JPH01316830A - タスク実行制御方式 - Google Patents

タスク実行制御方式

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JPH01316830A
JPH01316830A JP14962788A JP14962788A JPH01316830A JP H01316830 A JPH01316830 A JP H01316830A JP 14962788 A JP14962788 A JP 14962788A JP 14962788 A JP14962788 A JP 14962788A JP H01316830 A JPH01316830 A JP H01316830A
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JP
Japan
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task
dispatching
instruction
dispatcher
instruction processor
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JP14962788A
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English (en)
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Shinya Watabe
真也 渡部
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タスク実行制御方式に関し、特に。
マルチプロセッサシステムに用いて好適なタスク実行制
御方式に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、データ処理システムの性能を向上させるために、
複数台の命令プロセッサによりシステムを構成したマル
チプロセッサシステムがある。
第3図は、マルチプロセッサシステムの構成の一例を示
す図である。このマルチプロセッサシステムは、1台の
主記憶装置(M S )10と4台の命令プロセッサ(
IPI〜IP4)11〜14から構成されているシステ
ムである。このマルチプロセッサシステムは、4台の命
令プロセッサ11〜14が主記憶装置10を共有して、
1つのオペレーティングシステムによりシステム運転を
行い、ジョブの処理実行を行うようになっている。マル
チプロセッサシステムの運転制御を行うオペレーティン
グシステムは、ジョブの処理(プログラム処理)をタス
クと呼ばれる処理単位に分割して実行する。オペレ−テ
ィングシステムは、ジョブの処理を実行するため、ジョ
ブの処理単位のタスクを生成し、データ処理システムの
資源の割当て、管理等をタスク単位に行う。
第4図は、タスクの状態を説明する遷移図である。第4
図の遷移図に示すように、タスクの状態は、実行状態1
5.実行可能状態16.および待ち状態17のいずれか
の3つの状態をとる。システム資源が割当てられて生成
されたタスクは、実行可能状態16のタスクとなる。
第5図は、タスクディスパッチング待ち行列の例を示す
図である。タスクディスパッチング待ち行列では、生成
されたタスクが、それぞれタスク制御ブロック(TCB
)23として順次に登録される。
タスク制御ブロック23は、当該タスクのアドレス空間
毎にアドレス空間制御ブロック(A S CB)22に
より管理される。アドレス空間制御ブロック22のAS
CB L〜ASCB5はそれぞれのアドレス空間を現わ
し、ディスパッチング優先順位にしたがって順次にポイ
ンタで接続されている。このアドレス空間制御ブロック
22はカレントベクトルテーブル(CVT)21により
管理され、ポイントされている。カレントベクトルテー
ブル21は、CVTアドレスベクトル20によりポイン
トされており。
タスクディスパッチャがタスクをディスパッチするとき
、CVTアドレスベクトル20を参照してカレントベク
トルテーブル21の位置情報を得る。タスクディスパッ
チャは、このようにして、タスクデ、イスパッチング待
ち行列を検索し、最も優先順位の高いタスクを選択し、
システム資源を割当て、命令プロセッサ上での実行の対
象とする。すなわち、タスクをディスパッチして、タス
クを実行状態とする。これによりタスクが実行され、ジ
ョブの処理が実行されることになる。
このように、主記憶装置10と4台の命令プロセッサ1
1〜14から構成されるマルチプロセッサシステム(第
3図)においては、オペレーティングシステムが、ジョ
ブの処理を実行するため、第5図に示すような、システ
ムで1個のタスクディスパッチング待ち行列を生成し、
ディスパッチャが生成したタスクディスパッチング待ち
行列により、順次にタスク(タスク制御ブロック)を選
び出し、4台の命令プロセッサ11〜14のいずれかの
命令プロセッサにタスクを実行させる。このタスクディ
スパッチャが行うタスクの選択制御は、必ず最も優先順
位の高いタスクを選び出すように制御され。
順次に空いている命令プロセッサに割り当てるように制
御される。このため、タスクはいずれの命令プロセッサ
にも均等な確率で割当てられるように制御されることに
なる。
なお、このようなタスクディスパッチャの諸機能につい
ては、例えば、千田正彦著[大型オペレーティングシス
テム MVSの機能と構造」、近代科学社r PP−8
4〜95およびpp、101〜104に論じられている
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述のようなタスクディスパッチャにおいて
、各タスクが全ての命令プロセッサに均等な確率で割当
てられるようにタスク実行制御が行われる。しかし、こ
のようなオペレーティングシステムのタスク実行制御が
、マルチプロセッサシステムにおいて、必らずしも、ハ
ードウェア資源を最も有効に利用できるような制御のア
ルゴリズムとはなっていない。これを、例えば、第6図
に示すような構成のマルチプロセッサシステムの場合を
例にして説明する。
第6図は、マルチプロセッサシステムの構成の他の一例
を示す図である。第6図のマルチプロセッサシステムは
、1台の主記憶装置30と4台の命令プロセッサ31〜
34から構成されているシステムである。4台の命令プ
ロセッサ31〜34は2台の記憶制御装置(SC)35
〜36を介して主記憶装置30に接続されている。この
システムではキャシュメモリとして、命令プロセッサ3
1〜34および記憶制御装置35〜36に、バッファ記
憶(BS)およびワーク記憶(W S )がそれぞれ設
けられ、全体としてバッファ記憶→ワーク記憶→主記憶
の三階層の記憶構成となっている。なお、37および3
8は入出力処理部である。このシステムにおいて、オペ
レーティングシステムの制御によって、ディスパッチャ
が各タスクの割当ての制御を行う場合、命令プロセッサ
(I P 1〜IP4)31〜34を均等な確率で順次
に一定時間(タイムスライス)の間を割当て、タスクを
実行するように制御が行われる。あるタスクが1例えば
命令プロセッサ(I P 1)31で実行される場合、
当該タスクが使用するプログラムおよびデータは主記憶
装置30から読出され、記憶制御装置35のワーク記憶
WSIおよび命令プロセッサ(IPI)31のバッファ
記憶BSIに格納されて。
当該タスクの処理が実行される。この処理の過程におい
ては、当該タスクがイベント待ち、システムの資源待ち
、タイムスライス完了などの要因により、命令プロセッ
サ制御権を手放して、待ち状態および実行可能状態とな
った後、再び、当該タスクに命令プロセッサ制御権が割
当てられて、当該タスクの処理の実行が継続されるよう
にして、タスク実行制御が行われる。この場合、当該タ
スクに割当てられる命令プロセッサ制御権が、(1)命
令プロセッサIPIに割当てられた場合、ワーク記憶W
SIおよびバッファ記憶BSIに格納されているプログ
ラム、データは、いずれも再利用可能である。
(2)命令プロセッサIP2に割当てられた場合、ワー
ク記憶WSIのプログラム、データは再利用可能である
が、バッファ記憶BSIのプログラム。
データは再利用不可能である。このため、この場合には
、例えば、バッファ記憶BSIのプログラム、データを
バッファ記憶BS2へ転送する。
(3)命令プロセッサIP3または命令プロセッサIP
4に割当てられた場合、バッファ記憶BS1およびワー
ク記憶WSIのプログラム、データはいずれも再利用不
可能である。このため、この場合には、再び、主記憶M
Sからプログラム、データを読出し、ワーク記憶WSI
およびバッファ記憶BSIに格納する。
一般に、バッファ記憶BSは小容量のため、あるタスク
が命令プロセッサ制御権を手放した後、再びディスパッ
チされるまでの間、他タスクの実行によりバッファ記憶
BS上のプログラム、データが追い出されている場合が
多い。しかし、前記の(2)の場合のようにバッファ記
憶BS上のデータが再利用できない場合でも、バッファ
記憶BSは高速メモリであり、他のバッファ記憶BSか
ら転送できる場合、また、記憶制御装置scのワーク記
憶WSから転送できる場合には、システムの性能が大き
く低下するようなことはない。
と=ろで、記憶制御装置SCに設けるワーク記憶WSは
比較的大容量であるため、当該タスクが再びディスバッ
チされる時にも、前回の当該タスクの実行時点のデータ
がワーク記憶wsに残されている場合が多い。このよう
に、ワーク記憶のデータが再利用できる場合には、シス
テムの性能が大きく低下するようなことはない。しかし
、前記の(3)の場合のように、ワーク記憶WSのデー
タが再利用できない場合、主記憶MSへのメモリアクセ
スが発生し、ハードウェアのメモリオーバヘッドを増加
させ、データ処理システムの処理性能の低下が大きいと
いう問題点がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
ある。
本発明の目的は、マルチプロセッサシステムにおいて、
システムの処理性能の低下の少ないタスク実行制御方式
を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は1本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明においては、プログラ
ム処理単位のタスクに対してシステム資源を割当て、タ
スクの実行を開始させるタスクディスパッチャを有し、
各タスクが複数台の各々の命令処理装置に割当てられて
実行されるデータ処理システムにおいて、タスクディス
パッチャによって実行を開始するタスクを登録するディ
スパッチング待ち行列を複数個設け、該ディスパッチン
グ待ち行列の各々に対して複数台の各命令処理装置を対
応付けして、タスクディスパッチャがタスクに命令処理
装置を割当てる場合、ディスパッチング待ち行列に登録
されたタスクを当該ディスパッチング待ち行列に対応付
られた命令処理装置に優先して割当て、タスクの実行を
開始させる制御を行うことを特徴とする。
〔作用〕
前記手段によれば、タスクディスパッチャにより実行を
開始するタスクを登録するディスパッチング待ち行列が
複数個設けられる。ディスパッチング待ち行列の各々に
対して、データ処理システムのシステム資源の複数台の
各々の命令処理装置が対応付けられる。タスクディスパ
ッチャがタスクに命令処理装置を割当てる場合、ディス
パッチング待ち行列に登録されたタスクを、ディスパッ
チング待ち行列に対応付られた当該命令処理装置に優先
して割当て、当該タスクの実行を開始させるタスク実行
制御を行う。
これにより、タスクディスパッチャが各タスクを、ディ
スパッチング待ち行列に対応付けられた各々の命令処理
装置に優先的に割当てることができ、バッファ記憶また
はワーク記憶に残っているデータを再利用できる確率が
高くなる。このため。
タスクディスパッチ時のキャシュメモリ(バッファ記憶
、ワーク記憶)間のデータ転送を低減することができ、
システムの性能を向上させることができる。マルチプロ
セッサシステムの場合、ディスパッチング待ち行列の各
々に対応付ける各々の命令処理装置をグループとして、
ハードウェア特性に対応して設定することができ、タス
クディスパッチ時のキャシュメモリ間のデータ転送を更
に低減するようにして、システムの処理性能を向上させ
ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。
第1図は5本発明の一実施例にかかるディスパッチング
待ち行列の構造の一例を示す図である。
また、第2図は、タスクディスパッチャの処理手順を示
すフローチャートである。
ここでは、ディスパッチング待ち行列は、2個設ける場
合を例として、4台の命令処理袋[e!(命令プロセッ
サ)を2個のディスパッチング待ち行列に対応付ける場
合を説明する。ここでは、ディスパッチング待ち行列は
2個設けるため、第1図に示すように、エントリポイン
トを示すカレントベクトルテーブル(c V T)41
.42は2個設けられる。各ディスパッチング待ち行列
は、その先頭がカレントベクトルテーブル(CV T 
1 )41.カレントベクトルテーブル(CVT2)4
2で示される。アドレス空間制御ブロック(ASCB)
43は、それぞれにアドレス空間を表わし、ディスパッ
チング優先順位にしたがって順次ポインタで接続される
このアドレス空間制御ブロック(ASCB)43にタス
ク制御ブロック(TCB)44が1発生された実行の優
先順位にしたがって接続される。タスク制御ブロック4
4は実行可能状態のタスクを示し、各アドレス空間制御
ブロック(ASCBI〜ASCB8)43に対して、そ
のアドレス空間で実行すべきタスクのタスク制御ブロッ
ク44がポインタで接続される。
ディスパッチャは、まず、各アドレス空間制御ブロック
(ASCBI〜ASCB8)43を順次検索し、アドレ
ス空間がディスパッチング優先順位の高い順に選択され
、次にアドレス空間内で最も優先順位の高い実行待ち状
態のタスク制御ブロックを選択する。ここでは、ディス
パッチングの優先順位をアドレス空間、タスクの順に決
定する場合の例で説明しているが、他の場合についても
同様である。
CVTアドレスベクトル45.46は、各々の命令プロ
セッサIPL〜IP4に対応して設けられ、各命令プロ
セッサIP1〜IP4の優先ディスパッチング待ち行列
に対応したCVTのアドレスを示す。ここでは、命令プ
ロセッサIPIと命令プロセッサIP2とが第1のプロ
セッサグループを形成し、まず、第1CVTアドレスベ
クトル(CVTIアドレスベクトル)46を参照し、次
に第2CVTアドレスベクトル(CVT2アドレスベク
トル)45を参照するように設定して、第1のディスパ
ッチング待ち行列に対応するようにしている。
また、命令プロセッサIP3と命令プロセッサ■P4と
が第2のプロセッサグループを形成し、まず、第1CV
Tアドレスベクトル(CVT2アドレスベクトル)46
を参照し1次に第2CVTアドレスベクトル(CVTI
アドレスベクトル)45を参照するように設定して、第
2のディスパッチング待ち行列に対応するようにしてい
る。
第2図は、タスクディスパッチャの処理手順を示すフロ
ーチャートである。次に、第2図を参照して、タスクデ
ィスパッチャの処理手順を説明する。まず、ディスパッ
チャが起動されると、ステップ51において、ディスパ
ッチ対象のディスパッチプロセッサを決定する。これに
より、例えば、命令プロセッサがIPkと決定される。
次に、ステップ52で、ディスパッチプロセッサの優先
ディスパッチ待ち行列を検索する。すなわち、ディスパ
ッチャは、命令プロセッサIPkに対応する第1CVT
アドレスベクトル46を読み出し、例えば、CVT1ア
ドレスを得て、CVTIを順次読み出すことにより命令
プロセッサIPkの優先ディスパッチング待ち行列とし
て、その先頭アドレスを得る。優先ディスパッチ待ち行
列の検索で、前述のように、アドレス空間制御ブロック
ASCB、タスク制御ブロックTCBの順に検索する。
この検索で実行可能状態のタスクがあった場合、これを
ステップ53.ステップ55の処理で判定し、優先順位
の最も高いタスクから、ステップ54でタスクをディス
パッチする処理を行う。ディスパッチングされたタスク
は、ステップ63において、命令プロセッサIPk上で
実行され、タスク実行の終了後、再びディスパッチャを
起動する。
ステップ53およびステップ55の処理で、ディスパッ
チャは、優先ディスパッチング待ち行列の全アドレス空
間についてタスクを検索し、ディスパッチすべきタスク
が無い場合、ステップ56に進み、他ディスパッチング
待ち行列の検索を行う。すなわち、次の第2CVTアド
レスベクトル45を参照して、他のCVTアドレスを得
て、例えば、CVT2アドレスを得て、CVT2を順次
読み出すことにより命令プロセッサIPkの優先ディス
パッチング待ち行列として、その先頭アドレスを得る。
優先ディスパッチ待ち行列の検索で、前述のように、ア
ドレス空間制御ブロックASCB、タスク制御ブロック
TCBの順に検索する。
この検索で実行可能状態のタスクがあった場合、これを
ステップ57.ステップ59で判定し、優先順位の最も
高いタスクから、ステップ58でタスクをディスパッチ
する処理を行う。ディスパッチングされたタスクは、ス
テップ63において。
命令プロセッサIPk上で実行され、タスク実行の終了
後、再びディスパッチャを起動する。
ステップ57およびステップ59の処理で、ディスパッ
チャは、優先ディスパッチング待ち行列の全アドレス空
間についてタスクを検索し、ディスパッチすべきタスク
が無い場合、ステップ60に進み、最後のディスパッチ
ング待ち行列であるか否かの判定を行い、例えば、ディ
スパッチング待ち行列が3個以上があり、これまでのタ
スクの検索の処理で残っているタスクディスパッチング
待ち行列があれば、ステップ56に戻り、ステップ56
からの処理を行う。ステップ60において。
ステップ59までの処理でタスクの検索を行ったタスク
ディスパッチング待ち行列が、最後のタスクディスパッ
チング待ち行列と判定された場合には、処理すべきタス
クが無い状態なので、ステップ61に進み、ここでのデ
ィスパッチプロセッサである命令プロセッサIPkを待
ち状態にする。
このように、システム内の全てのディスパッチング待ち
行列内に実行可能状態のタスクが1つもない場合、命令
プロセッサを待ち状態とする。この命令プロセッサの待
ち状態は、ステップ62のように1次の割込みが発生す
れば、タスクが生成されるので、この状態は解消され、
ディスパッチャに制御が渡り、その割込みに対応して、
タスクがディスパッチされる。
以上説明した実施例において、第1図のディスパッチン
グ待ち行列のアドレス空間制御ブロックASCB3.A
SCB4は、全ての命令プロセッサIPI〜IP4を優
先プロセッサグループとする場合を示している。すなわ
ち、アドレス空間制御ブロックASCB3.ASCB4
は、2個のディスパッチング待ち行列の双方に接続され
ており。
いずれの命令プロセッサがディスパッチング対象の場合
も、優先ディスパッチング行列としてステップ52(第
2図)にて検索される。
次に、このような本実施例の要点をまとめると、次のよ
うになる。
(1)マルチプロセッサシステムの命令プロセッサを幾
つかのグループに分割し、一部あるいは全部のタスクに
対しては、該タスクを優先的に実行する命令プロセッサ
グループ(優先命令プロセッサグループと呼ぶ)を予め
または動的に定め、ディスパッチャはタスクを優先的に
優先命令プロセッサグループに割当てるマルチプロセッ
サのタスク実行制御方式が提供される。
(2)このタスク実行方式においては、タスクディスパ
ッチング待ち行列を命令プロセッサグループに対応して
複数個で構成し、ディスパッチャがタスクディスパッチ
時にディスパッチング対象命令プロセッサの属する命令
プロセッサグループに対応したタスクディスパッチング
待ち行列(優先ディスパッチング待ち行列と呼ぶ)を優
先的に検索し、タスクを選択する。
(3)これにより、タスクディスパッチャは、優先タス
クディスパッチング待ち行列を最初に検索しタスクを選
択するため、各タスクはそれぞれの優先命令プロセッサ
グループ内で優先的に実行される。例えば、第6図に示
したようなマルチプロセッサシステムの構成では、命令
プロセッサIP1と命令プロセッサIP2とを1グルー
プとし、命令プロセッサIP3と命令プロセッサIP4
を1グループとした命令プロセッサグループを構成する
。このような命令プロセッサグループとすることにより
、タスクディスパッチにともなうワーク記憶の間のデー
タ移動が低減し、命令プロセッサのメモリオーバヘッド
が低減して、システムの処理の性能が向上する。
(4)タスクディスパッチャは、優先タスクディスパッ
チング待ち行列内に実行可能状態のタスクが見つからな
かった場合、他のタスクディスパッチング待ち行列を検
索し、実行可能状態のタスクがあった場合、該タスクを
ディスパッチする。これにより、タスクは優先命令プロ
セッサグループ外の命令プロセッサがアイドルの時その
命令プロセッサに割当てられ、システムスループットが
確保される。
(5)あるタスクを全命令プロセッサに均等な確率で割
当てる場合、または複数の命令プロセッサグループに割
当てる場合には、例えば、該タスクを該当する全てのタ
スクディスパッチング待ち行 7列に並ばせることによ
り行える。
以上1本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが1
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように1本発明によれば、タスクディス
パッチャが各タスクを、ディスパッチング待ち行列に対
応付けられた各々の命令処理装置に優先的に割当てるこ
とができ、タスクディスパッチ時に、バッファ記憶また
はワーク記憶に残っているデータを再利用できる確率が
高くなる。このため、タスクディスパッチ時のキャシュ
メモリ間のデータ転送を低減することができ、システム
の性能を向上させることができる。マルチプロセッサシ
ステムの構成時に、ハードウェアの特性に対応して命令
プロセッサグループにディスパッチング待ち行列を対応
づけることにより、システムの処理性能の向上をはかる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかるディスパッチング
待ち行列の構造の一例を示す図。 第2図は、タスクディスパッチャの処理手順を示すフロ
ーチャート、 第3図は、マルチプロセッサシステムの構成の一例を示
す図、 第4図は、タスクの状態を説明する遷移図、第5図は、
タスクディスパッチング待ち行列の例を示す図。 第6図は、マルチプロセッサシステムの構成の他の一例
を示す図である。 図中、10.30・・・主記憶装置、11〜14.31
〜34・・・命令プロセッサ(命令処理装置) 、 3
5.36・・・記憶制御装置、 37.38・・入出力
処理部、22.43・・・アドレス空間制御ブロック、
23.44・・・タスク制御ブロック、21.41.4
2・・・カレントベクトルテーブル(CV T) 、 
20.45.46・・・CVTアドレスベクトル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、プログラム処理単位のタスクに対してシステム資源
    を割当て、タスクの実行を開始させるタスクディスパッ
    チャを有し、各タスクが複数台の各々の命令処理装置に
    割当てられて実行されるデータ処理システムにおいて、
    タスクディスパッチャによって実行を開始するタスクを
    登録するディスパッチング待ち行列を複数個設け、該デ
    ィスパッチング待ち行列の各々に対して複数台の各命令
    処理装置を対応付けして、タスクディスパッチャがタス
    クに命令処理装置を割当てる場合、ディスパッチング待
    ち行列に登録されたタスクを当該ディスパッチング待ち
    行列に対応付られた命令処理装置に優先して割当て、タ
    スクの実行を開始させる制御を行うことを特徴とするタ
    スク実行制御方式。
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