proteolytic enzymes, but the functions of these proteases are controlled by inhibitory protein proteins present in the body. There is. Among these inhibitor proteins, the above-mentioned plasmin inhibitor has a strong inhibitory effect on plasmin related to the fibrinolytic system, and is known to act as an inhibitor of the fibrinolytic system. Furthermore, it is known that the above-mentioned plasmin inhibitors strongly inhibit the generated plasmin in the attempt to increase fibrinolysis by activating (producing) plasmin by administering urokinase or streptokinase, which are currently used as thrombolytic agents. There is. Therefore, there is a strong desire in this field for the development of drugs that can increase fibrinolysis by inhibiting the action of these plasmin inhibitors in the blood [Nobuo Aoki et al.: Protease inhibitors in vivo; Metabolism, Vol. 14] Vol. No. 6, pp. 1099-1111 (1977), Tamotsu Matsuda: Hypercoagulable state; Small molecule dextran urokinase literature collection, pp. 1-15, edited and published by Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd., published on January 10, 1977. reference〕. The compound of the present invention represented by the above general formula (1) is:
As is clear from the pharmacological test results described below, it has strong anti-plasmin inhibitor activity and is therefore useful as a prophylactic and therapeutic agent for thrombosis due to increased fibrinolysis, and also as an adjunct to conventional thrombosis treatment agents. is also useful. The compound of the present invention is produced, for example, according to the method shown below. Among the compounds of the present invention, the compound represented by the following formula (1a) is extracted and isolated from, for example, the seaweed Kurome in the following manner. That is, first, the seaweed Kurome is extracted using a common polar solvent such as methanol, ethanol, isopropanol, their hydrous alcohols, and ethyl acetate, and this extract is concentrated under reduced pressure to obtain a primary extract. The method for collecting the compound of general formula (1a) from the primary extract is not particularly limited, and any of various known methods utilizing physical and chemical properties can be employed. For example, the difference in solubility with impurities, common adsorbents, such as activated carbon, XAD
-2, it can be carried out by a method that utilizes the difference in adsorption affinity for silica gel, ion exchange resin, Cephadex, etc., the difference in the distribution ratio between two liquid phases, etc., or by a combination of these methods. More specifically, the above-mentioned first extract is extracted using a solvent such as ethyl acetate, chloroform, or ether by a solvent distribution method, and then this extract is concentrated under reduced pressure, and then subjected to Celite column chromatography and Cephadex LH-20.
The compound of formula (1a) can be obtained by subjecting to column chromatography or the like and eluting with a suitable solvent such as ethyl ether, acetone, methanol or the like. Further, among the compounds of the present invention, compounds other than the compound represented by the above formula (1a) [i.e., the compound of the following formula (1b)] are produced from the compound of formula (1a) according to the method shown in Reaction Scheme-1. Reaction formula-1 [In the formula, R′ represents a lower alkanoyl group. ] For the acylation of the compound of formula (1a), a wide range of reaction conditions for ordinary acylation reactions can be employed. A wide variety of conventionally known acylating agents can be used, including lower alkanoic acids such as acetic acid and propionic acid, lower alkanoic anhydrides such as acetic anhydride, and lower alkanoic acid halides such as acetyl chloride and propionyl bromide. be able to. The amount of such acylating agent to be used is not particularly limited and can be appropriately selected within a wide range, but it is usually at least an equimolar amount per hydroxyl group of the compound of formula (1a),
Preferably, it is used in an equimolar to 10-fold molar amount.
When using an acid anhydride or a halide as an acylating agent, the acylation reaction is preferably carried out in the presence of a basic compound. Specific examples of the basic compound include alkali metals such as sodium metal and potassium metal, hydroxides, carbonates, and bicarbonates of these alkali metals, and aromatic amine compounds such as pyridine and piperidine. Further, when a lower alkanoic acid is used as the acylating agent, the acylation reaction is preferably carried out in the presence of a dehydrating agent. Specific examples of the dehydrating agent include mineral acids such as sulfuric acid and hydrochloric acid, and sulfonic acids such as para-toluenesulfonic acid, benzenesulfonic acid and ethanesulfonic acid. The acylation reaction is carried out either without a solvent or in a solvent. Examples of solvents include ketones such as acetone and methyl ethyl ketone;
Ethers such as ether and dioxane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene,
Water, pyridine, etc. can be mentioned. The reaction proceeds either under cooling, at room temperature, or under heating, but it is usually preferable to carry out the reaction at 0 to 150°C.
In particular, when an acid anhydride or a halide is used as the acylating agent, the reaction is preferably carried out at 0 to 80°C, and when a lower alkanoic acid is used as the acylating agent, the reaction is preferably carried out at 50 to 120°C. It is preferable to do so. The above reaction is generally completed in about 0.5 to 24 hours, thus producing the compound of formula (1b). Among the compounds of general formula (1) thus obtained, compounds having an acidic group include, for example, sodium hydroxide,
It can easily form salts by reacting with strong basic compounds such as potassium hydroxide and calcium hydroxide, and the present invention also includes salts of such dibenzo-P-dioxin derivatives. The target compound of the present invention thus produced can be easily isolated and purified by commonly known separation means.
Examples of the separation means include solvent distillation, solvent extraction, precipitation, recrystallization, column chromatography,
Examples include preparative thin layer chromatography. The compound of general formula (1) and its salts are usually used in the form of common pharmaceutical preparations. The formulation contains commonly used fillers, extenders, binders, wetting agents, disintegrants,
It is prepared using diluents or excipients such as surfactants and lubricants. Various forms of this pharmaceutical preparation can be selected depending on the therapeutic purpose, and representative examples include tablets, pills, powders, liquids, suspensions,
Examples include emulsions, granules, capsules, suppositories, injections (solutions, suspensions, etc.). When forming tablets, a wide variety of carriers conventionally known in this field can be used, such as lactose, sucrose,
Sodium chloride, glucose, urea, starch, calcium carbonate, kaolin, crystalline cellulose, excipients such as kegaic acid, water, ethanol, propanol, simple syrup, glucose solution, starch solution, gelatin solution, carboxymethyl cellulose, shellac, methyl cellulose, Binders such as potassium phosphate and polyvinylpyrrolidone, dry starch, sodium alginate, agar powder, laminaran powder, sodium bicarbonate, calcium carbonate, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters, sodium lauryl sulfate, stearic acid monoglyceride, starch, lactose, etc. Disintegrants, disintegration inhibitors such as sucrose, stearin, cocoa butter, hydrogenated oil, absorption enhancers such as quaternary ammonium bases, sodium lauryl sulfate, humectants such as glycerin, starch, starch, lactose, kaolin, bentonite. , adsorbents such as colloidal silicic acid, purified talc, stearate, boric acid powder, and lubricants such as polyethylene glycol. In addition, tablets may be coated with a normal coating if necessary.
For example, sugar-coated tablets, gelatin-coated tablets, enteric-coated tablets, film-coated tablets, double tablets, and multilayer tablets can be used. When forming into a pill form, a wide variety of carriers conventionally known in this field can be used, such as glucose, lactose, starch,
Examples include excipients such as cocoa butter, hydrogenated vegetable oil, kaolin, and talc, binders such as gum arabic powder, tragacanth powder, gelatin, and ethanol, and disintegrants such as laminalan agar. When forming into a suppository, a wide variety of conventionally known carriers can be used, such as polyethylene glycol,
Examples include cocoa butter, higher alcohols, esters of higher alcohols, gelatin, and semi-synthetic glycerides. When prepared as injections, solutions and suspensions are preferably sterile and isotonic with blood, and when formed into solutions, emulsions, and suspensions, diluents are used. All that is customary in this field can be used, such as water, ethyl alcohol,
Examples include propylene glycol, ethoxylated isostearyl alcohol, polyoxylated isostearyl alcohol, and polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters. In this case, a sufficient amount of salt to prepare an isotonic solution,
Glucose or glycerin may be included in the drug, and conventional solubilizing agents, buffering agents, soothing agents, etc. may also be added. Furthermore, colorants, preservatives, perfumes, flavoring agents, sweeteners, and other pharmaceuticals may be included in the drug, if necessary. The salt of the compound of general formula (1) to be contained in the drug of the present invention is not particularly limited and can be selected from a wide range, but is usually 0.1 to 70% by weight of the total composition, preferably
It is 0.5-30% by weight. There are no particular restrictions on the method of administering the drug of the present invention;
Various formulation forms, patient age, gender and other conditions,
It is administered in a manner that depends on the severity of the disease. For example, tablets, pills, solutions, suspensions, emulsions, granules and capsules are administered orally. In the case of injections, they are administered intravenously alone or mixed with regular fluids such as glucose and amino acids.
Furthermore, it may be administered alone intramuscularly, intradermally, subcutaneously, or intraperitoneally as necessary. Suppositories are administered rectally. The dosage of the drug of the present invention is appropriately selected depending on the usage, patient's age, sex and other conditions, degree of disease, etc., but the amount of the compound of general formula (1), which is the active ingredient, is usually 1 kg of body weight per day. The amount is preferably about 0.05 to 100 mg per serving. The pharmacological test results are shown below. [Pharmacological test-1] Alpha-2 macroglobulin prepared from human plasma by the method of H. Rinderknecht et al. [Biochem.Med., 14 , 162 (1975)] was used as a plasmin inhibitor. Alpha-2 macroglobulin 17μg 0.1M
10 of the test compound at various concentrations in 0.3 ml of 0.05 M Tris-HCl buffer (PH = 7.4) containing sodium chloride.
Mix with 0.1 ml of % methanol aqueous solution and incubate at 20°C under 37°C.
Hold for minutes. Next, 0.1 ml of 10 μg/ml trypsin (manufactured by Sigma Chemical Co., Ltd., Type) was added to the above mixture, and this was maintained at 37° C. for 2 minutes. 0.5 ml of the above buffer containing 2% protamine sulfate (Sigma Chemical Co., Ltd., Grade X) was added, and the mixture was left to stand for an additional 30 minutes.
The reaction was stopped by adding 3 ml of 18% trichloroacetic acid aqueous solution, left to stand for 1 hour, centrifuged, 50 μg of supernatant was taken into a test tube, and 4 ml of 1.5N sodium hydroxide aqueous solution of 0.01% 8-hydroxyquinoline and 0.1% 8-hydroxyquinoline were added to the test tube.
% aqueous solution of bromosuccinimide was added and stirred to develop a color, and the absorbance at 500 nm was measured.
Plasmin inhibitor activity inhibition rate (%) was calculated using the following formula. Inhibition rate (%) = C-B/A-B x 100 A: Absorbance when not containing alpha-2 macroglobulin and test compound B: Containing alpha-2 macroglobulin but not containing test compound Absorbance C: Absorbance when Alpha-2 macroglobulin and the test compound are included Table 1 shows the results of determining the concentration of the test compound at which the inhibition rate determined above is 50% (50% inhibition concentration) Shown below. Test compound No. 1 Compound obtained in Example 1 below

〔薬理試験−2〕[Pharmacology test-2]

プラスミンインヒビターとしてアルフア−2・
プラスミンインヒビターを使用した。 アルフア−2・プラスミンインヒビターは人血
漿よりウイマン(B.Wiman)らの方法〔Eur.J.
Biochem.、78、19(1977)〕により調製したもの
を、またヒトプラスミンは人血漿よりダツチ
(D.G.Doutsch)らの方法〔Science、170、1095
(1970)〕により調製したヒトプラスミノーゲンを
諸井(M.Moroi)らの方法〔J.Biol.Chem.、251
5956(1976)〕によりウロキナーゼ結合セフアロー
スで活性化し、試験に供した。アルフア−2・プ
ラスミンインヒビター3μg/mlを含む0.09M塩化
反応含有0.06Mトリス・塩酸緩衝液(PH=7.4)
0.0mlに、10%メタノールに溶解した各種濃度の
供試化合物を0.1ml加え、37℃下20分間保持した。
次いで25%グリセリン含有0.1Mリン酸ナトリウ
ム緩衝液(PH=7.4)に溶解した0.5カゼイン単
位/mlのヒトプラスミン溶液0.1mlを加え、37℃
30秒間加温した後、基質として濃度3mMのS−
2251水溶液(H−D−Val−L−Leu−L−Lys
−p−nitroanilide;第一化学)0.1mlを加え更に
3分間反応した。反応は0.1mlの50%酢酸水溶液
を加えることにより停止させた。反応液の405nm
における吸光度を測定して下記式によりプラスミ
ンインヒビター活性阻害率(%)を算出した。 阻害率(%)=C−B/A−B×100 A:アルフア−2・プラスミンインヒビター及び
供試化合物を含まない場合の吸光度 B:供試化合物を含まず、アルフア−2・プラス
ミンインヒビター単独を含む場合の吸光度 C:アルフア−2・プラスミンインヒビター及び
供試化合物を含む場合の吸光度 上記方法により求めた供試化合物のアルフア−
2・プラスミンインヒビターに対する阻害率が50
%となる濃度(50%阻害濃度)を下記第2表に示
す。
Alpha-2 as a plasmin inhibitor
A plasmin inhibitor was used. Alpha-2 plasmin inhibitor was obtained from human plasma using the method of B.Wiman et al. [Eur.J.
Biochem., 78 , 19 (1977)], and human plasmin was prepared from human plasma using the method of DGDoutsch et al. [Science, 170 , 1095].
(1970)] was prepared by the method of M. Moroi et al. [J. Biol. Chem., 251 ,
5956 (1976)] was activated with urokinase-conjugated sepharose and used for testing. 0.06M Tris-HCl buffer (PH=7.4) containing 0.09M chloride reaction containing 3μg/ml of alpha-2 plasmin inhibitor
To 0.0 ml, 0.1 ml of test compounds at various concentrations dissolved in 10% methanol was added and held at 37°C for 20 minutes.
Then, 0.1 ml of a 0.5 casein unit/ml human plasmin solution dissolved in 0.1 M sodium phosphate buffer (PH = 7.4) containing 25% glycerin was added, and the mixture was incubated at 37°C.
After heating for 30 seconds, S- at a concentration of 3mM was added as a substrate.
2251 aqueous solution (HD-Val-L-Leu-L-Lys
-p-nitroanilide (Daiichi Kagaku) 0.1 ml was added and reacted for an additional 3 minutes. The reaction was stopped by adding 0.1 ml of 50% aqueous acetic acid. 405nm of reaction solution
The absorbance was measured and the inhibition rate (%) of plasmin inhibitor activity was calculated using the following formula. Inhibition rate (%) = C-B/A-B x 100 A: Absorbance when alpha-2/plasmin inhibitor and test compound are not included B: Alpha-2/plasmin inhibitor alone without test compound Absorbance C when containing: Absorbance when alpha-2 plasmin inhibitor and test compound are included Alpha-2 of the test compound determined by the above method
2. Inhibition rate against plasmin inhibitor is 50
% concentration (50% inhibition concentration) is shown in Table 2 below.

【表】 以下に実施例及び製剤例を挙げる。 実施例 1 (1) 新鮮なクロメ(高知県入野にて採取)600Kg
をメタノールで室温下に抽出した。抽出液を減
圧下に濃縮してガム状の第1次抽出物を得た。
これを酢酸エチル−水(1:1v/v)にて上
層が無色になるまで抽出を繰り返し得られた上
層を減圧下濃縮して第2次抽出物5.7Kgを得た。 (2) 前記で得た第2次抽出物1.7Kgをセライト
(Johns Manvills製)3.4Kgと混合し減圧下に乾
燥した。得られた固型物を微細に粉砕し、ガラ
スカラムに充填して、ベンゼン(18)、塩化
メチレン(36)、エチルエーテル(54)に
て順次溶出後メタノールで溶出した。エチルエ
ーテルで溶出した552gをセフアデツクスLH
−20(3.5Kg)カラムクロマトに付し、アセトン
(15)で溶出し、2000mlづつのフラクシヨン
を得た。フラクシヨンNo.6を減圧下に濃縮して
残渣150gを得た。これをセフアデツクスLH
−20(3.5Kg)カラムクロマトに付し、メタノー
ル(20)で溶出して3000mlづつのフラクシヨ
ンを得た。フラクシヨンNo.6を減圧下に濃縮し
て得た粗結晶を、水より再結晶して下記構造式
で表わされる1−(3,5−ジヒドロキシフエ
ノキシ)−6,7−〔2,4−ジヒドロキシ−5
−(3,5−ジヒドロキシフエノキシ)−ベンゾ
〔b)フラン〕−ジベンゾ−p−ジオキシン−
2,4,9−トリオール2gを得た。 λMOH nax:224、292、244、275、304、317nm IR(νKBr/nax):3350、3300、1605、1470、1360、
1290、1260、1190、1140、1130、1080、
1055、1035、1005、815cm-1 PMR(200MHz、DMSO−d6、ppm):5.74(2H、
d、J=2.1)、5.79(2H、d、J=2.1)、5.85
(2H、t、J=2.1)6.31(1H、s)、6.44
(1H、s)、6.73(1H、s)、8.19(1H、s)、
9.17(2H、s)、9.20(2H、s)、9.43(1H、
s)、9.84(1H、s)、9.87(1H、s)、10.14
(1H、s) CMR(100MHz、DMSO−d6、ppm):93.7、
93.9、94.9、96.5、96.9、98.5、99.2、103.4、
103.5、120.4、122.7、122.8、126.5、134.0、
136.9、142.0、144.8、146.5、147.0、149.6、
150.4、150.9、158.9、159.0、160.0、160.3 実施例 2 前記実施例1で得られた化合物60mgをピリジン
0.5ml及び無水酢酸0.2mlの混合物を室温3時間反
応後、反応液を氷水中に加え、別して下記構造
式の1−(3,5−ジアセチルオキシフエノキシ)
−6,7−〔2,4−ジアセチルオキシ−5−
(3,5−ジアセチルオキシフエノキシ)−ベンゾ
〔b〕フラン〕−2,4,9−トリアセチルオキシ
−ジベンゾ−p−ジオキシン50mgを得た。 IR(νKBr/max):1760、1595、1490、1445、1360、
1260、1185、1110、1060、1015、880cm-1 製剤例 1 実施例1で得られる化合物のナトリウム塩
500mg ブドウ糖 250mg 注射用蒸留水 適量 全 量 5ml 注射用蒸留水に実施例1で得られる化合物のナ
トリウム塩及びブドウ糖を溶解させた後5mlのア
ンプルに注入する。窒素で置換後121℃で15分間
加圧滅菌を行い、注射剤を得る。 製剤例 2 実施例2で得られる化合物 150.0g クエン酸 1.0g ラクトース 33.5g リン酸二カルシウム 70.0g プロンF−65(PluronicF−68 30.0g ナトリウムラウリルサルフエート 15.0g ポリビニルピロリドン 15.0g ポリエチレングリコール(カルボワツクス
1500) 4.5g ポリエチレングリコール(カルボワツクス
6000) 45.0g コンスターチ 30.0g 乾燥ナトリウムラウリルサルフエート 3.0g 乾燥ステアリン酸マグネシウム 3.0g エタノール 適量 実施例2で得られる化合物、クエン酸、ラクト
ース、リン酸二カルシウム、プロンF−68および
ナトリウムラウリルサルフエートを混合する。 上記混合物をNo.60スクリーンでふるい、ポリビ
ニルピロリドン、カルボワツクス1500及び6000か
らなるアルコール性溶液で湿式粒状化する。必要
に応じてアルコールを添加して粉末をペースト状
塊にする。コンスターチを添加し、均一な粒子が
形成されるまで混合を続ける。No.10スクリーンを
通過させ、トレイに入れ100℃のオーブンで12〜
14時間乾燥する。乾燥粒子をNo.16スクリーンでふ
るい乾燥ナトリウムラウリルサルフエートおよび
乾燥ステアリン酸マグネシウムを加え混合し、打
錠機で所望の形状に圧縮する。 上記の芯部をワニスで処理し、タルクを散布し
湿気の吸収を防止する。芯部の周囲に下塗り層を
被覆する。内服用のために十分な回数のワニス被
覆を行う。錠剤を完全に丸くかつ滑かにするため
にさらに下塗層および平滑被覆が適用される。所
望の色合が得られるまで着色被覆を行う。乾燥
後、被覆錠剤を磨いて均一な光沢の錠剤にする。
[Table] Examples and formulation examples are listed below. Example 1 (1) Fresh Kurome (collected in Irino, Kochi Prefecture) 600Kg
was extracted with methanol at room temperature. The extract was concentrated under reduced pressure to obtain a gummy primary extract.
This was extracted repeatedly with ethyl acetate-water (1:1 v/v) until the upper layer became colorless. The obtained upper layer was concentrated under reduced pressure to obtain 5.7 kg of a second extract. (2) 1.7 kg of the secondary extract obtained above was mixed with 3.4 kg of Celite (manufactured by Johns Manvills) and dried under reduced pressure. The obtained solid was finely ground, packed into a glass column, and eluted sequentially with benzene (18), methylene chloride (36), and ethyl ether (54), and then with methanol. 552g eluted with ethyl ether was added to Cephadex LH.
-20 (3.5Kg) column chromatography and eluted with acetone (15) to obtain fractions of 2000ml each. Fraction No. 6 was concentrated under reduced pressure to obtain 150 g of a residue. Add this to Safedex LH
-20 (3.5Kg) column chromatography and eluted with methanol (20) to obtain fractions of 3000ml each. The crude crystals obtained by concentrating Fraction No. 6 under reduced pressure were recrystallized from water to obtain 1-(3,5-dihydroxyphenoxy)-6,7-[2,4 -dihydroxy-5
-(3,5-dihydroxyphenoxy)-benzo[b)furan]-dibenzo-p-dioxin-
2 g of 2,4,9-triol was obtained. λ MOH nax : 224, 292, 244, 275, 304, 317nm IR (ν KBr/nax ): 3350, 3300, 1605, 1470, 1360,
1290, 1260, 1190, 1140, 1130, 1080,
1055, 1035, 1005, 815cm -1 PMR (200MHz, DMSO−d 6 , ppm): 5.74 (2H,
d, J=2.1), 5.79 (2H, d, J=2.1), 5.85
(2H, t, J=2.1) 6.31 (1H, s), 6.44
(1H, s), 6.73 (1H, s), 8.19 (1H, s),
9.17 (2H, s), 9.20 (2H, s), 9.43 (1H,
s), 9.84 (1H, s), 9.87 (1H, s), 10.14
(1H, s) CMR (100MHz, DMSO-d 6 , ppm): 93.7,
93.9, 94.9, 96.5, 96.9, 98.5, 99.2, 103.4,
103.5, 120.4, 122.7, 122.8, 126.5, 134.0,
136.9, 142.0, 144.8, 146.5, 147.0, 149.6,
150.4, 150.9, 158.9, 159.0, 160.0, 160.3 Example 2 60 mg of the compound obtained in Example 1 was added to pyridine.
After reacting a mixture of 0.5 ml and 0.2 ml of acetic anhydride at room temperature for 3 hours, the reaction solution was added to ice water, and 1-(3,5-diacetyloxyphenoxy) having the following structural formula was prepared separately.
-6,7-[2,4-diacetyloxy-5-
50 mg of (3,5-diacetyloxyphenoxy)-benzo[b]furan]-2,4,9-triacetyloxy-dibenzo-p-dioxin was obtained. IR (ν KBr/max ): 1760, 1595, 1490, 1445, 1360,
1260, 1185, 1110, 1060, 1015, 880cm -1 Formulation Example 1 Sodium salt of the compound obtained in Example 1
500 mg Glucose 250 mg Distilled water for injection Appropriate amount Total volume 5 ml Dissolve the sodium salt of the compound obtained in Example 1 and glucose in distilled water for injection, and then inject into a 5 ml ampoule. After purging with nitrogen, autoclave sterilization at 121°C for 15 minutes to obtain an injection. Formulation Example 2 Compound obtained in Example 2 150.0g Citric acid 1.0g Lactose 33.5g Dicalcium phosphate 70.0g Pluronic F-65 (Pluronic F-68 30.0g Sodium lauryl sulfate 15.0g Polyvinylpyrrolidone 15.0g Polyethylene glycol (Carbowax)
1500) 4.5g polyethylene glycol (Carbowax
6000) 45.0g Cornstarch 30.0g Dry sodium lauryl sulfate 3.0g Dry magnesium stearate 3.0g Ethanol Appropriate amount of the compound obtained in Example 2, citric acid, lactose, dicalcium phosphate, Puron F-68 and sodium lauryl sulfate. Mix. The above mixture is sieved through a No. 60 screen and wet granulated with an alcoholic solution consisting of polyvinylpyrrolidone, Carbowax 1500 and 6000. Add alcohol if necessary to make the powder into a pasty mass. Add cornstarch and continue mixing until uniform particles are formed. Pass it through a No. 10 screen, put it in a tray and put it in an oven at 100℃ for 12~
Dry for 14 hours. The dry particles are sieved through a No. 16 screen, dried sodium lauryl sulfate and dried magnesium stearate are added and mixed, and compressed into the desired shape using a tablet machine. The core is treated with varnish and sprinkled with talc to prevent moisture absorption. A subbing layer is applied around the core. Apply varnish enough times for internal use. Further subbing layers and smooth coatings are applied to make the tablet perfectly round and smooth. Pigmented coatings are applied until the desired shade is obtained. After drying, the coated tablets are polished to a uniform gloss.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中Rは水素原子又は低級アルカノイル基を示
す。〕 で表わされるジベンゾ−P−ジオキシン誘導体及
びその塩。
[Claims] 1. General formula [In the formula, R represents a hydrogen atom or a lower alkanoyl group. ] A dibenzo-P-dioxin derivative and a salt thereof.
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