JPH0144078Y2 - - Google Patents

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JPH0144078Y2
JPH0144078Y2 JP4339487U JP4339487U JPH0144078Y2 JP H0144078 Y2 JPH0144078 Y2 JP H0144078Y2 JP 4339487 U JP4339487 U JP 4339487U JP 4339487 U JP4339487 U JP 4339487U JP H0144078 Y2 JPH0144078 Y2 JP H0144078Y2
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air
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banding
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は連続繊維束(以下トウという。)を原
料としたたばこ用フイルタープラグの製造装置等
において、トウを構成するフイラメント(単繊
維)相互を空気・圧力によつて部分的に分離し、
トウを幅方向に拡開処置する装置、いわゆるバン
デイングジエツトの改良に関する。
(従来の技術) 従来、トウを原料としたたばこ用フイルタープ
ラグの製造は、一般に第3図に概略説明図で示し
たような装置によつて行なわれる。
すなわち、先ず原料トウとしては通常捲縮が付
与されたセルロースアセテート繊維フイラメント
を多数本集束してなる幅4〜5cmのトウが使用さ
れる。このトウtは、ベール(梱)101から引
き出されたのち、第1バンデイングジエツト10
2に通され、噴射空気により幅約15〜18cmの帯状
に拡開される。第1バンデイングジエツト102
を通過した拡開トウは、次いで第2バンデイング
ジエツト103に通され、トウの拡開が幅方向に
ムラなく十分に行なわれる。第2バンデイングジ
エツト103を通過した拡開トウは、次いでプレ
テンシヨンロール104aとブルーミングロール
104bとからなる開繊部104に送られ、張力
が付与されてフイラメントの捲縮が伸張されると
同時にフイラメント相互が分離される、いわゆる
開繊処理が施こされる。開繊処理されたトウは次
いで第3バンデイングジエツト105に通され、
繊維の拡開及びフイラメント相互の分離が最終的
に調整されたのち可塑剤(繊維結合剤)添着装置
106に送られ、繊維表面に可塑剤が添着された
後デリベリーロール107に送られる。以上のト
ウ処理工程部Xを経たのち、トウはトウ移送ジエ
ツト108及びトランペツト109からなるトウ
移送部L、トング110、ガーニチヤー(巻管
部)111、巻紙供給部112、接着剤塗布部1
13、ガーニチヤーテープ駆動部114等からな
るトウの棒状成形及びプラグ巻上げ部M、、並び
にロツドの切断(プラグ製造)部Nなどからなる
プラグ巻上工程部Yを経てプラグpが製造され
る。
これらの工程の中で、トウの開繊処理はその処
理条件の適否が製品フイルタープラグの品質、ト
ウ歩留りなどに影響を与える重要な処理工程であ
るが、、バンデイングジエツト102,103等
によるトウの拡開処理も、その予備的あるいは補
助的な役割を有し、同様に重要なトウの処理工程
とされている。
従来、これらのバンデイングジエツトA′は、
例えば第4図に斜視図で示したように、図示しな
い送風管に連通する空気チヤンバーaの拡開端部
に空気噴射板bを装着するとともに、その前面に
トウtの通路cを形成してなるもので、トウtの
通路cは空気チヤンバーaの前端面にロツク手段
fにより開閉ロツク自在の蓋体dを設けることに
より、空気噴射板bと蓋dとの間の空間部に形成
される。
トウtは通路cの下端開口C1から上端開口C2
に向けて走行する間に空気噴射板bに設けられた
空気噴射口b1から噴射された空気により厚さを減
らしながら幅方向に拡げられ、構成フイラメント
相互が部分的に分離されるとともに、フイラメン
ト束のよじれも除去される。
しかして、従来のバンデイングジエツトA′に
あつては、空気噴射板bに設けられる空気噴射口
は、、第5図a又はbに例示したように、空気噴
射板bの横幅全域にわたり直線状又は山形状に2
〜3条(図示の例では3条)穿設した一定の間隙
のスリツト状の空気噴射口b1,b2に形成され、こ
れらの空気噴射口b1,b2からトウtの幅方向に対
してはほぼ均一な流量で空気が噴射される機構と
なつている。空気の噴射方向は、トウの面に対し
垂直なものが多いが、トウの面に平行に近い角度
でトウの進行方向と逆方向に噴射する構造のもの
もある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、かかる従来のバンデイングジエツト
A′の空気噴射口b1,b2では、トウtの幅方向への
拡開が不十分かつ不均一となり、特に帯状に拡開
されたトウの両側端附近においてこの傾向が大き
い。さらに最近におけるフイラメントプラグ製造
機の高速化に伴なつてトウの走行速度が増加する
ときは、その傾向が一層助長されるという問題点
がある。
本考案は、かかるスリツト状の空気噴射口を有
する従来のバンデイングジエツトの問題点に着目
してなされたもので、トウの拡開が十分かつ均一
に行なわれ、フイラメント相互が可及的に分離さ
れるバンデイングジエツトを提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 以下に本考案を、実施例を示す図面に基づいて
説明する。
第1図に本考案のバンデイングジエツトに具備
される空気噴射板の平面図、第2図に第1図の空
気噴射板を具備した本考案のバンデイングジエツ
トの第1図A−A方向の断面図を示した。
図において本考案のバンデイングジエツトA
は、空気チヤンバー2の拡開端部に形成された空
気噴射板1と空気噴射板1の前面に形成されたト
ウ通路3とを具備するバンデイングジエツトにお
いて、該空気噴射板1のほぼ全面に多数の空気噴
射ノズル4をトウの進行方向に沿う縦方向中央部
において粗の分布に、中央部から両側端部に向つ
て段階的に密の分布に形成した構成を有する。
なお第2図において、、5は空気噴射板1の前
面にトウ通路を形成するための蓋であり、蝶番6
を介して空気チヤンバー2の前端面に開閉自在に
設けられる。又、7a,7bは蓋5の空気チヤン
バー2に対するロツク手段を示す。
以上の構成において、空気噴射板1に形成され
る空気噴射ノズル4は、第1図の例では図示縦方
向にほぼ等間隔に5個と4個の列が交互に形成さ
れ、又、図示横方向に空気噴射板1の全幅員にわ
たり、中央部から両側端部に向つて空気噴射ノズ
ル4の縦列相互の間隔が4段階に逐次狭くなるよ
うに配列されている。
又、空気噴射ノズル4の形状は空気出口4aに
向つて断面積が拡大する漏斗状に形成されること
が望ましい。
(作用) 従来のバンデイングジエツトA′のように、空
気噴射板に設けてスリツト状の空気噴射口b1又は
b2(第5図参照)から空気を噴射するときは、ト
ウは中央部から拡開され、未拡開のフイラメント
群は逐次空気噴射板の両側に移動してゆくが、未
拡開部では噴射された空気の通過量が既拡開部に
比べ比較的少なくなることが、トウの拡開が不均
一になり、かつ両側端附近のトウの拡開が不十分
となる原因と考えられる。
これに対し、本考案のバンデイングジエツトA
によれば、空気噴射板1に多数の空気噴射ノズル
4をほぼ全面にわたり設けるとともに、その横幅
方向に対する分布(噴射板1の単位面積当りのノ
ズル数)を中央部において粗に、両側端部に向か
つて段階的に密に形成したから、空気噴射により
中心部から拡開されて逐次両側に移動したトウの
未拡開部にも十分な空気量が噴射され、かつ、通
過するトウの面に対しスリツト状の空気噴射口に
比し長時間噴射されてトウの拡開が均一かつ十分
に行なわれる。又、空気噴射ノズル4の形状を第
2図に示すように空気出口に向つて断面積が拡大
する漏斗状に形成すれば、噴出空気も漏斗状に拡
散するので直管状のノズル口に比し噴出空気が衝
突するトウ面積が増加し、より多数のフイラメン
ト群が直接空気流に曝露されてフイラメント相互
の分離作用が一層効果的に行なわれる。
(実施例) 空気噴射ノズルの形状を第1図に示したような
漏斗状(空気出口の直径3.5mm)とし、ノズル列
の間隔を中央部から両側端部に向かつて、4段階
で逐次狭くなるように配列した総数131個のノズ
ルを有する縦100mm、横200mmの空気噴射板を備え
た本考案のバンデイングジエツトを、高速フイル
タープラグ製造機に第1及び第2バンデイングジ
エツトとして設置し、フイラメントデニール:
3、トータルデニール:36000、Y形断面のセル
ロースアセテートトウを原料として、次の条件で
トウの拡開処理試験を行なつた。
処理条件{噴射空気圧力0.2Kg/cm2G、噴射空気
流量(第1及び第2のバンデイングジエツトの合
計)1.5Ncm3/min、トウ処理速度612m/min} 又、対照として第5図aに示したような従来の
スリツト式バンデイングジエツト(空気噴射板縦
100mm、横200mm、スリツト数3本、スリツト間隙
0.18mm)を使用して本考案の場合と全く同様の条
件でトウの拡開処理試験を行なつた。
その結果、第2バンデイングジエツト直後の拡
開処理されたトウの状態は、本考案のバンデイン
グジエツトを用いた場合は拡開されたトウの幅は
190〜200mmで、フイラメント群はほぼ均一に分離
され、フイラメント密度の粗密は認められなかつ
た。一方、従来のバンデイングジエツトを用いた
場合は、拡開されたトウの幅は140〜150mmで、フ
イラメント群の密度は幅方向にバラツキが大き
く、部分的にフイラメントのない裂け目を生ずる
など、フイラメント群の拡開は不十分、、不均一
であり、本考案のバンデイングジエツトの有効性
が実証された。
(考案の効果) 本考案のバンデイングジエツトは以上詳細に説
明した如くになるから、現行のフイルタープラグ
製造機におけるトウ移送速度(約400m/min)
でのトウの拡開処理をより均一かつ十分に行なう
ことが可能となるのみでなく、フイルタープラグ
製造機の高速化に対応してトウの移送速度が高速
化(約600m/min以上)された場合にも、トウ
の拡開処理を均一かつ十分に行なうことが可能と
なる。よつて後工程のトウの開繊処理並びに可塑
剤添着処理が円滑に行なわれることにより、製品
フイルタープラグ品質の均一化及び安定化等を達
成することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバンデイングジエツトに具備
される空気噴射板の平面図、第2図は本考案のバ
ンデイングジエツトの断面図、第3図はフイルタ
ープラグ製造工程の概略説明図、第4図は従来の
バンデイングジエツトの斜視図、第5図a,bは
従来のバンデイングジエツトに具備される空気噴
射板の実施例を示す平面図である。 1……空気噴射板、2……空気チヤンバー、3
……トウ通路、4……空気噴射ノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気チヤンバーの拡開端部に形成された空気
    噴射板と、該空気噴射板の前面に形成されたト
    ウ通路とを具備するトウの拡開用バンデイング
    ジエツトにおいて、該空気噴射板のほぼ全面に
    多数の空気噴射ノズルをトウの送行方向に沿う
    縦方向中央部において粗の分布に、該中央部か
    ら両側端部に向つて段階的に密の分布に形成し
    たことを特徴とするたばこフイルタープラグ製
    造用バンデイングジエツト。 (2) 空気噴射ノズルの形状を、空気出口に向つて
    断面積が拡大する漏斗状に形成したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のた
    ばこフイルタープラグ製造用バンデイングジエ
    ツト。
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