JPH0133212B2 - - Google Patents

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JPH0133212B2
JPH0133212B2 JP59116699A JP11669984A JPH0133212B2 JP H0133212 B2 JPH0133212 B2 JP H0133212B2 JP 59116699 A JP59116699 A JP 59116699A JP 11669984 A JP11669984 A JP 11669984A JP H0133212 B2 JPH0133212 B2 JP H0133212B2
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JP
Japan
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fluid
flattened
fluids
divided
alternating
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JP59116699A
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English (en)
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JPS61607A (ja
Inventor
Kazuyoshi Okamoto
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
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Publication of JPS61607A publication Critical patent/JPS61607A/ja
Publication of JPH0133212B2 publication Critical patent/JPH0133212B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/40Static mixers
    • B01F25/42Static mixers in which the mixing is affected by moving the components jointly in changing directions, e.g. in tubes provided with baffles or obstructions
    • B01F25/43Mixing tubes, e.g. wherein the material is moved in a radial or partly reversed direction
    • B01F25/432Mixing tubes, e.g. wherein the material is moved in a radial or partly reversed direction with means for dividing the material flow into separate sub-flows and for repositioning and recombining these sub-flows; Cross-mixing, e.g. conducting the outer layer of the material nearer to the axis of the tube or vice-versa
    • B01F25/4321Mixing tubes, e.g. wherein the material is moved in a radial or partly reversed direction with means for dividing the material flow into separate sub-flows and for repositioning and recombining these sub-flows; Cross-mixing, e.g. conducting the outer layer of the material nearer to the axis of the tube or vice-versa the subflows consisting of at least two flat layers which are recombined, e.g. using means having restriction or expansion zones

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体を交互に配列するに適した改良さ
れた流体交互配列素子すなわち静止型流体混合器
の新しい構造に関するものである。
この流体交互配列素子は静止型流体混合器の1
種と分類する向きもあるが、むしろ流体を「交互
に配列する」構造体つまり素子である。その新し
い構造素子に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の交互配列素子またはそれを応用した技術
は、例えば、次のごとく多数である。
(1) オランダ特許No.185539 (2) 米国特許USP3195865 (3) 米国特許USP3206170 (4) 米国特許USP3583678 (5) 米国特許USP3286992 (6) 米国特許USP2601018 (7) 米国特許USP4307054 (8) 米国特許USP3608148 (9) 米国特許USP3577308 (10) 日本特公昭38−11233 (11) 日本特公昭44−8290 (12) 日本特公昭46−34557 (13) 日本特公昭48−10741 (14) 日本特公昭52−17264 (15) 日本特公昭53−36182 (16) 日本特開昭48−94945 (17) 日本特開昭48−94052 (18) 日本特開昭55−145522 なかでも日本特開昭55−145522は多くの優れた
特徴を持つ構造体〔流体混合器〕を提供してい
る。
然し乍ら、同公報には一つの混合形式の流体交
互配列素子つまり流体混合器しか明らかにしてお
らず、例えば、流体の交互配列が管路の管璧の影
響を受けて再々乱れたり、偏流したり、また管璧
部は滞留時間が長いため、加熱した溶融紡糸に用
いるが如くポリマーの分解の程度が中央部を流れ
る程度と大きく違つたり、後述のような3流体紡
糸や3流体吐出(2成分または3成分以上によ
る)にかかる重要な流体交互配列を目的とした場
合には希望の分割が十分起こらない場合があると
か、またA、B2成分の粘度差が大きい場合の分
割が乱れたりするなど大変不都合な事態を惹起す
る。
本発明者は、すでに流体交互配列素子を用いて
高分子相互配列体繊維を容易につくる発明をなし
特許出願したが、それには、例えば「少なくとも
A、B高分子2流体を層状に繰り返し配列させて
第1次配列を行ない、次いでこの第1次配列流体
を別のC高分子流体(その成分が第1次配列流を
構成する成分のいずれかと同じ場合も含む)と合
流させて更に第2次の多数の交互層状配列をさせ
るに際し、第1次の交互配列で形成させた層状流
の層の方向とC流の層の方向とが交叉し(交叉角
、好ましくは90度またはその前後)層状相互接
合界面がC層によつて多数に切断されるように合
流させつつ交互配列させ、次いで紡糸口金または
フイルム口金から吐出することを特徴とする高分
子相互配列体の製造方法」や同装置が多数開示さ
れ、同時にそれらの重要性、有効性が示されてい
る。特に超極細繊維を作るに適した高分子相互配
列体を製造するに好適なものである。
かかる場合、上述のような諸欠点が惹起する場
合が多い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、(1)流体交互配列素子の管璧の
影響を少なくするように、流体の交互配列をより
均一に交互配列させる方法と装置を提供すること
である。(2)また流体交互配列素子の管璧の影響を
少なくするための、新しい流体交互配列素子を提
供することである。(3)ひいては、より均一な分割
或いはより乱れの少ない分割により、所望の高分
子相互配列体をより確実に近い方法で得やすいよ
うにすることである。(4)ポリマー2成分あるい
は、3成分の粘度の差による乱れを少なくするよ
うに流体の交互配列をさせる方法と装置を提供す
ることである。(5)また、実質的には使用時配列効
果を増大するように工夫して用いるのだが、原理
的には従来の流体交互配列素子に引き続きこれと
組み合わせることにより、より合理的に高分子相
互配列体を得る装置、特に3成分または3流体紡
糸の装置の組み合わすに適した流体交互配列素子
を提供することである。
他の目的は後述の説明でより明らかになるであ
ろう。
これらの諸目的に対して特開昭55−145522や特
公昭38−11233、特公昭39−473などでは最早これ
以外のより合理的な流体の配列方法がないと考え
られていたし、また全く開示がなかつた。また、
それなりの目的を持たずして、他の構造を考える
必要すらなかつた。本発明の目的はかかる意味に
おける新たな流体交互配列素子と新たな流体交互
配列方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の骨子は次の通りである。
すなわち、本発明の流体交互配列方法は、静止
型流体交互配列素子によつて、2種の流体A,B
を交互配列させる方法において、全体としての流
体の流れの方向にそつて流れの見方を固定して見
たとき、 (イ) 先ず2つの流体を一方Bが他Aの上になるよ
うに(合流方法上乗せ型という)それぞれ合流
させ、次いで合流させた状態で合流界面が増す
ように偏平化させ、次いで偏平化された流れを
該偏平化の長さが短くなるように2分し、かく
して出来た新たな2種の流体A′,B′を、一方
B′が他A′の下になるように(合流方法下乗せ
型という)前回とは逆の合流のさせかたでそれ
ぞれ再び合流させ、次いで合流させた状態で合
流界面が増すように偏平化させ、 あるいは、 (ロ) 先ず2つの流体をそれぞれ偏平化させ、それ
ぞれ偏平化された流体を一方Bが他Aの上にな
るように(合流方法上乗せ型という)それぞれ
合流させ、次いでかくして出来た合流偏平化流
体を偏平化の長さが短くなるように2分し、か
くして出来た新たな2種の流体A′,B′を再び
それれぞれ偏平化させ、次いで一方B′が他
A′の下になるように(合流方法下乗せ型とい
う)前回とは逆の合流のさせかたでそれぞれ再
び合流させ、 次いで、上記(イ)あるいは(ロ)で得られる偏平化さ
れた状態にある再合流流体流を該偏平化の長さが
短くなるように2分する流体交互配列方法をとる
ことを特徴とする改良された流体交互配列方法で
ある。
また、本発明の流体交互配列素子は、管路内に
おいて1つの通路をもつ形状変形部と、2つの通
路A,Bをもつ移動部とを連結したユニツトを少
なくとも1個備えた構造の流体交互配列素子であ
つて、形状変形部は1つの通路の断面が平行四辺
形を保ちつつ該通路の管路の伸びる方向に直交す
る断面積を実質的に変化させることなく形状が連
続的に変化する構造を有しており、移動部は前記
形状変形部と隣接した位置では、形状が同じで管
路の伸びる方向と直交する断面積の和が前記変形
部の隣接する断面積にほぼ等しい2つの通路を持
ち、かつ前記管路の中心線を介して2つの通路の
中心は互いに点対称の位置をとりつつ干渉するこ
となく屈曲し、前記2つの通路は移動部の両端に
おいて互いに重なり合つている流体交互配列素子
において、 (ハ) 2つの通路の入り口を、上記管路の伸びる方
向に直角な2つの相直交するX軸(X−O−
X′)とY軸(Y−O−Y′)により区切られた
面の4つの象限のうち、1つの通路の入り口A
を第象限(Y−O−X′面)に、もう1つの
通路の入り口Bを第象限(X−O−Y′面)
をそれぞれ通るように配した時、一つの流体交
互配列素子の、流体の流れ管の2つの出口A′,
B′が第象限と第象限にくるように配した、 あるいは、 (ニ) 2つの通路の入り口を、上記管路の伸びる方
向に直角な2つの相直交するX軸(X−O−
X′)とY軸(Y−O−Y′)により区切られた
面の4つの象限のうち、1つの通路の入り口A
を第象限(Y−O−X′面)に、もう1つの
通路の入り口Bを第象限(X−O−Y′面)
をそれぞれ通るように配した時、一つの流体交
互配列素子の、流体の流れ管の2つの出口A′,
B′が第象限と第象限にくるように配した、 管路構成としたことを特徴とする流体交互配列素
子である。
本発明の素子は立体的構成を持つので、その素
子をどのような方向から眺めるかを規定しない
と、装置としての内容が理解し難い。そのため、
特開昭55−145522に開示された図面と敢えて比較
しつつ、説明する。
流体交互配列素子は本来流路の孔即ち管路が規
定されるもので、素子そのものの、外形は普通問
わない。全体として、4角柱状であろうと、円柱
状であろうと、円板状であろうと、多角板状であ
ろうと、またそれらに1組の孔が設けられていよ
うと、多数の組の孔が設けられていようと、その
他の形状の柱状であろうと差支えない。特開昭55
−145522の表示法では、外形を除き構成の主体と
なる流路が外から見られるように表示してある
(後述の第2図〜第12図もそれに該当)。それに
準じて示すと次の通りである。
先ず、第1図は公知の流体交互配列素子を上方
から眺め、A流体およびB流体の入り口を規定せ
んとしたものである。相直交する2つの線X−
X′、Y−Y′を先ず規定する。交点を通例に従い
0点と規定する。それを流体の2つの入り口の中
央に配して、2つの流入部を規定し、Y−O−X
部分を第象限、X−O−Y′を第象限、Y′−
O−X′を第象限、X′−O−Yを第象限と通
例の如く規定する。全体としての流体の流れに沿
つてこの関係は延長されるものとして、管路の配
置を規定する。即ち、管路を流れ全体の中心から
流れに沿つて見たことになる。つまりX、Y両軸
とも面であつてただそれらを面と平行な真上から
見たと考えるとよい。第1図では流体AはX′−
O−Yの第象限の孔から流れ込む。流体BはX
−O−Y′の第象限から流入する。出口部も正
しく上方から見れば、同じ位置にくることにな
る。(そのため流体交互配列素子が何個も積み重
ねて使用できるのである。)入り口から出口に至
つて、流体が合流し層状化され、再分配されるの
である。この時の様子を第2図に示した。第2図
は従来の(特開昭55−145522の)流体の配列形式
を示した。
第2図でaの如く2つの流路A,Bは、次の段
階でbの如くY−O−Y′方向に並べられて合流
し、c,dの如く順次変形され、dの如くX′−
O−X方向に伸ばされ、dの点線の如く分割さ
れ、eの如く第象限と第象限に配置される。
流れ方向に位置こそ進んでいるが、上からみた限
りではもとの位置に戻つたように見える。しかし
この間に流体ABは層状にそれぞれ重ねられてい
る。従来の流体交互配列素子は、このように元の
位置に戻つた流体を、多数の流体交互配列素子を
重ねて連結して用いることにより、次々と流体を
層状化して相互配列して用いるのである。
然し乍ら、かかる従来の流体交互配列素子の連
結の方法では、高粘性流体の如く、管壁の影響を
大きく受けやすいものに対しては、前述の如く多
くの好ましくないことが惹起する。管壁部は流れ
難く、滞留時間も自然と大となる。それらの様子
の一例を第3図にて説明する。第3図でaは第2
図のaに相当する。第3図のbは第2図のdに相
当する。但し、図をより分り易くするために第2
図のdよりも流体の厚みがやや大きく描いてあ
る。第3図のCは第2図のeに相当する。もう1
個流体交互配列素子を連結させると流体は第3図
c,d,eの如く変形されて、相互配列が層状に
さらに進むことが理解されよう。いまもし最も管
壁に近い所にある流体を第3図aの如くp1で示
す。かくして流体p1部分はbでp2付近に、c
ではp3付近に、dではp4付近に、eではp5
付近にくることになり、いつまでも管壁に位置す
ることになつている。
このことは、流体の重ね合わせ方に一定の規則
性があるためであつて、合流後流体を再分割する
時の重ね合わせの時の流体を移動させる管路が一
定になつているためである。偏平化された複合流
を2分して重ねる時の様子を示したのが第4図で
ある。偏平化された流体を部分XYに分けて示す
と、X部分を基準にして見るとY部分がXの下に
重ねられる。その合流複合流は偏平化されて部分
X′Y′になる。再びY′が移動されて(X′を基準に
して見ているから)X′の下に重ねられる。再び
その合流複合流は偏平化されて部分X″Y″になる。
以下同様にして進んで行く。このように同じこと
ばかりの繰り返しの分割合流形式である。そのた
め、前述のような欠点の出る場合があるのであ
る。
これを避ける方法及び装置を提供するのが、本
発明の方法、装置である。その原理を第5図に示
す。これは第3図と対比して見るべきである。
第5図のaは流体A,Bの流入部を夫々示して
いる。管壁にある流体の部分k1に注目すべきで
ある。第5図bも合流後の偏平化された流体をや
や拡大して示しているが、第3図のbの場合と同
じである。k1部分はk2部分に移動する。次い
で本発明の場合は合流後の分割流体を第象限と
第象限に戻さず、第象限と第象限に戻す新
しい構造と方法を採るのである。即ち第5図のC
の如くk2部分はcのk3部分にくる。従つて次
の流体交互配列素子は同じものを組み合わすこと
は不可能である。本発明の方法及び装置はもう1
個の新しい流体交互配列素子を組み合わす。その
方法及び装置は次の機能をもつている。第5図c
の如く分割され流体を第5図dの如くk3部分が
k4部分近辺に流体が配置されるように流体を移
動させ偏平化させる。なお、dは少し大きく描い
てある。かくの如く流体を配置した後、流体を2
分割し、eの如く合流流体を再配置するのであ
る。この時k4部分はk5の部分近辺に移動す
る。かくの如く流体の合流のさせ方が違うのであ
る。(第3図のp5部分と第5図のk5部分とを
比較するとよい。これらは、たまたまk1点で比
較したが、他の部分についても同様なことがいえ
る。) この様子を第4図と同様な方法で比較すると第
6図の如くなる。即ち、偏平化された流体XYの
部分は2分され、先ず第1のステツプでXの上に
Yが移動されるようにした。かくして合流して流
体を偏平化してX′,Y′の如くし、それを2分し
てこんどはX′の下にY′が来るように配置させる。
かくしてできた合流複合流を偏平化してX″,
Y″の如くにして、今度はX″の上にY″がくるよう
に配置する。以下交互に行なうこともできるし、
時々交互に行なつても良い。少なくとも本発明の
目的を達成するために、一度はかかる方法あるい
は装置構成を採る必要があるのである。かくし
て、管壁のある流体は少なくともより全体の流れ
の中央へ導かれ、より均一な流体の交互配列がな
されることが理解出来たであろう。
本発明にかかる管路の入り口及び出口はこれま
でのものとその構成を異にしている。その様子を
第7図に示す。第7図aは入り口を相直交する2
つの線X軸Y軸に対して入り口を第象限と第
象限に設けた時、出口部がbの如く、第象限と
第象限にくる流体交互配列素子である。四角の
部分がそれぞれ入り口部及び出口部をしめしてい
ることは申すまでもない。
もう1つ組み合わせる(かまたは独立に用いる
こともできる)流体交互配列素子がある。それは
第8図に示すように、流入部をaの如く、第象
限と第象限に設け、出口部を第象限と第象
限に設けるのである。入り口と出口間では、流体
の交互配列が行なわれるようにすることは申すま
でもない。第7図のタイプの流体交互配列素子と
第8図のタイプの流体交互配列素子とは一つのペ
アーとして、好都合で流体の交互配列に用いられ
る。なぜなら、ペアーとして用いると、入り口部
と出口部がぴたりと合うようにすることができる
からである。流体の交互配列効率は従来と何等変
わることはないのである。
本発明にかかる構成の管路構成の例を第9図に
示す。入り口部はX軸、Y軸に対し、第象限と
第象限に設けられており、各流体は管路によつ
てY軸(面上にその流体の中心部が配置されるよ
うに)上に並べて合流させ、次に変形させて、X
軸上に(X軸と長手方向とがなす面上に)並べ、
Y軸方向にカツトして2分し、第象限と第象
限に出口部をもつてくるのである。これは第7図
のタイプであることが分るであろう。
第10図は同様にX軸Y軸に対し、入り口部が
第象限と第象限にあり、先ず各流体は管路に
よつてY軸(面上にその流体の中心部が配置され
るように)上に並べて合流させ、次に変形させ
て、X軸上に(X軸と長手方向とがなす面上に)
並べ、Y軸方向にカツトして2分し、第象限と
第象限に出口部をもつてくるのである。これは
第8図のタイプであることが分るであろう。
第11図は一見第9図と似ているが、実際は非
常に違う構造を持つており、入り口部はX軸、Y
軸に対し、第象限と第象限に設けられてお
り、各流体は管路によつてX軸(面上にその流体
の中心部が配置されるように)上に並べて合流さ
せ、次に変形させて、Y軸上に(Y軸と長手方向
とがなす面上に)並べ、X軸方向にカツトして2
分し、第象限と第象限に出口部をもつてくる
のである。これは第7図のタイプであることが分
るであろう。またこれは第10図の構成が外形、
及び各孔が点対称に出来ていれば、第11図と一
致する。
第12図は一見第10図と似ているが、実際は
非常に違う構造を持つており、入り口部はX軸、
Y軸に対し、第象限と第象限に設けられてお
り、各流体は管路によつて先ずX軸(面上にその
流体の中心部が配置されるように)上に並べて合
流させ、次に変形させて、Y軸上に(Y軸と長手
方向とがなす面上に)並べ、X軸方向にカツトし
て2分し、第象限と第象限に出口部をもつて
くるのである。これは第8図のタイプであること
が分るであろう。またこれは第9図の構成が外
形、及び各孔が点対称に出来ていれば、第12図
と一致する。
ペアーは第9図と第10図が作れ、また第11
図と第12図とがつくれる。しかし第9図と第1
2図、第11図と第10図の組み合わせは流体の
層状流を一度形成してから元に戻すことになるの
で、外形を同じに作つた場合は、重ねて組み合わ
せる時に「ラセミ構造」体の関係に有るという。
物事が逆になる「反宇宙」的構造体ということも
できる。これを避けるために、かかる管路を形成
する板または柱状物にあわせ孔を設けたり、ノツ
クピン孔を設けたり、板または柱状物の外形を対
称としないか、目印を設けることが好ましい。
かかるラセミ構造の流体交互配列素子は本発明
者にかかる3流体紡糸法による高分子相互配列体
繊維の紡糸に両者とも極めて好都合に組み合わせ
て用いることができる。(これは後にも述べる) 本発明の構成は管路の構成を分り易くするため
に管路主体にその構成を説明したが、素子そのも
のの外形は3角4角5角6角…丸等板状、柱状等
如何なるものでもよいことはこの原理を理解した
上は明らかであろう。一々具体的に図面で示すま
でもない。しかも、かかる管路は、一つの板状、
柱状等如何を問わず、効率的に1個2個3個4個
…N個設けることができ、その配置は菊の花弁状
配置であろうと、マトリツクス的配置であろう
と、千鳥配置であろうと、市松配置であろうと、
多重同心円的配置であろうと、あらゆるものがと
れる。しかもそれらをうまく交互のペアーとして
多重に重ねあわせができるのである。更にこれら
は本発明者が既に発明し、その一部を前述した3
流体(3成分)方式の高分子相互配列体繊維の紡
糸や高分子相互配列体フイルムや吐出の口金ブロ
ツク内部に好適に用いることができることも、本
発明の原理を理解してしまつた上は、いとも容易
に分るであろう。
本発明にかかる流体交互配列素子においては、
余り急激な流体の合流や再配置は好ましくなく、
各流路即ち管路が流れ全体の方向すなわち流体交
互配列素子の組み合わされてゆく方向(流体交互
配列素子の中心線と一般に一致)となす角度が45
度以下であることが特に好ましい。
また特公昭38−11233、特公昭39−437などに示
された流体の交互配列原理にも本発明の流体合合
流交互変更原理は確実に用いることが出来ること
は明白であろう。特に第5〜12図に開示した方
法や装置構造が優れており、好ましいことも理解
出来るであろう。流体の合流や偏平化の順序はど
ちらが先でも良い。従つて(1)静止型流体交互配列
素子によつて、2種の流体A,Bを交互配列させ
る方法において、全体としての流体の流れの方向
にそつて流れの見方を固定して見た時、先ず2つ
の流体を一方Bが他Aの上になるように(合流方
法上乗せ型という)それぞれ合流させ、次いで合
流させた状態で合流界面が増すように偏平化さ
せ、次いで偏平化された流れの偏平化の長さが短
くなるように2分し、かくして出来た新たな2種
の流体A′,B′を一方B′が他A′の下になるように
(合流方法下乗せ型という)前回とは逆の合流の
させかたでそれぞれ再び合流させ、次いで合流さ
せた状態で合流界面が増すように偏平化させ、次
いで偏平化された流れの偏平化の長さが短くなる
ように2分する流体交互配列方法をとることを特
徴とする改良された流体交互配列方法も、(2)静止
型流体交互配列素子によつて、2種の流体A,B
を交互配列させる方法において、全体としての流
体の流れ方向にそつて流れの見方を固定して見た
時、先ず2つの流体をそれぞれ偏平化させ、それ
ぞれ偏平化された流体を一方Bが他Aの上になる
ように(合流方法上乗せ型という)それぞれ合流
させ、次いでかくして出来た合流偏平化流体を偏
平化の長さが短くなるように2分し、かくして出
来た新たな2種の流体A′,B′を再びそれれぞれ
偏平化させ、次いで一方B′が他A′の下になるよ
うに(合流方法下乗せ型という)前回とは逆の合
流のさせかたでそれぞれ再び合流させ、かくして
合流させた偏平化流体の長さが短くなるように2
分する流体交互配列方法をとることを特徴とする
改良された流体交互配列方法もともに好ましく、
適用できることは本発明の構成を理解すれば、容
易に分るであろう。本発明の方法や構成は他の紡
糸口金や吐出口金と組み合わせて用いることがで
きる。
ラセミ関係にある素子では流体の合流時の界面
が最初X軸方向にできるのとY軸方向にできる基
本的な違いがある。従つてそれらの素子をもし組
み合わせるとすれば、理論的にはA,Bの流体交
互配列が元に戻つてしまうことになり、なんらの
分割も配列も進まなかつたことになる。すなわ
ち、層状流体界面をX軸方向に配列させる構造の
流体交互配列素子を多数組み合わせて流体を相互
配列させた後、第3成分と組み合わせるに際し、
本発明構造体のなかの相互にラセミ構造関係にあ
るものを用いると、90度捻ることなしに、その層
状流を略直角に寸断するように、第3成分を層状
に介在させることができる新しい流体交互配列素
子を提供することに成功したのである(第1図の
ものの組み合わせでは90度捻りに対し、適当な捻
り管が必要)。
この有用性は前記記載の3成分方式で高分子相
互配列体を流体交互配列素子を組み合わせて用い
て作る場合、ラセミ構造関係にある本発明の素子
もいかに有用であるかが理解できる。
〔発明の効果〕
(1) 流体を交互配列するに際し、流体をより均一
に分割し配列する原理、方法および装置を提供
することに成功した。
(2) 新しい流体交互配列素子を提供することに成
功した。
(3) 層状流体界面をX軸方向に配列させる構造流
体交互配列素子を多数組み合わせて流体を相互
配列させた後、第3成分と組み合わせるに際
し、本発明構造体のなかの相互にラセミ構造関
係にあるものを用いると、90度捻ることなし
に、その層状流を略直角に寸断するように、第
3成分を層状に介在させることができる新しい
流体交互配列素子を提供することに成功した。
(4) この流体交互配列素子は従来の流体交互配列
素子と組み合わせたり、また単独で多数組み合
わせ、流体の交互配列や流体混合をするのに効
果的に用いることができる。
(5) これにより、新しい繊維やフイルム、プラス
チツク成型品が提供されたり、これらは結果と
して、超極細繊維や静電防止繊維や、制電性フ
イルムやプラスチツク、超薄膜フイルム、剥離
性繊維、剥離型フイルム、高分子相互配列体繊
維、高分子相互配列構造をもつフイルムやプラ
スチツク等が容易に提供出来るようにした。
【図面の簡単な説明】
第1図は、流体交互配列素子(斜視図)の入り
口部を規定して見るためのXY座標と流体交互配
列素子の斜視断面構造透視図の1例を示すもので
あり、またこの構造自体は公知(従来)のもので
ある。第2図は、従来の流体交互配列素子の入り
口部から出口部に至る管路と流体の様子(流体の
流れと変形状態の理解を助ける管路)を示す図で
ある。同時に流体の交互配列原理を示している。
第3図は、従来の流体交互配列素子の組み合わせ
における流体の移動とその場合における問題点を
例示するための図、第4図は、従来の流体交互配
列素子の組み合わせにおける流体の切断と合流方
式を理解するための図、第5図は、本発明にかか
る流体交互配列素子の組み合わせによる流体の交
互配列体原理と従来の問題点を解決する原理を示
す図、第6図は、本発明にかかる流体交互配列素
子の組み合わせにおける流体の切断と合流方法を
説明するための図、第7図は、本発明にかかる流
体交互配列素子の入り口部と出口部の相互関係を
XY座標を用いて説明するための図、第8図は、
本発明にかかる他の流体交互配列素子の入り口部
と出口部の相互関係をXY座標を用いて説明する
ための図、第9図は本発明にかかる流体交互配列
素子の構造の斜視図(外形は省略)、第10図は
本発明にかかる他の流体交互配列素子の構造の斜
視図(外形は省略)、第11図は本発明にかかる
他の流体交互配列素子の構造の斜視図(外形は省
略)、第12図は本発明にかかる他の流体交互配
列素子の構造の斜視図(外形は省略)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 静止型流体交互配列素子によつて、2種の流
    体A,Bを交互配列させる方法において、全体と
    しての流体の流れの方向にそつて流れの見方を固
    定して見たとき、 (イ) 先ず2つの流体を一方Bが他Aの上になるよ
    うに(合流方法上乗せ型という)それぞれ合流
    させ、次いで合流させた状態で合流界面が増す
    ように偏平化させ、次いで偏平化された流れを
    該偏平化の長さが短くなるように2分し、かく
    して出来た新たな2種の流体A′,B′を、一方
    B′が他A′の下になるように(合流方法下乗せ
    型という)前回とは逆の合流のさせかたでそれ
    ぞれ再び合流させ、次いで合流させた状態で合
    流界面が増すように偏平化させ、 あるいは、 (ロ) 先ず2つの流体をそれぞれ偏平化させ、それ
    ぞれ偏平化された流体を一方Bが他Aの上にな
    るように(合流方法上乗せ型という)それぞれ
    合流させ、次いでかくして出来た合流偏平化流
    体を偏平化の長さが短くなるように2分し、か
    くして出来た新たな2種の流体A′,B′を再び
    それぞれ偏平化させ、次いで一方B′が他A′の
    下になるように(合流方法下乗せ型という)前
    回とは逆の合流のさせかたでそれぞれ再び合流
    させ、 次いで、上記(イ)あるいは(ロ)で得られる偏平化さ
    れた状態にある再合流流体流を該偏平化の長さが
    短くなるように2分する流体交互配列方法をとる
    ことを特徴とする改良された流体交互配列方法。 2 管路内において1つの通路をもつ形状変形部
    と、2つの通路A,Bをもつ移動部とを連結した
    ユニツトを少なくとも1個備えた構造の流体交互
    配列素子であつて、形状変形部は1つの通路の断
    面が平行四辺形を保ちつつ該通路の管路の伸びる
    方向に直交する断面積を実質的に変化させること
    なく形状が連続的に変化する構造を有しており、
    移動部は前記形状変形部と隣接した位置では、形
    状が同じで管路の伸びる方向と直交する断面積の
    和が前記変形部の隣接する断面積にほぼ等しい2
    つの通路を持ち、かつ前記管路の中心線を介して
    2つの通路の中心は互いに点対称の位置をとりつ
    つ干渉することなく屈曲し、上記2つの通路は移
    動部の両端において互いに重なり合つている流体
    交互配列素子において、 (ハ) 2つの通路の入り口を、上記管路の伸びる方
    向に直角な2つの相直交するX軸(X−O−
    X′)とY軸(Y−O−Y′)により区切られた
    面の4つの象限のうち、1つの通路の入り口A
    を第象限(Y−O−X′面)に、もう1つの
    通路の入り口Bを第象限(X−O−Y′面)
    をそれぞれ通るように配した時、一つの流体交
    互配列素子の、流体の流れ管の2つの出口A′,
    B′が第象限と第象限にくるように配した、 あるいは、 (ニ) 2つの通路の入り口を、上記管路の伸びる方
    向に直角な2つの相直交するX軸(X−O−
    X′)とY軸(Y−O−Y′)により区切られた
    面の4つの象限のうち、1つの通路の入り口A
    を第象限(Y−O−X′面)に、もう1つの
    通路の入り口Bを第象限(X−O−Y′面)
    をそれぞれ通るように配した時、一つの流体交
    互配列素子の、流体の流れ管の2つの出口A′,
    B′が第象限と第象限にくるように配した、 管路構成としたことを特徴とする流体交互配列素
    子。
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