JPH0139112Y2 - - Google Patents

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JPH0139112Y2
JPH0139112Y2 JP5267283U JP5267283U JPH0139112Y2 JP H0139112 Y2 JPH0139112 Y2 JP H0139112Y2 JP 5267283 U JP5267283 U JP 5267283U JP 5267283 U JP5267283 U JP 5267283U JP H0139112 Y2 JPH0139112 Y2 JP H0139112Y2
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rotor
poles
pole
magnetic
permanent magnet
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JP5267283U
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は永久磁石形ステツピングモータ、特に
円環状ヨークに放射状に植設した複数個の磁極に
夫々巻線を巻装した固定子と、該磁極と空隙を介
して対向配置し回転自在に軸支した回転子とより
成り、該回転子はその外周に複数個の極歯を備え
た2個の回転子ポールによつて軸方向にN極S極
を着磁した円筒形の永久磁石を挾んで一体的に固
着して構成した永久磁石形ステツピングモータの
改良に関するものである。
第1図a,bは従来より実施されている永久磁
石形ステツピングモータを示し、1は環状ヨー
ク、2−1〜2−4はこの環状ヨーク1に放射状
に植設した磁極、4は各磁極の先端に設けた極
歯、3−1〜3−4は各磁極に巻装した固定子巻
線、5は軸受6を設けたエンドブラケツト、7
a,7bは回転子ポール、8はこの回転子ポール
7a,7bによつて挾持されその軸方向にN極S
極を着磁した永久磁石、9は回転子軸、10は回
転子ポール7a,7bの外周に設けた極歯であ
る。固定子の磁極2−1〜2−4の先端に設けた
極歯4の配設ピツチは回転子ポール7aと7bの
外周に設けた極歯10の配設ピツチと等しく、回
転子ポール7aと7bの夫々に設けた極歯の配列
は1/2ピツチだけ円周方向に互いにずれている。
又、固定子の磁極2−1〜2−4に夫々設けた
極歯4と空隙を介して対向した回転子ポール7
a,7bの外周に設けた極歯10との相関関係
は、例えば巻線3−1を励磁して磁極2−1の極
歯4と回転子ポールの極歯10とが対向整列して
いるときには磁極2−2の極歯4は回転子ポール
7a,7bの極歯10と歯幅の1/2が重なつて整
列し、磁極2−3の極歯4と回転子ポール7a,
7bの極歯10とは全く重ならず、磁極2−4の
極歯4と回転子ポール7a,7bの極歯10とは
磁極2−2とは反対の側で1/2が重なつて整列し
ている。
回転子を1ステツプ歩進させるには巻線3−2
を励磁し巻線3−1の電流を切る。この結果、磁
極2−2の極歯4と回転子ポールの極歯10との
間は歯幅の1/2が重なつているから回転子ポール
の極歯10に磁気的吸引力が作用し両者の歯が完
全に整列するまで歯幅の1/2だけ回転子が回転し
停止する。次に更に回転させる為には巻線3−3
を励磁し巻線3−2の電流を切ると回転子が更に
歯幅の1/2だけ回転する。
ステツピングモータの駆動は上述のように複数
個の巻線にあるシーケンスに従つて順次に電流を
流すことにより回転子を歩進させるのが特徴であ
り、巻線への通電切り換えの数と回転子の回転角
が比例する特性を利用し各種の精密な自動制御装
置の原動機として重用されている。
然しながら、ステツピングモータの動作を詳細
に検討すると、種々の問題があり、実用上不都合
を生じている場合がある。その問題の1つはステ
ツピングモータの回転子の動作は常に振動的で他
のモータのように一定速度で回転しているもので
は無い為に生ずる不都合で、駆動指令パルスによ
つて回転子を歩進させる時に回転子は指定された
位置に直ちに移動し停止するのではなく、指定位
置を中心に振動しやがて減衰して指定位置に安定
するという動作をするので、新しい位置に安定す
るまでにある時間を必要とし、この時間がステツ
ピングモータが動作している時間より長いと無駄
な時間を多く消費することとなり、制御装置の性
能向上を阻害するという不都合がある。この問題
について第2図a〜dによつてステツピングモー
タの回転子が1ステツプ角だけ歩進する場合の動
作を説明する。
第2図aでは1個の固定子磁極2の極歯4と回
転子ポールの極歯10とは歯幅の1/2即ち極歯ピ
ツチPの1/4だけ重なつた関係位置にあり巻線3
を励磁すると固定子の極歯4と回転子ポールの極
歯10との間に磁束φが流れ磁束の集束力が作用
し回転子を矢印の方向に回転させて第2図bに示
す位置で固定子の極歯4と回転子ポールの極歯1
0とが完全に重なつて整列した位置に達し、磁束
φの集束力が零となり回転子に作用するトルクが
零となるが、回転子には慣性モーメントが必ずあ
るから、回転子は第2図bの位置に停止すること
ができず、今までと同じ方向に回転を続け、更に
右の方向に行き過ぎ、ある角度だけ行き過ぎると
停止して回転子が逆方向(左の方向)に移動を始
め固定子と回転子の極歯が完全に重なつても更に
左の方向に移動を続けるという動作を繰り返し、
摺動部の摩擦により回転子の運動エネルギーを失
いながら第2図dに示すように振幅が減少しなが
ら減衰振動を続け、やがて所定の位置に安定す
る。しかしこのステツプ動作の始動から1ステツ
プ角歩進した新しい位置に安定するまでに要する
時間(セトリングタイム)T0は、回転子が始動
から1ステツプ角の新しい位置に最初に到達する
時間T1に比しはるかに多くの時間を要し、折角
ステツピングモータの回転子自体の応答は速くて
も、回転子が振動して新しい位置に安定するまで
に長時間を要するのでは制御装置の性能を高める
ことができない。
そこで従来より各種の手段を構じて回転子の振
動を速く減衰させる技術が開発されてきたが何れ
も一長一短ありで仲々完全なものが得られていな
いのが実態である。このステツピングモータの回
転子の振動を速く減衰させる機構として回転子軸
に適度の性能の粘性ダンパーを直結した回転子の
振動を速く減衰させる構成が提案されている。
第3図aはステツピングモータの回転子軸に粘
性ダンパーを取付けた時の構成例で、この例では
ハズミ車14を回転子軸9に軸受15を介して回
転自在に支承せしめ、ダンパーケース13によつ
てハズミ車14全体を包みその内壁面が適度の空
隙を介してハズミ車14と対向するように回転子
軸9に固着し、ダンパーケース13とハズミ車と
の空隙に適度の粘性油16を介在せしめる。
第3図aに示す粘性ダンパーを備えたステツピ
ングモータに於てはダンパーケース13とハズミ
車14との間隙に適度の粘度を有する粘性油16
が介挿されているのでダンパーケース13は回転
子軸9と一体的に運動するが、ハズミ車14には
粘性油16の粘性摩擦を介して回転子軸9の運動
が伝達されるようになる。即ちステツピングモー
タが起動指令を受け第2図dに示すように回転子
が運動を開始した時に回転子軸9に固着されたダ
ンパーケース13は回転子軸9と同じ速度で直ち
に回転するが、ハズミ車14は自体の慣性モーメ
ントにより静止を続けようとしているのでハズミ
車14とダンパーケース13との間には速度差を
生じ、ダンパーケース13とハズミ車14の間に
介在する粘性油の摩擦によつて回転子軸9の回転
エネルギーがハズミ車14に伝達される過程で粘
性油内でエネルギーの一部が熱となつて失なわ
れ、ダンパー作用を生じ、回転子の運動中の行き
過ぎを大幅に減らし、第3図bに示したようなス
テツプ動作となりセトリングタイムT0をT2に大
幅に短縮できる効果がある。
然しながら、第3図aに示した粘性ダンパーは
密閉したダンパーケース13の中に油を入れた構
造であるので、この油が洩れないようにする為に
は高度の工作技術を必要とし、価格が高くなると
いう問題があり、又、粘性ダンパーの部分だけ軸
方向に突出し、ステツピングモータ全体のスペー
スを大きくする必要がある等の欠陥がある。
本考案の目的は、上記のような従来技術に於け
る問題を解決するようにした永久磁石形ステツピ
ングモータを得るにある。
本考案の永久磁石形ステツピングモータは、円
環状ヨークに放射状に植設した複数個の磁極に
夫々巻線を巻装した固定子と、該磁極と空隙を介
して対向配置し回転自在に軸支した回転子とより
成り、該回転子は回転子軸に固定されたその外周
に極歯を備えた互いに離間する2個の回転子ポー
ルと、該2個の回転子ポール間に小空隙を介して
配置され上記回転子軸によつて回転自在に支承さ
れた軸方向にN極S極を着磁した永久磁石と、該
永久磁石と上記回転子ポールの対向する端面に形
成される上記小空隙に介挿された磁性流体とより
成ることを特徴とする。
以下図面によつて本考案の実施例を説明する。
本考案に於ては第4図に示すように回転子軸9
に軸受19を介して永久磁石8を回転自在に且つ
軸方向に移動しないよう支承し、永久磁石8の軸
方向両端面に回転子軸9に固定した2個の回転子
ポール7a,7bを少しの空隙を介して対向せし
め、且つ各回転子ポール7a,7bと永久磁石8
との対向する小空隙内には磁性流体21を介挿せ
しめる。
本考案永久磁石形ステツピングモータは上記の
ような構成であるから、永久磁石8が第3図aに
示した粘性ダンパーのハズミ車14に相当し、回
転子ポール7a,7bがダンパーケース13に、
磁性流体21が粘性油16に夫々相当する働きを
し、即ちステツピングモータの回転子が粘性ダン
パーの働きを兼ね備えた構成となる。
本考案に於て用いる磁性流体21は粘性油の中
に微小な磁性体粉末を適量分散したものとする。
本考案に於ては永久磁石8と回転子ポール7a,
7bとの間の小空隙に介挿された磁性流体内の微
小の磁性体が永久磁石8の磁化力の方向に整列し
て油の流出を防止するシール効果を奏し、しかも
流体の摩擦力は小さいので、第3図aに示した従
来技術に於ける粘性ダンパーのようにダンパーケ
ース13を密閉して油の流失を防止する構成を必
要とせずに油の流失を防止できるので構造が簡単
であり、しかもステツピングモータの回転子にダ
ンパー作用を持たせた構造であるから外部に別の
粘性ダンパーを設ける必要がなく全体の長さを短
縮できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来の永久磁石形ステツピングモー
タの縦断正面図、第1図bは縦断側面図、第2図
aは固定子の磁極1個に設けた極歯と回転子ポー
ルの極歯との相対位置が歯幅の1/2だけ重なつて
いる場合の説明図、第2図bは回転子が移動し磁
極の極歯と回転子ポールの極歯とが完全に重なつ
た場合、第2図cは固定子と回転子の夫々の極歯
の重なり角θと回転子に作用するトルクとの関係
を示すトルク傾斜図、第2図dは回転子を1ステ
ツプ歩進させた時の回転子の応答を示す減衰曲線
図、第3図aは従来の他の永久磁石形ステツピン
グモータの断面図、第3図bは回転子の応答を示
す減衰曲線図、第4図は本考案ステツピングモー
タの縦断正面図である。 1……環状ヨーク、2,2−1,2−2,2−
3,2−4……磁極、3,3−1,3−2,3−
3,3−4……固定子巻線、4……極歯、5……
エンドブラケツト、6……軸受、7a,7b……
回転子ポール、8……永久磁石、9……回転子
軸、10……極歯、13……ダンパーケース、1
4……ハズミ車、15……軸受、16……粘性
油、19……軸受、21……磁性流体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円環状ヨークに放射状に植設した複数個の磁
    極に夫々巻線を巻装した固定子と、該磁極と空
    隙を介して対向配置し回転自在に軸支した回転
    子とより成り、該回転子は回転子軸に固定され
    たその外周に極歯を備えた互いに離間する2個
    の回転子ポールと、該2個の回転子ポール間に
    小空隙を介して配置され上記回転子軸によつて
    回転自在に支承された軸方向にN極S極を着磁
    した永久磁石と、該永久磁石と上記回転子ポー
    ルの対向する端面に形成される上記小空隙に介
    挿された磁性流体とより成ることを特徴とする
    永久磁石形ステツピングモータ。 (2) 上記磁性流体は粘性油の中に微小な磁性粉末
    を分散したものである実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の永久磁石形ステツピングモータ。
JP5267283U 1983-04-11 1983-04-11 永久磁石形ステツピングモ−タ Granted JPS59159181U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5267283U JPS59159181U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 永久磁石形ステツピングモ−タ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5267283U JPS59159181U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 永久磁石形ステツピングモ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS59159181U JPS59159181U (ja) 1984-10-25
JPH0139112Y2 true JPH0139112Y2 (ja) 1989-11-22

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ID=30183019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5267283U Granted JPS59159181U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 永久磁石形ステツピングモ−タ

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JPS59159181U (ja) 1984-10-25

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