JPH0135755Y2 - - Google Patents

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JPH0135755Y2
JPH0135755Y2 JP1987107227U JP10722787U JPH0135755Y2 JP H0135755 Y2 JPH0135755 Y2 JP H0135755Y2 JP 1987107227 U JP1987107227 U JP 1987107227U JP 10722787 U JP10722787 U JP 10722787U JP H0135755 Y2 JPH0135755 Y2 JP H0135755Y2
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JP
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steam
hair
brush
iron
casing
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JP1987107227U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は毛皮やじゆうたんなどのように生地
表面に毛足などの毛幹部を有する植毛生地などの
素材の起毛などの整毛を行うアイロンに関するも
のである。
〔従来の技術及びその問題点〕
近年、毛皮やじゆうたんなど毛足の長い毛幹部
を有する植毛生地の使用が多くなつてきている
が、このような毛足の長い毛幹部は絡み易く、上
記植毛生地も長年使用している間に毛幹部が絡ん
だり、毛幹部がねるなどして保温性、肌合い、外
観などの劣化が生じ植毛生地本来の機能、特性が
失われてくる。
このような場合、従来、整髪用のドライヤによ
る加熱、更に櫛、ブラシなどの個別の道具を用い
る手作業により手入れを行つていた。
ところで、従来、上記のような面積の広い植毛
生地の手入れ作業においては、上記の整髪用のド
ライヤやブラシ等では、これら植毛生地専用のも
のではなく、しかも小型であるため作業がはかど
らず、これらの道具で絡んだ状態の植毛生地の手
入れをすることは時間、労力ともに大変な負担が
掛かり重労働の作業となり、手入れの仕上げ状態
も満足の行くものではなかつた。
そのため従来から、このような植毛生地の手入
れ専用のアイロンの出現が早くから望まれてい
た。
この考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
る。
〔問題点を解決すための手段〕
この考案に係るアイロンは、ケーシングの底部
に、移動方向前部に配置されて素材表面に設けら
れた毛幹部を整毛するブラシと、このブラシの後
方に配置されて素材表面に蒸気を噴出する蒸気孔
と、この蒸気孔の後方に配置されて素材表面を熱
する放熱板とを設け、前記ケーシングには前記蒸
気孔と接続された蒸気室と、前記蒸気室に連結さ
れた水タンクと、前記放熱板と蒸気室とを熱する
発熱体とを設け、前記ケーシングの底面には移動
用のローラを設けた構成としたものである。
〔実施例〕
以下この考案に係るアイロンの実施例を図面に
基づいて説明する。第1図はこの実施例に係るア
イロンの外観を示す斜視図であつて、図中符号1
はケーシングである。
前記ケーシング1は金属板からなり、底部の略
1/3を開口面として全体形状を略直方体状に形成
されている。ちなみにこの実施例では縦L1、横
L2、高さHのサイズをそれぞれ40cm、30cm、20
cmに形成されている。
前記ケーシング1の底の開口面には、アイロン
の移動方向前部に配置されたブラシ4と、このブ
ラシ4の後方に配置された蒸気室3と、この蒸気
室3の後方に配置された金属製の放熱板2とが設
けられている。
前記ブラシ4は、毛皮やじゆうたんなどの素材
6の表面に設けられた毛幹部6aを整毛しうる剛
性および長さを有するものである。
前記蒸気室3の底面には、素材6の表面に蒸気
を噴出する複数の蒸気孔5が形成されている。し
たがつて、この蒸気孔5は、前記ブラシ4の後方
に配置されたものとなつている。
前記放熱板2は、素材6の表面を熱するもの
で、横方向の長さがケーシング1の横方向サイズ
L2の長さとほぼ同一に形成されている。この放
熱板2は、前記蒸気孔5の後方に配置されたもの
となつている。
また、前記放熱板2の上方には電源に電気的に
接続された発熱体7が設けられており、発熱体7
にはヒータ7aが装備されている。
この発熱体7は前記放熱板2を加熱するもの
で、前記放熱板2を180℃、150℃、120℃と複数
段階に加熱調節できるようになつている。
また、前記ケーシング1内には前記発熱体7の
上方に水タンク8が設けられている。
前記水タンク8は導水管9を介して前記蒸気室
3に連通されている。
また、前記ケーシング1には、前記蒸気室3に
連通するとともに前記導水管9を貫通して前記ケ
ーシング1の上面に突出し押しボタン10で押圧
する弁杆11が設けられている。
前記弁杆11の先端はノズル12を介して蒸気
室3に接続されており、弁杆11を押し水タンク
8内の水を加熱された蒸気室3に滴下させ、この
水を蒸気に変換するようになつている。
また、前記ケーシング1の底部の、図で前後端
部には移動用のローラ13,13が取り付けられ
ている。
前記ローラ13は前記ケーシング1の底部4隅
に取り付けられた横方向の一対の支脚14,14
に回転自在に軸支され、このアイロンを前後に移
動できるようになつている。
また、前記支脚14は2重構造にされ互いに摺
動する支脚片14a,14aをねじ14bで固定
するなどして垂直上下方向に伸縮可能になつてお
り、このアイロンの底部の高さを調節できるよう
になつている。
更に、前記ケーシング1の手前側の側壁には手
押し用のハンドル15が取り付けられている。
次に上記実施例に係るアイロンの使用方法につ
いて説明する。
先ずこのアイロンを毛皮6の上面に配置し、発
熱体7を電気的に接続しこの発熱体7で放熱板2
を加熱するとともに、この放熱板2の熱により蒸
気室3を加熱する。この際、加熱温度を所望の温
度に予め設定しておく。
次いで、支脚14の高さを、ブラシ4が素材6
の毛幹部6aをすける程度の高さに調節する。次
いで、ハンドル15を一方の手で持ち、手前方向
(第2図中で右方向)に引き、アイロンを移動さ
せて、長年の使用によりへたつたり、複雑にから
まりあつた毛幹部6aを、ブラシ4によつて一方
向に整えて整毛させる。このとき、アイロンの移
動作業とともに、押しボタン10を他方の手で下
方に押して弁杆11を押し下げ、水タンク8内の
水を蒸気室3内に滴下させる。蒸気室3は、発熱
体7によつて予め加熱されているので、蒸気室3
内に滴下した水を水蒸気とさせて、蒸気孔5から
素材6の表面に噴出させることができる。このよ
うにして、アイロンを移動させながら、整毛され
た毛幹部6aに加熱された水蒸気を与えることが
できる。特に、本実施例にかかるアイロンは、長
年の使用によつて毛幹部6aがフエルト化して嵩
高さを失つた羊毛皮を、素材6として用いた場合
に好適である。すなわち、この場合には、上記の
手順に従つて整毛された毛幹部6aに加熱された
水蒸気を与えることによつて、毛幹部6a中に含
まれるαケラチンをβケラチンに変えることがで
きる。このβケラチンは、伸びやすい性質がある
ので、毛幹部6aを伸びた状態とすることができ
る。ここで、整毛される前に毛幹部6aに対して
水蒸気を与えた場合には、たがいにからまりあつ
た状態の毛幹部6aがさらにからまりあうため
に、整毛する作業が困難になるという不都合を生
じる。毛幹部6aを伸びた状態としたのち、アイ
ロンを手前方向にさらに移動させて、放熱板2に
より水分を除去して乾燥させることにより、毛幹
部6aを伸びた状態のままで起毛させることがで
きる。このため、アイロンを手前に引くという一
工程のみによつて、羊毛皮全体としての嵩高さを
再生させることができ、保温能力および風合いを
本来の状態に戻すことできる。
上記したように、本実施例においては、ハンド
ル15を引いてアイロンを前方に移動させるとい
う1工程のみによつて、素材6の毛幹部6aを整
毛して、保温能力および風合いを再生させること
ができるという利点があり、従来のようにドライ
ヤとブラシとを両手に持つて整毛作業を行うとい
つた手間を省略することができる。
また、放熱板2及びブラシ4が適宜幅を有する
とともにハンドル15を押して作業できるので、
整髪用のドライヤやブラシを個別に使用するのに
比べ作業効率が極めて向上する。
また、ローラ13の支脚14はその高さを伸縮
調節できるので、種々の毛足の長さを有する毛皮
やじゆうたんなどに適用することができるととも
に、放熱板2を近接させて加熱度合を調節した
り、あるいは蒸気の吹き付け面積を調節できるの
で、植毛生地の性質に合わせて種々の条件に調節
することができる。
また、片手でハンドル15を押してこのアイロ
ンを移動しながら、適時他方の手で押しボタン1
0を押して蒸気を噴出できるので、更に作業効率
が向上する。
なお、上記実施例におけるケーシング1のサイ
ズは実施例のものに限られるものではなく任意に
決定すればよい。
また、蒸気室3を発熱体7の上面に設けると、
放熱板2と蒸気室3とを同時に加熱でき効率がよ
くなる。
また、蒸気孔5に弁機構を設け外部から蒸気孔
5の開閉を適時行えるようにしてもよい。
また、ローラ13を電動式にするとともに、例
えばハンドル15の近傍にスピードスイツチを設
けると、移動が楽であるとともに適宜移動の速さ
を選択でき作業効率も向上する。
また、ブラシ4を着脱自在にすると各種のブラ
シを用意することにより、植毛生地の種類に合わ
せてブラシを交換できるとともに、ブラシ4を外
すことにより各種の生地のアイロン掛けにも使用
できる。
また、このアイロンは業務用のみならず勿論家
庭用にも使用できるものである。
〔考案の効果〕
本考案は、ケーシングの底部に、移動方向前部
に配置されたブラシと、このブラシの後方に配置
された蒸気孔と、この蒸気孔の後方に配置された
放熱板とが設けられ、前記ケーシングには、前記
蒸気孔と連通された蒸気室と、前記蒸気室に連通
された水タンクと、前記放熱板と蒸気室とを熱す
る発熱体とが設けられ、前記ケーシングの底面に
は、移動用のローラが設けられてなるアイロンに
構成されるので、アイロンを前方に移動させると
いう1工程のみによつて、毛幹部を整毛させ起毛
させることができ、整毛作業を簡易化することが
できるという効果がある。とくに、本考案にかか
るアイロンを羊毛皮に使用した場合には、アイロ
ンを前方に移動させるという1工程のみにより、
まずブラシによつて毛幹部を整毛し、ついで、加
熱された水蒸気を毛幹部に与えることによつて、
毛幹部中に含まれるαケラチンをβケラチンに変
えて毛幹部を伸びた状態とし、ついで放熱板によ
り水分を除去することにより、毛幹部を伸びた状
態のままに起毛させることができる。このように
して、羊毛皮全体としての嵩高さを再生させるこ
とができ、保温能力および風合いを本来の状態に
戻すことができるという顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案に係るアイロンの
実施例を示すもので、第1図はこのアイロンの外
観及び内部構造の概要を示す斜視図、第2図は第
1図−線部分の断面図である。 1……ケーシング、2……放熱板、3……蒸気
室、4……ブラシ、6……素材、7……発熱体、
8……水タンク、13……ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングの底部には、移動方向前部に配置さ
    れて素材表面に設けられた毛幹部を整毛するブラ
    シと、このブラシの後方に配置されて素材表面に
    蒸気を噴出する蒸気孔と、この蒸気孔の後方に配
    置されて素材表面を熱する放熱板とが設けられ、
    前記ケーシングには、前記蒸気孔と連通された蒸
    気室と、前記蒸気室に連通された水タンクと、前
    記放熱板と蒸気室とを熱する発熱体とが設けら
    れ、前記ケーシングの底面には、移動用のローラ
    が設けられてなることを特徴とするアイロン。
JP1987107227U 1987-07-13 1987-07-13 Expired JPH0135755Y2 (ja)

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JP1987107227U JPH0135755Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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JP1987107227U JPH0135755Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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JPS6411197U JPS6411197U (ja) 1989-01-20
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS476798U (ja) * 1971-02-12 1972-09-22
JPH0211938U (ja) * 1988-07-07 1990-01-25

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS476798U (ja) * 1971-02-12 1972-09-22
JPH0211938U (ja) * 1988-07-07 1990-01-25

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JPS6411197U (ja) 1989-01-20

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