JPH01316194A - 滑り検出装置及びロボットハンドの滑り検出装置 - Google Patents

滑り検出装置及びロボットハンドの滑り検出装置

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JPH01316194A
JPH01316194A JP14694188A JP14694188A JPH01316194A JP H01316194 A JPH01316194 A JP H01316194A JP 14694188 A JP14694188 A JP 14694188A JP 14694188 A JP14694188 A JP 14694188A JP H01316194 A JPH01316194 A JP H01316194A
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hand
pressure sensor
contact
slip
bulge
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Toshio Horiuchi
敏夫 堀内
Yutaka Tomita
豊 富田
Yoshiaki Taga
多賀 善明
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators
    • B25J13/08Controls for manipulators by means of sensing devices, e.g. viewing or touching devices
    • B25J13/081Touching devices, e.g. pressure-sensitive
    • B25J13/082Grasping-force detectors
    • B25J13/083Grasping-force detectors fitted with slippage detectors

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  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の対象技術分野] この発明は対象物体とこの物体に接触する接触子との間
の滑りを検出する滑り検出装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来ロボット等の機械においてはそのほとんどがティー
チング形と呼ばれるもので、ワークすなわち対象物体に
関する情報も既知である。したがってその機械はただ教
えられたとおりの動作を繰返すのみであった。それゆえ
人間の指に相当する感覚が必要であるにもかかわらず、
ロボットノ・/ドの感覚器はさほど重要視されていない
のが現状であるう 今、未知の対象物体をA点からB点へ移動させるばあ(
・を想定し、ロボットハンドがその物体をつかんだと仮
定する。そしてロボットハンドが物体を持上げて移動す
るばあい、ロボットはそのアームを振るので、物体には
その重さ以外の力が加わり、これを取落したり、必要以
上の力でつかんでその物体をこわすおそれがある。この
ような状態が発生してもロボットのアームはあらかじめ
定められた経路を移動する。
このため物体とロボットハンドとの間のすべりの発生を
検出する滑りセンサが必要とされ、ロボットアームの移
動中に対象物体に何が起き℃いるかを検出することおよ
び必要最少限の把持力を実現させることが要求される。
したがってロボットのハンドと保持される物体との間の
滑りの有無はハンドが確実に物体を保持するためのX要
な判断基準である。
とくに人間の手や指に頼っていた作業を機械に代行させ
ることが要求される現在、滑りセンサは重要な機械的感
覚器として期待されている。
第15図は従来のロボットハンド37と対象物体17す
なわちワークとの関係を示す概略図で、ハンド37はヒ
ンジ44により一端をたがいに回動自在に連結された第
1のハンド37aと第2のハンド37bにより構成され
る。そしてこれら第1および第2のハンドによって物体
17が保持される。第2のハンド37bには上下方向に
沿って目盛46が設けられ、この目盛には指針48の一
端が相対移動しうるように対応し、がっその指針の他端
は物体17Vc当接し、これによって滑りセンサ16が
構成される。そしてこの滑りセンサはハンド37と物体
17との相対変位を目盛46上の基準点N(と物体17
の移動と連動する指針4日との間の相対変位として計測
することによって行われる。すなわち指針48が目盛4
6上の点M。にあるように物体17を保持すればこれが
基準点となる。そしてハンド37を矢印Yu力方向引上
げたとき物体17が矢印Yd力方向点線の位置まで滑る
と指針48は目盛46上の点M、を指すので滑りの有無
と菫が測定される。
〔この発明が解決しようとする問題点〕第15図に示す
滑りセンサ16においては指針48と物体17が等価な
運動をする必要があり、かつ指針48が物体17に対し
て滑らないことが必要である。また物体17が変形し易
く柔らかい物体のばあい、滑り検出はより困離となる。
このようなばあい滑りセンサ16は物体17に接触する
必要のないセンサたとえば光学的センサが必要で、この
ばあい物体17とハンド37との間の相対変位の有無を
知るためには物体17に対する位置を特別に情報化する
必要がある。
〔発明の目的1 この発明はこのような従来技術の問題点にかんがみ、簡
単な構成にして、かつ対象物体を損傷することな(、し
かも精度の高い滑りセンサを提供することを目的とする
〔発明の概要〕
この発明はその目的を達成するために基体の内部に圧力
センサを収容するとともに、その基体には可撓性の材料
により形成された接触子を設け、しかもこの接触子には
基体の表面から所定の高さをもって突出する膨出部が形
成され、さらに接触子と圧力センサとは物理的に連結さ
れ、その接触子の膨出部とこの膨出部に接触する物体と
の間に生ずるせん断振動を圧力センサに伝達するように
したもので、とくに接触子は物体に対して柔軟に接触す
る。
〔実施例〕
以下図によってこの発明の一実施例について説明する。
すなわち第1図において基体1にはその一方の面側に筒
部2が一体に形成され、この筒部の端部には圧力に対し
て容易に変形し、かつ復元するすなわち弾力性を有する
材料たとえばゴムにより膜状に形成された接触子3が配
設される。そしてこの接触子は基体lの表面すなわち筒
部2の端面かも所定の高さをもって球状に突出する膨出
部5を有している。
一方基体IKはその一方の面から他方の面に通ずる貫通
孔6が筒部2とほぼ同心に設けられる。
そして基体1の他方の面ては圧力センサ7が設けられ、
この連結部9は貫通孔6に貫挿されたシールチューブ1
0の孔11に嵌挿される。これによツテ接触子3と圧力
センサ7との間には両者を流体的に連結する流体路12
が形成される。また筒部2にはその壁部を貫通する注入
孔14が形成され、この注入孔を通してその筒部内すな
わち流体路12内に流体15たとえば水や油が注入され
、この流体圧によって接触子3に膨出部5が形成される
次にこのように構成される滑りセンサ16の動作原理に
ついて説明するっすなわち接触子3の膨出部5に生じだ
せん断歪あるいはせん断応力は流体15を介して圧力の
センサ7に伝達され、かつこれによつ℃摩擦信号に変換
される。滑りの有無の判定は摩擦信号の直流成分ではな
く、時間的に不規則に変動する交流成分によって行う。
直流成分は滑りの有無に関係なく接触子3と物体17と
が接触したときの法圧力に関係するもので、接触子3に
対して滑っていた物体17がたとえばロボットのハンド
によって保持し直されたとぎにも発生する。
このような原理にもとづく滑りセンサの作用は次のとお
りである。
すなわち第2図において物体17が接触子3の表面に力
Fで接触するとき点線の状態から実線の状態に変形し、
これによって接触子3の内部圧力Pも最初の圧力P。か
らP、に上昇する。
そして接触子3と物体17との接触面に滑りが発生する
とき接触子3はせん断的に不規則に撮動し、これに伴っ
て内部圧力Pも変動する。この内部圧力Pの変動は第1
図に示す圧力センサ7によって滑り信号として出力され
る。このとき圧力センサ7の直流成分は接触子3と物体
17との接触を反映し、また変動成分は接触子3と物体
17との滑りを反映する。そして接触子3の内部が流体
15で満されているとぎ、接触子3のせん断振動は出力
の変動成分に対応する。
第3図は接触子3の物体17に対する接触状態の分布を
等圧線をもって示す。この図から接触子3の物体17に
対する接触面は均一でな(部分的であることが理解され
よう。この図では符号aないしfまでの6個の分布を例
示しているが、それぞれのせん断応力レベルは異ってい
る。また接触部分の個数にはばらつきがあり、滑りの発
生によって圧力分布が変動する。この不規則なせん断応
力変化を滑りセンサが検出し、かつ滑り信号を発生する
。したがってこの滑りセンサにおいては接触子3と物体
17間に油を塗布しても油は接触部分に均一に分布する
ことはないので滑り信号が発生する。
第4図は第1図に示す滑りセンサ16を用いて滑り信号
を発生させるための概要図で、滑りセンサ16を固定し
、その接触子3を物体17に接触させた状態で、この物
体なX方向に移動させると、第5図に示す滑り信号が発
生する。すなわちこの図は滑りセンサ16の滑り信号波
形であり、また第6図は滑り信号のパワースペクトラム
である。接触子3と物体17との間に滑りかまった(な
いばあいにはO〜8(H2:]の周波数範囲に見られる
パワーは零である。そして接触子3と物体17との間に
ある速度をもった滑りが発生すると速度に応じたパワー
スペクトラムが発生する。このばあい高速フーリエ変換
等を用いて滑り信号を解析して滑りの有無を求めること
によりロボットハンドの制御や物体の移動の制御を行う
ことができるが、必ずしも高速フーリエ変換によらなく
てもよい。そこで滑り信号をたとえばO〜8()(z:
]の低低周波域に中心周波数を持つ狭帯域フィルタを通
し、その出力の振幅を観測し、あるしきい値を越えた時
点で滑ったとする手法を用いることで判断機能が簡略化
され、解析時間も無視でき、かつ実用的でもある。なお
フィルタの帯域は滑りの無い時入って来る外来ノイズよ
り大きな滑り信号が得られる値に設定する必要がある。
なお第7図に示すものはピエゾ抵抗効果素子を用いた滑
りセンサで、第1図に示すものと同様に基体1の一方の
面に接触子3が配設され、球状の膨出部5を有している
。これは接触子3の接触面が平面であると物体17に対
する傾きが問題となるためである。また基体1の他方の
面側には電極18a、18bを有するピエゾ素子18が
配設される。そして電極18a、18bはリード線19
.19によって出力端子20.20に導かれる。
なお上記圧力センサ7としてはこれ以外に差動トランス
形、圧電効果形、音叉形あるいは容量形等種々のものを
採用することが可能である。
次にこの発明における滑り検出装置をロボットに適用し
た例について第8図ないし第10図を参照して説明する
すなわち第8図および第9図において基台21には一対
の支柱23.23が垂直に摺設され、その上端には水平
方向に延びる腕24がそれぞれ設けられ、さらにこの腕
はその端部ておいて連結杆25によりたがいに連結され
る。昇降ロッド26.26は腕24.24を垂直方向に
貫通し、この腕によって昇降自在に案内される。そして
昇降ロッド26.26の下端には支持体28が固定され
る。この支持体には水平ロッド29が昇降ロッド26.
26と直交する方向に貫通し、かつ支持体28に回転自
在に支持される。さらに水平ロッド29の支持体28か
ら延びる部分には図に示してないがこの支持体を境にし
てたがいに反対方向のねじ部が設けられる。また支持体
28内には図に示してないステッピングモータからなる
グリップモータが設けられる。一方腕24.24間シ′
(は滑車32が設けられ、また基台21上にはステッピ
ングモータを内蔵するウィンチ33が設けられる。そし
て情事32にはワイヤ34が掛けられ、その一端は支持
体28に連結され、またその他端はウィンチ33に連結
される。
移動子35.35は水平ロッド29と螺合する雌ねじ(
図に示してない)を有し、その水平ロッドの回転によっ
てその水平ロッド上を移動する。
また支持体28には水平ロッド29と対称に1対の案内
ロッド36.36がたがいに所定の距離をおいて設けら
れ、かつこの案内ロッドは移動子35.35を摺動自在
に貫通している。さらに移動子35 、35 Kは矩形
のハンド37がそれぞれ固定され、かつこれらのハンド
はだがいて対向している。そしてこれらのハンドには第
1図て示す構成を有する滑りセンサ16が複数個マトリ
クス状に配設される。第9図においては9個の滑り七ン
サが示されているが、これは水平方向および垂直方向の
滑りを検出するために基本的にT字状あるいは十字状に
配列することが望ましい。
なおウィンチ33のステッピングモータはこの実施例に
おいては1パルス当り0.9度回転するもので、ハンド
37を1パルス当り3ミクロン動かすようにされている
またハンド37上の滑りセンサ16,16はハンド37
上に直接形成することも可能で、またノ・/ド37上に
1個ずつ植設、あるいは1つの滑りセンサユニットとし
て構成したものを堆付けてもよいっ 第8図および第9図に示すロボットの制御回路が第10
図に示される。
すなわち片方のハンド37aに設けられる9個の滑りセ
ンサの中、5個の滑りセンサ16a、16b 、16c
 、16dおよび16eが増幅器38すなわち38a 
、38b 、38c 、38dおよび38eにそれぞれ
接続される。そしてそれらの滑りセンサの中、16dお
よび16eで示す2個は滑り検出と荷重検出とを兼ねて
おり、また16a、16bおよび16cで示す3個は専
ら荷重検出に用いられる。なお物体17が対称形のばあ
いには16dおよび16eは滑り検出用とし、また16
a。
16bおよび16cを荷重検出用とし、かつ16dおよ
び16eが物体17の重心を持つとすればこの物体の滑
りと荷重および姿勢を知ることができる。
増幅器38の中、滑りセンサ16a、16b。
16Cおよび16dにそれぞれ接続された増幅器38a
 、38b 、38cおよび38dの出力端はアナログ
−ディジタルコンバータ39の入力端に接続される。ま
た滑りセンサ16d、16eK接続された増幅器38d
および38eは差動増幅器40の入力端に接続され、さ
らにこの差動増幅器の出力端はACカップリング41お
よび差動増幅器42を介してローパスフィルタ43に接
続され、かつこのローパスフィルタはアナログ−ディジ
タルコンバータ39に接続される。そしてこのアナログ
−ディジタルコンバータはコンピュータ45に接続され
る。またこのコンピュータの出力端にはドライバ47が
接続され、さらにこのドライバの出力端は支持体28に
設けたグリップモータ27およびクイ/テ33のモータ
31にそれぞれ接続される。
ハン)’37a、37bを動かすためのシーケンスの要
点は第11図のフローチャートに示される第8図ないし
第11図において、今、ハンド37a 、37bはたが
いに全開状態に離間した状態すなわち定位置にあり、か
つ両ハンド間に物体17すなわちワークが存在するもの
とする。この状態でロボットを始動させるとグリップモ
ータ27によってハンド37a、37bはたがいに接近
し、その間隔を狭める。七し℃中央の滑りセンサ16d
が物体17に当るとその信号は増幅器38dおよびアナ
ログ−ディジタルコンバータ39を介してコンピュータ
45に送られる。滑りセンサ16dすなわち物体17に
O,l (N)の力が加わると、コンピュータ45はド
ライバ47に4パルス分ハンド37を上昇させるように
指令する。すなわち0、1 (N)の力が物体17に加
わるということはこの物体がハンド37a 、37b間
に存在し、かつ持上げることが可能であることを示す。
したがってドライバ47の出力によってウィンチ33の
ステッピングモータ31が始動し、ワイヤ34の巻取り
を開始する。そしてハンド37a、37bが物体17を
持上げつつあるとき、滑クセンサ16d、16eの出力
信号が6X10(:N)より小さければ物体17とハン
ド37a 、37b間に滑りがないものとしてさらに1
パルス分ハンド37を上昇させる。このときもし滑り信
号が6X10[:N]より大きいばあいには物体17と
ハンド37a。
37b間に滑りが発生しているものとしてコンピュータ
45はハンド37a 、37bの間隔を狭めるよう指令
を出す。ここで滑り信号は滑りセンサ16d 、16e
の出力差によって作られる。すなわち両滑りセンサ16
d、16eの出力は増幅器38d 、38eによってそ
れぞれ増幅され、この出力は差動増幅器40によって力
の差となってACカップリング41に与えられる。さら
にこのACカップリングによつ1その力の差は力の変化
率となり、さらにこの信号はコンパレータ42を介し、
ローパスフィルタ43によってノイズ分が除かれ、さら
にアナログ−ディジタルコンバータ39に与えられる。
なお他の滑りセンサ16a 、16bおよび16Cは物
体17のその他の位置の圧力を検出し、この信号は増幅
器38a 、38bおよび38cを介してアナログ−デ
ィジタルコンバータ39に与えられる。
このようにし1ハンド37は必要最少限の力で物体17
をこの物体との間に滑りが生じないように確実に把持す
ることができる。
またハンド37のあらかじめ定めておいた上昇距離の範
囲内で引続き滑り信号が発生するばあいにはハンド37
は物体17を保持できないものとしてハンド37を物体
17とともに降下させ、そのハンド37を開(ようにプ
ログラムを組み、これによって安全を図ることも可能で
ある。
一方滑りセンサ16は第12図(a) (b)に示すよ
うにハンド37の一部に凹所50を形成し、この凹所内
に収容するとともに膨出部5をハンド37の面から所定
の高さ突出させることも可能であり、また物体17が軽
量のばあいには滑り七/す16によってその物体を直接
つかむことも可能であって、この発明の範囲内で種々の
手段を採用することができる。
第13図はロボットの他の例を示すもので、ハンド37
a 、37b間にコツプ状の容器からなる物体17が保
持され、一方のハンド37aに滑りセンサ16カ1設け
られる。物体17とタンク52間には配管53が設けら
れ、かつこの配管の徐中にはコック54が設けられる。
そしてタンク52には液体55が満たされる。
最初物体17が空の状態で、ハンド37a 、 37b
が物体17を保持し、かつこれを持上げ始めたとする。
このときコック54を開いて液体55を物体17すなわ
ち容器中に注入すると物体17とハンド37間に滑りが
発生し、これを滑りセンサ16が検出するとハンド37
は物体17を持直し、すなわち前よりも強い力で物体1
7をつかむ。さらにこの物体すなわち容器中に注入され
る液体55の情が増加するとそれにつれてハンド37a
、37bの保持力が増加し、そのハンドは物体17の把
持を継続する。
第14図はロボットのさらに他の例を示すもので、物体
17の揺れを検出するためのものであるすなわちハンド
37にはその軸心線に沿う第1の方向と、この第1の方
向と交差する第2の方向に沿って複数の滑りセンサ16
.16を配設したもので、物体17が最初実線で示すよ
うにその軸心線がハンド37の軸心線に一致している状
態から一点鎖線で示す状態に振れたばあい、物体17と
ハンド37との間には滑りが発生し、これを滑りセンサ
16.16が検出する。なお滑りセンサ16.16は十
字状に配列されているため、各センサの信号を座標系と
して取込むことにより物体17の振れの方向も知ること
ができる。
〔発明の効果〕
この発明は上述のように接触子3を弾力性を有する材料
により形成するとともに、この接触子には基体lの表面
から突出する膨出部5を有しているので、変形し易く、
したがってこれに接触する物体17がこわれ易いものや
、傷が付き易いものにあってもそれを損傷することがな
く、かつ物体17との接触面積が大きいので、この物体
との間に生ずるせん断振動を確実に受取ることができる
。また接触子3は変形が容易であることから物体17と
の間の摩擦力が小さいばあい、と< vc接触子3と物
体17との間に油を塗布しても膨出部5におけるせん断
歪を大きくすることができる。
またこの発明における滑りセンサはこれをロボットのハ
ンド等に適用したばあいに物体17すなわちワークの表
面が研磨面であったり切削油が付着していたり、あるい
は物体170重量が変化しても接触子3と物体17との
間の滑りを精度良く検出できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明における滑り検出装置の1実施例を示
す縦断面図、第2図は第1図における接触子の物体によ
る変形状態を示す縦断面図、第3図は第2図における接
触子の物体に対する接触状態を示す分布図、第4図は第
1図に示す滑りセンサを用いて滑り信号を発生させるた
めの概要図。 第5図は第4図における滑りセンサの滑り信号出力を示
す波形図、第6図は同滑りセンサのパワースペクトラム
を示す特性図、第7図は第1図に示す圧力センサとして
ピエゾ素子を用いたばあいの縦断面図、第8図は第1図
に示す滑りセンサを適用したロボットの正面図、第9図
は同側1面図、第10図は第8図および第9図に示すロ
ボットのブロック図、第11図は第8図および第9図に
示すロボットの制御を示す流れ図、第12図はロボット
ハンドの変形例を示す側断面図、第13図はロボットの
他の例を示す側面図、第14図はロボットのさらに他の
例を示す側面図、第15図は従来の滑り検出装置の側面
図である。 l・・・基体、2・・・筒部、3・・・接触子、5・・
・膨出部、6・・・貫通孔、7・・・圧力センサ、9・
・・連結部、10・・・シールチューブ、11・・・孔
、12・・・流体路、14・・・注入孔、15・・・流
体、16・・・滑りセンサ、17・・・物体、18・・
・ピエゾ素子、19・・・リード線、20端子、21・
・・基台、23・・・支柱、24・・・腕、25・・・
連結杆、26・・・昇降ロッド、27・・・グリップモ
ータ、28・・・支持体、29・・・水平ロッド、31
・・・ステッピングモータ、32・・・滑車、33・・
・ウィンチ、34・・・ワイヤ、35・・・移動子、3
6・・・案内ロッド、37・・・ハンド、38・・・増
幅器、39・・・アナログ−ディジタルコンバータ、4
0・・・差動増幅器、41・・・ACカップリング、4
2・・・差動増幅器、43・・・ローパスフィルタ、4
5・・・コンピュータ、47・・・ドライバ、50凹部
、52・・・タンク、53・・・配管、54・・・コッ
ク、55・・・液体。 特 許 出 願 人   山武ハネウェル株式会社[□
  1 代理人 弁理士  1)澤 博 昭 1     。 (外2名)  −■r さ                 3包 J 叡 1)                 −〇第4 図 第 7 図 1○  iU 第11図 第9図 第12図 第14図 第15図 1 LI

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体(1)に圧力センサ(7)を設けるとともに
    、上記基体(1)には弾力性を有する材料により形成さ
    れた接触子(3)を配設し、かつこの接触子には上記基
    体(1)の基準面から所定の高さをもつて突出する膨出
    部(5)を設け、さらに上記接触子(3)と上記圧力セ
    ンサ(7)とを上記基体(1)を介して物理的に連結し
    、上記膨出部(5)とこの膨出部に接触する物体(17
    )との間に生ずるせん断振動を上記圧力センサ(7)に
    伝達することを特徴とする滑り検出装置。
  2. (2)基体(1)に圧力センサ(7)を設けるとともに
    、上記基体(1)には弾力性の膜により形成された接触
    子(3)を配設し、かつこの接触子には上記基体(1)
    の基準面から突出する膨出部(5)を設け、上記接触子
    (3)と上記圧力センサ(7)との間にこれら両者をた
    がいに流体的に連結する流体路(12)を形成し、この
    流体路内に上記接触子(3)と上記圧力センサ(7)と
    をたがいに圧力的に連結する流体(15)を満し、上記
    膨出部(5)とこの膨出部に接触する物体(17)との
    間に生ずるせん断振動を上記圧力センサ(7)に伝達す
    ることを特徴とする滑り検出装置。
  3. (3)ハンド(37)をこのハンドによつてつかもうと
    する物体(17)に対して接近および離間自在に、かつ
    昇降自在に支持するとともに、上記ハンド(37)には
    圧力センサ(7)を設け、また上記ハンド(37)には
    弾力性を有する材料により形成され、かつこのハンドの
    上記物体(17)と対向する基準面から所定の高さをも
    つて突出する膨出部(5)を有する接触子(3)を配設
    し、この接触子と上記圧力センサ(7)とを物理的に連
    結し、上記ハンド(37)を上記物体(17)に対して
    接近させて、この物体に上記接触子(3)を接触させた
    状態で上記ハンド(37)を上昇させたとき、上記接触
    子(3)と上記物体(17)との間に生ずるせん断振動
    を上記圧力センサ(7)に伝達し、これによつて上記ハ
    ンド(37)と上記物体(17)との間の滑りを検出す
    ることを特徴とするロボットハンド。
  4. (4)ハンド(37)をこのハンドによつてつかもうと
    する物体(17)に対して接近および離間自在に、かつ
    昇降自在に支持するとともに、上記ハンド(37)の内
    部に圧力センサ(7)を収容し、また上記ハンド(37
    )には弾力性の膜により形成され、かつ上記ハンド(3
    7)の上記物体(17)と対向する面から所定の高さを
    もつて突出する膨出部(5)を有する接触子(3)を配
    設し、この接触子と上記圧力センサ(7)との間にこれ
    ら両者をたがいに流体的に連結する流体路(12)を形
    成し、この流体路内に上記接触子(3)と上記圧力セン
    サ(7)とをたがいに圧力的に連結する流体(15)を
    満し、上記ハンド(37)を上記物体(17)に対して
    接近させて、この物体に上記接触子(3)を接触させた
    状態で上記ハンド(37)を上昇させたとき、上記接触
    子(3)と上記物体(17)との間に生ずるせん断振動
    を上記圧力センサ(7)に伝達し、これによつて上記ハ
    ンド(37)と上記物体(17)との間の滑りを検出す
    ることを特徴とするロボットハンド。
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