JPH01308117A - 電力ケーブル防災布設方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 電力ケーブルの防災布設方式に関し、特に油入超高圧電
カケ−プルにおけるように、地絡時のエネルギーによっ
て油が漏洩したり漏洩した油が引火したりすることが無
いようにするための、防災布設方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、電力ケーブル特に油入型カケープルの地絡による
災害を食い止めるものとしては、■　ＦＲＰ製の防災ｌ
・ラフ内に電力ケーブルを布設し、地絡時の電力ケーブ
ルに生ずるエネルギーを閉し込めるか、或いは、同トラ
フにおいて放圧カバーを設けて当該地絡時のエネルギー
を積極的に外部に放出させるかして、地絡後のトラフ内
を酸欠状態にして地絡事故ににより流失する油への引火
を防止する方式、 ■　電力ケーブルの周上に防災テープを巻き付は地絡事
故による破壊点での破損部の飛散を防止するとともに、
ケーブル破壊口を密閉して酸素の供給を最小限にし、事
故により流失する油への冷却効果を促すとともに発火を
抑制する方式、■　ＦＲＰ製のように難燃性で強度の大
きいパイプ内に電力ケーブルを引き込み布設し、地絡事
故時のエネルギーによるケーブル破壊を最小限に食い止
め、酸欠状態にして発火を抑制する方式、等があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

■■の方式のようにＦＲＰ製のトラフ、パイプは、弾力
性に乏しいため、地絡事故時の破壊によるエネルギーが
顕著な場合には、破損の度合が大きくなり、また放圧機
構も充分な動作をせず、ために発火抑制の効果がそれ程
期待することができない。

また、■のテープ巻き付は方式では、超高圧電カケ−プ
ルの場合、地絡事故時のテープに与える破壊が顕著にな
り、ケーブル破壊口を充分に覆うことができず、防災効
果が得難い。

等の欠点があった。

本発明者等は、以上のような従来技術の問題点の原因究
明に努めた結果、電力ケーブルを覆設する防災トラフ、
パイプ、テープにおいて、地絡事故時に生ずるエネルギ
ーを吸収する機能を持っていないことを突き止めた。

本発明は、その点に鑑み、地絡事故時の発生エネルギー
を充分に吸収して防災効果を発揮することのできる、電
力ケーブル防災布設方式の提供を目的としたものである
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の上記目的を達成する手段は、電力ケーブルの周
」二に、難燃性且つ弾性を有する防災パイプを二重以」
二股り、電力ケーブルと防災パイプ及び防災パイプ相互
を離間させたことにある。

〔作用〕

上記のような防災布設方式によれば、地絡事故時に電力
ケーブルに生ずる破壊エネルギーは、先ず最内層の防災
パイプで自己の弾性により変形吸収される。当該最内層
の防災パイプにおいてエネルギーを吸収しきれずに破壊
された場合にはその上の防災パイプで自己の弾性による
変形に基づいて当該エネルギーの吸収が行われる。この
ようにエネルギーを二重以上の防災パイプによって段階
的に複数に分けて吸収されていくため、最悪の場合でも
少なくとも最外層の防災パイプにおいて所期の防災効果
を果たし得るものとなる。

〔実施例］ 添イ」図面は、本発明にかかる電ノｊケーブル防災布設
方式の好ましい一実施例を示したもので、１が超高圧Ｏ
Ｆケーブルの如き電力ケーブル、２がその電力ケーブル
１の周」二にケーブル支持台３を介して同軸配置された
、難燃性且つ弾性を有する内側防災パイプ、４がその内
側防災バイブ２の周上にスペーサ５によって同軸配置さ
れた、難燃性且つ弾性を有する外側防災パイプである。

内側防災バイブ２は、電力ケーブル１の外径よりも大き
な内径とされていて、ケーブル支持台３を介することに
よって電力ケーブル１に対し径方向に一定距離離間する
ように設けられ、外側防災パイプ４は、その外側パイプ
２の外径よりも大きな内径とされていて、スペーサ５に
よって内側防災バイブ２のに対し径方向に一定距離離間
するように設けられる。

しかして、それら内外の防災パイプ２．４は、難燃性プ
ラスチック（弾性体）或いは難燃性ゴム等の材料に製作
されたホースを用いたり、或いは当該材料からなるシー
Ｉ・を筒状に丸め、テープの側縁におりる継目を接着或
いはファスナーのような縫合手段で径方向に孔の無い筒
体とすることにより得るものである。

なお、内側防災パイプ２或いは外側防災パイプ４又はそ
れら両方に消火剤を入れておき、これにより発火抑制効
果を一層高めることができる。

このように構成する本実施例の防災構造によれば、地絡
事故により電力ケーブル１に破壊点が生した際には、そ
こからのエネルギーにより内側防災バイブ２の内圧を高
めるが、その最内側防災パイプ２は自己の弾性により当
該内圧分だけ変形して当該エネルギーの吸収が行われる
。若し、破壊エネルギーが大きくて内側防災バイブ２だ
のでは吸収しきれず、該内側防災バイブ２が破裂した場
合には、外（ｐＨ防災パイプ４において前記内側防災　
。

パイプ２と同様に自己の弾性によるエネルギーの吸収が
行われる。従って、外側防災パイプ４によってケーブル
の破壊点から漏出する油は等は外側防災バイブ４無いに
閉じ込められ、引火の危険性を排除することができ、も
って所定の防災効果を発揮することができる。

なお、以上の実施例では、防災パイプが内外二重の場合
について例示しているが、本発明はこれに限らず、通電
電圧の大きさや布設条件等に考慮して、三重それ以上に
設けてさらに地絡エネルギーの吸収及び防災効果の大き
い防災構造を得ることができる。

（発ｔ９１の効果〕 以」二説明して来たように、本発明の電力ケーブル防災
布設方式によれば、大きな地絡エネルギーに対してこれ
を充分に吸収する防災パイプにてケーブル破壊口への酸
素供給を抑制して発火の防止を図ることができる等の効
果を有し、所期の目的は充分に達成することのできるこ
の種型カケープル防災布設方式の提供ができたものであ
る。

【図面の簡単な説明】

添イ」図面は、本発明にかかる電力ケーブル防災布設方
式の一実施例を示す横断面説明図である。 図中、１は電力ケーブル、２は内側防災パイプ、３はケ
ーブル支持台、４は外側防災パイプ、５はスペーサであ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電力ケーブルの周上に、難燃性且つ弾性を有する
   防災パイプを二層以上設け、電力ケーブルと防災パイプ
   及び防災パイプ相互を離間させたことを特徴とする電力
   ケーブル防災布設方式。