JPH0140899Y2 - - Google Patents

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JPH0140899Y2
JPH0140899Y2 JP5649888U JP5649888U JPH0140899Y2 JP H0140899 Y2 JPH0140899 Y2 JP H0140899Y2 JP 5649888 U JP5649888 U JP 5649888U JP 5649888 U JP5649888 U JP 5649888U JP H0140899 Y2 JPH0140899 Y2 JP H0140899Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、建物の天井、側壁などの内部に配置
された配管、配線、エア・ダクトなどの各種設備
の点検及び修理のために、その天井、側壁などに
設置される点検口に関するものである。
【従来の技術】
従来、この種の点検口は、内枠側にグレモン錠
を装着するとともに、外枠にグレモン錠の一対の
ロツドの先端を受け入れるロツド受け孔を形成し
ておき、内枠の閉塞操作時に、内枠側のロツドと
外枠側のロツドの受け孔とが合致する位置まで内
枠を回動させた後、ロツド先端をロツド受け孔内
に挿通させるものであつた。
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このようなものにあつては、内枠の上
方への回動を規制する手段が特に設けられていな
いため、ロツドがロツド受け孔に正しく合致して
いるかどうかは、内枠は天井面等と同一平面に位
置するかどうかによつて判断するしかなく、常に
正規の位置において施錠操作がなされるというこ
とを期待することができず、ロツドとロツド受け
孔とが正しく合致していない位置で強制的に施錠
操作を行うことによりロツド受け孔が摩耗してし
まい、内枠が外枠からわずかに落下して外枠の下
端と同一平面上に揃えることができなくなり、美
観を損なうという問題を有していた。 本考案は、以上のような欠点を解消すべくなさ
れたものであつて、内枠の回動を正規の施錠位置
に規制することにより施錠操作を容易にし、しか
もそのような施錠状態における外観の向上を図つ
た点検口を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
そして、本考案によれば上記目的は、方形に枠
組みみされた外枠内に内枠を回転可能に組み付け
てなり、内枠の蓋板を貫通するようにして、その
内枠側に回転可能に支持されたシヤフト、その蓋
板の外側からのシヤフトの回転操作に応動して往
復摺動されるように、一端がそのシヤフト側に連
結され、他端側がその内枠側に支持された一対の
ロツド、およびそのロツドの他端を受け入れ、そ
の内枠を閉塞状態に維持し得るように、その外枠
側に形成された一対のロツド受けよりなる施錠装
置を有する点検口において、上記外枠の内側面に
は、内枠のロツド受けに対応するロツドガイド面
を上端略中央部に形成するとともに、内枠側に向
けて、ロツドの他端がロツド受けに対応する位置
において内枠の上端縁に当接して該内枠のオーバ
ーランを規制する内枠ストツパと、下方に形成し
た傾斜部分において内枠を案内し、その上方にお
いて内枠の平面視方向の位置規制を行うべく縦方
向に延びるストツパ・リブとを突設したロツド・
ガイド・プレートを固定したことを特徴とする点
検口を提供することにより達成される。
【作用】
上記構成に基づき、本考案において内枠を閉塞
操作する場合に、内枠を閉塞方向に回動させて行
くと、内枠の上端部がロツク・ガイド・プレート
の内枠ストツパに衝接し、ロツドとロツド受けと
の合致位置を操作者に知らせる。この結果、操作
者は、この状態で施錠すれば、確実にロツドをロ
ツド受け内に挿入させることができる。 また、内枠は、ヒンジ部の遊びのためにその開
放端部側を正規の回動軌跡より外枠側に飛び出た
状態で外枠の開口に進入してきたとしても、まず
ロツク・ガイド・プレートのストツパ・リブの傾
斜部分に当接し、上方に回動するにともなつて次
第にその上端部がロツク・ガイド・プレートに押
されることから外枠の開口の中央部に移動し、確
実に正規の閉塞位置まで誘導される。
【実施例】
以下、本考案の望ましい実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。 第1図ないし7図は、天井点検口の具体例10
を示している。 その天井点検口10は、天井70の開口に嵌め
込まれ、吊り金具58を使用して、その天井70
に取り付けられた方形外枠11と、その外枠11
に回転可能に組み付けられ、かつ、閉塞状態にお
いて、下端をその外枠11の下端に揃えるように
して、その外枠11の枠開口18に配置され、し
かも、上端周囲に立上り31付き段30を備える
方形内枠12と、その内枠12の枠開口19を塞
ぐように、止め金具55を使用して、内枠12に
取り付けられた蓋板13と、その外枠11の左右
内側面に設けられた一対の軸受14と、その軸受
14に回転可能に支持されるように、その内枠1
2の左右外側面に突出された一対の軸、すなわ
ち、ピン15と、その内枠12をその外枠11に
閉塞状態に維持するための施錠装置16と、その
外枠11の左右内側面にそれぞれ取り付けられ、
その内枠12の上方側への回転位置を規制して、
その内枠12が閉塞状態に置かれるとき、その外
枠11、および内枠12の下端を実質的に同一平
面上に揃えるストツパ47を備え、しかも、その
ような状態で施錠される場合に、その施錠装置1
6のロツド43,44を案内し、施錠操作を容易
に、かつ、確実にするためのロツド・ガイド・プ
レート17とより構成されている。 外枠11および内枠12は、長尺の帯状鋼板を
ロール成形した鋼製枠形形材や、長尺のアルミニ
ウム合金押出し枠形材などから所定の長さに切断
された外枠および内枠片を方形に枠組みしてなる
もので、ここでは、アルミニウム合金押出し枠形
材を使用している。 すなわち、外枠11は、平形外枠ウエブ20
と、そのウエブ20の上下端における内側に溝2
2,24を形成するように、そのウエブ20の上
下端から内側に僅かに突出された上向き、および
下向きリツプ付きフランジ21および23と、そ
のウエブ20の上方外側、および、ほぼ中央の外
側に溝26および28を形成するようにそのウエ
ブ20から外側に僅かに突出された上向き、およ
び、下向きリツプ付きリブ25および27とより
構成されている。 勿論、その外枠11を構成するために、長尺の
枠形材から所定の長さに切断された4本の外枠片
は、その外枠片の外側面側、すなわち、その上向
き、および、下向きリツプツプ付きリブ25およ
び27の溝26,28に、鋼板からなる略L字状
のコーナ・ピース(図示せず)を嵌め込むことに
よつて、方形に枠組みされる。 さらに、内枠12は、平形内枠ウエブ29と、
そのウエブ29の上端に一体的に形成された立上
り31付き段30と、そのウエブ29の下方外側
に溝33を形成するように、そのウエブ29の下
端から外側に僅かに突出された上向きリツプ付き
フランジ32と、その溝33と向かい合う溝35
を形成するように、その段30から外側に僅かに
伸長された下向きリツプ付きフランジ34とより
構成されている。 勿論、その内枠12を構成するために、長尺の
枠形材から所定の長さに切断された4本の内枠片
は、上述した外枠11の場合とほぼ同様に、その
内枠片の外側両端、すなわち、その上向き、およ
び、下向きリツプ付きフランジ32および34の
溝33,35に、鋼板から略L字状のコーナ・ピ
ース(図示せず)を嵌め込むことによつて、方形
に枠組みされる。従つて、その外枠11および内
枠12は、第2図に示されるように、天井70側
に露呈される部分が、その外枠11下端における
上向きリツプ付きフランジ21の下面、および、
その内枠12下端における上向きリツプ付きフラ
ンジ32の下面のみであり、それらのフランジ2
1,32の幅が極めて短いことから、その外枠1
1および内枠12は目地型に構成される。 また、その内枠12における立上り31の一部
分は、後述する施錠装置16のロツド43,44
を往復摺動可能に支持し、しかも、その内枠12
の閉塞状態において、そのロツド43,44を外
枠11の上端から上方にはみ出さないように作用
し、また、その段30の一部分は、後述するロツ
ド・ガイド・プレート17のストツパ47に接触
し、その内枠12の回転位置を規制するように作
用するが(第7図参照)、その段30および立上
り31は、全体として、その内枠12の強度を高
めている。 換言するならば、その内枠12の段30および
立上り31は、一般に、目地型に構成することに
よつて強度が低下する傾向にある内枠に、十分な
強度を与え、使用時における変形、特に、捩れを
防止している。 蓋板13は、第1,3および5図に示されるよ
うに、その内枠12の枠開口19を塞ぐようにし
て、その内枠12に、複数の止め金具55および
ねじ68を介して、取り付けられる天井板材66
と、その天井板材66の下面に接着、釘打ち、ま
たは、ねじ止めされる天井仕上げ材67とより構
成されている。 その止め金具55は、鋼板から断面L字形に成
形された止め金具本体56と、その本体56に形
成され、互いに向かい合う一対の切起し開口縁を
備えたスロツト57とよりなり、その内枠12の
内側面に、ビスを使用して上下移動可能に取り付
けられるように構成されている。 従つて、上述した蓋板13における天井板材6
6は、その天井板材66を下方から貫通し、その
スロツト57にねじ込まれるねじ68によつて、
その止め金具55に取り付けられる。 一対の軸受14は、外枠11の左右内側面に取
り付けられ、内枠12の左右外側面に突出された
一対のピン15を回転可能に支持し得るものであ
れば、形態は任意であるが、この考案の点検口1
0における軸受14は、そのピン15の回転を円
滑にし、かつ、確実に支持するために、ベアリン
グ・シート37が合成樹脂から成形されている。 すなわち、その軸受14は、その外枠11の左
右内側面に重ねて配置され、上方が開口されるよ
うに切り欠かれたU字状の軸受け溝38を備え、
しかも、滑性および耐摩耗性に優れた合成樹脂か
ら成形されたベアリング・シート37と、そのベ
アリング・シート37を被うように、鋼板からプ
レス成形され、その外枠11の左右内側面にビス
止めされる軸受本体36とより構成されている。
勿論、その軸受本体36には、その軸受け溝38
に相当する位置に、その軸受け溝38よりも大き
く切り欠かれたU字状溝が形成され、ピン15が
その軸受本体36に接触しないように構成されて
いる。 また、そのベアリング・シート37の外側面に
おいて、適宜の位置には、ダボ(図示せず)が突
出され、その軸受本体36において、そのダボに
相当する位置にはダボ孔(図示せず)が形成され
ている。従つて、そのベアリング・シート37及
び軸受本体36の外枠11への取付け状態におい
て、そのダボがそのダボ孔に嵌め込まれ、そのベ
アリング・シート37の取付け位置が規制され
る。 さらに、そのベアリング・シート37の軸受け
溝38において、軸受け面よりも僅かに上方部分
の開口を狭めるように、互いに向かい合う一対の
ストツパ(図示せず)を突出し、ピン15をスナ
ツプ的に嵌め込み、また、スナツプ的に取り外し
得るように構成することが望ましい。 また、一対の軸、すなわち、ピン15は、その
ベアリング・シート37の軸受け溝38に落とし
込まれ、かつ軸受け面に回転可能に支持される得
る外をもつて成形されたもので、上述した内枠1
2を方形に枠組みするために使用されたコーナ・
ピースに一体的に突出されている。 勿論、そのピン15は、その内枠12のウエブ
29に直接カシメて固定され、その内枠12の外
側に突出されるものでも良い。 施錠装置16は、そのピン15と反対側におい
て、その内枠12の内側面に取り付けられ鋼板か
ら縦断面L字状に成形されたブラケツト39と、
蓋板13を貫通するようにして、そのブラケツト
ト39に回転可能に支持されたクランク・シヤフ
ト40と、そのブラケツト39の水平部分に回転
可能にピン連結され、一端側にそのクランク・シ
ヤフト40のクランク部分に嵌め込まれる長孔4
2を備える操作板41と、その蓋板31の外側か
らのクランク・シヤフト40の回転操作に応動し
て往復摺動されるように、一端がその操作板41
にピン連結され、他端側がその内枠12の立上り
31に形成されたロツド・ガイド孔51に通され
た一対のロツド43,44と、そのロツド43,
44の他端側を受け入れ、その内枠12の閉塞状
態を維持し得るように、外枠11のウエブ20に
穿たれた一対のロツド受け52とより構成されて
いる(第1ないし4、および7図参照)。 勿論、その施錠装置16は、蓋板13の外側か
らのクランク・シヤフト40の回転操作に応動し
て、そのロツド43,44が往復摺動され、その
内枠12を閉塞状態に維持し得るものであれば形
態は任意である。 上記施錠装置16におけるクランク・シヤフト
40の下端は、蓋板13を貫通するようにして配
置されるが、その施錠装置16のブラケツト39
よりも下方の位置で、内枠12の内側には、その
クランク・シヤフト40の下端が通される蓋板1
3の貫通孔を隠蔽するための座金74が取り付け
られている。 その座金74は、合成樹脂、例えばポリアミド
樹脂、弗素樹脂などから成形され、ほぼ中央の位
置に貫通孔77を備えるプレート状の座金本体7
5と、その座金本体75の裏面で、その貫通孔7
7の両側に一体的に形成された一対のフツク付き
取付け脚76とより構成されている(第6および
7図参照)。 また、その内枠12において、そのブラケツト
39よりも下方の位置には、その座金74を取り
付けるための一対の切起し爪73が、内側に向け
て突出されている。 勿論、その座金74のフツク付き取付け脚76
は、その切起し爪73にスナツプ的に引つ掛けら
れ、そのように状態において、その座金74の座
金本体75は、その内枠に取り付けられる蓋板1
3の表面側に配置され、しかも、上述した施錠装
置16におけるクランク・シヤフト40の下端が
その座金本体75の貫通孔77に嵌め込まれるよ
うに構成されている。 従つて、その蓋板13には、そのクランク・シ
ヤフト40および、そのフツク付き取付け脚76
を収め得る穴あけ加工、または切欠き加工を施せ
ば良く、しかも、そのようにして加工された部分
がその座金本体75によつて隠蔽されることか
ら、蓋板13の加工作業が容易になり、さらに、
その蓋板13の外観が美観に維持される。 さらに、その外枠11のウエブ20に穿たれた
ロツド受け52付近には、ロツド・ガイド・プレ
ート17が取り付けられている。 そのロツド・ガイド・プレート17は、合成樹
脂、例えば、ポリアミド樹脂、弗素樹脂などから
成形されたもので、第4図に示されるように、ガ
イド・プレート本体45と、そのガイド・プレー
ト本体45の上方かつ中央部分に形成された円弧
状のロツド・ガイド面46と、そのガイド・プレ
ート本体45の上端で、そのロツド・ガイド面4
6を挟む両側部分から内側に一体的に伸長された
一対の楔形の内枠ストツパ47と、そのガイド・
プレート本体45の内側面で、そのロツド・ガイ
ド面46の縁から連続して縦方向に一体的に形成
されたストツパ・リブ48と、そのストツパ・リ
ブ48から下方に連続され、しかも、下方に向け
て順次肉厚を薄くするように一体的に形成された
傾斜部分50と、そのストツパ・リブ48を貫通
するようにして、そのガイド・プレート本体45
のほぼ中央の位置に形成されたノツク・ピン孔4
9と、そのノツク・ピン孔49に合わせるように
して、そのガイド・プレート本体45の外側面に
一体的に突出されたすり割りスリーブ53とより
構成されている。 そのロツド・ガイド面46は、上述した施錠装
置16において外側に突出されるロツド43,4
4の先端を外枠11のロツド受け52に案内し、
そのロツド受け52への収まりを容易にするもの
で、その内枠ストツパ47の下面よりも僅かに上
方に位置されている。 そのロツド・ガイド面46の内側縁は面取りさ
れ、内枠12が適正な閉塞状態から僅かに下方に
位置されている場合にも、そのロツド43,44
の先端を、そのロツド受け52側に確実に案内す
るように構成されている。従つて、そのようにし
てロツド43,44の先端がそのロツド受け52
側に案内されたとき、その内枠12は上方に持ち
上げられ、適正な閉塞状態において、外枠11に
施錠され得る。 勿論、上述したようなロツド・ガイド面46の
作用を向上するために、そのロツド・ガイド4
3,44の先端は、面取りされることが望まし
い。 さらに、そのロツド・ガイド面46は、全体的
にテーパ状に形成して、上述と同様の作用が得ら
れるように構成することも可能である。 また、ガイド・プレート本体45の下端には、
外枠11における上向きリツプ付きフランジ21
の溝22に嵌め込まれるための切欠き72が形成
されている。 このように構成されるロツド・ガイド・プレー
ト17は下端をその外枠11の上向きリツプ付き
フランジ21に引つ掛け、さらに、そのスリーブ
53がその外枠11のウエブ20に形成されたス
リーブ孔73を貫通するようにして、そのウエブ
20の内側面にガイド・プレート本体45を添
え、そのノツク・ピン孔49からノツク・ピン5
4を打ち込み、そのスリーブ53を拡開して、そ
の外枠11に固定される。 勿論、そのようなロツド・ガイド・プレート1
7の取付け状態において、そのロツド・ガイド面
46は、その外枠11のウエブ20に穿たれたロ
ツド受け52の下方部分よりも僅かに上方に位置
されている。 上述のように構成された天井点検口10は、天
井70の開口に嵌め込まれ、吊り金具58を使用
して、その天井70の内側における架設チヤンネ
ル71に取り付けられる。 その吊り金具58は、第2図に示されるように
鋼板から成形された長孔付きキヤリア・プレート
59と、そのキヤリア・プレート59の上端に外
側に折り曲げられたアーム部分60と、外枠11
の上向き、および、下向きリツプ付きリブ25,
27に引つ掛けられるようにして、そのキヤリ
ア・プレート59の下端に形成されたフツク61
と、そのアーム部分60にねじ込まれたクランプ
64と、鋼板からL字状に成形され、そのキヤリ
ア・プレート59の外側面にねじおよび蝶ナツト
63を介して上下移動可能に取り付けられたクラ
ンプ・プレート62とより構成されている。 従つて、その吊り金具58は、そのクランプね
じ64とそのクランプ・プレート62との間に挟
み付けるようにして、その架設チヤンネル71に
固定され、そのクランプねじ64の調節、およ
び、そのクランプ・プレート62の上下移動によ
つて、その天井点検口10の取付け位置が決定さ
れる。 匁論、その吊り金具58は、その天井点検口1
0を、その架設チヤンネル71や野縁(図示せ
ず)などに取り付け得るものであれば、形態は任
意である。 次に、この考案に係る点検口、すなわち、天井
点検口10において、内枠12の開閉、および、
施錠動作について説明する。 先ず、内枠12が施錠状態に維持された天井点
検口10の施錠装置16を、蓋板13の外側から
のクランク・シヤフト40の回転操作によつて解
錠すると、その施錠装置16のロツド43,44
が外枠11のロツド受け52から抜け、その内枠
12は開放される。 そのような状態で、天井70内の配管、配線、
エア・ダクトなどの点検、修理作業が行われ、必
要に応じて、その内枠12は、その外枠11から
取り外される。 その点検、修理作業後に、その内枠12を元の
状態に戻す場合には、その施錠装置16側を押し
上げるようにして、その内12を上方に回転させ
る。 そのようにして内枠12が回転され、その内枠
12が外枠11内に完全に収められると、その内
枠12の段30が、その外枠11に取り付けられ
たロツド・ガイド・プレート17の内枠ストツパ
47に接触する。 すなわち、その外枠11および内枠12の下端
が同一平面上に揃えられる状態で、その内枠12
の上方への回転が規制される。 勿論、そのような内枠12の回転動作中、その
内枠12が回転中心の軸方向で一方側に僅かに偏
り、その内枠12の適性な回転軌跡からずれて
も、その内枠12の段30付近における下向きリ
ツプ付きフランジ34は、そのロツド・ガイド・
プレート17の傾斜部分50に接触しながら、ス
トツパ・リブ48側へ案内されるため、その内枠
12は、回転動作に伴つて、次第に適性な閉塞位
置に修正される。 しかも、ストツパ・リブ48の下方には、傾斜
部分50が形成されているので、内枠12が外枠
11内に進入してくる場合にも、該内枠12の上
端が外枠11にさしかかつた状態において内枠1
2の進入可能な面積を狭めることにはならないの
で、内枠12がストツパ・リブ48にぶつかるこ
ともなく、スムーズに閉塞動作が行われる。 次に、その内枠12を施錠するため、その施錠
装置16のクランク・シヤフト40を、蓋板13
の外側から回転操作する。 そのクランク・シヤフト40が施錠側に回転さ
れると、一対のロツド43,44は、互いに離反
するように摺動され、その外枠11のロツド受け
52側に突出されるが、先ず、そのロツド43,
44の先端は、そのロツド・ガイド・プレート1
7のロツド・ガイド面46に載せられ、さらに、
そのロツド受け52内に収められる。 すなわち、そのロツド・ガイド面46は、その
外枠11のウエブ20に穿たれロツド受け52の
下方部分よりも僅かに上方に位置されているた
め、そのロツド43,44の先端が、そのロツド
受け52内に容易に受け入れられ、その内枠12
の施錠状態が確実に維持される。 勿論、そのような内枠12の施錠状態態におい
て、その内枠12の下端は、外枠11の下端と同
一平面上に揃えられているため、天井70におけ
る内装が美麗に維持される。 また、その内枠12を施錠する場合には、その
内枠12の段30が、そのロツド・ガイド・プレ
ート17の内枠ストツパ47に接触することな
く、僅かに落下した状態で、施錠操作を行つて
も、そのロツド・ガイド面46の内側縁は面取り
されているため、その施錠装置16のロツド4
3,44は、上述した場合と同様に、そのロツド
受け52内に容易に受け入れられる。 そのような場合、そのロツド43,44がその
ロツド・ガイド面46に載せられることにより、
その内枠12が適正な閉塞状態に持ち上げられ、
その内枠12の段30がそのロツド・ガイド・プ
レート17の内枠ストツパ47に接触すること勿
論である。 如上の構成になるこの考案によれば、内枠を閉
じて外枠に施錠するとき、その内枠が適正な閉塞
状態におかれている場合は勿論のこと、その内枠
がそのような適性な閉塞状態から僅かにずれて閉
じられている場合にも、その内枠側に取り付けら
れている施錠装置のロツドの先端が、その外枠側
のロツド受けに容易に案内され、かつ、確実に受
け入れられ、施錠操作が容易になり、しかも、そ
のような内枠の施錠状態において、その外枠およ
び内枠の下端が同一平面上に揃えられ、外観を美
麗にする点検口が得られる。 しかも、内枠は、閉塞状態において、ロツド・
ガイド・プレートのストツパ・リブによりその平
面視方向の位置を規制されるので、ヒンジ部分に
遊びがあつても、確実に該内枠を正規の位置に静
止させることができ、外枠内で内枠がいずれかの
方向に偏つた状態で固定されることが防止され、
見栄えを向上させることができる。 その上、ロツド・ガイド・プレートのストツ
パ・リブは下方が傾斜部分とされているので、外
枠への内枠の進入時におけるスペースが狭くなつ
て内枠がストツパ・リブの下端に衝突することを
防止することができ、良好な閉塞動作を得ること
ができる。 また、内枠の閉塞操作時に該内枠を内枠ストツ
パに衝接するまで上方に回動させるだけで正規の
施錠位置に内枠を位置させることができるので、
簡単かつ正確に施錠することができる上に、内枠
ストツパを規制の対象であるロツドの挿入部位近
傍に位置するロツド・ガイド・プレートに形成し
たので、精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は建物の天井点検口として具体化された
この考案の点検口を上方から見た斜視図、第2図
は第1図の2−2線に沿つて示した断面図、第3
図は第1図に示す天井点検口に使用された施錠装
置の部分上面図、第4図は第1図に示す天井点検
口に使用されたロツド・ガイド・プレートを一部
断面して示した斜視図、第5図はロツド・ガイ
ド・プレートの取付け状態を示す天井点検口の部
分断面図、第6図は施錠装置および座金を内枠の
内側から見た正面図、第7図は内枠の切起し爪お
よび座金の斜視図である。 10……天井点検口、11……外枠、12……
内枠、13……蓋板、14……軸受、15……
軸、16……施錠装置、17……ロツド・ガイ
ド・プレート、18,19……枠開口、30……
段、31……立上り、40……クラン・シヤフ
ト、43,44……ロツド、46……ロツド・ガ
イド面、47……内枠ストツパ、48……ストツ
パ・リブ、52……ロツド受け、70……天井。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 方形に枠組みされた外枠内に内枠を回転可能に
    組み付けてなり、内枠の蓋板を貫通するようにし
    て、その内枠側に回転可能に支持されたシヤフ
    ト、その蓋板の外側からのシヤフトの回転操作に
    応動して往復摺動されるように一端がそのシヤフ
    ト側に連結され、他端側がその内枠側に支持され
    た一対のロツド、およびそのロツドの他端を受け
    入れ、その内枠を閉塞状態に維持し得るように、
    その外枠側に形成された一対のロツド受けよりな
    る施錠装置を有する点検口において、 上記外枠の内側面には、内枠のロツド受けに対
    応するロツド・ガイド面を上端略中央部に形成す
    るとともに、内枠側に向けて、ロツドの他端がロ
    ツド受けに対応する位置において内枠の上端縁に
    当接して該内枠のオーバーランを規制する内枠ス
    トツパと、下方に形成した傾斜部分において内枠
    を案内し、その上方において内枠の平面視方向の
    位置規制を行うべく縦方向に延びるストツパ・リ
    ブとを突設したロツド・ガイド・プレートを固定
    したことを特徴とする点検口。
JP5649888U 1988-04-28 1988-04-28 Expired JPH0140899Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11124861B2 (en) 2014-11-05 2021-09-21 Companhia Brasileira De Metalurgia E Mineração Processes for producing low nitrogen essentially nitride-free chromium and chromium plus niobium-containing nickel-based alloys and the resulting chromium and nickel-based alloys

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US11124861B2 (en) 2014-11-05 2021-09-21 Companhia Brasileira De Metalurgia E Mineração Processes for producing low nitrogen essentially nitride-free chromium and chromium plus niobium-containing nickel-based alloys and the resulting chromium and nickel-based alloys

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