JPH0141492Y2 - - Google Patents

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JPH0141492Y2
JPH0141492Y2 JP14750684U JP14750684U JPH0141492Y2 JP H0141492 Y2 JPH0141492 Y2 JP H0141492Y2 JP 14750684 U JP14750684 U JP 14750684U JP 14750684 U JP14750684 U JP 14750684U JP H0141492 Y2 JPH0141492 Y2 JP H0141492Y2
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damper
dust
outlet
partition wall
gas
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は槌打時のダストリークの防止を図つた
電気集塵装置(以下EPと称す)に関する。
〔従来技術〕
乾式EPはガス中のダストを電気的に集塵極に
付着堆積させ、所定量堆積すると槌打ハンマ等か
らなる槌打装置による槌打により振動を与えて付
着ダストをホツパへ落下させ、これを捕集するも
のである。しかしこの場合槌打時に一部のダスト
がガス中に再飛散し、これが集塵性能を低下させ
るという問題がある。
そこで、再飛散を防止する方法として、第4図
に示すようなダンパ方式のEPが提案され、実用
化されている。この装置は集塵器1を仕切壁2…
により複数のセクシヨン3…に区分して、各セク
シヨン3の入口及び出口に入口ダンパ4および出
口ダンパ5を設けている。そして槌打時に当該セ
クシヨン3-1の入口ダンパ4及び出口ダンパ5を
閉成して、ガス中にダストが再飛散するのを防止
するものである。
しかしこの装置においても、槌打セクシヨン3
-1内のガスが出口ダンパ5や仕切壁2の隙間から
若干リークし、このガスリーク中に含まれる浮遊
ダストが外部に排出される。すなわち集塵器1に
は放電極支持碍子(図示せず)シールエアQ1
常時流入し、又集塵器出口圧力P2は圧損分だけ
集塵器入口圧力P1より低い。このため槌打セク
シヨン3-1中において集塵器出口圧力P2は出口ダ
ンパ5を境にして内部圧力P3より低く、その差
圧(P3−P2)により出口ダンパ5の隙間からリ
ークガスq1が出口ダクトへ出る。又槌打セクシヨ
ン3-1内の圧力P3は隣接セクシヨン3内の圧力P4
より高くなるため仕切壁2の隙間からリークガス
q2が隣接セクシヨンに出る。このリークガスq1
q2に同伴されたガスが集塵されることなく外部に
排出されるため、ばいじんに厳しい環境など高い
清浄度を要求される場合問題がある。
かかる問題点を解決する方法として、槌打セク
シヨンのガスを必要最小限抽気して、槌打セクシ
ヨン内の圧力を出口ダクト内より低く保つことに
より高い清浄度を得るEPが提案されている。以
下第5図を参照して説明する。すなわち第5図に
示すように集塵器1を仕切壁2…により複数のセ
クシヨン3…に区分して各セクシヨン3の入口及
び出口にそれぞれ入口ダンパ4および出口ダンパ
5を設けている。そして各セクシヨン3…と集塵
器1の上流側との間にはそれぞれ抽気ダクト6…
が配設され、各抽気ダクト6にセクシヨン切替ダ
ンパ7を装着している。この抽気ダクト6は…途
中で集合して一本にまとめられ、ここに抽気手段
であるガス抽気フアン8を取付けている。又仕切
壁2はシール性の高い構造とされている。この装
置で槌打時、入口ダンパ4、出口ダンパ5及びセ
クシヨン切替ダンパ7を各設定状態で、ガス抽気
フアン8により槌打セクシヨン3-1内のガスを抽
気してセクシヨン内圧力P′3が出口ダクトP2より
低くなるようにし、当該セクシヨン3-1に振動を
与えてダストをホツパに落す。これにより出口ダ
ンパ5のリークガスq′1が出口ダクトより槌打セ
クシヨン3-1に向うようになり、この結果槌打セ
クシヨン3-1からダストリークが防止できる。
又、仕切壁2をシール性の高い構造としているた
め隣接セクシヨンのリークガスも防止できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した第2の方法は仕切壁2の隙間をなくし
てシール構造とし、各セクシヨン3…と集塵器上
流側との間に設けた抽気ダクト6と、この抽気ダ
クト6を通して各セクシヨン3…内のガスの抽気
を行う抽気手段によりリークガスq1,q2を防止せ
んとするものであるが、ダンパ5の隙間を完全に
なくすことが困難であるため、流入した碍子シー
ルエアQ1は、差圧により出口ダンパ5からq′1
なつて流出し、煙突よりダストが排出する恐れが
あつた。又、この方法は抽気フアン8や抽気ダク
ト6や切替ダンパ7を設置する必要があり、運転
制御が複雑になつたりコストアツプにつながつて
いた。
本考案は以上の点に基づいてなされたものでそ
の目的とするところは、仕切壁を完全シール構造
として、仕切壁からのダストリークを防止すると
共に仕切壁の一部にガス調節孔を設けることによ
り槌打セクシヨンの圧力上昇による出口ダンパか
らのダストリークを防止することが可能な電気集
塵装置を提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕 すなわち本考案による電気集塵装置は、集塵器
内部をガス流通方向と平行に設けられた複数の仕
切壁により複数の室に区分し、各室の入口および
出口に入口ダンパおよび出口ダンパを設け、槌打
時に該当する室の入口および出口ダンパを閉成す
るようにした電気集塵装置において、上記仕切壁
を完全シール構造とするとともに、仕切壁に上記
出口ダンパ部の隙間面積より大きな面積を有する
ガス調節穴を設けた構成である。
〔作用および効果〕
つまり、仕切壁を完全シール構造とすることに
より仕切壁からのダストのリークを防止するとと
もに、仕切壁の一部に圧力調整孔を形成すること
により槌打時の圧力上昇を抑制し、それによつて
出口ダンパからのダストのリークを防止するもの
である。
したがつて隣接する室へのダストリークおよび
出口ダンパからのダストクークを効果的に防止す
ることができ、槌打時の集塵性能の低下を抑制す
ることができるとともに、構成も簡略化され運転
制御も容易となり又コストの低減をも図ることが
できる。
〔実施例〕
以下第1図を参照して本考案の一実施例を説明
する。集塵器101の上流側および下流側には、
入口ダクト102および出口ダクト103がそれ
ぞれ接続されている。集塵器101内はガス流通
方向と平行に設けられた3枚の仕切壁104によ
り4つの室105A,105B,105C,10
5Dに区分されている。そして各室105A,1
05B,105C,105Dの上流側および下流
側にはそれぞれ入口ダンパ106および出口ダン
パ107が設置されている。上記仕切壁104は
完全シール構造をなしており、例えばシール溶接
が施されている。又本実施例の集塵器101は電
場(Field)数が2段であり以下上流側より1F電
極1Fおよび2F電極2Fという。
上記仕切壁104の1F電極1Fの上流位置に
は、ガス調節孔108が形成されている。このガ
ス調節孔108は、少くとも前記出口ダンパ10
7の隙間面積の10倍以上の面積を有するものであ
る。
以上の構成をもとにその作用を説明する。まず
室105Aで槌打操作を行なうために室105A
の入口ダンパ106および出口ダンパ107を閉
成する。そして図示しない槌打装置により槌打
し、付着ダストを落下させ捕集する。その際仕切
壁104は完全シール構造であるために他の室1
05B等にダストが再飛散することはない。また
集塵器101内に流入する碍子シールエアQ1
ほとんどをガス調節孔108を介してq″2として
逃すことができる。これによつて室105A内の
圧力P″3の上昇を抑制し、出口ダンパ107から
のリークガスq″1を大巾に減少させることができ
る。一方上記ガス流q″2に同伴されるダストは、
他の室105B等の電極部1F,2Fを通過する
際再集塵される。よつて図示しない煙突に達する
ことはない。以下他の室105B,105C,1
05Dにて槌打する場合も同様である。
以上本実施例によると、隣接する室へのダスト
リークおよび出口ダンパ107からのダストリー
クを効果的に防止することができる。これを従来
例と比較してみると、まず槌打室内の圧力は P″3<P3<P′3 となり、出口ダンパ107からのダストリーク量
も q″1<q1<q′1 となり、出口ダンパ107からのダストリークが
効果的に防止された。また隣接する室へのダスト
リークq2は本実施例の場合には発生しない。又集
塵器101の出口におけるばいじん濃度を本実施
例の場合と従来の場合とを比較してみた結果第2
図および第3図に示すような結果を得ることがで
きた。この試験では集塵器101内をA−1,A
−2,B−1,B−2,C−1,C−2,D−
1,D−2の8つの室に区分し、その内室A−
1,A−2について従来構成と本実施例による構
成をそれぞれ適用して行なつた。第2図は従来構
成による場合の結果であり、第3図は本実施例の
構成を適用した場合の結果である。これからも明
らかなように本実施例の構成を適用した場合の方
がばいじん濃度の上昇が小さくダストリークが効
果的に防止されていることがわかる。これは他の
室との比較においても同じことがいえるものであ
る。
なおガス調節孔108の面積は出口ダンパ10
7の隙間面積に対して十分大きいことが望まし
く、本実施例のように10倍以上とすればより効果
的である。またガス調節孔108の位置を1F電
極1Fおよび2F電極2Fの間としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気集塵装置
の断面図、第2図および第3図は効果を説明する
ための図、第4図および第5図は従来の電気集塵
装置の断面図である。 101……集塵器、102……入口ダクト、1
03……出口ダクト、104……仕切壁、105
A,105B,105C,105D……室、10
6……入口ダンパ、107……出口ダンパ、10
8……ガス調節孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 集塵器内部をガス流通方向と平行に設けられた
    複数の仕切壁により複数の室に区分し、各室の入
    口および出口に入口ダンパおよび出口ダンパを設
    け、槌打時に該当する室の入口および出口ダンパ
    を開閉するようにした電気集塵装置において、上
    記仕切壁を完全シール構造とするとともに、仕切
    壁に上記出口ダンパ部の隙間面積より大きな面積
    を有するガス調節孔を設けたことを特徴とする電
    気集塵装置。
JP14750684U 1984-09-29 1984-09-29 Expired JPH0141492Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14750684U JPH0141492Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14750684U JPH0141492Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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JPS6164350U JPS6164350U (ja) 1986-05-01
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JP14750684U Expired JPH0141492Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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Publication number Publication date
JPS6164350U (ja) 1986-05-01

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