JPH0136489Y2 - - Google Patents

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JPH0136489Y2
JPH0136489Y2 JP16816685U JP16816685U JPH0136489Y2 JP H0136489 Y2 JPH0136489 Y2 JP H0136489Y2 JP 16816685 U JP16816685 U JP 16816685U JP 16816685 U JP16816685 U JP 16816685U JP H0136489 Y2 JPH0136489 Y2 JP H0136489Y2
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JP
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microphone
speaker
patient
head coil
head
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JP16816685U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は核磁気共鳴CTのヘツドコイルに関し、
更に詳しくは、患者用のスピーカー及びマイクロ
フオンを内蔵したヘツドコイルに関する。
(従来の技術) 核磁気共鳴CTは、生体に一定方向の強力な磁
場をかけると、バラバラだつた水素原子核のスピ
ンが特定の方向に揃つたコマの首振りのような歳
差運動をする。次に第2の高周波の回転磁場をか
けるとその周波数が第1の磁場の強さに対応して
定まるある特定の値の時だけエネルギーの吸収が
起る。これが核磁気共鳴現象である。ここで第2
の磁場を切ると核スピンはエネルギーを放出して
元に戻る。これが緩和時間である。この共鳴と緩
和現象を利用して、水素原子核の分布、即ち水分
の濃度分布を求め、これを画像として表示するの
が、核磁気共鳴CTである。従つてこのCT装置で
診断を受ける患者は強力な磁界中におかれる。第
3図にその時の患者の状態を示す。患者は磁場の
中におかれるため、図のように上下からマグネツ
ト1に囲まれてCTによる診断を受ける。診断室
における患者は診断中の医師と種々会話を交す必
要があり、又CTスキヤンの時間は長いので(30
分〜60分)患者を落着かけるためにBGMを聞か
せて精神の安定を図る。そのために第3図のよう
にスピーカー3及びマイクロフオン4をマグネツ
ト1の上側に取付けて医師との会話及び音響を聞
く等の用に供している。
(考案が解決しようとする問題点) 前述のようにマグネツト1の上側にスピーカー
3とマイクロフオン4が取付けてあるが、患者が
受けるCTスキヤンの部位によつて患者とスピー
カー3及びマイクロフオン4との相対位置関係が
一定でなくなり、患者に対し一定の良質の音を供
給することが出来なくなる。そして良好な会話状
態を維持しようとすると、患者との会話状態が悪
くなる度に、毎回医師が調整し直さなければなら
ないという問題が生ずる。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、マグネツト内の患者の姿勢の如何に拘
らず医師との会話を良好な状態で行わせ、又気持
を落着かせ安定した精神状態にさせるための
BGMを良い音質で聞かせるように、スピーカー
及びマイクロフオンを取付けた設備を提供するこ
とである。
(問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するための本考案は、核磁
気共鳴CTにおけるヘツドコイルにおいて、該コ
イルを上部及び下部に分離し、前記上部を前記下
部に対してスライド可能とし、ヘツドホルダの機
能を有する前記下部を診断台に固定し、前記下部
に設けた穴にスピーカー及びマイクロフオンを落
し込んで取付け、前記下部の内部を通じて前記ス
ピーカー及びマイクロフオンの配線を外部に接続
したことを特徴とするものである。
(作用) 本考案はスピーカー及びマイクロフオンをヘツ
ドコイルの頭部の近くに設け、医師との会話を円
滑にし、BGMを良質な音質で与え、患者を落着
かせる。
(実施例) 以下に図面を参照して本考案の実施例につき詳
細に説明する。
第1図は本考案の実施例を示すヘツドコイル1
0の斜視図である。第3図と同じ部位には同じ符
号を付してある。ヘツドコイル10は上部5及び
下部6に分割されている。下部6は診断台に固定
されていて、上部5と下部6とは滑り結合で組立
てられている。ヘツドホルダとしても機能する下
部6において、患者の頭部にスピーカー3の穴7
が2個、マイクロフオンの穴8が1個設けてあ
る。この場所は患者の頭で塞がれるようなことの
ない適当な位置を選択する。第2図は下部6の平
面図である。スピーカー3は図のように2個第1
図の穴7に落し込まれて固定されおり、マイクロ
フオン4は同じく穴8に落し込まれて固定されて
いる。スピーカー3は2個あつてステレオとなつ
ている。そしてスピーカー3及びマイクロフオン
4は磁界の中にあるためコンデンサスピーカー又
は炭素マイクロフオン等非磁性体のものを使用し
ている。スピーカー3及びマイクロフオン4の配
線はヘツドコイルの下部2の中を通つて外部と接
続されている。このヘツドコイル10の中に患者
が入つていて頭の真下にスピーカー3及びマイク
ロフオン4があるため、患者のCTスキヤンの部
位による患者の姿勢の如何に拘らず外部との良好
な会話及び良質なBGM等の音楽を聞くことがで
きる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば外
部との良好な会話が出来るようになつて医師との
意思疎通が完全に行える。又音楽が良く聞こえる
ようになつて患者の精神の不安、不安定を軽減で
きる。同様の効果を従来のやり方で実現しようと
するとスピーカーとマイクロフオンをマグネツト
内の複数の箇所に設ける必要があつたが、本考案
によれば、ヘツドコイル1箇所に設けるだけでよ
いので、スペースフアクタがよく、且つ安価であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のヘツドコイルの斜視
図、第2図は第1図のヘツドコイルの下部の平面
図、第3図は従来のCTスキヤンにおける患者と
台の関係を示す図である。 1…マグネツト、2…テーブル、3…スピーカ
ー、4…マイクロフオン、5…ヘツドコイル上
部、6…ヘツドコイル下部、7…スピーカー取付
穴、8…マイクロフオン取付穴、10…ヘツドコ
イル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 核磁気共鳴CTにおけるヘツドコイルにおいて、
    該コイルを上部及び下部に分離し、前記上部を前
    記下部に対してスライド可能とし、ヘツドホルダ
    の機能を有する前記下部を診断台に固定し、前記
    下部に設けた穴にスピーカー及びマイクロフオン
    を落し込んで取付け、前記下部の内部を通じて前
    記スピーカー及びマイクロフオンの配線を外部に
    接続したことを特徴とするスピーカー及びマイク
    ロフオンを内蔵したヘツドコイル。
JP16816685U 1985-10-31 1985-10-31 Expired JPH0136489Y2 (ja)

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JP16816685U JPH0136489Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JPS6274810U JPS6274810U (ja) 1987-05-13
JPH0136489Y2 true JPH0136489Y2 (ja) 1989-11-07

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JP2013150702A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc モニタ装置および磁気共鳴装置

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