JPH0143005Y2 - - Google Patents

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JPH0143005Y2
JPH0143005Y2 JP1983204613U JP20461383U JPH0143005Y2 JP H0143005 Y2 JPH0143005 Y2 JP H0143005Y2 JP 1983204613 U JP1983204613 U JP 1983204613U JP 20461383 U JP20461383 U JP 20461383U JP H0143005 Y2 JPH0143005 Y2 JP H0143005Y2
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silo
inlet cover
grain
duct
cooling air
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JP1983204613U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はサイロ内に備えられた穀物を冷却する
冷却装置に関するものである。
サイロ内に貯えられた穀物を長期間品質を劣化
させずに保管する場合には、穀物自体の呼吸によ
る体内養分の減少を防ぎ、かつカビや細菌の繁殖
をできるだけ押えるために、サイロ内穀物を適宜
温度まで冷却した状態で保管する。
ところで従来、サイロ内に貯えられている穀物
を冷却する場合には、例えば第1図に示す方法が
採られている。すなわち、図において符号1は空
気調和装置で、この空気調和装置1にはダクト2
の一端が接続され、ダクト2の他端はサイロ3の
ホツパー部4の内部中央まで延出されている。こ
のホツパー部4の内部中央まで延出されたダクト
2の他端は、その開口をインレツトカバ5によつ
て覆われており、内部に穀物が入り込まないよう
になつている。そして、前記空気調和装置1から
供給される冷却空気はダクト2によつてインレツ
トカバ5に導びかれた後、同インレツトカバ5の
下部開口からサイロ3のホツパー部4内に供給さ
れ、サイロ3内部を上方へ移動し、その後サイロ
3上部に設けられた空気排出口6から外部へ排出
されるが、サイロ3内を下端から上端まで移動す
る際にサイロ3内に貯えられている穀物を適宜温
度まで冷却する。
ところで、従来のこのようなサイロ内穀物の冷
却装置にあつては、サイロ3内に冷却空気を供給
するインレツトカバ5がホツパー部4の中央部に
唯一つ設けられているにすぎずこのため、サイ
ロ3の側壁7近傍に貯えられている穀物の冷却を
行なうことができず、未冷却領域Xができてしま
う、サイロ3の南がわ側壁に日射があたる場
合、同南がわ側壁近傍に貯えられている穀物が昇
温して品質が低下してしまう等の欠点があつた。
また、サイロ周囲に冷却空気を循環させて冷却
するもの(実公昭58−18145号公報参照、実開昭
55−88646号公報参照)があつたが、このような
装置であると、サイロの壁を2重構造としている
ので、サイロを構築する際に手間がかかるととも
に、サイロが大型となつて、コスト高になるとい
う問題があつた。さらに、これら装置であると、
既存のサイロに装置を取り付けることができず、
新たに構築し直さなければならないという欠点が
あつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、未
冷却領域をなくしてサイロ内穀物を均一に冷却す
ることができ、かつ外乱によりサイロ内の一部が
昇温するような場合であつてもその部分を集中的
に冷却して昇温を押さえること等が有効に行える
とともに、サイロの建設にも手間がかからず、さ
らには既存のサイロにも容易に取り付けることが
できる内穀物の冷却装置を提供することを目的と
する。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。第3図は本考案に係る冷却装置を示し、図
において符号11は空気調和装置である。空気調
和装置11にはダンパ12,13,14が介装さ
れたダクト15,16,17の一端がそれぞれ接
続され、こられ各ダクト15,16,17の他端
はサイロ18内下部まで延出されている。
一方、サイロ18内下部には第4図に示すよう
に外インレツトカバ(吹出口)19および内イン
レツトカバ(吹出口)20がそれぞれ配設されて
いる。外インレツトカバ19は、前記ダクト1
5,16の他端開口を覆つてこれら各ダクト1
5,16内に穀物が入り込むのを阻止するもの
で、第5図に示すように山形に折曲された主部2
1と同主部21の両側から下方へ延びる平板副部
22とからなる折曲片23が4個、それぞれ互い
に直行するように平面視4角形状に連結されてな
るものである。そして、この外インレツトカバー
19は各角部がサイロ側壁24の内周部に溶接等
の固定手段によつて固定されることによりサイロ
18内所定個所に配置固定されている。また外イ
ンレツトカバ19の互に対向する角部には仕切板
25が設けられており、これにより外インレツト
カバ19の内部にはL字状の空気通路19a,1
9bがそれぞれ形成されている。空気通路19a
は前記ダクト15の他端開口を覆い、また空気通
路19bはダクト16の他端開口を覆つている。
そして、空気通路19aからサイロ18内に供給
される冷却空気は第6図に示すように空気通路1
9aの上側領域Z1を通つてこの部分に貯えられて
いる穀物を冷却し、サイロ上部の空気排出口26
から外部に排出される、他方、空気通路19bか
らサイロ18内に供給される冷却空気は同空気通
路19bの上側領域Z2を通つてこの部分に貯えら
れている穀物を冷却し、サイロ上部の空気排出口
26がら外部に排出される。
前記内インレツトカバ20は前記ダクト17の
他端開口を覆つてダクト17内に穀物が入り込む
のを阻止するもので、サイロ18の下端中央であ
つてかつ外インレツトカバ19よりも下方に配置
されている。また内インレツトカバ20は外イン
レツトカバ19を構成する折曲片23と同様、山
形に折曲された主部と同主部の両側から下方へ延
びる平板副部とから構成されており、両端がサイ
ロ18のホツパー部29に溶接等の固定手段によ
つて固定されている。そして、内インレツトカバ
20からサイロ18内に供給される冷却空気は第
7図に示すように内インレツトカバ20の上側領
域Z3を通つてこの部分に貯えられている穀物を冷
却し、サイロ上部の空気排出口26から外部に排
出される。
前記サイロ内に区切られた仮想空調領域Z1
Z2,Z3には温度センサ(図示せず)がそれぞれ配
されており、これら各温度センサから発せられる
出力信号に基づいて前記ダンパ12,13,14
が各々個別に開度調整されるようになつている。
なお、前記サイロ18のホツパー部29の下端開
口30は蓋(図示せず)によつて気密に閉塞され
ている。また前記サイロ18上部に設けられた空
気排出口26は、ガラリ等(図示せず)によつて
閉塞されており、雨や塵埃がサイロ18内に侵入
するのを防ぐ一方、サイロ18内部の空気が外部
へ自由に排出され得るようになつている。
次に、上記構成の冷却装置の作用について説明
する。空気調和装置11から供給される冷却空気
は、ダクト15,16,17を介してサイロ18
内に導びかれる。そしてこれらダクト15,1
6,17を介してサイロ18内に導びかれる冷却
空気のうちダクト15を介して導びかれる冷却空
気は空気通路19a内に導入され、同空気通路1
9aに沿つてL字状に拡がつた後空気通路19a
の下端開口からインレツトカバ外部へ流出し、サ
イロ18内の仮想空調領域Z1を上方へ移動して、
この領域Z1に貯えられている穀物を冷却し、その
後サイロ18上部の空気排出口26から外部へ排
出される。またダクト16を介してサイロ18内
に導びかれる冷却空気は、空気通路19a内に導
入され、同空気通路19bに沿つてL字状に拡が
つた後空気通路19bの下端開口からインレツト
カバ外部へ流出し、サイロ18内の仮想空調領域
Z2を上方へ移動してこの領域Z2に貯えられている
穀物を冷却し、さらにサイロ18上部の空気排出
口26から外部へ排出される。また、ダクト17
を介して導びかれる冷却空気は、内インレツトカ
バ20内に導入され、同内インレツトカバ20に
沿つて水平左右方向に拡がつた後内インレツトカ
バ20の下端開口からインレツト外部へ流出し、
サイロ18内の仮想空調領域Z3を上方へ移動して
この領域Z3に貯えられている穀物を冷却し、その
後サイロ18上部の空気排出口26から外部へ排
出される。
かくして、上記冷却装置によれば、空気調和装
置11から供給される冷却空気によつて、未冷却
領域を生じさせることなくサイロ内に貯えられて
いる穀物全てを均一に冷却させることができる。
また、上記冷却装置によれば、サイロ18の南が
わ側壁24に日射があたつてサイロ内の南側空調
領域の温度が他の領域に比べて上昇するような場
合であつても、各空調領域に配されている温度セ
ンサがこれを感知し、これら温度センサから発せ
られる信号に基づいて各ダンパ12,13,14
が操作されて冷却空気を南側空調領域のみに集中
して送り、この領域の温度上昇を押えることがで
き、この結果同南側空調領域に貯えられている穀
物の品質劣化を未然に防止することができる。
加えて本実施例では、内インレツトカバ20と
外インレツトカバ19をそれぞれ高さを変えて配
置しているから、両インレツトカバ19,20間
の間隔を広く採ることができ、サイロ内穀物を外
部に排出させるときに、穀物を短時間でスムーズ
に排出させることができる利点がある。
第8図は上記構成の冷却装置を用いてサイロ内
を冷却させたときの内部各測定点A,B,C,D
の温度変化を示したものである。各測定点A,
B,C,Dは第3図にその高さ位置をまた第7図
にその平面的な位置を示している。この結果から
明らかなように、サイロ18内部はどの点におい
ても均一に冷却されているのがわかる。
なお、第9図は本考案を角型サイロ31に適用
した例を示している。本実施例では井桁状に形成
された外インレツトカバ(吹出口)32が用いら
れている。
この井桁状に形成された外インレツトカバ32
は、穀物の流れを妨たげないようサイロ31の側
壁33との間に間隔をあけた状態で、外側突出部
をサイロ側壁に固定されている。なお、図におい
て前記第3図〜第5図に示す実施例と同一構成要
素には同一符号を付してある。
なお、上記実施例においては、冷却空気吹出口
を3個設けているが、これに限られることなくサ
イロの大きさに応じて2個あるいは4個以上設け
てもよい。
以上説明したように、本考案によるサイロ内穀
物の冷却装置によれば、以下のような優れた効果
を奏することができる。
(イ) ダクト送風口を内インレツトカバまたは外イ
ンレツトカバによつて覆い、穀物の詰まり等を
防止しつつ、冷却空気吹出口を形成することが
でき、外インレツトカバによつてサイロ内壁付
近に冷却空気を導くとともに、内インレツトカ
バによつてサイロ中央部付近に冷却空気を導
き、未冷却領域を生じさせることなく、サイロ
内に貯えられている穀物全てを均一に冷却する
ことができる。
(ロ) 外インレツトカバを複数領域に区画して、そ
れぞれのダクトから放出される冷却空気量を各
領域毎に、制御するようにしたので、サイロ内
のある部分だけが昇温するような場合でも、そ
の部分を集中的に冷却することができ、他の領
域との温度差を解消して、部分的な穀物の腐敗
等を防止することができる。
(ハ) 上述のようにサイロ内部を適宜温度に均一に
冷却させることができるため、サイロを、穀物
の長期間保存用の備蓄用サイロとして利用する
ことができる。
(ニ) サイロを2重構造とすることなく、サイロ底
部付近に、複数のダクトを挿通し、それぞれ、
外インレツトカバと内インレツトカバを施工す
るだけであるので、既存のサイロにも容易に取
り付けることができる。
(ホ) サイロ底部付近に、外インレツトカバと内イ
ンレツトカバの高さを変えて配置して、両イン
レツトカバ間の間隔を広く採ることができるの
で、既存のサイロに採用した場合であつても、
サイロ内穀物を外部に排出させるときにも、穀
物の流れを阻止することなく、かつ穀物の収納
スペースも阻害することがなく、既存のサイロ
の内部スペースを有効に活用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のサイロ内穀物の冷
却装置を示し、第1図は一部を切欠いた側面図、
第2図は第1図の−線に沿う断面図、第3図
〜第7図は本考案の一実施例を示し、第3図は一
部を切欠いた側面図、第4図は第3図の−線
に沿う断面図、第5図は第4図の−線に沿う
断面図、第6図、第7図はサイロ内の仮想空調領
域を示す説明図、第8図は上記実施例によつてサ
イロ内を冷却させたときのサイロ内温度変化を示
す図、第9図は本考案の他の実施例を示す横断平
面図である。 11……空気調和装置、12,13,14……
ダンパ、15,16,17……ダクト、18……
サイロ、19……外インレツトカバ(吹出口)、
20……内インレツトカバ(吹出口)、24……
サイロ側壁、25……仕切板、26……空気排出
口、29……ホツパー部、31……角型サイロ、
32……外インレツトカバ(吹出口)、33……
側壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サイロ内底部に冷却空気吹出口が設けられ、こ
    の吹出口から供給される冷却空気をサイロ内部を
    通してサイロ上部に設けられた排出口から排出す
    ることによつてサイロ内に貯えられた穀物を冷却
    するサイロ内穀物の冷却装置であつて、 前記冷却空気吹出口は、サイロ底部から挿通さ
    れた複数のダクトと、 該ダクトの冷却空気放出口の上部を覆うととも
    に、サイロ内壁付近に沿つて配設され、かつ各領
    域毎に区画されて、ダクトから放出される冷却空
    気を下端開口より各領域毎にサイロ内壁に沿つて
    導く外インレツトカバと、 該外インレツトカバよりも上方または下方のサ
    イロ中央部にダクトを上部から覆うように配設さ
    れ、ダクトから放出される冷却空気を下端開口よ
    りサイロ中央部に導く内インレツトカバーとから
    なり、 それぞれのダクトから供給する冷却空気量を、
    各インレツトカバ毎に、個別に制御する制御機構
    を備えていることを特徴とするサイロ内穀物の冷
    却装置。
JP20461383U 1983-12-28 1983-12-28 サイロ内穀物の冷却装置 Granted JPS60111632U (ja)

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JP20461383U JPS60111632U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 サイロ内穀物の冷却装置

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JPS60111632U JPS60111632U (ja) 1985-07-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818145U (ja) * 1981-07-28 1983-02-04 株式会社椿本チエイン 耐水性歯付ベルト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5588646U (ja) * 1978-12-15 1980-06-19

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818145U (ja) * 1981-07-28 1983-02-04 株式会社椿本チエイン 耐水性歯付ベルト

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JPS60111632U (ja) 1985-07-29

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