JPH01310664A - 生体埋入用Ｎｉ−Ｔｉ系形状記億合金インプラントの表面処理方法 - Google Patents
生体埋入用Ｎｉ−Ｔｉ系形状記億合金インプラントの表面処理方法Info
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C8/00—Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
- A61C8/0012—Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools characterised by the material or composition, e.g. ceramics, surface layer, metal alloy
-
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- A61C8/0018—Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools characterised by the shape
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-
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- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C2201/00—Material properties
- A61C2201/007—Material properties using shape memory effect
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野〕
本発明はＮｉ−Ｔｉ系形状記憶合金からなる生体埋入用
インプラントの表面処理方法に関するもので、特にイン
プラントとして生体との適合性を改善するものである。
インプラントの表面処理方法に関するもので、特にイン
プラントとして生体との適合性を改善するものである。
Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金とは、ＮｉとＴｉを原子比で
１＝１とした金属間化合物にごく近い組成からなる合金
で、至温付近で熱弾性型マルテンサイト変態を起し、こ
の変態を境に特異な現象の一つである形状記憶効果を示
す。即ち変態点以上の温度において所望形状に成形し、
これを変態点以下の温度で変形しても、変態点以上の温
度に昇温すると、所望の形状に回復する。Ｎｉ−Ｔｉ系
形状記憶合金はこのような形状記憶効果を利用し、種々
の分野に応用され、医療分野においても１９７０年代の
俊半から米国を中心に始められた。適用分野としては整
形外科、外科についで歯科が多い。歯科分野においては
歯列矯正ワイヤーとしての応用、歯科鋳造による補綴物
への応用、人工歯根としてのインプラントへの応用が期
待されている。
１＝１とした金属間化合物にごく近い組成からなる合金
で、至温付近で熱弾性型マルテンサイト変態を起し、こ
の変態を境に特異な現象の一つである形状記憶効果を示
す。即ち変態点以上の温度において所望形状に成形し、
これを変態点以下の温度で変形しても、変態点以上の温
度に昇温すると、所望の形状に回復する。Ｎｉ−Ｔｉ系
形状記憶合金はこのような形状記憶効果を利用し、種々
の分野に応用され、医療分野においても１９７０年代の
俊半から米国を中心に始められた。適用分野としては整
形外科、外科についで歯科が多い。歯科分野においては
歯列矯正ワイヤーとしての応用、歯科鋳造による補綴物
への応用、人工歯根としてのインプラントへの応用が期
待されている。
後歯などによって喪失した歯を補うため、歯構部に人工
的な歯根を埋込む骨内インプラントは、義歯に比較して
咬合性がよく、装着感に優れている。Ｎｉ−Ｔｉ系形状
記憶合金インプラントはブレードの先端を加熱による形
状記憶効果によって形状を変化させ、骨内保持力を高め
ると同時に、咬合力を分散して沈下を減少した人工歯根
でおる。実用化されている人工歯根はブレード先端部が
交互に曲げられており、手術前にまっすぐにのばして歯
槽部の骨に形成した溝に挿入する。属人後加熱して形状
記憶効果により先端部を骨内に張り出させて固定する。
的な歯根を埋込む骨内インプラントは、義歯に比較して
咬合性がよく、装着感に優れている。Ｎｉ−Ｔｉ系形状
記憶合金インプラントはブレードの先端を加熱による形
状記憶効果によって形状を変化させ、骨内保持力を高め
ると同時に、咬合力を分散して沈下を減少した人工歯根
でおる。実用化されている人工歯根はブレード先端部が
交互に曲げられており、手術前にまっすぐにのばして歯
槽部の骨に形成した溝に挿入する。属人後加熱して形状
記憶効果により先端部を骨内に張り出させて固定する。
（発明が解決しようとする課題〕
Ｎｉ−１’−ｉ爪形状記憶合金からなる生体埋入用イン
プラントを生体に埋め込んで使用する場合、最も重要な
問題は生体との適合性である。
プラントを生体に埋め込んで使用する場合、最も重要な
問題は生体との適合性である。
Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金について生体適合性に関する
研究は、新材料であるためと、手間と時間のかかる実験
であるため、それほど多くない。従ってこれ等の研究を
進めると共に、良好な生体適合性を得るため、最適な表
面処理方法の開発が望まれている。
研究は、新材料であるためと、手間と時間のかかる実験
であるため、それほど多くない。従ってこれ等の研究を
進めると共に、良好な生体適合性を得るため、最適な表
面処理方法の開発が望まれている。
（課題を解決するための手段）
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、生体埋入用Ｎｉ−
Ｔｉ系形状記憶合金インプラントの生体適合性を向上す
る表面処理方法を開発したものである。
Ｔｉ系形状記憶合金インプラントの生体適合性を向上す
る表面処理方法を開発したものである。
即ち本発明は、Ｎｉ−７−ｉ爪形状記憶合金からなる生
体埋入用インプラントにおいて、生体との適合性を良好
にするため、インプラントをフッ硝酸水溶液中で洗浄処
理することを特徴とするもので、フッ硝酸水溶液にフッ
酸１．硝酸４、水５の水溶液を用い、２〜１０分間洗浄
処理する。
体埋入用インプラントにおいて、生体との適合性を良好
にするため、インプラントをフッ硝酸水溶液中で洗浄処
理することを特徴とするもので、フッ硝酸水溶液にフッ
酸１．硝酸４、水５の水溶液を用い、２〜１０分間洗浄
処理する。
（作 用〕
本発明において、フッ硝酸水溶液による洗浄処理という
化学的な方法を選択した理由は、機械的な研摩では表面
の凹凸が激しく、良好な生体への適合性が得られないた
めである。また洗浄液にフッ酸１．硝酸４．水５のフッ
硝酸水溶液を用い、洗浄時間を２〜１０分間と限定した
のは、この範囲内において、Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金
インプラントは表面状態が良好で、生体との適合性が優
れており、洗浄時間が２分未満では洗浄が不十分でイン
プラント表面に酸化膜が残留し、１０分を越えるとイン
プラント表面にエッチピットが形成され、表面の平坦度
が悪くなる。
化学的な方法を選択した理由は、機械的な研摩では表面
の凹凸が激しく、良好な生体への適合性が得られないた
めである。また洗浄液にフッ酸１．硝酸４．水５のフッ
硝酸水溶液を用い、洗浄時間を２〜１０分間と限定した
のは、この範囲内において、Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金
インプラントは表面状態が良好で、生体との適合性が優
れており、洗浄時間が２分未満では洗浄が不十分でイン
プラント表面に酸化膜が残留し、１０分を越えるとイン
プラント表面にエッチピットが形成され、表面の平坦度
が悪くなる。
（実施例〕
Ｎ ｉ ５１．０ａｔ％、Ｔｉ４９、Ｏａｔ％のＮｉ−
Ｔｉ系形状記憶合金を黒鉛ルツボを用いて溶解し、金型
に鋳造した。このインゴットを熱間で鍛造した後、熱間
圧延と冷間圧延を加え、厚さ１．３簡、幅５＃、長ざ７
＃の試験片を作製し、大気中５５０’Ｃにおいて形状記
憶処理を行なった。これについて表面に付着している酸
化皮膜を取除くため、第１表に示す洗浄処理を行ない更
に蒸溜水で超音波洗浄を行なって動物実験を行ない生体
との適合性を評価した。その結果を第１表に併記した。
Ｔｉ系形状記憶合金を黒鉛ルツボを用いて溶解し、金型
に鋳造した。このインゴットを熱間で鍛造した後、熱間
圧延と冷間圧延を加え、厚さ１．３簡、幅５＃、長ざ７
＃の試験片を作製し、大気中５５０’Ｃにおいて形状記
憶処理を行なった。これについて表面に付着している酸
化皮膜を取除くため、第１表に示す洗浄処理を行ない更
に蒸溜水で超音波洗浄を行なって動物実験を行ない生体
との適合性を評価した。その結果を第１表に併記した。
尚フッ硝酸水溶液としては、フッ酸１．硝酸４、水５の
水溶液を用いた。また生体との適合性が良好なものを○
印、ヤヤ劣るものをΔ印、悪いものをＸ印で表わした。
水溶液を用いた。また生体との適合性が良好なものを○
印、ヤヤ劣るものをΔ印、悪いものをＸ印で表わした。
第１表
洗浄方法 生体適合性 表面状態サンドブラスト
Ｘ 激しい起伏バレル研摩 ×
激しい起伏フッ硝酸水溶液 洗浄 １分 △ 酸化皮膜が僅かに残留〃
２分 ○ 滑らかな表面〃 ５分
Ｑ ７／ 〃１０分 Ｑ 酸洗によるピットが僅かに発
生ｌ／１３分 Δ 酸洗によるピットが多数
発生第１表から明らかなように、サンドブラストやバレ
ル研厚の機械的方法で表面処理を行なったものは、表面
の起伏が激しく、生体の適合性が悪い。これに対しフッ
硝酸水溶液で洗浄処理する化学的な方法では生体との適
合性が良く、特に２〜１０分の洗浄処理によるものは、
滑らかな表面状態を示し、生体との適合性が良好でおる
。
Ｘ 激しい起伏バレル研摩 ×
激しい起伏フッ硝酸水溶液 洗浄 １分 △ 酸化皮膜が僅かに残留〃
２分 ○ 滑らかな表面〃 ５分
Ｑ ７／ 〃１０分 Ｑ 酸洗によるピットが僅かに発
生ｌ／１３分 Δ 酸洗によるピットが多数
発生第１表から明らかなように、サンドブラストやバレ
ル研厚の機械的方法で表面処理を行なったものは、表面
の起伏が激しく、生体の適合性が悪い。これに対しフッ
硝酸水溶液で洗浄処理する化学的な方法では生体との適
合性が良く、特に２〜１０分の洗浄処理によるものは、
滑らかな表面状態を示し、生体との適合性が良好でおる
。
このようにＮｉ−Ｔｉ系形状記憶合金を生体埋入用イン
プラントとして用いる場合、フッ硝酸水溶液にて表面処
理することにより、生体適合性を著しく向上し、歯科領
域に留まらず、整形外科、外科、その他各科の医療分野
に：おけるＮｉ−Ｔｉ系形状記憶合金の応用において極
めて多大な効果を秦するものでおる。
プラントとして用いる場合、フッ硝酸水溶液にて表面処
理することにより、生体適合性を著しく向上し、歯科領
域に留まらず、整形外科、外科、その他各科の医療分野
に：おけるＮｉ−Ｔｉ系形状記憶合金の応用において極
めて多大な効果を秦するものでおる。
Claims (2)
- （１）Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金からなる生体埋入用イ
ンプラントにおいて、生体との適合性を良好にするため
、インプラントをフッ硝酸水溶液中で洗浄処理すること
を特徴とする生体埋入用Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金イン
プラントの表面処理方法。 - （２）フッ硝酸水溶液にフッ酸１、硝酸４、水５の水溶
液を用い、２〜１０分間洗浄する請求項（１）記載の生
体埋入用Ｎｉ−Ｔｉ系形状記憶合金インプラントの表面
処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63141503A JP2644285B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 生体埋入用Ｎｉ−Ｔｉ系形状記億合金インプラントの表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63141503A JP2644285B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 生体埋入用Ｎｉ−Ｔｉ系形状記億合金インプラントの表面処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01310664A true JPH01310664A (ja) | 1989-12-14 |
| JP2644285B2 JP2644285B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=15293467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63141503A Expired - Fee Related JP2644285B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 生体埋入用Ｎｉ−Ｔｉ系形状記億合金インプラントの表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2644285B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2141056A1 (es) * | 1998-05-21 | 2000-03-01 | Uni Politecnica De Catalunya U | Nuevos materiales para implantes yuxtaoseos. |
| WO2000040784A3 (en) * | 1999-01-08 | 2000-12-07 | Scimed Life Systems Inc | Methods for coating metallic articles |
| US7306683B2 (en) | 2003-04-18 | 2007-12-11 | Versitech Limited | Shape memory material and method of making the same |
| WO2008064517A1 (fr) * | 2006-11-27 | 2008-06-05 | Lifetech Scientific (Shenzhen) Co., Ltd. | Procédé de préparation d'un revêtement destiné à être déposé sur la surface de dispositifs médicaux constitués d'un alliage nickel-titane |
| US7695471B2 (en) | 2003-04-18 | 2010-04-13 | The University Of Hong Kong | Fixation device |
| US8287538B2 (en) | 2008-01-14 | 2012-10-16 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Apparatus and methods for fracture repair |
| US9848889B2 (en) | 2010-01-20 | 2017-12-26 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Apparatus and methods for bone access and cavity preparation |
| US10022132B2 (en) | 2013-12-12 | 2018-07-17 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Tissue displacement tools and methods |
| US10918426B2 (en) | 2017-07-04 | 2021-02-16 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Apparatus and methods for treatment of a bone |
| CN115155090A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-10-11 | 张�成 | 一种精细化工用节能环保蒸馏系统 |
-
1988
- 1988-06-10 JP JP63141503A patent/JP2644285B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2141056A1 (es) * | 1998-05-21 | 2000-03-01 | Uni Politecnica De Catalunya U | Nuevos materiales para implantes yuxtaoseos. |
| WO2000040784A3 (en) * | 1999-01-08 | 2000-12-07 | Scimed Life Systems Inc | Methods for coating metallic articles |
| US6447664B1 (en) | 1999-01-08 | 2002-09-10 | Scimed Life Systems, Inc. | Methods for coating metallic articles |
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| US7789975B2 (en) | 2003-04-18 | 2010-09-07 | Versitech Limited | Shape memory material and method of making the same |
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| US9788870B2 (en) | 2008-01-14 | 2017-10-17 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Apparatus and methods for fracture repair |
| US8287538B2 (en) | 2008-01-14 | 2012-10-16 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Apparatus and methods for fracture repair |
| US10603087B2 (en) | 2008-01-14 | 2020-03-31 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Apparatus and methods for fracture repair |
| US11399878B2 (en) | 2008-01-14 | 2022-08-02 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Apparatus and methods for fracture repair |
| US9848889B2 (en) | 2010-01-20 | 2017-12-26 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Apparatus and methods for bone access and cavity preparation |
| US10022132B2 (en) | 2013-12-12 | 2018-07-17 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Tissue displacement tools and methods |
| US10076342B2 (en) | 2013-12-12 | 2018-09-18 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Tissue displacement tools and methods |
| US10918426B2 (en) | 2017-07-04 | 2021-02-16 | Conventus Orthopaedics, Inc. | Apparatus and methods for treatment of a bone |
| CN115155090A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-10-11 | 张�成 | 一种精细化工用节能环保蒸馏系统 |
| CN115155090B (zh) * | 2022-06-29 | 2023-09-05 | 天津众业建设工程有限公司 | 一种精细化工用节能环保蒸馏系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2644285B2 (ja) | 1997-08-25 |
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