JPH0136635B2 - - Google Patents
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- JPH0136635B2 JPH0136635B2 JP56189378A JP18937881A JPH0136635B2 JP H0136635 B2 JPH0136635 B2 JP H0136635B2 JP 56189378 A JP56189378 A JP 56189378A JP 18937881 A JP18937881 A JP 18937881A JP H0136635 B2 JPH0136635 B2 JP H0136635B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridge
- stringed instrument
- strings
- panels
- acoustic chamber
- Prior art date
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D1/00—General design of stringed musical instruments
- G10D1/04—Plucked or strummed string instruments, e.g. harps or lyres
- G10D1/05—Plucked or strummed string instruments, e.g. harps or lyres with fret boards or fingerboards
- G10D1/08—Guitars
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D3/00—Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
- G10D3/02—Resonating means, horns or diaphragms
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Stringed Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
マイクロホンを使用する限り、楽器、特に弦楽
器の電子増幅では音に歪みが生じることが判つて
いる。この歪みを解消するため、従来、幾つかの
方法が試みられて来た。例えば、(a)、鋼線製弦の
使用や、(b)、音響箱自体からの直接的電子式ピツ
クアツプなどがそれである。いずれにしても、音
量を大きくすることはできたが、その分、透明度
や調子の低下を招くことが多かつた。楽器自体に
残響音室を付設する方法も採用されているが、こ
の方法では、快適要素を付加することはできる
が、初期音量を大きくすることはできない。即
ち、弦が残響音室に直接結合されていないから、
たとえ弦が残響音室内を貫通するようになつてい
たとしても、この残響音室内は一次音響室とはな
り得ない。(例えば、フエザー・アンド・カルプ
に賦与された米国特許第853686号を参照された
い。)このようなわけで、本発明の目的の1つは、
共鳴箱を震動できるよう弦を直結した傾斜型ブリ
ツジを備えた段差型の音響室即ち共鳴箱の採用に
より透明度及び音量が向上した弦楽器を提供する
ことである。このようにして得られた音は、もち
ろん、必要に応じて更に増幅または反響させるこ
とができるが、しかし、大抵の場合、そのような
付属物または構造を必要とすることはない。
器の電子増幅では音に歪みが生じることが判つて
いる。この歪みを解消するため、従来、幾つかの
方法が試みられて来た。例えば、(a)、鋼線製弦の
使用や、(b)、音響箱自体からの直接的電子式ピツ
クアツプなどがそれである。いずれにしても、音
量を大きくすることはできたが、その分、透明度
や調子の低下を招くことが多かつた。楽器自体に
残響音室を付設する方法も採用されているが、こ
の方法では、快適要素を付加することはできる
が、初期音量を大きくすることはできない。即
ち、弦が残響音室に直接結合されていないから、
たとえ弦が残響音室内を貫通するようになつてい
たとしても、この残響音室内は一次音響室とはな
り得ない。(例えば、フエザー・アンド・カルプ
に賦与された米国特許第853686号を参照された
い。)このようなわけで、本発明の目的の1つは、
共鳴箱を震動できるよう弦を直結した傾斜型ブリ
ツジを備えた段差型の音響室即ち共鳴箱の採用に
より透明度及び音量が向上した弦楽器を提供する
ことである。このようにして得られた音は、もち
ろん、必要に応じて更に増幅または反響させるこ
とができるが、しかし、大抵の場合、そのような
付属物または構造を必要とすることはない。
発明の要約
本発明を用いると、次のような構造及び効果を
有する弦楽器、例えば、ギター、マンドリン、バ
ンジヨー、バイオリン、リユートなどを得ること
ができる。つまり、音響室即ち増幅/共鳴箱の頂
部縦方向表面板(一方は弦の下方にある)が(概
ね平行な)2段式に形成され、即ち、縦方向に段
差式に形成されていると共に、弦の一端が高さの
異なる2つの表面板部材と縁部結合している傾斜
型ブリツジに係留されており、その結果当該弦で
一体式の音響室(箱)を直接震動することのでき
る弦楽器を得ることができる。
有する弦楽器、例えば、ギター、マンドリン、バ
ンジヨー、バイオリン、リユートなどを得ること
ができる。つまり、音響室即ち増幅/共鳴箱の頂
部縦方向表面板(一方は弦の下方にある)が(概
ね平行な)2段式に形成され、即ち、縦方向に段
差式に形成されていると共に、弦の一端が高さの
異なる2つの表面板部材と縁部結合している傾斜
型ブリツジに係留されており、その結果当該弦で
一体式の音響室(箱)を直接震動することのでき
る弦楽器を得ることができる。
本音響室から発生される音は約3分の1乃至2
分の1だけ増音され、而も歪みを生じることがな
い。同様に、いわゆる「サステイン」(ある弦を
鳴らした後その音調が持続する期間)も長くなつ
た。従つて、ナイロン弦は音調に暖かみを増すの
に適しているが、このナイロン弦を、音量を大き
くしたい場合でも引続き使用できるようになつ
た。(即ち、鋼線弦に変えなくても同じ効果を得
ることができる。また、本発明の胴部構造では、
鋼線弦を用いた場合、コンサートなどでの音楽的
効果は電子増幅よりも優れたものとなる。更に、
本段差型表面板の音響室はサイズを均一にする必
要がないという利点がある。音響室を(フラメン
コ・ギターのように)浅くした場合は最高音が得
やすくなり、深い構造にすればする程、それだけ
低音が得やすくなる。
分の1だけ増音され、而も歪みを生じることがな
い。同様に、いわゆる「サステイン」(ある弦を
鳴らした後その音調が持続する期間)も長くなつ
た。従つて、ナイロン弦は音調に暖かみを増すの
に適しているが、このナイロン弦を、音量を大き
くしたい場合でも引続き使用できるようになつ
た。(即ち、鋼線弦に変えなくても同じ効果を得
ることができる。また、本発明の胴部構造では、
鋼線弦を用いた場合、コンサートなどでの音楽的
効果は電子増幅よりも優れたものとなる。更に、
本段差型表面板の音響室はサイズを均一にする必
要がないという利点がある。音響室を(フラメン
コ・ギターのように)浅くした場合は最高音が得
やすくなり、深い構造にすればする程、それだけ
低音が得やすくなる。
本音響室の2枚の段差型表面板のパネル及び底
面板は互いに概ね平行であり、横ブリツジは垂線
に対し約5゜乃至75゜傾斜している。普通、この傾
斜角は約22゜乃至27゜の範囲であるのがよい。弦
は、個別に、ブリツジの小開口部から導いてブリ
ツジ内面に係留するのがよい。弦が(ナイロンな
どのような)十分に撓性のある材料で作られてい
る場合は、弦の端部に結節部を作るのが最も簡単
な係留方法である。(カバー付)開口部を音響室
の隣接端壁に穿設して、必要に応じて新しい弦を
結べるようにしてある。本発明では、一般に楽器
のサイズ及び弦の長さは音楽家が現在使用してい
るものと同じであつて(もちろん、どのようなサ
イズでも使用可能である)、従つて常用の楽器と
「異なる」楽器を使用する必要はなく、而も音に
関して質量共に優れた楽器を得ることができる。
面板は互いに概ね平行であり、横ブリツジは垂線
に対し約5゜乃至75゜傾斜している。普通、この傾
斜角は約22゜乃至27゜の範囲であるのがよい。弦
は、個別に、ブリツジの小開口部から導いてブリ
ツジ内面に係留するのがよい。弦が(ナイロンな
どのような)十分に撓性のある材料で作られてい
る場合は、弦の端部に結節部を作るのが最も簡単
な係留方法である。(カバー付)開口部を音響室
の隣接端壁に穿設して、必要に応じて新しい弦を
結べるようにしてある。本発明では、一般に楽器
のサイズ及び弦の長さは音楽家が現在使用してい
るものと同じであつて(もちろん、どのようなサ
イズでも使用可能である)、従つて常用の楽器と
「異なる」楽器を使用する必要はなく、而も音に
関して質量共に優れた楽器を得ることができる。
望ましい実施例の詳細な説明
胴部10は、平坦な背部、即ち周縁部が周知の
2球形状に連続的に彎曲した平坦な底面板12
と、該背部の縁端線に固着された直立壁14と、
これらによつて形成される下端部15及び側面板
16,17と、この両側面板即ち相互に内曲状の
側壁を結合する横方向支持部材18と、図中点線
で略示した音響室cの中に係止された支持部材足
部19とから成つている。音響室cの天井は、高
さの異なる位置に配設された概ね平行な2つの頂
部パネル20,21と、この両者を連結するため
の傾斜型の即ち下端部15に向つて上傾した横ブ
リツジBから成つている。
2球形状に連続的に彎曲した平坦な底面板12
と、該背部の縁端線に固着された直立壁14と、
これらによつて形成される下端部15及び側面板
16,17と、この両側面板即ち相互に内曲状の
側壁を結合する横方向支持部材18と、図中点線
で略示した音響室cの中に係止された支持部材足
部19とから成つている。音響室cの天井は、高
さの異なる位置に配設された概ね平行な2つの頂
部パネル20,21と、この両者を連結するため
の傾斜型の即ち下端部15に向つて上傾した横ブ
リツジBから成つている。
縦方向に隔設されたパネル20,21及び縁部
隣接横ブリツジBは、それぞれ、木材、洗浄セル
ロース、合成樹脂(「プラスチツク」)などで作ら
れた個別の部材であつてもよい。しかし、久しい
以前から、木材を用いて弦楽器を製作した場合、
木材の不変的な性質即ち構造が、ストラデイバリ
ウスのバイオリンの例で明らかなように、弦楽器
の音色即ち特徴に寄与する所大であることが認め
られている。従つて、高さの異なる段差型表面板
とこれを連結するブリツジ部とを、木目の整頓線
即ち木目軸が整列状態の木材の単一連続状(上
部)表面から作るのが望ましい。始めに、平坦な
木材を作り、これに2本の横断線35,36に沿
つて切り目を入れ、この切り目を入れた側を裏面
とする。即ち、切り目の深さは切断直前部までと
する。次に、この木材を蒸気中で各線に沿つて所
要量屈曲する。即ち、線35では上方に曲げ、線
36では下方に曲げる。切り目即ち横断線36は
始めは楔形で、その両側は彎曲により接触させ
る。切り目即ち横断線35は、上方に曲げて更に
広げた後樹脂を充填する。裏面は、その最終屈曲
位置で、これに固着した3本の短い支柱即ちリブ
34で固定的に支持する。つまり、「ユニツト」
20,B,21の上面即ち外部表面には切り目が
なく、即ち連続状態であり、従つて木目は整列状
態のまゝである。次に、他の木製バイオリンや類
似の楽器の場合と同様、塗油処理即ち表面処理を
数回施すとよい。
隣接横ブリツジBは、それぞれ、木材、洗浄セル
ロース、合成樹脂(「プラスチツク」)などで作ら
れた個別の部材であつてもよい。しかし、久しい
以前から、木材を用いて弦楽器を製作した場合、
木材の不変的な性質即ち構造が、ストラデイバリ
ウスのバイオリンの例で明らかなように、弦楽器
の音色即ち特徴に寄与する所大であることが認め
られている。従つて、高さの異なる段差型表面板
とこれを連結するブリツジ部とを、木目の整頓線
即ち木目軸が整列状態の木材の単一連続状(上
部)表面から作るのが望ましい。始めに、平坦な
木材を作り、これに2本の横断線35,36に沿
つて切り目を入れ、この切り目を入れた側を裏面
とする。即ち、切り目の深さは切断直前部までと
する。次に、この木材を蒸気中で各線に沿つて所
要量屈曲する。即ち、線35では上方に曲げ、線
36では下方に曲げる。切り目即ち横断線36は
始めは楔形で、その両側は彎曲により接触させ
る。切り目即ち横断線35は、上方に曲げて更に
広げた後樹脂を充填する。裏面は、その最終屈曲
位置で、これに固着した3本の短い支柱即ちリブ
34で固定的に支持する。つまり、「ユニツト」
20,B,21の上面即ち外部表面には切り目が
なく、即ち連続状態であり、従つて木目は整列状
態のまゝである。次に、他の木製バイオリンや類
似の楽器の場合と同様、塗油処理即ち表面処理を
数回施すとよい。
胴部10の端壁即ち下端部15には人間の手及
び前腕を入れるのに十分な大きさの開口部32を
穿設してあり、その結果ブリツジの対応の開口部
31から挿入した各弦27の端部を受取り、それ
を該開口部32を介して(手操作で)引いその上
に結節部を形成することができるようにした。次
に、この弦を、結節部が該開口部に当接するまで
引張り、ぴんと張つた状態にする。なお、この手
順はナイロン弦などのような撓性の弦の場合にも
あてはまる。彎曲状密閉即ちカバー33を配設し
て該開口部32を被覆できるようにしてあるが、
該カバーはスナツプ・フアスナーなどで着脱自在
に保持する。
び前腕を入れるのに十分な大きさの開口部32を
穿設してあり、その結果ブリツジの対応の開口部
31から挿入した各弦27の端部を受取り、それ
を該開口部32を介して(手操作で)引いその上
に結節部を形成することができるようにした。次
に、この弦を、結節部が該開口部に当接するまで
引張り、ぴんと張つた状態にする。なお、この手
順はナイロン弦などのような撓性の弦の場合にも
あてはまる。彎曲状密閉即ちカバー33を配設し
て該開口部32を被覆できるようにしてあるが、
該カバーはスナツプ・フアスナーなどで着脱自在
に保持する。
横方向支持部材18の前方には細長い首部22
と、頭部23と、胴部に該支持部材18と整列状
態に固着された降下状後端部24とが配設されて
いる。首部22の上面は通常の指板から成つてお
り、これは薄い延長部材25としてパネル20の
上方にあると共に音響室cの共鳴開口部26近傍
まで延在している。
と、頭部23と、胴部に該支持部材18と整列状
態に固着された降下状後端部24とが配設されて
いる。首部22の上面は通常の指板から成つてお
り、これは薄い延長部材25としてパネル20の
上方にあると共に音響室cの共鳴開口部26近傍
まで延在している。
弦27は頭部23に回転可能に装着された引張
ペグ28で保持されていると共に、横ラツク即ち
「ヘツド・ナツト」29の調心溝を通り首部22
及び頂部パネル20の上方をその全長に亘り連続
的に伸長して、既述のように、ブリツジBに係留
されている。
ペグ28で保持されていると共に、横ラツク即ち
「ヘツド・ナツト」29の調心溝を通り首部22
及び頂部パネル20の上方をその全長に亘り連続
的に伸長して、既述のように、ブリツジBに係留
されている。
既述の説明から明らかなように、本発明に基づ
いて作られた音響室即ち共鳴箱cは分割型即ち仕
切り型ではなくて、各パネルが、上壁上で、該係
留用傾斜型横ブリツジを介して縁部結合している
幾分高さの異なる2つの開放式(一体的)セグメ
ント即ち部分から成るものである。ある意味で
は、このようにして作られたブリツジは、弦と音
響室内部との「接触」により震動を生じ、その結
果前記両壁面及び内封空気の双方が震動すると考
えることもできる。いずれにしても、その効果は
平坦な表面板及び底面音響室がこの音響室に付設
された反響室のいずれか一方または双方により得
られる反響音とは全く異なつたものとなる。
いて作られた音響室即ち共鳴箱cは分割型即ち仕
切り型ではなくて、各パネルが、上壁上で、該係
留用傾斜型横ブリツジを介して縁部結合している
幾分高さの異なる2つの開放式(一体的)セグメ
ント即ち部分から成るものである。ある意味で
は、このようにして作られたブリツジは、弦と音
響室内部との「接触」により震動を生じ、その結
果前記両壁面及び内封空気の双方が震動すると考
えることもできる。いずれにしても、その効果は
平坦な表面板及び底面音響室がこの音響室に付設
された反響室のいずれか一方または双方により得
られる反響音とは全く異なつたものとなる。
弦の材料としては、以前はいわゆる「ガツト」
が用いれ、その後は鋼線が用いられていたが、最
近では、合成樹脂または重合体、特にナイロンが
用いられるようになつて来た。しかし、本発明の
音響室構造の適用範囲は、特定の種類の弦や特定
の分割型表面板材料に限定されることはない。後
者の例としては、バンジヨーなどに用いられる膜
状材料がある。即ち、高さの異なる2分割部を膜
状材料から作り、この両者を、木製または堅固構
造「プラスチツク」製の傾斜型横ブリツジに結合
する場合などがそれである。
が用いれ、その後は鋼線が用いられていたが、最
近では、合成樹脂または重合体、特にナイロンが
用いられるようになつて来た。しかし、本発明の
音響室構造の適用範囲は、特定の種類の弦や特定
の分割型表面板材料に限定されることはない。後
者の例としては、バンジヨーなどに用いられる膜
状材料がある。即ち、高さの異なる2分割部を膜
状材料から作り、この両者を、木製または堅固構
造「プラスチツク」製の傾斜型横ブリツジに結合
する場合などがそれである。
付属の特許請求の範囲で用いてある用語「パネ
ル」は段差型表面板のセグメント20,21を意
味するものであるが、その材料は膜、木材、プラ
スチツクまたはその他の材料のいずれであつても
よい。
ル」は段差型表面板のセグメント20,21を意
味するものであるが、その材料は膜、木材、プラ
スチツクまたはその他の材料のいずれであつても
よい。
第1図は本発明のギターの縦断面図であつて、
但し、その頭部は側面図で示し、第2図は本ギタ
ーの平面図、第3図は本ギターの底面図、第4図
は第1図の直線4−4に沿つて切られた横断面図
であつて、矢印方向に見た図、第5図は第1図の
直線5−5に沿つて切られた横断面図、第6図は
第1図の平面上のブリツジ部及び支持リブの拡大
断面図である。 10……胴部、20……頂部パネル、21……
頂部パネル、22……首部、23……頭部、27
……弦、35,36……切り目(横断線)、B…
…横ブリツジ、C……音響室。
但し、その頭部は側面図で示し、第2図は本ギタ
ーの平面図、第3図は本ギターの底面図、第4図
は第1図の直線4−4に沿つて切られた横断面図
であつて、矢印方向に見た図、第5図は第1図の
直線5−5に沿つて切られた横断面図、第6図は
第1図の平面上のブリツジ部及び支持リブの拡大
断面図である。 10……胴部、20……頂部パネル、21……
頂部パネル、22……首部、23……頭部、27
……弦、35,36……切り目(横断線)、B…
…横ブリツジ、C……音響室。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 頭部と、細長い首部と、音響室を形成する結
合壁面板とから成るギター等の弦楽器であつて、 該音響室が、縦方向に離間され且つ傾斜型横ブ
リツジに縁部結合された頂部の高低両パネルによ
り形成された段差型表面板を具備し、該パネルが
互いに且つ上記音響室の底壁を成す壁面に対し概
ね平行に位置付けられて当該段差型表面板の各種
の高さ位置に対応する異種深さを有する室を形成
しており、 上記細長い首部及び頂部パネルの上方且つ長手
方向に、上記頭部から横ブリツジまで延在し且つ
各端部がそれぞれ上記頭部及び横ブリツジに係留
された緊張状弦が張設されており、 弦の振動によつて上記傾斜型横ブリツジが直接
震動し、この震動運動が下方に位置する上記音響
室に伝達されると共にこれによつて増幅されるこ
とを特徴とする弦楽器。 2 前記傾斜型横ブリツジが、前記頂部の高低両
パネルの平面に対して約22゜乃至27゜の角度を成す
ように位置付けられている特許請求の範囲第1項
に記載の弦楽器。 3 前記傾斜型横ブリツジに前記弦の各々が貫通
する横方向開口部が穿設されていて、緊張状弦を
前記ブリツジの裏面に係留できる特許請求の範囲
第1項に記載の弦楽器。 4 前記弦がナイロンなどのような合成樹脂から
作られている特許請求の範囲第1項に記載の弦楽
器。 5 前記高低パネル及び傾斜型横ブリツジから成
る前記段差型表面板が連続状の即ち切断部なしの
木材表面板から構成されている特許請求の範囲第
1項に記載の弦楽器。 6 前記連続状木材表面板が、先ず前記パネル縁
端線に沿つて切り目即ち横断線を入れ、次に木材
表面板を高温蒸気環境下で該切り目に沿つて曲
げ、傾斜支持型リブを前記ブリツジの裏面とその
両側のパネルとに固着することにより該屈曲状表
面を係留して形成される特許請求の範囲第5項に
記載の弦楽器。 7 前記両パネル及び横ブリツジが、それらの裏
面に連接式に固着された傾斜支持型リブにより前
記段差位置に支持される特許請求の範囲第1項に
記載の弦楽器。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/211,707 US4320685A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Stringed musical instrument |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57154293A JPS57154293A (en) | 1982-09-24 |
JPH0136635B2 true JPH0136635B2 (ja) | 1989-08-01 |
Family
ID=22788028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56189378A Granted JPS57154293A (en) | 1980-12-01 | 1981-11-27 | String instrument |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4320685A (ja) |
JP (1) | JPS57154293A (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4873909A (en) * | 1986-09-30 | 1989-10-17 | Thomas Humphrey | Stringed musical instrument |
US5949006A (en) * | 1998-02-17 | 1999-09-07 | Hechler; Matthew John | Stringed musical instrument of simplified construction |
GB2370909B (en) * | 2001-01-03 | 2003-03-19 | Ian Thomson | Improvements to guitars |
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