JPH0135175B2 - - Google Patents

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JPH0135175B2
JPH0135175B2 JP54142739A JP14273979A JPH0135175B2 JP H0135175 B2 JPH0135175 B2 JP H0135175B2 JP 54142739 A JP54142739 A JP 54142739A JP 14273979 A JP14273979 A JP 14273979A JP H0135175 B2 JPH0135175 B2 JP H0135175B2
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JP
Japan
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valve
cap
housing
fuel injection
bobbin
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JP54142739A
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English (en)
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JPS5566657A (en
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Benjamin Kuratsukusuton Uiriamu
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Bendix Corp
Original Assignee
Bendix Corp
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Publication date
Application filed by Bendix Corp filed Critical Bendix Corp
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Publication of JPH0135175B2 publication Critical patent/JPH0135175B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/061Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
    • F02M51/0625Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures
    • F02M51/0664Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding
    • F02M51/0671Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto
    • F02M51/0675Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto the valve body having cylindrical guiding or metering portions, e.g. with fuel passages
    • F02M51/0678Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto the valve body having cylindrical guiding or metering portions, e.g. with fuel passages all portions having fuel passages, e.g. flats, grooves, diameter reductions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/08Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle specially for low-pressure fuel-injection
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/50Arrangements of springs for valves used in fuel injectors or fuel injection pumps
    • F02M2200/505Adjusting spring tension by sliding spring seats

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は全体として電磁燃料噴射弁に関するも
のであり、更に詳しくいえば燃料噴射弁が主とし
て−30℃以下の温度で使用される時に、動作温度
範囲を拡張できる改良した封止に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
電磁燃料噴射弁は、計量されて内燃機関へ供給
される燃料の量を表す幅を有するパルス信号を電
子式制御装置が発生する多点噴射装置や単点噴射
装置のために燃料計量技術の分野においてて広く
受けいれられている。これらの噴射弁は、電気信
号に応答するソレノイドにより作動させられる接
極子によつて、エンジンの空気取入れ通路に置か
れる燃料計量オリフイスを開く。最近の進歩によ
り、それらの噴射弁の計量精度は非常に高くなる
とともに、動作も非常に高速になつてきた。この
ような利点により、電磁燃料噴射弁は電子的燃料
計量の進歩を助長し、内燃機関の燃料消費量を減
少させ、有害な排出物の量を減少させ、運転性能
を向上させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
電磁燃料噴射弁が広く用いられるようになるに
つれて、動作できる温度範囲を拡げなければなら
なくなつてきた。従来の噴射弁の1つの問題は、
それに用いいられているOリングのシール特性の
ために低温における動作が制約を受けることであ
る。
一般に、Oリングはゴムまたはそれに類似の材
料で作られる弾力のあるリングで、常温または高
い温度では十分な柔軟性を有する。これらのOリ
ングは、種々の体積変化率で膨張および収縮する
噴射弁の部品の異種材料の間を比較的良く封止す
る。しかし、低い温度とくに−30℃以下ではそれ
らのOリングは弾力を失い始めてもろくなる。こ
の時点から噴射弁の異種材料から成る部品間にお
ける収縮率の差異のために、Oリングとそれに接
する表面との間に隙間が生じて、加圧されている
燃料が漏れるようになる。したがつて、約−40℃
まで動作できるOリングによる封止を可能とすれ
ば、噴射弁を広い低温範囲で使用でき有利であ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、より低い低温範囲で使用できるよう
に封止を改良した電磁燃料噴射弁を得ることを目
的とする。
本発明によれば、接極子をもつ弁部材および弁
ハウジングからなり加圧された燃料を受ける弁組
立体であつて、前記弁ハウジングから燃料を計量
するために閉位置から開位置へ弁部材が弁ハウジ
ング内で可動である弁組立体と;この弁組立体を
駆動するための電磁石の磁束通路を形成するハウ
ジングであつて、筒体とその前後両端部に固定さ
れたキヤツプおよびコア部材からなるハウジング
と;このハウジング内に設けられ、ハウジングと
共に電磁石の一部をなすコイルであつて、前記接
極子を電磁的に吸引することにより前記弁部材を
前記開位置へ動かすためのコイルと;このコイル
が付勢されてない時に前記弁部材を前記閉位置へ
と動かすための付勢手段と;前記コイルが巻かれ
たボビンであつて、前記ハウジングよりも大きな
熱膨張係数をもち中心にコア挿通用の穴を有し、
かつ両端に前記穴よりも大きな内径をもち穴を包
囲する凹孔を有するボビンとを備え;前記前端部
のキヤツプおよび後端部のキヤツプは、前記ボビ
ンの前記凹孔へ臨む凹孔と同心状の円周面をもつ
突出部を有し;この突出部の外周面と前記凹孔の
内周面との間に、圧縮されたOリングをそれぞれ
介装した電磁燃料噴射弁によつて達成される。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細
に説明する。
まず第1図を参照する。この図には内燃機関へ
燃料を計量して供給するための単点噴射装置が示
されている。この装置は電磁燃料噴射弁10を有
する。この噴射弁10はコネクタ12の1組の導
線14,16により制御ユニツト18に接続され
る。この制御ユニツト18へはエンジン回転速度
RPM、吸気マニホルド絶対圧MAP、吸入する空
気の温度、エンジン冷却水温度などのようなエン
ジン動作パラメータが通常のセンサから入力され
る。
噴射弁10は燃料ジヤケツト22の中にとりつ
けられる。この燃料ジヤケツト22は、内燃機関
の吸気マニホルドに連通していスロツトルボデー
25の単一の空気導入穴34の中央に位置させら
れる。多数の空気導入穴を有するスロツトルボデ
ーの場合には、1つの空気導入穴に1つの噴射弁
を利用できる。エンジンに取り入れられる空気の
量は、燃料ジヤケツト22の下に回動できるよう
にして設けられているスロツトル板30によつて
調節される。エンジンの動作状態を検出した制御
ユニツト18は、噴射させたい燃料の量を表すパ
ルス幅の噴射信号をコネクタ12へ与え、それに
より噴射弁10は信号の前縁部と後縁部に応じて
開閉し、燃料ジヤケツト22からの燃料を計量す
る。吸気マニホルドに入つて来た空気と最適に混
合するために、燃料は広いスプレー角度パターン
で計量される。
加圧されている燃料は燃料入口20によつて燃
料ジヤケツト22へ供給されて、その燃料ジヤケ
ツトの内部を循環させられてから、燃料の圧力を
ほぼ一定に保つ圧力調整器40へ導く出口通路へ
送られる。使用された燃料は燃料タンクのような
燃料貯蔵容器へ戻され、そこからポンプにより加
圧されて燃料ジヤケツト22へ再び送られる。こ
の燃料ジヤケツトの内部は適当な弾性要素によつ
て封止される。たとえば、燃料ジヤケツトの底端
部はOリング28により封止され、燃料ジヤケツ
トの上端部の肩部にはOリング26がとりつけら
れる。噴射弁10はねじ38により固定されてい
るばねクリツプ36により所定位置保持される。
このような単点噴射装置は4気筒2.2エンジ
ンにとくに適する。エンジンの1回転に2回噴射
することにより、1回の点火ごとに混合気が1回
供給される。噴射はエンジンのある動作事象に対
して設定されたある角度、たとえば吸気ストロー
クにおける1番シリンダの上死点(TDC)直前
においてなるべく行うようにする。その後はその
点に対して動作が反復される。ある特定の吸気弁
が開かれる直前に起る噴射タイミングにより、大
部分の燃料と空気を噴射される特定のシリンダへ
送ることができる。これによつて凝縮が減少し、
シリンダからシリンダへの燃料分配のずれをなく
すことを助けることができる。
上記のような装置を構成するためには、燃料供
給能力が400〜600cm3/分と大で、1ミリ秒の範囲
で直線的な動特性を有する単点噴射装置用噴射弁
を必要とする。本明は有利な構造のそのような電
磁噴射弁を提供するものである。
次に第2図および第3図を参照する。第2図に
は大容量の噴射弁10の縦断面図で示されてい
る。この噴射弁10を駆動するための電磁石の磁
束通路を形成するハウジングは、後述する筒体1
00とその前後両端部にそれぞれ固定されたキヤ
ツプ106,110およびコア部材128から構
成される。筒体100は継目なしまたは継目あり
のパイプを所定の長さに切つて作ることができ
る。この筒体100の両端部は肩部101,10
3を形成するために冷間加工される。肩部101
は前端部に形成され、この肩部には半径方向に突
き出たリム部分102が設けられる。肩部103
は後端部に形成され、こ肩部には半径方向に突き
出たリム部分104が設けられる。筒状の筒体1
00はこの噴射弁の磁気回路の一部であるから、
なるべく標準の低炭素鋼で作るようにする。この
材料は機械強度が高く、かつ高い透磁率を有す
る。この筒体100と、噴射弁10の他の全ての
外面には防食処理を施すことができる。
ハウジングは筒体100と前端部のキヤツプ1
06と後端部のキヤツプ110とから構成され
る。前端部のキヤツプ106は中央に中心穴を有
し、後述ののボビン側に突出する円周面をもつ部
分とその周辺のフランジ部からなり、筒体100
の肩部101にフランジ部で接触させられ、その
フランジ部の斜面108に対してリム部分102
をかしめることにより、所定位置に固定される。
同様に、後端部のキヤツプ110は中心に穴をあ
けられた後述のボビン側に突出する円周面をもつ
部分とその周辺のフランジ部とを有し、このフラ
ンジ部で肩部103に接触させられ、フランジ部
の斜面112に対してリム部分104をかしめる
ことによつて所定位置に固定される。
筒体100の内壁と、前端部と後端部のキヤツ
プ106,110の内面とによつて構成された内
部空間の中には、全体として細長いモールドされ
たボビン114が挿入される。このボビン114
には複数の導線が巻かれてコイル116を形成し
ている。コイル116は端子ピン120に接続さ
れる。ピン120は後端部のキヤツプ110に設
けられている長円形の穴122を通つて外部へひ
き出され、ボビン114の一部として一体に成型
されているコネクタ118により保護される。
ボビン114には、後端部のキヤツプ110の
ねじ穴126を同軸状に配置された穴124が設
けられる。軟磁性材料で作られた棒状のコア部材
128が後端部のキヤツプのねじ穴126の中に
ねじじ込まれ、ボビンの穴124のほぼ全長にわ
たつて延びる。ボビンの穴124の中でコア部材
128の位置を調節するために、コア部材128
の調節用ねじ部130が設けられている端部には
スロツトが設けられる。コア部材128の調節に
より弁部材の間隙距離と上昇高さが決定される。
調節ねじ132がコア部材128の内部の穴の中
にねじ込まれて、球状部材136に対して動くピ
ン140により弁付勢力を調節するようになつて
いる。コア部材128の内部の穴はピン140の
外側にはめ込まれているOリング138によつて
封止される。
油漏れを防ぐために、ボビンの穴124の内部
で、後端部のキヤツプ110の内面がOリング1
39により封止され、前端部のキヤツプ106に
おいてOリング141により封止される。これら
のシール要素は、熱による膨張率と収縮率が異な
る2種類の材料の間で、常温20℃においては、通
常は圧縮されている。ボビン114は軸線上の両
端にそれぞれ穴124よりも大きな内径を有する
と共にこの穴124を包囲する凹孔127,14
3を有し、こ凹孔に前記前端部のキヤツプ106
の突出部106aと後端部のキヤツプ110の円
周面をもつ部分が同心状につき出ている。Oリン
グ139は、コア部材128の外周面とボビン1
14の凹孔127の内周面の間に形成されている
環状領域の中で圧縮される。Oング141は、前
端部のキヤツプ106の同心状の円周面をもつ部
分の外周面と、ボビン114の凹孔143の内周
面との間に形成されている同様な環状領域の中で
圧縮される。
前端部のキヤツプ106とコア部材128とは
同じような低炭素鋼で作られ、ボビン114はガ
ラス繊維で強化されたナイロンで成型される。ボ
ビンの内側円筒面と、前端部のキヤツプ106の
突出部106a円周面をもつ部分およびコア部材
128の外側円筒面は、温度が低くなるにつれて
半径方向に収縮する。しかし、ボビン114は熱
に対する体積変化率の大きい材料を用いるから他
の部材よりも速く収縮して、低温ではOリングの
圧縮度が増大する。速く収縮するボビン114に
より圧力が上昇させられることにより−30℃以下
におけるOリング・シールの可撓性の減少に対し
ての補償が行われ、もつて噴射弁の動作する低温
範囲が広くなる。
前端部のキヤツプ106の中心穴には、この穴
を接極子案内用穴142と、とりつけ用穴144
に分割する1つの段が設けられる。弁ハウジング
146が、穴142と144の間の段の所に形成
されている肩145に接触するまで、取付け用穴
144の中に挿入される。弁ハウジング146
は、とりつけ用穴144の前方リム部分を弁ハウ
ジング146の面取り部の上に曲げることによ
り、所定位置に保持される。弁ハウジング146
は長手方向に穴148を有する。この弁ハウジン
グの穴148の一端は接極子案内用穴142に連
通し、他端部は円錐形の弁座150で終端させら
れる。弁座150は滑らかな遷移領域152とな
るようにわん曲させられて、最終的には円筒形の
計量オリフイス154となる。
ハウジングの穴148は、弁ハウジング146
の周囲に間隔をおいて配置されている複数の燃料
入口149により、燃料ジヤケツト22の中の燃
料に連通させられる。燃料入口149は、低圧動
作中における圧力降下を最低限にするために、計
量オリフイス154に近接して配置され、かつ弁
ハウジングにはめ込まれている成型されたフイル
タ素子151の周囲の網により汚染から保護され
る。
弁ハウジングの穴148の中には弁部材156
が挿入される。この弁部材156の末端部は全体
として環状の接極子158の中に圧入され、弁ハ
ウジング146と弁部材156と接極子158と
で弁組立体を構成する。第3図に横断面図で示さ
れてるよう、弁部材は横断面が三角形の中間部を
有する。この三角形の各頂点にはわん曲した接触
面が形成される。これらの接触面が弁ハウジング
の穴148の内面上を滑動することにより、弁部
材の中心を穴148の中心に合わせる。
弁部材はシール面162を有する弁チツプ16
0へと移行する。シール面162は円錐形の弁座
150に接触して弁を閉じる。弁チツプ160か
ら弁部材はピントルを形成する。このピントルは
偏向キヤツプ164で終端する。偏向キヤツプ1
64は燃料を中空円錐状すなわち広角噴射パター
ンにして噴射させるために用いられる。保護のた
めに偏向キヤツプ164は弁ハウジング146の
中に納められる。
弁部材156はほぼ中空で、弁チツプ160か
ら接極子158に連結される端部まで達する内部
通路155が内部に設けられる。弁部材156の
端部には附勢ばね137を受けるばねくぼみ14
7が設けられる。ばね137は接極子158の中
心の穴の中の入れられる。通路155は弁部材の
中間部の各面に設けられているポート153によ
り、弁ハウジングの穴148に連通する。内部通
路155と、接極子158の中心の穴とにより、
接極子158とコア部材128の間にある間隙の
圧力が逃されて、この間隙での熱料の圧力が増大
して弁の開放時間に影響を及ぼすことを防ぐ。
附勢手段をなすばね137は球状部材136に
よつて弁部材156のくぼみ147の中に押圧さ
れ、弁部材156に附勢力を与える。この附勢力
は調節ねじ132を回すことにより調節できる。
この調節ねじ132と球状部材136で調節手段
を構成し、調節ねじ132のピン140が球状部
材136の上で回転して、その球状部材136を
軸線方向のみに動かすから、附勢力の調節の間に
ねじれ力が生ずることはない。ばねがどこかでね
じれが生じようとすると、球状部材136の表面
でばねが滑つてねじれ力の成分が消費されること
になる。
ばね137は接極子158の穴の中と弁部材端
部のくぼみ147の中に納められてるために、附
勢力を間隙より前端部側において加えて、偏心力
成分が作用する媒介をするモーメントアームを短
かくさせる。それらの力を釣合わせるために、弁
部材156の中間部は、より短くて、より狭い接
触面とすることができる。接触面の狭いより短い
三角形の中間部をもつ中空の弁部材156に接極
子158を組合わせていることににより、噴射弁
の可動部分の質量を大幅に減少させることができ
る。可動部分の質量減少と、コイルの拡大により
発生される力の増大とによつて、噴射弁の開放時
間が短縮される。
噴射信号の形の電流がコネクタ12から端子ビ
ン120を介してコイル116へ供給されると、
このコイル116とコア部材128と、後端部の
キヤツプ110と、筒体100と、前端部のキヤ
ツプ106で構成される固定された磁気回路装置
を通じて長手方向の磁界が生じ、軟磁性材料で作
られている接極子158を間隙をなくす方向に引
きつけ、コア部材128の表面上の非磁性スペー
サ135に接続させる。スペーサ135は励磁中
に最小間隙を繊維することにより噴射弁の閉成に
要する閉成時間を短くする。上記のように、磁気
吸引力が閉成ばねの力より大きくなると、弁部材
は弁座から引きあげられるから、コイル116へ
供給されている電流がなくなり、ばねの力により
弁部材156が弁座に再び接触させられるまで
は、弁座インタフエースを計量オリフイスにより
燃料が計量されて計量オリフイスから出る。
この噴射弁は組立て後に、弁部材156の揚程
すなわち上昇高さ兼間隙間隔がコア部材128を
回して調整でき、閉成力も調節ねじ132を回し
て調整できる。これら2種類の調整は互いに相補
的なもので、それにより静的および動的な燃料の
量を較正し、シール部品121によりセツトされ
る。
この噴射弁の静的な燃料の量調整について第4
図を参照して詳しく説明する。この図には噴射弁
10の静かな燃料の量Qと弁部材156の揚程す
なわち上昇高さとの関係を示すグラフが描かれて
いる。上昇高さが小さい時(領域A)は、弁部材
156と弁座インタフエースによる障害が大きい
から、静的な燃料の量は計量オリフイスの寸法に
依存する。この領域Aでは△Q/△Lは、弁部材
156のインタフエースと弁座との間の増大する
開口面積に関連する定数Kに等しい。
弁部材156が、燃料の流れの障害となる点よ
りも上方まで、引きあげられた領域Cでは、計量
オリフイスの寸法が静的な燃料の量を決定する要
因となる。この領域では△Q/△Lは零である。
領域AとCの間の狭い領域Bでは、噴射弁の静的
な燃料の量はほぼ計量オリフイス寸法の関数であ
るが、弁部材156の上昇高さにも関係する。こ
の領域Bでは△Q/△LはKよりはるかに小さ
く、領域Cにおけるよう零に近づく。弁部材15
6の上昇高さの変化に対する静的な燃料の量の変
化は、変化するインタフエースの面積と計量オリ
フイスの面積との比に関係する。
この領域Bにいて弁部材156の上昇高さを調
整することによりり、組立ずみの噴射弁の静的な
燃料の量を指定された値に較正することができ
る。一般に、この方法は、トリミングすなわち調
整の範囲が、弁部材156の上昇高さの25ミクロ
ンの変化に対して静的な燃料の量の5%であれ
ば、最適な結果が得られることが判明している。
コア部材128に設けられている調整ねじ部13
0は、弁部材156の上昇の高さの変化をこの程
度の大きさで制御できるように適切に選択され
る。
静的な流れの量の較正が終つてから、静的な較
正の間に変えられた間隙間隔に閉成力を合わせる
ため、およびダイナミツクな応答を較正するため
に動的な調整が行われる。ここで第5図を参照す
る。この図には動的な燃料の流量がパルス幅の関
数として示されている。このグラフの破線で示さ
れている直線Dは、600cm3/分という静的な流量
(勾配)を有する理想的な噴射弁を示す。この直
線Dは座標の原点を通る。
しかし、実在する噴射弁の開放時間と閉成時間
は有限であるから、実際の動的な特性は理想直線
の右側にこの理想直線に平行に延びる直線Eで表
される。噴射弁の特性が理想的な状態から遠ざか
り、噴射弁の動作が遅くなるにつれて直線Eは理
想直線Dから右方へ更に移動する。エンジンが高
速回転すると燃料噴射量は増大するが、噴射のた
めに利用できる時間は短くなる。したがつて動的
な勾配が急な大流量の噴射弁が必要となるが、そ
のような噴射弁では燃料供給量を非常少くするた
めに幅の狭いパルスを必要とすることになる。噴
射弁を理想特性に近づくように直線的に較正でき
るほど、その噴射弁は有利なものとなる。
このような目標を念頭において、アイドリング
すなわちF点における最小噴射量よりある安全係
数だけ下であるG点で弁の最小噴射量を切ること
により、動的な較正が行われる。それから、直線
Dにおける理想的な応答からの直線Eのずれを最
小にするために閉成力が調整される。
〔発明の効果〕
前述したように、熱に対する体積変化率の大き
いボビン114の凹孔127,143の内周面
と、コア部材128の周面および前端部キヤツプ
106の円周面をもつ部分との間にそれぞぞれO
リング139,141を圧縮状態に配置すること
によつて、低温時に他の部材よりも大きく収縮す
るボビンによつてOリングの圧縮度が増大させら
れ、噴射弁の動作する低温範囲の拡大が達成され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電磁噴射弁を含む単点噴射装
置の一部を断面で示す側面図、第2図は第1図に
示す電磁噴射弁の縦断面図、第3図は第2図の3
−3線に沿つて切断した横断面図、第4図は第2
図に示す弁の静的な流と弁部材の上昇高さとの関
係を示すグラフ、第5図は第2図に示す噴射弁の
動的な流量と噴射信号の持続時間との関係を示す
グラフである。 100……筒体、106……前端部のキヤツ
プ、110……後端部のキヤツプ、114……ボ
ビン、116……コイル、124……ボビンの
穴、127,143……ボビンの凹孔、128…
…コア部材、132……調節ねじ、136……球
状部材、137……ばね、139,141……O
リング、146……弁ハウジング、148……弁
ハウジングの穴、149……燃料入口、154…
…計量オリフイス、156……弁部材、158…
…接極子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 接極子158をもつ弁部材156および弁ハ
    ウジング146からなり加圧された燃料を受ける
    弁組立体であつて、前記弁ハウジング146から
    燃料を計量するために閉位置から開位置へ弁部材
    156が弁ハウジング146内で可動である弁組
    立体と; この弁組立体を駆動するための電磁石の磁束通
    路を形成するハウジングであつて、筒体100と
    その前後両端部に固定されたキヤツプ106,1
    10およびコア部材128からなるハウジング
    と; このハウジング内に設けられ、ハウジングと共
    に電磁石の一部をなすコイル116であつて、前
    記接極子158を電磁的に吸引することにより前
    記弁部材156を前記開位置へ動かすためのコイ
    ル116と; このコイル116が付勢されてない時に前記弁
    部材156を前記閉位置へと動かすための付勢手
    段と; 前記コイル116が巻かれたボビン114であ
    つて、前記ハウジングよりも大きな熱膨張係数を
    もち中心にコア挿通用の穴124を有し、かつ両
    端に前記穴124よりも大きな内径をもち穴12
    4を包囲する凹孔127,143を有するボビン
    114とを備え; 前記前端部のキヤツプ106および後端部のキ
    ヤツプ110は、前記ボビン114の前記凹孔1
    43,127へ臨む凹孔と同心状の円周面をもつ
    突出部106a,128を有し; この突出部106a,128の外周面と前記凹
    孔143,127の内周面との間に、圧縮された
    Oリング(141,139をそれぞれ介装した電
    磁燃料噴射弁。 2 特許請求の範囲第1項記載の電磁燃料噴射弁
    において、ハウジングは各端部に固定された前端
    部のキヤツプ106と後端部のキヤツプ110を
    有する筒体110を備え、コイル116およびボ
    ビン114は前記筒体110の内部空間内で前記
    両キヤツプ106,110の間に配置されている
    ことを特徴とする電磁燃料噴射弁。 3 特許請求の範囲第1項記載の電磁燃料噴射弁
    において、前端部のキヤツプ106の突出部は、
    キヤツプ106と一体に設けられていることを特
    徴とする電磁燃料噴射弁。 4 特許請求の範囲第1項記載の電磁燃料噴射弁
    において、後端部のキヤツプ110の突出部は、
    後端部のキヤツプ110に固定されてボビン11
    4の穴124内に挿入された棒状のコア部材12
    8により形成されていることを特徴とする電磁燃
    料噴射弁。 5 特許請求の範囲第1項記載の電磁燃料噴射弁
    において、 付勢手段は、コア部材128と接極子158と
    の間に圧縮して配置され、弁部材156に閉位置
    に向かう付勢力を与えるばね137を有し、 コア部材128は、前記ばね137と同軸線上
    の穴にねじ込まれているばね圧調節用の調節ねじ
    132を有し、 前記調節手段は、前記調節ねじ132と前記ば
    ねとの間に配置された球状部材136を有するこ
    とを特徴とする電磁燃料噴射弁。
JP14273979A 1978-11-01 1979-11-01 Electromagnetic fuel injection valve Granted JPS5566657A (en)

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