JPH0150452B2 - - Google Patents

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JPH0150452B2
JPH0150452B2 JP55094049A JP9404980A JPH0150452B2 JP H0150452 B2 JPH0150452 B2 JP H0150452B2 JP 55094049 A JP55094049 A JP 55094049A JP 9404980 A JP9404980 A JP 9404980A JP H0150452 B2 JPH0150452 B2 JP H0150452B2
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JP
Japan
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wall
reactor
perforated
cartridge
catalyst
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JP55094049A
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Zaruji Unberuto
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ANMONIA KAZEERU SA
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ANMONIA KAZEERU SA
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Publication date
Application filed by ANMONIA KAZEERU SA filed Critical ANMONIA KAZEERU SA
Publication of JPS5681129A publication Critical patent/JPS5681129A/ja
Publication of JPH0150452B2 publication Critical patent/JPH0150452B2/ja
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  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加圧下で不均一合成特にアンモニア
(窒素及び水素から)及びメタノール(一酸化炭
素及び水素から)の接触合成を行うための反応器
であつて、1以上の層に積み重ねられた粒状触媒
(種々の形状及び異なる特性をもつ)が使用され、
上記各層の第1ゾーンではガスが主として軸方向
流で通過し且つ第2ゾーンではガスが主として径
方向流で通過する(ガスが下方に流れる下行流軸
方向―径方向反応器)か、あるいはその逆である
(ガスが上方に流れる上行流径方向―軸方向反応
器;第1ゾーンでは主として径方向流であり且つ
第2ゾーンでは主として軸方向流である)如き反
応器に関する。
特に大量の触媒を使用する必要のある場合(低
圧及び高容量のアンモニア及びメタノールのプラ
ント)の合成反応器の問題についてはよく知られ
ている。触媒ベツドでの圧力低下及びエネルギー
消費を避けるために、軸方向流反応器は極めて幅
広いものとなり、このためその容量が制限されコ
ストが上昇する(たとえば、ICIのアンモニア及
びメタノール用反応器)。この不都合を解消する
ため、径方向流反応器(たとえば、米国特許
4181701,Topsoe)は環状王冠状のいくつかの触
媒層をもち、各層は両端がシールされている(シ
ールバツフル)。これは反応器の種々の内部部品
として使用されている材料の膨張によりひきおこ
される問題を避けるためやつかいな構造を有する
ものであり、更に触媒の装入及び抜出しが複雑で
ある。この公知技術によれば、触媒層は反応器の
殻内に位置する極めて複雑な一体的金属構造体
(触媒バスケツト)中に配置され;保守及び触媒
取替えのためこの構造体を持ちあげるには通常や
つかいな装置を必要とする。
一方、アンモニア製造において一般に使用され
ている種々の合成ループは全く同一の工程にもと
づいており、従つてそれらの技術的差異は基本的
に反応器の設計及び合成中に発生する熱の回収方
法により特徴付けられる。反応器の内部部品(カ
ートリツジ)はガス圧低下を最小限にする様に設
計され、そして触媒ベツドを通過するガスのより
よい分布を確保し且つ反応済ガスと新規ガスとの
間で熱を交換するための交換器の導入に便利なも
のとされる。反応器の設計はまた保守ならびに触
媒の装入及び抜出しが容易に行われる様にしなけ
ればならない。大反応器中で低圧ループを用いて
行われる最近の低エネルギー法ではより多くの循
環ガスが含まれるので上記の要求は更に臨界的と
なる。
最も広く用いられている反応器は垂直に配置さ
れておりガス流は軸方向(Uhde―ICI―
Kellogg)又は径方向(Topsoe)であり、例外
的に単一水平反応器(Kellogg)が大規模プラン
トにおいて用いられている(日本)。
外部殻と同様にカートリツジ即ち反応器内部部
品は通常一体物で作られており、従つて特に大規
模プラントにおいては製造時及び運搬、組立て及
び保守にかなりの労力を必要とする。一体物の殻
及びカートリツジをもつ従来の反応器において
は、ガス流は径方向か軸方向かのいずれかであつ
た;径方向ガス流(Lummus,Topsoe,
Kellogg:米国特許3918918及び4181701、ヨーロ
ツパ特許出願0007743―1)が低圧プラントにお
ける大反応器には最も適すると思われる。軸方向
流反応器においては圧力低下を抑制するため大径
触媒を用いることが必要であり、従つて反応器の
比体積が増加する。
本発明の目的は、上記の欠点をもたず、保守な
らびに触媒の装入及び取替えが容易な簡単な内部
構造をもち、同時に圧力低下を制限する反応器で
ある。他の目的は、内部カートリツジが有利には
多くの積重ね可能なモジユラーカートリツジから
なる反応器である。
上記及びその他の目的は本発明によれば、加圧
下での不均一触媒によるガス相の化学反応(たと
えば、アンモニア、メタノール等)のための軸方
向―径方向(又は径方向―軸方向)流反応器であ
つて、内部に1以上の積み重ねられた粒状触媒層
が配置されている垂直円筒形状殻からなり、上記
各層のあるゾーンではガスが主として軸方向流で
通過し他のゾーンではガスが主として径方向流で
通過し、上記軸方向流触媒ゾーンが触媒層間のガ
スシールパツドとしても作用する(公知のシール
バツフルに代つて)ことを特徴とする反応器によ
り達成される。好ましくは各触媒層は環状王冠状
断面(中空内部円筒形状部分にガス分布が可能で
ある)の円筒形状である。本発明の利点によれ
ば、反応器の内部カートリツジは積重ね可能なモ
ジユラーカートリツジからなり、各カートリツジ
モジユールは1つの触媒層を含み、そのあるゾー
ンでは主として軸方向ガス流となり他のゾーンで
は主として径方向ガス流となり、上記軸方向流ゾ
ーンがある触媒層と他の触媒層との間のシールパ
ツドとしても作用する。
本発明の種々の特徴及び利点は添付図面におい
て説明のために(非制限的に)示されている好ま
しい具体例に関する詳細な記載からより明瞭とな
る。
第1図はアンモニア合成反応器の断面図であ
り、この反応器は2つの触媒層と反応器を出る熱
い反応ガスを用いて新規ガスを予熱するための内
部交換器とを有している。プラントの種々の装置
構成によつては、第1図で示された反応器は2層
より多くの層を有し内部交換器を含まない。なぜ
ならば、熱交換は反応器外で行われるからであ
る。第2図は本発明によるメタノール低圧合成用
多層反応器の部分断面図である。第3図は第2図
の反応器の全体断面図である。第1,2及び3図
は下行流軸方向―径方向反応器を示す。第4及び
5図はそれぞれ第2及び3図の反応器の断面図で
あり、但しここではガス流の方向が逆転してお
り、即ち第2及び3図の反応器は下行流反応器で
あるが第4及び5図の反応器は上行流反応器であ
る。第6,7及び8図は上記反応器の内部カート
リツジを形成するいくつかの異なるモジユールを
示すための部分断面図である。第6A及び7A図
はそれぞれ内部カートリツジが数個のモジユール
で形成されている第1及び2図の反応器の全体断
面図である(一方、第1及び2図においてはカー
トリツジは一体物からなる)。
第1図によれば、反応器は蓋Hをもつ殻Mから
なり、内部に2つの触媒バスケツトC1及びC2
存在する。各バスケツトはサポートS1,S2及びガ
スを触媒層中で均等に分布させるため適宜穴をあ
けられた円筒形状の壁T1及びT2,T3及びT4から
なる。内部ダクトT5はガスを反応器の底部から
頂部へと導くものであるが、一方これは各触媒層
の上部ゾーンの横方向サポートを形成するもので
ある。このゾーンは各層を通るガスの均等な分布
を可能にするシールパツドを形成する。
第1図に示された具体例においては、熱交換器
Eは反応ガスGOの熱を用いて反応器Rに入る新
規合成ガスMSIを予熱することを可能にする。反
応器Rはまた殻Mの内面とで空間部分“i”を形
成する内部カートリツジIを有し、1を通つて反
応器内に供給される冷たいガスMSIが上記空間部
分を通過する。かくして反応済の熱いガスとの接
触が避けられるので、殻Mは低温に保たれる。各
触媒バスケツトC1及びC2の頂部の2つの自由ゾ
ーンZ1及びZ2はハツチH1及びH2を通して保守な
らびに触媒CGの装入及び抜出しを行うための触
媒ベツドへの接近を容易にする。反応器は次の様
に作用する:反応器Rに供給された新規ガスMSI
は入口1を通つて入り、空間部分“i”に沿つて
頂部から底部へと到達し反応器の下部の交換器E
に至り、交換器Eに沿つて交換器チユーブET外
側のゾーン中を底部から頂部へと通過し、中央チ
ユーブT5内に集まり、ガスPG(Eで予熱された)
はここを通つて触媒CG(好ましくは粒状形)を含
む第1バスケツトC1の頭部に搬送される。ガス
のうち一部PGは主として軸方向流AFで第1触媒
層のゾーンZ1aを通過し、残りのガスRGは主とし
て径方向流RFで同じ層のゾーンZ1bを通過する。
第1触媒バスケツトC1中に到達した熱いガスPG
は空間部分i1に集まり、トロイダルデイストリビ
ユーター2を通して導入した新規低温冷却ガス
QGと混合した後に第2触媒バスケツトC2の頭部
に集められる。第1バスケツトC1の場合と同様
にして、ガスPG+QGは触媒ベツドの2つのゾー
ンZ2a及びZ2bを通過し、ここで第1ゾーンZ2a
は主として軸方向流であり第2ゾーンZ2bでは主
として径方向流である。
2つの触媒バスケツトC1及びC2中の2つの層
Z1a及びZ1b,Z2a及びZ2bの体積即ちそれらの層を
通過するガスの量は使用される触媒の特性(寸法
及び形状)に依存する。一般に、第1ゾーンの体
積は触媒バスケツトの全体積の5〜30%に等し
い。
第2触媒バスケツトC2中で反応した熱いガス
PG2は空間部分i2中に集められ、導入ガスに熱を
与えながら交換器チユーブET内を頂部から底部
へと交換器Eを通過する。ガスは最終的には出口
3を通つて反応器を出る。
第2図は低圧メタノール反応器の部分断面図を
表わすものであり、ここでMは内部にいくつかの
触媒バスケツトCoが配置されている(第2図の
部分図にはバスケツトC2のみが全体的に表わさ
れている)反応器殻を表わす。これはサポートS2
と触媒層中での均等なガス分布を可能とするため
適宜穴をあけられた2つの円筒形状壁T2a及び
T2bとからなる。
本発明の主たる特徴によれば、内部円筒形状壁
T2bの上部t2bは主として軸方向ガス流でシールパ
ツドとしても作用する触媒層上部Z2aに相当する
高さ部分が堅固である(穴あきでない)。バスケ
ツトC2上の自由ゾーンZ2(各バスケツトCoにおけ
るZo)はハツチH2(各バスケツトCoにおけるHo
を通して保守ならびに触媒の装入及び抜出しをす
るための触媒ベツドへの接近を容易にする。各触
媒バスケツトCo(及び特にバスケツトC2)は次の
様に作用する:前段階のバスケツトC1(第2図で
は一部のみが示されている)中で反応し穴あき円
筒形状壁T1b内の空の中央空間部分Sp1に集められ
たガスは、ガス混合が促進される狭い通過ゾーン
P1中にデイストリビユーターD1を通して導入さ
れた新規冷却ガスと混合された後に、下層のバス
ケツトC2に供給される。ガスの一部は主として
軸方向流で触媒層上部ゾーンZ2aを通過し、残り
のガスは主として径方向流で同一層の下部ゾーン
Z2bを通過する。反応したガスは穴あき円筒形状
壁T2b内の空の中央空間部分Sp2に集められ、下層
のバスケツトC3(第2図においては一部のみが示
されている)に供給され、ここで再び上記のサイ
クルが繰り返される。
第3図は第2図において1つの触媒バスケツト
C2のみが示されているメタノール反応器の全体
断面図である。第3図で示される様に、本発明に
よる反応器は低い(直径/高さ)比をもち(カラ
ム充填タイプのうちでは極めて細い装置)且つ著
しい構造上及び操作上の利点をもつ(製造、容
易、低コスト、保守及び触媒取替え容易)円筒形
状体に構成されている。第3図の反応器は3つの
中間部冷却手段をもつ4つの触媒バスケツトを含
んでいる。
第4及び5図は第2及び3図と同様であるがガ
ス流の逆向きの反応器を示す(第2及び3図の下
行流反応器に代わつて上行流反応器)。
実施例 1 250バールで操作される1000mt/日のアンモニ
ア製造のための本発明による反応器はガスが軸方
向―径方向で通過し(下行流反応器)小径粒子
(1.2〜2mm)で形成された全体積30m3の高収率触
媒をもつ2つの触媒ベツドC1及びC2を有し、各
ベツドにおいて触媒(主として軸方向流で通過す
る)の体積はベツドの体積の20%に等しく、また
2つのベツドと内部ガス―ガス交換器との間には
中間冷却手段を有する(第1図)。この反応器は
0.08より小さい(内径/高さ)比をもち2.5バー
ルよりも小さい全圧力損失の円筒形状体で構成さ
れている。更に、触媒は反応器の内部部品を除去
することなく2日より少ない期間で取り替えられ
る。
実施例 2 軸方向―径方向ガス流の4つの触媒ベツドをも
ち(下行流反応器)低圧でのメタノール合成用触
媒の全体積が170m3に等しく、各ベツド中におい
て主として軸方向流で通過される触媒体積がベツ
ドの体積の15%に等しく、3つの中間冷却手段を
もつ。150バールで操作される1500mt/日のメタ
ノール製造のための反応器(第2及び3図)が、
0.06未満の(内径/高さ)比をもち且つ反応器内
での全圧力低下が5バール未満となる様な一体的
円筒形状体に構成される。更に、触媒は反応器の
内部部品を除去することなく3日より少ない期間
で取り替えられる。
更に、本発明による軸方向―径方向混合流反応
器においては、反応器の外部殻M及び蓋Hは一体
物であるが内部カートリツジは有利にはモジユー
ルで構成することができるということが見出され
た。即ち、上記反応器中において一体物Iである
モジユーラーカートリツジは個々のカートリツジ
モジユールO1,O2,……,On,……,Oo-1,Oo
及びOo+1から形成され、第6,7及び8図には
そのうちのOoが記載されている。第6図で示さ
れる様に、モジユールOoは円筒形状体であり、
(外部から内部へと順に):(1)殻Mの内面との間に
空間部分(i)を形成する第1の堅固な即ち穴あ
きでない壁Io;(2)穴あきの第2の壁T1o;(3)一部
穴あきの第3の壁T2o;及び(4)底部Fo、よりな
る。外部壁Ioは他の2つの壁T1o及びT2oよりも縦
方向に長く、その頂部には環状スロツトQoを底
部には突出テーパー端部Poをもつ。環状スロツ
トQoは上方モジユールOo-1のテーパー突出端部
Po-1用のサポート及びハウジングとなり、一方突
出部Poは下方モジユールOo+1のスロツトQo+1
適合する。2つの穴あき壁T1o及びT2oはバスケ
ツトCoを形づくり、その中に粒状触媒層が位置
する。T1o及びT2oは実質的に第1及び2図の壁
T1及びT2に相当するが、但し、第1及び2図に
おいてはチユーブT5(内部にてガスを底部から頂
部へと搬送する)は各触媒層(ゾーンZ1a=シー
ルパツド)の上部ゾーンの内部横方向サポートを
表わしたが、ここでは内部壁T2oは常にT5から離
れており、T5に固定されたフランジGoに適合す
る接続リングVoでT5に固定されている。内部壁
T2oは上部T2o′が穴をあけられておらず(堅固部
分)、これにより主として軸方向流の第1ゾーン
Zoaとその直下即ち穴あき部分T2oの始端からの径
方向流ゾーンZobとが形成される。中央チユーブ
T5はまた伸縮ベンドDoを備えている。バスケツ
トCoの底部Foは2つの壁T1o及びT2oを接続し、
一方壁Io及びT1oは下部突出部即ちリングAoiで互
いに接続されている。堅固な外部壁Io(空間部分
“i”を形成する)は突出部即ちリングAosをも
つ頂部に至つており、ここでは既に述べた様に環
状スロツトQoが形成されており、その中には下
部環状テーパー端部Po-1が心を合わせて適合され
る。より詳細に説明するため、第6図においては
熱伝導を最小限にするための断熱材層Woで内張
りされた堅固な壁Ioが示されている。
第6A図は一体物の殻Mをもち3つのモジユー
ルO1,O2及びO3により形成されるカートリツジ
をもつ反応器(冷却手段付き)の全体図を表わ
し、ここではO3のテーパー下端部P3が反応器R
の殻Mの下部肩部50上に形成されたスロツト
Q′3内に適合される。一方O3の上端部のスロツト
Q3はO2のテーパー環状基部P2を受け入れており、
O2の上部スロツトQ2はO1の基部P1を受け入れて
いる。O1の上端部はモジユールにより形成され
るカートリツジの頂部を閉じている蓋60に結合
されている。第6A図においては、冷却ガス入口
はQGIで示され、主流入口は矢印のMSIで示さ
れ、ガス出口は矢印のGOで示され、2′及び
2″はQGIから入る冷却ガスのトロイダルデイス
トリビユーターを示す。各モジユール内には粒状
触媒CGが位置する。
第7図は反応器Rの殻Mの内面を冷却するため
の空間部分をもたない低圧反応器用カートリツジ
を形成する簡単化されたモジユールO′oを示す。
このケースでは、各モジユールO′1,O′2,……,
O′n,……,O′o-1,O′o及びO′o+1は外部壁Ioをも
たない点で第6及び6A図のものと異なる:モジ
ユールO′oは底部Fo、壁T1o及びT2o及び低部リン
グAoiを有するが、上部リングAosはもたず、これ
は殻Mの内部壁M′から突出して固定されている
サポートリングA′o,A′o-1でおきかえられてお
り、殻Mは保守と触媒の装入及び抜出しを簡単に
するため各モジユールO′oの開放上端部に位置す
るマンホールH1及びH2を備えている。
第8図は供給ガスと触媒ベツドからの熱いガス
との間の交換が間接的な場合(熱交換器を通す
が、ガス混合による冷却は行わない)のモジユー
ルを示す。このケースでは、第6図のケースにお
いて記載された部品の外に、モジユールO″oは熱
いガスを触媒ベツドZoから内部を供給ガスチユー
ブが通つている交換器Eoのチユーブの外側へと
搬送するための堅固な内部壁Poiを含んでいる。
チユーブの外側のバツフルDoは交換の効率を増
加させる。モジユールO″oはまた伸縮ベンドDo
挿入されている接続ダクトCoをも備えている。
このダクト内へガスデイストリビユーターCo
新規供給ガスを導入するので、ガス温度は更に容
易に制御される。
上記の設計を用いることにより、合成プラント
の要求に応じて、たとえばアンモニア及びメタノ
ールに対しては種々の圧力レベル(高圧、中圧、
低圧)で操作する種々のタイプの反応器モジユー
ルを得ることができる。
複数のモジユラーユニツトのカートリツジを案
出することはモジユール間のシールという問題に
関しては技術的に極めて困難なことであるとみら
れていた。というのは、モジユールはバイパスガ
スを生ぜしめ、反応効率がかなり減少するからで
ある。ところが驚くべきことに、簡単化されたガ
ス回路の故に圧力低下が減少するので、多数のモ
ジユールが図面で示される様に単にスロツトシー
ルで接続された場合においてさえ実質的にバイパ
スガスは存在しないことが分つた。モジユラーカ
ートリツジはまた一体物について生ずる問題(カ
ートリツジの技術的拡張により生起する)に関し
ても有利である。
本発明は図面で示されたいくつかの具体例(説
明のために記載されている)に制限されるもので
はなく当業者が適宜変更しうるものであることは
明らかである。たとえば第7及び7A図におい
て、ガス流を頂部から底部へと向う様にし、中央
チユーブT5及びそのフランジGoを除去し接続リ
ングを堅固なデイスクとしてもよい。第8図のモ
ジユールは第7図で示されたモジユールの様に空
間部分を形成する部品(Io)のないものでもよ
い。
得られる利点は次の通りである: 1 反応器内の簡単化されたガス流の結果として
圧力低下が減少することによる低エネルギー消
費。
2 最低限の投資及び保守コスト。必要に応じて
個々のカートリツジモジユールは容易に取り替
えられる。
3 モジユラーカートリツジの組立及び触媒の装
入及び抜出しが容易。従来のカートリツジ全体
の重量に比べて個々のモジユールは軽いので、
プラントにおける高価なリフトイレーンの使用
を不用とし且つ輸送コストをも著しく減少させ
る。一体物の反応器カートリツジは通常は梱包
のために高価な金属フレームを必要とする。
4 低価格及び簡単な構造のカートリツジ。実際
に、個々のモジユールは一体物カートリツジに
比べ構造上の精密さを要求されない。
5 従来の径方向流反応器における各触媒バスケ
ツト頂部でのシールバツフルの必要性は、触媒
層の沈降の故にバツフル底部と触媒上面との間
の連続空間が著しいガスのバイパスの原因にな
るという欠点を示す。一方、本発明による主と
して軸方向流のゾーンZ1a(バスケツトの穴あき
でない表面T′2oにより決定される)はガスシー
ルパツドとしても作用し、従来のバツフルのみ
ではなく上記沈降を補正するため触媒層の上端
部の更に上に必要であるがガス転化に関係せず
余分にコストのかかる効果のない触媒頂上層を
も除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3,4,5,6,6A,7,7A及
び8図はいづれも本発明による反応器の断面図で
ある。 Oo:モジユール、M:殻。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加圧下でのガス状反応剤の不均一接触反応の
    ための反応器において、 上記ガス状反応剤の導入のための入口と上記反
    応の生成物の流出のための出口とを有する殻と、 円筒形状の壁を有し且つ上記殻内に配置され上
    記入口と上記出口とを連絡せるカートリツジと、 上記カートリツジ内に支持された少なくとも2
    つの触媒収容バスケツトと、 を有し、 上記各バスケツトは穴あきでない底部、穴あき
    の円筒状外壁、該外壁と同軸状の穴あきの円筒状
    内壁、及び上記触媒収容バスケツトの上端部にお
    いて上記内壁及び外壁により規定される環状の開
    口を有し、該開口は上記内壁及び外壁の長手方向
    軸にほぼ垂直な面内に形成されており、上記底部
    及び上記内壁及び外壁が上記円筒形状カートリツ
    ジ壁と協動して上記ガス状反応剤の一部を上記バ
    スケツトの上記環状開口をほぼ軸方向に通過させ
    該ガス状反応剤の残部を上記バスケツトの上記穴
    あき円筒状外壁を通つてほぼ径方向に通過させて
    上記ガス状反応剤を上記各バスケツトの体積の5
    〜30%に相当する部分を軸方向に通過させる様に
    上記内壁及び外壁のうちの少なくとも一方が下部
    のみ穴あきとされている、 ことを特徴とする、反応器。 2 上記内壁の上部がその下部よりも小さな直径
    をもつ、特許請求の範囲第1項の反応器。 3 上記内壁が下部のみ穴あきであり、該内壁下
    部が該内壁の上部よりも大きな直径をもつ、特許
    請求の範囲第1項の反応器。 4 上記外壁の上部が下部よりも大きな直径をも
    つ、特許請求の範囲第1項の反応器。 5 上記外壁が下部のみ穴あきであり、該外壁の
    上部がその下部よりも大きな直径をもつ、特許請
    求の範囲第1項の反応器。 6 2つのバスケツトの間にそれぞれ上記反応生
    成物を冷却する手段が配置されている、特許請求
    の範囲第1項の反応器。 7 上記冷却手段がトロイダルデイストリビユー
    ターである、特許請求の範囲第6項の反応器。 8 上記冷却手段が新規ガス状反応剤を導入する
    ものである、特許請求の範囲第6項の反応器。 9 反応器の高さに対する上記殻の内径の比が
    0.1未満である、特許請求の範囲第1項の反応器。 10 加圧下でのガス状反応剤の不均一接触反応
    のための反応器において、 上記ガス状反応剤の導入のための入口と上記反
    応の生成物の流出のための出口とを有する殻と、 上記殻内に配置され上記入口と上記出口とを連
    絡せるカートリツジと、 を有し、 上記カートリツジは複数の触媒収容モジユール
    から構成され、各モジユールは穴あきの円筒状外
    壁を該外壁と同軸状の穴あきの円筒状内壁に結合
    せしめる穴あきでない底部を有し、上記内壁及び
    外壁は上端部において環状の開口を規定してお
    り、該開口は上記内壁及び外壁の長手方向軸にほ
    ぼ垂直な面内に形成されており、上記底部及び上
    記内壁及び外壁は上記カートリツジの穴あきでな
    い壁と協動して上記殻内に上記モジユールを維持
    する手段を形成しており、更に上記底部及び上記
    内壁及び外壁が上記カートリツジの穴あきでない
    壁と協動して上記ガス状反応剤の一部を上記モジ
    ユールの上記環状開口をほぼ軸方向に通過させ該
    ガス状反応剤の残部を上記モジユールの上記穴あ
    き円筒状外壁を通つてほぼ径方向に通過させて上
    記ガス状反応剤を上記各モジユールの体積の5〜
    30%に相当する部分を軸方向に通過させる様に上
    記内壁及び外壁のうちの少なくとも一方が下部の
    み穴あきとされている、 ことを特徴とする、反応器。 11 上記内壁の上部がその下部よりも小さな直
    径をもつ、特許請求の範囲第10項の反応器。 12 上記内壁が下部のみ穴あきであり、該内壁
    下部が該内壁の上部よりも大きな直径をもつ、特
    許請求の範囲第10項の反応器。 13 上記外壁の上部が下部よりも大きな直径を
    もつ、特許請求の範囲第10項の反応器。 14 上記外壁が下部のみ穴あきであり、該外壁
    の上部がその下部よりも大きな直径をもつ、特許
    請求の範囲第10項の反応器。 15 2つのモジユールの間にそれぞれ上記反応
    生成物を冷却する手段が配置されている、特許請
    求の範囲第10項の反応器。 16 上記モジユール維持手段が、上記内壁上端
    において内側に延びており且つ内部ダクトの外面
    に装着された第1のスロツト付環状フランジと結
    合している環状リングと、上下方向に延びており
    且つ上記殻の内面に維持された第2のスロツト付
    環状フランジと結合している環状リングとからな
    る、特許請求の範囲第10項の反応器。
JP9404980A 1979-07-13 1980-07-11 Reactor for axial directionn diametrical direction uneven synthesis Granted JPS5681129A (en)

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JPS5037154A (ja) * 1973-08-09 1975-04-07
JPS5353573A (en) * 1976-10-26 1978-05-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Catalytic cleaning apparatus for exhaust gas

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IT1123468B (it) 1986-04-30
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