JPH01315719A - レーザ光学系 - Google Patents
レーザ光学系Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
レーザやブロードコンタクト型半導体レーザ等の多重横
モードで発振するレーザを用いて文字等の情報を記録媒
体に記録する光記録装置に好適なレーザ光学系に関する
。
期型半導体レーデは、第2図に示すように、pn接合面
10に沿って形成された活性層を複数のストライプに分
割することによってストライプ状の導波領域、すなわち
レーザ発振領域12を数個〜数10個−列に並列配置し
て多重へテロ接合構造とした多重ストライブ型レーザダ
イオードアレイとして構成されている。上記の構造では
、各レーザ発振領域は基本横モードで作動し、隣接した
レーザ発振領域とはエネルギレベルで結合する。このた
め、各レーザ発振領域から放出されるレーザビームの位
相が同期して多重横モード(マルチ横モード)で発振し
、高出力が得られる。このような半導体レーザとしては
、5DL−2410SSDL−2420(Spectr
a Diode Labs社製、商品名)シリーズ等が
ある。また、このような半導体レーザの各レーザ発振領
域から放出されるレーザビームには位相差が存在し、各
レーザ発振領域から放出されたレーザビームの位相差が
180°のとき、第3図に示されるように、ファーフィ
ールドパターン(遠視野像)においてpn接合面に沿う
方向に2つのローブ(山)を形成することが知られてい
る。従って、このような2つのローブを形成するレーザ
ビームを記録媒体への記録用として用いても、1つのス
ポットに集束しないので高い解像度をもつ光学系を実現
することはできない。特に、レーザビームを用いてマイ
クロフィルムにドツトで文字情報等を記録する場合には
、3360、トン)/7.2mm程度の解像力を必要と
し、極めて高い精度でドツトを記録する必要があるので
上記の2つのローブが問題となる。
を用いてローブの一方をカットして用いることが提案さ
れている( AppCPhys、 Lett、 41
(12) 、15 December 1 g 3
2) 。この光学系は、位相同期型半導体レーザ14、
球面レンズ15、pn接合面と交差する方向に延在する
アパチャ18、レーザから放出された、pn接合面に沿
う方向のビームを集光するように配置されたシリンドリ
カルレンズ20、球面レンズ21を順に配置して構成さ
れている。位相同期型半導体レーザ14から放出された
、pn接合面と交差する方向のビームは、第4図(1)
に示すように、球面レンズ15で平行にされ、アパチャ
18およびシリンドリカルレンズ20を通過し、球面レ
ンズ21によって記録媒体24上に結像される。また、
pn接合面に沿う方向のビームは、第4図(2)に示す
ように、球面レンズ15によってアパチャ18の位置に
集束され、この焦点位置に明瞭なファーフィールドパタ
ーンが形成される。このアパチャ18は、一方のローブ
を形成するビームのみを通過させ、他方のローブを形成
するビームを遮断する。
ズ20によって平行にされ、球面レンズ21によって記
録媒体24上に結像される。従って、記録媒体24上に
は直径数μmの明瞭なスポットが得られる。
るビームの一方をカットしているため、pn接合面に沿
う方向に放出されたレーザビームの光強度が1/2程度
になり効率が悪い、という問題がある。このため、LD
F (レーザダイレクトレコーディングフィルム〉等の
ヒートモード記録材料のように記録に際して高エネルギ
を必要とする記録媒体には適用が困難となる。
ムを平行光線束にした後2つのローブを分離し、反射ミ
ラー、1/2波長板および偏光ビームスプリッタを用い
て2つのローブを1つに合成することが開示されている
。しかしながら、上記に開示された光学系を用いると、
実際には完全な平行光線を得ることが困難で、分離され
た個々のローブの光路長が等しくない場合、最後のレン
ズで集光したときのビームウェストの位置が光軸に対し
てずれてしまう。これにより、高エネルギ密度で集光さ
せることが困難となる。
(10μm以上)のブロードコンタクト型の半導体レー
ザでは、数百mW〜IWの高出力レーザビームを得るこ
とができるが、ストライプ幅が広いことから横方向への
制限が緩和されて横モードがマルチモード化しているた
め、上記位相同期型半導体レーザと同様に数μmのスポ
ットに絞り込めない、いう問題がある。なお、ブロード
コンタクト型半導体レーザには、屈折率導波機構を利用
したものと利得導波機構を利用したものとがある。
横モードで発振するレーザから発振されたレーザビーム
のエネルギ損失を最小にしてレーザビームによる明瞭な
スポットを結像できるレーザ光学系を提供することを目
的とする。
1の発明)は、多重横モードで発振するレーザと、前記
レーザのレーザビーム放出側に配置されてレーザビーム
の入射方向に応じてレーザビー会の射出方向を変更する
光路変更光学系と、前記光路変更光学系を通過したレー
ザビームを分光する分光素子と、前記分光素子によって
分光されたレーザビームを結像させるレンズと、前記レ
ンズの結像位置に配置されると共にガウスビームが得ら
れるようにレーザビームの位相を補正して入射方向と同
方向に反射する位相補正素子と、を含んで構成したもの
である。
位相補正素子上に輝点として表わされるように分光する
ようにすることができる。
ライプ幅が所定値以上のブロードコンタクト型半導体レ
ーザと、前記半導体レーザのレーザビーム放出側に配置
されて入射面に対して平行に振動するP偏光を透過しか
つ入射面に対して垂直に振動するS偏光をP偏光透過方
向とは異る方向に反射する偏光ビームスプリッタと、前
記偏光ビームスプリッタのP偏光透過側に配置された1
/4波長板と、前記1/4波長板を通過したレーザビー
ムを回折を利用して分光する平面回折格子と、前記平面
回折格子によって分光されたレーザビームを結像させる
レンズと、前記レンズによる回折像結像位置に配置され
ると共にガウスビームが得られるようにレーザビームの
位相を補正して入射方向と同方向に反射する位相補正素
子と、を含んで構成したものである。
重横モードで発振する。このようなレーザとしては、幅
狭のレーザ発振領域を複数列所定方向に並列させて構成
された多重ストライプを備えた位相同期型半導体レーザ
やストライプ幅が所定値(10μm)以上のブロードコ
ンタクト型半導体レーザがある。レーザから放出された
レーザビームは、光路変更光学系を介して分光素子に照
射される。分光素子としては回折格子やプリズム等を使
用することができる。そして、レンズと分光素子とによ
って位相補正素子上に多重横モードを分離した像が結像
される。この像を結像させるには、分光素子の入射側ま
たは射出側に上記レンズを配置することで達成できる。
通過した後にガウスビームが得られるように分離された
横モードの位相を補正して入射方向と同方向にレーザビ
ームを反射する。反射されたレーザビームは、分光素子
とレンズとを通過した後進行方向に垂直な断面での強度
分布がガウス分布となったガウスビームとなる。
タクト型半導体レーザを用い、光路変更光学系として偏
光ビームスプリッタおよび1/4波長板を用い、分光素
子として平面回折格子を用いたものである。半導体レー
ザから放出されるレーザビームが偏光ビームスプリッタ
に対してP偏光となるように半導体レーザと偏光ビーム
スプリッタとを配置することにより、レーザビームは偏
光ビームスプリッタ、1/4波長板を透過して平面回折
格子で反射され、レンズによって位相補正素子上に多重
横モードを分離した回折像が結像される。位相補正素子
は、上記と逆方向にレンズ、平面回折格子を通過した後
にガウスビームが得られるように、分離した横モードの
位相を補正して入射方向と同方向にレーザビームを反射
する。ここで、P偏光は1/4波長板を透過することに
よって右回りの円偏光に変換され、平面回折格子、位相
補正素子で反射された後再度平面回折格子で反射されて
(奇数回反射されて)1/4波長板に左回りの円偏光で
入射されることになるため、1/4波長板を透過するこ
とによってS偏光に変換され、偏光ビームスプリッタに
よって半導体レーザ配置位置とは異る方向に反射されて
ガウスビームが得られる。
ットすることなく位相補正によってガウスビームを得る
ようにしているため、放出されたレーザビームのエネル
ギ損失を最小限にして明瞭なシングルスポットを得るこ
とができる、という効果が得られる。
合面10が紙面と直交するように配置されたブロードコ
ンタクト型半導体レーザ14のレーザビーム放出側には
、レーザビームを平行にするコリメータ30が配管され
ている。上記半導体レーザ14から放出されたレーザビ
ームのニアフィールドパターン(近視野像)は、pn接
合面10に沿って第1図(2)に示すようになる。コリ
メータ30のレーザビーム射出側には、接合面36がレ
ーザビームの進行方向と45°の角度を成すように偏光
ビームスプリッタ32が配置されている。この偏光ビー
ムスプリッタ32は直角プリズムの斜面に高屈折率物質
と低屈折率物質とから成る交互多層膜を蒸着し、直角プ
リズムの斜面同士を貼り合わせて構成されている。この
偏光ビームスプリッタは、入射面に対して平行(紙面に
対して平行)に振動するP偏光を透過し、入射面に対し
て垂直(紙面に対して垂直)に振動するS偏光を反射す
る。このため、半導体レーザ14と偏光ビームスプリッ
タ32とは、半導体レーザ14から放出されたレーザビ
ームが偏光ビームスプリッタに対してP偏光となるよう
に配置される。偏光ビームスプリッタ32のレーザビー
ム射出側には、光学軸が偏光ビームスプリッタを透過し
たP偏光の偏光面に対して45°の角度を成すように、
1/4波長板34が配置されている。上記偏光ビームス
ブリック32と1/4波長板34は光路変更光学系を構
成する。1/4波長板34のレーザビーム射出側には、
レンズ38、分光素子としての反射型の平面回折格子4
0、レンズ38の焦点面上に配置された反射型の位相補
正板42が順に配置されている。
n接合面に沿う方向く紙面に直交する方向)を向くよう
に配置されている。この平面回折格子40ではレーザビ
ームの入射角をα、レーザビームの回折角をβ、レーザ
ビームの波長をλとすると、 sinα+ sinβ=mλ/d ・(1)の関
係がある。ただし、mは回折の次数、dは格子定数であ
る。平面回折格子40によって上記(1)式を満たすよ
うに回折された各次数の回折光は、更に縦モードの相違
によって微細なスペクトルパターンとなる。これらは更
に横モードの相違にによって微細なパターンに分離され
、第1図〔4〕に示すように、縦モードを表す各ピーク
(極大)Pl、P2 、P3 ・・・の中に次数が異
なる複数の微細な横モードが重畳されている。なお、図
では3つのピークにのみ符号を付した。第6図は、各ピ
ークPI、P2、P3に0次、2次、3次、4次のみの
横モードの成分を持っている場合の縦モードスペクトル
パターンの拡大図を示すものである。
ト分布になる(第5図参照)。
面に凹凸のパターンが形成されたホログラムの表面にア
ルミニウム等の反射膜と保護膜とを蒸着して作成される
と共に、入射光の方向と同方向に光を反射するように湾
曲されて構成されてレンズ38の焦点面上に配置されて
いる。
次の微細な横モードの成分が重畳されている場合を例に
採って位相補正板42の凹凸パターンを説明する。位相
補正板42上の回折像の横モードのパターンは第5図に
示すようになり、各ピークに対応した0次〜5次の横モ
ードの輝点として表われる。0次横モードの輝点は1個
、1次横モードの輝点は2個、2次〜5次横モードの輝
点は各々3個、4個、5個、6個である。0次横モード
の輝点は1個であるため位相補正の必要はないが、1次
以上の横モードについては輝点が複数個存在し、各輝点
間に位相差が存在するため位相補正の必要が生ずる。第
7図〜第12図は、位、相補正板42の第5図に示した
I−I線〜VI−Vl線における断面形状を各横モード
の強度分布くエルミート分布)に対応させて示したもの
である。
は位置Xに対応する相対強度を示すものである。
り、輝点が1個のため位相補正の必要はなく、従って第
5図I−I線に沿う位相補正板42の断面形状は第7図
(1)に示すようにフラットである。
個の輝点に対応したピークp(x)+ 、P(X)2を
備えた分布になっており、ピークP (X)+ 、P
(X)2間にπ(λ/2、ただし、λは1次横モードの
波長である)の位相差が存在している。従って、ピーク
P (X) lの位相を基準にしてピークP(X)2の
位相をλ/2補正すれば、1次横モードの位相ずれは解
消されることになる。位相をλ/2補正するためにはビ
ーム間にλ/2の光路差を与えればよく、位相補正板4
2は反射によって位相を補正するようにしているため、
第8図(1)に示すように凹部501の深さhをλ/4
と等しくする。この凹部501に入射されたレーザビー
ムは入射方向に反射されるため、基準面521に入射さ
れたレーザビームに対して往復路でλ/2の光路差が与
えられることになる。
3個の輝点に対応したピークP (X)3 、P (X
)4、P(X)sを備えた分布になっており、ピークP
(X)3、P(X)50位相は同相であるがピークP(
X)40位相はピークP(X)3、P(X)、の位相に
対シテλ/2(ただし、λは2次横モードの波長である
)ずれている。従って、第9図(1)に示すようにピー
クP(X)3 、P(X)Sのレーザビームが入射され
る部分を基準面52□とすると共に、ピークP(X)、
のレーザビームが入射される部分を凹部50□とし、そ
の深さをλ/4とする。
、4個の輝点に対応したピークP(X)6、P(x)7
、P(x)、、P(X)9を備えた分布になっており、
ピークP(X)6 、P(X)11の位相は同相であり
、またピークP(x)、、P(X)90位相も同相であ
る。
/2(ただし、λは3次横モードの波長である)の位相
差がある。従ってピークP (X)s 、P (X)e
のレーザビームが入射される部分を基準面523とし、
ピークP (Xh 、P (x)sのレーザビームが入
射される部分を深さλ/4の凹部とする。
、5個の輝点に対応したピークP (x) + o 5
P(X)++、P (X) + 2、P(X)+3、P
(X) + 4を備えた分布になっており、ピークP
(X’)+o、 P(X)+2、P(X)+4の位相は
同相であり、またピークP(x)z、P(X)+3の位
相も同相である。しかしながら、ピークP (X) I
01P(x)++間でλ/2(ただし、λは4次横モ
ードの波長である)の位相差がある。従ってピークP(
X)1G、 P(X)12、P (X) 、、のレーザ
ビームが入射される部分を基準面524とし、ピークP
(X) l I、P (X) + 3のレーザビーム
が入射される部分を深さλ/4の凹部50.とする。
すように、6個の輝点に対応したピークP(X) 、5
、P(x)1g、P(X)IT、P(X)Is、P(X
)Is、P(x)2゜を備えた分布になっており、ピー
クP(X)Is、P(X) 、 、、P(x)Isの位
相は同相であり、またピークP(X) 、、、P (x
) + s、P(X)20の位相も同相である。しかし
ながら、ピークP(x)Is、P (X) 16間でλ
/2 (ただし、λは5次横モードの波長である)の位
相差がある。従ってピークp (x) + s、P(X
)+t、P(X)+sのレーザビームが入射される部分
を基準面525とし、ピークP(xLs、P (X)
+ 6、p (x)20のレーザビームが入射される部
分を深さλ/4の凹部505とする。
いても凹凸形状を決定することができる。
、位相補正板42上の横モードの回折像(輝点)に対応
して形成されており、0次横モードの輝点に対しては位
相補正をせず、1次以上の横モードの輝点に対しては各
次数の横モードにおいて隣り合う輝点間でπの位相差が
生ずるように凹凸形状が定められている。
半導体レーザ14から放出されたレーデビーム(P偏光
)は、コリメータ30によって平行にされた後、偏光ビ
ームスプリンタ32を透過し、1/4波長板34によっ
て右回りの円偏光に変換されてレンズ38を介して平面
回折格子40に入射される。平面回折格子40に入射さ
れたレーザビームは、平面回折格子40によって回折さ
れ、その回折像が位相補正板42上に結像される。
るため、右回りの円偏光から左回りの円偏光に変換され
る。この回折像は、第5図に示すように、0次、1次、
・・・の横モードの輝点の組が上記(1)式の各in次
の次数についてそれぞれ発振縦モードの波長によって決
まる回折位置に繰り返して表われる像となり、各輝点は
基準面または凹部に各々入射されて入射方向と同方向に
反射される。そして、位相補正板42の凹部または基準
面での反射によって、隣り合う輝点の位相が同相となる
ように補正される。位相補正板42で反射されたレーザ
ビームは、平面回折格子40で再度反射されて合成され
た後レンズ38を介して1/4波長板34に入射される
。ここで、位相補正板42に入射された左回りの円偏光
が、位相補正板42および平面回折格子40で反射され
た後、すなわち2回反射された後1/4波長板に入射さ
れることになるため、レーザビームは1/4波長板に対
して左回りの円偏光として入射されることになる。この
左回りの円偏光は、1/4波長板34によってS偏光に
変換され、偏光ビームスプリッタ32に入射され、偏光
ビームスブリック32の接合面36によって反射される
。また、位を目補正板42で上記のように各次数の横モ
ードの位相が補正されているため、偏光ビームスプリッ
タ32の接合面3Gで反射されたレーザビームの進行方
向と垂直な断面の強度分布は第1図(3)に示すように
ガウス分布となっている。
で収束させることにより高エネルギのビームスポットが
得られる。
の光強度と一方のローブをカットした従来のレーザビー
ムの光強度とを比較して示す線図である。
図(1)に示す従来例による光強度に比較して約2倍の
強度が得られている。
は、偏光ビームスプリッタからのガウスビーム射出側に
回転多面鏡、ガルバノメータおよび走査レンズ等でtI
!!成された走査光学系を配置することになる。
について説明したが位相同期型半導体レーザを用いるこ
ともできる。この場合には、回折像がエルミート分布に
ならないが、回折像の隣り合う輝点の位相を上記と同様
にλ/2だけ補正するように、輝点の位置に応じて位相
補正板の凹凸形状を定めればよい。すなわち、分光素子
として回折格子を使用し、レーザとして位相同期型半導
体レーザを使用した場合には、回折格子の溝の延在方向
が位相同期型半導体レーザの多重ストライプの配列方向
すなわち横モードの発生方向と平行になるように配置す
る。この結果、横モードの発生方向に対して直交する方
向にレーザビームが分離されて各極大が横モードの発生
方向に対して直交する方向に並列する。このとき、微細
な横モードは回折によって分離され位相補正素子によっ
てこの微細な横モードの位相が上記のように補正される
ためガウスビームを得ることができる。また、各横モー
ドに対する位相補正素子の位置が決まっているので、十
分な範囲をカバーできるように凹凸パターンを定めて位
相補正素子を配置しておけば発振が不安定で任意の横モ
ードが発生する場合であっても安定なガウスビームが得
られる。また固体レーザやガスレーザ等を用いてもよい
。
したが、プリズム等の分光素子を用いるようにしてもよ
く、回折格子として透過型のものを使用してもよい。更
に、光路変更光学系として偏光ビームスプリッタを用い
た例について説明したが、ウォラストンプリズム、セナ
ーモンプリズム等の偏光プリズムを用いるようにしても
よい。
ビームをP偏光として入射させる例について説明したが
、S偏光として入射させてもよく、レンズ38を平面回
折格子40と位相補正板42との間に位置してもよく、
1/4波長板に代えてファラデイ旋光子を用いて偏光面
を90°回転させてもよい。
)は半導体レーザから放出されたレーザビームのニアフ
ィールドパターンを示す線図、第1図(3)は第1図(
1)の光学系によって得られるレーザビームの強度分布
を示す線図、第1図(4)は1つの極大の縦モードの強
度分布を示す線図、第2図は位相同期型半導体レーザの
外観を示す斜視図、第3図はファーフィールドパターン
を示す線図、第4図〔1〕、(2)は従来の光学系を示
す平面図および正面図、第5図は回折像と位相補正板の
平面形状とを示す線図、第6図は縦モードのスペクトル
パターンの拡大図、第7図〜第12図は各々第5図のI
−I線〜■−■線断面図と各断面図に対応する横モード
の強度分布線図とを示す図、第13図(1)、(2)は
本実施例と従来例の光強度を比較して示す線図である。 14・・・ブロードコンタクト型半導体レーザ、32・
・・偏光ビームスプリッタ、 34・・・1/4波長板、 40・・・平面回折格子、 42・・・位相補正板。
Claims (2)
- (1)多重横モードで発振するレーザと、 前記レーザのレーザビーム放出側に配置されてレーザビ
ームの入射方向に応じてレーザビームの射出方向を変更
する光路変更光学系と、 前記光路変更光学系を通過したレーザビームを分光する
分光素子と、 前記分光素子によって分光されたレーザビームを結像さ
せるレンズと、 前記レンズの結像位置に配置されると共にガウスビーム
が得られるようにレーザビームの位相を補正して入射方
向と同方向に反射する位相補正素子と、 を含むレーザ光学系。 - (2)ストライプ幅が所定値以上のブロードコンタクト
型半導体レーザと、 前記半導体レーザのレーザビーム放出側に配置されて入
射面に対して平行に振動するP偏光を透過しかつ入射面
に対して垂直に振動するS偏光をP偏光透過方向とは異
る方向に反射する偏光ビームスプリッタと、 前記偏光ビームスプリッタのP偏光透過側に配置された
1/4波長板と、 前記1/4波長板を通過したレーザビームを回折を利用
して分光する平面回折格子と、 前記平面回折格子によって分光されたレーザビームを結
像させるレンズと、 前記レンズによる回折像結像位置に配置されると共にガ
ウスビームが得られるようにレーザビームの位相を補正
して入射方向と同方向に反射する位相補正素子と、 を含むレーザ光学系。
Priority Applications (1)
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CN114122899A (zh) * | 2022-01-28 | 2022-03-01 | 苏州长光华芯光电技术股份有限公司 | 一种波长锁定系统 |
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