JPH0142038Y2 - - Google Patents

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JPH0142038Y2
JPH0142038Y2 JP1981126126U JP12612681U JPH0142038Y2 JP H0142038 Y2 JPH0142038 Y2 JP H0142038Y2 JP 1981126126 U JP1981126126 U JP 1981126126U JP 12612681 U JP12612681 U JP 12612681U JP H0142038 Y2 JPH0142038 Y2 JP H0142038Y2
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circuit
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acoustic
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、材料内に微視的に発生する塑性変
形、き裂を音響的にとらえるアコーステツク・エ
ミツシヨン(以下AEと略称する)計測装置に関
し、特に2チヤンネル方式のAE計測装置に関す
る。
従来のAE計測装置によつてAE信号のピーク電
圧を計測する場合、計測領域外からの信号または
雑音による信号と区別して計測領域のみからの信
号を選択的に得ることがむずかしかつた。従来、
計測領域内のAE信号を他と弁別するために、複
数のAEセンサを設けて、この各AEセンサからの
信号の時間差に基づいてゲートを開閉することに
より、計測領域内でのAE信号のみを通過させる
技術は知られている。このような従来技術とし
て、AE信号を遅延回路を通してゲートに導くか
(例えば特開昭50−159384号)、あるいは、遅延回
路を通さず、ゲートの開閉タイミングを、複数の
AEセンサからのAE信号のうち最も遅い信号に合
致させるため、時間差測定による位置標定回路に
加えて、複数のAEセンサからの信号の位相を弁
別する回路を設ける必要がある(例えば特開昭53
−31186号)。
ところで、前者の従来技術ではAE信号をアナ
ログ遅延回路を通すためにその波形・大きさが変
化し、正確なピーク値を得ることができないとい
う問題があり、また、後者の従来技術では回路が
相当複雑になるという欠点がある。
本考案の目的は、極めてシンプルな回路構成の
もとに、計測領域内で発生したAE信号のみの正
確なピーク値を得ることのできる装置を提供する
ことにある。
本考案のAE計測装置は、実施例に対応する第
1図に示すように、2個のAEセンサ1A,1B
のうちどちらか一方の出力をピークホールダー8
に入力する。また、どちらか一方の出力が所定の
値以上のときその出力から時間Tだけ遅延した第
1のパルスを出力する第1の回路手段2A,3
A,4A,5A,61を設けるとともに、他方の
出力が所定値以上のときに時間幅2Tの第2のパ
ルスを出力する第2の回路手段2B,3B,4
B,5B,62を設ける。更に、この第1と第2
の回路手段の出力を第1の論理積回路63に導入
してその重なりを検出し、また、この第1の論理
積回路63の否定出力と第1の回路手段の出力を
第2の論理積回路71に導入してその一致を検出
する。そして、第2の論理積回路71の出力をピ
ークホールダー8のリセツト入力に導くととも
に、第1の論理積回路63の出力を、計測領域内
でのイベント発生信号およびピークホールダー8
の内容の読み取りを許可する信号として外部に出
力するよう構成している。
以下、本考案の実施例を図面に従い説明する。
第1図は本考案実施例の回路構成を示すブロツ
ク図で、本考案の計測装置を入出力装置9を介し
てCPU10に接続して、AE信号のピーク電圧値
とイベント数をCPU10によりメモリ(図示せ
ず)内に書き込む場合の例を示している。切欠き
試験片11の計測領域12の2個所にAEセンサ
ー1A,1Bが装着されている。これらのAEセ
ンサー1A,1Bは圧電素子からなる音響−電気
変換素子であつて、試験片11に設けた切欠きか
ら、き裂の発生及び成長によつて発生するAE波
を感知する。これらのAEセンサー1A,1Bか
らの感知信号は、それぞれプリアンプ2A,2
B、フイルタ兼メインアンプ3A,3B、エンベ
ローブ検波回路4A,4Bを経て弁別およびパル
ス発生回路5A,5Bに導入される。また、AE
センサー1AからのAE信号はエンベロープ検波
回路4Aを通過したのちピークホルダー8に導入
され、その出力電圧のピーク値がホールドされ
る。弁別およびパルス発生回路5A,5Bは感知
信号の大きさが所定値以上のとき所定の時間幅の
パルスを発生するものである。一方の弁別および
パルス発生回路5Aの出力パルスは遅延時間Tの
遅延回路61に入力され、他方の弁別およびパル
ス発生回路5Bの出力パルスは時間幅2Tの単安
定マルチバイブレータ62に入力される。遅延回
路61と単安定マルチバイブレータ62の出力は
論理積回路63に導入され、単安定マルチバイブ
レータ62の出力時間内に遅延回路61から出力
されたか否を検出する一致検出回路6を構成して
いる。論理積回路63の出力は入出力装置9のイ
ベント(事象)端子に接続され、かつリセツト用
ゲート回路7のインバータ72に接続されてい
る。遅延回路61の出力は論理積回路63および
リセツト用ゲート回路7の論理積回路71に接続
されている。論理積回路71には、論理積回路6
3の否定出力と遅延回路61からの出力が導入さ
れ、それらの出力が一致したときピークホルダー
8に記憶された内容をリセツトするようリセツト
信号を出力する。中央処理装置(CPU)は、入
出力装置9を介して、計測領域12からのAE信
号を計数するとともに、ピークホルダー8に記憶
されたAEセンサー1Aの出力電圧のピーク値を
取り込み、メモリーに書き込むなどしてデータ処
理を行つたのちピークホルダー8にピーク値をリ
セツトする信号を発するよう構成されている。
次に、この実施例の作用をAE信号発生状態別
にタイムチヤートを用いて説明する。まず、第1
図に示した試験片11のx点でAEが発生した場
合について説明する。この場合の動作を第2図の
タイムチヤートに示す。
以下、試験片11の2個のAEセンサー1Aと
1Bの中心より両側にLだけ隔てられた領域を計
測領域12とする。この計測領域12内のAEセ
ンサー1Aに近いx点からき裂によつてAE信号
が発生したとき、この信号はまずAEセンサー1
Aに入力し、やや遅れてAEセンサー1Bに入力
する。ここで、AE信号の伝幡速度をvとすれば
到達の時間差は2L/vである。エンベロープ検
波回路4A,4BによつてAE信号のエンベロー
プが得られ、それらのピーク値が基準レベル
(RFレベル)を越えているとき、弁別およびパル
ス発生回路5A,5Bからパルスが出力される。
このとき、AEセンサー1AからのAE信号のエン
ベロープのピーク値はピークホルダー8に記憶さ
れる。弁別およびパルス発生回路5Aからパルス
が出力されると、遅延時間Tののち遅延回路61
からパルスが出力され、また弁別およびパルス発
生回路5Bからパルスが出力されたとき単安定マ
ルチバイブレータ62から時間幅2Tのパルスが
出力される。この遅延時間Tは計測領域12から
AE信号が二つのAEセンサーに到達する時間差に
基づき設定され、計測領域12の幅2Lに依存す
る。すなわち、計測領域12内からAE信号が発
生し、それらのピーク値がRFレベルを越えてい
るときには、弁別およびパルス発生回路5Aまた
は5Bから二番目に出力されるパルスは必ず一番
目のパルスより遅延時間T内で出力される。さら
に、この状態においては、遅延回路61のパルス
が時間幅2Tのパルス中に発生することになるか
ら、論理積回路63からイベント信号が出力され
る。このようにして、2個のAEセンサー1A,
1B間の中心から±Lの領域(第1図で斜線を旋
した部分)で発生するAE信号が検出されるが、
論理積回路71の状態がL0レベルであるから、
ピークホルダー8にはリセツト信号が出力されな
い。入出力装置9を介してイベント信号を入力し
たCPU10は、ピークホルダー8に記憶された
ピーク値をA/D変換してメモリーに書き込むな
どの処理を行つたのちリセツト信号を出力してそ
のピーク値をリセツトする。つまり、CPU10
は論理積回路63からのイベント信号の発生によ
り計測領域内でのAE信号発生を知り、ピークホ
ルダー8の内容の読み取りが許可されたことを知
るわけである。
次に、計測領域12外でAE信号が発生した場
合について説明する。この場合のタイムチヤート
を第3図に示す。計測領域12外のAEセンサー
1Aに近いy点からAE信号が発生し、それらの
ピーク値がRFレベルを越えているときには、弁
別およびパルス発生回路5Bから出力されるパル
スは弁別およびパルス発生回路5Aから出力され
るパルスより遅延時間Tを過ぎて出力される。こ
のため、遅延回路61のパルスが時間幅2Tのパ
ルス中に発生しないことになり、論理積回路63
の出力状態はL0レベルのままである。このとき、
論理積回路71の出力状態はHiレベルとなりピ
ークホルダー8にリセツト信号が出力されピーク
ホルダー8に記憶されたピーク値がリセツトされ
る。
次に、AEセンサー1Aに雑音が入力され、そ
の後計測領域12内からAE信号が発生した場合
を、第4図のタイムチヤートに従い説明する。ピ
ーク値がRFレベルより低い雑音がAEセンサー1
Aに入力されたとき、そのピーク値はピークホル
ダー8に記憶されるが、RFレベル以下であるか
ら弁別およびパルス発生回路5Aからパルスは出
力されない。このため、論理積回路63からはイ
ベント信号が出力されず、CPU10はこのピー
ク値を取り込まない。従つて、このピーク値は
CPU10によつてリセツトされず、また、論理
積回路71もL0のままであるから、ピークホル
ダー8内に残るが、次にRFレベルを越えるAE信
号が発生するとそのピーク値がピークホルダー8
に記憶されて自然に解消されることになる。そし
て、この新たにピークホルダー8に記憶されたピ
ーク値が第2図と同様の手順でCPU10に取り
込まれ、雑音はAE信号と明確に分離されること
になる。
以上説明したように、本考案によれば、AE信
号を遅延回路で遅延させることなく、また、2個
のAEセンサからの信号の位相を弁別する回路等
の複雑な回路を設けることなく、計測領域内で発
生したAE信号のみのピーク値を取り出すことが
でき、簡単な構成のもとに正確なAE計測を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の構成を示す図、第
2図ないし第4図はこの実施例の作用を説明する
ためのタイムチヤートである。 1A,1B……電気−音響変換素子、5A,5
B……弁別およびパルス発生回路、6……一致検
出回路、7……リセツト用ゲート回路、8……ピ
ークホルダー、9……入出力装置、10……中央
処理装置(CPU)、11……試験片、12……計
測領域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 試験片の2点に装着した2個の音響−電気変換
    素子と、その2個の音響−電気変換素子のうちど
    ちから一方の出力を入力するピークホールド回路
    と、その2個の音響−電気変換素子のうちどちら
    か一方の出力が所定値以上のときに時間T遅延し
    た第1のパルスを出力する第1の回路手段と、上
    記2個の音響−電気変換素子の残り一方の出力が
    所定値以上のときに時間幅2Tの第2のパルスを
    出力する第2の回路手段と、上記第1の回路手段
    の出力と上記第2の回路手段の出力の重なりを検
    出する第1の論理積回路と、上記第1の回路手段
    の出力と上記第1の論理積回路の否定出力が一致
    したことを検出する第2の論理積回路とを有し、
    その第2の論理積回路の出力を上記ピークホール
    ド回路のリセツト入力に導くとともに、上記第1
    の論理積回路の出力を、イベント発生信号および
    上記ピークホールド回路の内容の読み取り許可信
    号として外部に出力するよう構成されたアコース
    テイツク・エミツシヨン計測装置。
JP12612681U 1981-08-26 1981-08-26 アコ−ステイツク・エミツシヨン計測装置 Granted JPS5832460U (ja)

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JP12612681U JPS5832460U (ja) 1981-08-26 1981-08-26 アコ−ステイツク・エミツシヨン計測装置

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JP12612681U JPS5832460U (ja) 1981-08-26 1981-08-26 アコ−ステイツク・エミツシヨン計測装置

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JPS5832460U JPS5832460U (ja) 1983-03-03
JPH0142038Y2 true JPH0142038Y2 (ja) 1989-12-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50159384A (ja) * 1974-06-12 1975-12-23

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JPS5730643Y2 (ja) * 1976-08-23 1982-07-06

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JPS50159384A (ja) * 1974-06-12 1975-12-23

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