JPH0138612Y2 - - Google Patents

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JPH0138612Y2
JPH0138612Y2 JP1983190363U JP19036383U JPH0138612Y2 JP H0138612 Y2 JPH0138612 Y2 JP H0138612Y2 JP 1983190363 U JP1983190363 U JP 1983190363U JP 19036383 U JP19036383 U JP 19036383U JP H0138612 Y2 JPH0138612 Y2 JP H0138612Y2
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JP
Japan
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celestial
constellations
celestial sphere
sphere
capsule
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JP1983190363U
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JPS6098869U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天球儀に関するものである。
従来の天球儀は天体を外から見た状態で形成し
てある。
ところが実際に観察するのは天体の内側(地球
上)から外側を見るわけであるから観察に際して
は外から見た配置を頭の中で反転させて観察する
という手段を経なければならず、特に学童の教育
には不適当なものであつた。
また、例えば実開昭55−32890号公報や実開昭
55−167250号公報に記載された天球儀が知られて
いる。
しかし、これらの天球儀においては方位を緯度
および経度で表示する方式を採用しているので、
室内で星座の理解や研究に役立つ反面、実際の星
空中で特定の星を探し出すためにはほとんど役立
たない。
本考案は以上のような点を改善するためになさ
れたもので、観測時には外から見た天体を内側か
ら見た天体に反転さるという複雑な作業を必要と
せず、学童でも容易に観察する事ができる天球儀
を提供する事を目的とする。
以下本考案に係る天球儀の各部について説明す
る。
[イ] 全体の説明 本考案の天球儀1は星座群を表示する天球2
と、この天球2を被覆する転写カプセル3および
時間単位で天球2を回転して表示する時刻表示盤
4で構成する。
[ロ] 天球 天球2は球体であり、表面には星座、天球座
標、黄道、天の赤道を点や絵模様などで表示す
る。
黄道の線上には一年の日割を表示し、その他の
各天体は公知の図表によつて表示する。
この天球2は球心と北極星を結んだ線上に支軸
5を貫通し、この支軸5が垂線に対して55度の交
差角を形成するよう傾斜させて配置する。
支持半球6は透明な素材からなる半円球のカプ
セルであり前記天球2を支持半球6内に収納させ
る。
この際支軸5の下端は支持半球6を貫通して外
部に突出させ、先端に回転撮み51を取り付け
る。
その結果天球2は支持半球6内に収納されて支
軸5を中心として回転自在に軸支される。
そして支持半球6の下底頂部には基台8を配置
して天球儀1を支持する。
また支持半球6は球面の一部を切り欠いて形成
する事も可能である。
支持半球6の上縁には第3図に示すような方位
および角度目盛を表示したドーナツ状の方位環6
1を水平方向に突出して形成する。
従つて方位環61の上面が地平線を意味しこの
上面から露出する部分が観察可能な天体を意味す
る。
また、第2図に示すように支持半球6の板面
に、支持孔62を開設する事によつて垂線に対す
る支軸5の支持角を調整する事ができる。
その結果、支軸5の支持孔62取り付け位置を
変更すると、天球2の底部付近の星座が見易くな
る。
また方位円環61の上面には天球2と同半径の
球面分度器7を着脱自在に配置する。
球面分度器7は短形の基板71に円弧形の湾曲
板72を垂設し、湾曲板71の板面には0から90
度までの角度を表示しておく。
球面分度器7は地平高度を測定するだけでな
く、天頂を求めたりまた子午線を求める場合に使
用する。
[ハ] 転写カプセル 転写カプセル3は例えばプラスチツク等の透明
な素材からなる半球状のカプセルである。
転写カプセル3は天球2と等しい半径を有し、
前記支持半球6の上口に着脱自在に配置する。
転写カプセル3の周縁部には四箇所、取手31
を突設する。
取手31にはそれぞれ東西南北の方位を表示す
る。
この転写カプセル3は後述するような方法で天
球2に表示された星座等を筆記具で転写して実測
に供するものである。
[ニ] 時刻表示盤 天球2の底部付近には支軸5を中心として透明
なプラスチツクからなる円形の時刻表示盤4を設
置する。
時刻表示盤4の盤面には二十四時間を等分して
表示する。
時刻表示盤4を設置する際、時刻表示盤4の午
前零時を子午線に一致させて取り付ける。
時刻表示盤4の使い方は回転つまみ51を回し
て所定の時間に合せるとその時間の天体が表示さ
れるだけでなく、つまみ51を回転して天体2と
ともに時刻表示盤4を回転させる事により日周運
動をさせると天頂を通る子午線で時刻が読取れ
る。
次に代表的な使用方法について説明する。
[イ] 星座早見方法 ある日時の星座を観察したい場合には、天球2
に表示された黄道上に表示された月日を子午線に
合せる。
そのとき表示された天体は午前零時の時のもの
であるため天球2を西から東へ回転させて子午線
に時刻表示盤4に表示された希望の時刻を合せ
る。
時刻を合せ終えたとき、方位環61の上面より
露出する部分がその時刻における上天の星座を意
味する。
次に転写カプセル3を天球2に被せて該当する
星座をペン等でなぞるように転写カプセル3に書
き写す。
星座を転写する際、筆記具は容易に消し去るこ
とができる性質のピンを使用する。
書き写したら転写カプセル3を取り外し、取手
31に表示された方角を確認して上方に持ち上げ
転写カプセル3の内側からのぞきこむ。(第5図) 転写カプセル3に転写した星座の位置と一致し
た位置で輝く星座が天球儀に表示されている星座
である。
このように転写カプセル3に転写して記録する
ので観測者の記憶に頼ることなく正確に観察でき
る。
[ロ] 太陽、星座の日周運動の観察 時刻表示盤4を操作する事により、太陽もしく
は星座の出入りの間の日周時間やコースを転写カ
プセル3に書込んで求めたり、または太陽や星座
の出入りの時刻や方位角は時刻表示盤4や方位環
61を読む事によつて容易に求めることができ
る。
[ハ] 太陽の年周運動、季節の星座の観察 太陽の位置を年変化させ、各年ごとの日周経路
を転写カプセル3に書き写して記録をとり、各年
ごとの記録を比較できる。
また太陽の位置を変え時刻表示盤4をそれぞれ
の日に合せ、同一時刻の星座の位置の変化を転写
カプセル3に書き写して記録し、その変化を比較
検討する事もできる。
この様に転写カプセル3を併用した観察方法は
プラネタリユウムより容易にその変化を理解する
事ができる。
また四季による太陽の出入の方位、南中高度の
変化、昼夜の長さの比較等を容易に転写カプセル
3に書き取つて記録して容易に求める事ができ
る。
[ニ] 天球座標と太陽、月、星座、惑星の観測 天球2に太陽、月、星座等の他に惑星を表示す
ると前述のように転写カプセル3を併用する事に
よつて各天体の位置関係を理解したり動きや出入
の時刻、方位角を容易に求めることができる。
本考案は以上説明したようになるから次のよう
な効果を期待することができる。
<イ> 天球に転写カプセルを着脱自在に構成す
るので天球に転写カプセルを被せて該当する天
体を転写カプセルに直接書き写して記録にと
り、その後転写カプセルを取り外して上方に掲
げ、実測に供する事ができる。
従つて観察作業が容易で、かつ、正確にその
位置を確認する事ができる。
<ロ> 転写カプセルを使用して該当する星座や
その他の天体を書き写して使用するので観測者
の記憶に頼る場合に比べて複数の星座群の位置
や軌跡を正確に記録する事ができる。
<ハ> また転写カプセルを使用すると天球に表
示された星座の天体の日周運動、年周運動を直
接転写カプセルに記録できるので、記録結果の
比較によつて天体の変化の理解を容易にする。
<ニ> 時刻表示盤を設けたので天球に表示され
た希望の時刻の天体を表示できる。
<ホ> また時刻表示盤を利用して逆に各天体の
出入り時刻やその間の通過時間を正確に求める
こともできる。
<ヘ> 転写カプセルに取手を設けたので実測に
使用する場合、操作が容易なだけでなく取手付
近に書き写された記録を誤つて消す心配もな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係る天球儀の一実施例の説明
図、第2図:天球儀の断面説明図、第3図:方位
環の説明図、第4図:球面分度器の説明図、第5
図:転写カプセルを使用した観察方法の説明図。 1:天球儀、2:天球、3:転写カプセル、
4:時刻表示盤、5:支軸、6:支持半球。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 表面に天体を表示する天球と、 前記天球の下半を回転自在に軸支して収容する
    支持半球と、 軸支線上の天球底部に取り付けた時刻表示盤
    と、支持半球に着脱自在に載置される半球状で透
    明な転写カプセルとからなり、 前記支持半球の開口周縁には方角を記した方位
    円環を水平に突設し、 前記転写カプセルの開口周縁には方角を記した
    取手を突設した、 天球儀。
JP19036383U 1983-12-12 1983-12-12 天球儀 Granted JPS6098869U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19036383U JPS6098869U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 天球儀

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19036383U JPS6098869U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 天球儀

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6098869U JPS6098869U (ja) 1985-07-05
JPH0138612Y2 true JPH0138612Y2 (ja) 1989-11-17

Family

ID=30410189

Family Applications (1)

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JP19036383U Granted JPS6098869U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 天球儀

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WO2018067201A1 (en) * 2016-10-04 2018-04-12 Yenkuang Lin Celestial globe assembly

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JPS6098869U (ja) 1985-07-05

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