JPH0143125B2 - - Google Patents
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- JPH0143125B2 JPH0143125B2 JP58044415A JP4441583A JPH0143125B2 JP H0143125 B2 JPH0143125 B2 JP H0143125B2 JP 58044415 A JP58044415 A JP 58044415A JP 4441583 A JP4441583 A JP 4441583A JP H0143125 B2 JPH0143125 B2 JP H0143125B2
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- lng
- intermediate medium
- medium
- evaporator
- pressure
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01K—STEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
- F01K25/00—Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for
- F01K25/08—Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for using special vapours
- F01K25/10—Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for using special vapours the vapours being cold, e.g. ammonia, carbon dioxide, ether
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、冷熱発電設備及びその中間媒体の回
収・充填方法に係り、特にランキンサイクル式
LNG冷熱発電設備に好適な冷熱発電設備及びそ
の中間媒体の回収・充填方法に関するものであ
る。
収・充填方法に係り、特にランキンサイクル式
LNG冷熱発電設備に好適な冷熱発電設備及びそ
の中間媒体の回収・充填方法に関するものであ
る。
従来技術を第1図により説明する。
第1図でランキンサイクル式LNG冷熱発電設
備は、LNG蒸発器10と中間媒体ポンプ(以下、
ポンプと略)11aと中間媒体蒸発器(以下、媒
体蒸発器と略)12と中間媒体膨張タービン(以
下、タービンと略)13と発電機14とで構成さ
れ、LNG蒸発器10とポンプ11aと媒体蒸発
器12とタービン13とは、ランキンサイクルを
なして次のように設置されている。
備は、LNG蒸発器10と中間媒体ポンプ(以下、
ポンプと略)11aと中間媒体蒸発器(以下、媒
体蒸発器と略)12と中間媒体膨張タービン(以
下、タービンと略)13と発電機14とで構成さ
れ、LNG蒸発器10とポンプ11aと媒体蒸発
器12とタービン13とは、ランキンサイクルを
なして次のように設置されている。
LNG蒸発器10とポンプ11aの吸入側とは
導管20で、ポンプ11aの吐出側と媒体蒸発器
12とは導管21で、媒体蒸発器12とタービン
13の入口とは導管22で、タービン13の出口
とLNG蒸発器10とは導管23でそれぞれ連結
されている。
導管20で、ポンプ11aの吐出側と媒体蒸発器
12とは導管21で、媒体蒸発器12とタービン
13の入口とは導管22で、タービン13の出口
とLNG蒸発器10とは導管23でそれぞれ連結
されている。
LNG蒸発器10には、伝熱管40が内設され
ている。伝熱管40の入口には、LNG貯蔵タン
ク(図示省略)に連結され途中にLNGポンプ
(図示省略)が設けられた導管24が連結される
とともに、伝熱管40の出口には、導管25が連
結されている。導管25はNG加熱器(図示省
略)に連結され、NG加熱器と別途使用先、例え
ば発電所ボイラ(図示省略)とは導管(図示省
略)で連結されている。
ている。伝熱管40の入口には、LNG貯蔵タン
ク(図示省略)に連結され途中にLNGポンプ
(図示省略)が設けられた導管24が連結される
とともに、伝熱管40の出口には、導管25が連
結されている。導管25はNG加熱器(図示省
略)に連結され、NG加熱器と別途使用先、例え
ば発電所ボイラ(図示省略)とは導管(図示省
略)で連結されている。
媒体蒸発器12には、伝熱管41が内設されて
いる。伝熱管41の入口には、スチーム、海水等
の熱源供給用の導管26が連結されるとともに、
伝熱管41の出口には、熱源排出用の導管27が
連結されている。
いる。伝熱管41の入口には、スチーム、海水等
の熱源供給用の導管26が連結されるとともに、
伝熱管41の出口には、熱源排出用の導管27が
連結されている。
ランキンサイクル系外には、中間媒体貯蔵タン
ク(以下、タンクと略)15が設置されている。
タンク15は、途中にポンプ11bが設けられた
導管28で媒体蒸発器12と連結されている。導
管28の媒体蒸発器12とポンプ11bとの間に
は、弁50が、ポンプ11bとタンク15との間
には、弁51が設けられている。弁50とポンプ
11bとの間で導管28より分岐し途中に弁52
が設けられた導管29がタンク15に連結され、
ポンプ11bと弁51との間で導管28より分岐
し途中に弁53が設けられた導管30がLNG蒸
発器10に連結されている。
ク(以下、タンクと略)15が設置されている。
タンク15は、途中にポンプ11bが設けられた
導管28で媒体蒸発器12と連結されている。導
管28の媒体蒸発器12とポンプ11bとの間に
は、弁50が、ポンプ11bとタンク15との間
には、弁51が設けられている。弁50とポンプ
11bとの間で導管28より分岐し途中に弁52
が設けられた導管29がタンク15に連結され、
ポンプ11bと弁51との間で導管28より分岐
し途中に弁53が設けられた導管30がLNG蒸
発器10に連結されている。
導管22,23には、それぞれ弁54,55が
設けられ、導管22の弁54と前流側と導管23
の弁55の後流側とには、タービン13をバイパ
スして導管31が連結されている。導管31に
は、弁56が設けられている。
設けられ、導管22の弁54と前流側と導管23
の弁55の後流側とには、タービン13をバイパ
スして導管31が連結されている。導管31に
は、弁56が設けられている。
なお、発電機14はタービン13に連接され、
また、ランキンサイクル系内には、炭化水素、フ
ツ素化合物等の高価な中間媒体が所定量封入され
る。
また、ランキンサイクル系内には、炭化水素、フ
ツ素化合物等の高価な中間媒体が所定量封入され
る。
このようなランキンサイクル式LNG冷熱発電
設備では、タービン13および発電機14を駆動
することなしにLNG蒸発器10でLNGの蒸発、
気化を行う気化運転と、LNGの蒸発、気化並び
に発電を行う発電運転とが実施されるが、ここで
は、両運転の説明は省略し定期点検時等における
ランキンサイクル系内からの中間媒体の回収並び
にランキンサイクル系内への中間媒体の充填につ
いて説明する。
設備では、タービン13および発電機14を駆動
することなしにLNG蒸発器10でLNGの蒸発、
気化を行う気化運転と、LNGの蒸発、気化並び
に発電を行う発電運転とが実施されるが、ここで
は、両運転の説明は省略し定期点検時等における
ランキンサイクル系内からの中間媒体の回収並び
にランキンサイクル系内への中間媒体の充填につ
いて説明する。
例えば、定期点検時、まず、伝熱管40への
LNGの供給が停止されタービン13、発電機1
4の駆動が停止される。その後、閉止している弁
50,51を開放しポンプ11bを駆動すること
で、媒体蒸発器12に滞留している液化中間媒体
(以下、液化媒体と略)は、タンク15に回収さ
れる。なお、LNG蒸発器10に滞留している液
化媒体は、ポンプ11aにより媒体蒸発器12に
供給された後に、タンク15に回収される。
LNGの供給が停止されタービン13、発電機1
4の駆動が停止される。その後、閉止している弁
50,51を開放しポンプ11bを駆動すること
で、媒体蒸発器12に滞留している液化中間媒体
(以下、液化媒体と略)は、タンク15に回収さ
れる。なお、LNG蒸発器10に滞留している液
化媒体は、ポンプ11aにより媒体蒸発器12に
供給された後に、タンク15に回収される。
一方、定期点検完了後は、閉止している弁5
2,53を開放しポンプ11bを駆動すること
で、タンク15に回収され一旦貯蔵されている液
化媒体はLNG蒸発器10並びに媒体蒸発器12
に充填される。その後、LNG蒸発器10並びに
媒体蒸発器12での液位が規定液位に達した段階
でポンプ11bの駆動は停止され、弁52,53
が閉止されて、ランキンサイクル系内への中間媒
体の充填が完了する。
2,53を開放しポンプ11bを駆動すること
で、タンク15に回収され一旦貯蔵されている液
化媒体はLNG蒸発器10並びに媒体蒸発器12
に充填される。その後、LNG蒸発器10並びに
媒体蒸発器12での液位が規定液位に達した段階
でポンプ11bの駆動は停止され、弁52,53
が閉止されて、ランキンサイクル系内への中間媒
体の充填が完了する。
このような冷熱発電設備中間媒体の回収並びに
充填方法では、次のような欠点があつた。
充填方法では、次のような欠点があつた。
(1) 中間媒体は飽和状態にあるため、ポンプの吸
入側の流量の減少に伴い液頭圧が減少し、その
結果、ポンプではキヤビテーシヨンが発生する
ようになる。したがつて、媒体蒸発器に滞留し
ている液化媒体を全量タンクに回収することが
できない。この残留した液化媒体は、媒体蒸発
器から大気放出されるだけであるため、中間媒
体費が増大し不経済となる。
入側の流量の減少に伴い液頭圧が減少し、その
結果、ポンプではキヤビテーシヨンが発生する
ようになる。したがつて、媒体蒸発器に滞留し
ている液化媒体を全量タンクに回収することが
できない。この残留した液化媒体は、媒体蒸発
器から大気放出されるだけであるため、中間媒
体費が増大し不経済となる。
(2) ランキンサイクル系内の気化中間媒体(以
下、気化媒体と略)の回収ができず、この気化
媒体は大気放出されるだけであるため、中間媒
体費が増大し不経済となる。
下、気化媒体と略)の回収ができず、この気化
媒体は大気放出されるだけであるため、中間媒
体費が増大し不経済となる。
本発明の主な目的は、定期点検時等においてラ
ンキンサイクル系内の中間媒体を大気放出するこ
となしにタンクに回収することで経済性を向上で
きる冷熱発電設備及びその中間媒体の回収・充填
方法を提供することにある。
ンキンサイクル系内の中間媒体を大気放出するこ
となしにタンクに回収することで経済性を向上で
きる冷熱発電設備及びその中間媒体の回収・充填
方法を提供することにある。
本発明は、ランキンサイクル式LNG冷熱発電
設備のライキンサイクル系内に封入された中間媒
体を圧力差と液頭圧によりランキンサイクル系外
へ回収し、ランキンサイクル系外に回収された中
間媒体を圧力差によりランキンサイクル系内へ充
填することを特徴とするもので、液化媒体並びに
気化媒体を大気放出することなしにランキンサイ
クル系内から再充填可能にランキンサイクル系外
へ回収しようとするものである。
設備のライキンサイクル系内に封入された中間媒
体を圧力差と液頭圧によりランキンサイクル系外
へ回収し、ランキンサイクル系外に回収された中
間媒体を圧力差によりランキンサイクル系内へ充
填することを特徴とするもので、液化媒体並びに
気化媒体を大気放出することなしにランキンサイ
クル系内から再充填可能にランキンサイクル系外
へ回収しようとするものである。
本発明の一実施例を第2図により説明する。な
お、第2図で、第1図と同一機器等は同一符号で
示し説明を省略する。
お、第2図で、第1図と同一機器等は同一符号で
示し説明を省略する。
第2図で、タンク15はLNG蒸発器10より
低位置で、かつ、ランキンサイクル系外に設置さ
れている。また、LNG蒸発器10とほぼ同一高
さで、かつ、ランキンサイクル系外には、中間媒
体回収器16(以下、媒体回収器と略)が設置さ
れている。タンク15と媒体回収器16とは、導
管32,33で閉サイクルをなして連結され、媒
体回収器16には、伝熱管42が内設されてい
る。伝熱管42の入口側には、弁57の前流側で
導管24より分岐し弁58が途中に設けられた導
管34が連結され、伝熱管42の出口側には、導
管25より分岐した導管35が連結されている。
LNG蒸発器10の上部と媒体回収器16の上部
とは、途中に弁59が設けられた導管36で連結
されている。また、導管20の途中には、弁60
が設けられるとともに、弁60の前流側の導管2
0と導管32とは、途中に弁61が設けられた導
管37で連結されている。
低位置で、かつ、ランキンサイクル系外に設置さ
れている。また、LNG蒸発器10とほぼ同一高
さで、かつ、ランキンサイクル系外には、中間媒
体回収器16(以下、媒体回収器と略)が設置さ
れている。タンク15と媒体回収器16とは、導
管32,33で閉サイクルをなして連結され、媒
体回収器16には、伝熱管42が内設されてい
る。伝熱管42の入口側には、弁57の前流側で
導管24より分岐し弁58が途中に設けられた導
管34が連結され、伝熱管42の出口側には、導
管25より分岐した導管35が連結されている。
LNG蒸発器10の上部と媒体回収器16の上部
とは、途中に弁59が設けられた導管36で連結
されている。また、導管20の途中には、弁60
が設けられるとともに、弁60の前流側の導管2
0と導管32とは、途中に弁61が設けられた導
管37で連結されている。
このようなランキンサイクル式LNG冷熱発電
設備では、気化運転並びに発電運転は、従来技術
と同様であるため、ここでは、両運転の説明は省
略し定期点検時等におけるランキンサイクル系内
からのランキンサイクル系外への中間媒体の回収
並びにランキンサイクル系外からのランキンサイ
クル系内への中間媒体の充填について説明する。
設備では、気化運転並びに発電運転は、従来技術
と同様であるため、ここでは、両運転の説明は省
略し定期点検時等におけるランキンサイクル系内
からのランキンサイクル系外への中間媒体の回収
並びにランキンサイクル系外からのランキンサイ
クル系内への中間媒体の充填について説明する。
例えば、定期点検時、まず、弁54,55は閉
止され、これによりタービン13、発電機14の
駆動が停止される。また、それとともに、ポンプ
11aの駆動も停止され弁60が閉止される。そ
の後、媒体蒸発器12に滞留している液化媒体
は、伝熱管41にスチーム、海水等の熱源を流通
させることで蒸発、気化され、この気化媒体は、
タービン13をバイパスしてLNG蒸発器10に
供給される。LNG蒸発器10に供給された気化
媒体のほとんどは、伝熱管40を流通するLNG
の冷熱により凝縮液化されLNG蒸発器10に既
に滞留した液化媒体と共に滞留する。なお、媒体
蒸発器12に滞留した液化媒体の蒸発、気化が全
て完了した時点で、伝熱管41への熱源の供給は
停止され、また、LNG蒸発器10での気化媒体
の凝縮、液化がほとんど完了した時点で弁57が
閉止される。弁57の閉止後、弁58、弁62、
弁63を各々開放し伝熱管42にLNGを流通さ
せる。これにより、媒体回収器16並びにタンク
15は冷却され、それらの圧力が降下する。媒体
回収器16並びにタンク15の圧力がLNG蒸発
器10の圧力よりも低くなつた時点で弁61を開
放する。これによりLNG蒸発器10に滞留して
いる液化媒体は、LNG蒸発器10とタンク15
との圧力差並びに液頭圧によりタンク15に回収
される。一方、LNG蒸発器10および他のラン
キンサイクル系内の気化媒体は、弁61を閉止し
弁59を開放することで、タンク15と同圧力の
媒体回収器16にLNG蒸発器10を介して抜出
される。この気化媒体は、伝熱管42を流通する
LNGの冷熱により凝縮、液化され、この液化媒
体は、媒体回収器16とタンク15の液頭圧によ
り中間媒体貯蔵タンク15に回収され貯蔵され
る。このようなランキンサイクル系内の液化媒体
並びに気化媒体のタンク15への回収が完了した
時点で、弁58,59は閉止される。
止され、これによりタービン13、発電機14の
駆動が停止される。また、それとともに、ポンプ
11aの駆動も停止され弁60が閉止される。そ
の後、媒体蒸発器12に滞留している液化媒体
は、伝熱管41にスチーム、海水等の熱源を流通
させることで蒸発、気化され、この気化媒体は、
タービン13をバイパスしてLNG蒸発器10に
供給される。LNG蒸発器10に供給された気化
媒体のほとんどは、伝熱管40を流通するLNG
の冷熱により凝縮液化されLNG蒸発器10に既
に滞留した液化媒体と共に滞留する。なお、媒体
蒸発器12に滞留した液化媒体の蒸発、気化が全
て完了した時点で、伝熱管41への熱源の供給は
停止され、また、LNG蒸発器10での気化媒体
の凝縮、液化がほとんど完了した時点で弁57が
閉止される。弁57の閉止後、弁58、弁62、
弁63を各々開放し伝熱管42にLNGを流通さ
せる。これにより、媒体回収器16並びにタンク
15は冷却され、それらの圧力が降下する。媒体
回収器16並びにタンク15の圧力がLNG蒸発
器10の圧力よりも低くなつた時点で弁61を開
放する。これによりLNG蒸発器10に滞留して
いる液化媒体は、LNG蒸発器10とタンク15
との圧力差並びに液頭圧によりタンク15に回収
される。一方、LNG蒸発器10および他のラン
キンサイクル系内の気化媒体は、弁61を閉止し
弁59を開放することで、タンク15と同圧力の
媒体回収器16にLNG蒸発器10を介して抜出
される。この気化媒体は、伝熱管42を流通する
LNGの冷熱により凝縮、液化され、この液化媒
体は、媒体回収器16とタンク15の液頭圧によ
り中間媒体貯蔵タンク15に回収され貯蔵され
る。このようなランキンサイクル系内の液化媒体
並びに気化媒体のタンク15への回収が完了した
時点で、弁58,59は閉止される。
一方、定期点検完了後は、まず、弁61を開放
する。これにより、タンク15に一時貯蔵されて
いる間に温度上昇し昇圧した液化媒体は、タンク
15とLNG蒸発器10との圧力差によりLNG蒸
発器10に充填され始める。その後、LNG蒸発
器10への液化媒体の充填が進み、タンク15と
LNG蒸発器10とが均圧状態となつた段階で、
弁57を開放する。これにより伝熱管40を
LNGが流通しLNG蒸発器10は冷却され圧力が
降下する。この状態でタンク15とLNG蒸発器
10では圧力差が生じ、これによりタンク15か
らはLNG蒸発器10に液化媒体が再び充填され
るようになる。その後、LNG蒸発器10並びに
媒体蒸発器12での液位が規定液位に達した段階
で弁61は閉止され、中間媒体のランキンサイク
ル系内への充填が完了する。あるいは、中間媒体
のランキンサイクル系内への充填時において、タ
ンク15とLNG蒸発器10とが均圧状態となつ
た段階で、弁62、弁63を閉じ媒体回収器16
により伝熱管40をLNGが流れ、LNG蒸発器1
0内の媒体ガスは導管36より媒体回収器16に
入り、LNGの冷熱により媒体は液化しLNG蒸発
器10の媒体圧力を下げ、タンク15とLNG蒸
発器10とでは圧力差が生じ、弁62を開とすれ
ば導管37よりタンク15の媒体液がLNG蒸発
器10及び媒体蒸発器12へ充填することも可能
である。
する。これにより、タンク15に一時貯蔵されて
いる間に温度上昇し昇圧した液化媒体は、タンク
15とLNG蒸発器10との圧力差によりLNG蒸
発器10に充填され始める。その後、LNG蒸発
器10への液化媒体の充填が進み、タンク15と
LNG蒸発器10とが均圧状態となつた段階で、
弁57を開放する。これにより伝熱管40を
LNGが流通しLNG蒸発器10は冷却され圧力が
降下する。この状態でタンク15とLNG蒸発器
10では圧力差が生じ、これによりタンク15か
らはLNG蒸発器10に液化媒体が再び充填され
るようになる。その後、LNG蒸発器10並びに
媒体蒸発器12での液位が規定液位に達した段階
で弁61は閉止され、中間媒体のランキンサイク
ル系内への充填が完了する。あるいは、中間媒体
のランキンサイクル系内への充填時において、タ
ンク15とLNG蒸発器10とが均圧状態となつ
た段階で、弁62、弁63を閉じ媒体回収器16
により伝熱管40をLNGが流れ、LNG蒸発器1
0内の媒体ガスは導管36より媒体回収器16に
入り、LNGの冷熱により媒体は液化しLNG蒸発
器10の媒体圧力を下げ、タンク15とLNG蒸
発器10とでは圧力差が生じ、弁62を開とすれ
ば導管37よりタンク15の媒体液がLNG蒸発
器10及び媒体蒸発器12へ充填することも可能
である。
本実施例のような冷熱発電設備及びその中間媒
体の回収・充填方法では、次のような効果が得ら
れる。
体の回収・充填方法では、次のような効果が得ら
れる。
(1) 高価な中間媒体を大気放出することなしにラ
ンキンサイクル系内から再充填可能にサイクル
系外へ回収できるので、中間媒体費を節減でき
経済性を向上することができる。
ンキンサイクル系内から再充填可能にサイクル
系外へ回収できるので、中間媒体費を節減でき
経済性を向上することができる。
(2) LNGを定期点検時等冷熱発電設備の運転停
止期間でも媒体回収器で蒸発、気化させること
ができるので、発電所ボイラ等へのNGの供給
を良好に維持することができる。
止期間でも媒体回収器で蒸発、気化させること
ができるので、発電所ボイラ等へのNGの供給
を良好に維持することができる。
(3) ポンプを不用にできる反面、媒体回収器の設
置が必要となるが、しかし媒体回収器ではポン
プのような運転動力費を必要としないので、全
体としての運転費を節減することができる。
置が必要となるが、しかし媒体回収器ではポン
プのような運転動力費を必要としないので、全
体としての運転費を節減することができる。
本発明は、以上説明したように、ランキンサイ
クル式LNG冷熱発電設備のランキンサイクル系
内に封入された中間媒体を圧力差と液頭圧により
ランキンサイクル系外へ回収し、ランキンサイク
ル系外へ回収された中間媒体を圧力差によりラン
キンサイクル系内へ充填することで、高価な中間
媒体を大気放出することなしにランキンサイクル
系内から再充填可能にランキンサイクル系外へ回
収できるので、中間媒体費を節減でき経済性を向
上できる効果がある。
クル式LNG冷熱発電設備のランキンサイクル系
内に封入された中間媒体を圧力差と液頭圧により
ランキンサイクル系外へ回収し、ランキンサイク
ル系外へ回収された中間媒体を圧力差によりラン
キンサイクル系内へ充填することで、高価な中間
媒体を大気放出することなしにランキンサイクル
系内から再充填可能にランキンサイクル系外へ回
収できるので、中間媒体費を節減でき経済性を向
上できる効果がある。
第1図は、従来のランキンサイクル式LNG冷
熱発電設備の系統図、第2図は、本発明を実施し
ランキンサイクル式LNG冷熱発電設備の一例を
示す系統図である。 10…LNG蒸発器、11a…ポンプ、12…
媒体蒸発器、13…タービン、14…発電機、1
5…タンタ、16…媒体回収器。
熱発電設備の系統図、第2図は、本発明を実施し
ランキンサイクル式LNG冷熱発電設備の一例を
示す系統図である。 10…LNG蒸発器、11a…ポンプ、12…
媒体蒸発器、13…タービン、14…発電機、1
5…タンタ、16…媒体回収器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 LNGの気化熱を利用してLNG蒸発器で中間
媒体を凝縮し、ポンプで昇圧後媒体蒸発器で気化
させてタービンに導入し発電するライキンサイク
ルを用いたLNG冷熱利用発電設備において、 前記LNG蒸発器に並列に設けた媒体回収器と、
該媒体回収器と閉サイクルをなして連結した中間
媒体貯蔵タンクと、前記LNG蒸発器に導入する
LNGを分岐させて媒体回収器に導く経路と、前
記LNG蒸発器と媒体回収器とを連結する経路と、
前記LNG蒸発器から前記ポンプに媒体を導く経
路を分岐させ、媒体回収器から中間媒体貯蔵タン
クに導く経路に合流させる経路とを設けたことを
特徴とする冷熱発電設備。 2 LNGの気化熱を利用してLNG蒸発器で中間
媒体を凝縮し、ポンプで昇圧後媒体蒸発器で気化
させてタービンに導入し発電するランキンサイク
ルを用いたLNG冷熱利用発電設備の中間媒体の
回収・充填方法において、 前記冷熱発電設備のランキンサイクル系内に封
入された中間媒体を、LNGの冷熱により凝縮、
液化させ、該液化した中間媒体をランキンサイク
ル系外にLNG蒸発器より低位置に設置された中
間媒体貯蔵タンクへ圧力差と液頭圧により回収す
ると共に、ランキンサイクル系内に滞留している
気化中間媒体をランキンサイクル系外でLNG蒸
発器と並列に設置され、中間媒体貯蔵タンクと閉
サイクルをなして連結された中間媒体回収器で凝
縮、液化し、該液化した中間媒体を液頭圧により
中間媒体貯蔵タンクへ回収し、該タンクでの貯蔵
により温度上昇し昇圧した中間媒体を圧力差によ
りLNG蒸発器へ充填することを特徴とする冷熱
発電設備中間媒体の回収・充填方法。 3 ランキンサイクル系内から系外への中間媒体
回収時に、前記中間媒体貯蔵タンクの圧力を前記
中間媒体回収器を介しLNGの冷熱を利用して前
記LNG蒸発器の圧力よりも低くすると共に、ラ
ンキンサイクル系外から系内への中間媒体充填時
に、中間媒体貯蔵タンクとLNG蒸発器とが均圧
状態に達した段階で、LNG蒸発器の圧力をLNG
の冷熱を利用して中間媒体貯蔵タンクの圧力より
も低くすることを特徴とする特許請求の範囲第2
項記載の冷熱発電設備中間媒体の回収・充填方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4441583A JPS59170412A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 冷熱発電設備及びその中間媒体の回収・充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4441583A JPS59170412A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 冷熱発電設備及びその中間媒体の回収・充填方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59170412A JPS59170412A (ja) | 1984-09-26 |
JPH0143125B2 true JPH0143125B2 (ja) | 1989-09-19 |
Family
ID=12690864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4441583A Granted JPS59170412A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 冷熱発電設備及びその中間媒体の回収・充填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59170412A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102230401B (zh) * | 2011-05-19 | 2014-03-12 | 西安交通大学 | 一种有机朗肯循环低温发电工质置换系统及其置换方法 |
CN103306759B (zh) * | 2013-06-17 | 2015-04-08 | 合肥通用机械研究院 | 一种易于回收有机工质的有机朗肯循环发电装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5963311A (ja) * | 1982-10-04 | 1984-04-11 | Toshiba Corp | リポペプチド(Lipopeptides)、それらの製造方法及び乳化剤としての利用法 |
-
1983
- 1983-03-18 JP JP4441583A patent/JPS59170412A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5963311A (ja) * | 1982-10-04 | 1984-04-11 | Toshiba Corp | リポペプチド(Lipopeptides)、それらの製造方法及び乳化剤としての利用法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59170412A (ja) | 1984-09-26 |
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