JPH01310130A - すき間を制御する方法と装置 - Google Patents

すき間を制御する方法と装置

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JPH01310130A
JPH01310130A JP1038500A JP3850089A JPH01310130A JP H01310130 A JPH01310130 A JP H01310130A JP 1038500 A JP1038500 A JP 1038500A JP 3850089 A JP3850089 A JP 3850089A JP H01310130 A JPH01310130 A JP H01310130A
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    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
    • F01D11/08Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages for sealing space between rotor blade tips and stator
    • F01D11/14Adjusting or regulating tip-clearance, i.e. distance between rotor-blade tips and stator casing
    • F01D11/20Actively adjusting tip-clearance
    • F01D11/24Actively adjusting tip-clearance by selectively cooling-heating stator or rotor components

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、(1)ガスタービン機関のタービン羽根の
先端と(2)タービンを取巻くシュラウドの間のすき間
を制御することに関する。
発明の背景 第1図は2スプール形の高側路航空機用ガスタービン機
関を示す。第1のスプールが軸3を持ち、これがファン
6、昇圧圧縮機9及び低圧タービン12を支持する。第
2のスプールが軸15を持ち、これが高圧圧縮機18及
び高圧タービン21を支持する。運転の際、入って来る
空気流24が昇圧機9によって圧縮され、高圧圧縮機1
8によって更に圧縮され、燃焼器27に送出される。そ
こで燃料を噴射し、混合物を燃焼させ、膨張させ、高圧
タービン21及び低圧タービン12を順次通って、ター
ビン、圧縮機及びファン6を回転するエネルギを発生す
る。ファンが推進用空気流30を発生する。
高圧タービン21とそれを取巻くシュラウド36の間の
、寸法33で示したすき間は、すき間33からの空気の
漏れを防止する為に、出来るだけ小さく抑えなければな
らない。漏れる空気はタービンに殆んど或いは全く運動
量を加えず、従ってエネルギ損失を表わす。漏れの問題
に対して考えられる1つの解決策は、すき間33が1/
1,000吋と云う様な小さな寸法になる様に、機関を
製造する手段にあると考えることが出来る。然し、第2
図に示す様に、この方式は実現性がない。この図には、
タービン羽根及びシュラウドの2つの状態が示されてお
り、低温の膨張していない状態を40.42で示し、高
温の膨張した状態を鎖線で44.46で示しである。
タービン回転子の膨張は3つの要因の組合せ効果による
ものと見ることが出来る。(1)第1図に123で示し
であるが、地上のアイドリングから離陸までに起るター
ビン回転子円板の遠心力による膨張であり、これはター
ビン羽根の半径(第2図の寸法49A)の約0.020
吋の増加に達することがある。(2)第1図のタービン
回転子円板123の熱膨張であり、これは0.065吋
の遠心力による膨張と大体等しい。(3)羽根自体の熱
膨張であり、これは第2図の寸法49Aが約0.005
吋増加する。
第2図の先端の半径49Aが変化するのと大体同時に、
タービン羽根の中を通過する高温ガス流により、シュラ
ウド44が鎖線の位置46へ膨張する。特に、地上のア
イドリングから第1図の高圧タービン21に於ける14
.500rpmの速度までの加速の間、今述べた事象が
大体法の順序で起る。(1)直ちに起る回転子円板の遠
心力による膨張、それに続く (2)羽根の熱膨張、そ
れに続く (3)シュラウドの熱膨張、そして最後に(
4)回転子円板の熱膨張である。
4つの要因の実際の関係は今述べたよりも複雑であるか
ら、この順序は著しく簡単にしたものであるが、次の原
則は明白である。仮定した寸法変化が起った場合、部品
が回転していない時、すき間33は0.025吋を越え
ていなければならない。これは、シュラウド42の熱膨
張により、シュラウドがその途中にこない様に移動する
前に、円板の遠心力による膨張(0,020吋)と羽根
40の熱膨張(0,005吋)とを合せたものにより、
このすき間が埋まるからである。然し、この0.025
吋のすき間は、羽根の先端に於ける漏れによる損失を許
し、これを避けることが好ましい。
更に、シュラウド42の図示の実線の位置から鎖線の位
置46への熱膨張は、回転子円板の熱膨張と大体同じで
あり、これは上に述べた様に約0゜020吋である。然
し、やはり上に述べた様に、シュラウドの熱膨張が円板
の熱膨張より、回転子のrpmに応じて、10乃至30
分先行する。従って、この期間中、0.020吋までの
望ましくないすき間が存在し得る。
発明の目的 この発明の目的は、ガスタービン機関に対する新規で改
良された能動すき間制御装置を提供することである。
発明の要約 この発明の1形式では、タービン速度からタービンの回
転子の直径を推測する。推測したこの直径に基づいて、
タービンとシュラウドの間の距離を正しいレベルに保つ
為に、シュラウドを適切に膨張又は収縮させる様に、タ
ービンを取巻くシュラウドに高温及び低温の空気を吹付
ける。
発明の詳しい記載 次に(1)発明の極く全般的な外観、(2)この発明で
用いる装置の説明、(3)制御装置の外観及び(4)制
御装置の詳しい説明を行なう。
外観 この発明の全体的な外観が第4図に示されている。ブロ
ック60が、回転子の回転速度に基づいて、タービンの
回転子の温度を計算する。その後、ブロック63が、こ
の回転子温度に対する正しいシュラウド温度を計算する
。この発明は直径を計算するのではなく、回転子の温度
によって回転子の直径が計算出来ることを指摘する。回
転子の直径がシュラウドの直径を決定し、それが必要な
シュラウド温度を決定する。従って、必要なシュラウド
温度は回転子温度から直接的に求めることが招来る。
シュラウドを要求された温度にする為に、ブロック66
に示した比例−積分一徹分(PID)形制御器が、弁を
使うことによって、2つの空気源(図面に示してない)
を制御し、シュラウドを正しい温度にする。2つの空気
源は、機関の異なる2つの圧縮機段から得られる。
ブロック60.63で表わした装置は故障することがあ
り得るから、ブロック71.72及び74で表わした支
援装置を設ける。後で述べたブロックは、回転子温度に
基づいて、支援用要求弁位置を計算する。ブロック68
が支援装置を使うべきであるかどうかを決定する。使う
べきであれば、ブロック74は過渡状態が起っているか
どうかを照会する。起っていれば、ブロック72が過渡
状態の間の適正な支援用件要求位置を発生する。過渡状
態が起っていなければ、ブロック71が定常状態の運転
にとって適正な支援用要求弁位置を発生する。
支援用要求弁位置は、(1)am関が加速又は減速状態
にあるか(即ち、過渡状態であるか)又は定常状態で運
転されているか、(2)過渡状態が起っているとすれば
、過渡状態の強さ、(3)シュラウド温度を示す温度セ
ンサが故障したかどうか、(4)「高温回転子再噴射と
呼ばれる後で説明する状態がまさに起ろうとしているか
どうか、(5)航空機が離陸操作中であるかどうかと云
う様な要因に基づいて計算される。次に、この発明で使
われる装置を詳しく説明するが、最初にシュラウド温度
を制御するハードウェアを説明する。
装置 第1A図は第1図を簡(11にしたものであり、その他
に前に述べた高温及び低温空気を制御する弁80を示し
ている。第1A図の点83から行なう第5段圧縮機抽出
部が、約700”F及び150psla (ポンド/平
方吋絶対値)の空気を弁80の第1室86に供給する。
点89から取出した第9段抽出部が、約980”F及び
380pslaの空気を弁の第2室92に供給する。弁
のポペット94は、矢印96で示す様に、左右に動くこ
とが出来る。
弁のポペット94の位置が、混合する為に出力室98に
送出される第5段及び第9段の抽出空気の相対的な百分
率を決定する(この混合について詳しいことは後で第3
図について説明する)。
出力室98が、シュラウド36を支持するリング104
を取囲むマニホルド101に接続される。
矢印109で示す様に、マニホルド101に送出された
空気がリング104に吹付けられこうしてリングの温度
を変えて、リングを膨張又は収縮させ、シュラウド36
の直径を、その時のタービン直径にとって適正な直径に
変える。
第1A図の弁80は後で説明する分流の特徴をも持ち、
これが第9段圧縮機の空気を、矢印112で示す様に、
タービンの直ぐ下流側のタービン排気部110に分流す
る。こう云う形式の分流は、公知の様に、機関の始動の
際、失速余裕を保つのに役立つ。
第3A図乃至第3F図は、弁のポペット94の位置に応
じて、出力室92で達成し得る第5段及び第9段空気の
相対的な割合を示す。弁のポペットの位置を百分率で示
しである。この百分率は、ポペットの一番右の位置から
の実際の直線的な変位を指すが、一番人の位置にある時
の変位の百分率で表わしである。1例として、ポペット
が実際に一番右の位置にある時、第3A図に示す様に、
変位は0%である。ポペットが第3F図に示す様に、−
杯に一番左の位置にある時、変位は100%である。ポ
ペットが左及び右の位置の真中にある場合、変位は50
%である。
第3A図に示す様に、変位が0%の時、第5段及び第9
段の何れの空気もシュラウド36に供給される。種々の
百分率の位置に於ける第5段環体117A及び第9段環
体117の夫々の面積が下記の表1に示されている。表
1のLPTは第1図の低圧タービン12を指し、LPT
の欄の数字は、矢印12が通る第1A図の通路の断面積
を指す。
表1 変 位     実効面積(平方吋) 0.0 0.84    0.1B2     02.
5 0.84    0.1B2     05.5 
0.84    0.0      09.5 0.8
4    0.0      022.5 0.84 
   0.0455     0B0.0 0.0  
  0.107     0B2.5 0.0    
0.107     0G5.0 0.0    0.
0      070.0 0.0    0.0  
    075.0 0.0    0.234   
  080.0 0.0    0.234     
0第3A図の0%の変位は書込んだ通り、フェイルセー
フ位置と考えられる。これはシュラウドのかなりの加熱
(第9段空気は第5段空気よりも高温である)及びその
膨張を生ずるからである。即ち、装置の故障があった場
合、シュラウドを大きな直径に保ち、小さい、制御され
ない直径よりも、タービン羽根から遠ざけておくことが
望ましい。
0%の変位によって行なわれる加熱が、膨張を行なわせ
る。
然し、この後直ぐに説明するが、異なる位置(第3E図
の81.5%の位置)によって、−層大量の高温の空気
がシュラウドに供給されるが、0%の位置がフェイルセ
ーフ位置として使われる。
1つの理由は、ばね又は流体圧ピストンの様な利用し易
いアクチュエータ(図面に示してない)が、0%の位置
を達成する為に、ポペット94をその座115に容易に
駆動することが出来るからである。他方、81.5%の
位置では、ポペットはこの様な座に接しないで「浮いて
」おり、従ってポペットを81.5%の位置に保つ為に
は、もっと複雑な制御装置が必要になる。
0%め位置の隣りの位置は12.5%の位置であり、こ
れは第3B図に示す様に、第5段空気の全部をシュラウ
ドに送出すが、第5段空気を送出さない。
次の位置は第3C図の62.5%の位置であり、これは
ある意味で12.5%の位置の逆である。
即ち、62.5%の位置では、第5段空気だけが送出さ
れた12,5%の位置の場合とは対照的に、第9段空気
だけがシュラウドに送出されるからである。ポペット9
4は、公知のアクチュエータによって変調して、シュラ
ウドに送出される第5段及び第9段空気の相対的な百分
率を調節する為に、12.5%の位置及び62.5%の
位置の中間の位置を占める様にすることが出来る。12
.5%乃至62.5%の範囲を変調範囲と呼ぶ。変調範
囲で運転する際、シュラウドの温度は、第9段空気に比
べた第5段空気の相対的な質量流量によって決定される
第3D図に示す71%の位置は、第5段及び第9段の両
方からの空気を全部閉塞する。71%の位置では、加熱
空気も冷却空気もシュラウドに送出されない。
81.5%の位置が第3E図に示されている。
81.5%の位置は、第9段空気だけがシュラウドに送
出される点で、第3C図の62.5%の位置と同様であ
る。然し、第5図及び表1に示す様に、第3E図のポペ
ット94を取巻く第9段環体117の面積が、62.5
%の場合(0,102平方吋)に比べて、81.5%の
場合−層大きい(0,234平方吋)。81.5%の位
置は「超第9段」位置と呼ばれ、シュラウドの非常に急
速な膨張が求められている時に使われる。
第3F図は100%の位置を示しており、この時前に述
べた様に、第9段空気がシュラウドと低圧タービンの両
方に分流される。こう云う形式の分流の主な作用は、機
関の始動の際に起る様な圧縮機の失速する傾向を少なく
することである。この目的の為の圧縮機の分流は公知で
ある。100%の変位に対する表1のo、aiaと云う
断面図は、第3F図の孔117Aの合計面積を指す。
次に所望のシュラウド温度を計算し、それに応答して、
正しい温度及び容積の空気をシュラウドに送出す為に、
第1A図の弁のポペット94の位置を調節する制御装置
を説明する。
制御装置の外観 第6図は制御装置の外観を示す。第6図の個々のブロッ
クが、後で説明する図面に更に詳しく示されている。ブ
ロック120が、第1図の高圧圧縮機18及び高圧ター
ビン21の両方の回転速度である入力N2と、機関を運
転していた時間の長さを示すENGOFFT IMEと
を受取る。N2もENGOFFT IMEも公知の装置
によって取出される。
ブロック120が、N2及びENGOFFTIMEに基
づいて、第1図及び第1A図のタービン回転子123の
温度を計算する。計算された回転子温度はHPRTEM
Pと云う名前で呼び、これを第6図に示しである。HP
RTEMPが3つのブロック、即ちブロック126,1
28.130に供給される。第1のブロック126が第
1A図のリング104の要求温度(T CD)を計算す
る。
前に述べた様に、リングの温度がシュラウド36の直径
を制御する。要求リング温度は第6図のブロック126
に対する3つの入力、即ち、(1)推allされた回転
子温度HPRTEMP、(2)回転子速度N2、及び(
3)第6図でT3と示しであるが、第1A図の第9段抽
出部89の温度に基づいて計算される。
要求リング温度TCDMDが、ブロック133で示すリ
ング温度制御器に供給される。ブロック133には測定
されたリング温度Tcも供給される。リング温度制御器
が、正しい量及び温度の空気をシュラウド・マニホルド
101に供給する為に、第1A図のポペット94を駆動
すべき百分率位置を示す位置信号を線135に発生する
。この位置信号が要求選択ブロック138に供給される
次にこれを説明する。
ブロック126,133に供給される温度T3及びTC
を発生する温度センサは故障することがあり得る。こう
云う故障が起ると、これら2つのブロック126.13
3が夫々の出力を正しく計算することが不可能になるこ
とがある。この場合、他のブロック12111.130
が支援用(フェイルセーフ)要求値を計算する。要求選
択ブロック138が、故障が起ったかどうかを示す他の
信号に応答して、リング温度制御器133によって発生
された信号、又はブロック128或いは130によって
発生された1つの支援信号の何れかの弁位置要求値の1
つを選択する。要求選択ブロック138はこの時、選択
された要求信号に基づいて、信号HPTCDMDOを発
生し、これが第1A図の弁のポペット94を所望の位置
へ駆動する公知の装置(第6図では「位置制御器」と呼
ぶ)に送られる。次に第6図の個々のブロックを更に詳
しく説明する。
第6図の回転子温度計算ブロック120が第7図に詳し
く示されている。高圧圧縮機N2の回転速度(即ち、コ
ア速度)が回転子温度スケジュール140及び減衰速度
スケジュール142の両方に供給される。回転子温度ス
ケジュール140は、任意の所定のコア速度N2で定常
状態で達する回転子の温度を示す。例えば、記入した様
に、7゜000 rp+mのコア速度では、0.75の
定常状態の回転子温度が生ずる。(スケジュール140
の縦軸は0から1.5までゾあり、普通の温度の単位で
はないが、その理由は後で明らかになる。)減衰速度ス
ケジュール142は、コア速度が変化した後に使われ、
計算された回転子温度が実際の回転子温度の挙動を真似
する様にする。この真似を後で例によって示す。
計算される実際の変数が、図に記入したHPRTEMP
であって、負の位置から正の位置までの範囲であり、こ
れは回転子温度の安定度を示す。
云い換えれば、HPRTEMPは、実際の回転子温度が
スケジュール140にある定常状態の温度からどの位の
偏差であるかを示す。更に、HPRTEMPは、直接的
な温度測定からではなく、コア速度N2から導き出され
る。例によって第7図の作用を説明する。
N2が7,000rpIlで安定したと仮定する。
従って、線145の信号は、N2が7.000rpmに
等しいことを示す値を持つ。更に、7,000rpa+
に対応するブロック140の安定化回転子温度が、記入
した様に0.75であると仮定する。その結果、加算器
149に対する人力は−0゜75である。加算器149
の正の端子151に対する他方の入力は、正の+0.7
5である。それは、記号Z−1を付したZブロック15
3が、第7図に示す計算の最後の繰返しの時に存在して
いたスケジュール通りの値を正の入力151に加えるか
らである。(第6図及び第7図は計算機コードを表わす
ブロック図であることに注意されたい。
従って、例えば、点155(後で説明する)は実際には
空間中のどの点に存在するものでもない。
点155は記入した相対時刻に計算された変数の値を表
わす。) 従って加算器149から点155に出る出力は0である
。この0出力が加算器157の正の端子に供給され、!
i[159から来るやはり正の他方の入力は、これから
説明する様に0である。この場合も、Zブロック161
が、点163に存在する最後の繰返しの値を加算器15
7に供給する。線165の信号が1の減衰速度を表わす
と仮定する。
従って、定常状態では、点163に生ずる信号は絶えず
0である。(点155の0が線159の0と加算される
。その結果に掛算器167で1を乗じて、点163に0
を生ずる。)最大値選択器169及び最小値選択器17
2が、図示の様に、この信号の変化を−1及び+1の間
に制限する。
(記号S+は2つの入力の最大信号が選択されることを
示す。)従って、定常状態で最大値選択器169によっ
て発生されるHPRTEMPは、0の値を持っていて、
現在の回転子速度N2に於ける定常状態の温度からの、
実際の回転子温度の偏差が存在しないことを示している
次に、HPRTEMPが、第1A図に於ける回転子12
3が熱的な安定からの偏差をどの様に示すかを極端な一
番目の例を示す。今、N2が7゜000 rpllから
9.00Orpmにとびあがったと仮定する。この場合
、ブロック140の正規化回転子温度が、図示の様に、
0.75から0.95に変化する。この時、加算器14
9に対する負の入力は−0,95である。Zブロック1
53が、スケジュールのそれまでの最後の出力値である
0゜75と云う値をこれに加算する。その時、加算器1
49の出力は−0,20である。これをZブロック16
1から加算器157に加えられた、点163の前の最後
の値と加算すると、点163は一〇、20の値になる。
(この場合も、線165の減衰速度信号は1と仮定する
。)従って、変数HPRTEMPは−0,20の値にな
る。
HPRTEMPのこの負の値は、現在の実際の回転子温
度が、−層高いN2に定常状態が達した場合に達する実
際の回転子温度より遅れていることを示す。(HPRT
EMPの値が正の値であることは、その逆であることを
示す。即ち、現在の温度が現在の速度に対する定常状態
の温度より高い。)次にHPRTEMPが定常状態に達
することを説明する。
次の繰返しで、N2の値は依然として前と同じ9、OO
Orpmである。同様に、安定化回転子温度は未だ0.
95であって、加算器149に対する負の入力である。
Zブロック153及び加算器149の両方がこの負の人
力に対し、スケジュールの最後の値、即ち0.95を加
算し、加算器149の出力は0になる。この出力が加算
器157に供給され、Zブロック161により、点16
3の前の最後の信号に加算される。この最後の信号は−
0,20であったから、加算器157の出力は未だ−0
,20である。従って、HPRTEMPの値はこの時点
では、依然として−0,20にある。
以りの説明から、最初の繰返しの後の−0,20と云う
HPRTEMPの値は、加算器149によるものである
ことが認められよう。加算器157の出力は0であった
。然し、2回目の繰返しでは、加算器149の出力は0
であり、加算器157の出力は−0,20であった。こ
の後の繰返しの後、線165の減衰信号が1である限り
、加算器157の出力はZブロック161によって−0
゜20に保たれる。減衰信号の変化により、−〇。
20の値から0への減衰は、この部分の終りに説明する
今述べた例は、少なくとも、変数N2の値が変化する速
度が、ソフトウェアが第7図で説明した計算を行なう速
度に比べて、説明の便宜の為に、著しく誇張されている
と云う意味で、過度に簡単にしたものである。実際、予
想されるN2の最も速い加速は毎秒1,500rpm程
度である。それと対照的に、制御計算機が第7図に示す
計算を処理する為の時間の長さは、120ミリ秒(即ち
、0.120秒)程度である。
この点をそれ程複雑でない2番目の例によって説明する
。この例では、3つの重要な変数、即ち、回転子速度(
N2)、及び第7図の点155及び163の2つの信号
の値が変化する。この例で起る変化のグラフが第15A
図乃至第15C図に示されている。
点175(左側)及び点177(右側)の間の計算を実
行する為の時間の長さが、1ミリ秒(0゜001秒)で
あると仮定する。更に、N2で示した回転子速度が、7
,000rpmの定常状態の値から始まって、1ミリ秒
毎に10r四の速度で加速していると仮定する。前と同
じく、加速の開始の直前に、HPRTEMPの値はOで
ある。次に、N2に10rpmの増分が生じ、N2が7
,010rpmの値になったと仮定する。この時点で、
第7図の点175の計算が始まる。7,010に対応す
る安定化回転子温度は0.76であるが、図面に示して
ない。従って、加算器149で、Zブロック153から
供給された前の0.75の値に−0,76が加算され、
点155は−0,01の値になる。これが加算器157
によって、0である、点163の前の最後の値に加算さ
れ、点163の出力は−0,01になる。こ\でも、線
165の信号の値は1であると仮定する。従って、HP
RTEMPはこの時−0,01の値である。
然し、回転子は引続いて加速しており、従って、計算が
点175に戻る時点では、回転子速度は今度は7.02
0rpIIlである。この速度に対する正規化温度が0
.77であり、従って、加算器149で−0,77が、
Zブロック153から供給される前の値、即ち、+0.
76に加算され、点155は−0,01の値になる。点
155の右側の計算は前段と同じである。この−0,0
1の値は、一定速度に達するまで、加速の間持続する。
減衰速度スケジュール142によって線165に発生さ
れる信号は、1と仮定した。然し、実際には、減衰信号
の値はN2の関数であり、この信号は一般的に、図示の
様に、0,9と1の間にある。減衰信号は、HPRTE
MPがどの位速く0に接近するかを決定する。例えば、
前に述べた最初の例では、2回目の繰返しの間、加算器
149の出力はOであるが、線159の信号は−0,2
0であった。更に、点163の値も−0,20である。
この例では、点163の値は、減衰信号が1にとゾまる
限り、2回目の繰返しの後も−0゜20にとVまると述
べた。然し、今度は、減衰信号が0.9に等しいと仮定
する。この時、点163の値は−0,18(即ち、0.
9X−0,20)になる。次の繰返しの間、この−0,
18の値が加算器157に印加され、加算器の出力は−
0゜18になり、それに減衰信号を乗じて、点163の
値は−0,162(即ち0.9X−0,18が−0,1
62に等しい)になる。絶えずこの減衰速度を乗算する
ことにより、HPRTEMPが0に接近する。(計算機
プログラムのある工程が、HPRTEMPが0.005
の様なある値より低くなる時に、HPRTEMPを0に
設定する。即ち、HPRTEMPは永久に漸近的にOに
接近するのではない。) 減衰速度スケジュールは、この発明を用いるタービンの
試験から発生され、HPRTEMPは、タービン回転子
が安定化温度に達するのと同じ時間内に、0まで減衰す
る。従って、HPRTEMPは、回転子速度の変化後の
回転子温度を真似る様になる。
回転子のrpmに基づいて、定常状態の値からの回転子
温度の偏差を推定する方式を説明した。
HPRTEMPで表わした定常状態の値からのこの偏差
を使って、シュラウド(更に詳しく云えば、第1B図の
リング104)をそこまで持って行くべき所要温度を計
算する。所要の、即ち要求シュラウド温度の計算を次に
説明する。
要求シュラウド温度の計算 第8図では、回転子速度N2が2つのスケジュール、即
ち、低温回転子スケジュール180と安定化回転子スケ
ジュール183に供給される。これらの2つのスケジュ
ールは、第7図のスケジュール140と同じ様に、温度
比(TC/T3)をことごとくの回転子速度と関係づけ
る。何れのスケジュールでも、回転子速度は横軸にとる
。Tcが要求シュラウド温度であり、T3が第9段圧縮
機抽出部の温度である。TCをT3で除す理由は、後で
説明する。
最初に第8図についてスケジュール180,183の使
い方を簡単に説明し、その後詳しく説明する。簡単に云
うと、スケジュールIB0.183は、低温回転子でも
安定化回転子でも、コア速度N2の関数として、パラメ
ータTc /T3を描いたものである。第8図の計算は
、次に述べる様に、HPRTEMPによって示される回
転子温度に基づいて、2つのスケジュールの補間を行な
う。
コア速度N2が14.000rpmであって、図に記入
した様に、安定化回転子及び低温回転子に対するスケジ
ュール温度が夫々0.7及び0. 4であると仮定する
。(この場合も、第7図のスケジュール140の場合と
同じく、温度は度数で示しであるのではない。)加算器
186が安定化回転子温度から低温回転子温度を減算し
、線189に十〇、3の結果を出す。この0.3の差に
掛算器192でHPRTEMPを乗する。(前に述べた
様に、HPRTEMPは−1から+1までの範囲である
。従って、掛算器192で行なわれる乗算は差0.3の
百分率をとることになる。)線195に出る掛算器19
2の積を加算器198で安定化回転子温度に加算し、こ
うして線202に、低温回転子スケジュール180と安
定化回転子スケジュール183の間の補間を出す。
即ち、第8図は下記の形 点202の値−(安定化回転子のTC/T3−低温回転
子のTC/T3) X HPRTEMP+安定化回転子の TC/T3 の補間をするものである。HPRTEMPが0゜5に等
しければ、補間は単に2つのスケジュール180.18
3の間の平均値である。
この補間に対するHPRTEMPの効果に注意されたい
。HPRTEMPがOであって、前に説明した様に、回
転子温度が安定化していることを示すものであれば、乗
算器ブロック192の出力はOであり、スケジュール1
83から得られる安定化回転子温度が直接的に線202
に印加される。
HPRTEMPが−1の値であって、回転子が、現在の
速度を保った場合に達する安定化動作温度に対して、非
常に低温であることを示す場合、2つのスケジュールの
間の差(即ち、加算器186の出力)を(加算器198
で)安定化スケジュール183から減算し、その結果が
線202に現れる。これは、低温回転子はリングが一層
小さく、−層低温であることを必要とするから、スケジ
ュール183で適切となる様に、点205から点207
ヘスケジユールのシュラウド温度を下げる効果を持つ。
然し、HPRTEMPが+1の値であって、現在の動作
速度で起る安定化回転子温度に比べて、回転子が高温で
あるこを示す場合、スケジュール180.183は使わ
ず、スイッチ215を介して作用するブロック225の
作用により、Tc /T3を2.0の一定の値に設定す
る。この時、掛算器217に達する信号は2.0である
次に温度スケジュール180,183でT3によってT
cを正規化することを説明する。T3は第9段圧縮機空
気の温度である。この空気は、矢rl1212で示す様
に、第1A図の回転子123を収容した空所にも逃がさ
れる。この様に逃がす理由は、この発明のすき間制御と
は無関係である。
然し、この第9段抽出空気が回転子の温度を高め、こう
して回転子を膨張させる傾向がある。従って、T3が回
転子を熱膨張させるから、T3が回転子の直径に影響を
与える。この為、T3を使って、第8図のスケジュール
180,183の’rcを正規化する。この正規化を例
によって更に詳しく説明する。
例えば、高温の回転子が大きい直径を持つことに対応し
て、Tcが大きければ、比”rc /T3がスケジュー
ルの値に等しくなる為には、T3も大きく°シなければ
ならない。例えば、スケジュールの値が、スケジュール
180に示す様に0.4であり、T3が3700の値で
あれば、比TC/T3が0.4に等しくなる為には、ス
ケジュールのTCは148°に等しくなければならない
T3が2000と云う様な低い値を持つ場合、同じ0.
4と云うスケジュールの値に対し、Tcは80″に等し
くなければならない。従って、この例は、第9段圧縮機
抽出部によって示される回転子の温度状態に従って、T
cを修正することにより、T3がスケジュールのTcを
正規化することを示している。この例では、T3が大き
くなると、Tcが一層大きくなる。これは、−層高部の
膨張した回転子は一層高温の膨張したシュラウドを必要
とする為である。
次にスケジュール180,183の補間に続く要求シュ
ラウド温度の計算を説明する。スイッチ215が点20
2を掛算器217に接続すると仮定すると、T3の乗算
により、比Tc/T3の分母が掛算器ブロック217で
除かれる。加算器219に於けるその前の値273の加
算が、T3の温度を絶対温度である@Kに換算する。こ
の絶対メモリへの換算を行なうのは、第1次近似では、
熱膨張が温度の絶対値の変化に比例するからである。
掛算器217の出力が、加算器221に於ける273の
減算により、℃に再び換算される。加算器221の出力
はTCDMDであり、これはシュラウドをその温度にす
べき要求温度である。
スイッチ215が前に仮定したのとは反対に、図示の位
置にある場合、この位置はブロック225に於ける比較
の結果である。この比較は、(現在の速度に於ける定常
状態の温度からの回転子温度の偏差の大きさを示す)H
PRTEMPが、高温の閾値を越えたことを判定し、従
って、TCDMDが、係数2.0を乗することによって
2倍にされる。この様に2倍にすることが必要なのは、
HPRTEMPが閾値を通り越した為に、シュラウドの
急速な大きな膨張が要求される為である。
TCDMDをこの様に2倍することが必要な例を次に述
べる。
機関の急速な減速の後、第1図のガス流489がかなり
冷却し、シュラウド36がさめて収縮する様にする。然
し、回転子123の熱質量は大きく、従って回転子はそ
れに対応する分だけ収縮しない。この為、TCDMDを
2倍にして、シュラウドの膨張を要求する。
Tcによって正規化した低温及び高温回転子スケジュー
ルをHPRTEMPに基づいて補間することにより、T
CDMDを計算する方法を説明した。−旦要求シュラウ
ド温度TCDMDが計算されたら、第6図PIDリング
温度制御器133が、第1A図の弁のポペット94を駆
動すべき百分率位置を示す信号HPTCDMD  1を
発生する。
リング温度制御器が第9図に詳しく示されている。
PID制御器 第9図の制御器は比例、積分、微分形制御器(PID)
であり、これは公知であるが、ディジタル形に構成され
ている。比例の部分がボックス230で示されており、
微分の部分がボックス233で示されており、積分の部
分がボックス236に示されている。コア速度N2に従
って利得の計画を立てる利得スケジュール239が、ス
ケジュール利得を掛算器242に加える。好ましい実施
例では、破線245で示す様に、利得は実際には一定で
ある。然し、コア速度が変化する時の第1A図に示した
装置の動く部分の変化を補償する為に、実線のスケジュ
ール247で示す様に、N2の関数として利得が変化す
る場合が考えられる。
例えば、機関2が高速の時、マニホルドを通る質、全流
量が、低速の時よりも大きい為に、シュラウド温度は、
第1A図のマニホルド101から送出される空気の変化
に対して、−層急速に応答する。
この為、速度の関数として計画を立てた第9図の利得関
数247を示しである。
ボックス233に示した制御器の微分の部分は、測定さ
れたシュラウド温度TCと要求シュラウド温度TCDM
Dの間の誤差信号を導き出す。誤差信号が線249に出
る。Zブロック251及び加算255が、最後に測定さ
れたシュラウド温度TCを、線269の現在の測定され
たシュラウド温度Tcから減算し、その差が線259を
介して掛算器257に送られる。線257のこの温度差
は、現在の計算の繰返しとその前の繰返しの間の期間に
起ったシュラウド温度の変化である。限界として、この
期間が0に近付くと、その差が近付く値が、真の時間微
分である。この差に線261から供給される微分利得を
乗じ、加算器264で誤差信号から減算する。
線259の微分(即ち差)信号が非常に小さく、シュラ
ウド温度TCの変化が極く遅い割合で起っていることを
示し、且つ線261の微分利得が1である場合、線25
9の微分信号によって、加算器264で行なわれる誤差
信号249に対する修正が小さいことが認められよう。
云い換えれば、シュラウド温度の小さい変化率は、線2
49の誤差信号に対する影響が殆んどない。
逆に、シュラウド温度に大きな、急速な変化が起れば、
大きな微分信号が加算器264に印加される。
微分制御器の1つの動作段階を例によって示す。
要求シュラウド温度TCDMDが実際のシュラウド温度
Tcを越え、この6線249に誤差信号が存在し、正の
符号を持つと仮定する。更に、Tcが最近大幅に低下し
、この6線259に負の大きな微分信号を生じたと仮定
する。(負の符号になるのは、線267の前の最後のT
cが、図示の様に負の符号で供給されるからである。T
cの低下は、最後のTCが現在のTcより大きいことを
示しており、従って(現在のTC)−(最後のTc)は
負である。)線259の負の微分を加算器264で減算
し、既に正の誤差信号が更に正になる。
定性的には、これは、シュラウドをずっと大きくするこ
とに対する要求に伴う突然に縮小したシュラウドにより
、線249の誤差信号の大きさが、線259の微分信号
だけ、大幅に増加する場合と見なすことが出来る。云い
換えれば、線249の誤差信号を増加する様な向きの、
シュラウド温度の急速な変化により、線259の微分の
為に、誤差信号に一層の増加が生ずる。他方、線249
の誤差信号を減少する様に作用する、シュラウド温度の
急速な変化は、誤差信号を更に減少させる。
これを次に例によって示す。
前に述べた様に、要求シュラウド温度TCDMDが実際
のシュラウド温度を越え、その結果、線249に正の誤
差信号が現れると仮定する。更に、シュラウド温度Tc
が急速に上昇しつ−あって、この為、線267の前に測
定されたシュラウド温度が、線269の現在の温度より
小さく、この6線259に正の微分信号が生じたと仮定
する。この正の微分信号が加算器264で減算され、こ
うして線249の誤差信号を減少する効果を持つ。
云い換えれば、実際のシュラウド温度が要求シュラウド
温度の方向に変わりつ−あった場合、微分制御器は、加
算器264によって、線249の誤差信号を減少する。
逆に、実際のシュラウド温度が要求シュラウド温度から
離れる向きに変化しつ〜ある場合、線249の誤差信号
が加算器264によって増加させられる。誤差信号の増
減の大きさは、シュラウド温度の時間的な変化率(線2
59)と掛算器257に印加される微分利得との両方の
関数である。一般的に、温度の変化率が大きければ大き
い程、誤差信号249の修正が大きくなる。
次にPID制御器の積分部分を説明する。簡単に云うと
、積分制御器236は、線270に現れる信号の時間積
分を作る。線270の信号が、微分ブロック233の出
力であり、これは線249の誤差信号を含んでいて、(
TCDMD−TC)である。線270の信号をP/D誤
差信号270と呼ぶ。
例えば、小さい一定のP/D誤差信号が積分されて、線
273の上昇する誤差信号になる。即ち、積分信号27
3の大きさ、従って装置に対するその影響は、P/D誤
差信号273の寿命とその大きさとに関係する。云い換
えれば、寿命の長い小さいP/D誤差信号270は、全
体的に寿命の短い大きいP/Dffl差信号と同じ影響
を持つ。
P/D誤差信号が、掛算器277で積分利得を乗じた後
、加算器275に印加される。その後、加算器275の
前の最後の出力をZブロック279を介して加算器27
5に加算し、加算器275の出力を加算器278で、線
270のもとのP/D誤差信号と加算する。この信号は
掛算器242で比例利得が乗ぜられている。次にこれを
数値例によって説明する。
P/D誤差信号270を0.1(単位は任意)と仮定し
、積分利得を1と仮定し、更に線270のこの0,1と
云う値が、0の値からの突然の変化を表わすと仮定する
と、線281から加算器275に対する入力は0. 1
である。線284を介してのZブロック279からの人
力は0である。
従って、加算器275の出力は0. 1であり、それが
加算器278で0. 1の誤差に加算され、線273の
出力は0.2になる。次の繰返しの時、線270の0.
1のP/D誤差が、Zブロック279によって、加算器
275の最後の出力、即ち0、 1に加算され、従って
加算器275の現在の出力は0.2になり、それが加算
器278で0゜1に加算され、線273の現在の出力は
0.3になると云う様になる。従って、線273の出力
が、一定の入力に応答して、絶えず増加する。
加算器275の出力が、リミッタ290により、12.
5と62.5の間の値に制限される。
PID制御器の出力が変数HPTCDMDIであり、こ
れは第1A図の弁のポペット94に対する要求弁位置を
表わす。信号HPTCDMD Iは、実際にはOから1
00までの範囲の百分率であり、第3図について説明し
た様に、弁の1つの位置を選択する。
PID制御器を使うことの重要な1つの特徴は、第14
図に示した関連するボーデ線図に見られる。
このボーデ線図で、装置の利得を周波数の関数として描
いである2つの点に注意されたい。最初に、利得は、第
9図の線249の誤差信号と較べたシュラウドの加熱量
を指す。−膜内に、小さな誤差信号に応答して加熱量が
大きいことは、大きい利得を表わす。
2番目に、周波数がボーデ線図では普通とは異なる意味
を持っている。即ち、第14図の周波数は、ラブラース
変換が存在する周波数領域に於ける周波数変数を指す。
第9図のPID制御器を表わす時間領域の数式を、その
ラプラース変換を求めることによって、周波数領域に変
換すると、純粋に数学的な作業が行なわれる。変換され
た方程式は、独立変数81即ち周波数の関数になる。時
間領域では、独立変数は時間tであった。然し、実際に
は、PID制御器から見た誤差信号が、普通周波数を持
つものとして考えられる形式の正弦状になることは滅多
にない。むしろボーデ線図の周波数と云う言葉は、誤差
信号の変化率を指す時に、−層の意味がある。即ち、急
速に変化する信号は高周波数と見なされ、ゆっくりと変
化する信号は低周波数と見なされる。
この発明では、ボーデ線図は、領域300では周波数の
増加と共に減少し、領域303では大体平坦になり、そ
の後領域306では周波数増加と共に増加することが判
る。低周波領域である領域300は、積分制御器の影響
をより多く受け、これに対して高周波領域である領域3
06は微分制御器の影響をより多く受け、平坦領域であ
る領域300は比例制御器の影響をより多く受ける。
PID制御器によって発生される要求弁位置HPTCD
MDIは、第1A図の弁80に直接的に印加されず、第
10図について述べた様に修正され、制限されるが、そ
の理由を次に説明する。
弁のポペットの位置に対する限界 第10図で、比較器320が、T3が’rcを越えたか
どうかを照会する。これは第9段圧縮機抽出部が測定さ
れたシュラウド温度より一層高温であるかどうがを照会
することに相当する。そうであって、回転子が、それに
当たる第9段抽出空気の為に大いに膨張した状態にある
ことを示す場合、比較器320はスイッチ323から8
1.5%信号を線326に印加する。この信号は第3E
図に示す弁位置を表わす。
見方を変えれば、比較器320は、最大の加熱を希望す
る時、シュラウドに対して第9段空気(第3E図の81
,5%の位置)又はゼロの空気(第3D図の71%の位
置)の何れを加えるかを決定する。シュラウドの加熱を
最大にする為には、T3がTcを越えていれば、超第9
段空気の方がよいが、T3がTcを越えなければ、シュ
ラウドを加熱するにはゼロの空気の方が好ましい。
T3がTcを越えなければ、スイッチ323が71%信
号を線326に加える。線326の信号を使うのは、比
較器329が、HPTCDMD(即ち要求弁位置)が6
5%を越えて、変調範囲(即ち12.5%から62.5
%までの範囲)を越える大量のシュラウド加熱が要求さ
れていることを示す場合だけである。その場合、比較器
320のスイッチ323からの71%又は81.5%の
信号を、第9段抽出温度T3から推測した回転子温度に
応じて使う。
比較器329が、大きなシュラウドの膨張が要求されて
いないと示す場合、スイッチ332が線336を介して
HPTCDMDIを線339に印加する。今述べた動作
の別の見方を次に述べる。
比較器320が、第9段空気がシュラウドより高温であ
ることを示す場合、シュラウドの大きな加熱を要求する
81.5%の信号を線326に印加し、その後第10図
の比較器329が、第9図のPIDによって、大きな(
65%の弁位置より大きな)シュラウドの膨張が要求さ
れると示す場合、第1A図の弁80に印加する。
第10図の比較器320の判断により、第9段空気がシ
ュラウドより高温でない場合、71%信号を線326に
印加し、比較器329が大きな(65%より大きな)シ
ュラウドの膨張が要求されていると判定すれば、それを
使う。然し、第9段空気が、比較器320で結果が出る
様に、シュラウドより高温であるかどうかに関係なく、
比較器329が、大きなシュラウドの膨張が要求されて
いない(要求は65%未満である)と判定した場合、線
336の要求弁位置HPTCDMDIを、リミッタ34
2によって12.5及び62.5%の間に制限して、線
339に印加する。
比較器347が、シュラウドの冷却が要求されていない
と判定する場合、線339の信号が線345に印加され
、これが第1A図の弁90に通ずる。シュラウドの冷却
の要求が存在しないことは、HPTCDMD Iの値が
10%より下がらないことによって示され、こうしてス
イッチ350は再びNo位置をとる。スイッチ350が
YES位置にあって、シュラウドの冷却が要求されてい
ることを示す場合、破線353の下方にある冷却論理回
路が、線345に印加される信号を決定する。
冷却論理回路にあるボックス355が、第9段抽出部の
測定温度T3から、第5段圧縮機抽出部の温度であるT
2□を推定する。その理由は2つあり、(1)第5段抽
出部の直接的な測定には、追加の温度センサとそれに関
連する回路が必要になり、(2)−膜内に云って、第5
段部度は、第9段部度のある分数であるからである。
ボックス355で、第9段抽出部度T3が、最初に加算
器360で0Kに換算され、その後掛算器363でRT
27QT3が乗ぜられる。RT27QTaが今述べた既
知の分数である。その後、加算器366で、掛算器36
3の出力を℃に戻し、加算器366の出力が推定された
第5段抽出部度T27(推定)である。
比較器369がT27(推定)をシュラウド温度TCと
比較する。シュラウド温度がT27(推定)を越えてい
て、第5段抽出部がシュラウドより低温であることを意
味する場合、スイッチ372が図示の12.5%信号を
線375に印加する。第3B図について説明した様に、
これは第5段空気だけをシュラウドに加える効果を持つ
。この場合、第5段空気がシュラウドより低温である為
、シュラウドが収縮する。
然し、比較器369が、第5段抽出部がシュラウドより
高温であることを示す場合、71%信号が線375に印
加される。第3D図に示す様に、71%信号により、弁
80がシュラウドに対する全ての抽出空気流を閉塞する
。その時シュラウドは圧縮機の抽出部の影響を受けない
温度になる。
ある意味で、第5段抽出部がシュラウド温度より高温の
時には、能動的なすき間制御を用いない。
云い換えれば、比較器369は、シュラウドを出来るだ
け低温に保つ方法を決定する。第5段圧縮機抽出部が、
利用し得る最も低温の抽出部であるが、ある状態では、
シュラウドより高温になることがある。この為、比較器
369が、T27(推定)がTcより低い場合、第5段
抽出部(即ち、12.5%の位置)を選ぶ。TcがT2
7(推定)より低い場合、空気なしく即ち、71%の位
置)を選ぶ。
最大冷却論理回路の別の見方は次の通りである。
比較器347が、シュラウドの冷却が要求されているこ
とを示す場合、冷却は、第5段空気(第5段及び第9段
の内の低温の方)がシュラウドより一層低温である場合
にだけ、行なわれる。そうでなければ、第1A図の弁8
0の71%位置によって、シュラウドに対する空気流を
閉塞する。今述べたことは、支援装置がシュラウドの空
気流の制御を引継がなかった場合にだけ用いられる。次
に支援装置について説明する。
支援装置は3つの部品、即ち過渡状態(即ち、加速又は
減速)の発生を確認する部品と、過渡状態の間に使う支
援弁の位置を計算する部品と、定常状態の動作中に使う
支援弁の位置を計算する部品とを含むものと見なすこと
が出来る。過渡状態の発生を確認する部品が第11図に
示されている。
この図で、調整器(図に示してない)が、ブロック40
0,404に信号を供給する。調整器は、やはり周知の
機関燃料制御装置(これも示してない)に付設された公
知の部品である。ブロック400が示す様に、調整器の
6又は8の値は、減速が起っていることを示し、これに
対してブロック404は、調整器の7又は9の値が加速
が起っていることを示す。前者の場合、減速が起ってい
る場合、スイッチ406が−0,04信号を線408に
印加する。必然的に、2番目のスイッチ410は虚偽の
位置を占める。これは、ブロック400.404の照会
に対する答は互いに排他的であり、両方とも真又は両方
とも虚偽ではあり得ないからである。従って、減速の間
、−0,04の値を持つ信号が、加算器414の入力4
12に印加される。
差当たって線416から掛算器420に印加されるかも
知れない信号の影響を無視すると、各々の繰返しの間、
加算器414及びZブロック423によって、各々の計
算の繰返しの際、変数HPTCTRANSが0.04だ
け減少する。この減少は、HPTCTRANSが、リミ
ッタ426で示す−1の限界値に達するまで続く。
同様に、加速の間、スイッチ410は真の位置にあり、
各々の繰返しの際、HPTCTRANSを+0.12の
値だけ増加させ、リミッタ426で示す+1の限界に達
する。左側の点430と右側の点433の間に示したプ
ログラミング工程は、120ミリ秒未満の内に実行され
る。従って、ブロック400,404が、減速又は加速
の何れかり起っていることを示す時、HPTCTRAN
Sは、−殻内には5秒又はそれ未満の内に、正又は負の
1の値に速やかに達する。
前段に述べたのは、HPTCTRANS(7)計sに対
して、線416の信号が持つ影響を無視している。次に
この信号を考える。2つの減衰速度スケジュールがブロ
ック440,443に入っており、これらの減衰速度が
、−旦過渡状態が終了した時、HPTCTRANSを0
に持って来る速度に影響を与える。ブロック447がど
のスケジュールを使うかを決定するスイッチ450を制
御する。次にHPTCTRANSの減衰を例によって説
明する。
一旦過渡状態が終了すると、スイッチ406゜410に
対するブロック400,404の作用により、0信号が
加算器414の人力412に印加される。線416の信
号が1であれば、ボックス453に示す計算が、不定期
間の間、HPTCTRANSを現在の値に保つ。然し、
減衰速度は実際には負の位置から正位置の範囲の数であ
る。スケジュール443にある加速の減衰速度ば−1か
ら0までVあり、スケジュール440にある減速の減衰
速度は0から+1までVある。例えば、HPTCTRA
NSが−1の値を持っていて、減速が起ったことを示し
ている場合、スイッチ450は強制的に虚偽の位置にな
り、減速速度を掛算器420に印加する。ブロック44
0の速度が0゜9であると仮定する。この為、ボックス
453の毎回の繰返しの間、HPTCTRANSに0.
9を乗じ、これによって20又は30秒以内に、HPT
CTRANSはOに極く近くなる。
HPTCTRANSの計算の重要な1つの特徴は、反復
的な加算、加速の場合は、+0.12の加算によって1
に累算することが出来る様にするのに十分な長さの時間
の間、加速又は減速が起っていることを調整器が示す時
にだけ、HPTCTRANSが正又は負の1に達するこ
とである。見方を変えれば、時間ヒステリシスを導入し
ている。
即ち、単に調整器が加速又は減速を一時的に表示しても
、この−時的な表示が、加算器414の十分な繰返しに
よって、HPTCTRANSを+1又は−1にするのに
十分な位長く続かなければ、HPTCTRANSは直ち
に+1又は−1にはならない。−時的な表示が終了した
時、線416の信号がHPTCTRANSを0に減衰さ
せる。
)IPTCTRANSは、ある点で、第7図で計算した
変数HPRTEMPと同様である。即ち、HPTCTR
ANSが十又は−1の値を持つ時、加速又は減速が起っ
ている。加速又は減速が停止した時、HPTCTRAN
Sが徐々にOに減衰する。HPTCTRANSを使って
、第12図に示す様に、過渡状態の間に使う支援要求シ
ュラウド温度を計算する。
過渡状態に対する支援シュラウド温度の計算第12図で
は、HPTCTRANSを3つのスケジュールに供給す
る。1つは高温回転子(460)、1つは安定化回転子
(463) 、そして1つは低温回転子(466)であ
る。図面の下側にあるボックス469の影響を差当たっ
て無視する。
HPTCTRANSが+1の値を持っていて、加速が起
っていると仮定する。高温回転子スケジュール460の
出力が71%であり、安定化回転子及び低温回転子スケ
ジュール463,466の両方の出力は81.5%であ
る。差当たって、スイッチ°471A乃至471Cが全
部′真の位置にあると仮定すると、ブロック474がH
PRTEMPに基づいて、3つの弁位置の補間をする。
この補間は次の様に行なわれる。HPRTEMPが0よ
り大きければ、ブロック474は第8図に示す様に、高
温スケジュール460及び安定化スケジュール463を
補間する。HPRTEMPが0より小さければ、ブロッ
ク474はやはり第8図に示す様に、低温スケジュール
466と安定化スケジュール463の補間をする。
その結果、支援の過渡状態の要求弁位置HPTCTRN
DMDが計算される。この支援信号が第6図の要求選択
ブロック138に供給され、条件が要求すれば、弁80
に伝達される。
スイッチ471A乃至471Cが、オア・ゲート476
の出力によって制御される。図示の様に、測定されたT
c又はT3の何れかを無効と見なす場合、スイッチ47
1A乃至471Cが71%(虚偽)位置へ駆動される。
第3D図に示す様に、71%の弁位置は、圧縮機の抽出
空気がシュラウドに到達しない様に閉塞するから、これ
らの測定された温度が無効である時、加熱又は冷却用の
空気が加えられない。(スイッチ471A乃至471C
によって加えられる、同じ3つの71%の値の補間によ
り、結果は71%になるから、ボックス474で補間が
行なわれても、これには影響しない。) オア・ゲート476の判定により、TCがT3を越えて
いて、第9段圧縮機抽出温度(T3)がシュラウド温度
(Tc)を越えていることを意味する時、3つの71%
の値がボックス474に供給される。これは、高温回転
子再噴射と呼ばれる状態の間、シュラウドに対する全て
の空気流を終了させる作用がある。次にこの状態を説明
する。
航空機の操縦士が、着陸の為に降下する時の様に、絞り
の設定値を減少する時、コア速度N2が減少し、こうし
て回転子に加えられる遠心力を減少し、こうして前に起
っていた遠心力による伸びを減少する。更に、羽根21
に当たる第1図のガス流489の温度が低下し、羽根の
熱による成長が減少し、この空気がシュラウド36にも
接触するから、シュラウドの直径も減少する。但し、シ
ュラウドの収縮は回転子の収縮よりも数秒間近れる。
種々の理由で、操縦士はこの状態で推力の突然の増加を
要請することがある。この時、タービン回転子123が
高速に加速される。回転子123は遠心力の為に膨張を
起すが、これは殆んど瞬時的であって、すき間33を減
少する。その少し後、空気流489の熱によってタービ
ン羽根が膨張し、更にすき間が減少する。加速が起って
いる時にシュラウドを膨張させることが望ましいことが
あるが、−膜内に第9段圧縮機抽出部の温度は、N2が
低下した時間の間、並びに加速の初期段階の間に起って
いる圧縮作用が弱い為に、低すぎる。従って、機関は、
回転子がこの瞬時的な膨張を起した時に、シュラウド3
6の低温時の直径が回転子に触れない様に設計されてい
る。゛ 云い換えれば、この様な再噴射の際、シュラウド36を
膨張させる為に便利に利用し得る高温空気の源が存在し
ない。従って、シュラウドは、高温回転子の再噴射の間
、タービン羽根に触れないだけのすき間33を持つ様に
製造される。再噴射の後、T3がTcを越える時(第9
段抽出部がシュラウドより高温になった時)、第12図
のスイッチ471A乃至471Cが全部夫々真状態に達
し、71%及び81.5%の間の値が、HPTCTRN
DMDとして弁に供給される。第3D図及び第3E図に
示す様に、こういう百分率の値は、利用し得る最も高温
の圧縮機抽出部である超第9段抽出部の一部分又は全部
が利用し得ることを表イフす。従って、シュラウド36
は、回転子の熱成長と併せて、強制的に熱成長させられ
る。
次に第12図の下に示したボックス469を取トげる。
スイッチ490は、離陸が行なわれているか又は定格を
下げた離陸が行なわれているかを操縦士が示す為に、操
縦士によって制御されるスイッチである。定格を下げた
離陸の1形式は、100下と云う様な暑い日に行なわれ
るものである。
この様な暑い口には、−杯の絞りを使わず、低下した絞
りの設定値を選択する。これによって、燃焼器に送出さ
れる燃料の流量が少なくされ、こうして燃焼する燃料か
ら放出される熱量が減少し、こうしてタービン羽根21
に達する第1図のガス流489の温度を下げる。燃料の
流量を減少しないと、これより普通の60’の空気に較
べて、入って来る100′の空気が、タービン羽根に当
たるガス流の温度を40″高める。この高すぎる温度が
タービン羽根を損傷することがあり、その為、燃料流量
を減少して、燃焼器から供給される熱を少なくし、こう
して大気から供給される熱が増加したことを埋合せる。
こう云う離陸又は定格を下げた離陸の状態では、第12
図のスイッチ490は真の位置にあり、低温回転子スケ
ジュール466で計画された弁位置を線493に供給す
る。然し、離陸又は定格を下げた離陸が存在しない時、
線496の81.5%信号が線493に供給される。こ
の81.5%信号(即ち、超第9段)は、ゆっくりした
加速が起る時、シュラウドに対する空気流の終了を防止
する効果がある。
ゆっくりした加速の間、第11図で計算したHPTCT
RANSは0に近い値を持つことがある。
これは、線416の減衰速度信号が、線412の信号に
よって行なわれる増加又は減少作用を打消す傾向がある
からである。従って、第12図のスケジュール474に
よって計画された弁位置は、点505で示す様になるこ
とがある。これは71%の位置であり、空気流を終了さ
せる。見方を変えれば、低温回転子スケジュール466
が、回転子が低温である時、即ち離陸の直前にだけ適切
なスケジュール情報を持っている。この情報が適切であ
る時、操縦士はスイッチ490を真の位置にする。それ
以外の場合、スイッチ499は虚偽の位置にあり、81
.5%信号を線493に印加する。
定常状態に対する支援シュラウド温度 次に支援の定常状態の場合に対して計算されるシュラウ
ド温度の要求値を説明した第13図について述べる。(
「定常状態」と云う言葉は、加速又は減速ではなく、コ
ア速度N2が一定である状態を指す。この言葉は回転子
温度について前に使った「安定化」と云う言葉と混同し
てはならない。
例えば、速度N2が定常状態にあっても、回転子は安定
化温度である必要はない。) HPRTEMPに基づいて、第13図のスケジュール5
10と512の間の補間が行なわれる。
この補間は第8図で行なわれるものと同様であり、第8
図について述べたことがこの補間についても当はまる。
更に、第12図のブロック469について述べたのと同
様な理由により、第13図のブロック511は、離陸又
は定格を下げた離陸が行なわれていることを操縦士が指
示する時、低温回転子スケジュール510を選択する。
それ以外の時、62.5%(正規第9段)の位置が選択
される。
この補間により、点514のパーセント弁位置か得られ
る。この補間による弁位置を使うか或いは点516の7
196(空気なし)位置を使うかり、スイッチ518に
よって決定される。スイッチ518は比較器520によ
って制御される。この比較器は、HPRTEMPによっ
て表わされる定常状態からの回転子温度の偏差が、限界
HOTTHを越えるかどうかを照会する。越えれば、ス
イッチ516が真位置に来るから、シュラウドに対する
空気流を終了させる。スイッチ518の出力が支援の定
常状態の要求シュラウド温度HPTC3SDMDである
。スケジュール510,512は、第8図のスケジュー
ル180,183と同じ様に、機関の性能データから発
生される。
第13図のHPTC3SDMD及び第12図のHPTC
TRNDMDの2つの支援要求信号が、図示の様に、第
6図の要求選択ブロック138に供給される。更に、過
渡状態表示信号HPTCTRANSが要求選択ブロック
に供給され、第9図のPID制御器の出力HPTCDM
Dも、第10図に示す様に制限して供給される。信号T
C及びT3が有効であって信ずべきであるかどうかを示
す信号T3SST及びTC3STに基づいて、要求選択
ブロック138が、3つ、のシュラウド要求信号(即ち
、HPTCDMD、HPTCRNDMD又はHPTC5
SDMD)の内の1つを選択し、選択された信号HPT
CDMDOを公知の制御器に対して送出す。この制御器
が第1A図の弁80をHPTCDMDによって示される
百分率位置へ駆動する。
信号TCSST及びT2SSTの取出し方は公知である
全体的な考察 この発明の幾つかの重要な面について次に述べる。
16第6図のPID制御器133は、ブロック128.
130によって発生された支援信号に影響しない。云い
換えれば、支援信号を使う時、それはPID制御器の修
正を受けずに使われる。
2、安定性表示子HPRTEMPを0に駆動する為に使
われる第7図の減衰速度スケジュール142は、−膜内
に前に述べた様に0.9及び1゜0の間の値を持ってい
る。スケジュール142が具体的にどう云う形であるか
は、経験的に決定される。即ち、第2のスプール(即ち
、第1図の高圧圧縮機18とタービン21)をある速度
から2番目の速度へ加速し、第2の速度で定常状態の動
作温度に達するまでに要する時間の長さを測定する。第
7図のスケジュール142の減衰速度を発生するのに十
分なデータを得る為に、この過程を繰返す。
更に、減衰速度スケジュールが具体的にどう云う形であ
るかは、第8図乃至第13図で説明した論理計算の様な
残りのタスクを実行した後、第7図の左側の点175に
計算機が戻るのに要する時間の長さに関係する。(スケ
ジュールの作成は公知である。)その結果、HPRTE
MPは、回転子温度が定常状態の値に接近するのと追随
する又はそれと平行する様な形で、0まで減衰する。
3、第9図の比例及び積分制御器について上に述べたこ
とが、第7図のZブロック153及び161にも適用出
来る。この適用により、Zブロック153が点155の
微分信号を発生するのに役立つ。この微分は回転子温度
の時間微分である。
他方Zブロック161は点163に存在する信号を積分
するのに役立つが、これは掛算器167で減衰速度の加
重をしである。
4、第8図について説明した補間は、平均化、加重又は
補外とさえ見なすことが出来る。加重及び平均化につい
て云うと、線189に現れる、2つのスケジュール18
0.183の間の差にHPRTEMPを加重し、その後
加算器198で安定化回転子スケジュール183に加算
される。
補外を用いることによっても同様な結果に達することか
出来る。線189には予想される最大の差が判っており
、その同じ最大値(加算器186の出力ではなく)に単
に掛算器192でHPRTEMPを加重して、安定化回
転子スケジュールに加算することが出来る。この代りに
、実際の差事態をN2の関数として計画し、掛算器19
2に直接的に送り、加算器186による減算の必要を省
くことが出来る。
5、「回転子温度の計算」の項で説明した様に、計算さ
れた温度は、機関が過渡状態であるかどうかに応じて、
修正される。例えば、減衰速度ス・ケジュール140に
ついて説明したことから、加速の間、現在の速度で達す
る回転子の定常状態の温度が遅延因子によって修正され
て、回転子が定常状態の温度に到達する時の実際の遅延
を模擬することが判る。少なくともこの例では、回転子
速度の時間的な経歴を含む因子に基づいて、回転子温度
が計算される。
特許請求の範囲によって定められたこの発明の範囲内で
、種々の変更を加えることが出来ることを承知されたい
【図面の簡単な説明】
第1図はガスタービン機関の断面図、 第1A図は第1図の選ばれた部品を示す図、第2図はタ
ービンのすき間を示す図、 第3A図乃至第3F図は弁のポペット94の6個の異な
る位置を示す。 第4図はこの発明の全体を示す図、 第5図は弁のポペットの位置に対して弁の開口の百分率
を示すグラフ、 第6図はこの発明の2番目の全体的な構成を示す図、 第7図乃至第13図は第6図のブロックの詳細図、 第14図は比例−積分一徹分形制御器のボーデ線図、 第15A図乃至第15C図は第7図の2つの信号の時間
的な挙動を示すグラフである。 特許出願人ゼネラjut、エレクトリック6カンパニイ
代理人  (7630)  生 沼 徳 二El(、,
4 FIG、 5 r  −−−−−−m= j      ど                 
   1FIG、7 FIG、i FIG、13 Fl(、、14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ガスタービン機関のタービン羽根とシュラウドの間
    のすき間を制御する方法に於て、 タービン速度の挙動の経歴記録に基づいてシュラウドに
    対する要求温度を計算する工程を含む方法。 2、ガスタービン機関のタービンの先端すき間を制御す
    る方法に於て、 タービン回転子の温度を確認し、 回転子温度に応答して要求シュラウド温度を計算する工
    程を含む方法。 3、タービン回転子の温度を回転子速度から確認する請
    求項2記載の方法。 4、ガスタービン機関のタービン羽根とタービンのシュ
    ラウドの間のすき間を制御する方法に於て、 タービン回転子の温度からシュラウドに対する要求温度
    を導き出す工程を含む方法。 5、ガスタービン機関のタービンの先端すき間を制御す
    る方法に於て、 回転子速度から回転子温度を推測し、 推測した回転子温度に応答して要求シュラウド温度を計
    算する工程を含む方法。 6、要求シュラウド温度に応答してシュラウド温度を調
    節する工程を含む請求項1記載の方法。 7、支援シュラウド温度を計算し、 要求シュラウド温度が不正確である時、支援シュラウド
    温度に応答してシュラウド温度を調節する工程を含む請
    求項2記載の方法。 8、ガスタービン機関のタービンの先端すき間を制御す
    る方法に於て、 定常状態の温度からの回転子温度の偏差を計算し、 該偏差に応答して要求シュラウド温度を計算する工程を
    含む方法。 9、要求シュラウド温度に応答してシュラウド温度を調
    節する工程を含む請求項4記載の方法。 10、支援シュラウド温度を計算し、 要求シュラウド温度が不正確である時、支援シュラウド
    温度に応答してシュラウド温度を調節する工程を含む請
    求項5記載の方法。 11、ガスタービン機関のタービンの先端すき間を制御
    する方法に於て、 過渡状態の間、支援用に使う為にシュラウドに対する要
    求温度を導き出し、 定常状態の間、支援用に使う為にシュラウドに対する要
    求温度を導き出す工程を含む方法。 12、ガスタービン機関のタービンの先端すき間を制御
    する方法に於て、 タービンの回転子速度からタービンの回転子温度を導き
    出し、 タービンの回転子温度から要求シュラウド温度を導き出
    し、 導き出した回転子温度及び回転子速度に基づいて、支援
    要求シュラウド温度を計算する工程を含む方法。 13、ガスタービン機関のタービンの先端すき間を制御
    する方法に於て、 タービンの回転子速度からタービンの回転子温度を導き
    出し、 タービンの回転子温度から第1の要求シュラウド温度を
    導き出し、 第2及び第3の要求シュラウド温度の補間により、支援
    要求シュラウド温度を計算する工程を含む方法。 14、第2及び第3の要求シュラウド温度が、夫々異な
    る回転子温度に対応しており、補間が導き出された第1
    の要求シュラウド温度に基づいている請求項13記載の
    方法。 15、ガスタービン機関のタービン羽根とシュラウドの
    間のすき間を制御する方法に於て、タービンの回転子速
    度からタービンの回転子温度を導き出し、 第1の回転子温度に対応する第1の要求シュラウド温度
    と、第2の回転子温度に対応する第2の要求シュラウド
    温度の間の補間により、導き出された回転子温度に基づ
    いてこの補間を行なうことによって、支援要求シュラウ
    ド温度を計算する工程を含む方法。 16、ガスタービン機関のタービン羽根とシュラウドの
    間のすき間を制御する方法に於て、タービンの回転子速
    度からタービンの回転子温度を導き出し、 導き出された回転子温度に基づいて、第1の要求シュラ
    ウド温度及び第2の要求シュラウド温度の補間により、
    支援要求シュラウド温度を計算する工程を含む方法。 17、ガスタービン機関のタービンの先端すき間を制御
    する方法に於て、 タービンの回転子速度からタービンの回転子温度を導き
    出し、 タービンの回転子温度から要求シュラウド温度を計算し
    、 その後、安定化温度からの測定された回転子温度の偏差
    を確認し、安定化温度に対する要求シュラウド温度を確
    認し、前記要求シュラウド温度を前記偏差に基づいて修
    正することによって、支援要求シュラウド温度を計算す
    る工程を含む方法。 18、ガスタービン機関のタービンの先端すき間を制御
    する方法に於て、 タービンの回転子速度からタービンの回転子温度を導き
    出し、 タービンの回転子温度から要求シュラウド温度を計算し
    、 その後、機関が過渡状態にあるかどうかを確認して、そ
    れに応答して過渡状態信号を発生し、過渡状態信号に応
    答して、相異なる回転子温度に対する要求シュラウド温
    度を確認し、該要求シュラウド温度の補間により、第1
    の支援要求シュラウド温度を導き出すことによって、第
    1の支援要求シュラウド温度を計算する工程を含む方法
    。 19、ガスタービン機関のタービン・シュラウドに対す
    る能動すき間制御を支援する方法に於て、基準温度で運
    転されるタービン回転子に必要な支援シュラウド温度を
    計算し、 基準温度からの実際の回転子温度の推測偏差に基づいて
    前記シュラウド温度を修正する工程を含む方法。 20、ガスタービン機関の制御装置に使うタービン回転
    子温度を計算する方法に於て、 タービンの回転速度を測定し、 タービンの温度及び回転速度を各対が含む様なデータの
    対のスケジュールを管理し、 現在の回転速度と対になるタービン温度を表わす中間信
    号(HPRTEMP)を記憶し、 タービン速度が変化した時、HPRTEMPによって変
    化の大きさと方向を示す様にし、 タービン速度の変化の後、HPRTEMPを制御された
    速度で、定常状態の動作を表わす値に復帰させる工程を
    含む方法。 21、ガスタービン機関のシュラウドのすき間を制御す
    る方法に於て、 定常状態の回転子温度からの実際の回転子温度の偏差を
    計算し、 定常状態のシュラウド温度からのシュラウド温度の偏差
    を計算し、 最初に記載した偏差を用いて要求シュラウド温度を計算
    する工程を含む方法。 22、要求シュラウド温度を計算する工程が、低温の回
    転子に対する要求シュラウド温度と、前記偏差に基づい
    て、定常状態の温度に於ける回転子に対する要求シュラ
    ウド温度との間の補間を行なうことを含む請求項21記
    載の方法。 23、ガスタービン機関のタービン回転子とシュラウド
    の間のすき間を制御する方法に於て、定常状態の値から
    の回転子温度の測定された偏差に対応する、定常状態の
    値からのシュラウド温度の偏差を計算する工程を含む方
    法。 24、ガスタービン機関のシュラウドとタービン羽根の
    間のすき間を制御する能動すき間制御装置に於て、支援
    要求シュラウド温度を計算する装置を有する能動すき間
    制御装置。 25、ガスタービン機関のタービン羽根とシュラウドの
    間のすき間を制御する装置に於て、基準からの推測によ
    るタービンの回転子温度の偏差に基づいて、要求シュラ
    ウド温度を計算する支援装置を有する装置。 26、ガスタービン機関のタービンに対する能動すき間
    制御装置に於て、 回転子速度から回転子温度を推測する手段と、回転子温
    度に応答して要求シュラウド温度を計算する手段とを有
    する能動すき間制御装置。 27、ガスタービン機関のタービンに対する能動すき間
    制御装置に於て、 定常状態の値からの回転子温度の偏差を検出する手段と
    、 該偏差に基づいて、要求シュラウド温度を計算する手段
    とを有する能動すき間制御装置。 28、ガスタービンに対する能動すき間制御装置に於て
    、 回転子速度の変化を検出する手段と、 それに応答して要求シュラウド温度を計算する手段とを
    有する能動すき間制御装置。 29、要求シュラウド温度に応答してシュラウド温度を
    修正する手段を有する請求項28記載の能動すき間制御
    装置。 30、ガスタービン機関に対する能動すき間制御装置に
    於て、 何れも回転子速度に関連する定常状態の回転子温度のデ
    ータベースと、 定常状態の温度からの回転子温度の偏差を推測する手段
    と、 該偏差に応答して要求シュラウド温度を計算する手段と
    を有する能動すき間制御装置。 31、ガスタービン機関のタービン・シュラウドに対す
    る能動すき間制御装置に用いる支援装置に於て、 基準運転状態で必要なシュラウド温度を示すスケジュー
    ルと、 基準運転状態からの非基準運転状態の偏差に基づいて、
    スケジュールからの補外により、非基準状態で必要なシ
    ュラウド温度を推測する手段とを有する支援装置。 32、ガスタービン機関のタービン・シュラウドに対す
    る能動すき間制御装置に用いる支援装置に於て、 定常状態の運転状態で夫々のタービン速度に必要なシュ
    ラウド温度を示すスケジュールと、定常状態の状態から
    の運転状態の偏差に基づいて、スケジュールにある1つ
    のシュラウド温度を修正する手段とを有する支援装置。 33、ガスタービン機関のタービン回転子とシュラウド
    の間のすき間を制御する制御装置に於て、回転子温度を
    表わす信号(HPRTEMP)を発生する温度計算手段
    と、 HPRTEMPに応答して要求シュラウド温度を表わす
    信号(TCDMD)を発生するシュラウド要求手段と、 機関の圧縮機段から第1の低温の空気を抽出する手段と
    、 機関の異なる圧縮機段から第1の温度より高い第2の温
    度の空気を抽出する手段と、 抽出空気をシュラウドに送出すダクト手段と、シュラウ
    ドに加えられる低温空気及び高温空気の相対的な量を制
    御する弁手段とを有する制御装置。 34、温度計算手段が測定された回転子速度からHPR
    TEMPを導き出す請求項33記載の制御装置。 35、更に温度計算手段が、回転子速度を含む、測定さ
    れた変数の群からHPRTEMPを推測する機関性能モ
    デルを有する請求項33記載の制御装置。 36、シュラウド要求手段が、低温回転子に対するシュ
    ラウド温度と安定化温度にある回転子に対するシュラウ
    ド温度の補間により、TCDMDを導き出す請求項33
    記載の制御装置。 37、シュラウド要求手段が、相異なる速度に於ける低
    温回転子に対する補正シュラウド温度のスケジュールと
    、安定化温度にある回転子に対する補正シュラウド温度
    のスケジュールとの間の補間を行なう手段を有し、補正
    温度が選ばれた圧縮機段の温度に基づいて補正されてい
    る請求項33記載の制御装置。 38、弁手段が、 低温空気を受取る第1の入口室と、 高温空気を受取る第2の入口室と、 出口室と、 第1の入口室を出口室と接続する第1の開口と、第2の
    入口室を出口室と接続する第2の開口と、ポペット手段
    とで構成されており、該ポペット手段は、両方の開口を
    閉塞すること、第1の開口を完全に閉塞すると共に、第
    2の開口を第1の予定の程度に閉塞すること、第1の開
    口を完全に閉塞すると共に、第2の開口を更に大きい予
    定の第2の程度に閉塞すること、両方の開口を夫々予定
    の程度に部分的に閉塞すること、第2の開口を完全に閉
    塞すると共に、第1の開口を予定量だけ制限すること、
    及びTCDMDに応答して計算された量だけ、両方の開
    口を部分的に閉塞することを選択的に行なう請求項33
    記載の制御装置。 39、弁手段を制御する比例−積分−微分形制御器を有
    する請求項33記載の制御装置。 40、利得が、 第1の周波数より低い周波数では、利得が周波数の上昇
    と共に減少し、 前記第1の周波数と第2の周波数の間の周波数では、利
    得が略一定にとゞまり、 前記第2の周波数より高い周波数では、利得が周波数上
    昇と共に増加する様に、近似的に変化する制御システム
    を有する制御装置。 41、第1の要求シュラウド温度が正しいかどうかを確
    認する検出手段を有する請求項33記載の制御装置。 42、タービンの先端すき間を制御する1次装置に於て
    、1次装置が正しく動作していない時に使われる支援装
    置を有し、該支援装置は、 タービンが加速しているか、減速しているか或いは定常
    状態で運転されているかを確認する過渡状態検出手段と
    、 タービンが定常状態ではない時、第1の要求シュラウド
    温度を計算する手段と、 タービンが定常状態にある時、第2の要求シュラウド温
    度を計算する手段とを有する1次装置。 43、離陸の際、第1及び第2の要求シュラウド温度を
    修正する手段を有する請求項42記載の1次装置。 44、支援装置が、過渡状態の烈しさに基づいて、第1
    の要求シュラウド温度を修正する手段を有する請求項4
    2記載の1次装置。 45、過渡状態支援装置が、過渡状態の持続時間に基づ
    いて、第1の要求シュラウド温度を修正する手段を有す
    る請求項42記載の1次装置。 46、過渡状態検出手段が過渡状態の烈しさを確認する
    手段を有する請求項42記載の1次装置。 47、ガスタービン機関のタービンのすき間制御装置に
    於て、第1の支援装置及び第2の支援装置の1対の支援
    装置を有し、 第1の支援装置は、過渡状態の発生を検出して、それに
    応答して過渡状態信号を発生する検出手段と、過渡状態
    信号及び測定された回転子温度の両方に基づいて、過渡
    状態の間に必要なシュラウド温度を導き出す手段とを有
    し、 第2の支援装置は、測定された回転子温度に基づいて、
    定常状態の間に必要なシュラウド温度を導き出す手段を
    有するすき間制御装置。
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