JPH0133284Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0133284Y2
JPH0133284Y2 JP11532684U JP11532684U JPH0133284Y2 JP H0133284 Y2 JPH0133284 Y2 JP H0133284Y2 JP 11532684 U JP11532684 U JP 11532684U JP 11532684 U JP11532684 U JP 11532684U JP H0133284 Y2 JPH0133284 Y2 JP H0133284Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
machine
rotary table
tenon
mortise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11532684U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6131707U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11532684U priority Critical patent/JPS6131707U/ja
Publication of JPS6131707U publication Critical patent/JPS6131707U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0133284Y2 publication Critical patent/JPH0133284Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 産業上の利用分野 本考案は、障子、引戸、ドア等の建具における
框のほぞ取り加工手段に関する。
従来の技術 障子、ガラス建具などにおける框(わく)の
「面、ほぞ加工」は従来の手作業から木工機械加
工に移つており、同機械を使用するときには木工
技術に対する熟練度とは無関係に、正確で均一な
製品を能率よく加工することができる点でメリツ
トが大きく、そのため大量な需要を堀り起して来
た。その曲型的な加工工程を例示すると、 (1) わく材を複数本並べて固定し、その被加工先
側に捨て材を施す。これはカツターの回転方向
に返りが出たときの被加工材に対する保護であ
る。
(2) まず、複数本のわく材の木端を丸鋸で直角に
切落し化粧面をつくる。
(3) 上、下角を鉋盤で落し、結合部を形成する。
もつとも、この加工は、丁寧な加工であつて、
次のフライス加工によつて代替することも可能
である。
(4) 必要に応じて、中央溝をフライスカツターで
摺割り、上、下結合部を斜めフライス、総形フ
ライスで整形して相手わくの面取り部に合わせ
る。この加工は通常個々のカツターを組合わせ
た刃物ブロツクによつて切刃の形を合わせるよ
うにしたもので行つている。
(5) 被加工材を逆にして寸法を合わせ、他端部の
ほぞ取り加工をする。
(6) はじめの固定を解除し、加工済の各一本のわ
く材を得る。
といつた順序である。
ところで、一概に、わくの結合構造といつても
建具の様式によつて種々の形があつて、ほぞの形
も定まつたものばかりではないのは第4図示のと
おりであつて、前述の加工工程は、そのうちのg
またはjの面、ほぞ取りについて説明したもので
ある。
考案が解決しようとする問題点 従来の、ほぞ取り盤では、加工するほぞの形を
変えたい場合、ほぞの形の違いに応じて刃物ブロ
ツクにおける各個のカツターの組合わせを変えて
総形カツターの形を、ほぞの形に合わせ、その都
度回転軸に付替え調整するようにしていた。すな
わち、刃物ブロツクの付替えを行うと、同一切削
加工域でも微妙な点で旧カツターの切削部と相違
が出るためカツターの付替えの度に位置調整を施
す必要が生じる場合が多い。したがつて、建具わ
くの多品種少量加工の場合などでは実質上、ほぞ
取り加工に費した時間に比べカツターの組立、取
付け調整に要する時間割合が軽視できないものと
なる。他方、特定の事業所で受注する建具のわく
におけるほぞの形は、幾つかの代表的な様式のも
のに集中する傾向があるから、それに合わせた刃
物ブロツクを複数個用意しておいて、その都度、
ほぞ取り盤にセツトし換えるといつた手段を採用
すれば、カツターのプロフイールは正確になり盤
の稼動時間に対する調整、準備時間を短縮するこ
とができ、稼動率を向上することができるが、本
考案ほぞ取り盤は、前記技術をさらに一歩進め
て、刃物ブロツクを簡単に、かつ短時間で取替え
ることができる上に、取替えた場合も調整を不用
にして多型式少量生産の場合にも盤の稼動率を向
上させることができる、ほぞ取り盤を提供するこ
とを目的とする。
(2) 考案の構成 問題を解決するための手段 本考案は、 (イ) 走行ベツドに被加工材を固定して、ベツド毎
平行移動させることにより前記被加工材の端部
に順次回転刃物を当てるようになつているほぞ
取り盤において、ほぞ部整形用刃物または刃物
ブロツクを取付ける竪形のスピンドルを複数本
一つの回転台上に装備すると共に、それら竪形
スピンドルのそれぞれは前記回転台の回転、係
止に伴ない、排他的に前記盤上の所定位置を占
めるようにしたことを特徴とする多軸を備えた
ほぞ取り盤。
(ロ) 竪形スピンドルの複数本を軸支する回転台
は、ほぞ加工用回転刃物における最終整形加工
のための刃物または刃物ブロツクを装着するよ
うにしたことよりなる前述(イ)項記載のほぞ取り
盤。
(ハ) 回転台にそれぞれ軸支されている竪形スピン
ドルは、盤上の所定位置を占めるときだけ駆動
回転可能にしたことよりなる上述(イ)項または(ロ)
項記載のほぞ取り盤。
にかかるものであつて、要するに多軸のほぞ取り
盤のカツターを取付けるスピンドルの一部をター
レツト形式に軸支し、この部分に、あらかじめ、
準備しておいた、わく結合部のほぞの形式の幾つ
かに、それぞれ適合、成形できるプロフイールを
持つた刃物ブロツクを一軸毎に固着・位置合わせ
をして置き、ほぞ形式が変るのに応じて回転台を
動かし、適合するいずれか一つの刃物ブロツクを
所定の加工位置に設定することによつて、操作者
が木工技術に熟達しているか否かとは無関係に多
品種少量加工の場合にも稼動率を維持すると共
に、いずれの場合にも、むらなく精度の高い製品
を提供しようとするものである。
作 用 上記装置において、被加工材である建具わく材
を複数個並置し最後側に捨て材を重ねて走行ベツ
ド上に固定し、ベツドを本体に対して平行移動さ
せ、わく材の一端を備付けの刃物に当ててその端
面を仕上げると共に、次段から、ほぞ形の成形加
工に移るが、ほぞの形が異る毎に回転台を回して
同台に設けた竪形スピンドルに、あらかじめ装着
した刃物ブロツクの一つを盤の所定位置に移し換
え、同刃物ブロツクを通すことにより、所望の形
のほぞのカツターによる成形を行うことができ
る。ほぞ形が別異の場合は、回転台を盤枠から緩
めて、これを回し、再度、別のプロフイールの刃
物ブロツクを盤の加工位置に設定すればよい。
かくして、回転台に、たとえば三つのスピンド
ルを設けたものの場合には、少くとも三つのほぞ
形の加工成形に直ちに対応することができる上
に、あらかじめ組付けた刃物ブロツクを稼動中で
も遊んでいるスピンドル上に別の刃物ブロツクの
付換えが可能であるから、全く新たな形のほぞ加
工の場合でも、実質上の待ち時間を必要としな
い。したがつて、均質で精度の高い各種ほぞ形の
加工を能率よく行うことができ、ほぞ取り盤の稼
動率を向上させることができる。
本考案ほぞ取り盤のスピンドル駆動モータは、
一軸につき一台装備されているが、その各給電手
段には、それぞれ常開スイツチが挿入されてい
て、回転台を回し、所要スピンドルが盤の加工位
置に設置されたときのみカムによつて閉路するよ
うにして、操作ミスをしても遊んでいる刃物ブロ
ツクが不測の回転をして危険を及ぼすことのない
ようにしている。なお、当然のことながら、回転
台上の各刃物ブロツクは必要以外の部分を被覆す
るカバーが施されている。
実施例 第1図は、本考案ほぞ取り盤の一実施例の側断
面図であつて、第2図示の平面図中−線に沿
つて切断したもの、第2図は本考案ほぞ取り盤の
平面図、第3図は、回転台における回転角規制機
構拡大図であつて、図中、11は、ほぞ取り盤の
フレームに取付けた水平レール12に案内され、
第2図の仮想線で示すとおり平行移動するテーブ
ルで、前記テーブル11の上には被加工材である
わく材および捨て材をストツパ13に沿わせて並
置し、締付け具14および15によつて左右、上
下から締付け固定、また迅速取外し可能なように
設けている。16は、テーブル11の支持機構で
ある。17はテーブル11の移動径路に沿つてフ
レームに設けた刃物台の一つで、第1図に示すよ
うに上下方向に一対設けてあり、アリ溝摺動部を
介してそれぞれ左右および上下方向に移動、調節
が可能であり、それに伴なつて刃物(フライス、
鉋刃または鋸刃など)の刃先位置をテーブル11
上のわく材の加工部に対し微調整することができ
るようにされている。1は、回転台であつて中心
軸2を介して盤のフレームに回動可能に取付けら
れ、前記台1には、後述するプロフイールを有す
る刃物ブロツク3を固着するスピンドル4が竪方
向に並列して、かつ、中心軸2のまわりに各120゜
間隔を置いて装着され、同スピンドル4にはそれ
ぞれ刃物ブロツク駆動用のモータ5が連結してい
て回転台1と共に軸2の回りを回転可能に設けら
れる。また、各刃物ブロツク3には必要以外の部
分を危険防止用カバー6を施して刃物を被覆す
る。前記各駆動モータ5への電力供給はカム制御
下にある常開路スイツチを介して行われ、必要な
刃物ブロツク3が盤の所定位置を占めたときに限
り、スイツチが閉じるように配置され誤操作に基
く刃物回転の危険を避けるようにしている。第3
図は、回転台1の回転角度規制機構の拡大断面図
を示し、図中、1は回転台で、7は同台下面に穿
設した係合孔、8は同孔7に係止するテーパ付ピ
ンで、フレーム側に取付けたレバー9に連結して
いる。ピン8は、ばね10によつて常時係合孔方
向に向う力が負荷されているため、回転台1に設
けた係合孔7にテーパ部で係合するので位置決め
が正確にできる。すなわち、台1の係合孔7もま
た中心軸2に対して120゜毎に設けてあり、締付け
ボルトを緩めて台1をフレームから解放した後、
レバーを押下げて回転台1を軸2回りに回転させ
れば、ピン8は、次の係合孔7まで来ると自動的
に係止して台1の回転角を規制し、それによつて
台1上の次の刃物ブロツク3を正確に所定位置に
持来すことができる。なお第1図示のとおり、駆
動モータ5を含む刃物ブロツク3は移動台に支持
され、垂直の送りねじを回すことによつて台1に
対し、上、下方向に微調整をすることが可能であ
る。
第4図は、本実施例盤によつて加工可能な、ほ
ぞ形の一部を例示したものであり、図中、aおよ
びkのほぞ形は直角切断用鋸歯と上、下または片
方の鉋刃とより成形可能であり、b〜d、f〜
h、jのほぞ形の加工については、そのほか斜め
フライスまたは先端を落した斜めフライスおよび
必要に応じ摺割りカツターによる刃物ブロツクを
用いて、eおよびl、mのほぞ形については摺割
りカツターをスピンドル4に装着することにより
成形加工を施すことができる。
(3) 考案の効果 以上のとおりであるから、本考案ほぞ取り盤
は、あらかじめ回転台のスピンドルに装着した各
種のプロフイールを備えた刃物ブロツクのうちの
加工ほぞ形に適当する刃物を加工位置に設定する
ことにより、その前加工工程に続いて刃物ブロツ
クによる、ほぞ形の成形を施すことができ、多種
少量生産のまたは短期間の間に、ほぞ形の異なる
仕様わくを受注する事業所にあつても機械の準
備、調整のためを盤を遊ばせることが無く、稼動
率を向上させることができる。また、あらかじめ
組付けた刃物ブロツクを盤の稼動中でも、他の遊
んでいるスピンドルの上に装着することが可能な
ため、特別仕様のほぞ形加工の場合にも能率よく
対応することができる等、経済的効果が顕着なも
のがある。のみならず、木工技術に熟達している
か否かにかかわらず、多種多様なほぞ形の成形加
工を正確に、かつ均一に施すことができ、また、
誤操作をしても不要な刃物ブロツクが駆動されな
いなどのように作業環境の安全についても留意さ
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案ほぞ取り盤の一実施例の側断
面図で、第2図示の−線に沿つて切断して示
したもの、第2図は、本考案ほぞ取り盤の平面
図、第3図は、回転台における回転角規制機構の
拡大断面図、第4図は、本考案ほぞ取り盤により
加工可能なほぞ形の一部を例示したものであつ
て、aからmまで掲げてある。 1……回転台、2……中心軸、3……刃物ブロ
ツク、4……スピンドル、5……刃物駆動用モー
タ、6……カバー、7……係合孔、8……テーパ
付ピン、9……レバー、10……圧縮ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 走行ベツドに被加工材を固定して、ベツド毎
    平行移動させることにより前記被加工材の端部
    に順次回転刃物を当てるようになつているほぞ
    取り盤において、ほぞ部整形用刃物または刃物
    ブロツクを取付ける竪形のスピンドルを複数
    本、一つの回転台上に装備すると共に、それら
    竪形スピンドルのそれぞれは前記回転台の回
    転・係止に伴ない、排他的に前記盤上の所定位
    置を占めるようにしたことを特徴とする多軸を
    備えたほぞ取り盤。 (2) 竪形スピンドルの複数本を軸支する回転台
    は、ほぞ加工用回転刃物における最終整形加工
    のための刃物または刃物ブロツクを装着するよ
    うにしたことよりなる実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載のほぞ取り盤。 (3) 回転台にそれぞれ軸支されている竪形スピン
    ドルは盤上の所定位置を占めるときだけ駆動回
    転可能にしたことよりなる実用新案登録請求の
    範囲第(1)項または第(2)項記載のほぞ取り盤。
JP11532684U 1984-07-28 1984-07-28 ほぞ取り盤 Granted JPS6131707U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11532684U JPS6131707U (ja) 1984-07-28 1984-07-28 ほぞ取り盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11532684U JPS6131707U (ja) 1984-07-28 1984-07-28 ほぞ取り盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6131707U JPS6131707U (ja) 1986-02-26
JPH0133284Y2 true JPH0133284Y2 (ja) 1989-10-09

Family

ID=30674301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11532684U Granted JPS6131707U (ja) 1984-07-28 1984-07-28 ほぞ取り盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6131707U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005043055B3 (de) * 2005-09-09 2006-12-21 Siemens Ag Verfahren zur Herstellung eines Kühlkörpers mit Kühlrippen für ein Elektronikgehäuse

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6131707U (ja) 1986-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4694871A (en) Process for the manufacture of panel-type workpieces with assembly bores, more particularly, made of wood or wood-like material and apparatus for performing the process
US4809755A (en) Apparatus and method for forming a variety of woodworking joints
US5025841A (en) Multi-purpose support table for a router
US20080170917A1 (en) Dual cutter router bit
US4584772A (en) Hand-held planing tool with a rotary cutter
US4546804A (en) Woodworking machine
JPH02503537A (ja) 継手に切削する装置並びにその方法
EP0293329A2 (en) Woodworking machine
US3838722A (en) Trimming apparatus
US4445553A (en) Apparatus for shaping a wooden workpiece
JPH0133284Y2 (ja)
CN106003266B (zh) 一种门框中腰防爆边加工工艺
US6899152B2 (en) Dovetail jig
US20140290798A1 (en) Triple cutter router bit
US5161589A (en) Coping and mitering apparatus
US7997310B2 (en) Combination planer/moulder with adjustable vertical support and method of adjustment
US4328847A (en) Universal woodworking machine
CA1294854C (en) Machines for cutting end joints
CA1265025A (en) Timber planing machines
US20020148341A1 (en) Procedure for the production of a bar notch in the side of a side member and a bar notch at the end of a cross member for a bar joint between a side member and a cross member, and a machine for the implementation of the procedure
CA3139420C (en) Guide dresser, cutter heads and methods of use thereof
RU2074813C1 (ru) Станок для обработки древесины
US3340908A (en) Bottom head yoke tiltable rotary saw
JPS5914164Y2 (ja) 切削機
Miller et al. Shaping and Routing