JPH0137638Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0137638Y2 JPH0137638Y2 JP10435086U JP10435086U JPH0137638Y2 JP H0137638 Y2 JPH0137638 Y2 JP H0137638Y2 JP 10435086 U JP10435086 U JP 10435086U JP 10435086 U JP10435086 U JP 10435086U JP H0137638 Y2 JPH0137638 Y2 JP H0137638Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- control
- valve
- way valve
- airway
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000029058 respiratory gaseous exchange Effects 0.000 claims description 23
- 210000004072 lung Anatomy 0.000 claims description 15
- 230000003434 inspiratory effect Effects 0.000 claims description 9
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Landscapes
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、患者の自発呼吸を補助するための呼
吸補助装置に関するものである。
吸補助装置に関するものである。
人工呼吸器において自発呼吸を行なわせるため
の方式として、気路の１端の給気源から一定流量
のガスを開放した他端に常時に通流させ、途中で
肺接続口を分岐させたコンスタントフロー方式が
ある。この場合、給気源からの加圧により吸入は
楽であるが、反面呼気時には呼気仕事量が増えて
苦しくなる。また、肺接続口の圧力をモニタして
大気に対して陰圧になると、その大きさに応じて
給気源のデマンドバルブの開口面積を大きくする
ようにしたデマンドバルブ方式も周知である。こ
の場合、デマンドバルブの応答遅れにより、逆に
吸気時の仕事量が増える。
の方式として、気路の１端の給気源から一定流量
のガスを開放した他端に常時に通流させ、途中で
肺接続口を分岐させたコンスタントフロー方式が
ある。この場合、給気源からの加圧により吸入は
楽であるが、反面呼気時には呼気仕事量が増えて
苦しくなる。また、肺接続口の圧力をモニタして
大気に対して陰圧になると、その大きさに応じて
給気源のデマンドバルブの開口面積を大きくする
ようにしたデマンドバルブ方式も周知である。こ
の場合、デマンドバルブの応答遅れにより、逆に
吸気時の仕事量が増える。
一方、患者の自発呼吸に同期して積極的に加圧
吸気させる第３図に示す補助呼吸装置も周知であ
る。即ち、気路１の入口からは２方向弁２及び流
量制御器３を通して通常（空気＋O2）である給
気が行われる。気路１の出口には呼気弁としての
２方向弁４が設けられている。そして、弁制御回
路５が肺６への接続口１ａのＡ点の圧力を大気と
比較し、負圧になるとその時点より予め設定した
時間例えば１秒間だけ弁２，４の制御信号を発生
させる。つまり、患者が吸気を開始すると２方向
弁２を開放すると共に２方向弁４が閉鎖し、一定
流量の吸気ガスを肺へ供給する。１秒経過する
と、制御信号が無くなり、２方向弁２を閉鎖する
と共に２方向弁４を開き、肺６へ入つたガスは大
気へ開放される。しかしながら、この場合吸気時
間、吸気量は機械側で設定されているためにその
時々の患者の要求には応じ得ず、患者の呼吸リズ
ムに完全には適合し得なかつた。
吸気させる第３図に示す補助呼吸装置も周知であ
る。即ち、気路１の入口からは２方向弁２及び流
量制御器３を通して通常（空気＋O2）である給
気が行われる。気路１の出口には呼気弁としての
２方向弁４が設けられている。そして、弁制御回
路５が肺６への接続口１ａのＡ点の圧力を大気と
比較し、負圧になるとその時点より予め設定した
時間例えば１秒間だけ弁２，４の制御信号を発生
させる。つまり、患者が吸気を開始すると２方向
弁２を開放すると共に２方向弁４が閉鎖し、一定
流量の吸気ガスを肺へ供給する。１秒経過する
と、制御信号が無くなり、２方向弁２を閉鎖する
と共に２方向弁４を開き、肺６へ入つたガスは大
気へ開放される。しかしながら、この場合吸気時
間、吸気量は機械側で設定されているためにその
時々の患者の要求には応じ得ず、患者の呼吸リズ
ムに完全には適合し得なかつた。
よつて、本考案はより完全に患者の自発呼吸に
適合し得る呼吸補助装置を提供することを目的と
する。
適合し得る呼吸補助装置を提供することを目的と
する。
本考案は、この目的を達成するために、実施例
の符号を引用して説明すると、気路内圧力が制御
圧PBを上廻ると気路内圧力を大気へ放出させ、
３方向弁１１から選択的に吸気相用制御圧PBＩ
又は呼気相用制御圧PBＥの高低２種類の制御圧
PBを供給されるそれ自体周知の制御弁１０を、
第３図の２方向弁４として設けた。
の符号を引用して説明すると、気路内圧力が制御
圧PBを上廻ると気路内圧力を大気へ放出させ、
３方向弁１１から選択的に吸気相用制御圧PBＩ
又は呼気相用制御圧PBＥの高低２種類の制御圧
PBを供給されるそれ自体周知の制御弁１０を、
第３図の２方向弁４として設けた。
弁制御回路１５は、肺接続口１ａの圧力PAが
呼気相用制御圧PBＥを下廻る時点で３方向弁１
１を制御して制御圧PBを高い吸気相用制御圧PB
Ｉの方へ切換え、同時に２方向弁２を開放させ
る。次いで２方向弁２からの給気で圧力PAが吸
気相用制御圧PBＩを上廻る時点で３方向弁１１
を制御して制御圧PBを呼気相用制御圧PBＥへ切
換え、同時に２方向弁２を閉鎖させるように構成
した。吸気相用制御圧PBＩは、患者の呼吸状態
を考慮し、血液中の二酸化炭素分圧等で確認する
ことにより決定する。呼気相用制御圧PBＥは、
大気圧又は僅かに高いPEEP（Positive End
Expiratory Pressure）圧にする。
呼気相用制御圧PBＥを下廻る時点で３方向弁１
１を制御して制御圧PBを高い吸気相用制御圧PB
Ｉの方へ切換え、同時に２方向弁２を開放させ
る。次いで２方向弁２からの給気で圧力PAが吸
気相用制御圧PBＩを上廻る時点で３方向弁１１
を制御して制御圧PBを呼気相用制御圧PBＥへ切
換え、同時に２方向弁２を閉鎖させるように構成
した。吸気相用制御圧PBＩは、患者の呼吸状態
を考慮し、血液中の二酸化炭素分圧等で確認する
ことにより決定する。呼気相用制御圧PBＥは、
大気圧又は僅かに高いPEEP（Positive End
Expiratory Pressure）圧にする。
呼気相用制御圧PBＥとして大気圧又は僅かに
高いPEEP圧が印加されている状態で吸気を行う
と、弁制御回路１５は肺接続口１ａの圧力低下を
検出して２方向弁２を開放させて一定流量の給気
を行わせる共に、３方向弁１１を切換えて高い圧
力の吸気相用制御圧PBＩを制御弁１０へ印加す
る。肺接続口１ａ、即ち口許の圧力PAは、患者
の吸気が弱まるに伴なつて徐々に上昇し、吸気終
了に伴なう圧急上昇により予め調整された制御圧
（PB＝PBＩ）を上廻ると、制御弁１０を開放させ
ると共に、２方向弁２が閉鎖して３方向弁１１を
切換えて呼気相用制御圧PBＥが制御弁１０に供
給され、呼気相に入る。
高いPEEP圧が印加されている状態で吸気を行う
と、弁制御回路１５は肺接続口１ａの圧力低下を
検出して２方向弁２を開放させて一定流量の給気
を行わせる共に、３方向弁１１を切換えて高い圧
力の吸気相用制御圧PBＩを制御弁１０へ印加す
る。肺接続口１ａ、即ち口許の圧力PAは、患者
の吸気が弱まるに伴なつて徐々に上昇し、吸気終
了に伴なう圧急上昇により予め調整された制御圧
（PB＝PBＩ）を上廻ると、制御弁１０を開放させ
ると共に、２方向弁２が閉鎖して３方向弁１１を
切換えて呼気相用制御圧PBＥが制御弁１０に供
給され、呼気相に入る。
呼気相用制御圧PBＥとしてPEEP圧が印加され
ていると、口許圧力PAは大気圧まで下がらず、
PEEP圧に保持される。
ていると、口許圧力PAは大気圧まで下がらず、
PEEP圧に保持される。
吸気相用制御圧PBＩを呼気相用制御圧PBＥと
同じに設定すると、制御圧PBは３方向弁１１の
切換動作にも拘らず一定となり、自発呼吸状態と
なる。この自発呼吸状態には、低圧力バイアス下
での自発呼吸であるCPAP（Continuous Positive
Airway Pressure）も含む。
同じに設定すると、制御圧PBは３方向弁１１の
切換動作にも拘らず一定となり、自発呼吸状態と
なる。この自発呼吸状態には、低圧力バイアス下
での自発呼吸であるCPAP（Continuous Positive
Airway Pressure）も含む。
第１図において第３図のものと同一符号は同一
部分を示す。気路１の出口側には、呼気弁として
機能する制御圧１０が設けられている。この弁
は、気路１の内圧がバツグ１０ａに印加される制
御弁PBを上廻ると入口１０ｂを開放させて、出
口１０ｃから大気に連通させる。バツグ１０ａに
は、３方向弁１１から選択的に呼気相用制御圧
PBＥとして例えば大気圧が、吸気相用制御圧PB
Ｉとして圧発生器１２から例えば10cmH2Oの圧
力が供給される。圧発生器１２は、前述のように
患者の呼吸状態に応じて出力圧を調整できるよう
に構成されている。
部分を示す。気路１の出口側には、呼気弁として
機能する制御圧１０が設けられている。この弁
は、気路１の内圧がバツグ１０ａに印加される制
御弁PBを上廻ると入口１０ｂを開放させて、出
口１０ｃから大気に連通させる。バツグ１０ａに
は、３方向弁１１から選択的に呼気相用制御圧
PBＥとして例えば大気圧が、吸気相用制御圧PB
Ｉとして圧発生器１２から例えば10cmH2Oの圧
力が供給される。圧発生器１２は、前述のように
患者の呼吸状態に応じて出力圧を調整できるよう
に構成されている。
１５はこれらの弁２，１１を制御する弁制御回
路である。この回路は、先ず接続口１ａのＡ点、
即ち口許の圧力PAがPB＝PBＥ＝０を下廻ると、
例えばPA＝−１cmH2Oになると、２方向弁２を
開放させて例えば0.5／Ｓで吸気ガスを供給さ
せる共に３方向弁１１を圧発生器１２へ切換えて
例えばPB＝PBＩ＝10cmH2Oにする。次に、PAが
10cmH2Oになると２方向弁２を閉鎖させ、３方
向弁１１に大気を選択させる。
路である。この回路は、先ず接続口１ａのＡ点、
即ち口許の圧力PAがPB＝PBＥ＝０を下廻ると、
例えばPA＝−１cmH2Oになると、２方向弁２を
開放させて例えば0.5／Ｓで吸気ガスを供給さ
せる共に３方向弁１１を圧発生器１２へ切換えて
例えばPB＝PBＩ＝10cmH2Oにする。次に、PAが
10cmH2Oになると２方向弁２を閉鎖させ、３方
向弁１１に大気を選択させる。
動作を第２図を参照して説明する。
患者が呼気を行いＡ点の圧力PA＝−１cmH2O
になると、制御弁１０が閉鎖された状態で流量制
御器３から例えば0.5／Ｓの一定流量の吸気ガ
スが流入する。これにより、肺６へ吸気ガスが供
給されると共にＡ点の圧力は徐々に上昇する。吸
気相が終了すると、PAは急に10cmH2Oに達して
弁２，１１を呼気相動作に切換える。この間、吸
気相の時間が患者の呼吸によりばらついても、呼
気相への切換えタイミングも追従する。呼気相で
は２方向弁２が閉鎖されて気路１の吸気ガスは制
御弁１０から大気へ排気され始め、Ａ点の圧力は
徐々に大気圧へ向かつて減少する。
になると、制御弁１０が閉鎖された状態で流量制
御器３から例えば0.5／Ｓの一定流量の吸気ガ
スが流入する。これにより、肺６へ吸気ガスが供
給されると共にＡ点の圧力は徐々に上昇する。吸
気相が終了すると、PAは急に10cmH2Oに達して
弁２，１１を呼気相動作に切換える。この間、吸
気相の時間が患者の呼吸によりばらついても、呼
気相への切換えタイミングも追従する。呼気相で
は２方向弁２が閉鎖されて気路１の吸気ガスは制
御弁１０から大気へ排気され始め、Ａ点の圧力は
徐々に大気圧へ向かつて減少する。
尚、前述の実施例において流量制御器３は２方
向弁２に前置しても同様な吸気機能が得られる。
３方向弁１１の大気開放用の口を大気でなく
PEEP圧例えば５cmH2Oを発生する別の圧発生器
に接続することもできる。これにより、呼気時に
PAは０cmH2Oでなく５cmH2Oへ向かつて減圧す
る。
向弁２に前置しても同様な吸気機能が得られる。
３方向弁１１の大気開放用の口を大気でなく
PEEP圧例えば５cmH2Oを発生する別の圧発生器
に接続することもできる。これにより、呼気時に
PAは０cmH2Oでなく５cmH2Oへ向かつて減圧す
る。
以上、本考案によれば、補助呼吸に際して呼気
弁となる制御弁の制御圧を調整可能にしておくこ
とにより、患者の呼気及び吸気のリズムに応じた
補助吸気が行われ、吸気時の制御圧を調節するこ
とで補助の程度を調節できる。呼吸の仕事量も増
えることも無い。制御圧の切換により補助呼吸
（PEEPも含む）、自発呼吸（CPAPも含む）等多
様な呼吸装置機能を持たせることができる。
弁となる制御弁の制御圧を調整可能にしておくこ
とにより、患者の呼気及び吸気のリズムに応じた
補助吸気が行われ、吸気時の制御圧を調節するこ
とで補助の程度を調節できる。呼吸の仕事量も増
えることも無い。制御圧の切換により補助呼吸
（PEEPも含む）、自発呼吸（CPAPも含む）等多
様な呼吸装置機能を持たせることができる。
第１図は本考案の実施例による呼吸補助装置の
構成を示す図、第２図はその動作説明図並びに第
３図は従来の呼吸補助装置の構成を示す図であ
る。 １……気路、２……２方向弁、６……肺、１０
……制御弁、１１……３方向弁。
構成を示す図、第２図はその動作説明図並びに第
３図は従来の呼吸補助装置の構成を示す図であ
る。 １……気路、２……２方向弁、６……肺、１０
……制御弁、１１……３方向弁。
Claims (1)
- 気路の途中に肺へ接続する肺接続口を設け、気
路の一方側から２方向弁を通して一定流量の給気
を行なうようにし、前記気路の他方側には前記気
路内圧力が制御圧を上廻ると前記気路内圧力を大
気へ放出させる制御弁と、調整可能な低い呼気相
用及び高い吸気相用の２種類の前記制御圧を前記
制御弁に選択的に供給する３方向弁とを設けると
共に、前記肺接続口の圧力と前記制御圧との差圧
を検出して前記肺接続口の圧力が前記制御圧を下
廻る時点から上廻る時点までの期間中前記２方向
弁を開放させ、かつ前記３方向弁を制御して前記
制御圧を高い方へ切換える弁制御回路を付属させ
て成る呼吸補助装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10435086U JPH0137638Y2 (ja) | 1986-07-09 | 1986-07-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10435086U JPH0137638Y2 (ja) | 1986-07-09 | 1986-07-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6311047U JPS6311047U (ja) | 1988-01-25 |
| JPH0137638Y2 true JPH0137638Y2 (ja) | 1989-11-13 |
Family
ID=30977766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10435086U Expired JPH0137638Y2 (ja) | 1986-07-09 | 1986-07-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0137638Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-09 JP JP10435086U patent/JPH0137638Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6311047U (ja) | 1988-01-25 |
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