JPH0145199Y2 - - Google Patents

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JPH0145199Y2
JPH0145199Y2 JP15633384U JP15633384U JPH0145199Y2 JP H0145199 Y2 JPH0145199 Y2 JP H0145199Y2 JP 15633384 U JP15633384 U JP 15633384U JP 15633384 U JP15633384 U JP 15633384U JP H0145199 Y2 JPH0145199 Y2 JP H0145199Y2
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JP
Japan
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cord
microphone
loop
handset
hearing
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JP15633384U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は磁気誘導式送受話器に係り、特に難
聴者など補聴器を用いる者が電話などを使用する
際に利用し得る磁気誘導式送受話器に関する。
〔考案の技術的背景〕
補聴器を使用している者が電話をかけるのは極
めて不便であることが指摘されている。
従来は電話器からの漏洩磁界を補聴器に設けた
ピツクアツプコイルで検出して相手方の話を聞く
様にしていた。しかし、近年の電話器の発達に伴
い漏洩磁界は極少となり、補聴器での聞取りに役
立たなくなつている。
また、補聴器、特に耳かけ式又は耳内挿入式の
補聴器でも不都合が生じている。
すなわち、電話器の送受話器は一般に第6図に
示す様であるが、受話部分61及び送話部分62
の形状並びに傾き具合などが異なり、また受話部
分61と送話部分62とをつなぐグリツプ部分6
3の長さや形状等も異なる。このため、補聴器を
うまく受話部分61に適合させると送話部分62
に口が合わず、また逆の状態にもなる。特に、受
話部分61が補聴器の適当な場所にないと直ちに
相手方の話が聞取り難くなるなど不都合があり、
難聴者同志の場合にはこれが著しくなる。この様
に、難聴者が補聴器を電話の送受話器60にうま
く適合させるは極めて困難であつた。
この傾向は、近年電話器の設計が自由になるに
伴つて著しい。
一方、第7図に示す様に、ケーシング70で両
端を固定したループ状のコード71と、このコー
ド71をケーシング70から引出すコード72に
接続し、他端にプラグ73を接続したものが聴能
訓練器で用いられている。聴能訓練器とは、難聴
者が例えば電話での送受話の訓練をするためのも
のであり、模擬電話器のコネクタにプラグ73を
差込み、ループ状のコード71に音声磁界を発生
させる。
難聴者はループ状のコード71を首にかけて音
声磁界を補聴器で検出して通話相手の話を聴取
し、送受話器の送話部分に話しかけ、訓練員と電
話器を介して対話し電話会話の訓練をしていた。
他方、第8図に示す様に、ループ状の首かけ用
コード81に小型マイクロホン82を取付けたも
のが知られている。
しかし、以上のいずれの場合をとつても難聴者
の電話会話を容易にするものでなく、一般電話に
難聴者用のソケツトなどが設けられる可能性のあ
る今日(米国では一般電話に難聴者用の対策を設
けることが既に義務付けられている)、これに対
応し得る用具の出現が強く望まれている。
〔考案の目的〕
この考案は、以上の実情に基づいて成されたも
のであり、特に難聴者が電話などの送受話が可能
な外部機器を介して会話をすることが容易となる
様な磁気誘導式送受話器を提供することを目的と
する。
〔考案の概要〕
この目的を達成するため、この考案によれば、
音響信号を重畳させるループと小型マイクロホン
とを一体のユニツトとして組立て、ループを介し
た補聴器による受話及びマイクロホンによる送話
が可能である様にする。
〔考案の実施例〕
以下、添付図面に従つてこの考案の実施例を説
明する。尚、各図において同一の符号は同様の対
象を示す。
第1図はこの考案の実施例を示す。同図によれ
ば、この考案に係る送受話器10は、小さなケー
シング1内に小型マイクロホン(図示せず)が設
けられその音孔2がケーシング1の一側面1aに
形成されている。また、このケーシング1から、
ループを形成する様にコード3が引出されてお
り、このコードの両端はケーシング1内でそれぞ
れの導電手段に電気的に接続されている。
このケーシング1のマイクロホン音孔2とは逆
の側面1bからは接続用のコード4が引出され、
先端4aには外部機器と接続するためのコネクタ
5が設けられている。
ここで、ループ状のコード3は補聴器を使用す
る者が首からかけて、補聴器用の磁界を形成する
ためのものである。しかも、首からかけた際にマ
イクロホン音孔2が話者の口元に対して適当な位
置となる様に、コード3の長さを調節する。ま
た、コード4の長さも長すぎて又は短かすぎて不
便にならない様に調節する。このコード4はカー
ルコードとしてもよい。ケーシング1は、これら
のコード3,4に所定の電気的接続を施し、また
後述する整合手段並びに小型マイクロホンを収納
するものであり、常識的な大きさのマツチ箱又は
消しゴム位の大きさ(3cm×4cm×1cmや3cm×
3cm×0.5cmなどの大きさ)であることが望まし
い。
以上の様な送受話器10の電気的構成を第2図
に示す。
マイクロホン2は導電路21をもつてマイクロ
ホン整合回路22に接続されており、またマイク
ロホン整合回路22とコード4の導電路4aとは
導電路23で接続されている。導電路4aの先端
はコネクタ5の2つの端子に接続されている。
ループコード3は導電路24をもつて誘導ルー
プ整合回路25に接続されており、また誘導ルー
プ整合回路25とコード4の導電路4bとは導電
路26で接続されている。導電路4bの先端はコ
ネクタ5の2つの端子に接続されている。
ここで、ループコード3、導電路21,23,
24,26、及びコード4の導電路4a,4b
は、送話側と受話側の信号が干渉しハウリング等
を起こすのを防止するため、例えば全てシールド
コードとする。他のハウリング対策を施してもよ
い。また、各整合回路22,25にもハウリング
対策を施すことが望ましい。
ループコード3は所望の磁界強さを得るため
に、二重巻きにしてあるが、コードの太さを太く
しないため、芯線3aと編組3bとを図示の様に
順次接続して実質的に二重巻きとしている。
各整合回路22,25は外部機器(図示せず)
とのインピーダンスマツチングや信号レベルを調
節するためのものであり、小型のマツチングトラ
ンスやIC増幅器などを用いる。送受話の音量を
切換えるスイツチ又は連続的に変えるボリユーム
を設けてもよい。
この様な構成によれば、マイクロホン2からの
信号は整合回路22を経てコネクタ5から外部機
器へ送込まれ、また外部機器からの音声信号はコ
ネクタ5から整合回路25を介してループ3に供
給される。補聴器の使用者はループ3の音声信号
又は音響信号を重畳させた磁界を補聴器で検知し
て聴くことができる。尚この種の補聴器は広く知
られている。
第3図は、以上の様な送受話器10を用いるこ
とのできる外部機器の例を示す。
同図によれば、電話器30に接続端子31が設
けられており、この考案に係る送受話器10のコ
ネクタ5を挿入する。この接続端子31はこの考
案に係る送受話器10のマイクロホン2の音声信
号を電話回線に送込むことができ、また相手方の
音声信号をループ3に導ける様に電話器30の内
部で接続されている。この種の電話器は米国では
既に存在し、我国でも早々に実現するものと思わ
れる。
従つて、この考案に係る送受話器10のコネク
タ5を電話器30の端子31に接続し、ループ3
を首にかけることで補聴器使用者は電話会話を行
うことができる様になる。
第4図は外部機器の他の例を示す。
同図によれば、この考案に係る送受話器10を
2台用い、これをテレビジヨン40の例えばイヤ
ホン端子に接続することにより、2人の難聴者が
テレビを楽しみながら相互に会話することを可能
にしたものである。
この場合、テレビの回路を例えば第5図の様に
し、又は第5図の様なアダプタ回路を設ける様に
する。
すなわち、テレビの音声信号AUはアツテネー
タ53を介して音声増幅器50に入力され、この
増幅器50の出力信号AMはこの考案に係る送受
話器10A,10Bの各ループ3に送られて音声
信号を重畳した磁界を形成する。このため、例え
ば2人の難聴者は共にテレビを楽しむことができ
る。
また、この2人が会話をする場合には、各送受
話器10A,10Bのマイクロホンからの信号
MICA,MICBをマイク増幅器51,52にそれ
ぞれ入力する。このマイク増幅器51,52は、
マイクからの入力があつたことで、アツテネータ
53を制御する指令信号CCA,CCBを送出し、
テレビの音声入力AUを若干落として会話を聞き
やすくする様にする。
もちろん、マイクロホンからの信号MICA,
MICBは増幅器50を介して各送受話器10A,
10Bのループを励磁する。
従つて、テレビを見ながら補聴器使用者の一方
又は双方が話をすることが可能となる。
尚、アツテネータ53は1人が話す場合と2人
が話す場合とで減衰量が変わる様にしてもよい。
また、会話がない場合にはマイクロホンが雑音を
拾わない様にマイクロホン2、整合回路22、又
はマイク増幅器51,52のいずれかでレベル閾
値を設けてもよい。もちろん、補聴器側でこの様
な調整をしたものもある。
この考案は、以上の実施例及び適用例に限らず
各種の変形及び応用が可能であり、場合によつて
は健聴者であつても利用することができる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上の様に構成することにより次
の様な効果を奏する磁気誘導式送受話器を提供す
ることができる。
(1) ループとマイクロホンのみでも送受話が可能
となるため、電話器の送受話器の送話部分又は
受話部分を正確にあてがう必要がなく難聴者の
電話での会話が容易となる。
(2) 補聴器とループとの距離は略一定しているた
め、体を動かしても一定した音量レベルで音声
を聴取することができる。
(3) 送受話のための手段が一体となつているた
め、各種の外部機器への応用(例えば、インタ
ーホン等)が可能となり、聴力障害者の一助と
なる効果が多大である。
(4) 健聴者でも特別の補聴器(音量利得の小さな
もの)を用いることにより、両手を使用したま
ま電話会話が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の外観図、第2図は
この考案の実施例の電気系統図、第3図乃至第5
図はこの考案に係る送受話器を適用する外部機器
の説明図、第6図は一般的な電話器の送受話器の
説明図、第7図及び第8図は従来技術の説明図で
ある。 1……ケーシング、2……マイクロホン又はマ
イクロホン音孔、3……コード又はループコー
ド、4……コード、5……コネクタ、21,2
3,24,26,4a,4b……導電路、22…
…マイクロホン整合回路、23……誘導ループ整
合回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 補聴器使用者の補聴器周辺に音響信号を重畳さ
    せた磁界を形成するための可撓性コードと、 小型マイクロホンを設置しまた前記コードの両
    端を固定してループ状にするケーシングと、 前記コードの前記両端からそれぞれ引出した第
    1の導電路及び前記マイクから引出した第2の導
    電路を送受話が可能な外部機器の接続端子に結合
    するコネクタと、 前記ケーシング内の前記第1及び第2の導電路
    の途中に設け前記コードに送込む信号レベル並び
    に前記マイクロホンからの信号レベルを調節する
    整合手段と を具えて成る磁気誘導式送受話器。
JP15633384U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH0145199Y2 (ja)

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JP15633384U JPH0145199Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JP15633384U JPH0145199Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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Publication Number Publication Date
JPS6173000U JPS6173000U (ja) 1986-05-17
JPH0145199Y2 true JPH0145199Y2 (ja) 1989-12-27

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