JPH01305123A - 燃焼エンジン - Google Patents

燃焼エンジン

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JPH01305123A
JPH01305123A JP12812288A JP12812288A JPH01305123A JP H01305123 A JPH01305123 A JP H01305123A JP 12812288 A JP12812288 A JP 12812288A JP 12812288 A JP12812288 A JP 12812288A JP H01305123 A JPH01305123 A JP H01305123A
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JP
Japan
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valve
piston
cylinder
valves
inlet
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JP12812288A
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English (en)
Inventor
Karl Eickmann
カール・アイクマン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリンダ内で往復動するピストンが1基筒で
1回転あたり1工程する燃焼エンジンに関し、−層詳し
くは、馬力のわりにはコンパクトかつ軽量で、出力及び
効率性が高く、主として垂直離着陸飛行機等の乗物に最
適な、改良型の燃焼エンジンに関するものである。
(従来技術) この種の効率が良く信頼性の高いエンジンとして、同一
出願人の米国特許第4,546,743がある。先行技
術としてのこのエンジンは、シリンダの頭部に、空気あ
るいは燃料と空気の混合物である流体を吸入する2つの
バルブを備え、またシリンダの底部に、燃焼ガスの排気
用スロットを有し、更にターボチャージャが設けられて
いる。
ピストンが下向きストロークの動作をすると、上記排気
用スロットが一時的に開くので、このスロットを通って
燃焼し膨張したガスがシリンダから排出される。その後
、シリンダ内には、上記流体がシリンダヘッドのインレ
ットバルブから流入し、充満される。ピストンは上向き
ストロークの動作の間に排気用スロットを閉じ、流体予
圧縮してゆ〈。そして、ピストンが上死点に達すると。
流体は圧縮されているので点火によって燃焼及び膨張が
開始、継続される。燃焼と膨張によってピストンが駆動
され、ピストンは上死点から下死点へと動作ストローク
あるいは仕事ストローク分、移動する。最後にピストン
が上記排気用スロットを開け、用済みのガスを排気用ス
ロットから排出させる。この一連の動作が完了すると、
クランクシャフトの次の回転を行うべくト記した全サイ
クルが繰返される。
(目的) 本発明の目的は、乗物、殊に離陸後は翼によって水平飛
行する垂直離着陸飛行機のための満足のゆく性能と出力
を発揮する乗物駆動用エンジンであって、単位出力あた
りの重量が最も軽量かつコンパクトで、強力かつ信頼性
の高いエンジンを提供することにある。
即ち、本発明は、飛行機に用いられた場合、翼による飛
行の際には最大出力の1/2あるいはl/3より少ない
出力で経済的に操縦でき、垂直離着陸の際には短時間で
高出力を達成できるエンジンを提供することを第1の目
的とする。
本発明の第2の目的は、前記先行米国特許のエンジンを
改良し、重量を軽減しつつも出力性能をかなりの程度高
めることにある。
本発明の第3の目的は、燃料粒子がそのまま排出される
のを防ぐことにある。
本発明の第4の目的は、インレットバルブの近傍にデッ
ドスペースや燃料混合スペースが存在しないようにする
ことにある。
本発明の第5の目的は、シリンダヘッドにある少なくと
も2個のインレットバルブを順に異なるタイミングで開
閉させ、そのうちの1つのバルブは排気口がまだ開いて
いるときにシリンダ内に空気を流入させて掃気を行わせ
る一方、もう1つのバルブは排気口が閉じられたときに
開かれ、ローダあるいはターボチャージャで予圧された
空気あるいは空気と燃料の混合物をシリンダ内に送り込
むようにするエンジンを提供することにある。
本発明の第6の目的は、クランクシャフトハウジングの
容積が変化することを利用して空気を予め圧縮し、これ
をシリンダヘッドにある上記した第1のバルブに導くよ
うにする点にある。
上記第6の目的に関連して、クランクシャフトハウジン
グから第1のバルブへと至る、充分に大きな断面積を持
った適当に短い流路を設ける点も本発明の重要な目的で
ある。この点に関しては、クランクシャフトハウジング
に近接した流路中に一方向逆止弁を設け、流体がクラン
クシャフト内に逆流するのも防止することも重要である
本発明の更に重要な目的は、上記した目的、あるいは上
記目的を総合して、望み得る最大の出力と信頼性を達成
するためのエンジンを提供することにある。
(目的を達成するための手段) 本発明はト記した目的を達成するために、シリンダと、
このシリンダ内で往復動するピストンと、上記シリンダ
上端のヘッドカバーとの間に、上記ピストンの往復動に
よって周期的に容積が増減される燃焼室を形成し、上記
ヘッドカバーには閉止可能な流体吸入手段を設け、また
上記シリンダの下部には、流体をヘッドカバーからシリ
ンダ内に流入させるためにピストンがストロークの下方
に位置する間に開閉される排出スロットを設け。
上記流体は、ピストンがそのストロークの下方にある間
にシリンダを通って排出スロットから外部へと流出する
一方、ピストンがそのストローク中の主及び上方にある
間に、クランクシャフトにコネクティングロッドを介し
て連結された上記ピストンによフて圧縮、燃焼、膨張が
行なわれ、上記クランクシャフトのハウジングには、通
過し、圧縮される空気の吸入口と排出口とが設けられ、
上記シリンダの排出スロットはローダの入口に連通され
、上記ローダの出口はヘッドカバーの前記吸入手段の一
部に連通されている、燃焼エンジンにおいて、前記ハウ
ジングの排出口から前記ヘッドカバーの吸入手段の一部
へと流路が連通し、この流路のハウジングに近接した位
置には一方向逆止弁が設けられ、前記ヘッドカバーの吸
入手段は2つの独立操作可能なバルブを備え、第1のイ
ンレットバルブには上記流路が連通し、第2のインレッ
トバルブには前記ローダの出口が連通しており、上記独
立操作可能な両バルブは、前記クランクシャフトの回転
角に依存して動作するアクチュエータを有し、前記燃焼
室の上端にはこれらのバルブと対応する弁座が設けられ
、また、上記第1のインレットバルブは、ピストンがハ
ウジングから燃焼室へと空気を流入させるため前記排出
スロットを開く位置で開けられ、一方、上記第2の独立
操作可能なバルブは、予圧流体を上記ローダから上記燃
焼室へと流入させるために排出スロットがピストンによ
って閉じられた後、ピストンがそのストロークの下方位
置にあるときに開閉動作し、更に、上記クランクシャフ
トの1回転毎にシリンダ内での1工程が行われる点に特
徴を有するものである。
(実施例) 以下、本発明を図示した実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係るエンジンの断面図を示
し、この図において、ピストン2はシリンダ43とヘッ
ドカバー44とで形成される燃焼室1内で往復動する。
ピストン1は、軸受けあるいはビン42によってコネク
ティングロッド4に連結され、このロッド4を介してク
ランクシャフトハウジング(クランクケース)14内に
支承されたクランクシャフト5の偏心軸受6に連結され
ている。図中符号35は燃料の添加あるいは噴射の手段
を示す。シリンダ43は冷却スペース9を備える。
図中符号51と52はインレットバルブで、バルブヘッ
ド18.19と、これに対応してヘッドカバー44に形
成された弁%j26.27と、ヘッドカバー44内を往
復動する弁軸28を備える。
ヘッドカバー44にも冷却スペース10.11が設けら
れる。ピストンリング8はシリンダ43の内面3に添う
ようにしてシール作用をする。
以上の構成は、従来技術においても一般的に知られた構
成である。本出願人の航記先行米国特許には、ヘッドカ
バーに2個以上のバルブが設けられる点、シリンダ下部
に排気スロットを設け、ピストンがこのスロットを覆う
ようにして通過するときにスロットが開閉される技術が
開示されている。
第1図において、図中符号12は排気スロットである。
上記インレットバルブ51.52は、カム22.23を
有するカムシャフト20.21の回転によって動作され
る。排気流路32は、排気口13とターボチャージャ3
3のタービンとを連通し、流路34は、ターボチャージ
ャ33とインレットバルブ52とを連通ずる。
クランクシャフトハウジング14は、内部空間と、吸入
バルブ45と、送気バルブ16とを備える。これらのバ
ルブ45.16には、例えばスプリング37を装着する
ようにしても良い。送気バルブ16はクランクケース1
4に隣接した箇所に設ける。これによってクランクケー
ス室内17のデッドスペースをなくすことができる。
また送気バルブ16によって、クランクケース室17と
送気流路15の連通が遮弊される。送気流路15は、圧
縮流体、例えば圧縮空気をクランクケース室7からヘッ
ドカバー44の第1のインレットバルブ51へと移送す
る。送気流路16には望ましくはレギュレータあるいは
安全弁39を設ける。このような安全弁39にはスプリ
ング40を装着し、ピンあるいはピストン41によって
その反力を調整すると良い。
ヘッドカバーに少なくとも2個のインレットバルブ18
.19を設ける点は、本発明では重要な構成である。こ
れらのバルブ18.19は、先ず、第1のインレットバ
ルブが開かれ、その後、第2のインレットバルブが開か
れるようにして1両名の動作時間に差を設ける。これら
のバルブの開閉を行わせるため、燃焼室1に近接して開
閉手段が配設される。第1のインレットバルブと第2の
インレットバルブとの間には隔壁あるいは本体部を配設
し、両バルブを通過する流体の導通するのを防ぐ。これ
によって両バルブを通る流体相互の導通あるいは混合防
止が保証され、過剰なデッドスペースによる容積損失を
防ぐ。
角度24は、第2のインレットバルブ52のカム23が
第1のインレットバルブ51のカム22よりも角度24
だけ遅れて開くことを意味している。尚、後述する第2
図及び第3図の実施例では、第2のバルブ301は、第
1のバルブ103に比べて位相遅れを生じる。第1及び
第2のインレットバルブ51.52は、それぞれ複数づ
つを配設するようにしても良い。
カム軸20.21は重量を軽減するために中空管としで
ある。また、バルブ16の下の流路15はバルブ16が
自重のみで閉じ易い形状にしである。一方向逆止弁をク
ランクシャフトハウジング14の内部スペースに更に近
接させ、バルブ16の下側の流路を無ズするようにする
と一層効果的である。ただ、その場合にはバルブ16を
閉じるためにスプリングを介装させる必要がある。クラ
ンクシャフトケース14の上部にはシリンダ43があり
、クランクシャフトハウジング内にはバルブ16を正確
に縦方向に配設する充分なスペースかないと考えられる
からである。出力が増すに従って、熱の発生量も増大す
るから、液体冷却室9.10のような有効な冷却手段を
シリンダ43及びヘッドカバー44に設けると良い。弁
座26゜27に嵌まり込むインレットバルブ51.52
の頭部18.19表面は、平らで、ピストン2の上端面
と平行になるような角度に配設され、これによって燃料
の高い圧縮比を可能とする。バルブの上記頭部18.1
9の表面は燃焼室lと直接境いを接し、デッドスペース
を減少あるいは完全になくしである。
尚、クランクケース室のインレットバルブのa「面にエ
アフィルタ38を設けても良い。
本発明の作用を次に述へる。
ピストン2がL向きストロークの間はクランクケース室
14の容積が増加する。この場合、流路15からクラン
クケース室14に空気が入るのを防ぐために、クランク
ケース室14と近接した位置に送気バルブ16を設ける
ことが重要である。
クランクケース室」4の容積が増加すると負圧(クラン
クケースの外側の大気圧に対して)を生じる。その結果
、クランクケース室14の吸入バルブ45が開き、空気
がクランクケース室内に流入する。
ピストン2が下向きストロークを開始すると5クランク
ケース室14の吸入バルブ45が閉じ、今度はクランク
ケース室の容積が減少するので、クランクケース室内の
空気は圧縮される。このようにして、クランクケース室
内に発生した圧力によって送気バルブ16が開き、圧縮
空気を送気路15へと送り込む。
ピストン2のf死点において、クランクケース14の送
気バルブ16は閉じ、圧縮空気は流路15内に保持され
る。これによって、流体が流路15からクランクケース
室14内に逆流しなくなるピストン2の下向きストロー
ク、即ち燃焼室あの膨張工程の間に、ピストン先端部は
排気スロット12を通過し、これを開く。排気スロット
12が開かれたとき、シリンダ43中のガスは、なお散
気圧を保りているために、排気スロット12を介して流
路13,32を通り、ターボチャージャ33のタービン
を駆動させ、夕〜ボローダ33のタービン及びローダを
回転させる。
短時間の急速な排気の後、第1のインレットバルブ51
が開くと、送気流路15からの空気が燃焼室に流れ込む
。燃料が混合されていないこの純粋な空気の流れは、用
済みのガスの残留物を燃焼室から除去するフラッシング
(フラッシング)流れとなる。尚、第3図に示すように
、このフラッシング流れあるいは掃気流は、第2のター
ボローダ67からの空気流によって補助するようにして
も良い。また、この流れはついでにエンジンの所定箇所
に導かわて冷却作用を果たすようにしても良い。こうし
た冷却作用については、第3図の冷却スペース150.
77と冷却リブ99を参考にすることができる。フラッ
シング作用が終了すると、燃焼室には使用済みのガスが
全くなくなり、新しい空気が充満する。その後、ピスト
ン2か上方に動いて排気スロット12を閉じると、第1
のインレットバルブ51か閉じ、第2のインレットバル
ブ52が開く。その結果、圧縮流体がタービン式ローダ
あるいは他のローダから上記第2のインレットバルブ5
2に向けて流れ、これらのバルブ52を通過する。従っ
て、この第2の流れが燃焼室1に流れ込み、予め比較的
高く圧縮した流体によって満たされる。この場合、燃焼
室には約0.5から2.5気圧の範囲の予圧力がかかる
こととなる。内圧力の効果はターボチャージャエンジン
で良く知られているところであり、高圧で運転するので
、エンジンは非常に増大した出力を得る。ピストンの上
向きストロークの間、この流体は点火圧に向けてより一
層圧縮される。もし、第2の流れがローダに結合してい
る気化器からの空気あるいは空気と燃料との混合物によ
るものであるとすると、点火手段35によって点火され
ることとなる。しかし、もし、第2の流れがローダから
の圧縮空気であったとすると、燃料は今度は噴射1段3
5を介して噴射されることとなる。これらの場合、装填
流体の燃焼はピストンが殆ど上死点に近い位置にあると
きに始まり、点火された流体は、燃焼により圧力が一層
高(なり、その圧力によ)て膨張工程あるいは仕事工程
を行う。ピストンの下向きストロークによって得られた
仕事は、コネクティングロッドを介してクランク軸に伝
えられる。
流体の掃気流れと装填流れとを明確に分離することによ
7て、ローダから圧縮装填された空気の損失を防ぎ、燃
料粒子が燃焼室から流出するのを防止できる。そして、
このエンジンは、ターボチャージャを取付けた2サイク
ルエンジンの出力に基づいているにも拘らず、殆ど4サ
イクルエンジンに相当する性能を得る。但し、普通のオ
ートバイの2サイクルエンジンではターボチャージャを
有効釘使用できないことに注意すべきである。ローダか
らの圧縮空気は、普通のオートバイの場合、モーターバ
イクエンジンの流路を通過するだけで、燃焼室予圧縮流
体によって満たすことがないからである。ターボチャー
ジャの仕事は全て消失される。もし、ローダが気化器と
結合しているならば、燃料も消失されることとなる。
上記実施例のエンジンでは、2サイクルエンジンの出力
がほぼ2倍になる。これを複式ピストンエンジンに用い
れば、出力は略3倍あるいは4倍となる。例えば競争用
オートバイの250CCエンジンは現在約45馬力であ
るが、上記エンジンを使用することにより、重量を余り
増加することなく約90馬力となる。複式ピストンの場
合には、同一寸法のピストン及びストロークでも、50
0CCとなるから、150〜180馬力の出力となるで
あろう。簡単に言えば、このエンジンは、トルネート戦
闘機の付属ガスタービンと同じ重量、同じ出力をもたら
す見込みがある。
本発明がその目的を達成するためには、特に、フラッシ
ング流れと装填流れとを完全に分離すること、流路(例
えば符号14.Zoo)からクランクケースハウジング
への逆流を防ぐこと、燃焼室に隣接した位置にバルブヘ
ッドが位置するようにバルブを配設することなどが重要
である。
第2図乃至第5図は本発明の他の実施例に係るエンジン
を示しており、基本的な流体の流れとその作用は上記し
た実施例と同様である。
第2図及び第3図において、2!2はシリンダ、211
は燃焼室、219はピストン、44はコネクティングロ
ッド、44はクランクシャフト。
45は偏心軸受、103はヘッドカバーに設けられた第
1のインレットバルブ、301は第2のインレットバル
ブ、111は排気スロット、208.104排気流路、
66はターボローダ、241は送気バルブ、100は送
気通路、246は吸入口、240は吸入バルブ、214
は冷却フィン、181は排気口である。
第2図及び第5図には、符号111によ−1て示された
排気スロットから、排気口181と連通ずる排気集合室
222にどのようにしてガスが流れ込むかを示しである
。排気スロット111は、第4図に示すように縦方向傾
きを変えるようにしても良い。
また、この実施例ではインレットバルブは回転あるいは
回動形式のものが採用されている。この場合、バルブは
クランクシャフトからの共通の電動手段によって駆動さ
れる。そして、ヘッドカバーにあるインレットバルブは
、クランクシャフトの回転角度αに依存して開閉する。
更に、吸入バルブ240と、送気バルブ241によって
、クランクケース室と送気流路100の連通が遮弊され
ている。
また、第2図及び第3図において、円筒形の回動バルブ
あるいは回転バルブと燃焼室との連通路117.217
は非常に短くしてあり、これによって燃料噴射形式のエ
ンジンのデッドスペースを無(し、高い圧縮比が得れら
るようにしである。
第2図及び第3図に示されたバルブは、内側に冷却空間
151を有し、ここには冷却用水が流される。これらの
バルブは通路401を有し、バルブが開いたときには、
この通路401が燃焼室1゜211と連通して、第1及
び第2の流れが流入する。また、これらのインレットバ
ルブが、回転あるいは回動されて閉じられると、通路4
01と燃焼室との連通ようにしても良い。また、この流
れはついでにエンジンの所定箇所に導かれて冷却作用を
果たすようにしても良い。こうした冷却作用については
、第3図の冷却スペース150.77と冷却リブ99を
参考にすることができる。
第3図は、第2図の実施例においてその全ての構成を示
す断面図で、ターボ系が覆数の流れを供給できることを
示すのにも役立つ。即ち、そのうちの1つの流れは前記
した第1の流れ、つまりフラッシング流れにし、もう1
つの流れは第2の流れ、つまり装填流れとすることがで
き、また、これ以外の流れは冷却用として利用すること
ができる。
送気通路100は、図示しないが、直径を拡げて相当大
きな容積を持つように形成することもできる。これは=
方向逆止弁241が閉じた後、フラッシング流れのイン
レットバルブ103が開くまでの間、クランクシャフト
ハウジング43からの予圧空気を貯蔵しておいて送気通
路100予圧縮空気のアキュムレータとして利用するた
めである。図において、120はクランクシャフト45
の釣り合いおもりである。
第6図および第7図は複式ピストンエンジンのシリンダ
カバーに本発明に係る第1のインレットバルブ及び第2
のインレットバルブを別々に作用するよう配置した実施
例を示すものである。
第6図と第7図の主な相違は、インレットバルブの位置
にあり、第6図ではそれぞれのシリンダのシャフト方向
の内側端にある。排気スロットは、すべて各シリンダの
インレットバルブの反対側の端に置いている。両バルブ
の開閉方法は原則として前記実施例の場合と同様である
から第6図および第7図では繰り返さない。
第6図および第7図においてシリンダ301゜351.
361は、それぞれ第1燃焼室302゜352及び第2
燃焼室303,353を備える。
これらの燃焼室302,303,352.353の容積
は往復ピストンによって周期的に変化する。各エンジン
は2個のピストン304,305もしく354,355
を有し、それらは中実軸あるいは中央部分308,35
7で相互に結合されている。第6図に示すように、ピス
トン304.305の端にはピストンシャフト307,
319を付けることができるので、例えばこれを動力手
段とそのまま結合できる。第7図の実施例では、シャフ
ト受358,359にクランクシャフトのコネクティン
グロッドに連結できる。クランクシャフトハウジングに
連結し易いようにシリンダには座318(第6図)を設
けてもよい。第6図のピストン304,305は、複式
ピストンとしての重さを減らすために中空にして内部空
間309が形成されている。
第6図ではシリンダ301のシャフト方向の端にシリン
ダヘッドカバー316,317が形成されているが、第
7図ではシリンダヘッドカバーはシリンダ351.36
1の中間部分362によっ形成されている。第1及び第
2のインレットバルブは上記シリンダへ9ドカバーの部
分316,317.362に配設され、各バルブに付属
している通路314がシリンダ301,351,361
中のそれぞれの燃焼室302,303,352゜353
に対してバルブの開閉を行う。第6図では、フラッシン
グ流れ用の第1のインレットバルブを310および31
2によって、また装填流れあるいはターボチャージ流れ
用の第2のインレットバルブを311,313によって
示しである。第7図では、第1の流れあるいはフラッシ
ング流れ川の第1インレツトパルプを371,373で
示し第2の流れ、装填流れあるいはターボチャージ流れ
用の第2インレツトバルブを372および374で示し
である。第7図における第1のバルブ371.373は
、通路(前記実施例での符号15、too)からの共通
の流入路364を、また第2のバルブ372.374は
、ローダあるいはターボチャージャからの共通の流入路
363をそれぞれ有する。これらの流入路363,36
4は、流路365,367.366および368に分岐
してそれぞれの燃焼室352,353に入る。
第6図および第7図に関する他の構成は、特に記載しな
い限り、前記した実施例と同様である。
(効果) 以ト述べたように本発明によれば、シリンダの下部に排
気スロットを、またヘッドカバーに独立操作可能な2つ
の吸気手段を備え、両吸気手段に至る流体の流路が相互
に完全に分離され、両吸気手段のうち一方の吸気手段を
介してフラッシング流れを燃焼室に送り込み、こp吸気
手段が閉じ、かつ排気スロットが閉じているときに他方
の吸気手段が開放されて予圧流体を燃焼室へと流入させ
るようにしであるので、燃焼室内へと送り込まれる流体
あるいは燃料粒子の損失を極力減少させるか、あるいは
完全に防止でき、軽量でありながら、高出力で信頼性の
高い燃焼エンジンを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るエンジンの縦断面図、
第2図及び第3図は本発明の他の実施例に係るエンジン
の断面図、第4図及び第5図はそれぞれ第2図の■−■
線断面図と■−■線断面図、6図及び第7図はそれぞれ
本発明の更に別の実施例に係るエンジンのインレットパ
ルプ部分を示す断面図である。 手−続ネ市正古(方式) 昭和63年9月、、>p [」

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、シリンダと、このシリンダ内で往復動するピス
    トンと、上記シリンダ上端のヘッドカ バーとの間に、上記ピストンの往復動によって周期的に
    容積が増減される燃焼室を形成 し、 上記ヘッドカバーには閉止可能な流体吸入 手段を設け、 また上記シリンダの下部には、流体をヘッ ドカバーからシリンダ内に流入させるためにピストンが
    ストロークの下方に位置する間に開閉される排出スロッ
    トを設け、 上記流体は、ピストンがそのストロークの 下方にある間にシリンダを通って排出スロットから外部
    へと流出する一方、ピストンがそのストローク中の主及
    び上方にある間に、クランクシャフトにコネクティング
    ロッドを介して連結された上記ピストンによって圧縮、
    燃焼、膨張が行なわれ、 上記クランクシャフトのハウジングには、 通過し、圧縮される空気の吸入口と排出口とが設けられ
    、 上記シリンダの排出スロットはローダの入 口に連通され、上記ローダの出口はヘッドカバーの前記
    吸入手段の一部に連通されてい る、 燃焼エンジンであって、 前記ハウジングの排出口から前記ヘッドカ バーの吸入手段の一部へと流路が連通し、 この流路のハウジングに近接した位置には一方向逆止弁
    が設けられ、 前記ヘッドカバーの吸入手段は2つの独立操作可能なバ
    ルブを備え、第1のインレットバルブには上記流路が連
    通し、第2のインレットバルブには前記ローダの出口が
    連通しており、上記独立操作可能な両バルブは、前記ク
    ランクシャフトの回転角に依存して動作するアクチュエ
    ータを有し、前記燃焼室の上端にはこれらのバルブと対
    応する弁座が設けられ、 また、上記第1のインレットバルブは、ピストンがハウ
    ジングから燃焼室へと空気を流入させるため前記排出ス
    ロットを開く位置で開けられ、一方、上記第2の独立操
    作可能なバルブは、予圧流体を上記ローダから上記燃焼
    室へと流入させるために排出スロットがピストンによっ
    て閉じられた後、ピストンがそのストロークの下方位置
    にあるときに開閉動作し、 更に、上記クランクシャフトの1回転毎にシリンダ内で
    の1工程が行われる、 ことを特徴とする燃焼エンジン。
  2. (2)、前記独立操作可能なバルブは、それぞれのバル
    ブが往復動するための案内用弁軸と、上記ヘッドカバー
    の各弁座に閉じられるバルブヘッドとを有する往復動バ
    ルブであり、 また、上記バルブの周囲に、上記第1及び第2の独立操
    作バルブに向けて流入し、かつ通過する流体の流れを分
    離するための密閉した壁部が設けられていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の燃焼エンジン。
  3. (3)、前記第1及び第2の独立操作バルブは、基本的
    には長手方向軸の周囲を回転する円筒体で、それぞれ燃
    焼室に対して当該バルブを開閉するための通路を有し、
    かつ、第1及び第2の独立操作バルブに向け及びこれら
    を通過して流れる流体を分離するために、当該バルブの
    周囲空間に密閉壁部が設けられていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の燃焼エンジン。
  4. (4)、前記バルブを備えた複式ピストンエンジンであ
    って、第1及び第2のバルブが第1のシリンダ及び第2
    のシリンダにそれぞれ個別に設けられていることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項記載の燃焼エンジン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017019758A1 (en) * 2015-07-27 2017-02-02 Carleton Life Support Systems, Inc. Sealed cavity compressor to reduce contaminant induction

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WO2017019758A1 (en) * 2015-07-27 2017-02-02 Carleton Life Support Systems, Inc. Sealed cavity compressor to reduce contaminant induction

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